JPS628314B2 - - Google Patents
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- JPS628314B2 JPS628314B2 JP52037031A JP3703177A JPS628314B2 JP S628314 B2 JPS628314 B2 JP S628314B2 JP 52037031 A JP52037031 A JP 52037031A JP 3703177 A JP3703177 A JP 3703177A JP S628314 B2 JPS628314 B2 JP S628314B2
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は転写捺染法に関する。
本発明者らは先に常圧の飽和蒸気又は常圧の過
熱蒸気の雰囲気中で、長尺の被捺染布及び転写紙
を転写シリンダー上に一定時間密着重合させるこ
とにより、良好な捺染物が得られることを発見し
た。
熱蒸気の雰囲気中で、長尺の被捺染布及び転写紙
を転写シリンダー上に一定時間密着重合させるこ
とにより、良好な捺染物が得られることを発見し
た。
この方法を第1図により簡略に説明すると、被
捺染布1と転写紙2はそれぞれのガイド・ロール
9に従つて蒸気罐体3により形成された蒸気雰囲
気中に入り、エンドレス・ベルト5によつて転写
シリンダー4上に密着重合し、一定時間蒸気によ
り湿熱された後、それぞれに剥離されて転写捺染
と染料の染着を完了する。あるいは転写シリンダ
ー4の内部に設けられた加熱装置により更に加熱
しても良い。
捺染布1と転写紙2はそれぞれのガイド・ロール
9に従つて蒸気罐体3により形成された蒸気雰囲
気中に入り、エンドレス・ベルト5によつて転写
シリンダー4上に密着重合し、一定時間蒸気によ
り湿熱された後、それぞれに剥離されて転写捺染
と染料の染着を完了する。あるいは転写シリンダ
ー4の内部に設けられた加熱装置により更に加熱
しても良い。
この方法において転写は蒸気の作用によつて起
こるのであり、昇華転写捺染法のように染料の特
性によつて起こるのではないので、反応性染料、
カチオン染料、酸性染料、分散染料等、任意の染
料が使用できる。従つて適当な染料を選択するこ
とにより、綿、麻、絹、羊毛、レーヨン等の天然
繊維、アクリロニトリル繊維、ポリエステル繊
維、ポリアミド繊維等の合成繊維、天然繊維と合
成繊維の混合繊維等任意の繊維を捺染することが
できる。また特に昇華性の分散染料による図柄を
有する転写紙を利用した時には、従来の乾式転写
捺染法では得られなかつた内部侵透性の良い捺染
物が得られる。また従来常圧大気下では乾式転写
捺染法には適用困難とされていた温度依存性の強
い染料も使用でき、昇華堅牢度の良い捺染物を得
ることができる。
こるのであり、昇華転写捺染法のように染料の特
性によつて起こるのではないので、反応性染料、
カチオン染料、酸性染料、分散染料等、任意の染
料が使用できる。従つて適当な染料を選択するこ
とにより、綿、麻、絹、羊毛、レーヨン等の天然
繊維、アクリロニトリル繊維、ポリエステル繊
維、ポリアミド繊維等の合成繊維、天然繊維と合
成繊維の混合繊維等任意の繊維を捺染することが
できる。また特に昇華性の分散染料による図柄を
有する転写紙を利用した時には、従来の乾式転写
捺染法では得られなかつた内部侵透性の良い捺染
物が得られる。また従来常圧大気下では乾式転写
捺染法には適用困難とされていた温度依存性の強
い染料も使用でき、昇華堅牢度の良い捺染物を得
ることができる。
またこの方法は図柄層が被捺染布に転移するこ
とによつて起こるのではないので、従来の湿式転
写捺染法に欠かすことのできなかつた転写ニス層
を必要とせず、また図柄層の余分な成分、例えば
バインダーや転写ニス層を脱落させるための後処
理を必要としない。転写捺染と染料の染着は単一
の工程で完了するのである。
とによつて起こるのではないので、従来の湿式転
写捺染法に欠かすことのできなかつた転写ニス層
を必要とせず、また図柄層の余分な成分、例えば
バインダーや転写ニス層を脱落させるための後処
理を必要としない。転写捺染と染料の染着は単一
の工程で完了するのである。
本発明の方法は本質的にはこの方法の変法又は
改良法に関し、従つて上に述べた利点をすべて有
するものである。
改良法に関し、従つて上に述べた利点をすべて有
するものである。
ところで第1図から明らかな如く、上に説明し
た方法では被捺染布1及び転写紙2は蒸気雰囲気
