JPS6296404A

JPS6296404A - 美白化粧料

Info

Publication number: JPS6296404A
Application number: JP23599485A
Authority: JP
Inventors: Kyotaro Hasunuma; 蓮沼　喬太郎; Kiyoshi Maeno; 清前野
Original assignee: Kanebo Ltd
Current assignee: Kanebo Ltd
Priority date: 1985-10-21
Filing date: 1985-10-21
Publication date: 1987-05-02
Anticipated expiration: 2009-03-02
Also published as: JPH0615465B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（技術分野）本発明は、皮膚安全性に優れ１色黒の皮膚を予防する効
果と１色黒の皮膚を速かに淡色化する効果を有する美白
化粧料に関する。

（従来技術）日焼けによる色黒の皮膚は、皮膚内に存在するチロシン
がチロシナーゼの作用によシ酸化されてメラニン色票と
なり、このメラニンが過剰に生成することに基因すると
されている。この色素沈着を予防或いは治療すべく、従
来よりＬ−アスコルビン酸及びその誘導体、コロイド状
流黄、過酸化水系、ハイドロキノン等を配合してなる美
白化粧料が提案されている。しかし、これらの美白化粧
料は、保存安定性が不充分であるか、或いは美白効果が
充分に認められないものであったり、または１色黒の皮
膚を淡色化する効果を認められるが、皮膚安全性上に問
題が生じるものであって、優れた美白化粧料を得ること
は困鑓であった。

（発明の開示）そこで１本発明者らは、■表皮に過剰に存在するメラニ
ンを速かに排除すること、■新たに皮膚内にメラニンが
生成することを抑制すること、■しかも、皮膚安全性上
に問題がないこと等を満足する美白化粧料を目的として
、鋭意研究した結果。

リボ核酸、デオキシリボ核酸及びそれらの塩類（以下、
「核酸類」と略記する）の群から選択された少なくとも
１つと、ジイソプロピルアミンジクロロアセテートとを
配合してなる美白化粧料が上記の目的を達成することを
見出し１本発明を完成し九。

（発明の目的）川１ち１本発明の目的は、皮膚刺激がなく、メラニン色
素形成抑制効果と色黒の皮膚を速やかに淡色化する効果
を有する優れた■白化粧参４を提（」（するにある。

（発明の（Ｈ成）本発明はリボ核酸、デオキシリボ核酸及びそれらの塩類
の群から選択された少なくとも１つと、ジイソプロピル
アミンジクロロアセテートとを配合してなる美白化粧料
である。

（構成の具体的な説明）本発明に係るジイソプロピルアミンジクロロアセテート
は公知の物質であって、特開昭５３−１３６５２８号公
報には、皮膚組織賦活作用による皮膚老化時１１−効果
を有することがＷ％岐さ、１１−ている。

ま九、リボ核酸、デオキシリボ核酸及びそれらの塩類（
「核酸類」）は公知の物′ｎであ−）て、それらの塩類
としてけリボ核酸まＡけデオキシリボ核酸と、無機塩基
まｌ−は４５機塩基とからなる塩が適用され、好ましく
けリボ核酸またはデオキシリボ核酸のす］・リウム塩、
カリウム塩、特に好ましくはリジン塩、アルギニン塩が
適用される。

本発明者らは、化粧料基剤中に共存する［核酸ｋｌ　ｊ
とジイソプロピルアミンジクロロアセテートが、従来よ
り知られているこれらの個々の作用効果とくらべ゛（、
し・、１著に１階れた相乗効果を発揮することを６ＹＩ
＋’認１７本発明を完成するに至った。

即ち、シイツブｐｌピルアミンジク［ＩＬ１アセテート
の皮ハ４組織を賦活して、角Ｔｊ　Ｉ曽のターンオーバ
速度を促進し、かつメラニンを角１１層と共に速かに排
除して色黒の皮膚を淡色化する効果と、「核酸類」の潜
在する皮膚のメラニン形成能を抑制し、新たに色黒の皮
１−となることを予防する効果とが相東（−て、皮膚生
理学上に好ましい条件下で色黒の皮膚を淡色化する効果
を発現することが’！Ｊｒだに認められた。

