JP2515164Y2 - 減圧弁 - Google Patents

減圧弁

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JP2515164Y2
JP2515164Y2 JP1989069960U JP6996089U JP2515164Y2 JP 2515164 Y2 JP2515164 Y2 JP 2515164Y2 JP 1989069960 U JP1989069960 U JP 1989069960U JP 6996089 U JP6996089 U JP 6996089U JP 2515164 Y2 JP2515164 Y2 JP 2515164Y2
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JP
Japan
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pressure
piston
orifice
reducing valve
tube
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Application number
JP1989069960U
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JPH039013U (ja
Inventor
忠 木下
昭治 海原
Original Assignee
株式会社ミヤワキ
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は減圧弁の駆動部の改良に関する。
〈従来の技術〉 パイロット式減圧弁は、周知のように主弁部と駆動部
及びパイロット部からなり、パイロット部で設定される
調整圧力を駆動部で受圧し、駆動部のピストンで主弁部
を開閉して2次圧を所定の圧力に保つように構成されて
いる。駆動部のピストンには受圧側と減圧弁の2次側と
を連通する小さなオリフィスを形成してあり、これを通
じて受圧側の圧力を2次側に逃がすようになっている。
第4図は上記のオリフィスの部分を示したものであ
り、21はピストン、22はシリンダ、23はオリフィスであ
る。オリフィス23はピストン21に穴明け加工した単純な
構造で、ピストン21の水平な受圧面216に開口してい
る。
〈考案が解決しようとする課題〉 減圧弁を作動させると、パイロット部に設けられてい
るストレーナで除去しきれないような配管中の細かいご
みやスケール等が次第にオリフィス23の周辺に堆積し、
遂にはオリフィス23を詰まらせてしまうことがある。24
はこの堆積物を示している。このようにオリフィス23が
詰まると、2次側圧力を降下側に調整する時にピストン
の受圧側の圧力が2次側に抜けないために2次側圧力が
降下しなくなり、また締切り昇圧時にも圧力が2次側に
抜けないので2次側圧力が上昇してしまうことになっ
て、減圧弁が正しく動作しなくなるという問題が生じて
いた。
この考案はこのような問題点に着目し、オリフィスの
詰まりを防止し、詰まりに起因する誤動作をなくすこと
を目的としてなされたものである。
〈課題を解決するための手段〉 上述の目的を達成するために、この考案では、側面に
長手方向のスリットを有するチューブを駆動部のピスト
ンを貫通して形成されたオリフィスに挿入固着し、チュ
ーブ上端をピストン面より上方に突出させている。
〈作用〉 チューブ上端の開口部がピストン面より上方に突出し
ているので、ごみやスケール等がオリフィスの周辺に堆
積しても開口部を覆うような状態にはなりにくく、仮に
開口部が覆われてもスリットを通じて流体通路が確保さ
れるので、堆積物によるオリフィスの詰まりが防止され
る。
〈実施例〉 次に図示の一実施例について説明する。
第1図は要部を断面で示した減圧弁の全体図、第2図
は要部の拡大断面図である。
図において、1は内部に主弁部(図示せず)を備えた
減圧弁本体、2は本体1の上部に設けられたパイロット
部、3は駆動部である。駆動部3は本体1に固定された
シリンダ4と、このシリンダ4に上下方向に摺動可能に
支持されたピストン5、及びこれらで形成されるピスト
ン室6とで構成され、ピストン5の下部に突設された主
弁棒5aの先端で主弁部の主弁を押動するようになってい
る。7はピストンリングである。
8は1次側接続部、9は1次側の圧力をパイロット部
2に導く1次圧導入孔、10は2次側接続部、11は2次側
の圧力をパイロット部2に導く2次圧導入孔であり、パ
イロット部2に設定された調整圧力は調整圧導入孔(図
示せず)からピストン室6に供給される。12は調整圧力
を設定するためのつまみである。
13はピストン5を上下に貫通するように設けられたオ
