JP2638938B2 - ミシンの布送り制御装置 - Google Patents
ミシンの布送り制御装置Info
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- JP2638938B2 JP2638938B2 JP15591088A JP15591088A JP2638938B2 JP 2638938 B2 JP2638938 B2 JP 2638938B2 JP 15591088 A JP15591088 A JP 15591088A JP 15591088 A JP15591088 A JP 15591088A JP 2638938 B2 JP2638938 B2 JP 2638938B2
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- Japan
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- cloth feed
- arm
- lever
- sewing machine
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Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、ミシンの布送り量制御装置に関するもので
ある。
ある。
(従来の技術) 従来のこの種のミシンの布送り量制御装置としては、
特開昭61−103482号公報に示されるものが知られてい
る。これは、布送り調節器と作用的に連結されているレ
バーの一端部は、軸を支点として回動可能となつてお
り、他端部は、ソレノイドのコアとワイヤーにて連結さ
れている。又、レバーの中央部近傍には、下方向に突出
する突起が形成されており、この突起は、レバーの回動
によりステツピングモータに連結されたカム部材のカム
面と係合可能となつている。この構成において、ステツ
ピングモータを作動させてカム部材を回動させ、カム面
と突起との間の距離を変化させることによりソレノイド
の励磁によるレバーの回動量を変化させ送り量の増減量
を設定し、布送り量を調整するものであつた。
特開昭61−103482号公報に示されるものが知られてい
る。これは、布送り調節器と作用的に連結されているレ
バーの一端部は、軸を支点として回動可能となつてお
り、他端部は、ソレノイドのコアとワイヤーにて連結さ
れている。又、レバーの中央部近傍には、下方向に突出
する突起が形成されており、この突起は、レバーの回動
によりステツピングモータに連結されたカム部材のカム
面と係合可能となつている。この構成において、ステツ
ピングモータを作動させてカム部材を回動させ、カム面
と突起との間の距離を変化させることによりソレノイド
の励磁によるレバーの回動量を変化させ送り量の増減量
を設定し、布送り量を調整するものであつた。
(発明が解決しようとする課題) しかし、上記した布送り量制御装置であると、ソレノ
イドの励磁されてから突起とカム面とが係合する迄の時
間が突起とカム面との距離つまり布送り量の増減量に応
じて異なるため、布送り調節器の作動開始のタイミング
が変化するという欠点があつた。
イドの励磁されてから突起とカム面とが係合する迄の時
間が突起とカム面との距離つまり布送り量の増減量に応
じて異なるため、布送り調節器の作動開始のタイミング
が変化するという欠点があつた。
故に本発明は、布送り量の増減量にかかわらず布送り
調整器の作動開始のタイミングが変化しないようにする
ことを、その技術的課題とするものである。
調整器の作動開始のタイミングが変化しないようにする
ことを、その技術的課題とするものである。
(課題を解決するための手段) 上記技術的課題を解決するために本発明において講じ
た技術的手段は、機枠に回動可能に装架されたレバー手
段と、該レバー手段と作用的に連結され前記レバー手段
の回動量に応じて布送り量を増減する布送り調整器と、
前記機枠に回動可能に装架され且つ歯部を有し回動する
ことにより前記レバー手段と係合して前記レバー手段を
回動させるアーム手段と、該アーム手段に伝達手段を介
して噛合され且つ前記機枠に前記噛合方向にスライド可
能に装架されミシン始動後を前記レバー手段の位置検出
信号を受けて前記アーム手段を前記位置検出信号に対応
する角度だけ回動させて前記レバー手段を前記アーム手
