JPS6291300A - 堆積汚泥の改質方法 - Google Patents

堆積汚泥の改質方法

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JPS6291300A
JPS6291300A JP60230268A JP23026885A JPS6291300A JP S6291300 A JPS6291300 A JP S6291300A JP 60230268 A JP60230268 A JP 60230268A JP 23026885 A JP23026885 A JP 23026885A JP S6291300 A JPS6291300 A JP S6291300A
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sludge
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Akira Uehara
上原 明
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Fujisash Co Ltd
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Fujisash Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 童栗上傅剋朋分互 本発明は高含水率の下水汚泥やヘドロ等の堆積汚泥を改
質する方法に関し、更に詳述すれば、堆積汚泥をさらさ
らした感じに粒状化し、短時間でそのハンドリング性を
改良、改善する堆積汚泥の改質方法に関するものである
従来技術 び発明が解決しようとする間 点従来から高
含水率の下水汚泥やヘドロ等の堆積汚泥類は軟弱泥土化
しており、重機等による移動や運搬が非常に困難なため
、作業性やノ\ンドリング性に多くの問題点を有してい
る。
このため、これらの堆積汚泥類は天日乾燥や水硬性セメ
ント等を混錬し、一定期間放置、養生した後、搬出、移
動するのが一般的な方法であった。
しかしながら、これらの方法では汚泥の乾燥硬化に長時
間を要したり、その作業が面倒である等の問題があり、
従ってこれらの堆積汚泥を簡単にかつ能率よく低コスト
でハンドリング性を改善する方法が望まれていた。
本発明は上記事情に鑑みなさだもので、堆積汚泥を短時
間で能率よく粒状化してハンドリング性を改善し、その
取扱いを簡略化して運搬、移動等を容易にすることがで
きる堆積汚泥の改質方法を提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段 び作用 即ち、本発明は上記目的を達成するため、X線的に非晶
質である水酸化アルミニウムを八7!203として7〜
40重量部と、生石灰、消石灰及び軽焼ドロマイトより
成る群から選ばれる少なくとも1種の石灰類をCaOと
して15〜60重量部と、石膏をCa5Oaとして30
重量部以下とを含有する堆積汚泥改質剤を堆積汚泥10
0重量部に対して5〜30重量部添加した後、粗混ぜし
て、前記堆積汚泥を粒状化することにより、ハンドリン
グ性を改良したことを特徴とする堆積汚泥の改質方法を
提供するものである。
この点につき更に詳しく説明すると、本発明者らは従来
法の欠点を改良し、ハンドリング性に優れた堆積汚泥の
処理方法につき種々検討を重ねた結果、X線的に非晶質
な水酸化アルミニウム、石灰類及び石膏類を特定の割合
で組合せた改質剤を堆積汚泥に重機等で特定量粗部ぜす
るだけで、堆積汚泥はハンドリングが容易なさらさらし
た惑じの細かな粒子に造粒され、堆積汚泥が粒状化して
その取扱い性が非常に改善されることを知見した。
そしてこの場合、粗混ぜは改質剤添加堆積汚泥をバック
ホウ等の重機で簡単に二、三回乃至数回、改質剤が汚泥
にほぼ均一に混ざるように切り返す程度のもので十分で
あり、このような粗混ぜで堆積lη泥は粒状化されるが
、更に丹念に混合を続けるとかえって粒状化された汚泥
はペースト状に変化し、従って、堆積汚泥を粒状に改質
するには、上記の改質剤を使用すること、しかも改質剤
を添加した堆積汚泥を軽く混ぜ合わせる程度の粗混ぜで
ある必要があり、十分な混合は逆に粒状化改質を阻害す
ることを見い出すと共に、このような簡単な粗混ぜで粒
状化させた場合でも、30分位後にはその粒状化汚泥は
十分な強度を持ち、破砕されることがないので、取扱い
性にも優れており、例えばダンプカー等に積載して他所
へ運搬、移動するようなことが容易にできることを知見
し、本発明をなすに至ったものである。
以下、本発明につき更に詳しく説明する。
本発明に係る堆積汚泥の改質方法は、高含水率の下水汚
泥、堆積ヘドロなどを改質するのに有効に採用されるも
のであり、本発明に従ってこれらの堆積汚泥を改質する
場合は、これらの汚泥に改質剤を添加する。
この改質剤はX線的に非晶質な水酸化アルミニウム、石
灰類及び石膏類を特定量含有するものであり、この種の
改質剤を使用することにより汚泥をさらさらした粒状に
改質し得るものである。
本発明に使用するX線的に非晶質な水酸化アルミニウム
としては、無定形の水酸化アルミニウムゲルを工業的に
700°C以下の温度で乾燥し、149μふるい残分が
10%以下に粉砕して嵩高な粉体に調整したものを用い
ることが好ましい。
なお、水酸化アルミニウム源としてはアルマイト工場、
アルミサツシ工場等から排出するアルミスラッジなどが
使用可能である。
また、石灰類は生石灰、消石灰及び軽焼ドロマイトから
選ばれる1種を単独で使用しても2種以上を組合せて使
用しても差支えない。
更に、石膏類は三水石膏、半水石膏、無水石膏のいずれ
の形態のものでも使用することが可能で、これらの1種
又は2種以上を適宜組合せて使用しても造粒効果上何等
変わりはない。
