JPS6295398A - 金属圧延油 - Google Patents

金属圧延油

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JPS6295398A
JPS6295398A JP23332085A JP23332085A JPS6295398A JP S6295398 A JPS6295398 A JP S6295398A JP 23332085 A JP23332085 A JP 23332085A JP 23332085 A JP23332085 A JP 23332085A JP S6295398 A JPS6295398 A JP S6295398A
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JP
Japan
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group
oil
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carbon atoms
rolling oil
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JP23332085A
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English (en)
Inventor
Takashi Mukai
敬 向井
Toshimasa Hamai
利正 濱井
Yutaka Yasuda
裕 安田
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は新規な金属圧延油、更に詳細には、金属加工部
での付着性に優れ、潤滑性を著しく向上させることがで
き、かつ、エマルションとしての安定性に優れた金属圧
延油(以下、圧延油と略称することがある)に関する。
〔従来の技術〕
従来、圧延油としては、牛脂、パーム油等の動植物油、
各種合成エステル、鉱物油或いはこれらの混合油に油性
向上剤、リン酸エステル等で代表される極圧添加剤、酸
化防止剤等を加えたものに、更に圧延油エマルションと
する為の種々乳化剤等を添加したものが使用されている
一般に、圧延油は、1〜20重甘チのせ度のエマルショ
ンとして、J 1し、主として圧延ロール冷却、1’5
4性付与の目的で使用される。そして、このエマルショ
ンの使用方法は、冷間圧延の場合、上記2つの目的を兼
ねて、タンク内エマルンヨンを才媛械的に攪拌しながら
循環使用する方法(循環方式)と、圧延ロール冷却は水
で、また潤滑性付与は圧延油エマルションで別々に行な
い、圧延油エマルションは使い捨て(1′山分は回収し
、再生圧延油として使用する)にする方法いα接方式)
の2つに大別される。また、熱間圧延の場合には、圧延
と由エマルションを#4 u fるためのウォーターイ
ンジェクション方式、圧延油の付着量の効率化をはかる
だめのスナームアトマイズ方式等が採用されて込る。
このように、圧延油は金蝙圧延に不可欠のものであるが
、近年の圧延加工e備、及び技術の急速な進歩によって
加工速度の増大、大寸生産化かにかられ、圧延油に対す
る場末が増々苛酷な状況となって来ており、例えば高潤
滑性、エマルション循環安定性(潤滑安定性)1作業性
、清浄性及び排水処理注号の特性が更に要求され、その
要求に光分対屯できる圧延油の開発が望まれているのが
実状である。
具体的に、これらの特注を有する圧延油とは、エマルシ
ョンよりの彼、υロ工材表面への圧延油の朧水展績性(
プレートアウト性)に漫れ昼lIJ滑性であること、エ
マルション循環1更用時の油粒子径のt化がなく温度、
及び加工時発生する金属粉又は設備より混入する軸受油
等の混入に対してエマルソE ン安定件C例工ばE、S
、 I 、 (エマルションスタヒリテイーインテツク
ス(Emulsion 5tabi−1ity Ind