リフィス、14はオリフィス13の上部に挿入して固着され
たチューブであり、チューブ14の上端はピストン5の受
圧面5bから上方に突出し、受圧面5bより高い位置に開口
部15が形成されている。チューブ14は上端縁にごみ等が
堆積しにくいように肉厚の薄いステンレスチューブを用
いてあり、例えば第3図の(a)(b)に例示したよう
な側面に波状あるいはストレート状のスリット14aを設
けたものが使用される。
この実施例は上述のような構成であり、作動中に配管
中のごみやスケール等が堆積することがあっても、第2
図のように堆積物16はチューブ14の周辺に生ずるだけ
で、受圧面5bより高い位置にある開口部15以上の高さに
まで堆積する可能性はほとんどない。従って、開口部15
からごみ等が侵入してオリフィスの一部であるチューブ
14や下部のオリフィス13の部分を詰まらせてしまうこと
はなく、ピストン室6の圧力が2次側に抜けないために
生ずる減圧弁の誤動作が解消されるのである。
また、チューブ14として第3図のようなスリット付き
のものを使用しているので、次のような利点がある。す
なわち、ボデーなどの内部に残留していた鋳砂や徐々に
堆積して硬化したスケールが剥離して流れて来ることが
あり、この場合には上部開口部15が高い位置にあっても
塞がれてしまう可能性があるが、スリット14aを通じて
流体通路が確保されるので、上記のような原因による詰
まりが防止されるわけである。
なお、例えばピストン面のオリフィス形成部分を盛り
上がった形状にしておいてここに穴明け加工するなどの
方法によっても、ピストン面より上方に突出した開口部
を設けることができるが、チューブをオリフィスに挿入
することにより単純な構造となり、容易に製作すること
ができる。
〈考案の効果〉 上述の実施例から明らかなように、この考案は、駆動
部のピストンに形成されて受圧側と減圧弁の2次側とを
連通する作用を果たすオリフィスにスリットを有するチ
ューブを挿入固着し、このチューブ上端をピストン面よ
り上方に突出させたものであり、ごみやスケール等の堆
積によるオリフィスの詰まりが防止される。
従って、ピストンの受圧側の圧力が2次側に抜けなく
なって、2次側圧力の降下調整時に2次側圧力が降下し
なくなり、あるいは締切り昇圧時に2次側圧力が上昇し
てしまう等の誤動作をなくすことができ、減圧弁を長時
間正常に作動させることが可能となるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の一部破断側面図、第2図
は同要部の拡大断面図、第3図はオリフィス部に使用さ
れるチューブの斜視図、第4図は従来例の要部の拡大断
面図である。 1……減圧弁本体、2……パイロット部、3……駆動
部、4……シリンダ、5……ピストン、5b……受圧面、
13……オリフィス、14……チューブ、14a……スリッ
ト、15……開口部、16……堆積物。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】主弁部と駆動部及びパイロット部を備え、
    パイロット部で設定される調整圧力を駆動部で受圧し、
    駆動部で主弁部を開閉して2次圧を所定の圧力に保つよ
    うに構成された減圧弁において、 側面に長手方向のスリットを有するチューブを駆動部の
    ピストンを貫通して形成されたオリフィスに挿入固着
    し、チューブ上端をピストン面より上方に突出させてな
    る減圧弁。
JP1989069960U 1989-06-14 1989-06-14 減圧弁 Expired - Lifetime JP2515164Y2 (ja)

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JPH039013U JPH039013U (ja) 1991-01-29
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JPS5988675U (ja) * 1982-12-06 1984-06-15 株式会社東芝 冷水機
JPH0418009Y2 (ja) * 1985-07-15 1992-04-22
JPS6251409U (ja) * 1985-09-12 1987-03-31
JPS63123402A (ja) * 1986-11-14 1988-05-27 Toshiba Corp 液体金属用コ−ルドトラツプ

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JPH039013U (ja) 1991-01-29

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