JPH027238Y2 - - Google Patents

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JPH027238Y2
JPH027238Y2 JP9123384U JP9123384U JPH027238Y2 JP H027238 Y2 JPH027238 Y2 JP H027238Y2 JP 9123384 U JP9123384 U JP 9123384U JP 9123384 U JP9123384 U JP 9123384U JP H027238 Y2 JPH027238 Y2 JP H027238Y2
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valve
solenoid
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 考案の目的 〔産業上の利用分野〕 本考案は、エンジンの吸気通路に配置されてい
る開閉弁の制御装置についての技術分野に属す
る。
〔従来技術〕 第2図に示されるように、自動車用エンジンの
なかには、燃焼室(図示しない)にそれぞれ独立
に連通する二つの吸気通路2,3を備え、そのう
ち吸気通路3にだけ開閉弁4が配置されているも
のがある(特開昭57−105534)。第2図において、
15,16は吸気弁、17,18は排気弁、19
は排気通路を表している。また、第2図のエンジ
ンは燃料噴射式エンジンであり、従つて、20は
燃料噴射弁、21はサージタンク、22はスロツ
トル弁、23はエアフローメータ、24はエアク
リーナである。第2図における開閉弁4は、エン
ジン回転数が低い(例えば、4000rpm以下)とき
は閉じられており、エンジン回転数が高い(例え
ば、4000rpmよりも高い)ときは開かれている。
ところで、第2図に示されるような二つの吸気
通路2,3を有するエンジンが開発されたのは、
次の理由による。
即ち、 エンジン回転数が同じの場合について、吸気
通路の内径の大きいエンジンと吸気通路の内径
の小さいエンジンとを比較すると、一に、エン
ジン回転数が低いときは、吸気通路の内径が小
さいエンジンの方がより大きな出力を出す。こ
れは、エンジン回転数が低いときは燃焼室へ吸
入される混合気の量が少なく、従つて、その混
合気量を充分通過させ得る程度の内径の吸気通
路ならば、内径の小さい吸気通路を通る混合気
の方が流速が大きい。このため、吸気通路の内
径の小さいエンジンの方が、混合気中の燃料と
空気との混合状態は良く、従つて、燃焼室内に
おける燃焼状態が良いためである。
他方、エンジン回転数が高いときには、吸気
通路の内径が大きいエンジンの方がより大きな
出力を出す。これは、エンジン回転数が高いと
きは燃焼室へ吸入される混合気の量が極めて多
い。従つて、吸気通路の内径が大きい程燃焼室
に吸入される混合気の絶対量が多くなるためで
ある。
斯くして、上記及びの条件を一つのエンジ
ンで満足させるために、第2図に示されているよ
うなエンジンが開発された。
ところで、第2図に示されている開閉弁4は、
次のようにしてその開閉動作が制御される。
まず、エンジン回転数が高い(例えば、
4000rpmよりも高い)ときを考える。斯かる場合
は、第3図に示されるように、エンジン回転数検
出センサ25の出力信号にもとづいてコンピユー
タ26は、その電気スイツチ7を閉じている。従
つて、電磁式三方弁27のソレノイド9にバツテ
リ37の電気が給電されて、ソレノイド9は励磁
されている。
ここで、電磁式三方弁27は、第1のポート2
8と、第2のポート29と第3のポート30とを
有するものである。そして、弁体31によつて、
これらのポート28,29,30を切り換えるよ
うにされている。例えば、ソレノイド9に給電さ
れて、ソレノイド9が励磁されているときには、
第3図に示されるように、弁体31は第3のポー
ト30を閉塞して、第1のポート28と第2のポ
ート29とを連通させている。ソレノイド9が励
磁されていないときには、第4図に示されるよう
に、弁体31は第1のポート28を閉塞して、第
2のポート29と第3のポート30とを連通させ