中に入つてから転写シリンダー4上に密着重合さ
れて転写捺染を開始するまでの間に蒸気により湿
熱されているために、結露等の影響により図柄の
泣き出し現象を生じ易く、必ずしも転写紙の図柄
に忠実で、かつ精緻な捺染図柄を被捺染布1上に
得られない。この欠陥は殊に水溶性の染料を利用
した時に著しい。
た方法では被捺染布1及び転写紙2は蒸気雰囲気
中に入つてから転写シリンダー4上に密着重合さ
れて転写捺染を開始するまでの間に蒸気により湿
熱されているために、結露等の影響により図柄の
泣き出し現象を生じ易く、必ずしも転写紙の図柄
に忠実で、かつ精緻な捺染図柄を被捺染布1上に
得られない。この欠陥は殊に水溶性の染料を利用
した時に著しい。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもの
で、上に説明した方法の利点の他に、上記欠陥を
解消した転写捺染法を提供することを第1の目的
とし、この方法に使用する装置を提供することを
第2の目的とする。
で、上に説明した方法の利点の他に、上記欠陥を
解消した転写捺染法を提供することを第1の目的
とし、この方法に使用する装置を提供することを
第2の目的とする。
すなわち本発明の方法は、常圧の飽和蒸気又は
常圧の過熱蒸気の雰囲気中で長尺の転写紙と被捺
染布を、一定時間転写シリンダー上に密着重合さ
せることにより連続的に転写捺染する方法におい
て、転写紙と被捺染布及び転写シリンダーの密着
重合を蒸気雰囲気とその外気(すなわち実質的に
蒸気の存在していない空間)との境界上の地点、
又はその外気中の地点から開始することを特徴と
する。従つて本発明の装置は、常圧の飽和蒸気又
は常圧の過熱蒸気を満たして蒸気雰囲気を形成す
る蒸気罐体と、この蒸気雰囲気中にあつて一部分
が外気(すなわち実質的に蒸気の存在していない
空間)に接している転写シリンダーと、転写紙及
び被捺染布のそれぞれを誘導して転写シリンダー
の外気に接している部分に密着重合させるガイ
ド・ロールと、転写捺染後の転写紙と被捺染布の
それぞれを誘導排出するガイド・ロールから成る
ことを特徴とする。なお転写シリンダーは外気中
に突出していても良く、単に蒸気雰囲気とその外
気(すなわち実質的に蒸気の存在していない空
間)の境界に接しているのでも良い。
常圧の過熱蒸気の雰囲気中で長尺の転写紙と被捺
染布を、一定時間転写シリンダー上に密着重合さ
せることにより連続的に転写捺染する方法におい
て、転写紙と被捺染布及び転写シリンダーの密着
重合を蒸気雰囲気とその外気(すなわち実質的に
蒸気の存在していない空間)との境界上の地点、
又はその外気中の地点から開始することを特徴と
する。従つて本発明の装置は、常圧の飽和蒸気又
は常圧の過熱蒸気を満たして蒸気雰囲気を形成す
る蒸気罐体と、この蒸気雰囲気中にあつて一部分
が外気(すなわち実質的に蒸気の存在していない
空間)に接している転写シリンダーと、転写紙及
び被捺染布のそれぞれを誘導して転写シリンダー
の外気に接している部分に密着重合させるガイ
ド・ロールと、転写捺染後の転写紙と被捺染布の
それぞれを誘導排出するガイド・ロールから成る
ことを特徴とする。なお転写シリンダーは外気中
に突出していても良く、単に蒸気雰囲気とその外
気(すなわち実質的に蒸気の存在していない空
間)の境界に接しているのでも良い。
ところで一般に常圧の飽和蒸気、あるいは常圧
の過熱蒸気は空気より軽く、蒸気罐体に満たされ
た蒸気は罐体の上部に満たされ、空気は下部に追
いやられる。従つて転写紙あるいは被捺染布の導
出入口を、形成された蒸気雰囲気の最下端より上
に設けた時には、この導出入口は蒸気の洩れない
ようにシールされていなくてはならないが、転写
紙及び被捺染布の導出入口を蒸気雰囲気の最下端
又は最下端より下に設けた時には、このようなシ
ールを必要としない。従つて本発明の方法におい
ては、転写紙と被捺染布及び転写シリンダーの密
着重合は蒸気雰囲気の最下端、又は最下端より下
の地点から開始するのが有利であり、本発明の装
置においては、転写シリンダーは蒸気雰囲気の最
下端に接しているか、又は蒸気雰囲気の最下端以
下に突出しているものが好ましい。
の過熱蒸気は空気より軽く、蒸気罐体に満たされ
た蒸気は罐体の上部に満たされ、空気は下部に追
いやられる。従つて転写紙あるいは被捺染布の導
出入口を、形成された蒸気雰囲気の最下端より上
に設けた時には、この導出入口は蒸気の洩れない
ようにシールされていなくてはならないが、転写
紙及び被捺染布の導出入口を蒸気雰囲気の最下端
