JPS628965B2 - - Google Patents
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- JPS628965B2 JPS628965B2 JP10062777A JP10062777A JPS628965B2 JP S628965 B2 JPS628965 B2 JP S628965B2 JP 10062777 A JP10062777 A JP 10062777A JP 10062777 A JP10062777 A JP 10062777A JP S628965 B2 JPS628965 B2 JP S628965B2
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- Japan
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- signal
- variable capacitance
- circuit
- capacitance diode
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- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 19
- 230000008054 signal transmission Effects 0.000 claims description 15
- 238000005513 bias potential Methods 0.000 claims description 5
- 239000000470 constituent Substances 0.000 claims description 3
- 230000003321 amplification Effects 0.000 description 14
- 238000003199 nucleic acid amplification method Methods 0.000 description 14
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 11
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 2
- 238000004458 analytical method Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 230000001747 exhibiting effect Effects 0.000 description 1
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- Noise Elimination (AREA)
- Filters And Equalizers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
復調の対象とされるFM信号の占有周波数帯域
内、及びまたはそれに近接する周波数帯域に存在
または生じた雑音(及びまたは妨害波、干渉雑
音)によつてFM復調信号中に生じる雑音を効果
的に排除でき、高忠実度のFM復調信号が得られ
るようなFM復調回路として本出願人会社によつ
て開発された位相追尾ループ(フエーズ・トラツ
〓〓〓〓
キング・ループ、略称としてPTLと記載される
ことがある)方式によるFM復調回路は、当初、
本出願人会社で研究開発されて実用化された、い
わゆるCD−4方式による4チヤンネル立体音響
レコードより再生された雑音や妨害波の影響を受
けているFM信号から、雑音や妨害波の存在に基
づいてFM復調信号中に生じる雑音が効果的に除
去された状態の忠実度の高いFM復調信号を得る
ことができるようにするためのFM復調回路とし
て提案されたもので、これについては例えば特開
昭52−22866号(特公昭56−47722号)、特開昭52
−22867号(特公昭56−47723号)によつて開示さ
れている多くの特許出願がなされていると共に、
1977年5月にアメリカのロスアンゼルスで行なわ
れたAESコンベンシヨンにおいて技術発表もな
されている。
内、及びまたはそれに近接する周波数帯域に存在
または生じた雑音(及びまたは妨害波、干渉雑
音)によつてFM復調信号中に生じる雑音を効果
的に排除でき、高忠実度のFM復調信号が得られ
るようなFM復調回路として本出願人会社によつ
て開発された位相追尾ループ(フエーズ・トラツ
〓〓〓〓
キング・ループ、略称としてPTLと記載される
ことがある)方式によるFM復調回路は、当初、
本出願人会社で研究開発されて実用化された、い
わゆるCD−4方式による4チヤンネル立体音響
レコードより再生された雑音や妨害波の影響を受
けているFM信号から、雑音や妨害波の存在に基
づいてFM復調信号中に生じる雑音が効果的に除
去された状態の忠実度の高いFM復調信号を得る
ことができるようにするためのFM復調回路とし
て提案されたもので、これについては例えば特開
昭52−22866号(特公昭56−47722号)、特開昭52
−22867号(特公昭56−47723号)によつて開示さ
れている多くの特許出願がなされていると共に、
1977年5月にアメリカのロスアンゼルスで行なわ
れたAESコンベンシヨンにおいて技術発表もな
されている。
ところで、上記した既提案のPTL方式による
FM復調回路においては、PTLの要部のトラツキ
ングフイルタとして抵抗やコンデンサならびにオ
ペレーシヨナルアンプなどで構成されたアクテイ
