JPH0440411Y2 - - Google Patents

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JPH0440411Y2
JPH0440411Y2 JP1983074342U JP7434283U JPH0440411Y2 JP H0440411 Y2 JPH0440411 Y2 JP H0440411Y2 JP 1983074342 U JP1983074342 U JP 1983074342U JP 7434283 U JP7434283 U JP 7434283U JP H0440411 Y2 JPH0440411 Y2 JP H0440411Y2
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JP
Japan
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spool
port
control valve
auxiliary control
pressure oil
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JP1983074342U
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JPS59178008U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は農用トラクターの後部の三点リンク式
の作業機装着装置にリフトアームで昇降自在に取
り付ける作業機以外に、他の油圧シリンダーを使
つて作業をする必要があるものの為に補助コント
ロールバルブを設け、ここからリフトアーム用の
圧油をカツトオフして利用し、種々の作業を可能
にしようとする場合の為の補助コントロールバル
ブの構造に関するものである。
(ロ) 従来技術 従来から、トラクターの油圧装置に補助コント
ロールバルブを設ける技術は公知とされているの
である。
例えば実開昭56−43305号公報に記載の技術の
如くである。
(ハ) 考案が解決すべき課題 大形の農用トラクターとなると装着される作業
機も多種多様である。例えばポテトプランターや
フロントローダーやフロントドーザーやポテトデ
イガーや噴霧装置、その他牧草機械等である。
これらの大形の作業機はリフトアームによる昇
降以外に、各種の油圧シリンダーを持つている場
合が多いのである。これらの油圧シリンダーを動
かす為にはリフトアーム以外の油圧取出装置が必
要であり、油圧取出口と補助コントロールバルブ
が装着されてここから作業機付属の油圧シリンダ
ーへ制御された圧油を送つているのである。
しかし、作業機の油圧シンリンダーは複動形も
あれば、単動形もあり、どちらと決めてしまうこ
とが出来ないのである。この為にどちらも可能な
兼用のコントロールバルブを設けて対応している
のである。
又、複動形の油圧シリンダーの場合には、油圧
シリンダーが水平に近い方向に配置されているの
で、重力による急降下ということはあり得ない
が、単動式のシリンダーの場合には降下を重力に
頼つているので往々にして作業機を急降下させて
しまい、人身事故となつたり、機体破損事故とな
つていたのである。
本考案ではこれらの不具合いを解消すべく、単
動式として利用する場合には特別に下降方向に絞
りを介装して、特にオペレーターが操作レバーに
てその操作を行えば作業機は自由に絞り降下する
ことが可能としたものである。
(ニ) 課題を解決する手段 本考案の解決すべき課題は以上の如くであり、
次に該課題を解決する手段を説明する。
油圧ケースの壁面にリフトアーム昇降用の圧油
をカツトオフして使用する外部作業機用の複動形
補助コントロールバルブを設け、吐出口の一方を
閉じることにより単動シリンダー用としても使用
可能とし、複動シリンダー用として使用する場合
に、常時中立位置にスプールを戻すべく中立付勢
スプリング27を介装し、該中立付勢スプリング
27の付勢力による戻りを阻止する突起部bと、
該突起部bを越えるデテントボール18をスプー
ルの摺動部に設け、該突起部bを越えたスプール
の位置をフロート状態とし、フロート状態のスプ
ールを偏在させた場合で、単動用シリンダーとし
て使用する場合にのみ下降時に絞り効果が発生す
る絞り用の段部aをタンクポートとの間に介装し
たものである。
(ホ) 実施例 本考案の解決すべき課題及び解決する手段は以
上の如くであり、次に添付の図面に示した実施例
の構成を説明する。
第1図は農用トラクターの油圧装置の右側面
図、第2図・第3図・第4図は補助コントロール
バルブの上面図・側面断面図・上面断面図・第5
図は補助コントロールバルブの回路図、第6図は
Aポートへの圧油流入状態の図面、第7図は中立
状態の図面、第8図はBポートへの圧油流入状態
の図面、第9図はフローテイング状態の図面であ
る。
第1図において、農用トラクターのミツシヨン
ケース又はリアアクスルケース上に油圧ケース1
を載置し、該油圧ケース1の上面加工面上にドラ
フトスプリングケース2を載置固定している。油