よって、本発明の美白化１ト利は、太陽光に曝された後
の色黒になる以前の皮屑または色黒となった皮膚を対象
として、特に皮膚生理学上不女定となっ九皮＃Ｉ　Ｋ塗
布し、皮膚刺激を生じることなく。

皮膚色が黒色化すること或いは色黒の皮膚を淡色化する
ことに於いて、顕著な効果を呈するものである。

本発明の美自化粧利１１．ジイソプロピルアミンジクロ
ロアセテートと、前記の１核酸類」の群から選択された
少なくとも１つとを周知のクリーノ、類、乳液類、ロー
シリン類である化粧料基剤に、通常の方法にて、配合１
−て調製される。

ジイソプロピルアミンジクロロアセテートの配合針は、
当核化粧料の総鎗を基準とし７て、　（１，０５〜３．
０車量％（以下、ｗｔ　％と略記する）、また。

前記［核酸類Ｊの配合量は、各々の単独または絹合せの
合計数で００５〜３．０ｗｔ　％であればよい。

これらの配合針の上限を超えてもその超えた配合量に見
合った効果は期待できず、また下限未満の配合針では、
本発明の目的を達成するに至らないものである。

尚１本発明の美自化粧利には１色素、香料、防腐剤、抗
酸化剤、界面活性剤、皮膚栄養剤、顔料等を本発明の目
的を達成する範囲内で適宜配合することができる。

（実施例）以下、実施例にて本発明を説明する。

尚、実施例に記載の■皮膚刺激試験、（？）角質層のタ
ーンオーバー速度測定試験（：３）皮膚色明度回復試験
、■美白実用試験をＦ記に示す。

■　皮膚刺激試験ｑ明の太陽光に６時間（１日３時間で２日間）曝さハた
被検者２５名の前腕用側部皮膚に、試料（１，（１５１
を直径１．０ＣＩｎの円型のリント布のついたバッチテ
スト用絆創・）１を用いて２４時間閉塞貼布］〜だ後、
下記の判定基準に従い、各試料について被検者２５名の
皮膚の状態を評価判定した０判定結果は、絆創有・除去
１時間後及び２４時間後のうち反応の強い方を採用し、
評価が（１）以上の人の数判定基準 ■　角質層のターンオーバー速度測定試験螢光色素のダ
ンジルクロライドを白色ワセリン中に５ｗｔ　％配合し
た軟膏を作り、被検者２０名の前腕用側部の皮膚に２４
時間閉塞貼布［７，角質層にダンジルクロライドを浸透
結合させる。その後同じ部位に１［１２回（朝、夕）被
検試料を塗布し、毎日ダンジルクロライドの螢光をしら
べ、その螢光が消滅するまでの日数を皮膚角質層のター
ンオーバ速度とした。測定結果は各被検者の日数の平均
値で示した。

なお、通常の皮膚角質層のターンオーバー速度は、１４
〜１６日である。

（ａ）皮膚色明度回復試験被試験者２０名の背部皮膚にＵ　Ｖ　−Ｂ領域の紫外線
を最小紅斑（＾の２倍址照射し、１週間の後、その照射
部に試事４（力布部位と非塗布部位とを設定して各々の
皮膚の基準明度（Ｖｎ飴、Ｖｏ’値）を測′ｒした。引
続いて塗布部位には試料を１日１回ずつ３ケ月１１１ｉ
　、ｉ！ｌｉ続塗布し、３，８．１３週間後の塗布部位
及び非塗布部位の皮膚の明度（Ｖｎ　・・・値。

