JPS629725A - しごき加工用工具 - Google Patents
しごき加工用工具Info
- Publication number
- JPS629725A JPS629725A JP60147279A JP14727985A JPS629725A JP S629725 A JPS629725 A JP S629725A JP 60147279 A JP60147279 A JP 60147279A JP 14727985 A JP14727985 A JP 14727985A JP S629725 A JPS629725 A JP S629725A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- punch
- die
- ironing
- tool steel
- speed tool
- Prior art date
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- Pending
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- Shaping Metal By Deep-Drawing, Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明はしごき加工用工具に関し、特に熱交換器のフィ
ンのしごき加工に好適な工具に関するものである。
ンのしごき加工に好適な工具に関するものである。
[従来技術]
従来熱交換器等の放熱又は吸熱用のアルミニウム製フィ
ンには、バイブを貫通させる穴等をしごき加工にて縁部
とともに形成するものがある。このようなフィンには、
その表面における水腹の生成状況を考慮して、親水性の
表面処理が施されているものがあり、しごき加工用工具
として高速度工具鋼(J l5−G−4403)を用い
た場合、焼付、摩耗、更にフィンのしごき割れといった
問題を生ずるため超硬合金(J l5−H−5501>
が工具として用いられていた。
ンには、バイブを貫通させる穴等をしごき加工にて縁部
とともに形成するものがある。このようなフィンには、
その表面における水腹の生成状況を考慮して、親水性の
表面処理が施されているものがあり、しごき加工用工具
として高速度工具鋼(J l5−G−4403)を用い
た場合、焼付、摩耗、更にフィンのしごき割れといった
問題を生ずるため超硬合金(J l5−H−5501>
が工具として用いられていた。
[発明が解決しようとする問題点]
しかし、超硬合金は高速度工具鋼に比較して靭性が約1
/10と小さいため、打抜ポンチ等の応力集中を起こし
易い構造のしごき加工用工具に適用すると寿命が極めて
短くなった。このため、工具−組当りの生産性が極めて
低くなるとともに、高価(高速度工具鋼に比して約15
倍)でもあるため、経済的にも問題を生じていた。
/10と小さいため、打抜ポンチ等の応力集中を起こし
易い構造のしごき加工用工具に適用すると寿命が極めて
短くなった。このため、工具−組当りの生産性が極めて
低くなるとともに、高価(高速度工具鋼に比して約15
倍)でもあるため、経済的にも問題を生じていた。
本発明の目的は上記問題点を解決し、寿命が長く、生産
性の極めて高いしごき加工用工具を提供することにある
。
性の極めて高いしごき加工用工具を提供することにある
。
[問題点を解決するための手段]
上記問題点を解決するための手段として、本発明は次の
様な構成を採用した。
様な構成を採用した。
即ち、本発明は、
穴を有するダイスと、
該穴に嵌入することにより、該穴上に配置された金属板
をしごき加工するポンチと、 を備えたしごき加工用工具において、 上記ダイス及びポンチが高速度工具鋼からなるとともに
、該ダイス及びポンチの少なくともしごき加工面に窒化
チタンの皮膜が形成されていることを特徴とするしごき
加工用工具を要旨とする。
をしごき加工するポンチと、 を備えたしごき加工用工具において、 上記ダイス及びポンチが高速度工具鋼からなるとともに
、該ダイス及びポンチの少なくともしごき加工面に窒化
チタンの皮膜が形成されていることを特徴とするしごき
加工用工具を要旨とする。
しごき加工される金属板は、アルミニウム板。
各種表面処理アルミニウム板、Sn被覆鋼板(鉄DI缶
用材料等)等が挙げられるが、この内でも特に親水処理
されたアルミニウム板が、本発明しごき加工用工具にと
って最も効果的である。
用材料等)等が挙げられるが、この内でも特に親水処理
されたアルミニウム板が、本発明しごき加工用工具にと
って最も効果的である。
上記しごき加工と゛は、ダイスとポンチとの摺動する間
隙にて金属板を延展する、即ちしごいてゆく加工を言う
。
隙にて金属板を延展する、即ちしごいてゆく加工を言う
。
高速度工具鋼とはJ l5−G−4403に示されてい
るものを言う。
るものを言う。
窒化チタンの皮膜形成方法は、イオンプレーティング法
(イオンプラズマ法)、真空蒸着法、スパッタリング法
等が用いられるが、特にイオンプレーティング法は高速
