JPS629380Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS629380Y2 JPS629380Y2 JP16635882U JP16635882U JPS629380Y2 JP S629380 Y2 JPS629380 Y2 JP S629380Y2 JP 16635882 U JP16635882 U JP 16635882U JP 16635882 U JP16635882 U JP 16635882U JP S629380 Y2 JPS629380 Y2 JP S629380Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- siphon
- drainage
- siphon pipe
- discharge port
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 235000007164 Oryza sativa Nutrition 0.000 claims description 8
- 235000009566 rice Nutrition 0.000 claims description 8
- 240000007594 Oryza sativa Species 0.000 claims 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 20
- 241000209094 Oryza Species 0.000 description 7
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000012544 monitoring process Methods 0.000 description 2
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 1
- 239000010902 straw Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Jet Pumps And Other Pumps (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は簡便な構造で水田の排水を効果的に行
う水田排水用サイフオン装置に関するものであ
る。
う水田排水用サイフオン装置に関するものであ
る。
従来水田の排水口いわゆる水尻は、畦畔を開削
しむしろ等で保護して排水口をつくり、ここから
の溢流を排出するという程度の簡単な施設であつ
た。従来のこのような自然溢流によつて排水する
型式の水尻においては、排水能力が極めて小さい
ものであつた。これは、第2図に示す如く、水理
学の理論から、流速は√293であり、水深
は2h/3であることから明らかである。このよ
うな自然排水能力が小さいため、通常の排水の場
合は敷高を高くすることにより排水能力を増加さ
せる必要があつた。また逆に降雨等で溢水量が急
激に増加した場合は、敷高を低くして溢水量を調
整する必要があつた。この作業は雨中でしかも時
を失せず行う必要があり、作業内容も監視の必要
性も大変なものであつた。さらに近年兼業農家の
増加に伴つて時間的な制約を受け上記作業が充分
行なえないため畦畔からの溢水による農地災害が
増加している現状である。
しむしろ等で保護して排水口をつくり、ここから
の溢流を排出するという程度の簡単な施設であつ
た。従来のこのような自然溢流によつて排水する
型式の水尻においては、排水能力が極めて小さい
ものであつた。これは、第2図に示す如く、水理
学の理論から、流速は√293であり、水深
は2h/3であることから明らかである。このよ
うな自然排水能力が小さいため、通常の排水の場
合は敷高を高くすることにより排水能力を増加さ
せる必要があつた。また逆に降雨等で溢水量が急
激に増加した場合は、敷高を低くして溢水量を調
整する必要があつた。この作業は雨中でしかも時
を失せず行う必要があり、作業内容も監視の必要
性も大変なものであつた。さらに近年兼業農家の
増加に伴つて時間的な制約を受け上記作業が充分
行なえないため畦畔からの溢水による農地災害が
増加している現状である。
本考案は、これら監視や敷高の上げ下げの作業
を不要にし、かつ農地災害を防止するため、サイ
フオンを利用した排水口により自動的に排水を行
うとともに排水能力の強化を図る装置を提供する
ものである。
を不要にし、かつ農地災害を防止するため、サイ
フオンを利用した排水口により自動的に排水を行
うとともに排水能力の強化を図る装置を提供する
ものである。
即ち本考案は、サイフオン管4の下端部を彎曲
させて吐出口を上面に向けて構成し、彎曲部上端
面4bより高い位置に吐出口下端4aを位置さ
せ、サイフオン管壁の彎曲部上端面4bよりやゝ
低い位置に排水孔5を穿けてなる水田排水用サイ
フオン装置である。
させて吐出口を上面に向けて構成し、彎曲部上端
面4bより高い位置に吐出口下端4aを位置さ
せ、サイフオン管壁の彎曲部上端面4bよりやゝ
低い位置に排水孔5を穿けてなる水田排水用サイ
フオン装置である。
図中1は水田であり、3は畦畔である。サイフ
オン管4の呑口は、敷高よりやゝ低い位置にあ
り、下端は排水路2に溢流水を排出するよう構成
されている。
オン管4の呑口は、敷高よりやゝ低い位置にあ
り、下端は排水路2に溢流水を排出するよう構成
されている。
以上の如く構成される本考案サイフオン装置の
作用は次の如くである。水田水位がサイフオン管
4の敷高より低い場合は、水田の水が流れ出さ
ず、敷高より高くなるとサイフオン管内を通つて
排水路へ流出を開始する。この時、流出量が少な
い場合は、サイフオン管4内は排水孔5によつて
大気と連通しているので自然排水の形となる。水
田水位がさらに高まり、サイフオン管4内の流水
が増加するとサイフオン管4の彎曲部上端面4b
までサイフオン管4内の水位が上がり、流水によ
つて排水孔5は塞がれる。この状態でサイフオン
