JPS628964Y2 - - Google Patents

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JPS628964Y2
JPS628964Y2 JP15835382U JP15835382U JPS628964Y2 JP S628964 Y2 JPS628964 Y2 JP S628964Y2 JP 15835382 U JP15835382 U JP 15835382U JP 15835382 U JP15835382 U JP 15835382U JP S628964 Y2 JPS628964 Y2 JP S628964Y2
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JP
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pawl
claw
chuck
pin
operating pin
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、被加工物を把持するチヤツクの爪
を被加工物の把握径等に対応した爪に自動交換す
るチヤツク爪自動交換装置に関するものである。
従来のチヤツクにあつては、被加工物の形状、
寸法の変更に対応して爪を交換する必要の生じた
場合、作業者がその爪を取り換えるか或いはチヤ
ツク本体を取り換えており、その爪の取り換えに
多くの労力と時間を要して生産性を低下させてい
るのが実状である。そこで、この爪の交換を自動
交換することが望まれているが、この場合操作ピ
ンの移動によつて爪と噛合部材とが係脱するよう
になつているチヤツクの場合には、操作ピンの移
動が不充分であると重大な事故を招く恐れがあ
る。特に操作ピンの戻しをばね力に頼つているチ
ヤツクの場合には、その可能性が大である。
そこで、本考案は安定性の高いチヤツク爪自動
交換装置を提供しようとするもので、爪と噛合部
材との係脱を行わせる操作ピンの移動を確認して
爪交換し得るようにしたことを特徴としている。
次に本願の実施例を図面に基いて説明する。図
面において、1は周知の工作機械例えばNC旋
盤、2はその機台、3は主軸で、この工作機械に
チヤツク爪自動交換装置4が実施されている。次
に、このチヤツク爪自動交換装置4について説明
する。5はクイツクチエンジチヤツクで、そのチ
ヤツク本体6は上記主軸3の前端に一体的に取付
けられている。このチヤツク本体6内の中心部に
は第3図に示すように楔ピース7がチヤツク本体
6の回転軸線方向へ摺動可能に嵌装されている。
この楔ピース7は主軸3の後端に取付けられた回
転シリンダ8のピストンロツドに連結されている
ドローバー(図示省略)にボルト9によつて連結
されている。また上記チヤツク本体6に形成され
た半径方向の摺動溝10,11(図面では3つの
場合を示すがその数に限定されるものではな
い。)内には滑子部材12と爪13の摺動部13
aとが夫々半径方向へ摺動可能に嵌装され、この
滑子部材12の中心部に形成された断面T字形の
楔部12aが上記楔ピース7に形成された断面T
字形の楔溝7aに嵌合されている。また上記滑子
部材12の外周には第5図に示すように位置決め
用の位置決め孔12bが形成されている。上記爪
13には爪交換用の係止部14が形成されてい
る。この係止部14は爪13の摺動方向側の外端
面から摺動方向へ立上がる立上部15の先端に爪
13の後方側へ張出す張出片16を一体に設けて
構成されている。なお上記係止部14は張出片1
6を前方側へ張り出すように設けて構成しても良
い。また爪13の後面にはラツク歯17が形成さ
れ、このラツク歯17が次に示す爪係合装置18
によつて上記滑子部材12に係合、離脱させ得る
ようになつている。この爪係合装置18は、滑子
部材12内に前後方向への摺動のみ可能に嵌装さ
れた噛合部材19と、滑子部材12内に半径方向
への移動のみ可能に嵌装された操作ピン20とを
備えている。この噛合部材19の前面にはラツク
歯21が形成され、このラツク歯21が付勢ばね
22のばね力によつて上記爪13のラツク歯17
に係合されるようになつている。また上記噛合部
