JPS628974Y2 - - Google Patents

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JPS628974Y2
JPS628974Y2 JP11793082U JP11793082U JPS628974Y2 JP S628974 Y2 JPS628974 Y2 JP S628974Y2 JP 11793082 U JP11793082 U JP 11793082U JP 11793082 U JP11793082 U JP 11793082U JP S628974 Y2 JPS628974 Y2 JP S628974Y2
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JP11793082U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は油井管等圧接管の内面バリ取り装置に
関する。
油井管として使用される鋼管のネジ部は強度を
確保するため肉厚を厚く形成する場合が多いが、
ネジ部以外の部分は比較的薄い肉厚でよい。従つ
てこの油井管を肉厚の厚い鋼管から削り出して製
作すると、鋼材の損失が大きく且つ加工作業の手
間と時間を要する。そこでより経済的な製法とし
て、ネジ部以外の部分に相当する比較的薄い肉厚
の鋼管の端部に、ネジ部に相当する厚肉の鋼管を
圧接し、その後当該厚肉部分にネジ加工を施す方
法がとられている。この方法で製造された油井管
は管接合部の内外面に圧接により形成されたバリ
を切削除去する必要がある。
管の内面のバリ取り作業に於いて単にバリをカ
ツタにより切削するだけでは、バリが円環状乃至
螺旋状に切取られて連続した切粉となるから、切
削加工終了後、この切粉を真空装置等を使用して
取出そうとしても切粉が管の内壁に嵌まつた状態
で残留することが多い。この取出し作業は油井管
の内径が小径になるほど、また油井管の全長が長
くなるほど、一層困難となる。これを解決するた
め従来バリ取りの一例としてバリに管の軸方向の
溝を数個所入れ、次にバリを円周方向に切削し
て、切粉を不連続にする方法がとられていた。し
かしこの方法は溝入れと円周方向の切削との2工
程のために2つの工具を使用する必要があり、バ
リ取りに長時間を要していた。また切粉が不連続
になつても互いにからまり合うので完全に外部へ
取り出し得ない欠点があつた。他の従来例として
特開昭57−33903号に開示されたバリ取り装置
は、管内面クランプ駒により管内面をクランプし
た状態で回転可能なカツタヘツドと、このカツタ
ヘツドの先端部に外周方向に所定の角度間隔を保
つて配置した複数個のフライスヘツドと、このフ
ライスヘツドの外周部に出没自在に設けた複数個
ずつのフライスカツタを有する。そこでカツタヘ
ツドを中空管に対し心合せした状態で回転を停止
したまま、フライスヘツドを高速回転させながら
フライスカツタを徐々に突出させて、バリを部分
的に切削し、次にカツタヘツドをゆつくり旋回し
てバリを全円周にわたつて切削するものである。
然しながら回転可能なカツタヘツドに偏心位置に
フライスヘツドを配置し且つフライスヘツドのフ
ライスカツタを出没自在とする構造を組込まなけ
ればならないから、この装置を適用し得る中空管
の管径は中径又はそれ以上であることを要し、ま
たフライスカツタの出没のための装置が複雑とな
る構成であつた。小径管の内径により許容される
スペース内に、この様な構造を組込むことは困難
であり、小径管のバリ取り作業により発生した切
粉の取出しの困難性は依然として解決されていな
い。
本考案は以上の事情に鑑みなされたものであ
り、簡単な構造により小径管の内面を偏心位置で
工具を回転させ、後に管を回転させることにより
切削加工して細断切粉を生じせしめる装置を提供
することを目的とする。
以下本考案について実施例を示す図面に基づき
説明をする。第1図は縦断面図である。第1図に
於いて1は本考案に係るバリ取り装置を全体的に
示し、2はこの装置1を適用する油井管である。
鋼管3は支持台(不図示)に回転駆動すべく軸承
された主軸チヤツクに把持されている。油井管2
は本体である鋼管3の端面に厚肉の鋼管4を圧接
し、該鋼管4の先端部にネジ部5を螺設してい
る。油井管2の圧接部内外面には圧接によりバリ
7,8が形成されている。外面のバリ7は通常の
切削加工により除去し得るものである。第3図イ
はバリ7を除去した状態の油井管2を第1図のA
−A線に沿つて示す断面図である。
バリ取り装置1は前後方向及び横方向に摺動可
能な刃物台9を具備する。主軸台9には主軸の一
として工具ホルダ11が回転自在に軸承される。
工具ホルダ11は歯車12,13,14,15か
らなる歯車列を介してモータ16により回転駆動
される。工具ホルダ11は刃物台9から突出し、
その先端部に設けた挿込み口11aに工具17を
挿着自在に取付ける。
18は支持体としての固定ホルダである。固定
ホルダ18は頭部19、首部20及びフランジ2
1からなる。頭部19は油井管2の内周面2aに
内挿する柱状体をなす。従つて頭部19を鋼管4
内に挿入することが容易であり、しかも加工中油
井管2の軸心が頭部19の中心線C1からずれな
い様に油井管2を保持することができる。また頭
部19にはその中心線C1から偏心量eだけずれ
た位置に中心線C2を有する貫通孔19bが穿設
される。該貫通孔19b内に位置決め用のスリー
ブ22を挾んで軸受23,24が装着され、該軸
受23,24の外方にシール部材25,26が設
けられる。両軸受23,24は前記工具17を偏
心した中心線C2上で回転可能に軸支するもので
ある。そして工具17はこの位置で回転したとき
その工具の外径P(第2図イ参照)が、油井管2
の内周面2aに最も近付く位置で該内周面2aに
ほぼ内接し、且つ油井管2の内周面2aから最も
遠去かる位置でバリ8からやや離れるようになつ
ている。
第3図ロ,ハは夫々第1図のB−B,C−C断
面図を示す。第3図ロ,ハに見られる如く首部2
0の断面形状は三日月状であり、その外周面20