効果が生じ、水田の水はサイフオン管内を満流す
る。この時の流速は√2と非常に大きいため多
量の排水が可能となる。水田の水位が低下した場
合にはサイフオン管4の呑口から空気を吸い込
み、サイフオン管内が大気と連通するため自動的
に排水が中止される。
作用は次の如くである。水田水位がサイフオン管
4の敷高より低い場合は、水田の水が流れ出さ
ず、敷高より高くなるとサイフオン管内を通つて
排水路へ流出を開始する。この時、流出量が少な
い場合は、サイフオン管4内は排水孔5によつて
大気と連通しているので自然排水の形となる。水
田水位がさらに高まり、サイフオン管4内の流水
が増加するとサイフオン管4の彎曲部上端面4b
までサイフオン管4内の水位が上がり、流水によ
つて排水孔5は塞がれる。この状態でサイフオン
効果が生じ、水田の水はサイフオン管内を満流す
る。この時の流速は√2と非常に大きいため多
量の排水が可能となる。水田の水位が低下した場
合にはサイフオン管4の呑口から空気を吸い込
み、サイフオン管内が大気と連通するため自動的
に排水が中止される。
本考案は以上の如くであるから、水田の水位上
昇に伴つて自動的に多量の排水を行わしめること
ができ省力化が図れるとともに、安全確実な排水
ができるため農地災害の防止ができる等数多くの
効果を有するものである。
昇に伴つて自動的に多量の排水を行わしめること
ができ省力化が図れるとともに、安全確実な排水
ができるため農地災害の防止ができる等数多くの
効果を有するものである。
第1図は本考案の断面図、第2図は従来法によ
る排水状態を示す断面図である。 1……水田、2……排水路、3……畦畔、4…
…サイフオン管、5……排水孔。
る排水状態を示す断面図である。 1……水田、2……排水路、3……畦畔、4…
…サイフオン管、5……排水孔。
Claims (1)
- サイフオン管4の下端部を彎曲させて吐出口を
上面に向けて構成し、彎曲部上端面4bより高い
位置に吐出口下端4aを位置させ、サイフオン管
4壁の前記彎曲部上端面4bよりやゝ低い位置に
排水孔5を穿けたことを特徴とする水田排水用サ
イフオン装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16635882U JPS5969232U (ja) | 1982-11-01 | 1982-11-01 | 水田排水用サイフオン装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16635882U JPS5969232U (ja) | 1982-11-01 | 1982-11-01 | 水田排水用サイフオン装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5969232U JPS5969232U (ja) | 1984-05-10 |
JPS629380Y2 true JPS629380Y2 (ja) | 1987-03-04 |
Family
ID=30364216
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16635882U Granted JPS5969232U (ja) | 1982-11-01 | 1982-11-01 | 水田排水用サイフオン装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5969232U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100728801B1 (ko) * | 2005-09-12 | 2007-06-15 | 이완영 | 호소 침전물 처리장치 |
-
1982
- 1982-11-01 JP JP16635882U patent/JPS5969232U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5969232U (ja) | 1984-05-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US2701235A (en) | Operating system for swimming pool | |
US4121307A (en) | Positive flow swimming pool gutter | |
US6944892B1 (en) | Overflow drain for toilet | |
JPS629380Y2 (ja) | ||
JP3023087U (ja) | 水位調整器 | |
CN109281383A (zh) | 一种大流量浮球式地漏 | |
CN209941844U (zh) | 一种新型地漏 | |
CN213390456U (zh) | 一种虹吸式防臭地漏 | |
CN211368938U (zh) | 一种适用于农村地形变化较大的组合式雨水边沟 | |
CN213115245U (zh) | 一种隐形疏水装置 | |
JPH0984472A (ja) | 排水桝の排水調整装置 | |
JPH0717037U (ja) | 水田の水管理施設 | |
JP2515164Y2 (ja) | 減圧弁 | |
JP3032600U (ja) | 水田の水温保持装置 | |
JPH0738433Y2 (ja) | 小便器排水管の配管構造 | |
JPH0371523B2 (ja) | ||
JPH0526295Y2 (ja) | ||
JPS5840150Y2 (ja) | 洗面台装置 | |
JPS62593U (ja) | ||
JPH0746789Y2 (ja) | ドレンポンプ | |
JPS6126792Y2 (ja) | ||
JPH0342100Y2 (ja) | ||
JPS621332Y2 (ja) | ||
JPS6115371U (ja) | 洗場床用排水トラップ | |
JPS6040956Y2 (ja) | 蒸気配管用ドレ−ン排出装置 |