JPS629758Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS629758Y2
JPS629758Y2 JP9479U JP9479U JPS629758Y2 JP S629758 Y2 JPS629758 Y2 JP S629758Y2 JP 9479 U JP9479 U JP 9479U JP 9479 U JP9479 U JP 9479U JP S629758 Y2 JPS629758 Y2 JP S629758Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
protruding piece
synthetic resin
lid plate
cover plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP9479U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS55101083U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP9479U priority Critical patent/JPS629758Y2/ja
Publication of JPS55101083U publication Critical patent/JPS55101083U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS629758Y2 publication Critical patent/JPS629758Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Casings For Electric Apparatus (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は一個もしくは複数個の回路用部品を組
合せて一体に作つた例えば雑音防止用フイルタ等
のような回路部品装置の構造に関する。
例えば雑音防止用フイルタとしては従来より、
第1図に示すように、容器1内にチヨークコイ
ル、コンデンサ、抵抗などの回路用部品2を配置
した後に、その容器1内に液状の合成樹脂3を注
入して固化させ、それから容器1の内部四隅に設
けた支持部4に接着剤5を載せ、しかる後に四隅
近傍に小さな貫通孔6を有する蓋板7を容器1の
開口部に嵌め込んで支持部4に押しつけ、その際
に接着剤5が蓋板7の貫通孔6に入り込むことも
加わり、それにより蓋板7を固着せしめて一体の
装置となしたものがある。
しかしその従来の構造では、蓋板7を固着する
のに接着剤5を必要とするとともにその接着剤5
を流し込む工程を必要とし、さらには接着剤5が
多すぎて溢れだすことによる外観不良や、少なす
ぎて接着力不足になることによる蓋板7の組付け
不良という問題がある。
したがつて本考案の目的は、この種の回路部品
装置の蓋板を接着剤を用いることなくしつかりと
組付けて一体化し、それにより組立工程を簡略化
するとともに、製品の外観不良や蓋板の組付け不
良を防止することにある。
以下第2図以降を参照しながら、本考案につき
実施例を用いて説明する。
第2図において、容器1は合成樹脂又は金属に
て作つたもので、開口部の口縁のうち一方の相対
向した二縁部には取付穴8を有する外向きの取付
板9をそれぞれ設け、かつ残りの二縁部には幾つ
かの引出し線用溝10を設けてある。また容器1
の内部四隅には支持部4を設けてある。一方、蓋
板7は容器1の開口部に嵌入しうるとともに支持
部4に押当り、それにより容器1の開口部を実質
的に塞ぐような形状および寸法を有するものであ
る。そしてこの蓋板7にはその四縁部の全てに、
下面がわに直角に突出して突出片11が一体的に
設けてある。この突出片11は蓋板7の三縁部に
設けてもよいし、また蓋板7の相対向する二縁部
にのみ設けてもよい。さらに突出片11には、こ
の蓋板7を容器1に嵌入させたときに引出し線用
溝10に対向する位置に切欠き12を設けてあ
り、かつ突出先端近傍部分には異形部、即ち、第
4図に示すように内外面の小さな凹凸13を設け
てある。
さてこの実施例の回路部品装置を組立てるに
は、先ず容器1の内部にチヨークコイル、コンデ
ンサ、抵抗などの回路用部品2を適当な結線を行
つてから配置する。このとき回路用部品2を容器
1内に直接に置いてもよく、また、ベーク板など
の別の基板の上に配列するとともに結線してから
容器1内に入れてもよい。その後に、回路用部品
2からの引出し線16を引出し線用溝10に嵌入
させてから、容器1の内部に合成樹脂(例えばエ
ポキシ樹脂系の常温硬化性難燃性樹脂)3を液状
にして注入する。液状の合成樹脂3の注入量は第
3図に断面図で示すように引出し線用溝10の直
下までに制限する。次に液状の合成樹脂3が固化
する前に、蓋板7を容器1の開口部に嵌め込み、
突出片11を液状の合成樹脂3の中に挿入させ
る。このとき蓋板7は支持部4の上端に押当るこ
とによつて定位置に保たれる。また突出片11は
容器1の側壁に対向する。このとき突出片11と
容器1の側壁との間にも液状の合成樹脂3が侵入
する。しかもここに侵入した液状の合成樹脂3
は、突出片11に小さな凹凸13が形成されてい
ることにより生じる効果的な毛管現象によつて吸
い上げられる。こうして或る時間が経過すると、
合成樹脂3が固化するため、突出片11のうち合
成樹脂3に埋没させられた部分の上述した異形
部、即ち凹凸13がその固化した合成樹脂3に係
合することとなり、その結果、合成樹脂3からの
引抜きが阻止される。しかも容器1の側壁と突出
片11との間の合成樹脂3は、毛管現象により吸
い上げられた状態で固化するため、係合面積が広
くなり、その結果、蓋板7の固定がしつかりと行
なわれる。したがつて蓋板7はしつかりとかつ体
裁よく組付けられ、一体化された回路部品装置が
得られる。
また回路用部品2としては、例示のごとき回路
部品の他にも、一般に回路素子と呼ばれるような
もの等、回路に用いられる種々の有形物品を使用
することができる。
以上実施例を用いて説明したように、本考案に
よれば接着剤および接着工数の削減は無論のこ
と、自動化が容易な組立工程になり、かつ製品の
外観不良や蓋板の組付け不良が防止され、したが
つて優れた電子部品装置を安価に提供することが
できる。さらに容器の側壁と蓋板の突出片との間
にも樹脂が毛管現象によつて吸い上げられた状態
で固化しているため、蓋板の固定は簡単な構造で
しつかりと堅固に行なわれるという利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の回路部品装置を蓋板組付け前の
状態で示した斜視図、第2図は本考案による回路
部品装置の一実施例を蓋板組付け前の状態で示し
た斜視図、第3図は蓋板組付け後の要部を示した
断面図、第4図は突出片に設けた異形部の一例を
示した要部拡大斜視図である。 1……容器、2……回路用部品、3……合成樹
脂、7……蓋板、11……突出片、13……小さ
な凹凸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一面の開口した容器と、該容器内に配置された
    回路用部品と、該容器内に充填されかつ該容器内
    で固化した樹脂と、該容器の開口に嵌め込まれた
    蓋板と、該蓋板の縁部から該容器の奥に向つて突
    出して少なくとも先端を該樹脂内に埋没させられ
    た突出片とを有し、該突出片には該樹脂に係合し
    て引抜きを阻止する小さな凹凸を設けてあること
    を特徴とする回路部品装置。
JP9479U 1979-01-08 1979-01-08 Expired JPS629758Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9479U JPS629758Y2 (ja) 1979-01-08 1979-01-08