段と当接寸前の位置に位置させ前記ミシン駆動中布送り
量補正信号を受け前記アーム手段を前記補正信号に対応
する角度だけ回動させる駆動手段と、該駆動手段と前記
機枠との間に配設され前記駆動手段を常時噛合方向に付
勢する付勢手段とを有した、ことである。
た技術的手段は、機枠に回動可能に装架されたレバー手
段と、該レバー手段と作用的に連結され前記レバー手段
の回動量に応じて布送り量を増減する布送り調整器と、
前記機枠に回動可能に装架され且つ歯部を有し回動する
ことにより前記レバー手段と係合して前記レバー手段を
回動させるアーム手段と、該アーム手段に伝達手段を介
して噛合され且つ前記機枠に前記噛合方向にスライド可
能に装架されミシン始動後を前記レバー手段の位置検出
信号を受けて前記アーム手段を前記位置検出信号に対応
する角度だけ回動させて前記レバー手段を前記アーム手
段と当接寸前の位置に位置させ前記ミシン駆動中布送り
量補正信号を受け前記アーム手段を前記補正信号に対応
する角度だけ回動させる駆動手段と、該駆動手段と前記
機枠との間に配設され前記駆動手段を常時噛合方向に付
勢する付勢手段とを有した、ことである。
(作用) 上記技術的手段は次のように作用する。アーム手段
は、ミシンの始動後、レバー手段の位置検出信号を受け
て駆動手段が位置検出信号に対応する角度だけ回動する
ことによりレバー手段と係合る寸前に位置に位置され、
ミシン運動中布送り量補正信号を受けて駆動手段が布送
り量補正信号に対応する角度だけ回動して布送り量の増
減量が設定され布送り量が調整させる。このように、布
送り量の調整の前に必ず、レバー手段がアーム手段と係
合する寸前の位置に位置されるため、布送り調整器の作
動開始タイミングは布送り量の増減量に影響されること
なく常に一定のタイミングで行われる。
は、ミシンの始動後、レバー手段の位置検出信号を受け
て駆動手段が位置検出信号に対応する角度だけ回動する
ことによりレバー手段と係合る寸前に位置に位置され、
ミシン運動中布送り量補正信号を受けて駆動手段が布送
り量補正信号に対応する角度だけ回動して布送り量の増
減量が設定され布送り量が調整させる。このように、布
送り量の調整の前に必ず、レバー手段がアーム手段と係
合する寸前の位置に位置されるため、布送り調整器の作
動開始タイミングは布送り量の増減量に影響されること
なく常に一定のタイミングで行われる。
(実施例) 本発明の一実施例を添付図面に基づいて説明する。
第1図及び第2図に示されるように、ミシン10の器枠
11内に固定された軸12には、レバー13が回動可能に枢支
されている。このレバー13は、下方に延在する延在部13
aと横方向に突出する突出部13bとを備えており、突出部
13bには、ピン14が植設さている。このピン14には、ロ
ツド15の上端部が相対変移可能に枢支されており、この
ロツド15の下端部には、ピン16が植設されている。この
ピン16には、布送り調整器17の一部を構成するリンク部
材18の右端部が回動可能に枢支されており、このリンク
部材18の左端部には、ピン19が植設されている。このピ
ン19には、上軸20に偏心して固定されたカム21に作用的
に連結されたロツド22の下端部が回動可能に枢支されて
いる。これにより、上軸21に回転に同期してロツド22が
上下動し、このロツド22の上下動により、リンク部材18
がピン16を中心に揺動する。このリンク部材18の揺動に
より、布送り調整器17が作動し、この結果、布送り歯
(図示せず)が作動する。又、ロツド15と機枠11との間
には、スプリング23が配設されており、レバー13及びロ
ツド15はこのスプリング23の付勢力により常時、反時計
方向に付勢されている。
11内に固定された軸12には、レバー13が回動可能に枢支
されている。このレバー13は、下方に延在する延在部13
aと横方向に突出する突出部13bとを備えており、突出部
13bには、ピン14が植設さている。このピン14には、ロ
ツド15の上端部が相対変移可能に枢支されており、この
ロツド15の下端部には、ピン16が植設されている。この
ピン16には、布送り調整器17の一部を構成するリンク部
材18の右端部が回動可能に枢支されており、このリンク
部材18の左端部には、ピン19が植設されている。このピ
ン19には、上軸20に偏心して固定されたカム21に作用的