材19と操作ピン20とは夫々摺動方向に対して
傾斜する係合面によつて互いに係合され、操作ピ
ン20を外周側から押込んでチヤツク本体6の中
心方向へ移動させると噛合部材19を付勢ばね2
2に抗して後方へ摺動させてラツク歯21をラツ
ク歯17と係合しない位置へ移動させ、操作ピン
20を元の位置へ戻し移動させると噛合部材19
を付勢ばね22によつて前方へ摺動させてラツク
歯21をラツク歯17と係合する位置へ移動させ
るようになつている。上記噛合部材19内にはセ
ツトピン23が前後方向へ摺動可能に嵌合され、
このセツトピン23がばね24によつて前方へ付
勢されると共にピン25によつて抜止めされ、通
常はこのセツトピン23の先端が爪13のラツク
歯17に係合されるようになつている。上記のよ
うに構成されているクイツクチエンジチヤツク5
は図示しないNC装置の働きによつてチヤツク本
体6の摺動溝11を所定の爪交換位置A(図面で
は回転中心の上方部の場合を示しているが、回転
中心の斜上方向、横方向、下方向等どの位置でも
良い。)に割り出して停止させ得るように構成さ
れている。
次に、28は機台2の上部に形成された前後方
向(第2図の左右方向)の案内部、29はこの案
内部28に前後方向へ摺動可能に嵌合されたテー
ブルで、機台2に固設された前後動シリンダー3
0の前後方向のピストンロツド30bが連結され
ている。また、テーブル29にはストツパーボル
ト31が前後調整可能に螺合されると共にロツク
ナツト32によつて固定され、このストツパーボ
ルト13の先端が機台2に形成された当接部33
に当接してテーブル29の前進端を位置決めする
ようになつている。上記テーブル29上には昇降
シリンダ34のシリンダ本体34aのヘツド側端
部が取付ボルト35により固着され、そのピスト
ンロツド34bが上方に向けられている。この昇
降シリンダ34のシリンダ本体34aはチユーブ
部材36aと蓋部材36bとから成り、この蓋部
材36bの中心部にはチユーブ部材36a内に突
出する給排管37が固着され、この給排管37が
ピストン34c及びピストンロツド34bの嵌挿
孔38に嵌挿されている。この給排管37には上
側ピストン室へ連通孔39を通して圧油を給排す
る為の結排孔40が形成され、また蓋部材36b
には下側ピストン室へ圧油を給排する為の給排孔
41が形成されている。上記チユーブ部材36a
の上端面にはドツグ42aを有する表示軸42が
植設され、この表示軸42が後述の昇降枠を貫い
て突出されている。また、チユーブ部材36aの
外周には軸部材43の軸部43aに形成された摺
動孔44がキー45にて回り止めされた状態で上
下摺動可能に嵌合され、この軸部材43の軸部4
3a上端に上記ピストンロツド34bの先端が連
結されている。この軸部材43の軸部43a上に
は支持枠46が一体的に取付けられ、この支持枠
46と軸部材43とで昇降枠47を構成してい
る。この支持枠46には軸部材43の上方位置に
リミツトスイツチ48,49が夫々取付けられて
いる。この一方のリミツトスイツチ48は昇降枠
47が昇降シリンダ34により最上昇されたとき
に上記表示軸42のドツグ42aを検出するよう
になつており、他方のリミツトスイツチ49は昇
降枠47が最下降されたときに上記チユーブ部材
36aの上端面を検出杆49aを介して検出する
ようになつている。このリミツトスイツチ49の
取付軸部49bは昇降枠47に上下調整可能に螺
合されると共にロツクナツト49cによつて固定
され、この取付軸部49bの下端がチユーブ部材
36aの上端に当接して昇降枠47の下降端を位
置決めするようになつている。
次に、50は上記クイツクチエンジチヤツク5
の爪13と交換する為の爪13を多数貯蔵してお
く為の爪貯蔵マガジンである。この爪貯蔵マガジ
ン50において、51は平面形状が円形の回転体
で、その中心部に形成された孔52が上記軸部材
43の軸部43aに回転自在に嵌合されている。
この回転体51の回転軸線は上記クイツクチエン
ジチヤツク5における爪交換位置Aの摺動溝11
の摺動方向と平行になるように設定されている。
この回転体51の外周には、上記摺動溝11に嵌
合可能な爪13の摺動部13aを摺動方向へ抜き
取り可能に保持し得る多数のホルダー53が等ピ
