JPS6020509B2 - 転写捺染法 - Google Patents

転写捺染法

Info

Publication number
JPS6020509B2
JPS6020509B2 JP52149743A JP14974377A JPS6020509B2 JP S6020509 B2 JPS6020509 B2 JP S6020509B2 JP 52149743 A JP52149743 A JP 52149743A JP 14974377 A JP14974377 A JP 14974377A JP S6020509 B2 JPS6020509 B2 JP S6020509B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transfer
sheet
heating
felt
dye
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP52149743A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5482486A (en
Inventor
省吾 水野
恭一 下村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP52149743A priority Critical patent/JPS6020509B2/ja
Publication of JPS5482486A publication Critical patent/JPS5482486A/ja
Publication of JPS6020509B2 publication Critical patent/JPS6020509B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coloring (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は転写捺染法の改良に関する。
基本シート上に昇華性染料(現実には、溶融蒸発の過程
を経るものを含めて、「昇華性染料」の語が代表的に用
いられるが、本明細書でもその用法に従う)による模様
を形成してなる転写シートの模様面に被転写体を重畳し
、この重畳体を転写シート側から加熱して、染料模様を
被転写体に移行染色することからなる加熱転写捺染法あ
るいは昇華転写捺染法は、工程が簡便で省力、無公害な
どの面で優れた乾式捺染法として布、織物などのシート
状繊維材料の染色に、近年急速に利用されはじめている
このような転写捺染法においては生産性の向上を計るた
め転写捺染機中の加熱ドラムは年々大型化しつつあり、
20000の/肌蓬あるいはこれ以上の径のものも出現
しつつある。このような加熱ドラムの大型化に伴い、熱
煤の循環路を工夫したり、熱媒の循環速度を遠くするな
どの改良が行なわれている。しかしながら、このような
加熱ドラム側からの改良だけでは、加熱ドラムの大型化
に伴う転写安定性の悪化、すなわち、ドラム周囲におけ
る加熱温度の変化に基因する転写むらの発生などを充分
防止することは不可能であった。このような点を改善す
るため、一部の転写捺染機においては被転写体シートを
予熱する装置が取り付けられており、予め被転写体シー
トを加熱oした後、熱転写する方法が行なわれている。
この方法においては布、織物等の被転写体シートの熱容
量が4・さいため熱転写時までにかなり冷却してしまう
という欠点がなお残される。本発明者らは上記欠点を解
消するために種々研タ究した結果、加熱ドラムに、転写
シートと被転写体シートの重畳体を加圧するための無端
(エンドレス)フェルトを加熱しながら熱転写を行なえ
ば、該フェルトは熱容量が大きいため、連続的に走行す
る上記重畳体を常に加熱ドラムと反対側か0ら熱してお
くことができることを見し、出して本発明を完成した。
すなわち、本発明は、基体シート上に昇華性染料による
模様を形成してなる転写シートの染料模様面に被転写体
シートを重畳し、該重畳体を加熱タドラムと加圧用無端
フェルトとの間に連続的に通し、上記無端フェルトの周
上に加えられた張力により上記重畳体を加熱ドラム周囲
に押しつけその周囲を周回する間に加熱加圧して染料模
様を被転写体シートに移行染色することからなる転写捺
染法において、上記無端フェルトを予め加熱しつつ行な
うことを特徴とする転写捺染法を要旨とする。
以下、図面を参照しつつ更に具体的に本発明を説明する
図面は本発明の加熱ドラムを用いて行なう連続転写法の
一例を概念的に示す側断面図である。
図面において、転写シート1の染料模様面(特に図示せ
ず)と必要に応じて用いる下受紙(バックシート)2の
間に被転写体シート3を挟持して得られる重畳体4を転
写ユニット5に導入する。転写ユニット5は加熱ドラム
6とその騒動機構(図示せず)、入口ロール7、出口ロ
ール8、加圧用無端フェルト9並びにフェルト加熱装置
10から本質的になるものであり、重畳体4は入口ロー
ル7で無機フェルト9に重ねられ、無機フェルトの周上
の一点に加えられた張力により加熱ドラム6に押しつけ
られその周囲を周回する間に転写シート1側から加熱さ
れて転写操作を受ける。上記無端フェルト9は加熱装置
10‘こより重畳体4に当接する前に予め加熱される。
従って、加熱装置10をできるだけ入口ロール7の近く
に設けておくことにより無端フェルトに与えた熱の損失
を少なくすることができるので好ましい。また、加熱装
置10と無機フェルト9の間には図示のように金網11
を介在させておくことにより、下受紙が切断した場合で
も加熱部と接触することなく発火の防止することができ
るので望ましい。上記において、フェルトを加熱する装
置には赤外線ヒーター、遠赤外線ヒーター、鋳込みヒー
ター、蒸気ヒーターなどを熱源とする任意のものが適用
できる。このような加熱装直により、上記無端フェルト
は上記重畳体に当綾する前に好ましくは100〜200
℃に加熱される。このフェルトは加熱ドラムを重畳体が
周回する間に徐々に熱を失うが、無端状であるため重畳
体と離れた後、再度加熱される。従って、重畳体は連続
的に、加熱されたフェルトに当援する。上記の如く、重
畳体を加熱ドラムとフェルトの間で加熱加圧することに
より染料を被転写体シートに移行させる。
転写後、重畳体4は図示のように下受紙2、転写シート
1および製品被転写体シート3に分けられ、それぞれ巻
き取りあるいは積み重ねられる。このような本発明の方
法は無端フェルトによる加圧タイプの既存の転写法捺染
機に応用することができる。次に本発明で使用する転写
シート自体は従来のそれと基本的に異なるものではない
すなわち、基体シートとしては、各種の紙、加工紙が経
済的に最も好ましく、その他セロフアン、各種樹脂フィ
ルムないいまシート、金属箔およびそれらの積層材料等
を用いることができる。
支持体上には、染料をセルロースエーテル類、ポリビニ
ルアルコール、ポリエチレンその他の任意の天然または
