JPS6294337A - 積層フイルム - Google Patents

積層フイルム

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JPS6294337A
JPS6294337A JP23419185A JP23419185A JPS6294337A JP S6294337 A JPS6294337 A JP S6294337A JP 23419185 A JP23419185 A JP 23419185A JP 23419185 A JP23419185 A JP 23419185A JP S6294337 A JPS6294337 A JP S6294337A
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polyester resin
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less
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田中 巖
嶋本 孝廣
英樹 山岸
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 この発明は、電離放射線により硬化するインクおよび/
または表面処理剤、低温焼付型インク。
不飽和ポリエステル樹脂等の接着性に優れ、紫外線の曝
露を受ける環境下においても長期間にわたって高度の接
着性、透明性を保持し、そのうえ、優れた耐水性も有す
る積層フィルムに関する。
〔背景技術〕
従来、ポリエステルフィルムの接着性を向上させる目的
で、ポリエステルフィルム上に易接着層が形成された積
層フィルムがある。この積層フィルムとしては、水およ
び/または有機溶剤に溶解、もしくは、乳化、懸濁させ
たアクリル樹脂、ポリエステル樹脂、あるいは、ポリウ
レタン樹脂等をポリエステルフィルム上に塗布して易接
着層を形成したものが知られている。この積層フィルム
は、各種印刷インクの接着性向上を目的としたアンカー
材、各種フィルム、あるいは、樹脂との貼合わせに用い
られている。
しかし、この従来の積層フィルムにおいては、屋外また
は紫外線に曝露される環境下で使用した場合、紫外線の
作用により、易接着層の劣化1分解による性能低下、あ
るいは印刷3着色、染色等を施した場合の退色、ポリエ
ステルフィルム自体の紫外線による劣化のために生ずる
機械的特性の低下、表面劣化による亀裂の発生、チョー
キング、変色等による外観および透明性の低下、いわゆ
る耐候性および耐光性不1−分による製品外観の損傷等
が生じるといったような欠点があった。また、水または
有機溶剤に溶解、もしくは乳化、懸濁させた処理剤は、
塗布後単に媒質を乾燥により蒸散させるものが大半であ
る。そのため、このような処理剤によりつくられる易接
着層は、冷温水または有機溶剤に浸漬、あるいはそれら
の蒸気にさらされた場合には、ポリエステルフィルムと
層間剥離を起こしたり、昨潤、溶解等により接着性が低
下したりして、いわゆる耐水性、あるいは耐薬品性が不
足するという欠点があった。
〔発明の目的〕
この発明は、このような事情に鑑みてなされたものであ
って、前記欠点の無いもの、すなわら、耐候性、耐光性
、耐水性および耐薬品性に優れ、接着性にも優れた積層
フィルムを従供することを目的としている。
〔発明の開示〕 前記のような171的を達成するため、この発明は、結
晶融解熱が5cal/g以下のポリエステル樹脂からな
る層が、実質的に360nm以下の紫外線を遮断すると
ともに400nm以上の可視光線を70%以上iS遇す
るポリエステルフィルムの少なくとも片面に設けられて
なる積層フィルムをその要旨としている。以下に、この
発明の詳細な説明する。
この発明において、結晶融解熱が5cal/g以下のポ
リエステル樹脂(以下、「低結晶性ポリエステル樹脂」
と記す)とは、以下のような三塩基性酸成分とグリコー
ル成分からなる低結晶性の共重合ポリエステルである。
三塩基性酸成分は、そのうちの70モル%以上がテレフ
タル酸残基であり、残部を構成する他の三塩基性酸成分
としては、イソフタル酸、アジピン酸、セバシン酸等の