ツチ間隔に設けられている。このホルダー53は
爪13の摺動部13aを嵌合し得るように回転体
51の外周に形成された上下方向の保持溝54と
この保持溝54内に嵌装された爪13を係止保持
する保持具55とで構成されている。この保持具
55は保持溝54の底面に出没自在に埋設されか
つばね56によつて突出方向へ付勢されると共に
ピン57によつて抜け止めされている2本の係止
ピン55aにて構成されているが、シリンダ等に
よつて移動される把持片等で構成しても良い。こ
れらの係止ピン55aの先端はクイツクチエンジ
チヤツク5のセツトピン23と同様に側方から見
て山形に形成され、保持溝54に爪13を抜き差
しするとき爪13のラツク歯17によつて押込め
られるようになつている。上記保持溝54には交
換用の爪13の摺動部13aが嵌合され、係止ピ
ン55aによつて係止保持されている。上記回転
体51には歯車58が形成され、この歯車58に
上記支持枠46に固設されたモータ59の回転軸
59aに取付けられた駆動歯車60が噛合されて
いる。また上記回転体51の下側には所要のホル
ダー53に対応してドツグ61,62が固着さ
れ、この一方のドツグ61を検出する減速用のリ
ミツトスイツチ63と他方のドツグ62を検出す
る停止用のリミツトスイツチ64とが上記軸部材
43の下端部に順次取付けられている。
このリミツトスイツチ63はドツグ61を検出
するとモータ59を減速回転に切換え、リミツト
スイツチ64はドツグ62を検出するとモータ5
9の回転を停止させ、これにより各ホルダー53
の保持溝54を上記テーブル29が前進端に位置
されかつ昇降枠47が下降端に位置された状態
(以下交換準備状態と記す)において爪交換位置
Aの摺動溝11の延長線上に位置される所定の爪
交換位置Bに割り出して停止させるようになつて
いる。
次に、65は上記爪交換位置Aの摺動溝11か
ら爪交換位置Bのホルダー53へ又はこのホルダ
ー53からその摺動溝11に夫々爪13を入れ換
える為の入れ換え装置で、図面では次に示すガイ
ドブロツク66と爪移動装置67とで構成されて
いる。上記ガイドブロツク66は上記軸部材43
の下端部に固着されている。このガイドブロツク
66には、交換準備状態において上記爪交換位置
Aの摺動溝11と爪交換位置Bのホルダー53と
の間に位置される部分に、これらの摺動溝11や
保持溝54と一直線状に略連続されるガイド溝6
8が形成されている。このガイド溝68は摺動溝
11や保持溝54と同じように爪13の摺動部1
3aを案内し得る断面形状に形成され、かつ上、
下端部は爪13をガイド溝68内に導き易いよう
に僅かに先広がりに形成されている。なお、この
ガイド溝68は爪13の摺動部13aを略全長に
亘つて安定して案内し得るように少なくともこの
摺動部13aの長さと略同じ長さに設定するのが
好ましい。次に、上記爪移動装置67において、
69は上記支持枠46に固着された移動用シリン
ダで、そのピストンロツド70が上記爪交換位置
Bのホルダー53の上方において下向きに突出す
るように位置されている。このピストンロツド7
0の先端には移動体71が固着され、この移動体
71に第6図に示すように形成された前後方向の
2つの案内溝72,73に係止片74と操作片7
5が夫々前後方向へ移動可能に嵌合されている。
これらの係止片74と操作片75には中間部を移
動体71に枢着されたリンク76の両端部が夫々
ピン連結されている。また、上記操作片75は移
動体71との間に圧装されたばね77によつて後
方へ付勢され、係止片74の止部74bが移動体
71に当接することによつて抜止めされており、
通常は操作片75の操作部75aが後方へ、係止
片74の係合部74aが前方へ突出されている。
この係止片74の係合部74aは、交換準備状態
において移動用シリンダ69のピストンロツド7
0が第8図に示すように最下端に移動されたとき
には、爪交換位置Aの爪13の張出片14と爪端
面との間に位置され、ピストンロツド70が最上
端に移動されたときには、爪交換位置Bの爪13
の張出片14と爪端面との間に位置されるように
なつている。また、操作片75の操作部75aは
上記保持溝54とガイド溝68の底部に形成され
た通路溝78,79を通して移動されるようにな