合成の薄膜形成性樹脂からなる結合剤、あるいは必要に
応じて加えられる昇華促進剤、油脂類等の助剤とともに
水、有機溶媒との液状媒体中に溶解ないし分散してなる
染料インキをスクリーン、グラビア、フレキソ、平版、
凸版等の任意の印刷方式にて印刷して、染料模様層を印
刷する。染料としては公知の熱転写用の各種染料類が用
0いられる。
すなわち、上記した転写温度で昇華(上述したように実
際には溶融、蒸発の過程を伴うものも含む)の分散染料
、塩基性染料、油瀞性染料、酸性染料などの各種染料が
用いられる。またそれ自体は、昇華性がないか昇華性が
乏しいも夕のであっても、特開昭49一12916号公
報に記載するような塩基類、酸化剤類等からなる昇華促
進剤とともに用いることにより適用することができる。
また、転写シート全面にオーバーコート層を設0けるこ
ともできる。
いずれにしても、転写用染料並びに染料インキの組成は
公知の範囲をそのまま用いることができるので改めて詳
述することは必要ないであろう。
典型的な転写シートは、支持体上に染料3の重量タ%以
下、と結合剤ならびに助剤からなる染料模様層を、1岬
以下の厚みで設けたものである。本発明の転写捺染法が
適用できる被転写体シート材料としては、被染着性を有
し、かつ可犠牲を有するシート材料を用いる必要がある
。特に本発0明において有用なものは、ポリエステル、
ボリアミド、アクリル、ポリビニルアルコール、アセテ
ート、レーヨン等の合成または半合成繊維:綿、麻、羊
毛、絹等の天然繊維;あるいはこれらの改質もしくは加
工繊維もしくは混紡の織物、編物、不織布等のシート状
繊維材料である。以下の説明から明らかなように本発明
においては無端フェルトを加熱しつつ転写捺染を行なう
ので、転写むらを解消し、生産性を著しく向上すること
ができる。
たとえば、がt又は1の径の加熱ドラムを用いる転写捺
染機では7〜10の/分の速度で転写を行なうと、従来
、熱蝶よりの熱供給が不足気味になり、加熱ドラムの全
面の温度低下が生じたり、あるいは部分的温度差が生じ
て転写むらが発生するが、本発明の方法によれば、全く
転写むらを解消できる。また、無端フェルトの長期使用
による劣化又は斜行による被転写体シートへの加圧むら
により生ずる転写むらも無端フェルトの加熱により解消
することが可能となる。
このように、本発明では熱容量の大きなフェルトを加熱
するので加熱ドラム周囲における加熱温度の変化を効率
的に抑制することができる。これは、フェルトを転写温
度(通常180〜220qo)付近まで加熱するため加
熱ドラムとフェルトの両面より転写シート、被転写体シ
ートおよび下受紙に熱を与えることができるためである
。又、本発明において、フェルト加熱装置を前記入口ロ
ールの近くに設けておくことにより該加熱装置が無端フ
ェルトばかりでなく下受紙もかなり加熱することになる
従って、下受紙は加熱されて、その中に含まれる水分が
加熱ドラム周囲での転写工程にはいるまでに充分除かれ
るので、下受紙のドラム上での収縮を少なくできる。こ
れにより、転写時の下受紙のしわによる転写むらを防止
することができる。このような効果は、本発明において
、図示しないが、加熱した無端フェルトに上記下受紙を
まず当援させ、しかる後これを転写シートおよび被転写
体シートと重畳させて、該重畳体を転写工程に移行させ
るように下受紙を供給する場合には、予めフェルトに接
した下受紙が確実に加熱させるので、特に大である。以
下、実施例を示して本発明をさらに具体的に説明する。
実施例中、「部」は「重量部」を示す。実施例 1 分散染料(住友化学社製TSRed305、C.1.D
ispemeRed60) ・・・・・
・8部エチルセルロ−ス(ハーキュレス社製N−7)…
…8部トルェン:インプロピルアルコール=8:2の混
液 ・・・・・・84
部からなるインキ組成物をグラビア用コート紙の一方の
面にグラビア印刷法により水玉模様を印刷して転写シー
トを作成し該転写シートを用いて、lm径の加熱ドラム
を有する転写捺染機(土谷製作所社製、100頂型)に
よりポリエステル繊維製織物への転写を次のように行な
った。
すなわち、下受紙として薄葉紙(三興製紙社製サツキ、
23夕/〆)を用い、転写シート、被転写体シートおよ
び下受紙の重畳体を、耐熱性ナイロンを主成分とする無
端フェルト(市川毛織社製)と21000に加熱した加
熱ドラムの間に7の/分の速度で連続的に通し、加熱加
圧した。加圧は4k9/めで行なった。この加熱加圧時
には、上記フェルトが重畳体に当綾する手前の位置に金
網を介して遠赤外線ヒーター(長さ1700の/机、狐
W)を5本有する加熱装置を設置し、無端フェルトを加
熱した。このようにして転写した所、転写むらのない製
品が連続的に得られた。さらに重畳体の速度を8肌/分
、9m/分、10肌/分としても同様であった。一方、
上記加熱装置を設置せずに同様な条件で転写したところ
、転写むらが一部に見られた。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の転写捺染法の一例を概念的に説明するた
めの側断面図である。 1・・・・・・転写シート、2・・・・・・下受紙、3
・・・・・・被転写体シート、4・・・・・・重畳体、
6・…・・転写シート、9…・・・加圧用無端フェルト
、10・・…・フェルト加熱装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 基材シート上に昇華性染料による模様を形成してな
    る転写シートの染料模様面に被転写体シートを重畳し、
    該重畳体を加熱ドラムと加圧用無端フエルトとの間に連
    続的に通し、上記無端フエルトの周上に加えられた張力
    により上記重畳体を加熱ドラム周囲に押しつけその周囲
    を周回する間に加熱加圧して染料模様を被転写体シート
    に移行染色することからなる転写捺染法において、上記
    無端フエルトを予め加熱しつつ行なうことを特徴とする
    転写捺染法。
JP52149743A 1977-12-13 1977-12-13 転写捺染法 Expired JPS6020509B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP52149743A JPS6020509B2 (ja) 1977-12-13 1977-12-13 転写捺染法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP52149743A JPS6020509B2 (ja) 1977-12-13 1977-12-13 転写捺染法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5482486A JPS5482486A (en) 1979-06-30
JPS6020509B2 true JPS6020509B2 (ja) 1985-05-22

