JPS6284712A - セラミツクス鍋 - Google Patents
セラミツクス鍋Info
- Publication number
- JPS6284712A JPS6284712A JP22731485A JP22731485A JPS6284712A JP S6284712 A JPS6284712 A JP S6284712A JP 22731485 A JP22731485 A JP 22731485A JP 22731485 A JP22731485 A JP 22731485A JP S6284712 A JPS6284712 A JP S6284712A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pot
- ceramic
- temperature
- ceramics
- far
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Cookers (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、煮物の赤外吸収特性に適った遠赤外線を放射
するセラミックス鍋に関し、アルミナ、マグネシア、そ
してジルコニア系セラミックを成型・焼成したものであ
る。
するセラミックス鍋に関し、アルミナ、マグネシア、そ
してジルコニア系セラミックを成型・焼成したものであ
る。
煮物等を鍋で煮る時の鍋に要求される条件は、所定の温
度に短時間で昇温し、望む温度が自由に調節でき、更に
鍋内の温度分布が均一であると言われている。この条件
に近い値を示しているのがアルミ鍋であるが、火床から
の熱伝達が伝導と対流を主にするため満足しているとは
言えない。アルミ鍋を含めて従来の鍋は激しい気泡を伴
なった対流が生じ、鍋内の温度分布を不均一にしている
。伝導と対流は煮物を昇温・加熱するのに間接的な方法
であり、輻射による直接加熱を可能にする鍋への要求が
高まってきた。本発明はこれに答えて案出されたもので
、煮物の赤外吸収特性と、これに適った放射特性を有す
るセラミックの探求と試作により始めて実用に耐えるセ
ラミックス鍋を提供する。以下図面に基づいて詳しく説
明する。
度に短時間で昇温し、望む温度が自由に調節でき、更に
鍋内の温度分布が均一であると言われている。この条件
に近い値を示しているのがアルミ鍋であるが、火床から
の熱伝達が伝導と対流を主にするため満足しているとは
言えない。アルミ鍋を含めて従来の鍋は激しい気泡を伴
なった対流が生じ、鍋内の温度分布を不均一にしている
。伝導と対流は煮物を昇温・加熱するのに間接的な方法
であり、輻射による直接加熱を可能にする鍋への要求が
高まってきた。本発明はこれに答えて案出されたもので
、煮物の赤外吸収特性と、これに適った放射特性を有す
るセラミックの探求と試作により始めて実用に耐えるセ
ラミックス鍋を提供する。以下図面に基づいて詳しく説
明する。
化学的に高純度で均一な微粉末を合成法や粉砕等により
調製し、熱可塑性樹脂等で混練し、射出成形により成型
し、１２００°Ｃ程度で焼成してセラミックス鍋（１）
を製造する。射出成形法とは、通常のプラスチックの成
形と同じであシ、成形品はまず樹脂が加熱分解し、さら
にセラミックスが焼結して緻密な焼結体になる。微粉末
として、アルミナ（Ａｔ２０３）、マグネシア（Ｍ２Ｏ
）、ジルフェア（Ｚｒ０２）、あるいはこれらの複合体
、のように遠赤外線の放射特性の優れたセラミックが採
用される。
調製し、熱可塑性樹脂等で混練し、射出成形により成型
し、１２００°Ｃ程度で焼成してセラミックス鍋（１）
を製造する。射出成形法とは、通常のプラスチックの成
形と同じであシ、成形品はまず樹脂が加熱分解し、さら
にセラミックスが焼結して緻密な焼結体になる。微粉末
として、アルミナ（Ａｔ２０３）、マグネシア（Ｍ２Ｏ
）、ジルフェア（Ｚｒ０２）、あるいはこれらの複合体
、のように遠赤外線の放射特性の優れたセラミックが採
用される。
アルミナと酸化ケイ素の複合体であるムライト（３Ａｔ
２０３・２Ｓ１０□）の放射特性は、第２図に示す如く
、実線（４）のスペクトル分布を有し、二点鎖線（Ｂ）
のアルミナ、点線（Ｃ）のジルコニア、一点鎖線■）の
マグネシアよりも、その放射率は黒体に近い値を採る。
２０３・２Ｓ１０□）の放射特性は、第２図に示す如く
、実線（４）のスペクトル分布を有し、二点鎖線（Ｂ）
のアルミナ、点線（Ｃ）のジルコニア、一点鎖線■）の
マグネシアよりも、その放射率は黒体に近い値を採る。
各セラミックのスペクトル分布は表面温度が３００°Ｃ
から５００°Ｃに昇温しでも変化しない。通常の赤外線
ランプや石英管ヒーターは３μｍ以上の長波長域では著
るしく放射率が低下するのに対し、上記セラミックは第
２図のように長波長域（遠赤外域）で優れた放射率を発
揮する。各セラミック粉末は１μｍ以下が好ましく、焼
結時の粒成長と気泡の発生を阻止すべく種々の添加剤が
組織制御に基づいて加えられ、微細で緻密な均一組織が
得られる。
から５００°Ｃに昇温しでも変化しない。通常の赤外線
ランプや石英管ヒーターは３μｍ以上の長波長域では著
るしく放射率が低下するのに対し、上記セラミックは第
２図のように長波長域（遠赤外域）で優れた放射率を発
揮する。各セラミック粉末は１μｍ以下が好ましく、焼
結時の粒成長と気泡の発生を阻止すべく種々の添加剤が
組織制御に基づいて加えられ、微細で緻密な均一組織が
得られる。
次に作用について説明する。煮鍋としてセラミックス鍋
（１）を火床に載置すると、遠赤外域の輻射エネルギー
によシ鍋内の温度は、短時間で所定値に達し且つ均一分
布となる。伝導と対流による熱伝達を主とする従来の鍋
に較べ、全んどが輻射であるため、煮物は直接加熱され
、その内部まで素早く均等に加熱される。煮物の表面の
みが加熱されただけでは不充分であり、その内部も同じ
ように加熱され、かつその加熱に要する所要時間が短か
いことが料理の真髄である。煮物の温度（品温と称す）
を上げるのに要する所要時間をアルミ鍋と比較した実験
例が第１表である。
