JPS6126792Y2 - - Google Patents

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JPS6126792Y2
JPS6126792Y2 JP8902982U JP8902982U JPS6126792Y2 JP S6126792 Y2 JPS6126792 Y2 JP S6126792Y2 JP 8902982 U JP8902982 U JP 8902982U JP 8902982 U JP8902982 U JP 8902982U JP S6126792 Y2 JPS6126792 Y2 JP S6126792Y2
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JP
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flow control
water flow
water
water tank
negative pressure
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JP8902982U
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JPS58194397U (ja
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  • Control Of Non-Electrical Variables (AREA)
  • Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は冷却塔の下部水槽の水位が異常に低
下するのを阻止する装置に係るものである。
一般に前記の下部水槽においては、水位が低下
した場合にはこれをフロートよりなるセンサで検
出し、給水弁を開いて、不足分の水を補充してい
る。
ところが、運転の開始時においては、吸込管の
近傍において水が渦流にへこみ、その部分のみの
水位が異常に低下し、空気を吸い込み、以後の運
転が不能になることがある。
殊に第1図配管図に示すように大型冷却塔1を
数台並列に接続したものにおいて、そのうちの特
定の台数のみを使用するときは、循環水の供給側
の供給管2のバルブ3の開閉のみによつて選択運
転を行うため吸込管5はすべての冷却塔の下部水
槽の一部である落込水槽4に対し、開放したまゝ
にし、特に制御弁を設けないのが一般的であるた
め、運転を停止した冷却塔においては循環水が流
下しないため、平常運転になつた後においても、
水位が異常に低下して空気を吸い込み、運転不能
となる事態が屡々起つた。
従来このような事故が起るおそれのある場合
は、落込水槽の水深を深くするとか、始動時にポ
ンプの流量を制御するなどしているが、落込水槽
の水深を深くすることは冷却塔の運転時の自重を
重くし、これを支える支脚や下部水槽自体を丈夫
にしなければならず、装置が大型化する。他方始
動時の運転制御や、吸込管の制御弁を設けること
は、装置が極めて高価となり、水位センサも多数
必要となるだけでなく、冷却塔の水温は微生物繁
殖に適しているため、水面すれすれに設ける水位
センサにも、これら微生物が附着して、センサ能
力が低下するおそれがあり、誤動作の原因ともな
る。
このような従来の装置や、考えられる改良策が
余り実用性がないため、一般には実施されず、通
常は始動時の作業者の高度な熟練にたよつている
感があるのが現状である。
この考案はこのような作業者の熟練によらず、
また高価な機器を用いることなく、既に設置され
ている冷却塔にも簡単に取付得るようにし、運転
始期や、運転途中において、下部水槽乃至落込水
槽の水位が異常に低下すれば自動的に吸込管部を
閉じるようにし、また水位が上昇すれば、再び開
く装置を得るためのものである。
この考案は、冷却塔下部水槽内に沈設し得る水
流制御函には、天壁に主たる水流が通過する弁座
口が設けてあり、側壁に吸込管接続口が設けてあ
り、前記側壁の他の部分に下部寄部に小分流が通
過する負圧防止通孔が設けてあり、前記弁座口に
は、これと接離開閉する弁板が、これよりも上位
に離間したフロートに一体的に固着して、前記下
部水槽の水位によつて上下動すべく設けてあるこ
とを特徴とする冷却塔下部水槽における空気吸込
防止装置である。
今この考案を図示の代表的な実施態様に基づい
て説明する。
実施態様 1 第2図、第3図に示すものであつて、図におい
て、10は前記下部水槽の一部たる落込水槽4の
中に沈設する水流制御函であり、丁度底のない函
型となつており、天壁11には主たる水流が通る
弁座口12が設けてあり、また側壁13の一つに
は、吸込管5と接続できる接続口15が設けてあ
り、図示のものにおいては短かい管が取付けてあ
る。前記水流制御函10の他の側面の側壁には、
下部よりに負圧防止通孔16が設けてあり、その
