JPS6292881A - 耐久性に優れたインクリボン - Google Patents

耐久性に優れたインクリボン

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JPS6292881A
JPS6292881A JP23421585A JP23421585A JPS6292881A JP S6292881 A JPS6292881 A JP S6292881A JP 23421585 A JP23421585 A JP 23421585A JP 23421585 A JP23421585 A JP 23421585A JP S6292881 A JPS6292881 A JP S6292881A
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warp
ink
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Kazuo Kurita
和夫 栗田
Hideaki Ishihara
石原 英昭
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Toyobo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は高強力ポリアミドフィラメント糸を用いた、印
字耐久性および鮮明性にすぐれ、長時間印字後の蛇行変
形がきわめて少ないインクリボン、特に耐久性に優れた
薄手のインクリボンに関するものである。
(従来技術との関係) 従来のインクリボンには綿、綱、ポリアミド繊維からな
る織物が使われているが、綿はインクの保持性は良いが
、印字#男性に欠け、厚く、スカムが発生する欠点があ
シ、絹はインク保持性良く、印字のI#男性にもすぐれ
るが、耐久性が劣シ、高価である欠点を有する。また、
ポリアミド繊維は耐久性は前記の綿、絹素材よりすぐれ
るが、寸法安定性がわるく蛇行しやすい等の欠点がある
。さらにまた、ポリエステル糸の高密度織物をインクリ
ボンに用いることもなされているが、ポリエステル糸は
ポリアミド繊維糸に比し、寸法安定性はすぐれているも
のの剛性率が大きく、印字による蛇行変形が大きく、イ
ンクの含浸性に劣る欠点がある。これらの欠点を補うた
め、アルカリ減量して繊維表面を粗面化する方法も提案
されているが従来法の如く、アルカリ減量が多いとボリ
エステルミ維の強度が著しく減少し、印字耐久性が激減
するなどの欠点があり、本格的には実用化されていない
のが実情である。ところでインクリボンを使用するプリ
ンターは近年、増々高速化されており、高速運転時の印
字a男性にすぐれたインクリボンの開発が待望されてい
る。印字鮮明性を改良し、コンパクト化するため、薄手
のインクリボンを使用することはよく知られているが、
インクリボンの薄手化と耐久性とは反比例の関係にあシ
、従来のインクリボンに使用されていた素材で薄手化を
行なうと、著しく耐久性が劣り、実用に堪えられなかっ
た。従来、薄手インクリボンとして30デニールのポリ
アミド繊維糸を用いたものが最も薄いものであった。こ
れは、ポリアミド繊維が実用性のある#熱性を有する他
素材に比べて最も高強力化しやすい素材であること、お
よびインクリボンに用いられるファインデニールポリア
ミド繊維の切断強度が6. Of/d以上のものが得ら
れず、したがって、印字耐久性との関係で30デニール
゛のポリアミド繊維糸よりなるインクリボンが実用性の
ある薄手インクリボンの下限とされており、超薄手で耐
久性の良好なインクリボンは要望があっても得られなか
った。
(発明の目的) 本発明の目的は、従来よりはるかに高強力のポリアミド
繊維を用いることにより、従来、得られなかったような
薄手のインクリボンで、かつ、耐久性にすぐれたインク
リボンを得ることにあり、印字圧が増加したときの印字
のくじみを防いで印字の鮮明性くすぐれ、耐久性を向上
させたインクリボンを得ることにある。
(発明の構成) 本発明は、単糸繊度が1.0デニール以上、6.0デニ
ール以下、トータルデニールが40デニール以下、糸強