（１）を火床に載置すると、遠赤外域の輻射エネルギー
によシ鍋内の温度は、短時間で所定値に達し且つ均一分
布となる。伝導と対流による熱伝達を主とする従来の鍋
に較べ、全んどが輻射であるため、煮物は直接加熱され
、その内部まで素早く均等に加熱される。煮物の表面の
みが加熱されただけでは不充分であり、その内部も同じ
ように加熱され、かつその加熱に要する所要時間が短か
いことが料理の真髄である。煮物の温度（品温と称す）
を上げるのに要する所要時間をアルミ鍋と比較した実験
例が第１表である。
第１表
この実験例に使用したセラミックス鍋（１）はムライト
を素材とするもので、ジャガイモは３５闘角である。ジ
ャガイモの品温を９３°Ｃに上昇させるのに、セラミッ
クス鍋（１）ではアルミ鍋よりも５分間も短縮でき、香
シや味はその分保存される。第３図はコーンスターチ等
の遠赤外線吸収スペクトルであり、煮物の多くは３μｍ
以上の長波長領域の吸収率が高い。したがって、セラミ
ックス鍋（１１よシ輻射される遠赤外領域の輻射エネル
ギーは効率良く、ジャガイモ等の煮物に吸収され、表面
のみならず内部も急速に昇温する。
を素材とするもので、ジャガイモは３５闘角である。ジ
ャガイモの品温を９３°Ｃに上昇させるのに、セラミッ
クス鍋（１）ではアルミ鍋よりも５分間も短縮でき、香
シや味はその分保存される。第３図はコーンスターチ等
の遠赤外線吸収スペクトルであり、煮物の多くは３μｍ
以上の長波長領域の吸収率が高い。したがって、セラミ
ックス鍋（１１よシ輻射される遠赤外領域の輻射エネル
ギーは効率良く、ジャガイモ等の煮物に吸収され、表面
のみならず内部も急速に昇温する。
次に鍋内の温度分布を調べて見よう。第２表は同一形状
のアルミ鍋とムライトからなるセラミックス鍋（１）内
のａ点（上端より １０ ｔｍ ）とｂ点（下端より１
０關）の温度変化を表したものである。
のアルミ鍋とムライトからなるセラミックス鍋（１）内
のａ点（上端より １０ ｔｍ ）とｂ点（下端より１
０關）の温度変化を表したものである。
この表によりセラミックス鍋（１）では温度分布が均一
であることが豆証された。対流を伴なう従来のアルミ鍋
に較べ、輻射を主とする熱伝達のセラミックス鍋（１１
では、鍋内が均一に加熱される。
であることが豆証された。対流を伴なう従来のアルミ鍋
に較べ、輻射を主とする熱伝達のセラミックス鍋（１１
では、鍋内が均一に加熱される。
要するに本発明は、アルミ系セラミックやマグネシア系
セラミックあるいはジルコニア系セラミックのような遠
赤外線放射特性の優れたセラミックを成型・加工して鍋
を作製するため、鍋内の温度分布を均一に、かつ短時間
で所定温度に昇温することができる。また、鍋内均一温
度分布と昇温時間の短縮化により鍋内の温度を自由に調
節でき、風味を損なわない美味しい料理を可能にする。
セラミックあるいはジルコニア系セラミックのような遠
赤外線放射特性の優れたセラミックを成型・加工して鍋
を作製するため、鍋内の温度分布を均一に、かつ短時間
で所定温度に昇温することができる。また、鍋内均一温
度分布と昇温時間の短縮化により鍋内の温度を自由に調
節でき、風味を損なわない美味しい料理を可能にする。
図面は本発明実施の一例を示すものにして、第１図は一
部切欠き正面図、第２図はアルミナやマグネシア等の遠
赤外線放射スペクトル分布図、第３図はコーンスターチ
等の遠赤外線吸収スペクトル分布図である。
部切欠き正面図、第２図はアルミナやマグネシア等の遠
赤外線放射スペクトル分布図、第３図はコーンスターチ
等の遠赤外線吸収スペクトル分布図である。
Claims (2)
- （１）アルミナ系セラミックやマグネシア系セラミック
あるいはジルコニア系セラミックのような、遠赤外線放
射特性の優れたセラミックを成型・加工してなる、セラ
ミックス鍋。 - （２）酸化アルミニュームと酸化ケイ素の複合体である
ムライトを採用する、特許請求の範囲第１項記載のセラ
ミックス鍋。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22731485A JPS6284712A (ja) | 1985-10-11 | 1985-10-11 | セラミツクス鍋 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22731485A JPS6284712A (ja) | 1985-10-11 | 1985-10-11 | セラミツクス鍋 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6284712A true JPS6284712A (ja) | 1987-04-18 |
Family
ID=16858858
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22731485A Pending JPS6284712A (ja) | 1985-10-11 | 1985-10-11 | セラミツクス鍋 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6284712A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6376223U (ja) * | 1986-11-07 | 1988-05-20 | ||
| JPS63158226U (ja) * | 1987-04-03 | 1988-10-17 |
-
1985
- 1985-10-11 JP JP22731485A patent/JPS6284712A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6376223U (ja) * | 1986-11-07 | 1988-05-20 | ||
| JPS63158226U (ja) * | 1987-04-03 | 1988-10-17 |
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