JPS628887B2 - - Google Patents
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- JPS628887B2 JPS628887B2 JP59026274A JP2627484A JPS628887B2 JP S628887 B2 JPS628887 B2 JP S628887B2 JP 59026274 A JP59026274 A JP 59026274A JP 2627484 A JP2627484 A JP 2627484A JP S628887 B2 JPS628887 B2 JP S628887B2
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- cord
- ethylene
- curled
- spiral shape
- electron beam
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- Expired
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Landscapes
- Insulated Conductors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はバネ性の良好なカールコードの製造方
法に係る。カールコードは一般に電話機本体と送
受話機を結ぶリード線あるいはトランシーバとマ
イクロホン間を結ぶリード線等として用いられる
が、その従来製品の外被はゴムあるいは軟質
PVCで構成されている。ゴムは柔軟性、バネ性
共に良好であるが、材料価格が高く一般的ではな
く、又細いものの製造が困難である。又軟質
PVCは材料価格は安いが、バネ性が弱いため、
特に単心あるいは多心のシールド付の場合、製造
が困難であつた。
法に係る。カールコードは一般に電話機本体と送
受話機を結ぶリード線あるいはトランシーバとマ
イクロホン間を結ぶリード線等として用いられる
が、その従来製品の外被はゴムあるいは軟質
PVCで構成されている。ゴムは柔軟性、バネ性
共に良好であるが、材料価格が高く一般的ではな
く、又細いものの製造が困難である。又軟質
PVCは材料価格は安いが、バネ性が弱いため、
特に単心あるいは多心のシールド付の場合、製造
が困難であつた。
本発明は上記の従来のカールコードの欠点に注
目してなされたもので材料価格をゴムより安いも
のとし、かつ軟質PVCの欠点である、バネ性の
向上をはかつたカールコードを提供するもので、
その特徴は外被としてエチレンを主とする共重合
体を使用し、かつ５〜40Mradの電子線を照射し
たのちカールするものである。
目してなされたもので材料価格をゴムより安いも
のとし、かつ軟質PVCの欠点である、バネ性の
向上をはかつたカールコードを提供するもので、
その特徴は外被としてエチレンを主とする共重合
体を使用し、かつ５〜40Mradの電子線を照射し
たのちカールするものである。
以下実施例をもとに説明する。
第１図は一般的なカールコードの外観図であ
り、コードの端部を除いてらせん状に成形され、
良好なものは通常はＡのような状態にあるが引張
つた状態ではＢのようになり、引張力を解くとす
ぐＡの状態にもどる。
り、コードの端部を除いてらせん状に成形され、
良好なものは通常はＡのような状態にあるが引張
つた状態ではＢのようになり、引張力を解くとす
ぐＡの状態にもどる。
第２図は本発明にかかるカールコードの実施例
の断面図でＡは単心の場合、Ｂは３心の場合を示
している。この心数は必要に応じて構成すればよ
い。
の断面図でＡは単心の場合、Ｂは３心の場合を示
している。この心数は必要に応じて構成すればよ
い。
第２図において１あるいは５は導体、２あるい
は６は絶縁体、３あるいは７はシールド、４ある
いは９は外被、８は内部被覆を示している。
は６は絶縁体、３あるいは７はシールド、４ある
いは９は外被、８は内部被覆を示している。
導体及び、絶縁体は、従来と同様の材料で構成
される、シールドは必要に応じて設けられるが一
般的には適当なメツキをほどこした軟銅線を密に
絶縁体上に巻付けるか編組して設けられる。４あ
るいは９の外被はエチレンと酢酸ビニルの共重合
体を押出被覆した後５〜40Mradの電子線をコー
ド表面に照射する。この外被材料はエチレンと酢
酸ビニルの共重合体に限らずエチレンとアクリル
酸エステル共重合体などエチレンを主とする共重
合体なら何でもよい。その後第１図Ａのようにら
せん状に成形する。この成形はコードを丸棒に巻
付け120℃〜150℃で加熱した後、放置冷却させて
巻きつけたコードを反転させることによつて行
う。
される、シールドは必要に応じて設けられるが一
般的には適当なメツキをほどこした軟銅線を密に
絶縁体上に巻付けるか編組して設けられる。４あ
るいは９の外被はエチレンと酢酸ビニルの共重合
体を押出被覆した後５〜40Mradの電子線をコー
ド表面に照射する。この外被材料はエチレンと酢
酸ビニルの共重合体に限らずエチレンとアクリル
酸エステル共重合体などエチレンを主とする共重
合体なら何でもよい。その後第１図Ａのようにら
せん状に成形する。この成形はコードを丸棒に巻
付け120℃〜150℃で加熱した後、放置冷却させて
巻きつけたコードを反転させることによつて行
う。
導体として19本撚／0.12mmの錫鍍軟銅線に0.6
mm厚さの軟質PVCを絶縁体としてほどこしたも
の１心として、７本撚／0.16mmの錫鍍軟銅線に
0.48mm厚さの照射ポリエチレンと0.2mm厚さの導
電性ポリエチレン及び錫鍍軟銅線を編組してシー
ルド層を設けたもの３心を複合コードとして集合
し、その外側に従来同様軟質PVCの外被を厚さ
1.1mmに設けたものと、新しく本発明のエチレン
と酢酸ビニルの共重合体の外被を厚さ1.1mmに設
けたものを用意し、後者は５〜40Mrdの電子線の