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9479U JPS629758Y2 (ja) 1979-01-08 1979-01-08

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55101083U JPS55101083U (ja) 1980-07-14
JPS629758Y2 true JPS629758Y2 (ja) 1987-03-06

Family

ID=28801012

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9479U Expired JPS629758Y2 (ja) 1979-01-08 1979-01-08

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS629758Y2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59220954A (ja) * 1983-05-31 1984-12-12 Toshiba Corp 半導体モジユ−ル
JP2511984B2 (ja) * 1987-07-06 1996-07-03 株式会社日立製作所 電子回路の収容ケ−ス
JP4656094B2 (ja) * 2007-06-14 2011-03-23 パナソニック電工株式会社 電気機器のケース
JP5173788B2 (ja) * 2008-12-24 2013-04-03 新電元工業株式会社 電子回路装置、電子回路装置の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS55101083U (ja) 1980-07-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS629758Y2 (ja)
JPH04122250U (ja) 自動車内装品のインサート部材と付属部材の締結構造
JPH01145193U (ja)
JPH0522983Y2 (ja)
JPS5940758Y2 (ja) 電気部品
JPS5840293B2 (ja) リ−ドリレ−ノセイゾウホウホウ
JPH0236259Y2 (ja)
JPS587942Y2 (ja) 電気部品取付装置
JPS5928835Y2 (ja) テ−プレコ−ダ等の基板装置
JPH03133208A (ja) フィルタ部品
JPH029585Y2 (ja)
JPS6344475U (ja)
JPS6238344Y2 (ja)
JPS62180953U (ja)
JPS6345022Y2 (ja)
JPH044425U (ja)
JPS60183191U (ja) 電子部品の受取皿
JPH032655U (ja)
JPS58115057U (ja) 電気品箱の継電器の収納装置
JPS5899825U (ja) 樹脂充填型コンデンサ
JPS5922043U (ja) リザ−バ・ウオツシヤタンク
JPS60138831U (ja) 自動車用ドア
JPS6197875U (ja)
JPS6166901U (ja)
JPS62120358U (ja)