JPS628470Y2 - - Google Patents
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- JPS628470Y2 JPS628470Y2 JP1979087527U JP8752779U JPS628470Y2 JP S628470 Y2 JPS628470 Y2 JP S628470Y2 JP 1979087527 U JP1979087527 U JP 1979087527U JP 8752779 U JP8752779 U JP 8752779U JP S628470 Y2 JPS628470 Y2 JP S628470Y2
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- JP
- Japan
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- diaphragm
- pressure
- center
- section
- cross
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Links
- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims description 12
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 6
- 238000005192 partition Methods 0.000 claims description 3
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 4
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 4
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- 238000000746 purification Methods 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G05—CONTROLLING; REGULATING
- G05D—SYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
- G05D16/00—Control of fluid pressure
- G05D16/20—Control of fluid pressure characterised by the use of electric means
- G05D16/2093—Control of fluid pressure characterised by the use of electric means with combination of electric and non-electric auxiliary power
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Fluid Mechanics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Automation & Control Theory (AREA)
- Fluid-Driven Valves (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、機関排気系に2次空気を供給して排
気ガス中の有害成分を除去するときに用いられる
2次空気制御弁等として用いられる流体制御弁に
関するものである。
気ガス中の有害成分を除去するときに用いられる
2次空気制御弁等として用いられる流体制御弁に
関するものである。
従来、自動車の排気浄化においては、機関排気
ガス中に2次空気を供給して排気ガス中の有害成
分を除去する方法がとられており、その2次空気
量を適切に保つため、必要に応じて2次空気制御
弁にて空気の供給を停止したり、供給量を制限し
ている。その際、一般には2次空気制御弁にダイ
ヤフラムを用いて2次空気が必要なときには機関
の吸気管負圧をダイヤフラムの圧力室に印加して
弁を駆動し、空気通路を開けることにより2次空
気を供給し、不必要なときには前記圧力室に大気
圧を供給し、ばねの力を利用して弁を駆動し、空
気通路を閉め、空気供給を停止していた。
ガス中に2次空気を供給して排気ガス中の有害成
分を除去する方法がとられており、その2次空気
量を適切に保つため、必要に応じて2次空気制御