照射を行つた。上記のようにして作つたコードを
20mmの丸棒に密に巻付け、120℃〜150℃で30分〜
１時間加熱し、空中で冷却した後巻きつけたコー
ドを反転させて成形した。以上のようにして製造
したカールコード（らせん部の長さ15cm）を１ｍ
の長さに伸ばし複元性を調べたところ、従来の軟
質PVCの外被を有するものは約１時間経過しな
いと元の長さにもどらないがエチレンと酢酸ビニ
ルの共重合体に電子線を照射した後カールしたも
のは約５秒後に元の長さに戻り、驚くべき復元性
を有していることが明らかとなつた。
mm厚さの軟質PVCを絶縁体としてほどこしたも
の１心として、７本撚／0.16mmの錫鍍軟銅線に
0.48mm厚さの照射ポリエチレンと0.2mm厚さの導
電性ポリエチレン及び錫鍍軟銅線を編組してシー
ルド層を設けたもの３心を複合コードとして集合
し、その外側に従来同様軟質PVCの外被を厚さ
1.1mmに設けたものと、新しく本発明のエチレン
と酢酸ビニルの共重合体の外被を厚さ1.1mmに設
けたものを用意し、後者は５〜40Mrdの電子線の
照射を行つた。上記のようにして作つたコードを
20mmの丸棒に密に巻付け、120℃〜150℃で30分〜
１時間加熱し、空中で冷却した後巻きつけたコー
ドを反転させて成形した。以上のようにして製造
したカールコード（らせん部の長さ15cm）を１ｍ
の長さに伸ばし複元性を調べたところ、従来の軟
質PVCの外被を有するものは約１時間経過しな
いと元の長さにもどらないがエチレンと酢酸ビニ
ルの共重合体に電子線を照射した後カールしたも
のは約５秒後に元の長さに戻り、驚くべき復元性
を有していることが明らかとなつた。
以上述べたように本発明にかかるカールコード
は伸ばした後の復元性、即ちバネ性に特に優れて
おり、トランシーバとマイクロホン間等の使用に
おいても取扱いは容易となり、コード収納部を有
する場合はその復元が早いため、収納部の大きさ
が小さくてすむ等利点が多い。
は伸ばした後の復元性、即ちバネ性に特に優れて
おり、トランシーバとマイクロホン間等の使用に
おいても取扱いは容易となり、コード収納部を有
する場合はその復元が早いため、収納部の大きさ
が小さくてすむ等利点が多い。
又本発明にかかるカールコードは電子線照射を
施しているため耐熱性も良好で、ゴム等に比べ耐
オゾン性もよくきわめてすぐれたものである。
施しているため耐熱性も良好で、ゴム等に比べ耐
オゾン性もよくきわめてすぐれたものである。
又本発明においては電子線照射後らせん状に成
形することにしたので、外被をエチレンを主体と
する共重合体にしても成形時の熱による外被の溶
融もなく、上述のバネ性と共に加工性においても
優れた効果を奏するものである。
形することにしたので、外被をエチレンを主体と
する共重合体にしても成形時の熱による外被の溶
融もなく、上述のバネ性と共に加工性においても
優れた効果を奏するものである。
第１図はカールコードの外観図で１は引張力を
加えない時、Ｂは引張力を加えた時の状態を示
す。第２図Ａ，Ｂは本発明にかかるカールコード
実施例の断面図で、１，５は導体、２，６は絶縁
体、３，７はシールド、４，９は外被、８は内部
被覆を示す。
加えない時、Ｂは引張力を加えた時の状態を示
す。第２図Ａ，Ｂは本発明にかかるカールコード
実施例の断面図で、１，５は導体、２，６は絶縁
体、３，７はシールド、４，９は外被、８は内部
被覆を示す。
Claims (1)
- １ 単心または複数心の絶縁心に外被をほどこし
てコードとし、コードの端部を除いて全体をらせ
ん状に加工して長さ方向に伸縮するバネ性をもた
せたカールコードの製造方法において、外被とし
てエチレンを主体とする共重合体を被覆してコー
ドとし、該コード表面に５〜40Mradの電子線を
照射した後、該コードを丸棒に巻きつけて加熱し
放置冷却させて巻きつけたコードを反転させるこ
とにより、らせん状に成形させることを特徴とす
るカールコードの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59026274A JPS59181418A (ja) | 1984-02-14 | 1984-02-14 | カ−ルコ−ドの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59026274A JPS59181418A (ja) | 1984-02-14 | 1984-02-14 | カ−ルコ−ドの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59181418A JPS59181418A (ja) | 1984-10-15 |
| JPS628887B2 true JPS628887B2 (ja) | 1987-02-25 |
Family
ID=12188702
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59026274A Granted JPS59181418A (ja) | 1984-02-14 | 1984-02-14 | カ−ルコ−ドの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59181418A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0332320U (ja) * | 1989-08-09 | 1991-03-28 |
-
1984
- 1984-02-14 JP JP59026274A patent/JPS59181418A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59181418A (ja) | 1984-10-15 |
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