度工具鋼に歪みを発生しにくく、耐久性のある皮膜を形
成する上で好ましい方法である。
(イオンプラズマ法)、真空蒸着法、スパッタリング法
等が用いられるが、特にイオンプレーティング法は高速
度工具鋼に歪みを発生しにくく、耐久性のある皮膜を形
成する上で好ましい方法である。
窒化チタンの皮膜の厚さは、焼付防止上0.1μm以上
が好ましく、耐久性上5μ−以下が好ましい。特に1〜
3μmにすると焼付防止性、耐久性、しごき割れ防止性
が高い。
が好ましく、耐久性上5μ−以下が好ましい。特に1〜
3μmにすると焼付防止性、耐久性、しごき割れ防止性
が高い。
[作用]
窒化チタンは第1表に示すごとく、他の代表的な硬質材
料である炭化チタンと比較して熱膨張係数が高速度工具
鋼と近似していることと、更に生成エンタルピー゛が極
めて低い。このことから、高速度工具鋼との間での熱歪
みが小さく、又、化合物としても安定性が高く、焼付を
生じにくい。又、硬度も高速度工具鋼よりも、はるかに
高いため、工具の摩耗性が向上する。このため工具の寿
命が延びる。
料である炭化チタンと比較して熱膨張係数が高速度工具
鋼と近似していることと、更に生成エンタルピー゛が極
めて低い。このことから、高速度工具鋼との間での熱歪
みが小さく、又、化合物としても安定性が高く、焼付を
生じにくい。又、硬度も高速度工具鋼よりも、はるかに
高いため、工具の摩耗性が向上する。このため工具の寿
命が延びる。
第1表
次に本発明の詳細な説明する。
本発明はこれに限られるものではなく、種々の態様で実
施することは可能である。
施することは可能である。
[実施例]
第1図の要部概略断面図に本発明一実施例としてのダイ
ス1及びポンチ2、更に被加工材としてのアルミニウム
板3を示す。
ス1及びポンチ2、更に被加工材としてのアルミニウム
板3を示す。
ダイス1は高速度工具鋼1aを基材として、アルミニウ
ム板3がしごき加工のため配置される平面1bには、し
ごき加工のための穴部1Cが設けられている。該穴部1
Cの内面から上記平面1bにかけては、窒化チタンの皮
1!1dで被われている。
ム板3がしごき加工のため配置される平面1bには、し
ごき加工のための穴部1Cが設けられている。該穴部1
Cの内面から上記平面1bにかけては、窒化チタンの皮
1!1dで被われている。
一方、ポンチ2は高速度工具鋼2aを基材とし、その先
端部が次第5細くなるようテーパ1li2b 。
端部が次第5細くなるようテーパ1li2b 。
2Cが形成されている。ポンチ2全体は窒化チタンの皮
1112dで被われている。
1112dで被われている。
ポンチ2の外径は、ダイス1の穴部1Cの内径より、わ
ずかに小さく形成されている。上記外径と内径の差は上
記アルミニウム板3の厚さの2倍未満である。このこと
により、矢印のごとくポンチ2をダイス1の穴部1Cへ
嵌入した場合、アルミニウム板3は、自身より厚さの少
ないダイス1の穴部1c内周面1eとポンチ2の外周面
2eとの間で、ポンチ2のテーバ面2cと外周面2eと
の交叉する角部2fにより、しごかれる。このことによ
り、アルミニウム板3は第2図の加工後のアルミニウム
板3の斜視図に示すごとく、円筒部(カラ一部>38が
立設された貫通孔3bが形成される。
ずかに小さく形成されている。上記外径と内径の差は上
記アルミニウム板3の厚さの2倍未満である。このこと
により、矢印のごとくポンチ2をダイス1の穴部1Cへ
嵌入した場合、アルミニウム板3は、自身より厚さの少
ないダイス1の穴部1c内周面1eとポンチ2の外周面
2eとの間で、ポンチ2のテーバ面2cと外周面2eと
の交叉する角部2fにより、しごかれる。このことによ
り、アルミニウム板3は第2図の加工後のアルミニウム
板3の斜視図に示すごとく、円筒部(カラ一部>38が
立設された貫通孔3bが形成される。
上記アルミニウム板3は、熱交換器のフィンに使用する
ものであり、表面にはSt 02を主成分とする珪酸系
の親水処理が施しである。
ものであり、表面にはSt 02を主成分とする珪酸系
の親水処理が施しである。
次にダイス1の穴部1Cの直径が8.40m+e。
ポンチ2の形状が、第3図に示すようなものを用いたし
ごき加工試験の結果を第2表に示す。ただし、高速度工
具鋼1a、2aとして5KH9を用い、アルミニウム板
3として、厚さ0.1mmのA110O−H26を用い
、表面処理はS + 02を主成分とする親水性の珪酸
皮膜を形成する処理を用いた。又、ダイス1及びポンチ
2に対しては、イオンプレーティング法で2μmの窒化
チタン皮膜を形成した。比較としての炭化チタンも同様
に形成した。
ごき加工試験の結果を第2表に示す。ただし、高速度工
具鋼1a、2aとして5KH9を用い、アルミニウム板
3として、厚さ0.1mmのA110O−H26を用い
、表面処理はS + 02を主成分とする親水性の珪酸
皮膜を形成する処理を用いた。又、ダイス1及びポンチ
2に対しては、イオンプレーティング法で2μmの窒化
チタン皮膜を形成した。比較としての炭化チタンも同様
に形成した。
又、しごき加工は、フィンプレスA(シェル社製)を用