度が9. Of/d以上のポリアミドマルチフィラメン
ト糸からなる織物の経糸方向が長さ方向くなるようにテ
ープ状にカットされており、インクが含浸されている耐
久性に優れたインクリボンである。このようなポリアミ
ド寸ルチフィラメント糸を形成するポリアミドは、95
モル%以上がε−カプロアミド単位よりなるポリカブラ
ミド系ポリマーで、硫酸相対粘度が2.8以上であるこ
とが好ましい。
本発明のポリアミド繊維の原料たるポリアミドi−1:
20℃、96%の濃硫酸溶液中で重合体濃度10IIg
/−で測定した相対粘度が少くとも2.8以上、好まし
くは3.8以下が生産性を高くして本発明のタイプリボ
ンの原料たるポリアミド繊維を得るために好ましい。
ポリアミドの種類としてはたとえばポリカプロラクタム
、ポリヘキサメチレンアジパミド、ポリへキサメチレン
セバクアミド、ポリテトラメチレンアジパミドこれらの
ポリアミドのコポリマーおヨ’O: 1.4−シクロヘ
キサンビス(メチルアミン)と線状脂肪族ジカルボン酸
の縮合生成物を基材としたポリアミド類等がある。ポリ
アミドの種類は限定されないが、特にw&維を構成する
ポリマーの少なくとも60重量%がポリ−ε−カプラミ
ド、ポリヘキサメチレンアジパミド、ポリテトラメチレ
ンアジパミドから選ばれた1種又は2種以上であること
が好ましい。
これ等のポリアミドには必要に応じて艶消し剤、顔料、
光安定剤、熱安定剤、酸化防止剤、帯電防止剤、染色性
向上剤或は接着性向上剤等を配合することができ、配合
の如何知よって本発明の特性に重大な悪影響を与えるも
の以外は、全て利用できる。
本発明のポリアミド繊維を産業用途に用いる場合は、熱
、光、酸素等に対して十分な耐久性を付与する目的でポ
リアミドに酸化防止剤を加えることが好ましい。この酸
化防止剤として銅塩、例えば酢e鋼、塩化第一銅、塩化
第二銅、臭化第一銅、臭化第二銅、沃化第一銅、7タル
酸銅、ステアリン酸銅、および各種銅塩と有機化合物と
の錯塩、例えば8−オキシキノリン銅、2−メルカプト
ベンゾイミダゾールの銅錯塩、好ましくは沃化第一銅、
酢酸銅、2−メルカプトペンシイミグゾールの沃化第一
#4錯塩等や、アルカリまたはアルカリ土金属のハロゲ
ン化物例えば沃化カリタム、臭化カリタム、塩化カリタ
ム、沃化ナトリクム、臭化ナトvクム、塩化亜鉛、塩化
力ルシウム等や、有機ハロゲン化物、例えばペンタヨー
ドベンゼン、ヘキテグロムベンゼン、テトラヨードテレ
フタル酸、ヨク化メチレン、トリプチルエチルアンモニ
クムアイオダイド等や無機および有機リン化合物例えば
ピロリン酸ソーダ、亜リン酸ソーダ、トリフェニルホス
ファイト、9.10−シバイドロー1O−(3ζ5′−
ジ−t−ブチル−4′−ヒドロキシベンジル)−9−オ
キサ−パー7オス7ア7エナンスレンー10−オキサイ
ド等、および7エ/−ル系抗酸化剤例えば、テトラキス
−〔メチレン−3−(3,5−ジ−t−グチル−4−ヒ
ドロキシフェニル)プロピオネ−トコ−メタン、1.3
.5− )ジーメチル−2,4,6−トリス(3,5−
ジ−t−グチル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン、
n−オクタデシル−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4
−ヒドロキシフェニル)−プロピオネート、4−ヒドロ
キシ−3,5−ジ−t−ブチルベンジルリン酸ジエチル
エステル等やアミン系抗酸化剤例えばN、N’−ジーβ
−す7チルーp−7二二レンジアミン、2−メルカプト
ベンゾイミダゾール、フェニル−β−ナフチルアミン、
N、N’−ジフェニル−p−フェニレンジアミン、ジフ
ェニルアミンとアリルゲトンとの結合反応物、好ましく
はヨク化カリクム、2−メルカプトベンゾイミダゾール
等がある。
酸化防止剤はポリアミドの重合工程あるいは一旦チツブ
化したのちチップにまぶして含有させることができる。
酸化防止剤の含有量は銅塩は銅として10〜300 p
pm、好ましくは50〜200 ppm。
他の酸化防止剤は0.01−1%、f)Pましくは0.