ex l lが一般に指標としてよく用いられる〕、す
なわち、エマルション変化が少なく潤滑安定性、エマル
ション循環安定性が良好であること、かつ、便用後のエ
マルションの処理性が良好であって、簡単な排水処理法
によって充分に系外に圧延油成分が除去できること等の
要求を満足しうるものである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、従来の例えば乳化剤を用いた圧延油にお
いて、潤滑性は乳化剤の種類と量を変えることによって
離水展着性を増減させてコントロールされてきた。しか
し、離水展着性は、圧延油に要求される他の性能のなか
で重要なものの1つであるエマルション循環安定性と両
立させにくい性格のものであり、むしろ相反する傾向を
有するものである。従って、この種の圧延油は、潤滑性
を増大せしめようとすれば、エマルションの安定性が低
下し、循環安定性を大きく損い、また逆に循環安定性を
はかろうとすれば、離水展着性が低下し、潤滑性に影響
を与えるという二律背反性を有し、上記要求を満足しう
るものではなかった。
〔問題点を解決するための手段〕
斯かる実状において、本発明者は従来の乳化型圧延油の
有する問題点を解決すべく研究を行ない、乳化剤の代り
に特定の親水性分散剤(水溶性陰イオン性高分子化合物
)を用いた金属加工油について先に特許出願したく%開
昭55−147593号)。
また、水溶性陽イオン性又は両性イオン性筒分子化合物
を動植物油、弘油及び脂肪酸エステル等の潤滑油成分と
併用した圧延油で、循環安定性が良好であり、かつ、油
粒子径が均一で大きく潤滑性に優れ、しかも昼分子化合
物による汚れ清浄力にも優れた金属圧延油について特許
出願した(特開昭58−104999号)。
本発明者は、更に鋭意研究を進めた結果、今般圧延油の
エマルションよりの離水展着性が著しく優れ、離水唾着
後の圧延油付着量が例えば温水による再乳化によっても
低下することがなく高付着性、高潤滑性を維持すること
ができ、更には、エマルションの高E、S、1.安定性
による循環安定性、使用後の圧延油エマルションの油分
分離性及び排水処理性に優れた圧延油組成物を見出し、
本発明を完成した。
すなわち本発明は、次の(a)〜(c)、(a)  油
脂、鉱物油および脂肪酸エステルから成る群から選ばれ
る1種又は2種以上の潤滑油成分(b)  塩基性窒素
原子または陽イオン性窒素原子を2個以上含有する重合
体であって、その平均分子量が1,000〜10,00
0,000の範囲にある水溶性陽イオン性菌分子化合物
および水溶性両性イオン性昼分子化合物、並びにHLB
が10以上の非イオン性界面活性剤とから成る群から選
ばれる1種又は2種以上の分散剤成分 (c)  一般式([1、 (式中、RaおよびBbは、同一もしくは異なって、水
素原子、炭素数1〜22のアルキル基、アルキルアリー
ル基もしくはアリール基、又は炭素数2〜3のヒドロキ
シアルキル基を示し RCは炭素数1〜4のアルキレン
基を示し、Bdは水素原子又は炭素数1〜3のアルキル
基を示し Beで表わされるポリアミンもしくはヒドロ
キノアミン、炭素数2〜22のアルキル基もしくはア心
 ルキルアリール基を有するモノアミン、並びに分子量
3,000未満のエチレンイミン開環重合物およびその
誘導体から成る群から選ばれる1種又は2種以上のアミ
ン化合物 を含有する金属圧延油を提供するものである。
本発明金属圧延油において使用される(c)成分として
は、例えば次の(1)〜(vloに示される化合物が好
適なものとして挙げられる。
(1)一般式 (式中、R7−R4は各々同一もしくは異なって、水素
原子、炭素数1〜22のアルキル基、アルキルアリール
基もしくはアリール基を、R3は炭素数1〜4のアルキ
レン基を示す) で表わされる化合物。
(11)一般式 (式中、R6は炭素数1〜4のアルキレン基を、R7は
水素原子又は炭素数1〜3のアルキル基を、R7−R6
は前記と同じ意味を有する)で表わされる化合物。