又は最下端より下に設けた時には、このようなシ
ールを必要としない。従つて本発明の方法におい
ては、転写紙と被捺染布及び転写シリンダーの密
着重合は蒸気雰囲気の最下端、又は最下端より下
の地点から開始するのが有利であり、本発明の装
置においては、転写シリンダーは蒸気雰囲気の最
下端に接しているか、又は蒸気雰囲気の最下端以
下に突出しているものが好ましい。
第2図aに示すように、通常の場合蒸気雰囲気
は蒸気罐体に囲まれた空間に形成され、蒸気雰囲
気の最下端とはすなわち蒸気罐体の最下端の高さ
を意味するが、蒸気雰囲気と蒸気罐体との一致し
ない場合も存在する。このような例を第2図bに
示す。すなわち第2図bに示す装置は、開口され
た転写紙2及び被捺染布1等の導出入口の高さを
示す線Aよりも下に蒸気罐体によつて囲まれた空
間を有するが、上に述べたように罐体に満たされ
た蒸気は転写紙2等の導出入口より排気され、線
A以下に蒸気が満たされることはない。従つて蒸
気雰囲気の形成されるのは、ほぼ図中一点鎖線で
囲まれた空間である。このような装置は実用上有
意義なものではないが、本発明はこのような装置
をも含むものである。
は蒸気罐体に囲まれた空間に形成され、蒸気雰囲
気の最下端とはすなわち蒸気罐体の最下端の高さ
を意味するが、蒸気雰囲気と蒸気罐体との一致し
ない場合も存在する。このような例を第2図bに
示す。すなわち第2図bに示す装置は、開口され
た転写紙2及び被捺染布1等の導出入口の高さを
示す線Aよりも下に蒸気罐体によつて囲まれた空
間を有するが、上に述べたように罐体に満たされ
た蒸気は転写紙2等の導出入口より排気され、線
A以下に蒸気が満たされることはない。従つて蒸
気雰囲気の形成されるのは、ほぼ図中一点鎖線で
囲まれた空間である。このような装置は実用上有
意義なものではないが、本発明はこのような装置
をも含むものである。
次に第3図に示す実施例によつて本発明を更に
詳細に説明する。
詳細に説明する。
被捺染布1はまずそのガイド・ロール9に従つ
て染料の染着性を改善する前処理液を有する前処
理液槽6に浸漬される。この前処理液は使用する
繊維と染料に応じて適宜に選ばれるものであり、
例えば被捺染布としてセルロース繊維、染料とし
て反応性染料を用いた時はアルカリ水溶液等が用
いられる。
て染料の染着性を改善する前処理液を有する前処
理液槽6に浸漬される。この前処理液は使用する
繊維と染料に応じて適宜に選ばれるものであり、
例えば被捺染布としてセルロース繊維、染料とし
て反応性染料を用いた時はアルカリ水溶液等が用
いられる。
前処理液槽から引き出された被捺染布1は、一
対の絞りロール7によつて絞られ、更に必要に応
じて乾燥機8により余分な溶媒を除去された後、
転写紙2、エンドレス・ベルト5、バツク・ペー
パー11等と共に蒸気雰囲気の最下端、又は最下
端以下の転写シリンダー4表面上に密着重合され
る。図中10はガイド・ロールの一つであるが、
転写紙2、被捺染布1等を転写シリンダーに密着
させる目的と、密着の開始する位置及び終了する
位置を制御設定する目的を有しており、他のガイ
ド・ロールと区別するために以下密着ロールと呼
ぶ。
対の絞りロール7によつて絞られ、更に必要に応
じて乾燥機8により余分な溶媒を除去された後、
転写紙2、エンドレス・ベルト5、バツク・ペー
パー11等と共に蒸気雰囲気の最下端、又は最下
端以下の転写シリンダー4表面上に密着重合され
る。図中10はガイド・ロールの一つであるが、
転写紙2、被捺染布1等を転写シリンダーに密着
させる目的と、密着の開始する位置及び終了する
位置を制御設定する目的を有しており、他のガイ
ド・ロールと区別するために以下密着ロールと呼
ぶ。
一方転写紙2はそのガイド・ロール9に従つて
密着ロール10により、その模様面を被捺染布1
に重ねるよう密着重合される。転写紙2と被捺染
布1より成る積層体はエンドレス・ベルト5によ
り転写シリンダー4上に密着重合押圧されたま
ま、蒸気雰囲気中に導入され、一定時間、すなわ
ち転写シリンダー4の周囲を回転する間、常圧の
飽和蒸気又は常圧の過熱蒸気により湿熱される。
あるいは転写シリンダー4の内部に加熱装置を設
けることにより更に加熱しても良い。この後転写
紙2と被捺染布1はそれぞれに剥離されて、転写
捺染と染料の染着が完了する。
密着ロール10により、その模様面を被捺染布1
に重ねるよう密着重合される。転写紙2と被捺染
布1より成る積層体はエンドレス・ベルト5によ
り転写シリンダー4上に密着重合押圧されたま