本発明の改質剤中の各成分の配合量は、非晶質水酸化ア
ルミニウムがA l 20.として7〜40重量部、好
ましくは10〜30重量部、石灰類がCaOとして15
〜60重量部、好ましくは25〜50重量部、石膏類が
Ca5Oaとして30重量部以下、好ましくは20重量
部以下である。
また、上記改質剤を堆積汚泥に添加する場合、その添加
量は汚泥100重量部に対し5〜30重量部、好ましく
は10〜20重量部である。
改質剤中の各成分が上記配合量範囲を外れたり、また改
質剤の堆積汚泥への添加量が少ないとペースト挟止なり
、粒状化しないため、本発明の目的を達成し得ない。
本発明においては、汚泥に上記改質剤を添加した後、粗
混ぜするものである。この場合、粗混ぜの程度は汚泥が
粒状化すればよく、汚泥に改質剤か−、二度乃至数置混
ざる程度で十分である。混合乃至混練しすぎると一度粒
状化したものがペースト状になるので、このようなペー
スト状になる前に混合操作は終了させる。粗部ぜの方法
としては特に制限されないが、バックホウ等の重機を使
用することが屋外の汚泥処理に対しては操作が簡単であ
るので好ましい。
このようにして粒状化された汚泥は細かな粒状の状態に
まで改質され、強度が高く、容易に破砕されず、また水
によって再度泥化或いはペースト化せず、さらさらした
感じとなるのでハンドリング性が非常に優れたものであ
り、例んば上記方法により汚泥を細かな粒状の状態に改
質した30分位後にはトラック等に積載し、運搬可能な
状態にハンドリング性が改良されるものである。
3旦■四困 本発明に係る堆積汚泥の改質方法は所定の組成範囲を有
する非晶質水酸化アルミニウム、石灰類及び石膏類から
なる改質剤を特定量堆積汚泥に添加した後、粗部ぜする
ものであり、これにより、短時間で細かくさらさらした
感じに粒状化することができるものであって、堆積汚泥
のハンドリング性が改良、改善され、その取扱いが非常
に容易になって運搬、移動が可能となる。
以下、実施例、比較例を挙げて本発明を具体的に説明す
るが、本発明は下記実施例に制限されるものではない。
〔実施例1.比較例1〕 X線的に非晶質な水酸化アルミニウムをAl2O2とし
て20重量部、消石灰をCaOとして30重量部及び半
水石膏をCa5O,として15重置部の割合で使用した
改質剤を調製した。
次に、下水堆積汚泥(含水率79.4%、強熱減量26
.7%)100重量部に対して上記改質剤をそれぞれ1
0,15.20重量部添加し、各試料をバックホウで数
回切り返す程度の粗部ぜをし、汚泥の改質状態を調べた
。更に、各試料の30分後のフロー値も測定した。
また、比較のため、改質剤として消石灰のみを使用し、
堆積汚泥100重量部に対し30重量部を添加し、上記
実施例と同様にして試験を行なった。その結果を第1表
に示す。
第   1   表 〔実施例2.比較例2〕 実施例1と同様の下水堆積汚泥と改質剤を用い、混合機
としてホバート型モルタルミキサーを使用し、堆積汚泥
100重量部に改質剤15重量部を添加した後、ミキサ
ーを低速で回転して混合時間を変化させた時の汚泥の改
質状態を調べた。
また、混合機を使わずに手で簡単に混ぜた場合の改質状
態も調べた。
その結果を第2表に示す。
第   2   表 第2表の結果より、改質剤を添加した堆積汚泥は軽く簡
単に粗混合しただけでハンドリングが容易な細かな粒状
物になる。しかしながら、かえって十分に混合するとペ
ースト状に変わり、ハンドリング性が悪くなることが知
見される。
〔実施例3.比較例3〕  一 実施例1と同様の下水堆積汚泥100重量部に第3表に
示す配合比の改質剤を15重量部添加し、バックホウで
数回切り返す程度の粗混ぜを行ない、改質状態を調べた
その結果を第3表に併記する。
第   3   表 第3表の結果から、改質剤の各成分の組成が本発明の範
囲内にある場合には改質剤添加汚泥は粒状化するが、各
成分が本発明の範囲外の場合(比較例)には改質剤を添
加して軽く混ぜ合わせても汚泥は粒状化せず、ペースト
状となることが知見される。
〔実施例4.比較例4〕 下水堆積汚泥(含水率47.7%、強熱減量9.1%)
100重量部に対して実施例1と同じ改質剤3.5.1
0重量部をそれぞれ添加し、また比較例として消石灰の
みを30重量部添加し、粗混ぜした後の汚泥の改質状態
を調べた。同時に各試料の30分後のフロー値も測定し
た。
その結果を第4表に示す。
第   4   表 第4表の結果より、改質剤の堆積汚泥に対する添加量が
少ないと汚泥は粒状化せずペースト状になる。また、含
水率の低い汚泥でも単に消石灰のみを添加した場合には
粒状化せずにペースト状になることが知見される。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、X線的に非晶質である水酸化アルミニウムをAl_
    2O_3として7〜40重量部と、生石灰、消石灰及び
    軽焼ドロマイトより成る群から選ばれる少なくとも1種
    の石灰類をCaOとして15〜60重量部と、石膏をC
    aSO_4として30重量部以下とを含有する汚泥改質
    剤を堆積汚泥100重量部に対して5〜30重量部添加
    した後、粗混ぜして、前記堆積汚泥を粒状化することを
    特徴とする堆積汚泥の改質方法。
JP60230268A 1985-10-16 1985-10-16 堆積汚泥の改質方法 Expired - Lifetime JPH06240B2 (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01271000A (ja) * 1988-04-21 1989-10-30 Fujisash Co 堆積汚泥の改質方法
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