03〜0.5%の範囲である。酸化防止剤は好ましくけ
通常銅塩と他の酸化防止剤の1種または2種以上を組合
せて使用することが好ましい。
次に本発明のタイプリボンに用いられるボリアミドマル
チフィラメント糸の製造方法を示す。
まず相対粘度が2.3〜3.8のポリアミドを溶融紡糸
し、紡糸口金直下の雰囲気を高温の不活性気体でシール
した後、常法に従い紡出糸条を冷却し、次いで油剤を付
与し、未延伸糸条の複屈折率が13X10  以下、好
ましくは7×10 以下となる条件で紡出糸条を引き収
り複屈折率が13X10−3以下、好ましくは7×10
 以下の未延伸糸を得る。
該未延伸糸をいったん巻取った後、延伸熱処理するか、
いったん巻取ることなく引き続き延伸熱処理する。
次に紡糸口金直下を加熱した不活性気体でシールするこ
とKより、未延伸糸のムラを小さい状態に維持してかつ
、低配向度の未延伸糸を製造することが容易になる。
不活性気体としては、特に限定するものではないが、ス
チーム、N2ガス、CO2ガスなどが例示されるが、安
全上あるいはコストの面から加熱スチームが最も好まし
く用いられる。また、紡糸油剤として、非水系の油剤が
好ましい。
これは、非水系油剤を用いた方が水系油剤よりも糸条の
昇温効率が高くできるためである。
次に1引き取られた未延伸糸を未延伸糸第1供給ローラ
ーと未延伸糸供給第20−ラーとの間で、20%未満の
プレドラフトをかける。プレトラットが20%を越える
と未延伸糸の塑性変形が起りやすくなシ、以後の延伸が
非常に不安定化する。
従って20%未満のプレドラフトをフィラメント数、全
繊度に応じて最も未延伸糸供給ローラー上での糸条走行
状態を均一に引きそろえられる条件に設定することが必
要である。プレドラフトを全く付与しない場合、未延伸
糸のフィラメント相互の配列の均一性を維持することが
困laKなるため、延伸の安定性の確保が困難になる。
プレドラフトをかけて引きそろえられた未延伸糸を加熱
した未延伸糸供給第20−ラーと100℃以上に加熱し
た第1段延伸ローラーとの間に高温加圧蒸気噴出ノズル
を設け、200℃以上に加熱した過加熱水蒸気を噴出さ
せることKよシ全延伸倍率の50%以上の第1段延伸を
行9゜未延伸糸供給第20−ラーの温度は、ローラー上
で未延伸糸の後のびが発生して未延伸糸の走行状態が不
安定化しない範囲に温度を抑える必要がある。従って、
未延伸糸供給第20−ラーの温度は100℃未満にする
必要がある。又、未延伸糸供給第20−ラーを一定温度
に加熱しない場合、雰囲気湿度等の外乱の影響を受けて
以後の延伸が不安定化する。
加熱された未延伸糸供給第20−ラーと第1段延伸ロー
ラーとの間に過加熱水蒸気噴出ノズルを設置して過加熱
水蒸気を噴出させることにより第1段延伸を行う。
このようにして高度に延伸され、かつ、十分な伸度、例
えばt7J断伸度が40%以上を有するような第1段延
伸糸が得られる。
第1段延伸された糸条は、更に100℃以上に加熱され
た第1段延伸ローラーと150℃以上に加熱された第2
段延伸ローラーとの間に、ヒーターの糸条入口側よりも
糸条出口側の方が糸条昇温能力か高くなるような温度勾
配を付与した非接触ヒーターを設けて第2段延伸を行う
口。
以上のようにして高度に分子鋺を伸長せしめたポリアミ
ド繊維を3〜15%の緩和熱処理を行い巻きとる。この
ポリアミド繊維の切断強度は9 f/d以上であること
が必要で、更に好ましくはIO1/d以上である。  
一 本発明に用いられるポリアミド繊維は単糸デニールが1
.0デニール以上6.0デニール以下であることか必要
である。単糸デニールが1.0デニール未満であると特
開昭60−1628079に開示される様な特定の製糸
条件範囲でしか繊維の切断強度を9 f/d以上、好ま
しくは10 f/d以上とすることができない。更にタ
イプリボン用織物としての工程通過性も良くない。一方
、単糸デニールが6.0デニールを越えるとタイプリボ
ンとして用いる際の印字のf#明性という最も重要な機
能が損われるため好ましくない。
本発明に用いられるポリアミド繊維の糸強度は9 f/
d以上が必要であシ、よシ好ましくは10f/d以上で
あることが必要である。9176未満の場合、従来のタ
イプリボンと比較して顕著な耐久性の向上、特に30デ