弁にて空気の供給を停止したり、供給量を制限し
ている。その際、一般には2次空気制御弁にダイ
ヤフラムを用いて2次空気が必要なときには機関
の吸気管負圧をダイヤフラムの圧力室に印加して
弁を駆動し、空気通路を開けることにより2次空
気を供給し、不必要なときには前記圧力室に大気
圧を供給し、ばねの力を利用して弁を駆動し、空
気通路を閉め、空気供給を停止していた。
しかしながら、上記のような2次空気制御弁で
は、例えば機関高負荷時には吸気管負圧が不足
し、ばねに打勝つて弁を駆動し得るに足る力が出
なかつたり、あるいは機関が高地で使用される場
合等には空気密度が低下して、吸気管負圧が低下
し、弁の駆動に支障をきたす等の問題があり、か
つまた弁の駆動を速かに実施する必要がある場合
も、ダイヤフラムの圧力室に印加する負圧がばね
に打勝つに足りる圧力に達するまでに時間遅れが
あり、排気浄化の点で不都合があつた。また、第
2図に示すごとく、ハウジング21′とカバー1
6′にダイヤフラム15′の周縁を挾持し、かつそ
の中央部に弁軸23′を取り付けて、保持板1
7′,18′により固定した従来周知の流体制御弁
においては、破線で示すようなダイヤフラムの逆
転(反転)が発生して、ダイヤフラムの耐久寿命
を著しく阻害していた。
は、例えば機関高負荷時には吸気管負圧が不足
し、ばねに打勝つて弁を駆動し得るに足る力が出
なかつたり、あるいは機関が高地で使用される場
合等には空気密度が低下して、吸気管負圧が低下
し、弁の駆動に支障をきたす等の問題があり、か
つまた弁の駆動を速かに実施する必要がある場合
も、ダイヤフラムの圧力室に印加する負圧がばね
に打勝つに足りる圧力に達するまでに時間遅れが
あり、排気浄化の点で不都合があつた。また、第
2図に示すごとく、ハウジング21′とカバー1
6′にダイヤフラム15′の周縁を挾持し、かつそ
の中央部に弁軸23′を取り付けて、保持板1
7′,18′により固定した従来周知の流体制御弁
においては、破線で示すようなダイヤフラムの逆
転(反転)が発生して、ダイヤフラムの耐久寿命
を著しく阻害していた。
本考案は、上記の不都合を解消するために、2
次空気制御弁等の流体制御弁において、ばねを廃
止し、かつダイヤフラム両面の圧力が反転するダ
イヤフラムを隔壁とする2つの圧力室を形成し
て、弁の開放時および閉塞時のいづれの場合でも
吸気負圧を利用して弁を駆動させることにより負
圧が小さくても弁を作動させることができまたダ
イヤフラムの周縁を挾持するハウジングとカバー
の各々の内径およびダイヤフラムの中央部を挾持
する2つの保持板の各々の外径をそれぞれ異なら
せ、カバーまたはハウジングのいづれかと保持板
の一方とを断面がRを有する形状にしてダイヤフ
ラムを自由状態で波形に形成することによりダイ
ヤフラムの反転を生じさせないような小型で軽量
の簡単な構造の流体制御弁を提供することを目的
とするものである。
次空気制御弁等の流体制御弁において、ばねを廃
止し、かつダイヤフラム両面の圧力が反転するダ
イヤフラムを隔壁とする2つの圧力室を形成し
て、弁の開放時および閉塞時のいづれの場合でも
吸気負圧を利用して弁を駆動させることにより負
圧が小さくても弁を作動させることができまたダ
イヤフラムの周縁を挾持するハウジングとカバー
の各々の内径およびダイヤフラムの中央部を挾持
する2つの保持板の各々の外径をそれぞれ異なら
せ、カバーまたはハウジングのいづれかと保持板
の一方とを断面がRを有する形状にしてダイヤフ
ラムを自由状態で波形に形成することによりダイ
ヤフラムの反転を生じさせないような小型で軽量
の簡単な構造の流体制御弁を提供することを目的
とするものである。
以下本考案を図に示す実施例について説明す
る。第1図において、1は2次空気制御弁であつ
て、エアポンプ3が吐出する空気を流入孔10か
ら弁22により逃し孔12または機関2の排気系
8へ2次空気として噴射させる噴射孔11へ切替
えることができる。前記弁22を作動する軸23
は、ハウジング21の軸受24により軸方向に移
動可能であり、その一端にダイヤフラム15を保
持板17,18と共に固定している。ダイヤフラ
ム15の周縁は、ハウジング21とカバー16で
挾持され、これらによりダイヤフラム15の両側
に圧力室19と20が形成される。一方の圧力室
19を形成するカバー16には圧力導入パイプ1
3が取り付けられ、他方の圧力室20を形成する
ハウジング21においては、圧力導入パイプ14
が取り付けられ、軸23の部分がベロー25によ
り気密保持されている。圧力導入パイプ13,1
4のそれぞれには、機関2の吸気管9の負圧また
