JPS628865Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS628865Y2 JPS628865Y2 JP1982066515U JP6651582U JPS628865Y2 JP S628865 Y2 JPS628865 Y2 JP S628865Y2 JP 1982066515 U JP1982066515 U JP 1982066515U JP 6651582 U JP6651582 U JP 6651582U JP S628865 Y2 JPS628865 Y2 JP S628865Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- differential
- arm
- shaft
- rod
- adjustment
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims description 8
- 238000009958 sewing Methods 0.000 claims description 8
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 2
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Sewing Machines And Sewing (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
従来もミシンの差動送り調整装置が特開昭53−
53460号公報により提案されており、その構造を
第1図及び第2図に示す。第1図及び第2図の装
置では差動腕1に嵌合するスライド軸2を、差動
軸3により差動調節腕4,5を介して上下動させ
ることによつて、差動量の調節を行なつている。
このため差動軸3の回転角により差動比が決めら
れるようになつている。なお、図中6は回転駆動
シヤフト、7は送りカム、8は送りロツド、9は
縫製カム、10はロツド、11は送り軸、12は
アーム、13は送りロツド、14は支承アーム、
15は送り台軸、16は送り歯である。
53460号公報により提案されており、その構造を
第1図及び第2図に示す。第1図及び第2図の装
置では差動腕1に嵌合するスライド軸2を、差動
軸3により差動調節腕4,5を介して上下動させ
ることによつて、差動量の調節を行なつている。
このため差動軸3の回転角により差動比が決めら
れるようになつている。なお、図中6は回転駆動
シヤフト、7は送りカム、8は送りロツド、9は
縫製カム、10はロツド、11は送り軸、12は
アーム、13は送りロツド、14は支承アーム、
15は送り台軸、16は送り歯である。
次に第2図により差動軸3の回転機構を説明す
ると、差動軸3にはレバー17が固定されてお
り、ロツド18を矢印方向に移動させるとレバー
17を介して差動軸3を回動させることができ
る。またレバー17により回転角を調節してネジ
で止めている。このようにネジで固定するため、
ネジ止め時にレバー17がずれ易い欠点があり、
かつ差動比の微調整がきかなかつた。
ると、差動軸3にはレバー17が固定されてお
り、ロツド18を矢印方向に移動させるとレバー
17を介して差動軸3を回動させることができ
る。またレバー17により回転角を調節してネジ
で止めている。このようにネジで固定するため、
ネジ止め時にレバー17がずれ易い欠点があり、
かつ差動比の微調整がきかなかつた。
また差動軸3にはウオームホイール19が固定
してあり、該ウオームホイール19はウオーム2
0と噛合つている。21は調整ノブで、該ノブ2
1を回すとウオーム20、ウオームホイール19
を介して差動軸3を回転できる。なお、第2図の
22はミシンベース、23はプレート、24は止
めねじ、25はシヤフト、26は横ピン、27は
コイルバネ、28はスリーブ、29はつる巻バネ
である。しかしながら第2図のようなウオーム、
ウオームホイールは、その加工は面倒でコスト高
となり、また噛合いにガタが発生し易く、耐久性
に劣ると共に、差動量に狂いが生じ、かつ音が発
生する等の欠点があつた。
してあり、該ウオームホイール19はウオーム2
0と噛合つている。21は調整ノブで、該ノブ2
1を回すとウオーム20、ウオームホイール19
を介して差動軸3を回転できる。なお、第2図の
22はミシンベース、23はプレート、24は止
めねじ、25はシヤフト、26は横ピン、27は
コイルバネ、28はスリーブ、29はつる巻バネ
である。しかしながら第2図のようなウオーム、
ウオームホイールは、その加工は面倒でコスト高
となり、また噛合いにガタが発生し易く、耐久性
に劣ると共に、差動量に狂いが生じ、かつ音が発
生する等の欠点があつた。
本考案は前記従来の欠点を、偏心カムを用いて
差動調節することにより解消しようとするもの
で、差動腕に嵌合しているスライド軸を上下させ
ることにより差動量を変化させるようにしたミシ
ンにおける差動送り機構において、下軸上に設け
た差動調節ダイヤルに偏心カム部を設け、同カム
部に連結した差動ロツドの先端に、ピンを介して
差動軸に固定された差動ロツド腕を枢着すると共
に、該差動ロツド腕の端面に面接触するよう該差
動軸に挿入されたスリーブの他端面と面接触する
よう該差動軸に差動調節腕の一端を取付け、該差
動調節腕の他端に取付けたピンに、該差動調節腕
の端面と面接触するよう一端が枢着され、他端が
前記スライド軸に連結された差動調節アームを設
けてなるものであり、差動調節ダイヤルを回すこ
とにより差動軸を回転させ、スライド軸を上下に
移動させて差動量が調整できるようにしたもの
で、接触面を面接触として耐久性の向上を計るこ