に連結されたロツド22の下端部が回動可能に枢支されて
いる。これにより、上軸21に回転に同期してロツド22が
上下動し、このロツド22の上下動により、リンク部材18
がピン16を中心に揺動する。このリンク部材18の揺動に
より、布送り調整器17が作動し、この結果、布送り歯
(図示せず)が作動する。又、ロツド15と機枠11との間
には、スプリング23が配設されており、レバー13及びロ
ツド15はこのスプリング23の付勢力により常時、反時計
方向に付勢されている。
機枠11には、ブラケツト24が固定されている。このブ
ラケツト24には、ステツピングモータ25がボルト26によ
りブラケツト24に形成された長穴27を介して第1図示左
右方向にスライド可能に固定されている。このステツピ
ングモータ25の軸25aには、ギヤ28が固着されており、
このギヤ28には、機枠11に固定された軸29に回動可能に
枢支された第2アーム30が噛合されている。又、軸29に
は、第2アーム30と一体回動する第1アーム31が枢支さ
れており、この第1のアーム31の先端部には、レバー13
の延在部13aの側面と係合可能なピン32が植設されてい
る。又、ブラケツト24がステツピングモータ25との間に
は、スプリング33が配設されており、このスプリング33
の付勢力により、ステツピングモータ25は、ギヤ28と第
2アーム30との噛合方向(第1図示左方向)に常時付勢
され、バツクラツシユの発生を防止している。
ラケツト24には、ステツピングモータ25がボルト26によ
りブラケツト24に形成された長穴27を介して第1図示左
右方向にスライド可能に固定されている。このステツピ
ングモータ25の軸25aには、ギヤ28が固着されており、
このギヤ28には、機枠11に固定された軸29に回動可能に
枢支された第2アーム30が噛合されている。又、軸29に
は、第2アーム30と一体回動する第1アーム31が枢支さ
れており、この第1のアーム31の先端部には、レバー13
の延在部13aの側面と係合可能なピン32が植設されてい
る。又、ブラケツト24がステツピングモータ25との間に
は、スプリング33が配設されており、このスプリング33
の付勢力により、ステツピングモータ25は、ギヤ28と第
2アーム30との噛合方向(第1図示左方向)に常時付勢
され、バツクラツシユの発生を防止している。
機枠11のボス部11aには、調整体34が螺合されてい
る。この調整体34は機枠11の外部に配置される摘み35に
一体回転するようねじ36により固定されている。又、レ
バー13の側面には、カム面13d,13e及び凹部13cが形成さ
れており、この、カム面13d,13e及び凹部13cは夫々調整
体34の先端部34aと当接可能となつている。この構成
は、使用者が摘み35を回転させることにより、調整体34
を機枠11を対して進退させてカム面13d上を移動し、こ
れにより、レバー13を回動させて、布送り量を設定す
る。
る。この調整体34は機枠11の外部に配置される摘み35に
一体回転するようねじ36により固定されている。又、レ
バー13の側面には、カム面13d,13e及び凹部13cが形成さ
れており、この、カム面13d,13e及び凹部13cは夫々調整
体34の先端部34aと当接可能となつている。この構成
は、使用者が摘み35を回転させることにより、調整体34
を機枠11を対して進退させてカム面13d上を移動し、こ
れにより、レバー13を回動させて、布送り量を設定す
る。
又、ステツピングモータ25には、センサ37が設けられ
ており、このセンサ37はステツピングモータ25のシヤフ
ト25aが原位置よりどれだけ回転したかを検知してい
る。更に、レバー13には、ポテシオン(図示せず)が設
けられており、このポテシオンにより、レバー13の現在
の位置を知ることができる。
ており、このセンサ37はステツピングモータ25のシヤフ
ト25aが原位置よりどれだけ回転したかを検知してい
る。更に、レバー13には、ポテシオン(図示せず)が設
けられており、このポテシオンにより、レバー13の現在
の位置を知ることができる。
次に作用について説明する。
第1図において、ミシン10が駆動されておらず、且つ
送り量が正方向に最大となるように設定されている時つ
まりレバー13が第1図示実線の位置にある時、第2アー
ム30は原位置(第1図示実施の位置)にあり、第1アー