エステル形成性三塩基性酸残基の1種または2種以上が
選ばれる。グリコール成分は、そのうちの60モル%以
上がエチレングリコール残基であって、残部を構成する
他のグリコール成分としては、ジエチレングリニ1−ル
、トリエチレングリコール、1.4−ブタンジオール、
ビスフェノールA1ビスフエノールAのエチレンオキサ
イド付加物(ビスフェノールA−EO) 、シクロヘキ
サンジメタツール等のエステル形成性のグリコール残基
の1種または2種以上が選ばれる。望ましいものは、テ
レフタル酸残基が75〜95モル%でテレフタル酸以外
の二基Mf’l酸残基が25〜5モル%の三塩基性酸成
分とエチレングリコールとからなる共重合ポリエステル
である。特に望ましいのは、三塩基性酸成分が、テレフ
タル酸残基78〜90モル%、テレフタル酸以外の三塩
基性酸残基22〜10モル%の割合であって、グリコー
ル成分がエチレングリコールである共重合ポリエステル
である。
三塩基性酸成分が、テレフタル酸残基およびイソフタル
酸残基の組み合わせの場合は、それぞれの割合を78〜
93モル%および22〜7モル%とするのが好ましい。
前記以外に、テレフタル酸残基と2種以上のグリコール
成分の組合わせも有効である。
このような低結晶性ポリエステル樹脂を用いれば、耐水
性、耐薬品性等に優れた易接着層が得られる。このため
には、低結晶性ポリエステル樹脂の結晶融解熱は、5c
al/g以下でなければならないが、0.1 cal/
g以上5cal/g以下の範囲にあると、積層フィルム
の耐水性、特に耐煮沸性がより向上する。また、この低
結晶性ポリエステル樹脂層の表面に放電処理を施すと、
前記の優れた特性が維持されたまま接着性がさらに向上
する。
実質的に360nm以下の紫外線を遮断するととも′に
400nm以−ヒの可視光線を70%以上透過するポリ
エステルフィルムとは、ポリエステルフィルムに、25
0〜400nmの波長域に光吸収の極大値を有する紫外
線吸収剤を、含浸、塗布したり、あらかじめ前記紫外線
吸収剤を原料のポリエステル樹脂に配合、あるいは、ポ
リエステル鎖に共重合したのちフィルム化を行う等して
含ませたりすることにより、360nm以下の紫外線の
透過率を30%以下、好ましくは15%以下、□さらに
好ましくは10%以下にしたものであって、しかも、4
00nm以上の可視光線の透過率が70%以−ト、好ま
しくは80%以」二となるようにしたものである。
紫外線吸収剤としては、2.2  ’、4.4’−テ1
−ラヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−
メトキシ−4゛−クロルベンゾフェノン、2−ヒトI−
1キシー4−n−オクトキシベンゾフェノン、ビス(2
−メトキシ−4−ヒドロキシ−5−ベンゾイルフェニル
)メタン等のベンゾフェノン系紫外線吸収側、2−(2
′−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(
2’−ヒドロキシ−5′−メチルフェニル)ベンゾトリ
アゾール、2−(2′−ヒドロキシ−5′−【−ブチル
フェニル)ベンゾトリアゾール等のトリアゾール系紫外
線吸収剤、サリチル酸フェニル、サリチル酸−4−t−
ブチルフェニル等のサリシレート系紫外線吸収剤等のな
かから選ばれた少なくとも1種が好ましく用いられる。
ポリエステルフィルムとしては、結晶融解熱が5 ca
l/g以−I−のものが好ましく、7.5 cal/g
を超えるものがより好ましい。具体的には少なくとも一
軸に延伸されたポリエチレンテレフタレートフィルムを
用いるのが特に好ましい。このようなポリエステルフィ
ルムは、耐候性、耐光性および透明性が優れている。結
晶融解熱が6cal/g未満のポリエステルフィルムに
おいては、フィルムの結晶性が阻害され、この結果、非
晶部分の増加による耐候性の低下が避けられず、また、
軟化点の低下に起因する製膜性と品質の悪化、たとえば
、延伸時のロール粘着、熱処理温度低下による寸法安定
性の悪化などが生じ好ましくない。
なお、低結晶性ポリエステル層(易接着層)のブロッキ
ング防1Fおよび加工工程での作業性改善を目的として
、前記の光学的特性を損なわない範囲で、一般に使用さ
れている有機または無機の微粒子やその他の添加剤をポ