ている。
第3図に戻つて、第1のポート28は、エアフ
イルタ32を介して大気に連通されている。第2
のポート29は、ダイヤフラム装置33の第1の
ダイヤフラム室34に連通されている。第3のポ
ート30は、負圧タンク35に連通されている。
また、8はイグニツシヨンスイツチ、37はバツ
テリである。ダイヤフラム装置33は開閉弁4を
駆動するためのものであり、負圧タンク35はダ
イヤフラム装置33に作動負圧を供給するための
ものである。
前記の通り、エンジン回転数が高いとき
(4000rpmよりも高いとき)は電磁式三方弁27
のソレノイド9は励磁されている。従つて、第1
のポート28と第2のポート29とは連通され、
ダイヤフラム装置33の第1のダイヤフラム室3
4は大気圧とされている。このため、圧縮コイル
ばね38の押圧力により第3図に示されるように
開閉弁4は吸気通路3を開放している。従つて、
吸入空気は、第2図の吸気通路2と吸気通路3と
の両方を通つて燃焼室10へ吸入されている。
次に、エンジン回転数が低い(例えば、
4000rpm以下)ときのことを考える。斯かる場合
は、第4図に示されるように、エンジン回転数検
出センサ25の出力信号にもとづいてコンピユー
タ26は電気スイツチ7を開いている。従つて、
電磁式三方弁27のソレノイド9へ給電されず、
ソレノイド9は励磁されていない。このため、第
1のポート28は弁体31によつて閉塞されて、
第2のポート29と第3のポート30とが連通さ
れている。従つて、ダイヤフラム装置33の第1
のダイヤフラム室34には負圧タンク35の負圧
が導かれ、ダイヤフラム39は圧縮コイルばね3
8の押圧力に抗して吸引されている。このため、
開閉弁4は吸気通路3を閉塞している。従つて、
吸入空気は、第2図の吸気通路2だけを通つて燃
焼室10へ吸入されている。
なお、イグニツシヨンスイツチ8が開かれてエ
ンジンが停止された状態が、第5図に示されてい
る。イグニツシヨンスイツチ8が開かれると、電
磁式三方弁27のソレノイド9へは給電されな
い。従つて、エンジン停止時は、第5図に示され
るように開閉弁4は吸気通路3を閉じたままであ
る。
ここで、注意することは、従来のエンジンにお
いては、エンジンを4000rpm以下で常用している
と開閉弁4は常に閉じられたままになつている
(第4図及び第5図参照)ということである。
〔従来技術の問題点〕
従来のエンジンにおいては、長期間エンジンを
エンジン回転数が4000rpm以下で常用している
と、開閉弁4が吸気通路3の通路壁40(第4図
参照)に固着して、エンジン回転数が4000rpmよ
りも高くなつても開閉弁4が開かなくなるという
問題があつた。これは、次の理由による。
即ち、前記の通り、従来のエンジンにおいて
は、エンジンを4000rpm以下で常用していると開
閉弁4は常に閉じられたままになつている(第4
図及び第5図参照)。従つて、エンジンのバツク
フアイヤ、ブローバイガス及びEGRガス中にふ
くまれているガム質或いはカーボン等が開閉弁4
と吸気通路3の通路壁40との間に堆積して、開
閉弁4が通路壁40に固着するからである。
この対策としては、第6図(但し、第6図のも
のは未公知)に示されるように、従来のものにお
いて、エンジン停止時ダイヤフラム装置33の第
1のダイヤフラム室34を大気に開放する電磁弁
41を取り付けることが考えられる。ここで、電
磁弁41はイグニツシヨンスイツチ8によつてオ
ン・オフされるものである。即ち、エンジンが作
動しているときは、第6図及び第7図に示される
ように、電磁弁41は閉じており、開閉弁4の動
作に何の影響も与えない。ここで、第6図は、エ
ンジン回転数が4000rpmよりも高いとき、第7図
はエンジン回転数が4000rpm以下のときを表して
いる。これらの図は、それぞれ第3図及び第4図
に相当する。
しかしながら、イグニツシヨンスイツチ8が開
かれてエンジンが停止されると、第8図に示され
るように、電磁弁41が開放されるため、ダイヤ
フラム装置33の第1のダイヤフラム室34には
大気が導入され、斯くして、開閉弁4は開かれ
る。言い換えれば、エンジンを常に4000rpm以下
で使用していても(即ち、開閉弁4が閉じられた
