JPS628829A - 自動車のドア構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ３、発明の詳細な説明 ａ、産業上の利用分野 本発明は自動車のドア構造に係り、詳しくはドアインナ
ーパネルの側部周縁に沿ってウェザストリップを密着す
るようにした自動車のドア構造に関する。

ｂ、従来の技術 従来より自動車用ドアのインナーパネルには、外部から
の水や埃の侵入を防止するためにその側部全周縁に沿っ
てドアシール用ウェザストリップが取付けられている。

この種のウェザストリップが取付けられるドア構造とし
て、例えば第３図に示すものがある。すなわち、車体側
部を構成するボディパネル５０はアウターパネル５１と
インナーパネル５２とからなり、このボディパネル５０
の所定箇所にはドア用開口５３が設けられている。ドア
用開口５３には一端がボディパネル５０にヒンジ結合さ
れたドア５４が取付けられており、ドア５４はアウター
パネル５５とインナーパネル５６とからなる。そしてド
ア５４は、これらパネル５５．５６の周縁部をヘミング
加工して結合することによって形成されている。

またドア用開口５３に面するボディアウターパネル５１
には、外側方向に臨む複数の段部５７が設けられ、この
段部５７に対応してドアインナーパネル５６に段部５８
が設けられている。ドアインナーパネル５６の段部５８
には、ウェザストリップ５９がクリップ６０によって取
付けられており、このウェザストリップ５９はドア５４
の閉扉時にボディアウターパネル５１の段部５７に当接
するようになっている。

Ｃ０発明が解決しようとする問題点 従来の自動車のドア構造は上述Ｑ如く構成されているの
で、次のような問題点が指摘されている。

すなわち、ドア５４を構成するアウターパネル５５とイ
ンナーパネル５６との結合部５４ａがヘミング加工にて
形成され、しかもボディアウターパネル５１とドアアウ
ターパネル５４とが互いに面一でなければならない。そ
のため、上記結合部５４ａの寸法が長くなり、かつこれ
に対応してボディアウターパネル５１も形成しなければ
ならないので、ドア５４を開扉したときのドア用開口５
３が狭くなり、特に小型自動車の場合、乗員の乗降に支
障が生じていた。

本発明はこのような実状に鑑みてなされたものであって
、その目的は、上述の如き問題点を解消し得る自動車の
ドア構造を提供することにある。

４、問題点を解決するための手段 上記目的を達成するため、本発明においては、自動車の
ボディパネルのドア用開口に一端がヒンジ結合されたド
アを取付け、該ドアを合成樹脂にて形成するとともに、
前記ドアのインナーパネルの周縁部を内側に折曲げてフ
ランジ部を形成し、かつ前記ドア用開口に面するボディ
パネルに外側方向に臨む段部を設け、前記フランジ部に
ウェザストリップを装着して、ドア閉扉時に該ウェザス
トリップを前記ボディパネルの段部に当接せしめるよう
にしている。

以下、本発明を図示の実施例に基いて詳細に説明する。

第１図および第２図は本発明の一実施例を示すもので、
図において、ｌは車体、２は車体１の側部を構成するボ
ディパネル、３はボディパネル２に設けられたドア用開
口、４はヒンジ５によって一端がボディパネル２に回動
可能に取付けられたドア、６はドア４のシール用ウェザ
ストリップである。そして上記ドア用開口３側における
ボディパネル２には、外側方向に臨む一段の段部７が形
成されている。

また、上記ドア４は合成樹脂によって形成され、アウタ
ーパネル８とそれに固着されたインナーパネル９とから
なっている。アウターパネル８およびインナーパネル９
の周縁部はともに内側に折曲げられ、それぞれフランジ
部１０．１１が形成されている。なお、ヒンジ５側にお
けるアウターパネル８のフランジ部ＩＯには切欠き１２
が設けられており、この切欠き１２を介してヒンジ５の
インナ−パネル９側取付部５ａがアウターパネル８を挿
通し得るようになっている。

一方、上記ウェザストリップ６は、例えばスポンジゴム
からなる押出し成形品であって、取付部１３にシール部
１４が一体的に設けられている。ウェザストリップ６は
取付部１３においてインナーパネル９に取付けられてお
り、取付部１３にはフランジ部１１を収納挟持するため
の凹溝１５が形成されるとともに、この凹溝１５に沿っ
て芯金１６が補強材として埋設されている。なお、シー
ル部１４は弾力性を高めるため薄肉管状に形成され、こ
れによって高いシール性を得るようになっている。

上述した本発明のドアは、慣用のごとくヒンジ５を回動
軸として開閉するが、これを閉じると、第２図のごと（
、シール部１４が段部７に密接し、ドア内外の水密性が
保たれる。

以上、本発明の実施例につき述べたが、本発明は既述の
実施例に限定されるものではなく、本発明の技術的思想
に基いて各種の変形および変更が可能である。

ｅ０発明の効果 上述の如く、本発明に係る自動車のドア構造は、樹脂−
ドアのインナーパネルの周端部を内側に折曲げてフラン
ジ部を形成し、該フランジ部にウェザストリップを装着
して、ドア閉扉時に上記ウェザストリップをボディパネ
ルの段部に当接せしめるようにしたので、ドアを構成す
るアウターパネルとインナーパネルとの端部結合にヘミ
ング加工する必要がなく、結合端部の外観処理が容易と
なり、良好な作業性を得ることができる。

また、ドアシール用のウェザストリップは、従来に比べ
てより一層ボディパネル側およびドア外側の箇所に装着
することが可能となるので、ドア開扉時の乗降口が広く
なり、乗員の乗降が容易となるとともに、雨水等の浅水
を確実に防止することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は本発明に係る自動車のドア構造の
一実施例を示すものであって、第１図はドアを開いた状
態の自動車の斜視図、第２図は第１図におけるドアを閉
じたときのＡ−Ａ線断面図、第３図は従来の自動車のド
ア構造を適用した水平断面図である。 １・・・車体、　　　　　　２・・・ボディパネル、３
・・・ドア用開口、　　　　４・・・ドア、５・・・ヒ
ンジ、　　　　　　６・・・ウェザストリップ、７・・
・段部、　　　　　　８・・・アウターパネル、９・・
・インナーパネル、　１１・・・フランジ部。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 自動車のボディパネルのドア用開口に一端がヒンジ結合
   されたドアを取付け、該ドアを合成樹脂にて形成すると
   ともに、前記ドアのインナーパネルの周端部を内側に折
   曲げてフランジ部を形成し、かつ前記ドア用開口に面す
   るボディパネルに外側方向に臨む段部を設け、前記フラ
   ンジ部にウェザストリップを装着して、ドア閉扉時に該
   ウェザストリップを前記ボディパネルの段部に当接せし
   めるようにしたことを特徴とする自動車のドア構造。