JPS6284713A - セラミツクス・フライパン - Google Patents
セラミツクス・フライパンInfo
- Publication number
- JPS6284713A JPS6284713A JP22731585A JP22731585A JPS6284713A JP S6284713 A JPS6284713 A JP S6284713A JP 22731585 A JP22731585 A JP 22731585A JP 22731585 A JP22731585 A JP 22731585A JP S6284713 A JPS6284713 A JP S6284713A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ceramic
- frying pan
- temperature
- ceramics
- far
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Cookers (AREA)
- Frying-Pans Or Fryers (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、野菜、肉、めん類等を輻射エネルギーにより
加熱・昇温するセラミックス・フライパンに関し、ムラ
イト等の遠赤外域の放射特性の優れたセラミックでフラ
イパンを作製するものである。
加熱・昇温するセラミックス・フライパンに関し、ムラ
イト等の遠赤外域の放射特性の優れたセラミックでフラ
イパンを作製するものである。
現在の鉄製フライパンは熱の伝導により野菜・肉等を加
熱するため、高温のフライパンに接触する個所のみが品
部的VR況へれ六−角肉を・滌(時には−この高温のフ
ライパンに接触した球状蛋白質が熱分解し、フライパン
に凝着する。この熱凝着現象は温度が50°Cから12
0°Cへと上昇するに応じて盛んになる。通常は食用油
を用いて凝着を防止している。野菜、肉類、めん類等の
上手な料理法は、それらの品温を必要以上に上げること
なく可及的短時間に焼いたり、炒めると言われており、
熱の伝導を主にしたフライパンによる調理には限界があ
る。本発明は、輻射を主にしたフライパンによる調理を
可能にするもので、以下図面に基づいて詳しく説明する
。
熱するため、高温のフライパンに接触する個所のみが品
部的VR況へれ六−角肉を・滌(時には−この高温のフ
ライパンに接触した球状蛋白質が熱分解し、フライパン
に凝着する。この熱凝着現象は温度が50°Cから12
0°Cへと上昇するに応じて盛んになる。通常は食用油
を用いて凝着を防止している。野菜、肉類、めん類等の
上手な料理法は、それらの品温を必要以上に上げること
なく可及的短時間に焼いたり、炒めると言われており、
熱の伝導を主にしたフライパンによる調理には限界があ
る。本発明は、輻射を主にしたフライパンによる調理を
可能にするもので、以下図面に基づいて詳しく説明する
。
化学的に高純度で均一な微粉末を粉砕や合成法等によシ
調製し、熱可塑性樹脂等で混疎し、射出成形により成形
し、■200°C程度で焼成してセラミックス・フライ
パン(1)を作製する。射出成形法とは、通常のプラス
チックの成形と同じであり、成形品はまず樹脂が加熱分
解し、さらにセラミックが焼結して緻密な焼結体になる
。微粉末として、アルミナ(A4203)、マグネシア
(Mho)、ジルコニア(ZrO2)、あるいはこれら
の複合体、のように遠赤外線の放射特性の優れたセラミ
ックが採用される。酸化アルミニウムと酸化ケイ素の複
合体であるムライト(3A1203・2SiO2)の遠
赤外域放射特性は、第2図に示す如く実線(5)のスペ
クトル分布を有し、二点鎖線(B)のアルミナ、点線(
C)のジルコニア、一点鎖線■)のマグネシアよシも、
その放射率は黒体に近い値を採る。各セラミックのスペ
クトル分布は表面温度が300°Cから5000Cに昇
温しでも変化しない。通常の赤外線ランプや石英管ヒー
タは3μm以上の長波長域では著るしく放射率が低下す
るのに対し、上記セラミックは第2図のように長波長域
(遠赤外域)で優れた放射率を発揮する。
調製し、熱可塑性樹脂等で混疎し、射出成形により成形
し、■200°C程度で焼成してセラミックス・フライ
パン(1)を作製する。射出成形法とは、通常のプラス
チックの成形と同じであり、成形品はまず樹脂が加熱分