ままであつても)、エンジン停止毎に開閉弁4が
開かれることになる。従つて、開閉弁4と通路壁
40との間にガム質及びカーボン等が堆積するこ
とはなくなる。斯くして、開閉弁4の固着が防止
される。
しかしながら、第6図乃至第8図に示されるも
のにあつては、新たに電磁弁41が必要となる。
このため、コストアツプになるという問題が生じ
る。
〔技術的課題〕
本考案は、このような従来技術の問題点を解決
するためになされたものである。
本考案の技術的課題は、コストアツプを招くこ
となく開閉弁の固着を防止することにある。
(ロ) 考案の構成 〔達成のための手段〕 この技術的課題は、本考案によれば、次のよう
な手段によつて達成される。
即ち、本考案に係るエンジンの吸気通路に配置
されている開閉弁の制御装置というのは、エンジ
ンの燃焼室にそれぞれ独立に連通する二つの吸気
通路のうちの一方の吸気通路に備えられている開
閉弁と、該開閉弁を駆動する駆動装置と、前記エ
ンジンの運転状態を検出して出力するエンジン運
転状態検出センサと、電気スイツチと、イグニツ
シヨンスイツチとから構成されており、前記駆動
装置はソレノイドを有し、前記駆動装置は、その
ソレノイドに給電されていないときには前記開閉
弁をして前記吸気通路を開放せしめており、その
ソレノイドに給電されているときには前記開閉弁
をして前記吸気通路を閉塞せしめており、前記駆
動装置のソレノイドへの給電は、前記電気スイツ
チと前記イグニツシヨンスイツチとによつて制御
可能とされており、前記電気スイツチと前記イグ
ニツシヨンスイツチとの両方が閉じられていると
きにだけ前記駆動装置のソレノイドへ給電され、
前記電気スイツチは、前記エンジン状態検出セン
サの出力信号を受け前記エンジンがある特定の運
転状態にあるときにだけ閉じられていることを特
徴とする。
〔作用〕
本考案においては、上記のような手段が取られ
ているため、次の如く作用する。
エンジンが作動中でも、エンジンがある特定
の運転状態にないとき(例えば、エンジン回転
数が4000rpmよりも高いとき)には、イグニツ
シヨンスイツチは閉じられているが、電気スイ
ツチは開かれている。このため、駆動装置のソ
レノイドへ給電されていない。従つて、開閉弁
は吸気通路を開放している。
エンジンがある特定の運転状態にあるとき
(例えば、エンジン回転数が4000以下のとき)
には、電気スイツチとイグニツシヨンスイツチ
との両方が閉じられている。このため、駆動装
置のソレノイドに給電されている。従つて、開
閉弁は吸気通路を閉塞している。
エンジンが停止されると、イグニツシヨンス
イツチが開かれるため、駆動装置のソレノイド
への給電が停止される。従つて、開閉弁は吸気
通路を開放する。
従つて、エンジンが上記特定の運転状態(例え
ば、エンジン回転数が4000以下のとき)で常用さ
れ、従つて、エンジン作動中常に開閉弁が吸気通
路を閉塞していても、エンジンが停止されればそ
のたび毎に必ず開閉弁は開かれる。従つて、開閉
弁と吸気通路の通路壁との間にガム質及びカーボ
ン等が堆積することはなくなる。斯くして、開閉
弁の固着が防止される。
なお、本考案においては、第3図乃至第5図に
示されている従来のものと比べても何等特別の装
置は必要としない。言い換えれば、第6図乃至第
8図に示されている電磁弁41を必要としない。
従つて、本考案はコストアツプになることはな
い。
〔実施例〕
次に、本考案の実施例を図面を基にして詳細に
説明する。
第9図は、本考案の第1の実施例の縦断面図で
ある。第9図において、本実施例に係るエンジン
の吸気通路に配置されている開閉弁の制御装置1
というのは、開閉弁4と、ダイヤフラム装置33
と、負圧タンク35と、電磁式三方弁27と、エ
ンジン回転数検出センサ25と、コンピユータ2
6と、イグニツシヨンスイツチ8とから構成され
ている。ここで、ダイヤフラム装置33と電磁式
三方弁27と負圧タンク35とは、本考案で言う
駆動装置5に相当する。エンジン回転数検出セン
サ25は、本考案で言うエンジンの運転状態を検
出して出力するエンジン運転状態検出センサ6に
相当する。また、本考案で言う電気スイツチ7と
いうのは、コンピユータ26に内蔵されている。