つている。このガイドブロツク66の通路溝79
内にはガイドブロツク66によつて前後方向へ移
動可能に保持された操作ガイド片80が配設され
ている。この操作ガイド片80は後述の爪外しシ
リンダによつて前後移動されるようになつてい
る。この操作ガイド片80は爪移動用シリンダ6
9のピストンロツド70が下降されるとき第7図
に示すように前進端に移動され、この位置で上記
操作片75の操作部75aと係合してこの操作片
75をばね77に抗して前方へ移動させ、これに
より係止片74の係合部74aを爪交換位置Aの
爪13の張出片14よりも後方へ移動させ、ま
た、上記ピストンロツド70が下降端に位置され
ているとき第8図に示すように後進端に移動さ
れ、これにより上記操作片75の前方への案内を
解除して係止片74の係合部74aを爪交換位置
Aの爪13の張出片14と爪端面との間に後方側
から入り込ませ得るようになつている。なお、操
作部75aをピンで構成し、操作ガイド片80に
そのピンを案内する案内溝を形成し、操作ガイド
片80が操作片75を強制的に前後動させるよう
にしても良い。また、上記移動体71にはストツ
パー軸100が螺着され、このストツパー軸10
0が上記移動用シリンダ69のフランジ部69a
に形成された孔101に貫挿されている。このス
トツパー軸100にはピストンロツド70の下降
端と上昇端を位置決めする為のナツト102,1
03が夫夫螺合されている。
次に、81は上記クイツクチエンジチヤツク5
の爪係合装置18を操作して滑子部材12と爪1
3との係合を離脱させる為の爪外し装置である。
この爪外し装置81において、82は爪外しシリ
ンダで、ガイドブロツク66内に形成されたピス
トン室82aにピストン82bを上下動可能に嵌
装し、このピストン82bにピストンロツド84
を連結して構成されている。この爪外しシリンダ
82は位置決めシリンダを兼用しており、そのピ
ストンロツド84は略チヤツク中心に向けられて
いる。このピストンロツド84には取付片85が
固着され、この取付片85に第5図に示すように
中空筒状の押圧ピン86が突設されている。この
押圧ピン86は交換準備状態において上記爪交換
位置Aにおける爪13の操作ピン20端面と対向
するように位置決めされ、爪外しシリンダ82の
ピストンロツド84が下降端に移動されると、こ
の操作ピン20をチヤツク中心側へ移動させて噛
合部材19を自体のラツク歯21が爪13のラツ
ク歯17と係合しない後方位置へ移動させるよう
になつている。また、上記取付片85には第5図
に示すように爪交換位置Aの爪13を位置決めす
る為の位置決めピン87が突設されている。この
位置決めピン87は交換準備状態において爪交換
位置Aにおける滑子部材12の位置決め孔12b
と対向するように位置され、上記ピストンロツド
84が下降端に移動されると、この位置決めピン
87が位置決め孔12bに嵌合されて滑子部材1
2を所定の割り出し位置に位置決めするようにな
つている。上記位置決めピン87と位置決め孔1
2bは爪外しシリンダ82と共に位置決め装置を
構成している。また、上記取付片85には第5図
に示すように表示杆88が固着され、この表示杆
88に固着されたドツグ89,90がガイドブロ
ツク66に固着されているリミツトスイツチ(図
示省略)を操作することによつてピストンロツド
84の上、下端を検出し得るようになつている。
上記押圧ピン86の中空孔86a内にはガイドブ
ロツク66に固着された案内管91が嵌挿され、
押圧ピン86や位置決めピン87がピストンロツ
ド84を中心にして回動することのないように回
り止めされている。更にまた、上記取付片85に
は断面T字形の傾斜溝92が形成され、この傾斜
溝92には上記操作ガイド片80の後端に形成さ
れた断面T字形の傾斜部93が嵌合されている。
次に、94は上記爪外し装置81による操作ピ
ン20の押込みが解除されたとき操作ピン20の
戻し移動が確実に行われたかどうかを検出する為
の係合確認装置で、上記案内管91の管孔91a
内に設けられた近接スイツチ95によつて構成さ
れている。この近接スイツチ95は交換準備状態
において操作ピン20が戻り位置に位置されると
きにはこの操作ピン20を検出し得るが、この操