とができる差動送り機構の差動量調節装置を提供
せんとするものである。
差動調節することにより解消しようとするもの
で、差動腕に嵌合しているスライド軸を上下させ
ることにより差動量を変化させるようにしたミシ
ンにおける差動送り機構において、下軸上に設け
た差動調節ダイヤルに偏心カム部を設け、同カム
部に連結した差動ロツドの先端に、ピンを介して
差動軸に固定された差動ロツド腕を枢着すると共
に、該差動ロツド腕の端面に面接触するよう該差
動軸に挿入されたスリーブの他端面と面接触する
よう該差動軸に差動調節腕の一端を取付け、該差
動調節腕の他端に取付けたピンに、該差動調節腕
の端面と面接触するよう一端が枢着され、他端が
前記スライド軸に連結された差動調節アームを設
けてなるものであり、差動調節ダイヤルを回すこ
とにより差動軸を回転させ、スライド軸を上下に
移動させて差動量が調整できるようにしたもの
で、接触面を面接触として耐久性の向上を計るこ
とができる差動送り機構の差動量調節装置を提供
せんとするものである。
以下本考案の実施例を図面について説明する
と、第3図は本考案の実施例を示し、1は差動
腕、2はスライド軸、3は差動軸、7は送りカ
ム、8は送りロツド、11は送り軸、13は送り
ロツド、14は支承アーム、15は送り台軸、1
6は送り歯であり、これらは従来装置の第1図の
ものと構造、作用は同じであるため詳細な説明は
省略する。
と、第3図は本考案の実施例を示し、1は差動
腕、2はスライド軸、3は差動軸、7は送りカ
ム、8は送りロツド、11は送り軸、13は送り
ロツド、14は支承アーム、15は送り台軸、1
6は送り歯であり、これらは従来装置の第1図の
ものと構造、作用は同じであるため詳細な説明は
省略する。
次に従来との相違点のみ詳細に説明すると、下
軸30には差動調節ダイヤル31が嵌挿してあ
り、該ダイヤル31の一側面には偏心カム部32
が一体に設けてある。偏心カム部32には差動ロ
ツド33が穴34を介して装着してあり、該ロツ
ド33の先端はピン35を介し差動ロツド腕36
と枢着されている。またピン35と差動ロツド腕
36は止ねじ37により固定されており、差動ロ
ツド腕36は差動軸3に嵌挿され、ねじ38によ
り一体に固定してある。
軸30には差動調節ダイヤル31が嵌挿してあ
り、該ダイヤル31の一側面には偏心カム部32
が一体に設けてある。偏心カム部32には差動ロ
ツド33が穴34を介して装着してあり、該ロツ
ド33の先端はピン35を介し差動ロツド腕36
と枢着されている。またピン35と差動ロツド腕
36は止ねじ37により固定されており、差動ロ
ツド腕36は差動軸3に嵌挿され、ねじ38によ
り一体に固定してある。
前記差動調節ダイヤル31を下軸30に嵌挿す
るには、ブツシユ39を介して装着している。ブ
ツシユ39のダイヤル31側の突出部の溝部40
に嵌入するストツプリング41と段部39aによ
り、差動調節ダイヤル31がブツシユ39上に位
置決めされ、またブツシユ39はセツトネジ42
によりミシンベース45に固定される。43はダ
イヤル31に設けた目盛、44はミシンベース4
5に取付けられ、差動調節ダイヤル31の外面に
接して該ダイヤルの盲動を防止する止バネであ
る。50は作動ロツド腕36の端面に面接触する
よう差動軸3に挿入されたスリーブ52の他端面
と面接触するよう一端が差動軸3に取付けられた
差動調節腕、51は一端が差動調節腕50の他端
に取付けられたピン53に、該調節腕50の端面
に面接触するよう枢着され、他端が前記スライド
軸2に連結された差動調節アームである。
るには、ブツシユ39を介して装着している。ブ
ツシユ39のダイヤル31側の突出部の溝部40
に嵌入するストツプリング41と段部39aによ
り、差動調節ダイヤル31がブツシユ39上に位
置決めされ、またブツシユ39はセツトネジ42
によりミシンベース45に固定される。43はダ
イヤル31に設けた目盛、44はミシンベース4
5に取付けられ、差動調節ダイヤル31の外面に
接して該ダイヤルの盲動を防止する止バネであ
る。50は作動ロツド腕36の端面に面接触する
よう差動軸3に挿入されたスリーブ52の他端面
と面接触するよう一端が差動軸3に取付けられた
差動調節腕、51は一端が差動調節腕50の他端
に取付けられたピン53に、該調節腕50の端面
に面接触するよう枢着され、他端が前記スライド
軸2に連結された差動調節アームである。
次に作用を説明する。下軸30が回転すると、
送りカム7、送りロツド8を介して送り軸11が
揺動回転し、これは送りロツド13と、差動腕
1、スライド軸2とにより、支承アーム14,1
4に伝達される。また差動調節ダイヤル31を回
すと、差動ロツド33が偏心カム部32を介して
揺動し、差動ロツド33、差動ロツド腕36、差
動調節腕50、差動調節アーム51を介してスラ
イド軸2が差動腕1に対して上下動し、差動量の
調節ができる。
送りカム7、送りロツド8を介して送り軸11が
揺動回転し、これは送りロツド13と、差動腕
1、スライド軸2とにより、支承アーム14,1
4に伝達される。また差動調節ダイヤル31を回
すと、差動ロツド33が偏心カム部32を介して
揺動し、差動ロツド33、差動ロツド腕36、差
動調節腕50、差動調節アーム51を介してスラ
イド軸2が差動腕1に対して上下動し、差動量の
調節ができる。
本考案は以上の如く構成されているため、差動
量の微調整が可能であり、従来の歯車機構に比べ
てガタが少なく、作動が確実で運転時の騒音を小
さくできる。また偏心カムの加工も歯車加工に比
べて簡単で、かつカムは面接触であるため耐久性
に富む等の効果を奏するものである。またスライ
ド軸に連結された差動調節アーム、差動調節腕、
スリーブ及び差動ロツド腕の夫々は、互に夫々の