圧ケース1の前部にシリンダーヘツド4を固設
し、後部にはドラフトコントロールの為のトツプ
リンクヒツチを回動自在に枢支している。
そして、農用トラクターのエンジンに固設され
た油圧ポンプより圧油が圧油口23へ送られ、リ
リーフ弁24を経て油圧ケース1内の油路に入
る。
油圧ケース1内の油路はまず補助コントロール
バルブVの取付座の方へ延設され、2個、3個と
併設された補助コントロールバルブVの中へ入
り、操作レバー6,6aによりスプール7が前後
へ摺動されて、外部取出用の圧油が制御される。
補助コントロールバルブVにて制御された圧油
が複動用の場合には、AポートとBポートから圧
油が出入りし、パイプ8,9とアダプター11,
13より作業機へパイピングにて送られる。
10はアダウター11,13を取り付ける為の
アダプター固定板であり、パイピングのもつれや
パイピングの折れによる事故を防止している。
又、単動式の場合にはBポートは閉鎖され、A
ポートのみから圧油が出入りする。
テーパーボルト12,14を外すと、ここに更
に補助コントロールバルブが増加取り付け可能と
されている。
又、補助コントロールバルブVが中立の場合
は、戻り油は一旦油圧ケース1内の油路に戻つた
後に油圧ケース1の外部パイピング5を介して、
ドラフトスプリングケース2内の油路へ送られ
る。ドラフトスプリングケース2の下面にリフト
アーム用のコントロールバルブが設けられてい
る。
このような全体構成において、補助コントロー
ルバルブVの構成は、第2図・第3図・第4図の
如くである。
スプール7の前端にはデテントケース31が付
設されており、この中をデテント軸32が前後動
している。デテント軸32はスプール7に螺装さ
れて延設されている。スプールの段部とデテント
軸の段部に前後にバネ受け29,28を係止し、
この間に中立付勢バネ27を介装し、常にスプー
ルが中立に戻るべく付勢している。
この中立付勢は複動形として利用する場合にA
ポートと中立ポートとBポートの間で中立に戻る
べく構成しており、この3つのポートの間にはデ
テント機構はなく、補助コントロールバルブVの
操作レバー6をオペレーターで手から放すとすぐ
に複動シリンダーは移動位置で停止するのであ
る。
デテントボール18,18と押しボール17、
スプリング30によるデテントが作用するのは、
フローテイング状態に切り替える場合である。
デテントボール18,18が突起部bを越える
とフローテイング状態となり、ここではデテント
ボールがあるので操作レバーから手を放しても戻
らない。
本考案の要部である単動形シリンダーの下降は
このフローテイング状態が該当し、自重により作
業機はフローテイング状態で下降してくるのであ
る。
この時に降下速度が速すぎて事故が発生するこ
とが多いので、バルブケース16のバルブ孔内に
絞り用の段部aを設けたのである。
この絞り用の段部aの位置はスプールがフロー
テイング状態のデテント位置であり、更にスプリ
ング27に抗してオペレーターが操作レバー6を
スプールの後方への方向に保持している場合に発
生する。
オペレーターが操作レバーから手を離すと、ス
プリング27の付勢力と圧油の力によりスプール
が戻されて、フローテイング状態となり急速に落
下する。
第3図・第4図において、バルブケース16の
孔19がポンプポートPであり、孔21が戻りポ
ートRである。その他に、フローテイングと絞り
状態の為のタンクポートTとAポート、Bポート
がある。Bポートは2叉になり、B1ポートとB2
ポートとなり両者は連通している。
第6図はAポートへの圧油の流入状態であり、
Pポートの圧油はAポートへ流れ、Bポートの圧
油はB2ポートよりスプール孔7a,7c,7b
を経てDポートへ逃げている。
第7図は中立状態であり、Pポートの圧油は直
接にRポートへ逃げ、Aポート、Bポート共に閉
じられている。
第8図はBポートへの圧油流入状態を示してお
り、PポートがB2ポートへ連通している。Aポ
ートはDポートへ連通している。
第9図はフローテイング状態を示しており、P
ポートはRポートよりDポートへ連通しており、
Bポート、B1ポートを介してTポートに、Aポ
ートは孔7b,7c,7aを介してTポートに連
通し、ピストンは自由に動けるようになつてい
る。この状態が単動形の場合の下げとして使われ
る。
更にこの状態からスプール7を7′の位置まで
少し動かせば、絞り部aによりタンクポートTへ
の圧油の流量が制限され、作業機の降下が遅くな
るのである。スプール7′の位置も、第9図の位
置も、第3図のデテントボール18が突起部bを
越えたフローテイング部内にあり、スプリング2
7と圧油の押す力に抗してオペレーターが操作レ
バーを押している場合にのみ絞りがきくのであ
る。
(ヘ) 考案の効果 本考案は以上の如く構成したので、次のような
効果を奏するものである。
第1に、単動用シリンダーとして使用する場合
にのみ下降時に絞り効果を発生すべく、フロート
状態のスプールを偏在させた位置でタンクポート
との間に絞り部を設けたので、別に絞り弁や絞り
弁レバーを操作することなく補助コントロールバ