開閉弁4は、エンジンの燃焼室10にそれぞれ
独立に連通する二つの吸気通路2,3(第2図参
照)のうちの一方の吸気通路3に備えられてい
る。ダイヤフラム装置33は、開閉弁4を駆動す
るためのものである。ダイヤフラム装置33は、
ダイヤフラムケース43と、ダイヤフラム39と
から構成されている。ダイヤフラム39は、ダイ
ヤフラムケース43のなかを第1のダイヤフラム
室34と第2のダイヤフラム室44とに区画して
いる。第1のダイヤフラム室34は閉じた空間を
形成している。第1のダイヤフラム室34には第
1のダイヤフラム室34の容積を大きくする方向
にダイヤフラム39を押圧する圧縮コイルばね3
8が配置されている。第2のダイヤフラム室44
は、ダイヤフラムケース43に穿設された大気開
放孔45を介して常に大気に開放されている。開
閉弁4とダイヤフラム39とは、リンク46によ
つて連結されている。
電磁式三方弁27は、前記第3図乃至第5図に
描かれているものと非常に良く似ているが、全く
同じものではないので注意を要する。電磁式三方
弁27は、第1のポート28と第2のポート29
と第3のポート30とを有する。そして、弁体3
1によつて、これらのポート28,29,30を
切り換えるようにされていることは、前記第3図
乃至第5図に描かれているものと全く同じであ
る。しかしなが、次のことが異なる。即ち、ソレ
ノイド9に給電されておらず、ソレノイド9が励
磁されていないときには、第9図に示されるよう
に、弁体31は第3のポート30を閉塞して、第
1のポート28と第2のポート29とを連通させ
ている。逆に、ソレノイド9に給電されており、
ソレノイド9が励磁されているときには、第10
図に示されるように、弁体31は第1のポート2
8を閉塞して、第2のポート29と第3のポート
30とを連通させている。
第9図に戻つて、第1のポート28は、エアフ
イルタ32を介して大気に連通されている。第2
のポート29は、空気パイプ48を介してダイヤ
フラム装置33の第1のダイヤフラム室34に連
通されている。第3のポート30は、負圧パイプ
49を介して負圧タンク35に連通されている。
また、8はイグニツシヨンスイツチ、37はバツ
テリである。
エンジン回転数検出センサ25は、エンジンの
回転数を検出して出力するセンサである。コンピ
ユータ26は、電気スイツチ7を内蔵している。
コンピユータ26は、前記第3図乃至第5図に描
かれているものと非常に良く似ているが、全く同
じものではないので注意を要する。コンピユータ
26は、エンジン回転数検出センサ25の出力信
号を受け、電気スイツチ7を切り換えることは、
前記第3図乃至第5図に描かれているものと全く
同じである。しかしながら、次のことが異なる。
即ち、エンジン回転数が4000rpmよりも高いとき
には、第9図に示されるように、コンピユータ2
6は電気スイツチ7を開いている。逆に、エンジ
ン回転数が4000rpm以下のとき(これは、本考案
で言うある特定の運転状態を意味する)には、第
10図に示されるように、コンピユータ26は電
気スイツチ7を閉じている。
電気スイツチ7とイグニツシヨンスイツチ8と
は電磁式三方弁27のソレノイド9に対して直列
に接続されている。従つて、電磁式三方弁27の
ソレノイド9への給電は、電気スイツチ7とイグ
ニツシヨンスイツチ8とによつて制御可能とされ
ている。
負圧タンク35は、負圧パイプ47を介してス
ロツトル弁22の下流の吸気通路3(例えば、第
2図のサージタンク21)に連通されている。負
圧パイプ47と負圧タンク35との接続部分には
逆止弁50が設けられている。逆止弁50は、負
圧タンク35から吸気通路33へ向かう空気の流
れだけを許容するものである。逆止弁50は、負
圧タンク35に負圧を蓄積するために設けられて
いる。
第9図にはエンジン回転数が4000rpmよりも高
い場合が示されている。斯かる場合は、前記した
ように、電気スイツチ7は開かれており、従つ
て、電磁式三方弁27のソレノイド9には給電さ
れていない。このため、電磁式三方弁27は第1
のダイヤフラム室34を大気に連通させている。
従つて、ダイヤフラム38は、圧縮コイルばね3
8の押圧力によつて第1のダイヤフラム室34の