(Ill)  一般式 %式% (式中、pは3〜5の数を示す) で示される化合物。
(1v)一般式 %式% (式中、mは2〜4の数を示す) で表わされる化合物。
(■)  モノエタノールアミン、ジェタノールアミン
、トリエタノールアミン、エチルアミンエタノールアミ
ン、N−2−オキシプロピルアミン、1゜2−ビス(ヒ
ドロキシエチルアミノ)エタン、1.3−ジアミノ−2
−グロバノール、2−ヒドロキ7エチルアミノプロビル
アミン、N、N/−ビス(ヒドロキシエチル)ジエチレ
ントリアミン、2−ヒドロキシグロビルートリメチレン
テトラミン、N−2−オキシプロピル−トリエチレンテ
トラミン等の水酸基を有する塩基性窒素化物。
(vl)炭素数2〜22のアルキルもしくはアルキルア
リール基を有するモノ、ジ、もしくはトリアルキルアミ
ン又はモノ、ジ、もしくはトリアルキルアリールアミン
位中 分子−i3,000未満のエチレンイミン開環重
合物及びその誘導体。
fb)成分の水溶性陽イオン性高分子化合物及び水溶性
両性イオン性高分子化合物(以下、水溶性高分子化合物
と総称することがある)としては、例えば次の■〜■の
化合物が挙げられる。
■ 次の一般式(■)〜(Xiで表わされる含窒素単量
体又はその塩の単独重合物あるいは2種以上の共重合物
CR+はH又はCH,、R2及びR3はH又は炭素数1
〜3のアルキル基〕 R1 [rnlは1〜3の故、nlは1〜3の数、R,、R,
R3は式(II)と同じ〕 R1 C”4ばH又は炭素数1〜3のアルキル又はアルキロー
ル基、R1は式(■)と同じ〕 〔m2及びR2はO〜3の数、R,、R,、R,は式(
旧と同じ〕 R7 す 〔Aは一〇−又は−Nl(−1R,、R,、R,、n’
は式(旧及び([1と同じ〕 R1 (R,、R,、R,、n’は式(旧及び(l[)と同じ
〕〔R4は式(旧と同じ。ピリジンの置換位は2又は4
位〕 〔R7,R2は式(旧と同じ。ピペリジンの置換位は2
又は4位〕 R1 CR+ 、R2、Rsは式(旧と同じ〕これら単量体の
具体例としては、(Vl)式のジメチルアミンエチルア
クリレート、ジエチルアミノエチルアクリレート、ジメ
チルアミノエチルメタクリレート、ジエチルアミノエチ
ルメタクリレート、ジメチルアミンプロピルアクリルア
ミド、ジエチルアミンプロピルアクリルアミド、ジメチ
ルアミノプロピルメタクリルアミド、ジエチルアミンプ
ロピルアクリルアミド等;(VllJ式のジメチルアミ
ノメチルエチレン、ジエチルアミノメチルエチレン、ジ
エチルアミンメチルプロペン、ジエチルアミンメチルプ
ロペン等;(■)式のビニルピリジン等;(■)式のビ
ニルピペリジン、ビニル−N−メチルピペリジン等;(
X1式のビニルベンジルアミン、ビニル−N、N−ジメ
チルベンジルアミン等が挙げられる。
■ 前記一般式(1〜(Xiで表わされるき窒素単量体
又はその聰の1種又は2穐以上と、α、β−不飽和カル
ボン酸又はその塩あるいはその誘導体、スルホン酸基含
有ビニル化合物又はその塩、アクリロニトリル、ビニル
ピロリドン及び炭素数2〜20の脂肪族オレフィンから
成る群から選ばれるビニル糸単量体の1棟又は2種以上
との共重合物。
このビニル系単遺体としては、例えばビニルピロリドン
、アクリロニトリル;アクリル酸、メタクリル酸、マレ
イン酸又はこれらの酸のアルカリ金属塩、アンモニウム
塩、アマイド化合物もしくはエステル化物;ビニルスル
ホン酸、メタリルスルホン酸、2−アクリルアミド−2
−メチルプロパンスルホン酸、p−スチレンスルホン酸
又はこれらの酸のアルカリ金属塩もしくはアンモニウム
塩等が挙げられる。
■ エチレンイミンの開環重合物の塩又は第4級アンモ
ニウム塩。
これは具体的にはその繰返し単位が次の一般式(X[D
で表わされ、平均分子量が3.000〜1,000万の
ものが挙げられる。
〔式中、R3は1〜5の整数、R4はO〜5の整数を示
す。〕 ■ 脂肪族ジカルボン酸とポリエチレンポリアミン又は
ジポリオキシエチレンアルキルアミンとの縮重合物の塩
又は第4級アンモニウム塩。