ム31は、ピン32がレバー13の延在部13aと近接する位置
(第1図示実線の位置)にある。この時、レバー13が時
計方向に回動すると布送り量が小さくなり、又、反時計
方向に回動すると布送り量が大きくなるものである。こ
の状態において、使用者が摘み35を所望の送り量に相当
する分だけ回転させると、調整体34がスライドし、この
調整体34のスライドにより、先端部34aがカム面13dをす
べりながら押圧し、レバー13が押圧された分だけ第1図
示時計方向に回動する。これにより、レバー13が第2図
示一点鎖線の位置となる。この結果、ロツド15が第1図
示下方向にスライドし、リンク部材18の揺動中心である
ピン16の位置を移動させ、リンク部材18の回動範囲を変
移してやることにより、所望の布送り量が設定される。
この状態で、ミシン10を作動させると、上軸20の回転つ
まりミシン針(図示せず)の上下動に伴いカム21が回動
してロツド22を上下動させる。このロツド22の上方向の
スライドつまりミシン針の上方向の移動に同期してリン
ク部材17が第1図示時計方向に回動することにより、布
送り調整器18が作動し、送り歯が所定の送り量分だけ回
動して布を送る。このミシン10の作動に伴い、ステツピ
ングモータ32が作動し、第1アーム31及び第2アーム30
を所定角だけ回動させる。この第1アーム31及び第2ア
ーム30の回動は、ポテシオンからの信号により、ピン32
がレバー13の延在部13aと近接する位置までつまり第1
図示一点鎖線の位置までである。上記した布送り量で縫
製され、ミシン10の作動中に布端部を検知すると、その
信号により、ステツピングモータ32が作動し、第1アー
ム31及び第2アーム30が第1図示二点鎖線の位置まで回
動する。この第1アーム31及び第2アーム30の回動によ
り、ピン32が延在部13aと係合して押し、レバー13を第
1図示二点鎖線の位置まで第1図示時計方向に回動させ
る。これにより、ロツド15が下方向にスライドしてピン
16が移動し、布送り量が縫製に従つて徐々に変移してい
く。縫製が終りミシン10の作動が停止すると、ステツピ
ングンモータ25が上記した回転とは逆に回転し、センサ
37からの信号により、第1アーム31及び第2アーム30を
第1図示実線の位置まで復帰すると共にレバー13がスプ
リング23の付勢力により、カム面13dが先端部34aと当接
するまでつまり第1図示一点鎖線の位置まで復帰させ、
次の縫製作業の待機状態となる。上記したように、布送
り量を調整する際、レバー13の延在部13aと第1レバー3
1のピン31とは常に近接した状態となつているため、布
送り調整器18の作動開始タイミングは布送り量の調整量
に影響されることなく常に一定のタイミングで行われ
る。又、スプリング15により、バツクラツシユの発生を
防止することができるため、バツクラツシユの発生によ
る誤差及び異音がなく、確実に所定の布送り量に変更す
るこができ、且つ動力を円滑に伝達することができるの
で、ステツピングモータ25が無理な負荷がかかることが
ない。更に、第2アームとギヤ28との噛合部に埃等がつ
まつても、ステツピングモータ25がスライドして逃げる
ため、ギヤロツクに起因するモータの焼付け等がおこる
ことはない。
送り量が正方向に最大となるように設定されている時つ
まりレバー13が第1図示実線の位置にある時、第2アー
ム30は原位置(第1図示実施の位置)にあり、第1アー
ム31は、ピン32がレバー13の延在部13aと近接する位置
(第1図示実線の位置)にある。この時、レバー13が時
計方向に回動すると布送り量が小さくなり、又、反時計
方向に回動すると布送り量が大きくなるものである。こ
の状態において、使用者が摘み35を所望の送り量に相当
する分だけ回転させると、調整体34がスライドし、この
調整体34のスライドにより、先端部34aがカム面13dをす
べりながら押圧し、レバー13が押圧された分だけ第1図
示時計方向に回動する。これにより、レバー13が第2図
示一点鎖線の位置となる。この結果、ロツド15が第1図
示下方向にスライドし、リンク部材18の揺動中心である
ピン16の位置を移動させ、リンク部材18の回動範囲を変
移してやることにより、所望の布送り量が設定される。
この状態で、ミシン10を作動させると、上軸20の回転つ
まりミシン針(図示せず)の上下動に伴いカム21が回動
してロツド22を上下動させる。このロツド22の上方向の