ブフイルタを使用していたので、その動作周波数
の高域限界が数百キロヘルツというように低く、
そのために、高い周波数領域のFM信号が復調の
対象とされる、例えばFMチユーナ用のFM復調
回路やTV受像機の音声復調用のFM復調回路な
どとして使用することが困難であり、また、回路
構成に必要とされる部品点数が多いなどの諸点が
問題となつた。
FM復調回路においては、PTLの要部のトラツキ
ングフイルタとして抵抗やコンデンサならびにオ
ペレーシヨナルアンプなどで構成されたアクテイ
ブフイルタを使用していたので、その動作周波数
の高域限界が数百キロヘルツというように低く、
そのために、高い周波数領域のFM信号が復調の
対象とされる、例えばFMチユーナ用のFM復調
回路やTV受像機の音声復調用のFM復調回路な
どとして使用することが困難であり、また、回路
構成に必要とされる部品点数が多いなどの諸点が
問題となつた。
それで、本出願人会社では、既提案のPTL方
式によるFM復調回路における上記のような諸問
題点を解決しうるPTL方式によるFM復調回路と
して、PTLにおけるトラツキングフイルタが、
その構成素子の一つに可変容量ダイオードを用い
て構成されたものを完成して良好な成果を挙げる
ことができた。
式によるFM復調回路における上記のような諸問
題点を解決しうるPTL方式によるFM復調回路と
して、PTLにおけるトラツキングフイルタが、
その構成素子の一つに可変容量ダイオードを用い
て構成されたものを完成して良好な成果を挙げる
ことができた。
第1図は、その構成素子の一部に可変容量ダイ
オードを用いて構成されているようなPTLのト
ラツキングフイルタの1例として、トラツキング
フイルタが遮断周波数を共振周波数とする高い共
振蜂を有し、かつ、可変容量ダイオードに与えら
れる制御信号に応じて、前記の共振周波数が変化
されるようになされた2次特性の可変低域濾波器
である場合のPTL方式によるFM復調回路のブロ
ツク図であつて、この第1図において、1は復調
の対象とされるFM信号C(t)の入力端子、2
は可変低域濾波器によつて構成されているトラツ
キングフイルタ、3はリミツタ回路、4は位相比
較器、5はループ利得調整器、6はループフイル
タ、7は制御信号増幅回路、8は搬送波成分除去
用フイルタ、9はFM復調信号の出力端子であ
る。ここで、上記した第1図示のPTL方式によ
るFM復調回路の基本動作を説明すると次のとお
りである。
オードを用いて構成されているようなPTLのト
ラツキングフイルタの1例として、トラツキング
フイルタが遮断周波数を共振周波数とする高い共
振蜂を有し、かつ、可変容量ダイオードに与えら
れる制御信号に応じて、前記の共振周波数が変化
されるようになされた2次特性の可変低域濾波器
である場合のPTL方式によるFM復調回路のブロ
ツク図であつて、この第1図において、1は復調
の対象とされるFM信号C(t)の入力端子、2
は可変低域濾波器によつて構成されているトラツ
キングフイルタ、3はリミツタ回路、4は位相比
較器、5はループ利得調整器、6はループフイル
タ、7は制御信号増幅回路、8は搬送波成分除去
用フイルタ、9はFM復調信号の出力端子であ
る。ここで、上記した第1図示のPTL方式によ
るFM復調回路の基本動作を説明すると次のとお
りである。
今、トラツキングフイルタ2における入、出力
間(a、b間)の静止状態における伝達関数T
(s)は、コイルL1,L2のインダクタンスL1,
L2、抵抗Rの抵抗値R(次段の入力抵抗を置き
かえたもの)、可変容量ダイオードCXの静電容量
CX、などを用いて次の(1)式によつて示される。
間(a、b間)の静止状態における伝達関数T
(s)は、コイルL1,L2のインダクタンスL1,
L2、抵抗Rの抵抗値R(次段の入力抵抗を置き
かえたもの)、可変容量ダイオードCXの静電容量
CX、などを用いて次の(1)式によつて示される。
そして、L1≫L2、R2≫L2/Cxの条件のもとに
おいて、回路の共振角周波数ωp(以下、共振周
波数ωpと記載する)とし、また、共振周波数ωp
における利得を|Gp|、共振周波数ωpより充分
に低い周波数領域での利得を|Gl|とすれば、
ωp、Gp、|Gp|、|Gl|はそれぞれ次のよう
に示される。
おいて、回路の共振角周波数ωp(以下、共振周
波数ωpと記載する)とし、また、共振周波数ωp
における利得を|Gp|、共振周波数ωpより充分
に低い周波数領域での利得を|Gl|とすれば、
ωp、Gp、|Gp|、|Gl|はそれぞれ次のよう
に示される。
共振周波数ωpにおける振幅の増大をHとする
と、Hは|Gp|と|Gl|の比として求められる
から、上記の(3)、(4)式よりHは次の(5)式のように
表わされるものとなる。
と、Hは|Gp|と|Gl|の比として求められる
から、上記の(3)、(4)式よりHは次の(5)式のように
表わされるものとなる。
上記した(2)式で示される共振周波数ωpにおい
て、前記の(5)式中に示されているR、Cx、L2の
〓〓〓〓
値を適当に選定して(5)式で示されるHの値が充分
に大きな値になるようにすれば、このトラツキン
グフイルタ2は共振周波数ωp付近において、充
分に満足すべき周波数選択特性を示すものとな
る。
て、前記の(5)式中に示されているR、Cx、L2の
〓〓〓〓
値を適当に選定して(5)式で示されるHの値が充分
に大きな値になるようにすれば、このトラツキン
グフイルタ2は共振周波数ωp付近において、充
分に満足すべき周波数選択特性を示すものとな
る。
そして、このトラツキングフイルタ2は、上記
の(3)式に示したように、共振周波数ωpにおいて