は大気圧が圧力切替装置4における電磁弁4a,
4bを介して供給される。したがつて、ダイヤフ
ラム15の両面の圧力が反転して供給される。圧
力切替装置4には、コントローラ5からの信号が
送られ、該コントローラ5には、電源7が接続さ
れると共に、機関の運転条件を示す信号、例えば
車速、水温、機関回転数、負荷、排気組成等を感
知するセンサー6からの信号が送られる。
る。第1図において、1は2次空気制御弁であつ
て、エアポンプ3が吐出する空気を流入孔10か
ら弁22により逃し孔12または機関2の排気系
8へ2次空気として噴射させる噴射孔11へ切替
えることができる。前記弁22を作動する軸23
は、ハウジング21の軸受24により軸方向に移
動可能であり、その一端にダイヤフラム15を保
持板17,18と共に固定している。ダイヤフラ
ム15の周縁は、ハウジング21とカバー16で
挾持され、これらによりダイヤフラム15の両側
に圧力室19と20が形成される。一方の圧力室
19を形成するカバー16には圧力導入パイプ1
3が取り付けられ、他方の圧力室20を形成する
ハウジング21においては、圧力導入パイプ14
が取り付けられ、軸23の部分がベロー25によ
り気密保持されている。圧力導入パイプ13,1
4のそれぞれには、機関2の吸気管9の負圧また
は大気圧が圧力切替装置4における電磁弁4a,
4bを介して供給される。したがつて、ダイヤフ
ラム15の両面の圧力が反転して供給される。圧
力切替装置4には、コントローラ5からの信号が
送られ、該コントローラ5には、電源7が接続さ
れると共に、機関の運転条件を示す信号、例えば
車速、水温、機関回転数、負荷、排気組成等を感
知するセンサー6からの信号が送られる。
なお、ダイヤフラム15は、第3図および第4
図に示すごとく、曲率半径R2及びR3が連続した
波形形状にするために、カバー16とハウジング
21の内径D1およびD2、保持板17,18の外
径D3およびD4のそれぞれを異つた数値に選択
し、さらにカバー16またはハウジング21のダ
イヤフラム15の挾持部に形成したR形状の半径
R1とこのR形状に対向するダイヤフラム15に
形成したR形状の半径R2、そして保持板17,
18の一方に形成したR形状の半径R4とこのR
形状に対向するダイヤフラムに形成したR形状の
半径R3をそれぞれ近接した数値に選択してい
る。さらに、ダイヤフラムの変動を最も効果的に
保持することができるようカバーの突出量(D2
−D1)を曲率半径R2の中心点よりも内方側とし
ている。また保持板18の突出量(D4−D3)を
曲率半径R3の中心点よりさらに外方まで突出す
るようにしている。第3図においては、カバー1
6と保持板18にR形状部を形成し、第4図にお
いてはハウジング21と保持板17にR形状部を
形成している。
図に示すごとく、曲率半径R2及びR3が連続した
波形形状にするために、カバー16とハウジング
21の内径D1およびD2、保持板17,18の外
径D3およびD4のそれぞれを異つた数値に選択
し、さらにカバー16またはハウジング21のダ
イヤフラム15の挾持部に形成したR形状の半径
R1とこのR形状に対向するダイヤフラム15に
形成したR形状の半径R2、そして保持板17,
18の一方に形成したR形状の半径R4とこのR
形状に対向するダイヤフラムに形成したR形状の
半径R3をそれぞれ近接した数値に選択してい
る。さらに、ダイヤフラムの変動を最も効果的に
保持することができるようカバーの突出量(D2
−D1)を曲率半径R2の中心点よりも内方側とし
ている。また保持板18の突出量(D4−D3)を
曲率半径R3の中心点よりさらに外方まで突出す
るようにしている。第3図においては、カバー1
6と保持板18にR形状部を形成し、第4図にお
いてはハウジング21と保持板17にR形状部を
形成している。
上記構成において本考案の作用を説明する。エ
アポンプ3からの2次空気を機関2の排気系8へ
噴射する場合には、機関の条件を検知したセンサ
ー6からの信号によるコントローラ5からの指令
により負圧切替装置4の電磁弁4aのみに通電し
て、機関2の吸気管9の負圧を圧力室19へ導入
し、圧力室20へは電磁弁4bを介して大気を導
入させる。これにより、ダイヤフラム15が上方
に移動し、軸23と共に弁22は上方に引上げら
れ、エアポンプ3からの2次空気が噴射孔11よ
り機関2の排気系8へ噴射される。この場合、電
磁弁4a,4bにより両圧力室19,20へ異な
つた負圧を供給するか又は絞り等を介して負圧の
伝達速度を制御すれば、弁22の開度が調節され
て2次空気の噴射量を制御することができる。ま
た、2次空気の噴射を停止する場合には、電磁弁
