JPS629105Y2 - - Google Patents

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JPS629105Y2
JPS629105Y2 JP2642382U JP2642382U JPS629105Y2 JP S629105 Y2 JPS629105 Y2 JP S629105Y2 JP 2642382 U JP2642382 U JP 2642382U JP 2642382 U JP2642382 U JP 2642382U JP S629105 Y2 JPS629105 Y2 JP S629105Y2
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ink
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JP2642382U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はインクジエツトプリンタのインク供給
装置に関し、特にインク供給タンクからインク噴
出用ノズルに至るインク供給路中のインクに空気
が混入してその気泡がノズルに送られるのをイン
ク循環経路の入口部で除去し、更にインク圧力を
低下すること無く供給させ、気泡等によるインク
粒子化の乱れについて改善したものである。
即ち、インク供給路中のインクに空気が混入し
てその気泡がノズルに送られると、ノズルからイ
ンクを粒子化して噴出する際に、良質の印字状態
を得るにはインク粒子を規則正しく発生させる必
要があるが、この動作が乱れて印字状態が非常に
悪く成るものである。又、インク供給路中に塵埃
除去及び気泡除去のフイルターを設けることによ
り長時間使用するとフイルターに塵埃が堆積しイ
ンク供給系の抵抗が大きく成り、インク圧が低下
してインク粒子化が乱れて印字状態が悪く成るも
のである。
従来、この種のインク供給装置にあつてはイン
ク供給通路のインク中にゴミあるいは埃を除去す
る手段が設けられていたが、上記した様な気泡の
混入等についての対策はなされていなかつたかあ
るいはインク供給タンクからの新しいインク液と
インク噴出用ノズルから噴出されて印字に寄与し
なかつたインク回収部からのインク液がともに導
入されるサブタンクに該サブタンク底面と平行に
平面形の40ミクロン程度のメツシユフイルターを
設けたものがあつた。
この気泡の除去対策のなされていない前者のも
のは、インク供給通路内に入りこんだ気泡がその
ままノズルまで送られ、この気泡によつてインク
粒子化に乱れが生じるものと成つていた。又後者
の場合、長時間使用されるとフイルターにゴミ等
が堆積してサブタンクの抵抗が大きく成り、後段
に設けられた気泡を放出するためのエアトラツプ
装置からの空気が後段のポンプに流れ込んでしま
とという逆効果になつてしまう欠点があつた。し
たがつてこれを防止する方法としてエアトラツプ
装置に空気放出穴を設けていたものを密閉してい
た。このエアトラツプ装置を密閉すると、フイル
ターの抵抗が大きくなつた場合には良効果をだす
が気泡がエアトラツプ装置の上面に溜り、絶ずこ
のエアトラツプ装置の交換が必要となつていた。
本考案は以上の欠点に鑑みてなされたものであ
り、回収インクを循環させるこのインク循環経路
の入口となるサブタンク構成として特に、夫々が
筒状に形成された複数層のフイルター群をそのフ
イルター群の内方に位置する中央に通孔を備える
フイルターリングで立設保持させかつ該フイルタ
ーリングをタンク内周壁に圧着保持させて着脱自
在にフイルター群を装備すると共に前記フイルタ
ー群の上方において該タンクの上方に位置された
回収インクの導入口と対峙しこの回収インクをフ
イルター群の外周囲へ案内するガイドを備えてカ
ートリツジからの新しいインクと回収インクとを
前記フイルター群の周面全体を通してインク液を
流通させる構成し、回収インクに多く含まれるゴ
ミ等をフイルター群の外周囲であるフイルターリ
ング上に堆積させてこのフイルター群の周面にゴ
ミ等が附着することがないようになし、かつ前記
堆積したゴミは着脱自在なフイルターリングを上
方へ引出すことによつてタンク内から容易に除去
できる構成として補修等にも便利としている。
またフイルター群は荒目のフイルターと細目の
フイルターで構成し、これらフイルター群で気泡
を除去し、インク循環経路の入口部からその経路
の内方へ気泡が侵入するのを防止すると共にエア
トラツプ装置の上面に空気放出穴を設けることが
可能となり更に気泡を除去しようとするものであ
る。
以下本考案を図面の一実施例と共に説明する
と、図において1は新しいインクを供給するため
のインクカートリツジ、2はインクカートリツジ
1からのインクを受けるインク供給タンク、3は
前記インク供給タンク2とインク回収部(ガタ
ー)9からの印字に寄与しなかつたインクが夫々
導入されたサブタンク、4はサブタンク3からイ
ンクが導入されインク液中の気泡を放出するため
のエアトラツプで該エアトラツプ4には空気放出
穴4Aが設けられている。
5は前記エアトラツプ4を経てインクを加圧す
るためのポンプ手段、6は加圧後のインク流を平
滑化するためのエアチエンバー、7はこの流通路
を開閉する電磁弁、8はインク噴出用ノズルであ