ルブの操作レバーのみにて、「上げ」「下げ」と緩
速降下を行うことができるものである。
第2に、「下げ」方向へ操作レバーを回動した
その突き当たり部が絞り位置であるので、どうし
ても最初は絞り状態となり安全である。
第3に、このように構成したので、例えば作業
機としてダンプトレーラを牽引した場合におい
て、補助コントロールバルブVを使用して単動シ
リンダー用とした場合においても、絞り用の段部
aを作用させることにより、操作レバー6により
緩速下降を得ることが出来るので、ダンプ荷台の
急速下降を阻止することが出来るのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は農用トラクター油圧装置の右側面図、
第2図・第3図・第4図は補助コントロールバル
ブの上面図・側面断面図・上面断面図、第5図は
補助コントロールバルブの回路図、第6図はAポ
ートへの圧油流入状態の図面、第7図は中立状態
の図面、第8図はBポートへの圧油流入状態の図
面、第9図はフローテイング状態の図面である。 V……補助コントロールバルブ、1……油圧ケ
ース、5……リフトアーム、6……操作レバー、
7……スプール、a……絞り部、b……突起部、
18……デテントボール。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 油圧ケースの壁面にリフトアーム昇降用の圧油
    をカツトオフして使用する外部作業機用の複動形
    補助コントロールバルブを設け、吐出口の一方を
    閉じることにより単動シリンダー用としても使用
    可能とし、複動シリンダー用として使用する場合
    に、常時中立位置にスプールを戻すべく中立付勢
    スプリング27を介装し、該中立付勢スプリング
    27の付勢力による戻りを阻止する突起部bと、
    該突起部bを越えるデテントボール18をスプー
    ルの摺動部に設け、該突起部bを越えたスプール
    の位置をフロート状態とし、フロート状態のスプ
    ールを偏在させた位置で、単動用シリンダーとし
    て使用する場合にのみ下降時に絞り効果が発生す
    る絞り用の段部aをタンクポートとの間に介装し
    たことを特徴とする農用トラクターの補助コント
    ロールバルブ装置。
JP7434283U 1983-05-17 1983-05-17 農用トラクタ−の補助コントロ−ルバルブ装置 Granted JPS59178008U (ja)

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JP7434283U JPS59178008U (ja) 1983-05-17 1983-05-17 農用トラクタ−の補助コントロ−ルバルブ装置

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JP7434283U JPS59178008U (ja) 1983-05-17 1983-05-17 農用トラクタ−の補助コントロ−ルバルブ装置

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JPS59178008U JPS59178008U (ja) 1984-11-28
JPH0440411Y2 true JPH0440411Y2 (ja) 1992-09-22

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JP7434283U Granted JPS59178008U (ja) 1983-05-17 1983-05-17 農用トラクタ−の補助コントロ−ルバルブ装置

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Families Citing this family (3)

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JP4671719B2 (ja) * 2005-03-11 2011-04-20 カヤバ工業株式会社 方向制御弁
JP6731288B2 (ja) * 2016-06-13 2020-07-29 Kybエンジニアリングアンドサービス株式会社 切換弁および薪割装置
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5643305B2 (ja) * 1977-08-24 1981-10-12

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JPS5643305U (ja) * 1979-09-14 1981-04-20

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JPS5643305B2 (ja) * 1977-08-24 1981-10-12

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