ニール以下のマルチフィラメントを用いて薄手のタイプ
リボンとした際の従来品と比較した耐久性の向上が認め
られにくい。特に11f/d以上、あるいは後述する実
施例忙示す様な12f/dのポリアミドフィラメントを
用い九場合、上記の効果はより著しい。
また、本発明のインクリボンを構成する織物の密度は経
糸および緯糸のカバーファクターの&ltKが1800
以上であることが好ましい。この理由は印字#男性を良
くし、耐久性を保持するKは緻密な密度であることが必
須であり、例えば最近増加しつつあるプリンターとして
ドツトマトリックス方式があるがドツトピン径が小さく
なり、印字圧が増加して一層リボンの緻密性が要求され
てきておシ、上記の織物のカバーファクター以上が好ま
しい。
さらに本発明のインクリボンにおいては、かかる織物の
構造がリボンテープの長さ方向となる経糸の織クリンプ
角Qw(度)がQw≧jan−ジー3(P:緯糸間隔、
T:インクリポン基布の厚さ)の範囲になるように構成
せしめることが好ましい。経糸の織クリンプ角の適正範
囲は前述した如く打字衡撃力により織物構造が変化する
度合を小さくし、性能保持するためであり、せまい巾方
向となる緯糸より拘束力大となる経糸の織クリンプ角の
変化が大きな影響が出やすく、経糸の織クリンプ角Qw
(度)はQw≧tan−1ニー3(P:緯糸間隔、T:
インクリボン基布の厚さ)とすることが好ましい。
また緯糸の織クリンプ角Qfは比較的小さくても許容で
きるが経糸の織クリンプ角Qwとの関係があまシアンバ
ランスになると性能劣化を起すのでバランスした繊クリ
ンプ状態とすることが望ましい。
従来の織物は第1図に示す如く、経糸方向に伸ばされた
構造すなわち、経糸の織クリンプ角Qwが、かなり小さ
くなっており、打字衡撃力を受けることによシ偏平化さ
れて第2図に示すように経糸の織クリンプ角錬が著しく
増加し、打字されない部分とく大きな織物構造差を発生
させる。この構造差は織物密度が大きいほど、大きくな
る傾向があシ、打字衝撃力による損傷が大きくなる。し
たがって、打字衝撃力による織物の織クリンプ角の変化
が小さい方が良好なインクリボンとなる。
上記織物構造、すなわち、経糸の織クリンプ角の条件を
満足させる方法としては従来の精練、セット加工法では
不充分であり、経方向に出来るだけ張力をかけないよう
にし、ヒートセットの捺は経方向に充分にオーバーフィ
ードして加工することが好ましい。好ましい方法の具体
例としては精練加工においては張力のかからない液流染
色機あるいは吊9方式の加工機を用い、プレセットおよ
びファイナルセットにおいては経方向に2〜10%、好
ましくは3〜6%程度のオーバーフィードを行い経方向
の織クリンプ角を大きくするようにし、緯方向において
も経糸とのバランスを大きく変化させないように適度な
中出しをすることが好ましい。
ここで、織クリンプ角とは第3図に示す織物の断面図に
おいて、該織物の中心面に対して成す糸軸の最大傾角Q
wをもって定義したものである。但し、Pは緯糸間の距
離、Tは織物の厚さである。
(発明の効果) 本発明によるインクリボンは高強力ポリアミド繊維を用
いることによって、薄手のインクリボンが可能となり、
しかも、耐久性にすぐれたタイプリボンである。また、
単糸繊度が1.0デニール以上、6.0テニール以下、
トークルデニール2>f40デニール以下のポリアミド
マルチフィラメント糸により織成されるので、印字圧が
増加した際でも印字のくじみを防止し、印字の鮮明性に
すぐれ、耐久性が向上する。
(実施例) 以下、本発明の実施例を詳述するが、本発明は該実施例
に拘束されるものではない。実施例中の前記していない
特性及び測定法は次の通シである。
〈相対粘度の測定法〉 96.3±0.1重量%試薬特級濃硫酸中に重合体濃度
が101!f+/−になるように試料を溶解させてサン
プル溶液を調整し、20℃±0.05℃の温度で氷落下
秒数6〜7秒のオストワルド粘度計を用い、溶液相対粘
度を測定する。測定に際し、同一の粘度計を用い、サン
プル溶液を調整した時と同じ硫酸201nlの落下時間
TO(秒)と、サンプル溶液2〇−の落下時間TI(秒
)の比よシ、相対粘度RVを下記の式を用いて算出する
RV−TI/T。