解し、さらにセラミックが焼結して緻密な焼結体になる
。微粉末として、アルミナ(A4203)、マグネシア
(Mho)、ジルコニア(ZrO2)、あるいはこれら
の複合体、のように遠赤外線の放射特性の優れたセラミ
ックが採用される。酸化アルミニウムと酸化ケイ素の複
合体であるムライト(3A1203・2SiO2)の遠
赤外域放射特性は、第2図に示す如く実線(5)のスペ
クトル分布を有し、二点鎖線(B)のアルミナ、点線(
C)のジルコニア、一点鎖線■)のマグネシアよシも、
その放射率は黒体に近い値を採る。各セラミックのスペ
クトル分布は表面温度が300°Cから5000Cに昇
温しでも変化しない。通常の赤外線ランプや石英管ヒー
タは3μm以上の長波長域では著るしく放射率が低下す
るのに対し、上記セラミックは第2図のように長波長域
(遠赤外域)で優れた放射率を発揮する。
各セラミック粉末は1μm以下が好ましく、焼結時の粒
成長と気泡の発生を阻止すべく種々の添加剤が組織制御
に基づいて加えられ、微細で緻密な均一組織が得られる
。
成長と気泡の発生を阻止すべく種々の添加剤が組織制御
に基づいて加えられ、微細で緻密な均一組織が得られる
。
第3図はコーンスターチ等の赤外域吸収特性であり、3
μm以上の遠赤外域での吸収率が高いことが認められる
。野菜、飯、肉類、めん類等の吸収特性もほぼ同じ分布
を呈すると言われている。ムライトを素材とするセラミ
ックス・フライパン(1)の放射特性は第2図の実線(
4)のように黒体に近く、表面より放射される遠赤外域
の輻射エネルギーは極めて大きい。したがって、加熱さ
れたフライパン(1)に載置される肉や野菜等は、フラ
イパン(Llからの熱の伝導や対流よりも、輻射熱で直
接加熱され、且つ、その表面だけでなくその内部まで均
一に熱せられる。
μm以上の遠赤外域での吸収率が高いことが認められる
。野菜、飯、肉類、めん類等の吸収特性もほぼ同じ分布
を呈すると言われている。ムライトを素材とするセラミ
ックス・フライパン(1)の放射特性は第2図の実線(
4)のように黒体に近く、表面より放射される遠赤外域
の輻射エネルギーは極めて大きい。したがって、加熱さ
れたフライパン(1)に載置される肉や野菜等は、フラ
イパン(Llからの熱の伝導や対流よりも、輻射熱で直
接加熱され、且つ、その表面だけでなくその内部まで均
一に熱せられる。
熱伝導や対流を主にする従来のフライパンでは、フライ
パンに接触する部分のみがまず高温に加熱されるために
、表面と内部との温度差が大きく、蛋白質やビタミン類
の熱分解を促進し、局部加熱による発煙や熱凝着を招い
ているが、本発明のセラミックス・フライパン(1)は
、肉や野菜等を可及的低温でその表面と内部を均一に加
熱処理する。熱凝着現象が生じない許シか瞬時に被体表
面に薄い皮膜を作成し風味を保存する。この皮膜形成に
より従来のように風味保存のための食塩を使用する必要
がなくなった。ムライトからなるセラミックス・フライ
パン(1)と従来の金属性フライパンを用いて肉や野菜
を加熱処理した実験結果を第1表に示す。
パンに接触する部分のみがまず高温に加熱されるために
、表面と内部との温度差が大きく、蛋白質やビタミン類
の熱分解を促進し、局部加熱による発煙や熱凝着を招い
ているが、本発明のセラミックス・フライパン(1)は
、肉や野菜等を可及的低温でその表面と内部を均一に加
熱処理する。熱凝着現象が生じない許シか瞬時に被体表
面に薄い皮膜を作成し風味を保存する。この皮膜形成に
より従来のように風味保存のための食塩を使用する必要
がなくなった。ムライトからなるセラミックス・フライ
パン(1)と従来の金属性フライパンを用いて肉や野菜
を加熱処理した実験結果を第1表に示す。
第 1 表
遠赤外域の輻射エネルギーによる加熱を主体にするセラ
ミックス・フライパン(1)では、品温か従来フライノ
くンよりも5〜lO°Cも低くて済むことが理解される
。低温で済むことはその分、水分の蒸発や熱分解を抑制
し、香りや風味を保存しえる。
ミックス・フライパン(1)では、品温か従来フライノ
くンよりも5〜lO°Cも低くて済むことが理解される
。低温で済むことはその分、水分の蒸発や熱分解を抑制
し、香りや風味を保存しえる。
以上のように、本発明はアルミナ系セラミックやマグネ
シア系セラミックあるいはジルコニア系セラミックのよ
うな、遠赤外線放射特性の優れたセラミックを成型・加
工してフライパンを作製したため、輻射エネルギーが効
