JPS6293373A - 光導電体の製造方法 - Google Patents

光導電体の製造方法

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Publication number
JPS6293373A
JPS6293373A JP23248485A JP23248485A JPS6293373A JP S6293373 A JPS6293373 A JP S6293373A JP 23248485 A JP23248485 A JP 23248485A JP 23248485 A JP23248485 A JP 23248485A JP S6293373 A JPS6293373 A JP S6293373A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drum
amorphous silicon
temp
cooling
silicon film
Prior art date
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Pending
Application number
JP23248485A
Other languages
English (en)
Inventor
Shoji Nakamura
昌次 中村
Shoichi Nagata
永田 祥一
Kazuki Wakita
脇田 和樹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Publication of JPS6293373A publication Critical patent/JPS6293373A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 く技術分野〉 この発明は、複写機等のように電子写真法を用いる装置
や原稿読取装置において使用される光導電体の製造方法
に関する。
〈発明の概要〉 この発明の光導電体の製造方法は、要約すれば、基体上
に形成したアモルファスシリコン膜の冷却過程において
、冷却速度を所定以上に大きくならないように制御する
ことにより内部応力を緩和してアモルファスシリコン膜
の膜割れを防止しようとするものである。
〈従来技術とその欠点〉 複写機等のように電子写真法を用いる装置や原稿読取装
置等では、画像を形成する光導電層を構成するために種
々の光導電体を用いている。このような光導電体として
従来から使用されるものに、Se、CdS、ZnO等の
無機光導電材料やTVK、TNFに代表される有機光導
電材料がある。・ところが、これらの従来からの光導電
材料は、光感度1分光感度、SN比(明抵抗/暗抵抗)
あるいは耐久性や人体への安全性等の光導電体として要
求される性質が必ずしも十分満足されるものではなく、
ある程度の妥協のもとに個々のケースに応じて選択して
使用されているのが現状であった。一方、アモルファス
シリコン(a−3i)からなる光導電体は、高い光感度
、高耐久性および無公害等の優れた特徴を有し、優秀な
光導電材料として実用化が期待されている。
ところが、このようなアモルファスシリコンも膜厚を厚
くした場合や高速成膜を行った場合に膜内に発生ずる内
部応力のために、形成されたアモルファスシリコン膜に
膜割れが生じる場合があり、この膜割れによる画像品質
の低下がアモルファスシリコンを光導電体の材料として
実用化するための障害となっていた。
〈発明の目的〉 この発明は、このような実情に鑑みなされたものであっ
て、基体上に形成されたアモルファスシリコン膜の冷却
過程において冷却速度を所定以上に大きくしないように
することにより、内部応力を緩和することができ膜割れ
の生しない光導電体の製造方法を提供することを目的と
する。
〈発明の構成および効果〉 この発明の光導電体の製造方法は、CVD法またはPV
D法によって基体上に形成したアモルファスシリコン膜
の冷却過程において、膜形成時の基体表面温度から80
〔℃〕までの間の冷却速度を、0(’C/時間〕より太
きく150(“C/時間〕以下の範囲となるように制御
したことを特徴とするこの発明の光導電体の製造方法を
」−記のように構成すると、基体上に形成されたアモル
ファスシリコン膜がある程度時間をかけて徐々に冷却さ
れる間に内部応力が緩和され、膜割れの発生を事前に防
止することができる。このため、画像の品質低下のおそ
れがなくなるので、従来からの材料に代えて基本的な特
性の優れたアモルファスシリコンを光導電体の材料とし
て実用化することが可能となる。
〈実施例〉 基体上にアモルファスシリコン膜を形成する方法として
はCV D (chemical vapor dep
osition)法まはたスパッタリング等によるP 
V D (physi−cal vapor depo
sition)法がある。このうちCVD法による形成
方法を第1図に基づいて説明するアモルファスシリコン
膜を形成する基体としてはアルミニウムの管状のドラム
1を使用する。このドラム1は、フロン超音波洗浄槽お
よび蒸気洗浄槽において十分に表面を洗浄した後、反応
室2内のドラ11ヒータ3に装着する。ドラムヒータ3
ばドラム1の内径に密着して嵌まり込み、表面を均一に
加熱することができるヒータであり、その温度は熱電対