つて電磁弁7の開成時にインクを粒子化して印字
面に噴射し、この時印字に寄与しないインクはイ
ンク回収部9に収容され、インク回収部7の導出
管9Aによつてサブタンク3にもどされる。この
ため、前記サブタンク3からエアトラツプ4、ポ
ンプ手段5、エアチエンバー6、電磁弁7、イン
ク噴出用ノズル8、インク回収部9そして再びサ
ブタンク3へとつながるインクの循環経路が構成
される。また電磁弁7の閉成によりノズル8への
インク供給が遮断されてインクの噴射を停止す
る。
上記サブタンク3の詳細は第2図、第3図に示
している。サブタンク3の断面図を示す第2図に
おいて、サブタンク3の内部下方にフイルターリ
ング26がオーリング25によつてサブタンク3
の内壁に係合されている。
つまり、前記オーリング25は弾性材で構成さ
れると共にこの外径はサブタンク3の内径よりも
若干大きく形成されてフイルターリング26の凹
部26Aに嵌着されている。このためオーリング
25の弾性力によりフイルターリング26がサブ
タンク3の内壁に圧着して取付けられる。
また、フイルターリング26にはネジ等により
フイルター23が取付けられており、フイルター
23の上端にはインク回収部9の導出管9Aから
のインクを該フイルター23の周辺方向へ導びく
一方向に傾斜を成したインク導入ガイド板24が
取付けられている。このインク導入ガイド板24
は第3図で明らかなように、この上面が傾斜面と
成つていると共に一部(側部)に切欠き部24A
を有してフイルター23の内部がこの上面で切欠
き部24Aを介して外部に連通するものと成つて
いる。
更に上記フイルターリング26、フイルター2
3、インク導入ガイド板24はオーリング25に
より一体となつてサブタンク3に対し着脱自在と
成る。フイルター23は外側より150μm程度の
第1のフイルター23Aと、第1のフイルター2
3Aの内側に数10μm程度の第1のフイルター2
3Aより細目の第2のフイルター23Bと、第2
のフイルター23Bを補強するために更に内側に
150μm程度の第3のフイルター23Cとを設
け、これらフイルター23A,23B,23Cを
それぞれ円筒形のメツシユ構成と成して立設して
いる。
このサブタンク3部分の動作について説明する
と、インク供給タンク2からの新しいインクは導
入管21を経てフイルター23の外側の空洞28
に流入され又、インク回収部9からのインクも矢
印30で示すように傾斜を成したインク流入ガイ
ド板24上を経て空洞28に流入される。空洞2
8に流入されたインクは第1のフイルター23A
にてゴミ等が除去され、そのゴミは空洞28の下
部31に堆積され、インクは第1、第2、第3の
フイルターを通過して空洞29に流入し、後段の
エアトラツプ4側に導出管22から送られる。
このサブタンク3のフイルター構成はフイルタ
ーの目より大きい気泡が集まつて、より大きな気
泡となることを利用して流通路の前段でインク中
に混入している空気を取除くために設けたもので
ある。
即ち、サブタンク3内に導入されたインク液
は、先ず最初の第1フイルター23Aを通過する
が、このフイルター23Aにインク中に混入する
気泡が触れると、気泡が集まつてより大きな気泡
となり、150μm以上の気泡は浮力により液体の
流速に打ちかつて上昇し、また150μm以下の気
泡は液体とともにフイルター23Aを通過する。
他方前記第1のフイルター23Aは荒い塵埃も同
時に除去する。前記第1のフイルター23A通過
後の液体は次に数10μm程度の細目の第2のフイ
ルター23Bを通過するが、この時液体とフイル
ター23Bの接触面積が大であるのでさらに多く
の気泡が露出して(大きい浮力をもつ気泡に生長
される)気泡の除去がここでも行われる。ここで
発生した気泡は上昇し、またフイルター通過の際
に発生した気泡は後段の空洞29とエアトラツプ
4で除去される。
前記空洞29での気泡の除去は、該空洞29内
に流入した気泡がフイルター23内を上昇すると
共にフイルター23の上面がインク導入ガイド板
24の切欠き部24Aを通して外部へ連通してい
ることからこの切欠き部24Aを介して外方へ放
出される。また、この切欠き部24Aによつて気
泡がフイルター23内に溜まることがないのでフ
イルター23の内外の圧力差がなくなり、インク
の供給に悪影響を与えることもない。
従つて、インク流通路の入口部分であるサブタ
ンク3内で上記の第1フイルター23A、と第2
のフイルター23Bによつて混入した空気を殆ん
ど除去できるものとなつている。
上記サブタンク3のフイルター構成として、例
えば150μm程度の荒目のフイルターだけを装備
させた場合には液体とフイルターの接触部が少な
いのでサブタンク3内の気泡除去が充分行われ
ず、このフイルターを通つた気泡はその後の流通
路でも除去されずノズルに至るものであつた。こ
のため前記荒目のフイルターに代えて細目のフイ
ルターを設けると液体とフイルターの接触部が増
加して気泡の除去効果は良く成るが、フイルター
の目が細いために塵埃によつてフイルターの寿命
が極めて短かくなつてしまい使用に耐えない。
このことから、上記構成の如く荒目の第1フイ
ルター23Aと細目の第2のフイルター23Bを
構成させることにより気泡の除去が確実に行い得
ると共に各フイルターの負坦も軽減されて塵埃に
対するフイルターの寿命も長くなり、使用上極め