具体的には、それらの繰返し単位が一般式tUtで表わ
されるポリエチレンポリアミンとの縮重合物及び一般式
(XIVIで表わされるジポリオキシエチレンアルキル
アミンとの縮重合物で分子量が1,000〜1,000
万のものが挙げられる。
+QC−R,−CONH→R’−N)什ゴR’−NH←
    (■〔式中、R7はダイマー酸残基又は炭素数
1〜10のアルキレン基、R′は−Cf(、CH2−1
n5は2〜7の整数を示す〕 〔式中、Ryハ式(XIID トii] U。R,ld
炭素al〜8の7 ルキ/l/基、RoはH又はCH,
、no及びR7は1〜10の整数を示す〕 上記脂肪族ジカルボン酸としては、ダイマー酸、アジピ
ン酸等が絨げられ、ポリエチレンポリアミンとしては、
ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン等が1
吏用できる。
■ ジハロアルカン−ポリアルキレンポリアミン縮重合
′吻。
具体的には、1,2−ジクロルエタン、1゜2− シ、
y”ロムエタン、1.3−ジクロルプロパン等のジノ・
ロアルカンと、分子内に2個もしくはそれ以上の3級ア
ミン基金有するポリアルキレンポリアミンとの第4級ア
ンモニウム塩である縮重合物であり、その平均分子量が
1,000〜1.000万のものが挙げられる。
上記ポリアルキレンポリアミンとしては、次のものが挙
げられる。
(テトラメチルエチレンジアミン) (テトラメチルプロピレンジアミン) (ペンタメチルジエチレントリアミン)■ エビハロヒ
ドリン−アミン縮重合物。
具体的には繰返し単位が次の一般式(XV)で表わされ
、平均分子Iiが1,000〜1000万のものが挙げ
られる。
÷−CH2CH+ R7゜ 〔式中、R7゜〜R+tはCH,父はC2H,、Xは・
・ロゲンイオンを示す〕 ■ キトサンの塩あるいはデンプン又はセルロースのカ
チオン変性物。
■ 窒素原子6〜200個を有するポリアルキルイミン
又はその誘導体にアルキレンオキノドを付カロして得ら
れる分子量1000〜60万のポリエーテルポリオール
又はポリオールポリエーテル誘導体。
ポリアルキレンポリアミンは分子内に下記(5)式にて
示す骨格を4続して5ヶ以上有し、且つそれらのうち1
ヶ以上は下記fXVID式に示す骨格であり、末端がO
H及び/又は猪、である窒素原子6〜100(固を含む
ポリエチレンイミンであるのが好ましい。
−C)i2−CH,N、       I牌また、ポリ
ニーデルポリオール中のアルキレンオキンドがエチレン
オキシド、プロピレンオキノド、スチレンオキノド、プ
チレンオキンドから成る群から選ばれる1種又は2種以
上のものであり、その含有畦がポリエーテルポリオール
の3〜80重ik多であるのが好ましい。
なた、(b)成分において、上記した水溶性陽イオン性
げ、為分子化合物及び水溶性両性イオン性高分子化合力
と共に、又はこれに代えて用いられるHLBが10以上
の非イオン性界面活性剤としては、例えばポリオキシエ
チレンアルキルエーテル、ポリオキ/エチレンアルキル
アリールエーテル、ポリオキシエチレンソルビタンの脂
肪酸エステル、ンルビタン脂肪酸エステル、アルキルア
ミンのエチレンオキシド付加物、ポリエチレングリコー
ル脂肪酸エステル等が挙げられる。
本発明金属圧延油の(a)成分である潤滑油成分として
は、例えば、スピンドル油、マシン油、タービン油、シ
リンダー油等の鉱物油;鯨油、牛脂、豚脂、ナタネ油、
ヒマシ油、ヌカ油、パーム油、ヤシ油等の動植物油の油
脂;牛脂、ヤシ油、パーム油、ヒマシ油等から得られる
脂肪酸と炭素数1〜22の脂肪族1価アルコール、エチ
レングリコール、ネオペンチルアルコール、ペンタエリ
スリトール等とのエステルが挙げられる。これらの成分
は、それぞれ1種でもよいが、2種を混合して、使用す
ることもできる。
本発明の金4圧延油は、上記各成分を配合することによ
って調製されるが、その配合量は全組成に対して、(a
)成分の潤滑油成分は99.7〜50重涜%(以下、単