リエステルフィルムに含ませるようにしてもよい。添加
剤としては、たとえば、カルナウバワックス、ステアリ
ン酸カルシウム等があげられる。
低結晶性ポリエステル樹脂からなる層を前記ポリエステ
ルフィルムの少なくとも片面に設けてこの発明にかかる
積層フィルムを得る。この方法は、特に限定しないが、
英国特許第1465973号公報に記載の共押出し製膜
による方法が望ましい。イ1(結晶性ポリエステル樹脂
からなる層の厚みは、1μm以上IOμm以下とするの
が望ましい。l pm未満では、接着性能に不均一性が
生じやすく、逆に、10μmを超えると、カール、ブロ
ッキング等が生じて加工工程の作業性が低下するので好
ましくない。
必要に応じ、積層フィルムの特性を向上させるといった
目的で、積層フィルムの低結晶性ポリエステル樹脂層を
設けた面を放電処理する。この放電処理により、結晶融
解熱の大きい低結晶ポリエステルを使用した場合におけ
る初期接着性の向上がはかれ、かつ耐煮沸性も向上する
。処理方法としては、空気中でのコロナ放電処理、不活
性ガス雰囲気中でのコロナ放電処理等通常行われている
放電処理方法があげられるが、窒素雰囲気中での放電処
理が望ましい。また、処理強度(単位時間、単位面積当
たりの積層フィルム面が受ける電力)としてはlO〜5
0ワット/@”/分が望ましい。処理面のぬれ張力(J
IS K 676Bに規定)は47dyne/cm以−
Lにするのがよい。
この発明にかかる積層フィルムは、360nm以下の紫
外線の透過を実質的に遮断し、かつ、4QQnm以上の
可視光線を70%以上透過するポリエステルフィルムの
一ヒに、耐水性、耐薬品性等に優れ、結晶融解熱が5 
cal/g以下のポリエステル樹脂からなる易接着層を
設けるようにしているので、電離放射線により硬化する
インクおよび/または表面処理剤、低温焼付インク、不
飽和ポリエステル樹脂等の接着性に優れ、耐水性にも優
れたものとなり、そのうえ、紫外線の作用による接着性
能の低下(易接着層の劣化)防止、印刷インク、着色剤
等の変色、退色防止、耐スクラッチ加工処理剤、その他
高次加工処理剤等の劣化防止をはかることができ、しか
も、ポリエステルフィルムの表面劣化による透明性低下
、変色および機械特性の低下を防止でき、紫外線にlI
nされる環境下においても長期にわたって初期特性を維
持することが可能となっているのである。
なお、この発明の積層フィルムの用途は、紫外線に曝露
される個所であればいずれにも使用でき、特に限定はさ
れないが、建材あるいは軍用(たとえば、窓、特に窓ガ
ラス、壁材等に貼り付け、または、それらの貼り合わ・
1用等)等として用いるのが好ましい。
つぎに、実施例および比較例について説明する(実施例
1) テレフタル酸/イソフタル酸(モル比80/20)とエ
チレングリコールとからの共重合ポリエステルを常法に
より重縮合して、低結晶性ポリエステル樹脂を得た。こ
のものの結晶融解熱を測定したところ、0cal/gで
あった。ついで、紫夕1線吸収剤としての2.2 ’、
4.4′−テトラヒ1゛ロートジベンゾフェノン2.0
重に%が配合され、ポリエステルフィルム(支持体層)
となるポリエチレンテレフタレートに易接着層となる前
記低結晶性ポリエステル樹脂(ポリマ)を共押し出し法
により積層し、未延伸フィルムを形成した。そして、こ
のものを、縦および横方向に二軸延伸し、熱処理を行っ
て、厚み比が2:s<m接着層:支持体層)で総厚み2
5+umの積層フィルムを得た。
(実施例2) テレフタル酸とエチレングリコール/ビスフェノールA
−EO(モル比90/10)とからの共重合ポリエステ
ルを、常法により重縮合して、低結晶性ポリエステル樹
脂を得た。このものの結晶融解熱を測定したところ、2
.8 cal/gであった。
ついで、この低結晶性ポリエステル樹脂を用い、実施例
1と同様にして、厚み比が2=8で総厚みが25μmの
積層フィルムを得た。
(実施例3) テレフタル酸/イソフタル酸(モル比87.5 /12
、5 )とエチレングリコールとからの共重合ポリエス
テルを常法により、重縮合して、低結晶性ポリエステル
樹脂を得た。このものの結晶融解熱を測定したところ、
2.3 cal/gであった。ついで、2.2’、4.