位相角が−90゜となつている。
の(3)式に示したように、共振周波数ωpにおいて
位相角が−90゜となつている。
今、変調信号μ(t)が搬送波の周波数ωpに
比べて充分に小さな周波数偏移を与えるとの条件
の下で、FM信号C(t)を次の(6)式によつて表
わし、 C(t)=θj{〓〓t+∫〓〓(〓)d〓}
………(6) この(6)式で示されるFM信号C(t)が入力端
子1から位相比較器4へその一方入力として加え
られると共に、トラツキングフイルタ2に加えら
れたとし、また、このFM信号C(t)がトラツ
キングフイルタ2を通つているときに、トラツキ
ングフイルタ2の可変容量ダイオードCXの静電
容量値が制御信号f(t){復調信号f(t)}の
関数として時間的に変化していたとした場合に
は、トラツキングフイルタ2からの出力信号がリ
ミツタ回路3を通されて得られるリミツタ回路3
の出力信号C′(t)は次の(7)式で示されるもの
となる。
比べて充分に小さな周波数偏移を与えるとの条件
の下で、FM信号C(t)を次の(6)式によつて表
わし、 C(t)=θj{〓〓t+∫〓〓(〓)d〓}
………(6) この(6)式で示されるFM信号C(t)が入力端
子1から位相比較器4へその一方入力として加え
られると共に、トラツキングフイルタ2に加えら
れたとし、また、このFM信号C(t)がトラツ
キングフイルタ2を通つているときに、トラツキ
ングフイルタ2の可変容量ダイオードCXの静電
容量値が制御信号f(t){復調信号f(t)}の
関数として時間的に変化していたとした場合に
は、トラツキングフイルタ2からの出力信号がリ
ミツタ回路3を通されて得られるリミツタ回路3
の出力信号C′(t)は次の(7)式で示されるもの
となる。
C′(t)=−jθj{〓〓t+∫〓〓(〓)d〓-〓〓(t)-〓f(t)} ………(7)
上式において、τはトラツキングフイルタ2に
よつてFM信号に与えられる群遅延であり、ま
た、f(t)は可変容量ダイオードCXに加えら
れる制御信号(復調信号)であり、さらにαは可
変容量ダイオードCXの静電容量値の変化によつ
てFM信号に生じる位相変調分を示す係数であ
る。
よつてFM信号に与えられる群遅延であり、ま
た、f(t)は可変容量ダイオードCXに加えら
れる制御信号(復調信号)であり、さらにαは可
変容量ダイオードCXの静電容量値の変化によつ
てFM信号に生じる位相変調分を示す係数であ
る。
位相比較器4においては、(6)式で示されるFM
信号C(t)と、(7)式で示されるFM信号
C′(t)との位相比較を行なつて、次の(8)式で
示すような誤差信号θr(t)を出力する。
信号C(t)と、(7)式で示されるFM信号
C′(t)との位相比較を行なつて、次の(8)式で
示すような誤差信号θr(t)を出力する。
θr(t)=Sin{−αf(t)−τμ(t)}≒−αf(t)−τμ(t) ………(8)
位相比較器4から出力された誤差信号θr
(t)は、ループ利得調整器5、ループフイルタ
6を経て制御信号f(t)に変換され、次いで制
御信号は制御信号増幅回路7において増幅されて
トラツキングフイルタ2における可変容量ダイオ
ードCXに与えられる。
(t)は、ループ利得調整器5、ループフイルタ
6を経て制御信号f(t)に変換され、次いで制
御信号は制御信号増幅回路7において増幅されて
トラツキングフイルタ2における可変容量ダイオ
ードCXに与えられる。
図示の例において、制御信号増幅回路7は、増
幅器7a、抵抗7b,7c、可変抵抗器7dなど
によつて構成されているものとして示されてお
り、トラツキングフイルタ2の可変容量ダイオー
ドCXには、増幅器7aによつて所要のように増
幅された制御信号f(t)が与えられると共に、
端子10に供給された基準電圧が抵抗7b,7
c、可変抵抗器7dの回路によつて適当に調節さ
れたバイアス電圧が与えられる。
幅器7a、抵抗7b,7c、可変抵抗器7dなど
によつて構成されているものとして示されてお
り、トラツキングフイルタ2の可変容量ダイオー
ドCXには、増幅器7aによつて所要のように増
幅された制御信号f(t)が与えられると共に、
端子10に供給された基準電圧が抵抗7b,7
c、可変抵抗器7dの回路によつて適当に調節さ
れたバイアス電圧が与えられる。
そして、上記した位相比較器4→ループ利得調
整器5→ループフイルタ6→制御信号増幅回路7
→トラツキングフイルタ2→リミツタ回路3→位
相比較器4の回路は一巡のフイードバツクループ
を構成しているのである。
整器5→ループフイルタ6→制御信号増幅回路7
→トラツキングフイルタ2→リミツタ回路3→位
相比較器4の回路は一巡のフイードバツクループ
を構成しているのである。
今、ループフイルタ6の特性をG(s)とし、
ループの利得をAとして、誤差信号θr(t)と
FM復調信号f(s)との関係をラプラス変換型
で表現すると次の(9)式が得られる。
ループの利得をAとして、誤差信号θr(t)と
FM復調信号f(s)との関係をラプラス変換型
で表現すると次の(9)式が得られる。
f(s)=A・G(s)・θr(s)=A・G(s)〔−αf(s)−τμ(s)〕 ………(9)
上記の(9)式を解くと、
f(s)=−τA・G(s)/1+αA・G(s)μ(s)=−H(s)・μ(s) ………(10)
(10)式で示されるような復調の式が得られる。
この(10)式で明らかなように、第1図示のPTL
方式によるFM復調回路から得られるFM復調信
号は、変調信号μ(s)に伝達関数H(s)を有
する1次の線形フイルタを適用したものに等し
く、したがつて、第1図示のPTL方式によるFM
復調回路はFM復調機能を備えているということ