に条と表示する)、特に99.7〜70%、(b)成分
の分散剤成分は0.1〜20%、特に01〜10%、(
e)成分のアミン化合物は0.1〜20%、特に0.1
〜10%が好ましい。
本発明の金属圧延油には、上記成分の他必要に応じて公
知の各種添加剤、例えば防錆防食剤、油性向上剤、極圧
剤、酸化防止剤等を添加することもできる。上記各種添
加剤は、必要に応じて金属圧延油の全組成に対して、そ
れぞれ0〜2%、0〜20% 、0〜5%、0〜5チの
割合で添加することができる。
防錆剤としては、アルケニルコハク酸及びその誘導体、
オレイン酸などの脂肪酸、ソルビタンモノオレートなど
のエステル又は、その他アミン類等が、油性向上剤とし
ては、オレイン酸、ステアリン酸等の同級脂肪酸及びそ
の誘導体であるエステル又はダイマー酸等の二塩基酸が
、また、酸化防止剤としては、2,4−ジt−ブチルp
−クレゾールなどのフェノール系化合物、フェニルα−
ナフチルアミンなどの芳香族アミン等がそれぞれ例示さ
れる。
本発明の金属圧延油は、上記各成分を単に用時混合する
か、あるいは、水分量が80チ立までの濃厚溶液として
調製しておき、使用時水で希釈することにより使用され
る。
〔作用〕
本発明金属圧延油において、潤滑油成分(a)と併用さ
れる分散剤成分(b)及びアミン化合物(c1は次のよ
うな作用を有するものと考えられる。
ill  アミン化合物(c)は、水との親和力が大き
く、かつ、潤滑油成分に溶解するため、潤滑油成分中に
水分を抱き込ませ、含水1を変化させる作用を有する。
従って、アミン化合物(e)は、タンク内攪拌やポンプ
で加わる機械的な力によって、水が油中に可溶化された
犬態から更に油に水分を抱き込ませた状態、すなわち油
を連続相としたW10エマルションを形成し、その結果
として粘性を増大させ、油の付着性、離水展着性を増大
させる作用を有する。
しかしながら、アミノ化合物(c)のみを併用した圧延
油は、界面活性又は保護コロイド性等の面から、エマル
ションとしては極めて不安定で使用し難い状態であり、
本発明効果を達成するためには、更に分散剤成分(b)
の併用が必要である。
(2)分散剤成分子b)のうち、水溶性陽イオン性又は
両キイオン性高分子化合物は、エマルション中の油粒子
の保護コロイド作用を有し、また、HL Bが10以上
の非イオン性界面活性剤もエマルション安定化作用を有
する。
従って、水溶性高分子化合物、HLBが10以上の非イ
オン性界面活性剤、あるいはこれらを組合せてなる分散
剤成分(b)は、潤滑油成分(a)とアミン化合物(c
)とから得られた油中に水分を多く含む油粒子(W10
エマルション粒子)を水中に安定に分散させ、エマルシ
ョン循環安定性を昼める作用を有する。
〔発明の効果〕
本発明の金属圧延油ば、潤滑油成分(a)と紙上のグロ
き作用を有する分散剤成分(b)及びアミン化合物(c
)全含有するため、これから調製される圧延油エマルシ
ョンは、次のような!待機を有する。
tl)  エマルションを圧延加工部に供給すると、水
を含む部活性の油粒子が圧延材表面にプレートアウトす
るため、再乳化が起こりにくく、一度プレートアウトし
た油は圧延材から離脱し難く高付着量を維持できるため
、圧延材表面に尚潤滑性を付与することができる。
(2)  エマルションは、付層性に優れるため、旨速
高圧下の厳しい圧延条件下でも使用できる。
(3)  エマルションは、油粒子が良好に保jすされ
ているため、塵めて潰れた循環安定性を有する。
(4)エマルションは、循環システム内科M15 K 
オイて油粒子の変化が少なく、また金属粉、軸受等の異
種油の混入等の外乱に対しても安定性が損われることが
なく、循環安定性が良好なので、工程管理を容易に行な
うことができる。
従って、例えば冷間圧延の場牙を考えると、圧延油エマ
ルションをロール冷却と潤滑の2つの目的で使用する循
環方式では、昼付着量による高4A滑性とエマルション
循環安定性が得られるため、作業及び工程管理が容易と
なり、しかも圧延油の使用量低減等の原単位の面でも有