て好ましいものと成る。
又、前記フイルターを円筒形に構成することに
より、フイルター面積を大きくすることと成り、
気泡除去効果も大となり、かつ塵埃が下部に堆積
するため、フイルターの塵埃除去効果も増大する
と共にフイルターの抵抗も極小と成る。従つてエ
アトラツプの上面に空気放出穴を設けることが可
能と成り、更にフイルターの交換も容易と成り長
寿命と成るものである。
以上の様に本考案のインク供給装置にあつては
回収インクを循環させるこのインク循環経路の入
口となるサブタンク構成として特に、夫々が筒状
に形成された複数層のフイルター群をそのフイル
ター群の内方に位置する中央に通孔を備えるフイ
ルターリングで立設保持させかつ該フイルターリ
ングをタンク内周壁に圧着保持させて着脱自在に
フイルター群を装備すると共に前記フイルター群
の上方において該タンクの上方に位置された回収
インクの導入口と対峙しこの回収インクをフイル
ター群の外周囲へ案内するガイドを備えてカート
リツジからの新しいインクと回収インクとを前記
フイルター群の周面全体を通してインク液を流通
させる構成し、回収インクに多く含まれるゴミ等
をフイルター群の外周囲であるフイルターリング
上に堆積させてこのフイルター群の周面にゴミ等
が附着することがないようになし、かつ前記堆積
したゴミは着脱自在なフイルターリングを上方へ
引出すことによつてタンク内から容易に除去でき
る構成として補修等にも便利である。
またフイルター群は荒目のフイルターと細目の
フイルターで構成し、これらフイルター群で気泡
を除去し、インク循環経路の入口部からその経路
の内方へ気泡が侵入するのを防止すると共にエア
トラツプ装置の上面に空気放出穴を設けることが
可能となり更に気泡の除去が効果的にできるもの
となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案インク供給装置の構成図、第2
図はサブタンクの具体的構成を示す構成図、第3
図はサブタンクの一部切欠した斜視図である。 1:インクカートリツジ、2:インク供給タン
ク、3:サブタンク、4:エアトラツプ、5:ポ
ンプ手段、7:電磁弁、8:インク噴出用ノズ
ル、9:インク回収部、23:フイルター(23
A:第1のフイルター、23B:第2のフイルタ
ー)、24:インク流入ガイド板、26:フイル
ターリング。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 新しいインクを供給するためのインクカートリ
    ツジと、前記インクカートリツジからの新しいイ
    ンクと回収インクとがともに導入されるサブタン
    クと、前記サブタンクからポンプ手段、弁手段等
    を経てインク噴出用ノズルに導びく経路と、前記
    インク噴出用ノズルから噴出されて印字に寄与し
    なかつたインクを回収するインク回収部と、この
    回収インクを前記サブタンクへ導びいて循環使用
    させるための回収経路とを備え、 前記サブタンクからノズル、インク回収部、回
    収経路、サブタンクで構成されたインク循環経路
    の入口であつてインク液中に空気が混入された状
    態でインク液が収容される前記サブタンクは、
    夫々が筒状に形成された複数層のフイルター群を
    そのフイルター群の内方に位置する中央に通孔を
    備えるフイルターリングで立設保持させかつ該フ
    イルターリングをタンク内周壁に圧着保持させて
    着脱自在にフイルター群を装備すると共に前記フ
    イルター群の上方において該タンクの上方に位置
    された回収インクの導入口と対峙しこの回収イン
    クをフイルター群の外周囲へ案内するガイドを備
    えてカートリツジからの新しいインクと回収イン
    クとを前記フイルター群の周面全体を通してイン
    ク液を流通させる構成となし、 更に前記複数層のフイルター群は該サブタンク
    にてインク液中の気泡を効果的に取り除くべく荒
    目の1次筒状フイルターと前記1次筒状フイルタ
    ーより細めの2次筒状フイルターより構成し、当
    該荒目の1次筒状フイルターと細めの2次筒状フ
    イルターを通してインク噴出用ノズルにインクを
    導びいて上記インク循環経路の入口部からその経
    路の内方へ気泡が侵入するのを防止したことを特
    徴とするインクジエツトプリンタのインク供給装
    置。
JP2642382U 1982-02-24 1982-02-24 Expired JPS629105Y2 (ja)

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JPS57149149U JPS57149149U (ja) 1982-09-18
JPS629105Y2 true JPS629105Y2 (ja) 1987-03-03

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4720876B2 (ja) 2008-08-28 2011-07-13 ブラザー工業株式会社 インクジェット記録装置

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