ま、蒸気雰囲気中に導入され、一定時間、すなわ
ち転写シリンダー4の周囲を回転する間、常圧の
飽和蒸気又は常圧の過熱蒸気により湿熱される。
あるいは転写シリンダー4の内部に加熱装置を設
けることにより更に加熱しても良い。この後転写
紙2と被捺染布1はそれぞれに剥離されて、転写
捺染と染料の染着が完了する。
被捺染布1が薄手の生地で染料が突き抜けてエ
ンドレス・ベルト5を汚染したり、あるいは転写
紙2上の図柄が被捺染布1よりも幅が広いために
エンドレス・ベルト5を汚染したりする怖れのあ
る時には、エンドレス・ベルト5の走行行程中に
洗浄液槽12を設け、この中にパデイングするこ
とにより、エンドレス・ベルト5の汚染を洗浄除
去することができる。この後エンドレス・ベルト
5は一対の絞りロール13により絞られ、必要に
応じて更に乾燥装置14により乾燥され、再使用
される。また、エンドレス・ベルト5の汚染を予
防するために被捺染布1とエンドレス・ベルト5
の間にバツク・ペーパー11をはさむこともでき
る。
ンドレス・ベルト5を汚染したり、あるいは転写
紙2上の図柄が被捺染布1よりも幅が広いために
エンドレス・ベルト5を汚染したりする怖れのあ
る時には、エンドレス・ベルト5の走行行程中に
洗浄液槽12を設け、この中にパデイングするこ
とにより、エンドレス・ベルト5の汚染を洗浄除
去することができる。この後エンドレス・ベルト
5は一対の絞りロール13により絞られ、必要に
応じて更に乾燥装置14により乾燥され、再使用
される。また、エンドレス・ベルト5の汚染を予
防するために被捺染布1とエンドレス・ベルト5
の間にバツク・ペーパー11をはさむこともでき
る。
使用する染料によつては染着に比較的長時間の
スチーミングを必要とするものがあるが、この時
には第4図に示すように、転写捺染に続けてスチ
ーミングすることもできる。すなわち第4図にお
いて、第3図の実施例と同様に転写捺染を行なつ
た後、続けて蒸気罐体3内に設けられたガイド・
バー16を通過させることにより、染着を完全に
することができる。なお、第4図において被捺染
布の導出口は蒸気の洩れがないようシールされて
いなくてはならない。
スチーミングを必要とするものがあるが、この時
には第4図に示すように、転写捺染に続けてスチ
ーミングすることもできる。すなわち第4図にお
いて、第3図の実施例と同様に転写捺染を行なつ
た後、続けて蒸気罐体3内に設けられたガイド・
バー16を通過させることにより、染着を完全に
することができる。なお、第4図において被捺染
布の導出口は蒸気の洩れがないようシールされて
いなくてはならない。
また第3図に示したバツク・ペーパー11の代
わりに転写紙を用いることにより両面同時同色染
め、両面同時異色染め等も可能であり、また表面
がポリエステル、ナイロン等の合成繊維、裏面が
木綿、羊毛等の天然繊維から成る布地等の表裏に
異なつた繊維を使用した被捺染布に対しても表裏
に対応する適当な2枚の転写紙を使用することに
より同時に表裏を転写捺染することができる。
わりに転写紙を用いることにより両面同時同色染
め、両面同時異色染め等も可能であり、また表面
がポリエステル、ナイロン等の合成繊維、裏面が
木綿、羊毛等の天然繊維から成る布地等の表裏に
異なつた繊維を使用した被捺染布に対しても表裏
に対応する適当な2枚の転写紙を使用することに
より同時に表裏を転写捺染することができる。
以上詳述した如く、本発明によれば、転写紙及
び被捺染布が転写シリンダー上に密着重合される
以前に蒸気により湿熱されることはないので、図
柄の泣き出し現象等を生ぜず、転写紙に施された
図柄に忠実で、かつ精緻な鮮明な捺染図柄を被捺
染布上に得ることができる。また常圧の飽和蒸気
又は常圧の過熱蒸気の蒸気雰囲気中で転写捺染を
行なうことにもとずく利点をも、前述の如く有す
るものである。
び被捺染布が転写シリンダー上に密着重合される
以前に蒸気により湿熱されることはないので、図
柄の泣き出し現象等を生ぜず、転写紙に施された
図柄に忠実で、かつ精緻な鮮明な捺染図柄を被捺
染布上に得ることができる。また常圧の飽和蒸気
又は常圧の過熱蒸気の蒸気雰囲気中で転写捺染を
行なうことにもとずく利点をも、前述の如く有す
るものである。
第1図は従来法を示す実施例の大略断面図、第
2図a,bは本発明における蒸気雰囲気と蒸気罐
体の相違を示す大略断面図、第3図及び第4図は
本発明の実施例を示す大略断面図。 1……被捺染布、2……転写紙、3……蒸気罐
体、4……転写シリンダー、5……エンドレス・
ベルト、6……前処理液槽、7……絞りロール、