4bのみに通電して圧力室19を大気へ導通し、
電磁弁4bを介して圧力室20へ吸気負圧を導入
させれば、ダイヤフラム15が下方に移動し、第
1図に示す状態に弁22が作動して、エアポンプ
3からの空気を逃し孔12から逃すように作用さ
せることができる。すなわち、本実施例において
はまずダイヤフラム15の両側に圧力差が出じ、
その差圧に基づいてダイヤフラム15が変位し、
その変位を保持板17,18を介し軸23に伝
え、それにより弁22を駆動するようになる。そ
のため本実施例においてはダイヤフラムが差圧に
基づき大幅に上方側、下方側へ変動することにな
る。
アポンプ3からの2次空気を機関2の排気系8へ
噴射する場合には、機関の条件を検知したセンサ
ー6からの信号によるコントローラ5からの指令
により負圧切替装置4の電磁弁4aのみに通電し
て、機関2の吸気管9の負圧を圧力室19へ導入
し、圧力室20へは電磁弁4bを介して大気を導
入させる。これにより、ダイヤフラム15が上方
に移動し、軸23と共に弁22は上方に引上げら
れ、エアポンプ3からの2次空気が噴射孔11よ
り機関2の排気系8へ噴射される。この場合、電
磁弁4a,4bにより両圧力室19,20へ異な
つた負圧を供給するか又は絞り等を介して負圧の
伝達速度を制御すれば、弁22の開度が調節され
て2次空気の噴射量を制御することができる。ま
た、2次空気の噴射を停止する場合には、電磁弁
4bのみに通電して圧力室19を大気へ導通し、
電磁弁4bを介して圧力室20へ吸気負圧を導入
させれば、ダイヤフラム15が下方に移動し、第
1図に示す状態に弁22が作動して、エアポンプ
3からの空気を逃し孔12から逃すように作用さ
せることができる。すなわち、本実施例において
はまずダイヤフラム15の両側に圧力差が出じ、
その差圧に基づいてダイヤフラム15が変位し、
その変位を保持板17,18を介し軸23に伝
え、それにより弁22を駆動するようになる。そ
のため本実施例においてはダイヤフラムが差圧に
基づき大幅に上方側、下方側へ変動することにな
る。
しかしながら、本実施例においてはダイヤフラ
ム15が2つの断面円弧部を連続して形成される
波形形状をなしているので、ダイヤフラム15に
作用する荷重がダイヤフラム15のどの位置にお
いても複数方向に分散されることにる。例えば、
2つの断面円弧部の間に平面部が存在するもので
は、その平面部に荷重が集中することになり、ダ
イヤフラムの配損の恐れがあるが、本実施例のも
のでは上述の如く円弧部が連続して形成されてい
るので、極めて剛性の高いものとなつている。
ム15が2つの断面円弧部を連続して形成される
波形形状をなしているので、ダイヤフラム15に
作用する荷重がダイヤフラム15のどの位置にお
いても複数方向に分散されることにる。例えば、
2つの断面円弧部の間に平面部が存在するもので
は、その平面部に荷重が集中することになり、ダ
イヤフラムの配損の恐れがあるが、本実施例のも
のでは上述の如く円弧部が連続して形成されてい
るので、極めて剛性の高いものとなつている。
また、本実施例ではハウジング16のダイヤフ
ラム中心側への突出端が、ダイヤフラム15の曲
率半径R2の中心点よりさらにダイヤフラム中心
側に突出しており、また保持板18のダイヤフラ
ム外縁側への突出端もダイヤフラム15の曲率半
径R3の中心点よりさらにダイヤフラム外縁側に
突出している。そのため、差圧に基づいてダイヤ
フラムが変位したとしても、ダイヤフラムの円弧
部頂部は常にハウジング16もしくは保持板18
にて保持されることになるので、曲率半径R2の
ダイヤフラムの円弧部において、円弧部の頂部よ
りダイヤフラム周縁部側にてダイヤフラムが屈曲
することがなく、また曲率半径R3のダイヤフラ
ム円弧部において、円弧部の頂部よりダイヤフラ
ム中心部側にてダイヤフラムが屈曲することがな
い。従つて、常にダイヤフラムの波形状が保持さ
れ、ダイヤフラムに無理な力が作用することがな
いので、ダイヤフラムの破損を防止することがで
きる。なお、上記実施例では圧力室19,20に
負圧または大気圧を導入するようにしたが、負圧
または正圧、さらには正圧または大気圧を導入す
るようにしてもよい。さらにまた、いずれか一方
の圧力室19または20に、正圧と負圧を切替え
て導入してもよい。
ラム中心側への突出端が、ダイヤフラム15の曲
率半径R2の中心点よりさらにダイヤフラム中心
側に突出しており、また保持板18のダイヤフラ
ム外縁側への突出端もダイヤフラム15の曲率半
径R3の中心点よりさらにダイヤフラム外縁側に
突出している。そのため、差圧に基づいてダイヤ
フラムが変位したとしても、ダイヤフラムの円弧