作ピン20が押圧ピン86によつて押込まれると
その操作ピン20を検出し得なくなるように位置
設定されている。なお、96は支持枠46の前端
に取付けられたカバーで、下端部には爪交換位置
Aの爪13の存在を検出する為の近接スイツチ9
7が取付けられている。また、上記軸部材43の
前端には爪交換位置Bの爪13の存在を検出する
為の近接スイツチ98が取付けられている。
次に、上記構成の工作機械1においてクイツク
チエンジチヤツク5の爪13を爪貯蔵マガジン5
0の爪13と交換する場合の作動について説明す
る。先ず、被加工物の変更等によつて別設されて
いる指令装置から爪交換指令が発信されると、そ
の指令により主軸3の回転が停止され、爪13の
1つを所定の爪交換位置Aに割り出す。また回転
シリンダ8が楔ピース7を前方へ移動させてクイ
ツクチエンジチヤツク5の3つの爪13を開放位
置に移動させる。次に、前後動シリンダ30が作
動してテーブル29を第2図に示すように前進端
に移動させた後昇降シリンダ34が作動して昇降
枠47を下降端に下降させる。このテーブル29
の前進端や昇降枠47の下降端はストツパーボル
ト31や取付軸部49bの働きによつて正確に位
置決めされ、これにより爪貯蔵マガジン50のホ
ルダー53の1つは爪交換位置Bに正確に位置さ
れ、またガイドブロツク66のガイド溝68は爪
交換位置Aの爪13の摺動溝11と爪交換位置B
のホルダー53の保持溝54との間にこれらと一
直線状に略連続するように正確に位置され、交換
準備状態となる。なお、爪貯蔵マガジン50の回
転体51は予めモータ59によつて割出し回転さ
れ、爪交換位置Aの爪13を貯蔵する為の空のホ
ルダー53が爪交換位置Bに割出されている。上
記の爪貯蔵マガジン50における空のホルダー5
3の割出しは、上記前後動シリンダ30と昇降シ
リンダ34が作動された後で行うようにしても構
わない。次に、爪移動装置67の移動用シリンダ
69が作動して移動体71を下降させる。この場
合、爪外し装置81の爪外しシリンダ82は第2
図、第5図に示すようにそのピストン82bが上
昇端に維持され、ガイドブロツク66の通路溝7
9内に配設されている操作ガイド片80を前方へ
突出させている。従つて、上記のように移動体7
1が下降されると、第7図に示すように操作片7
5の操作部75aが操作ガイド片80に係合して
前方へ移動され、これにより係止片74が後方へ
移動されて係合部74aと爪交換位置Aの爪13
の張出片16との干渉が防止され、移動体71が
下降端に位置された状態では係合部74aは爪交
換位置Aの爪端面と張出片16間の後方に位置さ
れる。次に、爪外し装置81の爪外しシリンダ8
2が作動して取付片85を下降させ、これにより
押圧ピン86が爪係合装置18の操作ピン20を
チヤツク中心側へ押込んで噛合部材19を第8図
に示すように後退させ、この噛合部材19のラツ
ク歯21と爪13のラツク歯17との係合を離脱
させる。なお、上記のようにラツク歯21とラツ
ク歯17との係合が外されてもセツトピン23が
ばね24の力によつて爪13のラツク歯17に係
合しているので、爪交換位置Aの爪13が摺動溝
11から抜け落ちることは防止される。また上記
取付片85の下降によつて位置決めピン87が第
9図に示すように滑子部材12の位置決め孔12
bに嵌合してガイドブロツク66とチヤツク本体
6との相対位置が高精度に位置決めされ、ガイド
溝68と爪交換位置Aの摺動溝11とが正確に対
向される。また上記のように取付片85が下降さ
れると上記操作ガイド片80を後方へ移動させ、
これにより爪移動装置67の操作片75がばね7
7によつて後方へ移動されると共に係止片74が
前方へ移動され、その係止部74aが爪交換位置
Aの爪13の爪端面と張出片16間に嵌合され
る。次に、移動用シリンダ69が作動して移動体
71を上昇させ、これにより係止片74の係合部
74aが爪交換位置Aの爪13の張出片16を引
掛けてこの爪13を上昇させる。従つて爪交換位
置Aの爪13は第10図に示すように摺動溝11
から抜き出された後ガイド溝68に案内されて爪
交換位置Bの保持溝54に嵌合され、この保持溝
54に嵌合された状態で係止ピン55aによつて
係止保持される。次に、モータ59が作動して爪