形状は竪方向に長い並設された長孔よりなり、こ
の外側は、各側面ごとに独立し、その面のすべて
の長孔群を塞ぎ得る大きさの水流制御板17がそ
れぞれ水流制御函10の外側に設けた垂直方向の
案内溝18中を上下方向に摺動自在に設けてあ
り、止めねじ19によつて任意の位置に水流制御
板7が固定できるようにしてあり、負圧防止通孔
16の下端より順次開口して、その開度が調節で
きるようにしてある。尚この考案において、前記
水流制御板17を用いることなく、水流制御函1
0の側壁下部寄りの部分に数個の負圧防止通孔1
6を単に穿設したものでも同一である。
20は前記弁座口12に接離する弁板であり、
フロート21と連結棒22によつて一体に連結し
てあり、弁板20とフロート21とは、フロート
21の方が上位で若干寸法離反させて設けてあ
る。23は、前記弁板20とフロート21を貫通
する垂直方向のガイド棒で、水流制御函10の一
部に固着してある。
その他、第2図、第3図の使用態様においては
これらの装置のうち、フロート21を除いて、す
べて組立分解可能なストレーナBによつて覆われ
ている。
実施態様 2 第4図に示すものであつて、水流制御函10が
軸線を垂直方向に持つ円筒形状となり、従つて、
水流制御板17もこの外周面に添つて円弧状にな
つている構造以外、前記実施態様1と同一符号の
ところは同一の構成部材を示す同一の作用効果を
奏する。
以上実施態様1及び2において、これを下部水
槽4中に設置し、吸込管5と接続口15を適当な
連結具で接続し、冷却塔及び吸込管5を含む循環
系に水張をし、運転水位L0によつてフロート2
1の浮力によつて弁板20は弁座12から完全に
離反し全開状態になるようにしてあり、下部水槽
4の下限水位L1のときこの水位までフロート2
1が低下し、これと一体の弁板20が下降して弁
座12に密着してこれを全閉するようにし、而し
て前記運転水位L0まで水張した後循環水のポン
プを作動し運転を始める。
このようにして、運転した場合においては、下
部水槽4に流入した水は、それぞれの落込水槽4
に更に流れ込んで図示の例においてはストレーナ
Bの網目を通り、大部分のものは全開している弁
座12と弁板20の間より、また一部の水は長孔
16の下部の開いている部分より共に水流制御函
10中に流入し、接続口15より吸込管5に流れ
る。
このように運転しているとき、運転中若くは停
止中の冷却塔の特定の落込水槽4の水位が異常に
低下したとすると、フロート21もこの水位に伴
つて下降し、弁座12と弁板20との間隙が狭く
なり、水流制御函10に流入する水量が制限さ
れ、水深の低下が制御される。またこれでも制御
できず更に水位が低下したときには、弁座12を
弁板20によつて完全に閉じ、水は僅かに長孔1
6より水流制御函10内に流入するだけとなり、
落込水槽4の水位は再び正常水位L0に復帰し、
フロート21の浮力によつてこれが浮上し、これ
と一体の弁板20は弁座12より離反し、正常運
転に復帰する。
この場合、吸込管5の吸引が強く水流制御函1
0内が若干負圧になるおそれがあるが、水流制御
板17によつて負圧防止通孔たる長孔16が適宜
開度開けてあるため、これより水は適当量水流制
御函10中に流入し、この中が異常に負圧になる
ことなく、水位の上位に伴うフロート21の浮力
によつて弁板20は容易に弁座12から離反す
る。
この水流制御板17による負圧防止通孔16の
開度調整は、それぞれ設置台数や、ポンプ能力、
パイピングの条件などに応じて、現場において試
運転中に定めて、止ねじ19によつて固定する。
従つて、ストレーナBは、組立分解可能、若くは
少なくとも網パネルが取外自在のものが扱い易
い。
実施態様 3 第5図に示すものであつて、前記実施態様1,
2と異なるところは、水流制御函10の外周壁が
ストレーナの網目乃至は多孔板24となつてお
り、この外側には前記二つの実施態様と同様水流
制御板17が上下方向に摺動自在でかつ、任意位
置に固定し得るようにしてある。また、弁座12
と弁板20を囲んで、ストレーナB1が装備して
ある。
この態様のものにおいては、水流制御板17の
調整を、ストレーナの網を外す必要がなくでき
る。
その他、水位制御効果は前記実施態様1及び2
と同様である。
その他、第6図に示す使用態様においてはスト
レーナBを水流制御函10の中に設置したもの
で、従来のストレーナBがそのまゝ使用でき、ま
た水流制御板17の調整も実施態様3と同様に容
易である。
以上のように構成し作用をするこの考案のもの
を各落込水槽4ごとに設ければ、それぞれ独立に
その設置した落込水槽4の水位に応じて、自動的
に水流が制御されるから、落込水槽4の水位が異
常に低下して吸込管5に空気を吸込み以後の運転
を不能にしたり、不完全にするおそれがない。
殊にこの考案のものにおいては、浮力を利用し
たものであるから、高価な電磁バルブや、水位セ
ンサや、制御装置を要さず、またたとえ塵埃など