部頂部は常にハウジング16もしくは保持板18
にて保持されることになるので、曲率半径R2の
ダイヤフラムの円弧部において、円弧部の頂部よ
りダイヤフラム周縁部側にてダイヤフラムが屈曲
することがなく、また曲率半径R3のダイヤフラ
ム円弧部において、円弧部の頂部よりダイヤフラ
ム中心部側にてダイヤフラムが屈曲することがな
い。従つて、常にダイヤフラムの波形状が保持さ
れ、ダイヤフラムに無理な力が作用することがな
いので、ダイヤフラムの破損を防止することがで
きる。なお、上記実施例では圧力室19,20に
負圧または大気圧を導入するようにしたが、負圧
または正圧、さらには正圧または大気圧を導入す
るようにしてもよい。さらにまた、いずれか一方
の圧力室19または20に、正圧と負圧を切替え
て導入してもよい。
以上述べたような本考案においては、二次空気
制御弁等の流体制御弁においてダイヤフラムの両
面の圧力が反転するようなダイヤフラムを隔壁と
する2つの圧力室を形成したのでダイヤフラムの
両面に負圧を印加することができ、小さな負圧で
も作動可能であるので、機関高負荷時、そして空
気密度が小さくなり機関出力を得るために平地よ
りもかなり吸気管負圧が小さくなる高地でも作動
可能であり、またダイヤフラムを周縁で挾持する
ハウジングまたはカバーと、中央部で挾持する保
持板のいずれか一方とを断面がRを有する形状に
してダイヤフラムを自由状態で波形に形成したの
でダイヤフラムに負圧を印加してから作動するま
での応答性が改善され、ダイヤフラムに第2図に
示すような反転を生じることがなくダイヤフラム
の耐久寿命を改善することができ、小型で軽量な
簡単な構造の流体制御弁を得ることができるとい
う優れた効果がある。しかも、本考案ではダイヤ
フラムを2つの円弧部が連続した波形形状として
いるため、ダイヤフラムに作用する荷重を分散さ
せることができ、ダイヤフラム自身の剛性を大き
く向上させることができる。
制御弁等の流体制御弁においてダイヤフラムの両
面の圧力が反転するようなダイヤフラムを隔壁と
する2つの圧力室を形成したのでダイヤフラムの
両面に負圧を印加することができ、小さな負圧で
も作動可能であるので、機関高負荷時、そして空
気密度が小さくなり機関出力を得るために平地よ
りもかなり吸気管負圧が小さくなる高地でも作動
可能であり、またダイヤフラムを周縁で挾持する
ハウジングまたはカバーと、中央部で挾持する保
持板のいずれか一方とを断面がRを有する形状に
してダイヤフラムを自由状態で波形に形成したの
でダイヤフラムに負圧を印加してから作動するま
での応答性が改善され、ダイヤフラムに第2図に
示すような反転を生じることがなくダイヤフラム
の耐久寿命を改善することができ、小型で軽量な
簡単な構造の流体制御弁を得ることができるとい
う優れた効果がある。しかも、本考案ではダイヤ
フラムを2つの円弧部が連続した波形形状として
いるため、ダイヤフラムに作用する荷重を分散さ
せることができ、ダイヤフラム自身の剛性を大き
く向上させることができる。
また、ダイヤフラム周縁挟持部の断面円弧形状
部のダイヤフラム中心側への突出端を、周縁挟持
部に隣接するダイヤフラムの断面円弧形状部の曲
率半径中心点よりさらにダイヤフラムの中心側に
位置せしめ、さらに、ダイヤフラム中央挟持部の
断面円弧形状部のダイヤフラム外縁側への突出端
を、中央挟持部に隣接するダイヤフラムの断面円
弧形状部の曲率半径中心点よりさらに前記ダイヤ
フラムの外縁側に位置せしめているので、ダイヤ
フラムが変位した場合、ダイヤフラムの円弧部は
少なくともその挟持部から円弧部頂部に渡つて周
縁挟持部及び中央挟持部に常に保持されることに
なり、ダイヤフラム円弧部の頂部より挟持部側に
て屈曲することがない。よつて、常にダイヤフラ
ムの波形形状が保持され、ダイヤフラムに無理な
力が作用することがないので、ダイヤフラムの破
損を防止することができる。
部のダイヤフラム中心側への突出端を、周縁挟持
部に隣接するダイヤフラムの断面円弧形状部の曲
率半径中心点よりさらにダイヤフラムの中心側に
位置せしめ、さらに、ダイヤフラム中央挟持部の
断面円弧形状部のダイヤフラム外縁側への突出端
を、中央挟持部に隣接するダイヤフラムの断面円
弧形状部の曲率半径中心点よりさらに前記ダイヤ
フラムの外縁側に位置せしめているので、ダイヤ
フラムが変位した場合、ダイヤフラムの円弧部は
少なくともその挟持部から円弧部頂部に渡つて周
縁挟持部及び中央挟持部に常に保持されることに
なり、ダイヤフラム円弧部の頂部より挟持部側に
て屈曲することがない。よつて、常にダイヤフラ
ムの波形形状が保持され、ダイヤフラムに無理な