容積を大きくする方向に移動している。これにと
もなつて、開閉弁4は吸気通路3を開放してい
る。従つて、吸入空気は、第2図の吸気通路2と
吸気通路3との両方を通つて燃焼室10へ吸入さ
れている。
第10図にはエンジン回転数が4000rpm以下の
場合(本考案で言うエンジンがある特定の運転状
態にある場合)が示されている。斯かる場合は、
電気スイツチ7は閉じられており、従つて、電磁
式三方弁27のソレノイド9に給電されている。
このため、電磁式三方弁27は第1のダイヤフラ
ム室34を負圧タンク35に連通させている。従
つて、ダイヤフラム39は、圧縮コイルばね38
の押圧力に抗して吸引され、第1のダイヤフラム
室34の容積を小さくする方向に移動している。
従つて、これにともなつて、開閉弁4は吸気通路
3を閉塞している。従つて、吸入空気は、第2図
の吸気通路2だけを通つて燃焼室10へ吸入され
ている。
イグニツシヨンスイツチ8が開かれてエンジン
が停止された状態が、第1図に示されている。斯
かる場合は、イグニツシヨンスイツチ8が開かれ
ているため電磁式三方弁27のソレノイド9へは
給電されていない。従つて、第9図と同じよう
に、開閉弁4は吸気通路3を開放している。
従つて、本実施例のものにおいては、エンジン
が常にエンジン回転数4000rpm以下で運転されて
おり(第10図)、従つて、エンジン作動中常に
開閉弁4が吸気通路3を閉塞していても、エンジ
ンが停止されればそのたび毎に必ず開閉弁4は開
かれる(第1図)。従つて、開閉弁4と吸気通路
3の通路壁40との間にガム質及びカーボンが堆
積することはなくなる。斯くして、本実施例によ
れば、開閉弁4の固着が防止される。
なお、本実施例のものは、第3図乃至第5図に
示されている従来のものにおいて、その電磁式三
方弁27及び電気スイツチ7の作動を逆にしてい
るだけであるため、何等特別の装置は必要としな
い。言い換えれば、前記第6図乃至第8図に示さ
れているような電磁弁41等を必要としない。従
つて、本実施例はコストアツプになることはな
い。
第11図は、本考案の第2の実施例の縦断面図
である。この実施例は、エンジンの運転状態を検
出して出力するセンサ6として、エンジン回転数
センサ25以外にも車速を検出して出力する車速
センサ51を備えている。従つて、この実施例で
は、エンジン回転数検出センサ25と車速センサ
51とが、本考案で言うエンジンの運転状態を検
出して出力するエンジン運転状態検出センサ6を
構成している。コンピユータ26は、エンジン回
転数が4000rpmよりも高く、且つ、車速が
7Km/Hrよりも高いときにだけ第11図に示さ
れるように、電気スイツチ7を開いている。逆に
言えば、 車速が7Km/Hrよりも高くても、エンジン
回転数が4000rpm以下ならば、第12図に示さ
れるように、コンピユータ25は電気スイツチ
7を閉じている。
また、 車速が7Km/Hr以下ならば、エンジン回転
数が如何なる値であろうとも第12図に示され
るように、コンピユータ25は電気スイツチ7
を閉じている。
本実施例において、エンジン回転数の条件以外
に車速の条件が加えられているのは、第2図に示
されているようなエンジンにおいて空ぶかし(レ
ーシング)したときの回転の立ち上がりを鋭くす
るためである。
即ち、第2図に示されているようなエンジンを
空ぶかし(レーシング)させるときは、本出願人
の実験によつて開閉弁4を閉塞させた方がエンジ
ンの回転の立ち上がりが鋭くなることが判明して
いる。エンジンを空ぶかし(レーシング)させる
ときというのは、上記に該当する。
なお、エンジンを空ぶかし(レーシング)させ
るときは車両が停止しているときであるので、本
実施例において車速の条件は7Km/Hrではな
く、0Km/Hrであつてもよい。
また、本実施例において、エンジンを停止させ
たときは、電磁式三方弁27のソレノイド9への
給電がなくなるため、開閉弁4が開かれること
は、第13図に示されるように、前記第1の実施
例の場合と全く同じである。本実施例についてそ
の他の構造等は、前記第1の実施例のものと全く
同じであるので、第11図乃至第13図には符号
だけを付してその説明は省略する。