貯蔵マガジン50の回転体51を割出し回転さ
せ、クイツクチエンジチヤツク5の次の爪13を
貯蔵する為の空のホルダー53を爪交換位置Bに
割出す。また、爪外しシリンダ81が作動して取
付片85を上昇させ、これにより押圧ピン86は
操作ピン20の押込みを解除し、位置決めピン8
7は位置決め孔12bから離脱する。上記のよう
に押圧ピン86が操作ピン20の押込みを解除す
ると、爪係合装置18の噛合部材19は付勢ばね
22によつて前方へ戻し移動されると同時に操作
ピン20がチヤツク外周側へ戻し移動される。こ
の場合、係合確認装置94の近接スイツチ95は
操作ピン20の存在を検出して操作ピン20が完
全に元の位置迄戻し移動されたかどうかを確認
し、この確認信号に基いて再びクイツクチエンジ
チヤツク5を割出し回転させて次の爪13の摺動
溝11を爪交換位置Aに割出す。以後上記作動を
繰り返してクイツクチエンジチヤツク5の3つの
爪13を爪貯蔵マガジン50のホルダー53に保
持させる。上記のようにして3つ目の爪13を爪
貯蔵マガジン50に保持させた後爪外しシリンダ
81が作動して取付片85を上昇させ、これによ
り近接スイツチ95が操作ピン20を検出する
と、再びクイツクチエンジチヤツク5を割出し回
転させて最初に取外した爪13の摺動溝11(そ
の爪13を成形したときの摺動溝11)を再び爪
交換位置Aに割出す。またモータ59が爪貯蔵マ
ガジン50の回転体51を回転させて爪交換位置
Aの摺動溝11に嵌装すべき爪13を保持してい
るホルダー53を第11図、第12図に示すよう
に爪交換位置Bに割出す。上記のように爪13を
保持しているホルダー53が爪交換位置Bに割出
されると、このホルダー53に保持されている爪
13の張出片16と爪端面間に爪移動装置67の
係合部74aが自動的に位置される。次に、爪外
しシリンダ82が作動して取付片85を下降さ
せ、これにより押圧ピン86は再び操作ピン20
を押込んで噛合部材19を後退させ、位置決めピ
ン87は位置決め孔12bに嵌合されてガイドブ
ロツク66とチヤツク本体6との相対位置を位置
決めする。次に、移動用シリンダ69が作動して
移動体71を下降させ、これにより爪交換位置B
のホルダー53に保持されている爪13は第8図
に示すように係止片74によつて保持溝54から
押出された後ガイド溝68に案内されて爪交換位
置Aの摺動溝11に嵌合され、この摺動溝11に
嵌合された状態でセツトピン23によつて係止保
持される。上記のように保持溝54に嵌合されて
いる爪13を摺動溝11に嵌合させる場合、その
爪13をガイド溝68で案内してその爪13の位
置を補正するようにしているので、爪13を摺動
溝11に確実に嵌合させることができる。また上
記のように移動体71が下降されるとき、爪外し
シリンダ82が取付片85を下降させて操作ガイ
ド片80を後方へ移動させているので、操作片7
5の操作部75aが操作ガイド片80によつて前
方へ押されることがなく、係止片74の係止部7
4aが爪13の係止部14から外れることはな
い。次に、爪外しシリンダ82が作動して取付片
85を上昇させ、これにより押圧ピン86は操作
ピン20の押込みを解除し、位置決めピン87は
位置決め孔12bから離脱する。従つて、爪係合
装置18の噛合部材19は付勢ばね22によつて
前方へ戻し移動されて自体のラツク歯21が爪交
換位置Aの爪13のラツク歯17に係合され、ま
た操作ピン20はチヤツク外周側へ戻し移動され
る。この場合、噛合部材19のラツク歯21が爪
13のラツク歯17に確実に係合すれば操作ピン
20は完全に戻し移動され、この操作ピン20を
近接スイツチ95によつて検出し得るが、何らか
の原因によつて上記ラツク歯21とラツク歯17
の係合が不確実な場合には操作ピン20の戻し移
動が不完全なものとなり、この操作ピン20を近
接スイツチ95によつて検出し得なくなつてラツ
ク歯21,17の係合が不確実なことを報知す
る。上記のように爪外しシリンダ82によつて取
付片85が上昇されると、操作ガイド片80が前
方へ移動されて係止片74の係合部74aを爪1
3の係止部14から外す。次に移動用シリンダ6
9が作動して移動体71を上昇端へ移動させる。