力が作用することがないので、ダイヤフラムの破
損を防止することができる。
第1図は本考案の流体制御弁の実施例である2
次空気制御弁の断面図、第2図は従来の流体制御
弁のダイヤフラム部分の断面図、第3図は本考案
の流体制御弁のダイヤフラム部分の断面図、第4
図はダイヤフラム部分の他の実施例を示す断面図
である。 1……2次空気制御弁、15……ダイヤフラ
ム、16……カバー、17,18……保持板、1
9,20……圧力室、21……ハウジング、23
……軸。
次空気制御弁の断面図、第2図は従来の流体制御
弁のダイヤフラム部分の断面図、第3図は本考案
の流体制御弁のダイヤフラム部分の断面図、第4
図はダイヤフラム部分の他の実施例を示す断面図
である。 1……2次空気制御弁、15……ダイヤフラ
ム、16……カバー、17,18……保持板、1
9,20……圧力室、21……ハウジング、23
……軸。
Claims (1)
- ダイヤフラムに印加される圧力により弁を駆動
させて流体通路を切換える流体制御弁において、
カバーとハウジングによりダイヤフラムを隔壁と
してダイヤフラム両側の圧力が反転する2つの圧
力室を形成し、前記ダイヤフラムの周縁を挟持す
るカバーとハウジングのそれぞれの内径を異なわ
せるとともに、前記ダイヤフラムの中央部を挟持
する2つの保持板のそれぞれの外形を異ならせ、
前記各挟持部において前記カバー又はハウジング
のいずれか一方と、前記挟持板のいずれか一方と
を断面が円弧形状をなすとともに、その円弧形状
が互いに向い合う形状とし、前記ダイヤフラムを
自由状態で断面が2つの円弧部を連続して形成す
ることによつて前記各挟持部の円弧形状部に沿つ
た波形形状とし、且つ、前記周縁挟持部の断面円
弧形状部の前記ダイヤフラム中心側への突出端
を、前記周縁挟持部に隣接する前記ダイヤフラム
の断面円弧形状部の曲率半径中心点よりさらに前
記ダイヤフラムの中心側に位置せしめ、さらに、
前記中央挟持部の断面円弧形状部の前記ダイヤフ
ラム外縁側への突出端を、前記中央挟持部に隣接
する前記ダイヤフラムの断面円弧形状の曲率半径
中心点よりさらに前記ダイヤフラムの外縁側に位
置せしめたことを特徴とする流体制御弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1979087527U JPS628470Y2 (ja) | 1979-06-26 | 1979-06-26 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1979087527U JPS628470Y2 (ja) | 1979-06-26 | 1979-06-26 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS565877U JPS565877U (ja) | 1981-01-19 |
JPS628470Y2 true JPS628470Y2 (ja) | 1987-02-27 |
Family
ID=29320746
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1979087527U Expired JPS628470Y2 (ja) | 1979-06-26 | 1979-06-26 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS628470Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP5012219B2 (ja) * | 2007-05-29 | 2012-08-29 | 株式会社ノーリツ | 逆流防止装置 |
US9874883B2 (en) * | 2009-07-02 | 2018-01-23 | Tescom Corporation | Diaphragm interface apparatus to improve a cycle life of a diaphragm |
JP5821739B2 (ja) * | 2012-03-27 | 2015-11-24 | 株式会社デンソー | ダイヤフラム装置 |
-
1979
- 1979-06-26 JP JP1979087527U patent/JPS628470Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS565877U (ja) | 1981-01-19 |
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