が証明されたのである(なお、上記のFM復調回
〓〓〓〓
路の動作に対する数式による解析の詳細について
は、特開昭54−19641号を参照されるとよい)。
方式によるFM復調回路から得られるFM復調信
号は、変調信号μ(s)に伝達関数H(s)を有
する1次の線形フイルタを適用したものに等し
く、したがつて、第1図示のPTL方式によるFM
復調回路はFM復調機能を備えているということ
が証明されたのである(なお、上記のFM復調回
〓〓〓〓
路の動作に対する数式による解析の詳細について
は、特開昭54−19641号を参照されるとよい)。
ところが、可変容量ダイオードは、それの制御
電圧対静電容量値の変化特性が非線形特性を示す
ということからも理解されるように、トラツキン
グフイルタ2におけるFM信号伝送路に接続され
た可変容量ダイオードCXの両端に大きな信号レ
ベルのFM信号が加えられた場合には、FM信号
伝送路を伝送するFM信号の波形が可変容量ダイ
オードCXによつて歪んでしまうということが起
こる。
電圧対静電容量値の変化特性が非線形特性を示す
ということからも理解されるように、トラツキン
グフイルタ2におけるFM信号伝送路に接続され
た可変容量ダイオードCXの両端に大きな信号レ
ベルのFM信号が加えられた場合には、FM信号
伝送路を伝送するFM信号の波形が可変容量ダイ
オードCXによつて歪んでしまうということが起
こる。
すなわち、トラツキングフイルタ2に用いられ
ている可変容量ダイオードCXの制御電圧EC対静
電容量CTの変化特性は、第2図中の曲線で例示
されているように一般に非線形特性を有している
ものであるから、可変容量ダイオードCXによつ
て橋絡されているFM信号の伝送路中を伝送する
FM信号は、前記した非線形特性を呈する可変容
量ダイオードCXの存在によつてその波形に歪が
生じる。第2図においてSiは入力のFM信号を示
し、また、Spは可変容量ダイオードCXの存在に
よつて波形歪を受けたFM信号を示している。こ
の第2図中のFM信号Spより明らかなように、波
形歪の生じたFM信号Sp中には波形歪の結果とし
て直流分DCが生じてFM信号における衝撃比を
変化させるが、トラツキングフイルタ2がトラツ
キング動作を行なつて入力のFM信号の瞬時周波
数に追従している際には、入力FM信号の周波数
偏移の大きさに応じた振幅変動がコイルL2の両
端(可変容量ダイオードCXの両端)に生じるか
ら、上記した波形歪の生じたFM信号Sp中の直流
分も、入力FM信号の周波数偏移の大きさに応じ
てFM信号に生じた振幅変動に従つて変動するこ
とになる。
ている可変容量ダイオードCXの制御電圧EC対静
電容量CTの変化特性は、第2図中の曲線で例示
されているように一般に非線形特性を有している
ものであるから、可変容量ダイオードCXによつ
て橋絡されているFM信号の伝送路中を伝送する
FM信号は、前記した非線形特性を呈する可変容
量ダイオードCXの存在によつてその波形に歪が
生じる。第2図においてSiは入力のFM信号を示
し、また、Spは可変容量ダイオードCXの存在に
よつて波形歪を受けたFM信号を示している。こ
の第2図中のFM信号Spより明らかなように、波
形歪の生じたFM信号Sp中には波形歪の結果とし
て直流分DCが生じてFM信号における衝撃比を
変化させるが、トラツキングフイルタ2がトラツ
キング動作を行なつて入力のFM信号の瞬時周波
数に追従している際には、入力FM信号の周波数
偏移の大きさに応じた振幅変動がコイルL2の両
端(可変容量ダイオードCXの両端)に生じるか
ら、上記した波形歪の生じたFM信号Sp中の直流
分も、入力FM信号の周波数偏移の大きさに応じ
てFM信号に生じた振幅変動に従つて変動するこ
とになる。
ところで、上記した振幅変動に伴なつてFM信
号Sp中に生じる直流分の変動は、変調信号の周
波数の2倍の繰返し周波数を以つてFM信号中に
現われるものであるから、FM信号には前記の直
流分の変動に従つて変調信号の周波数の2倍の繰
返し周波数を以つて衝撃比の変化が現われ、した
がつて、このように新らたな変調を受けたFM信
号が位相比較器4に供給された場合には、当然の
ことながら、復調信号中には本来の復調信号の他
に前記した原因によつて発生した歪成分が含まれ
ているものとなることは明らかである。
号Sp中に生じる直流分の変動は、変調信号の周
波数の2倍の繰返し周波数を以つてFM信号中に
現われるものであるから、FM信号には前記の直
流分の変動に従つて変調信号の周波数の2倍の繰
返し周波数を以つて衝撃比の変化が現われ、した
がつて、このように新らたな変調を受けたFM信
号が位相比較器4に供給された場合には、当然の
ことながら、復調信号中には本来の復調信号の他
に前記した原因によつて発生した歪成分が含まれ
ているものとなることは明らかである。
本発明は、トラツキングフイルタ内における
FM信号伝送路に対して、前記のFM信号伝送路
側からみて逆並列接続の接続態様となるように、
第1、第2の可変容量ダイオードCX1,CX2を含
む回路を接続し、また、前記の第1の可変容量ダ
イオードCX1と第2の可変容量ダイオードCX2と
には、それぞれ逆極性の制御信号及びそれぞれ逆
極性の基準のバイアス電位が与えられるようにす
ると共に、前記した第1、第2の可変容量ダイオ
ードCX1,CX2に対する誤差信号伝送路中に、そ
れぞれ個別にループフイルタを設けることによ
り、前述した原因による歪成分がFM復調信号中
に生じることがないようにしたPTL方式による
FM復調回路を提供したものであり、以下、本発
明のPTL方式によるFM復調回路の内容を添付図
面を参照して具体的に説明する。