率良く肉や野菜に吸収されて内部まで均一に加熱され、
可及的低温で料理することができる。特に、めん類、飯
、野菜の料理には、表面と内部の温度差が小さく低温処
理しえることが必要であるが、輻射熱を主体にするセラ
ミックス・フライパン(1)ではこれが可能になり、短
時間の昇温とその温度調節の容易さと相俟って、料理効
率を向上させることができる◎
シア系セラミックあるいはジルコニア系セラミックのよ
うな、遠赤外線放射特性の優れたセラミックを成型・加
工してフライパンを作製したため、輻射エネルギーが効
率良く肉や野菜に吸収されて内部まで均一に加熱され、
可及的低温で料理することができる。特に、めん類、飯
、野菜の料理には、表面と内部の温度差が小さく低温処
理しえることが必要であるが、輻射熱を主体にするセラ
ミックス・フライパン(1)ではこれが可能になり、短
時間の昇温とその温度調節の容易さと相俟って、料理効
率を向上させることができる◎
図面は本発明実施の一例を示すものにして、第1図は一
部切欠き正面図、第2図はアルミナやマグネシア等の遠
赤外線放射スペクトル分布図、第3図はコーンスターチ
等の遠赤外線吸収スペクトル分布図であ友。
部切欠き正面図、第2図はアルミナやマグネシア等の遠
赤外線放射スペクトル分布図、第3図はコーンスターチ
等の遠赤外線吸収スペクトル分布図であ友。
Claims (2)
- (1)アルミナ系セラミックやマグネシア系セラミック
あるいはジルコニア系セラミックのような、遠赤外線放
射特性の優れたセラミックを成型・加工してなる、セラ
ミックス・フライパン。 - (2)酸化アルミニウムと酸化ケイ素の複合体であるム
ライトを素材とする、特許請求の範囲第1項記載のセラ
ミックス・フライパン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22731585A JPS6284713A (ja) | 1985-10-11 | 1985-10-11 | セラミツクス・フライパン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22731585A JPS6284713A (ja) | 1985-10-11 | 1985-10-11 | セラミツクス・フライパン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6284713A true JPS6284713A (ja) | 1987-04-18 |
Family
ID=16858874
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22731585A Pending JPS6284713A (ja) | 1985-10-11 | 1985-10-11 | セラミツクス・フライパン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6284713A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63158239U (ja) * | 1987-04-03 | 1988-10-17 | ||
JPH0212333U (ja) * | 1988-07-05 | 1990-01-25 | ||
US8988882B2 (en) | 2009-03-27 | 2015-03-24 | Molex Japan Co., Ltd. | Heat sink package and method of manufacturing |
-
1985
- 1985-10-11 JP JP22731585A patent/JPS6284713A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63158239U (ja) * | 1987-04-03 | 1988-10-17 | ||
JPH0212333U (ja) * | 1988-07-05 | 1990-01-25 | ||
US8988882B2 (en) | 2009-03-27 | 2015-03-24 | Molex Japan Co., Ltd. | Heat sink package and method of manufacturing |
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