aは前記頭部19の外周面19aに対し段差を有
し油井管2の内周面2aに対してはやや隙間を有
する形状である。前記固定ホルダ18のフランジ
21は刃物台9の前面に前記工具ホルダ11の貫
通を許容する如くねじ27で固定される。更に固定
ホルダ18にはこれを軸方向に貫通する空気孔2
8が穿設され、その先端にノズル29が装着され
る。空気孔28は図示しない空気源から工具17
の刃先の先端に向けて圧縮空気を供給するもので
ある。この穴28は空気のみならず切削剤の供給
にも使用可能である。
次に本案装置1のバリ取り作業について説明す
る。まず刃物台9の前方所定位置に搬入された油
井管2の外面を、回転及び割出し可能な駆動装置
を構成するチヤツク(図示省略)で把持する。次
に固定ホルダ18と油井管2との芯合わせをす
る。ついで刃物台9を前進移動させて、固定ホル
ダ18と工具ホルダ11及び該工具ホルダ11に
挿着された工具17を鋼管4内に挿入する。そこ
で油井管2を固定したまま、モータ16の駆動に
より工具ホルダ11を回転させながら、刃物台9
を徐々に前進させて、工具17によりバリ8の一
部を切削する(第4図−A参照)。次に工具ホル
ダ11の回転を継続させながら後退させる。つい
で油井管2を把持するチヤツクにて油井管2を
180度回転割出しすると、油井管2は上下反転し
た状態となる。そこで再び工具ホルダ11を回転
させながら、刃物台9を徐々に前進させて、工具
17によりバリ8に溝8bを形成する(第4図−
B参照)。こうしてバリ8は溝8a,8bにより
円周方向に2分された形状となる。次に工具ホル
ダ11を再びバリ8の手前まで後退させる。油井
管2を連続的に回転させながら工具ホルダ11を
前進させると、バリ8は細断されて取り除かれ
る。この時工具ホルダ11を回転させずに前進の
みさせると、バリ8は円周方向に2分された状態
で切粉となる(第1図)。また他の方法として例
えば第2図の工具17aを用いて第4図−Aの如
くバリ8に溝8aを入れた後、第4図−Bの如く
工具ホルダ11を180度反転させたバリ部の切削
を行なうことなく、油井管2を連続的に回転させ
工具ホルダ11を回転させながら前進させること
により細断された切粉を得ることができる。工具
の種類及びバリ取りの手順として種々のものをと
ることが可能である。
この様に油井管2が1回転すると全てのバリ8
が切り除かれる。続いて工具ホルダ11を後退さ
せれば油井管2内には除去し易い細断された切粉
が残るのみであるから、次に油井管2内の切粉を
真空装置にて吸出してバリ取り作業が完了する。
本考案は以上の説明から明らかな様に簡単な構
造の装置により、バリ取り作業により生ずる切粉
は円環状に連続することなく切断される。従つて
切粉が管内に嵌まり込む虞がなく、その除去作業
が極めて容易である。また本案装置は小径管内に
挿入し得る大きさにまとめることができるから、
小径の圧接管のバリ取り作業に使用して特に有用
である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例の表わし、第1図は本考
案に係るバリ取り装置の縦断面図、第2図は他の
実施例を示す断面図、第3図イ,ロ,ハは夫々第
1図のA−A,B−B,C−C断面図、第4図−
Aイ,ロ及び第4図−Bイ,ロはバリ取り工程の
一例を示す断面図であり、そのうちイは横断面
図、ロは縦断面図を示す。 1……バリ取り装置、2……油井管、8……バ
リ、8a,8b……溝、9……刃物台、11……
工具ホルダ、17……工具、18……固定ホル
ダ、23,24……軸受、e……偏心量。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 圧接により接合された2つの管体の接合部のバ
    リを取る装置であつて、前記接合管体を回動手段
    により回動可能に支持する支持台と、該支持台に
    対向し進退自在に移動可能な刃物台と、該刃物台
    に回転自在に支承され先端に工具挿着部を有し前
    記接合管体の中心軸線に対し偏心する工具主軸
    と、該工具主軸軸線上にあつて前記工具挿着部前
    面に挿着された工具を回転可能に支承すべく前記
    刃物台より突設した支持体とから成り、前記接合
    管体内に挿入した工具の前記接合管体軸線方向の
    動きと接合管体の回動動作で接合管体内のバリを
    除去することを特徴とする圧接管内面のバリ取り
    装置。
JP11793082U 1982-08-03 1982-08-03 圧接管の内面バリ取り装置 Granted JPS5924214U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11793082U JPS5924214U (ja) 1982-08-03 1982-08-03 圧接管の内面バリ取り装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11793082U JPS5924214U (ja) 1982-08-03 1982-08-03 圧接管の内面バリ取り装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5924214U JPS5924214U (ja) 1984-02-15
JPS628974Y2 true JPS628974Y2 (ja) 1987-03-02

Family

ID=30271268

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11793082U Granted JPS5924214U (ja) 1982-08-03 1982-08-03 圧接管の内面バリ取り装置

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JPS5924214U (ja) 1984-02-15

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