JPS629416A - 表示器の実装構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は表示器の実装構造に係り、さらに詳しくは電子
機器側の回路基板との接続構造を改良した表示器の実装
構造に関するものである。

［従来の技術］ 例えば電子式卓上計算機（以下電卓という）等の電子機
器には演算結果や入力文字等を示すための液晶表示装置
などの表示器が設けられている。

このような液晶表示装置と、電子機器側に設けられたプ
リント回路基板との間は多くの端子間を電気的に接続し
なければならない。

従来の電気的な接続構造を第３図に示す。

第３図において符号ｌで示すものは液晶表示装置で、そ
の本体の両端部には図示を省略した端子電極が設けられ
ている。

この液晶表示装置の下側にはプリント回路基板２が配置
されており、その表面に形成された電極パターンが液晶
表示装置の端子電極と対向して設けられている。

液晶表示装置１の端子電極とプリント回路基板２の電極
パターンとの間は導電ゴムコネクタ３によって電気的に
接続される。

この導電ゴムコネクタ３は肉厚方向の中央部に所定ピッ
チで導電層３ａが形成された絶縁性ゴム３ｂから構成さ
れている。

一方、符号４で示すものは金属板等からプレス加工によ
り形成された表示器のホルダで、複数個の脚４ａを有し
、これら脚４ａをプリント回路基板２に対しかしめて固
定されるが、この時前記導電ゴムコネクタ３を圧縮する
。

このようにホルダ４によって導電ゴムコネクタを圧縮す
ることにより導電層３ａを介して液晶表示装置ｌとプリ
ント回路基板２とが電気的に接続される。

［発明が解決しようとする問題点］ ところが、このような接続構造を採用すると、液晶表示
装置ｌとプリント回路基板との距離が比較的長くなると
前記導電ゴムコネクタ３の高さが高くなるため、導電ゴ
ムコネクタ３がホルダ４によって圧縮される時倒れやす
くなる。

また、導電層３ａの抵抗値も高くなるため、安定した電
気的接続が得られず、更にコネクタ自体のコストが高く
なってしまうという問題点があった。

［問題点を解決するための手段］ 本発明においては上述した問題点を解決するために、表
示器を支持する支持台と、一端を表示器側に接続され、
他端をプリント回路基板側に接続される感熱型のフィル
ム状の接続部材と、表示器及び支持台を覆い、プリント
回路基板上に固定されるホルダと、前記支持台の表示器
の端子電極に接する部分に設けられた凹部中に嵌合され
る弾性体とを設けた構造を採用した。

［作　用］ 上述したような構造を採用すると、所定の幅を有するフ
ィルム状の接続部材を用いて表示器とプリント回路基板
との間を電気的に接続しているため、両者間が離れてい
ても高い信頼性をもって確実な電気的接続を行なうこと
ができる。

［実施例］ 以下、図面に示す実施例に基づいて本発明の詳細な説明
する。

第１図及び第２図は本発明の一実施例を説明するもので
、図中第３図と同一部分または相当する部分には同一符
号を付し、その説明は省略する。

液晶表示装置ｌの上側のガラス板１ａの下面には端子電
極１ｂが所定のピッチでその両端部に沿って形成されて
いる。

また、プリント回路基板２の上面には前記端子電極１ｂ
と対向して電極パターン２Ｃが形成されている。

一方、符号５で示すものは液晶表示装置１とプリント回
路基板を電気的に接合するためのフレキシブルな接続部
材で、例えばポリエステルフィルムのベース上に感熱性
の導電性接着剤と、感熱性の絶縁性接着剤とが所定のピ
ッチで交互に印刷されたもので、ヒートシールと呼ばれ
ている。

符号６で示すものは支持台で、液晶表示装置ｌとプリン
ト回路基板２との間に配置され、その上面には後述する
弾性体を保持する凹部６ａが端子電極１ｂと対向した位
置に形成されている。

この凹部６ａ中にはゴム等から成る弾性体７が嵌合され
、前記ヒートシール５の端部を端子電極ｉｂに対して圧
接する役割りを持つ。

この弾性体７の上面にはヒートシール５の端部を仮固定
するための両面テープ８が貼着されている。

液晶表示装置ｌを含めて支持台６全体は金属板からプレ
ス加工したホルダ９によって囲まれる。

ホルダ９は脚９ａを有し、この脚９ａをプリント回路基
板２側に形成された孔２＆４こ貫通させた後、これをか
しめることにより固定される。

また、符号１０で示すものはタッピングビスで、プリン
ト回路基板２の裏面側から挿入され、支持台６に螺合す
ることにより支持台６をプリント回路基板２上に仮固定
する。

次に、以上のように構成された本実施例の組立方法につ
いて説明する。

まず、プリント回路基板２上の所定の電極、＜ターン上
にヒートシール５の一端５ａをパターンの位置を目視に
よって合わせなから熱溶着する。

パターンの位置合わせは目視によって行ない、適宜ガイ
ドビンとの嵌合による位置合わせや位置決め治具による
方法等を併用してパターンずれを修正しながら行なう。

次に支持台６をプリント回路基板２の所定の位Ｉに載置
し、タッピングビス１０によって仮固定する。

この時、支持台６のプリント回路基板２に対する位置決
めは、例えば第１図に示すように支竺台６側から突設さ
れた突起６ｂをプリント回路基板に形成された透孔２ｂ
中に嵌合させる等の方法を採用すればよい。