FM信号伝送路に対して、前記のFM信号伝送路
側からみて逆並列接続の接続態様となるように、
第1、第2の可変容量ダイオードCX1,CX2を含
む回路を接続し、また、前記の第1の可変容量ダ
イオードCX1と第2の可変容量ダイオードCX2と
には、それぞれ逆極性の制御信号及びそれぞれ逆
極性の基準のバイアス電位が与えられるようにす
ると共に、前記した第1、第2の可変容量ダイオ
ードCX1,CX2に対する誤差信号伝送路中に、そ
れぞれ個別にループフイルタを設けることによ
り、前述した原因による歪成分がFM復調信号中
に生じることがないようにしたPTL方式による
FM復調回路を提供したものであり、以下、本発
明のPTL方式によるFM復調回路の内容を添付図
面を参照して具体的に説明する。
第3図は本発明のPTL方式によるFM復調回路
の一実施態様のもののブロツク回路図であつて、
この第3図において、既述した第1図示のFM復
調回路における構成成分と同一の構成部分には第
1図中で使用した図面符号と同一の図面符号を付
している。
の一実施態様のもののブロツク回路図であつて、
この第3図において、既述した第1図示のFM復
調回路における構成成分と同一の構成部分には第
1図中で使用した図面符号と同一の図面符号を付
している。
第3図に示す本発明のPTL方式によるFM復調
回路において、トラツキングフイルタ2A内には
トラツキングフイルタ2A内のFM信号の伝送路
側からみて逆並列接続の接続態様となるように同
一特性を有する2個の可変容量ダイオードCX1,
CX2を含む回路が接続されている。
回路において、トラツキングフイルタ2A内には
トラツキングフイルタ2A内のFM信号の伝送路
側からみて逆並列接続の接続態様となるように同
一特性を有する2個の可変容量ダイオードCX1,
CX2を含む回路が接続されている。
すなわち、第3図において、第1の可変容量ダ
イオードCX1は、そのカソード側がトラツキング
フイルタ2A内の抵抗R及びコイルL2の非接地
端側のb点に接続され、また、第2の可変容量ダ
イオードCX2は、そのアノード側がトラツキング
フイルタ2A内の抵抗R及びコイルL2の非接地
端側のb点に接続されており、さらに、前記した
第1の可変容量ダイオードCX1のアノードはルー
プフイルタ6AにおけるコンデンサC1を介して
高周波的に接地されると共に、抵抗R1に接続さ
れ、他方、前記した第2の可変容量ダイオードC
X2のカソードはループフイルタ6Aにおけるコン
デンサC2を介して高周波的に接地されると共
に、抵抗R2に接続されている。
イオードCX1は、そのカソード側がトラツキング
フイルタ2A内の抵抗R及びコイルL2の非接地
端側のb点に接続され、また、第2の可変容量ダ
イオードCX2は、そのアノード側がトラツキング
フイルタ2A内の抵抗R及びコイルL2の非接地
端側のb点に接続されており、さらに、前記した
第1の可変容量ダイオードCX1のアノードはルー
プフイルタ6AにおけるコンデンサC1を介して
高周波的に接地されると共に、抵抗R1に接続さ
れ、他方、前記した第2の可変容量ダイオードC
X2のカソードはループフイルタ6Aにおけるコン
デンサC2を介して高周波的に接地されると共
に、抵抗R2に接続されている。
前記したループフイルタ6Aは、誤差信号増幅
〓〓〓〓
回路7Aによつて増幅された誤差信号を濾波して
制御信号とし、それを適当な極性のものとしてト
ラツキングフイルタ2A内に設けられた第1、第
2の可変容量ダイオードCX1,CX2に供給すると
共に、誤差信号増幅回路7Aにおいて設定された
基準のバイアス電位を適当な極性のものとしてト
ラツキングフイルタ2A内に設けられた第1、第
2の可変容量ダイオードCX1,CX2に供給する。
〓〓〓〓
回路7Aによつて増幅された誤差信号を濾波して
制御信号とし、それを適当な極性のものとしてト
ラツキングフイルタ2A内に設けられた第1、第
2の可変容量ダイオードCX1,CX2に供給すると
共に、誤差信号増幅回路7Aにおいて設定された
基準のバイアス電位を適当な極性のものとしてト
ラツキングフイルタ2A内に設けられた第1、第
2の可変容量ダイオードCX1,CX2に供給する。
すなわち、ループフイルタ6Aは、誤差信号増
幅回路7Aの出力側に現われた誤差信号と基準の
バイアス電位とを、直接に抵抗R1及びコンデン
サC1とよりなるフイルタ回路を通して第1の可
変容量ダイオードCX1のアノードに与えるように
なされた第1の構成部分と、前記した誤差信号増
幅回路7Aの出力側に現われた誤差信号と基準の
バイアス電位とを、極性反転器(利得が1の反転
増幅器)INVによつて逆極性とした後に抵抗R2及
びコンデンサC2とよりなるフイルタ回路を通し
て第2の可変容量ダイオードCX2のカソードに与
えるようになされた第2の構成部分とによつて構
成されている。
幅回路7Aの出力側に現われた誤差信号と基準の
バイアス電位とを、直接に抵抗R1及びコンデン
サC1とよりなるフイルタ回路を通して第1の可
変容量ダイオードCX1のアノードに与えるように
なされた第1の構成部分と、前記した誤差信号増
幅回路7Aの出力側に現われた誤差信号と基準の
バイアス電位とを、極性反転器(利得が1の反転
増幅器)INVによつて逆極性とした後に抵抗R2及
びコンデンサC2とよりなるフイルタ回路を通し
て第2の可変容量ダイオードCX2のカソードに与
えるようになされた第2の構成部分とによつて構
成されている。
なお、ループフイルタ6Aにおける前記の第1
の構成部分における抵抗R1とコンデンサC1と
からなるフイルタ回路と、第2の構成部分におけ
る抵抗R2とコンデンサC2とからなるフイルタ