Family

ID=15481803

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP52149743A Expired JPS6020509B2 (ja) 1977-12-13 1977-12-13 転写捺染法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6020509B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61137606U (ja) * 1985-02-14 1986-08-27
US8927801B2 (en) 2009-04-13 2015-01-06 The Procter & Gamble Company Absorbent articles comprising wetness indicators

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA2696886C (en) * 2007-08-23 2014-12-09 Colorep, Inc. Pulse heating methods and apparatus for printing and dyeing

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61137606U (ja) * 1985-02-14 1986-08-27
US8927801B2 (en) 2009-04-13 2015-01-06 The Procter & Gamble Company Absorbent articles comprising wetness indicators

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5482486A (en) 1979-06-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4238190A (en) Simultaneous transfer printing and embossing or surface texturing method
US3080270A (en) Process for making metallic pattern effects on sheet material
KR101425945B1 (ko) 프린트 및 염색을 위한 펄스 가열 방법 및 장치
US2804693A (en) Printing
US3813218A (en) Temporary supports,their preparation and their use in dry dyeing and in dry printing by hot transfer
CN210132891U (zh) 一种可用于丝绸印花的热升华转印纸
US4049374A (en) Simultaneous transfer printing and embossing or surface texturing method
JPS6020509B2 (ja) 転写捺染法
US4223057A (en) Simultaneous transfer printing and embossing or surface texturing method, and embossing member for use therein
US1993524A (en) Method of and apparatus for printing and dyeing
JP3553813B2 (ja) 昇華転写染色方法
CN211390556U (zh) 一种纺织品压印转移机
JP3994464B2 (ja) 両面転写捺染布帛及びその製造方法
US4173452A (en) Process for the continuous dyeing or printing of lengths of material
GB1598836A (en) Method of simultaneous transfer printing and embossing or surface texturing
US10369811B2 (en) Printing method for apparel fabric
GB1583953A (en) Transfer printing of textile material
US4076495A (en) Sulphurized paper supports
JPS588358B2 (ja) 感圧複写紙の製造方法
JPH05214681A (ja) 合成樹脂織布又は不織布の両面染色方法
WO2000044976A1 (en) Sublimation dye transfer to textile materials
US20080050517A1 (en) Pulse Heating Methods and Apparatus for Printing and Dyeing
JPS6020512B2 (ja) ホ−ムゾ−イング用捺染布の製造方法
JPH02210077A (ja) 天然繊維等の基布に対する熱転写プリント処理法
JPS5825787B2 (ja) 転写捺染を施した編織物の起毛方法