端面が面接触となつているので、ガタが生じる余
地はなく、ガタによつてもたらせられる欠点は発
生しない。また差動量の調節は差動調節ダイヤル
の操作だけでよいため、何らの煩わしさも発生し
ない等の効果を奏するものである。
量の微調整が可能であり、従来の歯車機構に比べ
てガタが少なく、作動が確実で運転時の騒音を小
さくできる。また偏心カムの加工も歯車加工に比
べて簡単で、かつカムは面接触であるため耐久性
に富む等の効果を奏するものである。またスライ
ド軸に連結された差動調節アーム、差動調節腕、
スリーブ及び差動ロツド腕の夫々は、互に夫々の
端面が面接触となつているので、ガタが生じる余
地はなく、ガタによつてもたらせられる欠点は発
生しない。また差動量の調節は差動調節ダイヤル
の操作だけでよいため、何らの煩わしさも発生し
ない等の効果を奏するものである。
第1図は従来のミシンの差動送り調整装置の斜
視図、第2図は同要部の側断面図、第3図は本考
案の実施例を示す差動送り機構の差動量調節装置
の斜視図、第4図は第3図における要部の側断面
図、第5図は第4図の機構における各部品の分解
斜視図である。 図の主要部分の説明、1……差動腕、2……ス
ライド軸、3……差動軸、30……下軸、31…
…差動調節ダイヤル、32……偏心カム部、33
……差動ロツド、35……ピン、36……差動ロ
ツド腕。
視図、第2図は同要部の側断面図、第3図は本考
案の実施例を示す差動送り機構の差動量調節装置
の斜視図、第4図は第3図における要部の側断面
図、第5図は第4図の機構における各部品の分解
斜視図である。 図の主要部分の説明、1……差動腕、2……ス
ライド軸、3……差動軸、30……下軸、31…
…差動調節ダイヤル、32……偏心カム部、33
……差動ロツド、35……ピン、36……差動ロ
ツド腕。
Claims (1)
- 差動腕に嵌合しているスライド軸を上下させる
ことにより、差動量を変化させるようにしたミシ
ンにおける差動送り機構において、下軸上に回動
自在に設けた差動調節ダイヤルに偏心カム部を設
け、同カム部に連結した差動ロツドの先端に、ピ
ンを介して差動軸に固定された差動ロツド腕を枢
着すると共に、該差動ロツド腕の端面に面接触す
るよう該差動軸に挿入されたスリーブの他端面と
面接触するよう該差動軸に差動調節腕の一端を取
付け、該差動調節腕の他端に取付けたピンに、該
差動調節腕の端面と面接触するよう一端が枢着さ
れ、他端が前記スライド軸に連結された差動調節
アームを設けたことを特徴とする差動送り機構の
差動量調節装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6651582U JPS58169863U (ja) | 1982-05-07 | 1982-05-07 | 差動送り機構の差動量調節装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6651582U JPS58169863U (ja) | 1982-05-07 | 1982-05-07 | 差動送り機構の差動量調節装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58169863U JPS58169863U (ja) | 1983-11-12 |
JPS628865Y2 true JPS628865Y2 (ja) | 1987-03-02 |
Family
ID=30076383
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6651582U Granted JPS58169863U (ja) | 1982-05-07 | 1982-05-07 | 差動送り機構の差動量調節装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58169863U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009095575A (ja) * | 2007-10-19 | 2009-05-07 | Morimoto Mfg Co Ltd | 二重環縫いミシン |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS536890A (en) * | 1976-07-09 | 1978-01-21 | Hitachi Ltd | Contact sensor |
JPS5632985A (en) * | 1979-08-28 | 1981-04-02 | British American Tobacco Co | Tobacco smoke filter material and method |
-
1982
- 1982-05-07 JP JP6651582U patent/JPS58169863U/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS536890A (en) * | 1976-07-09 | 1978-01-21 | Hitachi Ltd | Contact sensor |
JPS5632985A (en) * | 1979-08-28 | 1981-04-02 | British American Tobacco Co | Tobacco smoke filter material and method |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58169863U (ja) | 1983-11-12 |
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