回路とは、前記した第1の可変容量ダイオード
Cx1と第2の可変容量ダイオードCx2とに対す
る誤差信号伝送路中でそれぞれ個別のループフイ
ルタとして機能している。
の構成部分における抵抗R1とコンデンサC1と
からなるフイルタ回路と、第2の構成部分におけ
る抵抗R2とコンデンサC2とからなるフイルタ
回路とは、前記した第1の可変容量ダイオード
Cx1と第2の可変容量ダイオードCx2とに対す
る誤差信号伝送路中でそれぞれ個別のループフイ
ルタとして機能している。
そして、前記した2つの抵抗R1,R2は互に抵
抗値が等しくなされ、また、前記した2つのコン
デンサC1,C2は互に静電容量値が等しくなされ
ている。
抗値が等しくなされ、また、前記した2つのコン
デンサC1,C2は互に静電容量値が等しくなされ
ている。
誤差信号増幅回路7Aの端子10に対して負の
直流電圧を供給し、可変抵抗器7dを調節して所
要の電圧値の負電位がループフイルタ6Aの抵抗
R1を介してトラツキングフイルタ2A内の第1
の可変容量ダイオードCX1のアノードに与えられ
るようにした場合に、トラツキングフイルタ2A
内の第2の可変容量ダイオードCX2のカソードに
は、所要の電圧値の正電位が与えられ、前記した
第1、第2の可変容量ダイオードCX1,CX2はそ
れぞれ適正にバイアスされる。
直流電圧を供給し、可変抵抗器7dを調節して所
要の電圧値の負電位がループフイルタ6Aの抵抗
R1を介してトラツキングフイルタ2A内の第1
の可変容量ダイオードCX1のアノードに与えられ
るようにした場合に、トラツキングフイルタ2A
内の第2の可変容量ダイオードCX2のカソードに
は、所要の電圧値の正電位が与えられ、前記した
第1、第2の可変容量ダイオードCX1,CX2はそ
れぞれ適正にバイアスされる。
第1、第2の可変容量ダイオードCX1,CX2と
しては既述のように互に等しい特性を示すものが
使用され、上記した適正な基準のバイアス点にお
いては2つの可変容量ダイオードCX1,CX2にお
けるそれぞれの静電容量値は等しくなされる(第
4図中における曲線CX1と曲線CX2との交点で示
される静電容量値が、第1、第2の可変容量ダイ
オードCX1,CX2に基準のバイアス電圧だけが与
えられている状態における第1、第2の可変容量
ダイオードCX1,CX2の静電容量値であり、これ
はまたFM信号電圧θBが0の場合の静電容量値
を示している)。
しては既述のように互に等しい特性を示すものが
使用され、上記した適正な基準のバイアス点にお
いては2つの可変容量ダイオードCX1,CX2にお
けるそれぞれの静電容量値は等しくなされる(第
4図中における曲線CX1と曲線CX2との交点で示
される静電容量値が、第1、第2の可変容量ダイ
オードCX1,CX2に基準のバイアス電圧だけが与
えられている状態における第1、第2の可変容量
ダイオードCX1,CX2の静電容量値であり、これ
はまたFM信号電圧θBが0の場合の静電容量値
を示している)。
上記のように、b点にそのカソード側が接続さ
れ、そのアノード側がコントデンサC1によつて
高周波的に接地されている第1の可変容量ダイオ
ードCX1と、b点にそのアノード側が接続され、
そのカソード側がコンデンサC2によつて高周波
的に接地されている第2の可変容量ダイオードと
は、トラツキングフイルタ2A内のFM信号伝送
路に対して逆並列接続回路を構成しているから、
第1、第2の可変容量ダイオードCX1,CX2に対
して加えられるFM信号伝送路を伝送するFM信
号電圧θBによつて、第1、第2の可変容量ダイ
オードCX1,CX2に生じる静電容量値CTの変化
特性は、第4図中の曲線CX1,CX2のようにθB
=0の点を中心として互に逆特性のものとなり、
b点からみた第1、第2の可変容量ダイオードC
X1,CX2の並列合成容量値(CX1CX2)は、第
4図中の曲線(CX1CX2)に示されているよう
に、FM信号電圧θBの変化とは無関係に略々一
定値となる。
れ、そのアノード側がコントデンサC1によつて
高周波的に接地されている第1の可変容量ダイオ
ードCX1と、b点にそのアノード側が接続され、
そのカソード側がコンデンサC2によつて高周波
的に接地されている第2の可変容量ダイオードと
は、トラツキングフイルタ2A内のFM信号伝送
路に対して逆並列接続回路を構成しているから、
第1、第2の可変容量ダイオードCX1,CX2に対
して加えられるFM信号伝送路を伝送するFM信
号電圧θBによつて、第1、第2の可変容量ダイ
オードCX1,CX2に生じる静電容量値CTの変化
特性は、第4図中の曲線CX1,CX2のようにθB
=0の点を中心として互に逆特性のものとなり、
b点からみた第1、第2の可変容量ダイオードC
X1,CX2の並列合成容量値(CX1CX2)は、第
4図中の曲線(CX1CX2)に示されているよう
に、FM信号電圧θBの変化とは無関係に略々一
定値となる。
すなわち、前記のように可変リアクタンス素子
として使用される可変容量ダイオードが、制御電
圧対静電容量値の変化特性が非線形であつても、
2個の可変容量ダイオードCx1,Cx2が逆並列
接続された場合には、トラツキングフイルタ2A
内におけるb点側から見た第1、第2の可変容量
ダイオードCx1,Cx2の並列合成容量値は、第
4図中の点線図示の曲線Cx1Cx2のように
略々一定になるから、入力端子1→トラツキング
フイルタ2A内におけるa点→コイルL2→b→
リミツタ回路3を通過するFM信号には、前記し
たb点に接続されてい第1、第2の可変容量ダイ
オードCx1,Cx2によつても波形歪を生じるこ
とがない。
として使用される可変容量ダイオードが、制御電