また、支持台６のプリント回路基板への仮固定方法も、
支持台６に設けた図示していない突起部を、プリント回
路基板側に設けた透孔や凹部に嵌合させる方法でもよい
。

次に、支持台６に設けられた凹部６ａ中に弾性体７を嵌
合させる。

この凹部６ａは第１図に示すようにその周囲が壁６Ｃに
よって囲まれているため、弾性体７の大きさをこの枠内
一杯に入る大きさにしておけば、弾性体はずれることが
ない。

また、弾性体７の高さは、後述するようにホルダが組付
けられた時、圧縮されて適当なポカでヒートシールを表
示器に対して圧接しうるように、あらかじめ寸法を定め
ておく。

続いて、一端５ａの部分がプリント回路基板上に熱溶着
されたヒートシール５を折り曲げて、他端５ｂを上側に
導き、表示器ｌの圧接部を、弾性体７上に位置合わせを
して載置し、仮固定を行なう。

この仮固定はあらかじめ弾性体７の上面に貼着されてい
た両面テープを用いてもよく、他の方法、例えば接着剤
等を用いる方法を採用してもよい。

このようにしてヒートシール５の上端部を弾性体７上に
仮固定した後、液晶表示装置をヒートシール上に載せる
が、この時液晶表示装置の端子電極と、ヒートシールの
電極パターンとを位置合わせしながら載置する。

電極パターンどうしの位置合わせは、プリント回路基板
と同様に目視して位置を確認しながら行なわれるが、第
２図に示すように支持台６の上側に形成された位置決め
用の突起６ｄに液晶表示装置の基準面ＩＣを突き当てる
方法や、位置決め治具による方法等により、電極パター
ンのずれを修正しながら行なう。

続いて、ホルダ９を液晶表示装置ｌの上側から被せて、
弾性体７を圧縮させながらホルダ９の脚９ａをプリント
回路基板２側の透孔２ａ中に貫通させた後、これをかし
め、プリント回路基板に固定する。

この結果、ヒートシールは弾性体７によって液晶表示装
置ｌに圧接されるため、液晶表示装置１とプリント回路
基板２との電気的導通が得られるとともに、ホルダ９に
よって液晶表示装置が確実に保持される。

上述したようにして、本実施例にあっては、ヒートシー
ルというフィルム状の接続部材を用いているため、液晶
表示装置と、プリント回路基板との間の距離が比較的長
くても、確実に電気的接続を行なうことができ、安価で
信頼性の高い電子機器を得ることができる。

なお、上述した実施例にあっては、表示器の一例として
液晶表示装置を例示したが、ＣＨＤ　。

ＥＬＤ等の他の表示器の場合にも全く同様に適用するこ
とができる。

また、ヒートシールとプリント回路基板との接統あるい
はヒートシールと表示器との接続において相互の電極パ
ターンどうしの位置ずれを目視によって確認できるため
、電極パターンのピッチが極めて小さい時にも確実に位
置合わせを行なうことができ、極めて実用的である。

更に上述した実施例から明らかなように、表示器の支持
台により、ヒートシールのプリント回路基板上への熱溶
着部を上から押える構造になっているため、ヒートシー
ルが熱溶着部より離れることを完全に防止することがで
きる。

［発明の効果］ 以上の説明から明かなように本発明によれば表示器の支
持台と、フィルム状の電気的接続部材を用い、支持台の
凹部に嵌合された弾性体と、表示器によってフィルム状
接続部材の一端を表示器に対して圧接させる構造を採用
しているため、電気的な接続は極めて確実なものとなり
、表示器とプリント回路基板との間の距離が比較的長い
場合においても、信頼性の高い接続構造を得ることがで
きる。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は本発明の一実施例を説明するもので
、第１図は要部の縦断正面図、第２図は第１図のＡ−Ａ
線断面図、第３図は従来構造を説明する縦断側面図であ
る。 ｌ・・・液晶表示装置　　２・・・プリント回路基板５
・・・ヒートシール　　６・・・支持台７・・・弾性部
材

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）表示器を支持する支持台と、一端を表示器側に接続
   され、他端をプリント回路基板側に接続される感熱型の
   フィルム状の接続部材と、表示器及び支持台を覆い、プ
   リント回路基板上に固定されるホルダと、前記支持台の
   表示器の端子電極に接する部分に設けられた凹部中に嵌
   合される弾性体とを備え、前記フィルム状接続部材の一
   端はプリント回路基板と支持台との間に挾さまれた状態
   でその一端をプリント回路基板側に固定され、他端は前
   記弾性体と表示器との間に挾持されるように構成したこ
   とを特徴とする表示器の実装構造。 ２）支持台には表示器の位置決め用の突起を設けたこと
   を特徴とする特許請求の範囲第１項に記載の表示器の実
   装構造。 ３）支持台はフィルム状接続部材の一端をプリント回路
   基板との間に圧接挾持するための脚部を備えていること
   を特徴とする特許請求の範囲第１項または第２項に記載
   の表示器の実装構造。 ４）弾性体はフィルム状の接続部材が接する部分に両面
   接着テープが貼着されていることを特徴とする特許請求
   の範囲第１項から第３項までのいずれか１項に記載の表
   示器の実装構造。