然る後クイツクチエンジチヤツク5を割出し回転
させて2番目に取外した爪13の摺動溝11を爪
交換位置Aに割出し、またモータ59が回転体5
1を回転させて爪交換位置Aの摺動溝11に嵌装
すべき爪13を保持しているホルダー53を爪交
換位置Bに割出す。このように爪13を保持して
いるホルダー53を爪交換位置Bに割出すと、係
止片74の係合部74aはその爪13の張出片1
6と爪端面間に自動的に嵌合する。以後上記と同
様にしてクイツクチエンジチヤツク5の3つの摺
動溝11に爪貯蔵マガジン50の爪13を嵌装す
る。上記のようにして3つ目の爪13を摺動溝1
1に嵌装し、その後移動体71や取付片85が上
昇された後には、モータ59が回転体51を回転
させて最初に爪13を抜き取つた位置の空のホル
ダー53を爪交換位置Bに割出して次回の爪交換
に備えさせる。その後昇降シリンダ34が作動し
て昇降枠47を上昇させた後前後動シリンダ30
が作動してテーブル29を後方へ移動させ、これ
により爪貯蔵マガジン50や入れ換え装置65が
クイツクチエンジチヤツク5から離れている非交
換位置に移動され、一連の爪交換作業が完了す
る。上記の作動説明においてはクイツクチエンジ
チヤツク5の3つの摺動溝11から爪13を総て
取外した後でこれらの摺動溝11に爪13を嵌装
するようにしているが、各摺動溝11から爪13
を取外す毎にその摺動溝11に爪13を嵌装する
ようにしても良い。
なお、本願にあつては爪貯蔵マガジンの具体的
構成に限定されるものではなく、例えば工具マガ
ジン等で使用されているように無端移動体にホル
ダーを設けたものや、回転体の外周部上面に放射
方向にホルダーを設け、この回転体の回転軸線を
90度回動させるようにしたもの等でも良い。また
入れ換え装置は摺動溝からホルダーへ又はその逆
に爪を入れ換え得るものであれば良く、例えばモ
ータによつて直線移動されるラツク棒の先端に係
止片を設け、この係止片を爪の係止部に係脱させ
得るようにしたものや、上記係止片の代りに爪把
持具を備えて爪を把握状態で移動させるようにし
たものや、或いは中間部を軸支した交換アームの
両端部に爪把持具を備え、これらの爪把持具によ
つて摺動溝の爪とホルダーの爪を同時的に入れ換
え得るようにしたものでも良い。また、係合確認
装置を機台に付設したり、この係合確認装置とし
て光電スイツチを利用するようにしても良い。
以上のように本考案にあつては、チヤツクの摺
動溝と爪貯蔵マガジンのホルダーとを爪交換位置
に割り出し、また爪係合装置を爪外し装置によつ
て作動させて爪と滑子部材の係合を外し、この状
態で摺動溝とホルダーとの間で爪を入れ換え装置
によつて入れ換え、然る後爪と滑子部材を再び係
合させ得るようになつているので、チヤツクの爪
を爪貯蔵マガジンに貯蔵されている所望の把握径
に応じた爪に機械的に交換することができて機械
加工の無人化を可能にできる。また、上記爪係合
装置は滑子部材内に嵌装した操作ピンをチヤツク
中心側へ移動させると滑子部材に嵌装した噛合部
材を爪と係合しない位置へ摺動させ、操作ピンを
戻し移動させると噛合部材を爪と係合する位置へ
摺動させ得るように構成し、この操作ピンを爪外
し装置によつて操作して噛合部材と爪を係合、離
脱させ得るようにしたので、爪交換する場合にそ
の爪交換位置の爪と噛合部材との係合のみを外し
て爪交換することができ、他の位置の爪と噛合部
材との係合が外されることによつて生じる爪の摺
動溝からの抜け落ちを防止できる。また、上記の
ように爪外し装置が操作ピンを操作して爪交換位
置の爪と噛合部材を係合、離脱させるようにした
ものであつても、その操作ピンが完全に戻し移動
されたことを係合確認装置によつて検出し、爪と
噛合部材が確実に係合したことを確認し得るよう
にしたので、爪交換後の爪が摺動溝から飛び出す
事故を防止できて爪交換の信頼性を高めることが
できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本願の実施例を示すもので、第1図は爪
の一部を省略して示す断面図、第2図は第1図の
ものの交換準備状態を示す断面図、第3図はその
平面図、第4図は第3図の−線断面図、第5
図は第2図の−線拡大断面図、第6図は第2
図の−線断面図、第7図、第8図は第1図の