〈複屈折率(△n)の測定法〉 ニコン偏光顕微鏡POH型ライン社ベレックコンベンセ
ーターを用い、光源としてはスペクトル光源用起動装置
(東芝5LS−8−B型)を用いた( Na光源)。5
〜6簡長の繊維軸に対し45度の角度に切断した試料を
、切断面を上にして、スライドグラス上に載せる。試料
スライドグラスを回転載物台にのせ、試料が偏光子に対
して45度になる様、回転載物台を回転させて調節し、
アナライデーを挿入し暗視界とした後、コンペンセータ
ーを30にして縞数を歌える(n個)。コンペンセータ
ーを右ネジ方向にまわして試料が最初に暗くナル点のコ
ンペンセーターの目&a 、 コンペンセーターを左ネ
ジ方向にまわして試料が最初に一番暗くなる点のコンペ
ンセーターの目& b lBtした後(いずれも1/1
0目盛まで続む)、コンペンセーターを30にもどして
アナライデーをはずし、試料の直径dを測定し、下記の
式にもとづき複屈折率(△n)を算出する(測定数20
個の平均値)。
△n=P/d (Pニレタープ−ジョン P=nχ0+#)χo=58
9.3mμ #ニライン社のコンペンセーターの説明書のC/100
00とiよシ求める。
!:(a−b)(:コンベンセーターの読みめ差)〈繊
維の強伸度特性の測定法〉 JIS−L1017の定義による。試料をカセ状にと9
.20℃、65%RHの温湿度調節された部屋で24時
間放置後、“テンシロン″UTM−4L型引張試験機〔
東洋ボールドフィン■製〕を用い、試長20cI11、
引張速度20cIII/分で測定した。
く乾熱収縮率SHDの測定法〉 試料をカセ状にとり、20℃、65%RHの温湿度調節
室で24時間以上放置したのち、試料の0、 I P/
dに相当する荷重をかけて測定された長さ11oの試料
を、無張力状態で150℃のオープン中に30分放置し
たのち、オープンから取り出して上記温湿度調節室で4
時間放置し、再び上記荷重をかけて測定した長さ11か
ら次式によシ算出し丸。
〈カバー7アクターの算出法〉 経糸あるいは緯糸の密度二N木/インチ糸のデニール;
D としたときのNOD  をいう。
〈引張強力の測定法〉 JIS−L1096のA法(ストリップ法)による。
実施例1 経、緯糸の単糸数24フィラメント、トータルデニール
35デニール、切断強度12.3 f/dのポリカプロ
アミドグフィトフィラメント糸を用いて、経糸密度19
1木/インチ、緯糸密度110木/インチ、織上中12
01の平織物に織成した。
該織物を液流染色機を用い、経糸方向に極力張力をかけ
ないようにして精練加工を行bカレンダー乾燥した後、
セット条件として経糸方向に7%のオーバーフィードを
行い、緯方向には1%中出し、180℃×20秒のヒー
トセットを行った。得られた織物の密度は経糸204木
/インチ、緯糸119木/インチであシ、経糸と緯糸の
カバ−7アクター合計値には1910であった。
該織物の厚さT1織クリンプ角を測定したところ、T=
0.089餡、Qw = 24°であった。
この基布を超音波クエルダーにより経糸方向が長さ方向
になるように、インクリボンとして通常の巾にカットし
たテープ基布に通常のインクを含浸させてインクリボン
とした。
このようにして得られたインクリボンの性能を第1表に
示す。
比較例1 経、緯糸の単糸数48フイラメント、トータルデニール
30デニール、切断強度4.9 P/d (7)ホIJ
カプロアミドブライドフィラメント糸を用いて、経糸密
度214本/インチ、緯糸密度146本/インチ、織上
中1201の平織物に織成した。その後、実施例1と同
一の条件で精練加工、カレンダー乾燥及びセット処理を
行なった。得られた織物の密度は経糸214木/インチ
、緯糸146本/インチであシ、経糸と緯糸のカバ−7
アクター合計値には1972であった。該織物の厚さT
1織クリンプ角を測定したところ、T=0.095 v
ts 、Qw=24°であった。該基布を実施例1と同
様にしてインクリボンとした。該インクリボンの性能を
第1表に示す。
実施例2 経、緯糸の単糸数12フイラメント、トータルデニール
20デニール、切断強度12.3 y−/dのポリカプ
ロアミドからなるフィラメント糸を用いて、経糸密度2
53木/インチ、緯糸密度146木/インチ、織上中1
201の平織物に織成した。