いて、加工速度300 spn+にて行なった。
いて、加工速度300 spn+にて行なった。
第2表
(n −100万回)
第2表に示すごとく、実施例のものは、100万回のし
ごき加工にも何らの問題を生ずることがない。比較例−
1は70万回に達せず、比較例−2は55万回に達せず
に、焼付及びしごき割れを生じている。特にyの短いも
のはカラ一部で首とびが生じ、しごき加工そのものが不
可能であった。
ごき加工にも何らの問題を生ずることがない。比較例−
1は70万回に達せず、比較例−2は55万回に達せず
に、焼付及びしごき割れを生じている。特にyの短いも
のはカラ一部で首とびが生じ、しごき加工そのものが不
可能であった。
他の高速度工具鋼についても同様に良好な結果を得た。
[効果]
本発明のしごき加工用工具は、表面に窒化チタンの皮膜
が形成されている高速度工具鋼のダイス及びポンチから
なるため、高速度工具鋼の靭性と超硬合金なみの焼付防
止性とを併有することができ、極めて長い寿命となり、
しごき加工の生産性を高めることができる。
が形成されている高速度工具鋼のダイス及びポンチから
なるため、高速度工具鋼の靭性と超硬合金なみの焼付防
止性とを併有することができ、極めて長い寿命となり、
しごき加工の生産性を高めることができる。
第1図は本発明の一実施例の要部概略断面図、第2図は
フィンのしごき加工後の形状を示す斜視図、第3図は実
施例ポンチの先端寸法を示す説明図を表わす。
フィンのしごき加工後の形状を示す斜視図、第3図は実
施例ポンチの先端寸法を示す説明図を表わす。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 穴を有するダイスと、 該穴に嵌入することにより、該穴上に配置された金属板
をしごき加工するポンチと、 を備えたしごき加工用工具において、 上記ダイス及びポンチが高速度工具鋼からなるとともに
、該ダイス及びポンチの少なくともしごき加工面に窒化
チタンの皮膜が形成されていることを特徴とするしごき
加工用工具。 2 しごき加工される金属板が親水性の表面処理が施さ
れている特許請求の範囲第1項記載のしごき加工用工具
。 3 窒化チタンの皮膜がイオンプレーティング法にて形
成された特許請求の範囲第1項又は第2項記載のしごき
加工用工具。 4 窒化チタンの皮膜が0.1μm〜5μmである特許
請求の範囲第1項乃至第3項のいずれかに記載のしごき
加工用工具。 5 窒化チタンの皮膜が1〜3μmである特許請求の範
囲第1項乃至第3項のいずれかに記載のしごき加工用工
具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60147279A JPS629725A (ja) | 1985-07-04 | 1985-07-04 | しごき加工用工具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60147279A JPS629725A (ja) | 1985-07-04 | 1985-07-04 | しごき加工用工具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS629725A true JPS629725A (ja) | 1987-01-17 |
Family
ID=15426614
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60147279A Pending JPS629725A (ja) | 1985-07-04 | 1985-07-04 | しごき加工用工具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS629725A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6371917U (ja) * | 1986-10-27 | 1988-05-13 | ||
JPS63281762A (ja) * | 1987-05-13 | 1988-11-18 | Fujikura Ltd | デイツプフォ−ミング装置用皮剥ぎダイス |
-
1985
- 1985-07-04 JP JP60147279A patent/JPS629725A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6371917U (ja) * | 1986-10-27 | 1988-05-13 | ||
JPH0244894Y2 (ja) * | 1986-10-27 | 1990-11-28 | ||
JPS63281762A (ja) * | 1987-05-13 | 1988-11-18 | Fujikura Ltd | デイツプフォ−ミング装置用皮剥ぎダイス |
JPH0563252B2 (ja) * | 1987-05-13 | 1993-09-10 | Fujikura Kk |
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