4′−テトラヒドロキシベンゾフェノン2.0重量%を
配合したポリエチレンテレフタレートに、前記低結晶性
ポリエステル樹脂を共押し出し法により積層し、未延伸
フィルムを形成した。そして、このものを、縦および横
方向に二軸延伸し、熱処理を行った後、窒素ガス雰囲気
下、処理強度30ワツト/m”7分で易接着層表面に放
電処理を行い、厚み比が2:8(易接着層:支持体層)
、総厚み25 p mの積層フィルムを得た。
(実施例4) テレフタル酸/イソフタル酸(モル比&5/15)とエ
チレングリコールとからの共重合ポリエステルを常法に
より重縮合して、低結晶性ポリエステル樹脂を得た。こ
のものの結晶融解熱を測定したところ、0.6 cal
/gであった。ついで、この低結晶性ポリエステル樹脂
を用い、実施例3と同様にして、厚み比が2−8で総厚
みが25μmの放電処理を施した積層フィルムを得た。
(実施例5) 実施例1と同様にして未延伸フィルムを形成した後、こ
のものを縦および横方向に二軸延伸し、熱処理を行った
。その後、窒素ガス雰囲気下、処理強度30ワソ) /
m”7分で易接着層表面に放電処理を行い、厚み比が2
=8(易接着層:支持体層)で総厚み25μmの積層フ
ィルムを得た。
(実施例6) 実施例3において、積層面の放電処理を行わなかった以
外は実施例3と同様にして積層フィルムを得た。
(比較例1) テレフタル酸/イソフタル酸(モル比9515)とエチ
レングリコールとからなる共重合ポリエステルを、常法
により重縮合して、ポリエステル樹脂を得た。このもの
の結晶融解熱は、7 cal/gであった。ついで、こ
のポリエステル樹脂を用い、実施例1と同様の方法で、
総厚み25μmの積層フィルムを得た。
(比較例2) 実施例1において、ポリエステルフィルムを、紫外線吸
収剤を含まない通常のポリエステルテレフタレートから
なるフィルムとした以外は、実施例1と同様にして積層
フィルムを得た。
(比較例3) ポリエステルフィルムとなるポリエチレンテレフタレー
トに紫外線吸収剤を添加しなかったほかは、実施例3と
同様にして積層フィルムを得た。
前記のようにして得られた実施例および比較例の積層フ
ィルムの特性を111べた。結果を第1表および第2表
に示す。ただし、測定方法および評価基準は、つぎのi
lりである。結晶融解熱の測定方法もあわせて示す。
■ 結晶融解熱 パーキンエルマー(PRRKIN−R1,肝R)社製の
測定機の口5C(Differential Scan
ing Calorimeter)−2型を用いて、試
料3 Qmgを融解後、液体窒素で急冷し、30℃/分
の昇温速度で昇温した時の結晶化にともなう発熱ピーク
から発熱量を求めた。
■ 透過率の測定 日立広帯域自記分光光度計323型を用い、300nm
から360 nmまでの紫外線域の波長および400n
mから700nmまでの可視光線域の波長における透過
率を積分球を用いて測定し、]Onm間隔における透過
率を求め、次式により平均透過率を算出した。
T300−3b。=(ΣI:o。Px+ Vλi TX
;/Σ’3:0”AiVλ1)X100 T4oo、wtoo = (’E j□。j′Pxi 
V、、 Tx+/Σj:: p。
Vxi)X100 ここで、Pλ1 :標準の光Aの分光分布の値VλI 
:2度視野における明所視標準比視感度 TX; :分光透過率 Tsoo−360: 300〜360 nmにおける平
均透過率 T4oo 〜、oo  : 400〜700 nmにお
ける平均透過率 ただし、分光透過率の分布曲線が振動波形を示すフィル
ムにあっては、山と谷の中間を通る平均的な分布曲線に
より、各波長における分光透過率を求め算出した。
■ 耐候性試験 0項(後述)の(al、 fblに記載の方法により調
整した試料片について行った。スガ試験機製のサンシャ
イア+’7mザーメータ hl!i、−5UN−11M
c型を用い、JIS A 1415のテスト方法に準拠
し、ポリエステルフィルム側を光源方向に向け、200
0時間曝露を行ったのち、外観観察および0項記載の方
法による接着性評価を行った。
■ 耐光性試験 0項(後述)のtag、 (blに記載の方法により調
整した試料片について行った。365nmの輝線スペク
トルを主波長とする高圧水銀灯H−400−Fを光源と
し、光源から22(IJ11離れた位置に、ポリエステ
ルフィルム側を光源方向に向けるようにして試料片を固
定し、200時間曝露を行ったのち、外観観察および0
項の方法による接着性評価を行った。
■ 初期接着性試験 不飽和ポリエステル樹脂および紫外線硬化型インクに対
する接着性を調べた。
ia)  不飽和ポリエステル樹脂に対する接着性不飽
和ポリエステル樹脂(商品名[ポリマール6305J 