スライドつまりミシン針の上方向の移動に同期してリン
ク部材17が第1図示時計方向に回動することにより、布
送り調整器18が作動し、送り歯が所定の送り量分だけ回
動して布を送る。このミシン10の作動に伴い、ステツピ
ングモータ32が作動し、第1アーム31及び第2アーム30
を所定角だけ回動させる。この第1アーム31及び第2ア
ーム30の回動は、ポテシオンからの信号により、ピン32
がレバー13の延在部13aと近接する位置までつまり第1
図示一点鎖線の位置までである。上記した布送り量で縫
製され、ミシン10の作動中に布端部を検知すると、その
信号により、ステツピングモータ32が作動し、第1アー
ム31及び第2アーム30が第1図示二点鎖線の位置まで回
動する。この第1アーム31及び第2アーム30の回動によ
り、ピン32が延在部13aと係合して押し、レバー13を第
1図示二点鎖線の位置まで第1図示時計方向に回動させ
る。これにより、ロツド15が下方向にスライドしてピン
16が移動し、布送り量が縫製に従つて徐々に変移してい
く。縫製が終りミシン10の作動が停止すると、ステツピ
ングンモータ25が上記した回転とは逆に回転し、センサ
37からの信号により、第1アーム31及び第2アーム30を
第1図示実線の位置まで復帰すると共にレバー13がスプ
リング23の付勢力により、カム面13dが先端部34aと当接
するまでつまり第1図示一点鎖線の位置まで復帰させ、
次の縫製作業の待機状態となる。上記したように、布送
り量を調整する際、レバー13の延在部13aと第1レバー3
1のピン31とは常に近接した状態となつているため、布
送り調整器18の作動開始タイミングは布送り量の調整量
に影響されることなく常に一定のタイミングで行われ
る。又、スプリング15により、バツクラツシユの発生を
防止することができるため、バツクラツシユの発生によ
る誤差及び異音がなく、確実に所定の布送り量に変更す
るこができ、且つ動力を円滑に伝達することができるの
で、ステツピングモータ25が無理な負荷がかかることが
ない。更に、第2アームとギヤ28との噛合部に埃等がつ
まつても、ステツピングモータ25がスライドして逃げる
ため、ギヤロツクに起因するモータの焼付け等がおこる
ことはない。
機枠に回動可能に装架されたレバー手段と、該レバー
手段と作用的に連結され前記レバー手段の回動量に応じ
て布送り量を増減する布送り調整器と、前記機枠に回動
可能に装架され且つ歯部を有し回動することにより前記
レバー手段と係合して前記レバー手段を回動させるアー
ム手段と、該アーム手段に伝達手段を介して噛合され且
つ前記機枠に前記噛合方向にスライド可能に装架されミ
シン始動後前記レバー手段の位置検出信号を受けて前記
アーム手段を前記位置検出信号に対応する角度だけ回動
させて前記レバー手段を前記アーム手段と当接寸前の位
置に位置させ前記ミシン駆動中布送り量補正信号を受け
前記アーム手段を前記補正信号に対応する角度だけ回動
させる駆動手段と、該駆動手段と前記機枠との間に配設
され前記駆動手段を常時噛合方向に付勢する付勢手段と
を有してミシンの布送り制御装置を構成したので、布送
り調整器の作動開始タイミングは布送り量の調整量に影
響されることなく常に一定のタイミングで行うことがで
きる。又、バツクラツシユの発生を防止することができ
るため、バツクラツシユによる誤差及び異音がなく、確
実に所定の布送り量に変更することができ、且つ動力を
円滑に伝達することができるので、ステッピングモータ
に無理な負荷がかかることがない。更に、アーム手段と
駆動手段との噛合部に埃等がつまつても、駆動手段がス
ライドして逃げるため、ギヤロツクに起因する駆動手段
の焼付け等を防止することができる。
手段と作用的に連結され前記レバー手段の回動量に応じ
て布送り量を増減する布送り調整器と、前記機枠に回動
可能に装架され且つ歯部を有し回動することにより前記
レバー手段と係合して前記レバー手段を回動させるアー
ム手段と、該アーム手段に伝達手段を介して噛合され且
つ前記機枠に前記噛合方向にスライド可能に装架されミ
シン始動後前記レバー手段の位置検出信号を受けて前記
アーム手段を前記位置検出信号に対応する角度だけ回動
させて前記レバー手段を前記アーム手段と当接寸前の位
置に位置させ前記ミシン駆動中布送り量補正信号を受け
前記アーム手段を前記補正信号に対応する角度だけ回動