該織物を実施例1と同一の条件で精練加工、カレンダー
乾燥及びセット処理を行なった。得られた織物の密度は
経糸270木/インチ、緯糸157本/インチであり、
経糸と緯糸の力/(−ファクター合計値には1910で
あった。該織物の厚さT1織クリンプ角Qwを測定した
所、T=0.067鴎、Qw=25°であった。
以下、実施例1と同様にしてリボンの性能を評価した。
比較例2 40デニール34フイラメントのナイロン66糸を用い
、ヒートセット後の織物密度経糸170木/インチ、緯
糸118木/インチの織物よりなる市販のインクリボン
である。該インクリボンの性能を第1表に示す。
なお、第2表〜第4表に、実施例1〜2、比較例1に使
用したポリカプロアミド繊維の製造条件及び糸質を示す
第   1   表 但し *基布をインクに浸漬した後、ニップローラーにて荷1
t12Kgをかけて絞り後の基布重量に対するインク含
浸率 ** E CR用7ビンドツトプリンター(TECDP
R506東京電気株式会社製)を用い、印字速度140
回/ Secにより穴あき発生までのインクリボン17
7L当りの印字数 すなわち、本発明に係るインクリボンはリボン基布の厚
さが薄くても、従来のインクリボンに比しインク含浸率
も充分であり、印字鮮明性、耐久性にすぐれ、打字後の
蛇行変形もきわめて少なく、インクリボンとしてきわめ
てすぐれた性能を発揮した。又、従来のインクリボン並
の厚みであると、印字耐久性が著しく向上した。
第   2   表 第3表 第    4    表
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は従来のインクリボンに用いられて
いる織物の断面図であり、屈曲している糸が経糸を示し
ているが、$1図は打字前のもの、第2図が打字後の織
物断面を示す。 第3図はリボン基布の織物断面図を示す。 特許出願人  東洋紡績株式会社 羊 1 図 羊 2 図 第 3図 I←−−P−→I

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)単糸繊度が1.0デニール以上、6.0デニール
    以下、トータルデニールが40デニール以下、糸強度が
    9g/d以上のポリアミドマルチフィラメント糸からな
    る織物の経糸方向が長さ方向になるようにテープ状にカ
    ットされており、インクが含浸されていることを特徴と
    する耐久性に優れたインクリボン。
  2. (2)ポリアミドが95モル%以上がε−カプロアミド
    単位よりなるポリカプラミド系ポリマーで、硫酸相対粘
    度が2.8以上である特許請求の範囲第1項記載のイン
    クリボン。
JP23421585A 1985-10-18 1985-10-18 耐久性に優れたインクリボン Granted JPS6292881A (ja)

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JP23421585A JPS6292881A (ja) 1985-10-18 1985-10-18 耐久性に優れたインクリボン

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JPS6292881A true JPS6292881A (ja) 1987-04-28
JPH0379194B2 JPH0379194B2 (ja) 1991-12-18

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JP23421585A Granted JPS6292881A (ja) 1985-10-18 1985-10-18 耐久性に優れたインクリボン

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JP (1) JPS6292881A (ja)

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JPH0379194B2 (ja) 1991-12-18

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