、成田薬品工業■製)100重量部に対し、硬化剤とし
て、メチルエチルケトンパーオキサイド(商品名[パー
メックNJ、日本化薬■製)1重量部およびナフテン酸
コバル)0.05重量部を添加したものを、積層フィル
ムの積層側面上に500 g/%の割合で塗工し、12
0℃のオーブン中で20分間乾燥硬化させて試料片とし
た。そののち、つぎの方法により接着性能を判定した。
ポリエステルフィルム面側から、カッターナイフを用い
、間隔1.6m、長さ15鶴の平行な2本の切込みを縦
、横の2方向に入れ、それぞれの中央部を、積層フィル
ム/不飽和ポリエステル樹脂の界面から持ち挙げた場合
の持ち上がり量から判定し、つぎのランク◎、○を合格
とし、ランクΔ、×を不合格とした。
◎:縦縦横横方向もに持ち上がり量が3鶴未満の場合(
接着性完全) O:縦または横の1方向のみ持ち上がり量が3l−未満
の場合(接着性実用限界) △:縦、横ともに持ち上がり量が3龍以−トの場合(接
着性不十分) ×;接着性が全くない場合(耐水テストにおける積層フ
ィルムの浮き上がりも含む) (b)  紫外線硬化型インクに対する接着性紫外線硬
化型塗料(商品名[アロニソクス[J V−37004
東亜合成化学工業■製)を、積層フィルムの積層面側に
、アプリケータを用いて3μmの厚みに塗工して試料片
とした。ついで、この試料片に対しNt雰囲気下におい
て2kWのHg灯を用い、試料片の面までの高さを30
cmとして、30秒間塗料を硬化させた。このものにつ
いて、つぎの方法により接着性評価を行った。まず、試
料片に対し基盤目クロスカット(1mm”の71010
0個)を行い、このカット面に、ニチバン■製セロテー
プ(24ms幅)を貼りつけた。そして、180℃の剥
離角度ですばやく剥がした後の低結晶性ポリエステル樹
脂層の剥離面積から下記の様にランク付けし、指数4以
上を合格とした。
接着指数 5:カプト顔中、剥離面積lO%以下 4+剥離面積10%を超え20%以下 3;剥離面積20%を超え30%以下 2+剥離面積30%を超え40%以下 1:剥離面積40%を超える場合 ■ 耐水性試験 前項■のta+、 (b)に記載の方法により調整した
試料片を60℃の温水中に4時間浸漬したのち、前記0
項の(al、 (b>に記載の方法により、接着性評価
を行った。そして、ランクO以上、指数4以上のものに
ついては、さらに沸とう水中に1時間浸漬後、および1
0時間浸漬後につき、同様に接着性評価を行った。
第1表および第2表より、実施例1〜6の積層フィルム
は、いずれも、初期接着性、耐候性、耐光性および耐水
性に優れているのに対し、比較例1のものは、初期接着
性、耐候性および耐光性が劣り、比較例2.3のものは
、耐候性および耐光性が劣っていることがわかる。
なお、サンシャインウェザ−メータを用いた耐候性試験
を行った結果、比較例2の積層フィルムは、1500時
間経過した時点で、ポリエステルフィルl、の表面損傷
による透明性低下および接着性能の低下が認められた。
また、比較例3の積層フィルムは、1000時間でポリ
エステルフィルムの表面損傷による透明性の低下および
接着性の低下がみられた。
〔発明の効果〕
この発明にかかる積層フィルムは、結晶融解熱が5ca
l/g以下のポリエステル樹脂からなる層が、実質的に
360nm以下の紫外線を遮断するとともに400nm
以上の可視光線を70%以上透過するポリエステルフィ
ルムの少なくとも片面に設けられてなるので、耐候性、
耐光性、耐水性および耐薬品性等の性能が優れている。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)結晶融解熱が5cal/g以下のポリエステル樹
    脂からなる層が、実質的に360nm以下の紫外線を遮
    断するとともに400nm以上の可視光線を70%以上
    透過するポリエステルフィルムの少なくとも片面に設け
    られてなる積層フィルム。
  2. (2)ポリエステル樹脂層側のフィルム面が放電処理さ
    れている特許請求の範囲第1項記載の積層フィルム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP0678376A1 (en) * 1994-04-18 1995-10-25 Axxis N.V. A copolyester-containing plastic sheet, a process for the manufacture of the plastic sheet and mouldings manufactured from the plastic sheet
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