(ハ) 考案の効果 上記実施例の説明から分る通り、本考案によれ
ば、コストアツプを招くことなく開閉弁の固着を
防止することが可能となるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、第9図の他の作動説明図、第2図
は、二つの吸気通路を有するエンジンの全体構成
図、第3図は、従来のエンジンの吸気通路に配置
されている開閉弁の制御装置の縦断面図、第4図
は、第3図の作動説明図、第5図は、第3図の他
の作動説明図、第6図は、従来の他のエンジンの
吸気通路に配置されている開閉弁の制御装置(但
し、未公知)の縦断面図、第7図は、第6図の作
動説明図、第8図は、第6図の他の作動説明図、
第9図は本考案の第1の実施例に係るエンジンの
吸気通路に配置されている開閉弁の制御装置の作
動説明図、第10図は、第9図の作動説明図、第
11図は、本考案の第2の実施例に係るエンジン
の吸気通路に配置されている開閉弁の制御装置の
作動説明図、第12図は、第11図の作動説明
図、第13図は、第11図の他の作動説明図であ
る。 1……エンジンの吸気通路に配置されている開
閉弁の制御装置、2……吸気通路、3……吸気通
路、4……開閉弁、5……駆動装置、6……エン
ジンの連転状態を検出して出力するエンジン運転
状態検出センサ、7……電気スイツチ、8……イ
グニツシヨンスイツチ、9……ソレノイド、10
……エンジンの燃焼室。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エンジンの燃焼室にそれぞれ独立に連通する二
    つの吸気通路のうちの一方の吸気通路に配置され
    ている開閉弁と、該開閉弁を駆動する駆動装置
    と、前記エンジンの運転状態を検出して出力する
    エンジン運転状態検出センサと、電気スイツチ
    と、イグニツシヨンスイツチとから構成されてお
    り、前記駆動装置はソレノイドを有し、前記駆動
    装置は、そのソレノイドに給電されていないとき
    には前記開閉弁をして前記吸気通路を開放せしめ
    ており、そのソレノイドに給電されているときに
    は前記開閉弁をして前記吸気通路を閉塞せしめて
    おり、前記駆動装置のソレノイドへの給電は、前
    記電気スイツチと前記イグニツシヨンスイツチと
    によつて制御可能とされており、前記電気スイツ
    チと前記イグニツシヨンスイツチとの両方が閉じ
    られているときにだけ前記駆動装置のソレノイド
    へ給電され、前記電気スイツチは、前記エンジン
    状態検出センサの出力信号を受け前記エンジンが
    ある特定の運転状態にあるときにだけ閉じられて
    いることを特徴とするエンジンの吸気通路に配置
    されている開閉弁の制御装置。
JP9123384U 1984-06-19 1984-06-19 エンジンの吸気通路に配置されている開閉弁の制御装置 Granted JPS616636U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9123384U JPS616636U (ja) 1984-06-19 1984-06-19 エンジンの吸気通路に配置されている開閉弁の制御装置

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JP9123384U JPS616636U (ja) 1984-06-19 1984-06-19 エンジンの吸気通路に配置されている開閉弁の制御装置

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JPS616636U JPS616636U (ja) 1986-01-16
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JPS61218722A (ja) * 1985-03-25 1986-09-29 Mazda Motor Corp エンジンの吸気装置

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