8……乾燥機、9……ガイド・ロール、10……
密着ロール、11……バツク・ペーパー、12…
…洗浄液槽、13……絞りロール、14……乾燥
装置、15……振に落とし装置、16……ガイ
ド・バー。
2図a,bは本発明における蒸気雰囲気と蒸気罐
体の相違を示す大略断面図、第3図及び第4図は
本発明の実施例を示す大略断面図。 1……被捺染布、2……転写紙、3……蒸気罐
体、4……転写シリンダー、5……エンドレス・
ベルト、6……前処理液槽、7……絞りロール、
8……乾燥機、9……ガイド・ロール、10……
密着ロール、11……バツク・ペーパー、12…
…洗浄液槽、13……絞りロール、14……乾燥
装置、15……振に落とし装置、16……ガイ
ド・バー。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 常圧の飽和蒸気又は常圧の過熱蒸気の雰囲気
中で長尺の転写紙と被捺染布を一定時間転写シリ
ンダー上に密着重合させることにより、連続的に
転写捺染する方法において、転写紙と被捺染布及
び転写シリンダーの密着重合を、蒸気雰囲気の最
下端又は最下端以下の地点から開始し、しかも転
写後の転写紙と被捺染布の剥離を、転写シリンダ
ー表面から行なうことを特徴とする転写捺染法。 2 常圧の飽和蒸気又は常圧の過熱蒸気を満たし
て蒸気雰囲気を形成する蒸気罐体と、この蒸気雰
囲気中にあつて一部分が蒸気雰囲気の最下端又は
最下端以下の地点に接している転写シリンダー
と、転写紙及び被捺染布のそれぞれを誘導して転
写シリンダーの蒸気雰囲気の最下端又は最下端以
下の地点に密着重合させるガイド・ロールと、転
写捺染後の転写紙と被捺染布を互に剥離するため
転写シリンダー表面に接して設けられたロール
と、転写紙と被捺染布のそれぞれを誘導排出する
ガイド・ロールから成ることを特徴とする転写捺
染用装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3703177A JPS53122884A (en) | 1977-04-01 | 1977-04-01 | Transfer printing method and apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3703177A JPS53122884A (en) | 1977-04-01 | 1977-04-01 | Transfer printing method and apparatus |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS53122884A JPS53122884A (en) | 1978-10-26 |
JPS628314B2 true JPS628314B2 (ja) | 1987-02-21 |
Family
ID=12486256
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3703177A Granted JPS53122884A (en) | 1977-04-01 | 1977-04-01 | Transfer printing method and apparatus |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS53122884A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5473759B2 (ja) * | 2010-04-28 | 2014-04-16 | 株式会社東海理化電機製作所 | 転写装置 |
CN102285209B (zh) * | 2011-07-08 | 2015-06-24 | 长胜纺织科技发展(上海)有限公司 | 自动控制型转移印花装置 |
WO2018122854A1 (en) | 2016-12-28 | 2018-07-05 | Kornit Digital Ltd. | Dye sublimation calender |
-
1977
- 1977-04-01 JP JP3703177A patent/JPS53122884A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS53122884A (en) | 1978-10-26 |
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