効である。
また、ロール冷却と潤滑を区別し、エマルションを潤滑
のみの目的で使用し、ロール冷却は水で行なう直接式で
は、加工部に油が均一かつ多端に付着する必要があるが
、一般的には大量の冷却水によって一旦付着した圧延油
が再乳化してしまい潤滑性が損なわれる危険性があった
しかし、本発明に係るエマルションを用いれば、このよ
うな危険性を除くことができる。
〔実施例〕
次に実施例を挙げて説明する。
実施例中で使用した金属圧延油は次のとおりである。尚
、アミン化合物、水溶性高分子化合物、界面活性剤とし
ては次のものを使用した。
アミン化合物: (a−1+   ジエチレントリアミン(a−21へキ
サメチレンジアミン (a−31トリエタノールアミン (a−4)   エチルアミノエタノールアミン(a−
51N−牛脂アルキルプロピレンジアミン(a−61ジ
ラウリルメチルアミン (a−71モノ十す旨アルキルアミン・オレエート(a
−8)    エチL/フイミン開環重合物(MW=1
200)水溶性高分子化合物: (A)  ジエチルアミンメチルメタクリレートの重合
物をリン酸塩としたもの(MW=30万)(B−1+ 
 ジエチルアミノエチルメタクリレートの硫酸塩/ビニ
ルピロリドン/アクリル酸ソーダ=5/4/1 (モル
比)である共重合物(MW=20万) CB−21ジエチルアミンエチルメタクリレートの硫酸
塩/ビニルピロリドン/アクリル酸ソーダ=5/4/1
 tモル比)である共重合物(MW=5万) (B−3)  ジエチルアミンエチルメタクリレートの
硫酸塩/ビニルピロリドン/アクリル酸ソーダー5/4
/1 (モル比)である共重合物(MW=15001 (c)  ジエチルアミンエチルメタクリレートのリン
酸塩/ラウリルメタアクリレート=415の共重合物(
MW−=2万) (D−11エチレンイミンの開環重合物のリン酸塩(M
W=10万) (D−2)  エチレンイミンの開環重合物の亜リン酸
塩(MW=4000) (D−31ポリエチレンイミン(MW=7万)に対し1
5重量%となる様にプロピオン酸を反応させ、これをリ
ン酸塩としたもの (E)  −;メチルアミノエチルメタクリレートのエ
チルホスホン酸塩/ラウリルメタアクリレート=4/1
の共重合物(MW=10万)(F)  ビニルピリジン
のリン酸塩/ビニルピロリドン/アクリル酸ソーダ=6
/3/1の共重合物(MW=45万) (G)  ジエチレントリアミンのチオリン酸塩とダイ
マー酸の重縮合物(MW=80万)(H)  ジエチル
アミノエチルメタクリルアミドのリン酸塩/アクリル酸
ソーダ/ビニルスホン酸ソーダー3/l/1の共重合物
(MW=40万) (■l  水@性高分子化合物tl))のエチレンイミ
ンのリン酸塩を硫酸塩としたもの (Jl  1.2−ジクロルエタンとへキサメチレンテ
トラミンのリン酸塩の重縮合物(MW=5万) (K)  エピクロルヒドリンのトリメチルアミン第4
吸アンモニウム化合物の亜リン酸塩の開環重合物(1’
14W=10万) (L)  テトラメチルプロピレンジアミンのジエチル
ホスホン酸に:る第4級アンモニウム塩の重縮合物(M
W=10万) FM+  ポリエチレンイミンにエチレンオキノドをポ
リエチレンイミンに対し20重a %付加した化合物(
MW=5万) +N+  ポリエチレンイミンにエチレンオキシド全ポ
リエチレンイミンに対し30重i%とプロピレンオキシ
ドをポリエチレンイミンに対し30重量%付加した化合
物(MW、=15万) (01エチレンイミンのホスホン酸塩/ジメチルアミン
エチルメタクリレートのエチルホスフィン酸1i=1/
1の共重合物(MW=6万) (P)  ステアリルメタアクリレート/N、N−ジメ
チルアミノエチルメタクリレートのリン酸塩=1/2の
共重合物(l111HV=5万)界面活性剤: (b−1)  ホ’)オキシエチレンノニルフエニール
エ−fル()ILB=114 ) (b−21ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレ
ート(HLB=15.61 (b−31ポリエチレングリコールモノステアレート 
(HLB=1 9.1 1以 下余白 実施例1 付着量試験 被検試料の調製は、各金属圧延油を水で所定の濃度に希
釈し、これを温度60°Cとし、ホモミキサーにより1
0,000 rpmで60分間攪拌することにより行な
った。被検試料の塗布は、表面を清浄した鋼板+50X
150X0.5正、5PCC−DJを温度150 ’C
とし、スプv−脩500m1/分(圧力1 kg/ff
l )でギヤーポンプを使用し、0.5秒間塗布する方
法によった。各金属圧延油の付着量を第1表に示した。
また、一度プレーアウドした圧延油の付着強さを調べる
目的で、圧延油エマル7ョンを鋼板に塗布後、直ちに7
0°Cの温水をスプレー圧0.5 kg /d、スプレ
ー@12/分の条件下で鋼板にスプレーシ、圧延油の除
去性(付着強さ)を調べた。耐水付着量の測定は、被検
試料を塗布した鋼板上の残存試料を溶41にて抽出し秤
量することにより行なった。結果は第3表のとおりであ
る。
第3表 実(・角筒2 焼付荷重試験置η田四球式試験法) 焼付荷重の測定は、防衛庁暫定規格NDSxXK274
0油j漠強度試験方法(着出四球式試験法)に準じて行
った。被検試料の調製は、各金属圧延油を水で所定の濃
度に希釈し、これをホモミキサーにより回転数10.O
OOrpmで攪拌することにより行った。被検試料の塗
布は、上記攪拌溶液をスプv  z o、 s e /
分(圧力1.0 kg/ffl + 、試料溶液温7団
60°Cの条件でギヤーポンプを使用し、球押えで固定
した3個の試験用鋼球の下方から31[i!tlの接触
点の中心の空間を通して上方の回転鋼球に塗布する方法
によった。
結果は第4表のとおりである。
第4表 実施例3 粒子径測定 被検試料のA整は、各金属圧延油を水で所定濃度に希釈
し、これを温度60°Cとし、ホモミキサーにより回転
610,000 rpmで60分間撹拌することにより
おこなった。被検試料の粒子径測定はコールタ−カウン
ターにより、200μmのアパーチャーを使用して訃こ
なった。
結果は第5表のとおりである。
第5表 以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、次の(a)〜(c)、 (a)油脂、鉱物油および脂肪酸エステルから成る群か
    ら選ばれる1種又は2種以上の潤滑油成分 (b)塩基性窒素原子または陽イオン性窒素原子を2個
    以上含有する重合体であつて、その平均分子量が1,0
    00〜10,000,000の範囲にある水溶性陽イオ
    ン性高分子化合物および水溶性両性イオン性高分子化合
    物、並びにHLBが10以上の非イオン性界面活性剤と
    から成る群から選ばれる1種又は2種以上の分散剤成分 (c)一般式( I )、 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R^aおよびR^bは、同一もしくは異なつて
    、水素原子、炭素数1〜22のアルキル基、アルキルア
    リール基もしくはアリール基、又は炭素数2〜3のヒド
    ロキシアルキル基を示し、R^cは炭素数1〜4のアル
    キレン基を示し、R^dは水素原子又は炭素数1〜3の
    アルキル基を示し、R^eは炭素数1〜5のアルキレン
    基もしくはヒドロキシアルキレン基を示し、Xは▲数式
    、化学式、表等があります▼又は−OHを示し、nは0
    〜5の整数を示す) で表わされるポリアミンもしくはヒドロキシルアミン、
    炭素数2〜22のアルキル基もしくはアルキルアリール
    基を有するモノアミン、並びに分子量3,000未満の
    エチレンイミン開環重合物およびその誘導体から成る群
    から選ばれる1種又は2種以上のアミン化合物 を含有する金属圧延油。
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