させる駆動手段と、該駆動手段と前記機枠との間に配設
され前記駆動手段を常時噛合方向に付勢する付勢手段と
を有してミシンの布送り制御装置を構成したので、布送
り調整器の作動開始タイミングは布送り量の調整量に影
響されることなく常に一定のタイミングで行うことがで
きる。又、バツクラツシユの発生を防止することができ
るため、バツクラツシユによる誤差及び異音がなく、確
実に所定の布送り量に変更することができ、且つ動力を
円滑に伝達することができるので、ステッピングモータ
に無理な負荷がかかることがない。更に、アーム手段と
駆動手段との噛合部に埃等がつまつても、駆動手段がス
ライドして逃げるため、ギヤロツクに起因する駆動手段
の焼付け等を防止することができる。
第1図は本発明に係るミシンの断面図、第2図はその側
面図である。 11……機枠, 13……レバー(レバー手段), 17……布送り調整器, 25……ステツピングモータ(駆動手段), 28……ギヤ(伝達手段), 30……第1アーム(アーム手段), 31……第2アーム(アーム手段), 33……スプリング(付勢手段)。
面図である。 11……機枠, 13……レバー(レバー手段), 17……布送り調整器, 25……ステツピングモータ(駆動手段), 28……ギヤ(伝達手段), 30……第1アーム(アーム手段), 31……第2アーム(アーム手段), 33……スプリング(付勢手段)。
Claims (1)
- 【請求項1】機枠に回動可能に装架されたレバー手段
と、該レバー手段と作用的に連結され前記レバー手段の
回動量に応じて布送り量を増減する布送り調整器と、前
記機枠に回動可能に装架され且つ歯部を有し回動するこ
とにより前記レバー手段と係合して前記レバー手段を回
動させるアーム手段と、該アーム手段に伝達手段を介し
て噛合され且つ前記器枠に前記噛合方向にスレイド可能
に装架されミシン始動後前記レバー手段の位置検出信号
を受けて前記アーム手段を前記位置検出信号に対応する
角度だけ回動させて前記レバー手段を前記アーム手段と
当接寸前の位置に位置させ前記ミシン駆動中布送り量補
正信号を受け前記アーム手段を前記補正信号に対応する
角度だけ回動させる駆動手段と、該駆動手段と前記器枠
との間に配設され前記駆動手段を常時噛合方向に付勢す
る付勢手段とを有するミシンの布送り制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15591088A JP2638938B2 (ja) | 1988-06-23 | 1988-06-23 | ミシンの布送り制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15591088A JP2638938B2 (ja) | 1988-06-23 | 1988-06-23 | ミシンの布送り制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01320083A JPH01320083A (ja) | 1989-12-26 |
JP2638938B2 true JP2638938B2 (ja) | 1997-08-06 |
Family
ID=15616184
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15591088A Expired - Lifetime JP2638938B2 (ja) | 1988-06-23 | 1988-06-23 | ミシンの布送り制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2638938B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020162656A (ja) * | 2019-03-28 | 2020-10-08 | ブラザー工業株式会社 | ミシン |
-
1988
- 1988-06-23 JP JP15591088A patent/JP2638938B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01320083A (ja) | 1989-12-26 |
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