で汚れたとしても清掃さえすれば、また機能は正
常となり、既設、新設を問わず取付け得るもので
ある。
また水流制御函10の側壁には負圧防止通孔1
6が設けてあるので弁板20の全閉後更に吸込力
が強く、負圧防止通孔16より循環水を急速に吸
い込み、落込水槽4内の水位が下つたとしても、
このとき吸込管5に通じる通路は前記負圧防止通
孔16の下方寄の部分のみで、水深の深いところ
であるから、これより外気を吸込むおそれは殆ん
どない。
またこの負圧防止通孔16があるため、水流制
御函10内が異常に低圧とならず、水位復帰後の
フロート21の浮力によつて弁板20は容易に弁
座12から離反するし、水流制御函10が負圧の
ため潰れるおそもなく、それ程丈夫にする必要も
ない。また前記負圧防止通孔16の外側には水流
制御板17が上下方向に摺動自在で、任意位置に
固定し得るように設けてある実施態様において
は、設置された冷却塔に応じて、その開度を設定
し得る効果を有する。
他方水流制御板17がなく、単に負圧防止通孔
16が水流制御函10の側壁下部寄に穿設したも
のにおいては構造が簡単で清掃も容易である。
第2図、第3図に示すように平面角型のもの
は、大型冷却塔で落込水槽が平面方形のものに適
している。第4図のように丸型のものは、円筒形
の冷却塔に適している。第5図、第6図の実施態
様のものにおいては水流制御板17が装置の外側
に位置し、この上下の位置調整が容易である。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案に係るものを示すものであつ
て、第1図は、冷却塔の配置及び配管を示す平面
図、第2図乃至第6図はこの考案の代表的な実施
態様を示すものであり、第2図は使用状態を示す
実施態様1の縦断側面図、第3図は第2図の一部
欠截斜視図、第4図は実施態様2の一部省略斜視
図、第5図は実施態様3の縦断側面図、第6図は
他の使用状態を示す縦断側面図である。 図中、符号10……水流制御函、11……天
壁、12……弁座、13……側壁、15……接続
口、16……負圧防止通孔、17……水流制御
板、18……案内溝、19……止ねじ、B……ス
トレーナ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 冷却塔下部水槽内に沈設し得る水流制御函に
    は、天壁に主たる水流が通過する弁座口が設け
    てあり、側壁に吸込管接続口が設けてあり、前
    記側壁の他の部分に下部寄部に小分流が通過す
    る負圧防止通孔が設けてあり、前記弁座口に
    は、これと接離開閉する弁板が、これよりも上
    位に離間したフロートに一体的に固着して、前
    記下部水槽の水位によつて上下動すべく設けて
    あることを特徴とする冷却塔下部水槽における
    空気吸込防止装置。 2 前記負圧防止通孔は、水流制御可変式として
    あり、この水流制御可変式の負圧防止通孔は水
    流制御函の側壁下部寄りに、竪長孔が多数並穿
    設してあり、これら多数の竪長孔を覆うに充分
    な大きさの共通の水流制御板が、上下摺動自在
    に設けたものであることを特徴とする実用新案
    登録請求の範囲第1項記載の冷却塔下部水槽に
    おける空気吸込防止装置。
JP8902982U 1982-06-15 1982-06-15 冷却塔下部水槽における空気吸込防止装置 Granted JPS58194397U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8902982U JPS58194397U (ja) 1982-06-15 1982-06-15 冷却塔下部水槽における空気吸込防止装置

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JP8902982U JPS58194397U (ja) 1982-06-15 1982-06-15 冷却塔下部水槽における空気吸込防止装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58194397U JPS58194397U (ja) 1983-12-24
JPS6126792Y2 true JPS6126792Y2 (ja) 1986-08-11

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ID=30097668

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JP8902982U Granted JPS58194397U (ja) 1982-06-15 1982-06-15 冷却塔下部水槽における空気吸込防止装置

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