圧対静電容量値の変化特性が非線形であつても、
2個の可変容量ダイオードCx1,Cx2が逆並列
接続された場合には、トラツキングフイルタ2A
内におけるb点側から見た第1、第2の可変容量
ダイオードCx1,Cx2の並列合成容量値は、第
4図中の点線図示の曲線Cx1Cx2のように
略々一定になるから、入力端子1→トラツキング
フイルタ2A内におけるa点→コイルL2→b→
リミツタ回路3を通過するFM信号には、前記し
たb点に接続されてい第1、第2の可変容量ダイ
オードCx1,Cx2によつても波形歪を生じるこ
とがない。
〓〓〓〓
一方、前記した第1、第2の可変容量ダイオー
ドCx1,Cx2には、位相比較器4→ループ利得
調整器5→誤差信号増幅回路7A→ループフイル
タ6A→の回路を経て制御信号が加えられるが、
ループフイルタ6A内に前記した第1、第2の可
変容量ダイオードCx1,Cx2毎にそれぞれ個別
に構成されているループフイルタから第1、第2
の可変容量ダイオードCx1,Cx2に与えられる
制御信号は、それの極性が互に逆になつているか
ら、制御信号によつて第1、第2の可変容量ダイ
オードCx1,Cx2の静電容量値は同一方向で増
幅変化し、それによりトラツキングフイルタ2A
の共振周波数が変化して、位相比較器4→ループ
利得調整器5→誤差信号増幅回路7A→ループフ
イルタ6A→トラツキングフイルタ2A→リミツ
タ3→位相比較器4→の一巡のフイードバツクル
ープにより位相追尾ループ方式によるFM復調が
行われるのである。
一方、前記した第1、第2の可変容量ダイオー
ドCx1,Cx2には、位相比較器4→ループ利得
調整器5→誤差信号増幅回路7A→ループフイル
タ6A→の回路を経て制御信号が加えられるが、
ループフイルタ6A内に前記した第1、第2の可
変容量ダイオードCx1,Cx2毎にそれぞれ個別
に構成されているループフイルタから第1、第2
の可変容量ダイオードCx1,Cx2に与えられる
制御信号は、それの極性が互に逆になつているか
ら、制御信号によつて第1、第2の可変容量ダイ
オードCx1,Cx2の静電容量値は同一方向で増
幅変化し、それによりトラツキングフイルタ2A
の共振周波数が変化して、位相比較器4→ループ
利得調整器5→誤差信号増幅回路7A→ループフ
イルタ6A→トラツキングフイルタ2A→リミツ
タ3→位相比較器4→の一巡のフイードバツクル
ープにより位相追尾ループ方式によるFM復調が
行われるのである。
以上のとおりであつて、本発明のPTL方式に
よるFM復調回路においては、トラツキングフイ
ルタ2A内のFM信号の伝送路側からみたトラツ
キングフイルタ2A内の可変容量ダイオードの静
電容量値が、FM信号の伝送路を伝送するFM信
号の振幅の変化とは無関係に略々一定値を示すか
ら、トラツキングフイルタ2Aに大振幅のFM信
号が加わつてもFM復調信号中に歪成分が生じる
ことがなく、したがつて、本発明を適用すれば数
百キロヘルツから数メガヘルツの周波数領域を動
作領域とするような、例えばTV放送の音声復調
回路やFM放送用のFM復調回路などを、無歪で
しかも妨害排除機能の優れたPTL方式によるFM
復調回路として容易に構成することを可能とす
る。
よるFM復調回路においては、トラツキングフイ
ルタ2A内のFM信号の伝送路側からみたトラツ
キングフイルタ2A内の可変容量ダイオードの静
電容量値が、FM信号の伝送路を伝送するFM信
号の振幅の変化とは無関係に略々一定値を示すか
ら、トラツキングフイルタ2Aに大振幅のFM信
号が加わつてもFM復調信号中に歪成分が生じる
ことがなく、したがつて、本発明を適用すれば数
百キロヘルツから数メガヘルツの周波数領域を動
作領域とするような、例えばTV放送の音声復調
回路やFM放送用のFM復調回路などを、無歪で
しかも妨害排除機能の優れたPTL方式によるFM
復調回路として容易に構成することを可能とす
る。
第1図はPTL方式によるFM復調回路のブロツ
ク図、第2図は可変容量ダイオードの特性曲線例
図、第3図は本発明のPTL方式によるFM復調回
路の一実施態様のもののブロツク回路図、第4図
は説明用の特性曲線図である。 1……入力端子、2,2A……トラツキングフ
イルタ、3……リミツタ回路、4……位相比較
器、5……ループ利得調整器、6,6A……ルー
プフイルタ、7……制御信号増幅回路、7A……
誤差信号増幅回路、8……搬送波成分除去用フイ
ルタ、9……出力端子、10……端子、L1,L2
……コイル、CX……可変容量ダイオード、CX1
……第1の可変容量ダイオード、CX2……第2の
可変容量ダイオード、C1,C2……コンデンサ、
R,R1,R2……抵抗、INV……極性反転器。 〓〓〓〓
ク図、第2図は可変容量ダイオードの特性曲線例
図、第3図は本発明のPTL方式によるFM復調回
路の一実施態様のもののブロツク回路図、第4図
は説明用の特性曲線図である。 1……入力端子、2,2A……トラツキングフ
イルタ、3……リミツタ回路、4……位相比較
器、5……ループ利得調整器、6,6A……ルー
プフイルタ、7……制御信号増幅回路、7A……
誤差信号増幅回路、8……搬送波成分除去用フイ
ルタ、9……出力端子、10……端子、L1,L2
……コイル、CX……可変容量ダイオード、CX1
……第1の可変容量ダイオード、CX2……第2の
可変容量ダイオード、C1,C2……コンデンサ、
R,R1,R2……抵抗、INV……極性反転器。 〓〓〓〓
Claims (1)
- 1 復調の対象とされるFM信号が供給される第
1の入力端子と前記した復調の対象とされるFM
信号に対して90度の位相差を有するFM信号が供