Ｖｎ’・・・値）を測定して、下記の判定基準により、
皮膚色の回復評価を実施した。

尚、皮膚の明度（マンセル表色系■値）は高速分光色彩
計で測定して得られたｘ、ｙ、ｚｆ＋＆より算出した。

また、評価は被試験者２０名の１３週判定基準 ■　美白実用試験夏期の太陽光に３時間（１日１，５時間で２日間）曝さ
れた被検者２０名の前腕用側部皮膚を対象として、左前
腕屈側部には太陽光に曝された日の翌日より、また右前
腕屈側部には太陽光に曝された日の７日後より各々試料
を朝夕１回ずつ１３週間連続塗布した。

評価は、試料を塗布した皮膚の部分が他の皮膚の部分よ
り色白（淡色化）となったと回答した被検者の数で示し
た。

実施例１〜７．比較例１〜５〔二層型ローシロン〕下記の組成に於いて、第１表に示す通りにジイソプロピ
ルアミンジクロロアセテートと「核酸類」の配合量を変
えて、各々の二層型ローションを調整して諸試験を実施
した。その結果を第１表右欄に示した。

（１）組成尚、ジイソプロピルアミンジクロロアセテートをＩ）　
Ａ　Ｉ）Ａ、リボ核酸をＲＮＡ、デオキシリボ核酸をＤ
ＮＡ、！Ｉボ核酸のナトリウム塩をＲ，Ｎ　Ａナトリウ
ム塩とのごとく略記する。

（２）　　閂製法（Ａｌ、（Ｂ）成分を各々均一に溶解した後、（Ａｌ成
分と（１３）成分を混合撹拌分散し１次いで￥１器に充
填する。

使用時には内容物を均一に振盪分数して使用する。

（３）特性第１表に示すごとく、比較例１〜５の二層型ローシロン
基剤及びこの基剤にＤＡＤＡ−、「核酸類」を各々単独
で配合したローシロンでは角質層ターンオーバ速度がや
や速くなり日数が減少する効果が認められるが、皮膚色
明度回復試映及び美白実用試験に於いて充分なる効果は
得られない、実施例１〜７０本発明の美白化粧料は諸試
瞼の評価がすべて良好であシ、特に太陽光に曝された日
の翌［１より、過剰のメラニンが皮膚内に形成される以
前に試料を画布した左前腕部の皮膚は、色黒の皮膚を予
防する効果が明らかに認められて、右前腕部に比較して
美白効果が向上している。

実施例８〜１３、比較例６〜１１〔スキンクリーム〕実施例１と同様に、Ｆ記の組成（て於い゛〔各々のスキ
ンクリームを調製１７−Ｃ諸試験を実施し、その結果を
第２表右欄にボｌ〜だ。

（１）組成（２）　　調製法（Ａｌ、（用成分を各々均一に加熱溶解して温度を８０
°Ｃに（−だ後、（Ｂｌ成分中に（Ａ）成分を注入撹拌
混合する。次いで、撹拌しながら温度を３０’Ｏ迄冷却
する。

（３）特性第２表に示すごとく、比較例６〜１１に対して本発明の
美白化粧料である実施例８〜１３は諸試鹸に於いてすべ
て良好な結果を示し、美白効果も漬れていることは明ら
かであった。また、前記実施例１〜７と同様に、特に美
白実用試験に於いては、左前腕部の塗布部分の皮膚が色
黒となること（り６明の効果）以ｌ−η己載の如く１本発明の美白化粧利け、皮膚安全
性が＋Ｂ　＜　、メラニン色素形成抑制効果と色黒の皮
ＴＩＫを速ヤかに淡ｒへ化する効果を有することが明ら
かであり、特に太陽光等に曝された後、速やかに使用す
ることによって、史に一段と美白効果が向上することが
認められた。

Claims

【特許請求の範囲】

リボ核酸、デオキシリボ核酸及びそれらの塩類の群から
選択された少なくとも１つと、ジイソプロピルアミンジ
クロロアセテートとを配合してなる美白化粧料。