素子4からの信号によって温度調節器5でヒータ電流を
調節することにより制御される。また、このドラムヒー
タ3は、反応室2外の駆動装置6と連結することにより
ドラム1を適宜回転させることができる。このようにし
てドラム1のセットを終了すると、排気バルブ7を開き
真空ポンプ8によって反応室2内の排気を行う。また、
このとき同時にドラムヒータ3の電源を入れ、ドラム1
の表面を250℃まで上昇させ以降この温度を保つよう
に温度調節器5で制御する。次に、補助バルブ9を全開
にし、マスフローコントローラ10によって所定の混合
比に調整された原料混合ガスを反応室2内に流入させる
。このとき、排気バルブ7を調節して反応室2内の圧力
が0゜8 torrに保たれるようにする。原料混合ガ
スは、5iHnに、H2ベースのB2 H6、No、C
H4またはH2のうち少なくとも一種類以上のガスを目
的に応じて所定の混合比に調整したものである。反応室
2内の雰囲気を設定した後に放電電極11.11間に高
周波電源12からの13.5(i Mllzの高周波電
圧を印加することにより、この放電電極11.11間に
グロー放電を起こさせ、ドラムヒータ3によって加熱さ
れたドラム1の表面にアモルファスシリコン膜を形成す
る。この膜形成時の高周波電力は、常に300Wになる
ように調節する。
この実施例の光導電体の製造方法は、上記アモルファス
シリコン膜形成後の反応室2内での冷却過程において、
冷却速度を所定以上大きくならないように制御すること
により構成される。制御を行う温度範囲は、膜形成時の
基体表面温度から80℃に達するまでの間である。80
℃以下の温度を長時間維持したとしてもアモルファスシ
リコン膜の内部応力の緩和を期待することはできない。
また、冷却速度は、0〔℃/時時間〕より太きく150
(°C/時間時間下の範囲となるように制御される。
反応室2内での冷却過程を第2図に基づいて説明する。
アモルファスシリコン膜形成後、反応室2内を10to
rr以下の真空に保ったままで高周波電源12のスイッ
チをオフし、温度調節器5てドラムヒーク3の温度を調
節することにより、温度変化が第2図に示すカーブを描
くように制御した。このときの冷却速度は、23(’c
/時間〕である。常温に達し冷却が終了すると、反応室
2内をN2て大気圧までリークした後に、トラム1を取
り出した。
上記のようにして、ドラム1の表面にアモルファスシリ
コン膜を膜形成した後の冷却を行うと、アモルファスシ
リコン膜の膜割れを完全に防止することができた。そし
て、この1′ラム1を複写機の感光体l・う1、として
使用した場合、良好な画質の複写を行うことができた。
第3図は、」二記実施例以外の冷却速度となるように制
御した場合の冷却過程を示す。この場合は反応室2内を
N2て300torrに充している。なお、冷却過程に
おける反応室2内の雰囲気は、この他、He、A、r等
の不活性ガスで充たすようにしてもよく、これを大気圧
に充たしてもよい。■は、冷却速度を120〔℃/時間
〕で常温まで冷却した場合を示す。■は、冷却速度を8
0〔℃/時間〕で80℃まで冷却し、その後反応室2か
ら取り出して自然冷却させた場合を示す。これらのいず
れの場合も形成したアモルファスシリコン膜には膜割れ
が生じなかった。
第4図〜第6図に実施例で用いたアモルファスシリコン
膜の膜構造を示す。13はそれぞれ光導電層であり、第
5図および第6図における14は表面保護層であり、第
6図における15は下地層である。いずれの膜構造の場
合にも膜割れは発生しなかった。また、この効果は、こ
れらの膜構造に限定されるものではなく、その他にも目
的に応じて種々の膜構造のものに実施することができる
【図面の簡単な説明】
第1図はアモルファスシリコン膜形成方法を説明するた
めのCVD装置の概略図、第2図はこの発明の実施例の
冷却過程の温度変化を示す図、第3図はこの発明の他の
実施例の冷却過程における温度変化を示す図、第4図〜
第6図はこれらの実施例において用いたアモルファスシ
リコン膜の膜構造を示す断面図である。 1−ドラム(基体)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)CVD法またはPVD法によって基体上に形成し
    たアモルファスシリコン膜の冷却過程において、膜形成
    時の基体表面温度から80〔℃〕までの間の冷却速度を
    、0〔℃/時間〕より大きく150〔℃/時間〕以下の
    範囲となるように制御したことを特徴とする光導電体の
    製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5439524A (en) * 1993-04-05 1995-08-08 Vlsi Technology, Inc. Plasma processing apparatus
JP2010145478A (ja) * 2008-12-16 2010-07-01 Canon Inc 電子写真感光体の製造方法
JP2020154130A (ja) * 2019-03-20 2020-09-24 富士ゼロックス株式会社 電子写真感光体、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置

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