給される第2の入力端子と出力端子とを有する位
相比較器と、構成素子の一つとして用いられてい
る可変容量ダイオードに対し、前記の位相比較器
から出力された誤差信号に基づいて作られた制御
信号が加えられることにより、出力信号が常に入
力のFM信号の瞬時周波数に一致するように動作
するようになされた2次特性を有するトラツキン
グフイルタと、前記した位相比較器の出力側と前
記したトラツキングフイルタとの間に構成された
制御信号の伝送系と、前記のトラツキングフイル
タの出力側と前記した位相比較器における第2の
入力端子との間の信号伝送系中に設けられたリミ
ツタ回路とが、一巡のフイードバツクループを形
成しており、前記の位相比較器から出力された誤
差信号が搬送波成分除去用フイルタを介してFM
復調信号となされるような位相追尾ループ方式に
よるFM復調回路において、トラツキングフイル
タ内におけるFM信号伝送路に対して、前記の
FM信号伝送路側からみて逆並列接続の接続態様
となるように第1、第2の可変容量ダイオードを
含む回路を接続し、また、前記の第1の可変容量
ダイオードと第2の可変容量ダイオードとには、
それぞれ互に逆極性の制御信号及びそれぞれ互に
逆極性の基準のバイアス電位が与えられるように
すると共に、前記した第1、第2の可変容量ダイ
オードに対する誤差信号伝送路中にそれぞれ個別
にループフイルタを設けてなる位相追尾ループ方
式によるFM復調回路。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10062777A JPS5434747A (en) | 1977-08-24 | 1977-08-24 | Fm demodulation circuit of phase tracking loop system |
DE2831091A DE2831091C2 (de) | 1977-07-15 | 1978-07-14 | Frequenzdemodulator mit einer Phasennachführschleife |
US05/924,554 US4198609A (en) | 1977-07-15 | 1978-07-14 | Phase tracked loop frequency demodulator |
GB7829836A GB2001217B (en) | 1977-07-15 | 1978-07-14 | Phase tracked loop frequency demodulator |
FR7821632A FR2397749A1 (fr) | 1977-07-15 | 1978-07-17 | Demodulateur de frequence a boucle de verrouillage de phase |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10062777A JPS5434747A (en) | 1977-08-24 | 1977-08-24 | Fm demodulation circuit of phase tracking loop system |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5434747A JPS5434747A (en) | 1979-03-14 |
JPS628965B2 true JPS628965B2 (ja) | 1987-02-25 |
Family
ID=14279063
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10062777A Granted JPS5434747A (en) | 1977-07-15 | 1977-08-24 | Fm demodulation circuit of phase tracking loop system |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5434747A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3834118A1 (de) * | 1988-10-07 | 1990-04-12 | Philips Patentverwaltung | Schaltungsanordnung zum demodulieren eines frequenzmodulierten signals |
US5453714A (en) * | 1993-03-10 | 1995-09-26 | National Semiconductor Corporation | Binary FM demodulator with self-adjusting resonant operating frequency according to demodulated binary output signal duty cycle |
JP6843724B2 (ja) | 2017-10-05 | 2021-03-17 | 昭和アルミニウム缶株式会社 | 案内装置、円盤状部材移動装置、缶蓋製造システム、および、飲料缶製造システム |
-
1977
- 1977-08-24 JP JP10062777A patent/JPS5434747A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5434747A (en) | 1979-03-14 |
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