ものの作動状態を示す部分図、第9図は第5図の
作動状態を示す断面図、第10図は第1図のもの
の作動状態を示す部分図、第11図は第12図の
XI−XI線断面図、第12は第11図のXII−0−0
−XII線断面図である。 3……主軸、5……クイツクチエンジチヤツク
(チヤツク)、6……チヤツク本体、12……滑子
部材、13……爪、18……爪係合装置、19…
…噛合部材、20……操作ピン、50……爪貯蔵
マガジン、53……ホルダー、65……入れ換え
装置、81……爪外し装置、94……係合確認装
置。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 主軸に装着されたチヤツク本体と、このチヤ
    ツク本体の半径方向の摺動溝に摺動可能に嵌装
    された滑子部材及び爪と、この滑子部材内に前
    後方向へ摺動可能な噛合部材と半径方向へ移動
    可能な操作ピンとを嵌装し、この操作ピンをチ
    ヤツク中心側へ移動させると噛合部材を爪と係
    合しない位置へ摺動させ、操作ピンを戻し移動
    させると噛合部材を爪と係合する位置へ摺動さ
    せ得るようにしてある爪係合装置とを有し、上
    記爪の摺動溝を所定の爪交換位置に割り出し得
    るようにしたチヤツクと、上記爪を取外し可能
    に保持し得る多数のホルダーを有し、これらの
    ホルダーを所定の爪交換位置に割り出し得るよ
    うにした爪貯蔵マガジンと、上記爪交換位置の
    摺動溝と爪交換位置のホルダーとの間で爪を入
    れ換え得るようにした入れ換え装置と、上記爪
    係合装置の操作ピンを移動させて噛合部材と爪
    を係脱させ得るようにした爪外し装置と、上記
    操作ピンの戻し移動が確実に行われたことを検
    出し得るようにした係合確認装置とを備えて成
    るチヤツク爪自動交換装置。 2 操作ピンをチヤツク中心側へ移動させると噛
    合部材を爪と係合しない位置へ摺動させ、操作
    ピンを戻し移動させると噛合部材をばね力によ
    つて爪と係合する位置へ摺動させ得るように爪
    係合装置を構成し、また上記操作ピンを押込ん
    で中心側へ移動させ得るようにした爪外しシリ
    ンダでもつて爪外し装置を構成し、更に上記操
    作ピンの外側端部がばねによつて元位置に戻し
    移動されたことを検出し得るようにした近接ス
    イツチによつて係合確認装置を構成して成るこ
    とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項
    記載のチヤツク爪自動交換装置。
JP15835382U 1982-10-19 1982-10-19 チヤツク爪自動交換装置 Granted JPS5962904U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15835382U JPS5962904U (ja) 1982-10-19 1982-10-19 チヤツク爪自動交換装置

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JP15835382U JPS5962904U (ja) 1982-10-19 1982-10-19 チヤツク爪自動交換装置

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Publication Number Publication Date
JPS5962904U JPS5962904U (ja) 1984-04-25
JPS628964Y2 true JPS628964Y2 (ja) 1987-03-02

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ID=30348870

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JPS5962904U (ja) 1984-04-25

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