JPS6283107A - シ−ト付コンクリ−トブロツクの製造法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、シート上へコンクリートブロックを成形固
着することを目的としたシート付コンクリートブロック
の製造法に関するもので、コンクリートブロックの製造
、販売および使用の分野に属する。

（従来の技術） 従来シート付コンクリートブロックの製造法としては、
支持シート上へ接着剤で既製のコンクリートブロックを
接着する装置（明細書中に製造方法も記載されている。

特公昭５８−３９０６７号）と、シートの表面に任意配
列でループ状の突起物を設け、この突起物が納まるよう
にシートに所要の配列で型枠を載置し、然るのちこの型
枠にコンクリートを流し込み、コンクリートの硬化後に
上記型枠を除去するコンクリートブロックシー１・の製
造法が知られていた（特公昭５６１８３６７号）。

（発明により解決すべき問題点） 然し・乍ら、前記従来技術中既製のコンクリートブロッ
クをシー１へ上へ接着剤で固着する方法は、当該明細書
に記載されているように、支持シートの送り出し手段、
接着剤の塗布手段、ブロック搬送手段、ブロックを支持
シートに圧着する手段、製品の移送手段など、各種手段
の結合よりなり、装置の大型化を免れないのみならず、
既製コンクリートブロックの製造および搬送等従来のブ
ロックの製造に付加して、多くの装置を必要とするなど
の問題点があった。

またシート上でコンクリートブロックを製造する方法に
おいては、前記問題点の一部を解決するけれども、シー
１へとコンクリ−１へブロックとの固着力が小さい為に
、ブロック：ｑｎ後シー１−とブロックとが分離し易く
、かつコンクリート硬化まで型枠を使用しなければなら
ないので、多量生産する為には、広い場所を必要とする
などの問題点があった。

（問題点を解決する為の手段） 然るにこの発明は、シート上でコンクリートブロックを
成形するに際し、先づセメントモルタルを層着すること
、およびコンクリートを打設後、加圧と振動とによって
成形後直ちに型抜きできるようにして前記従来の問題点
を解決したのである。

即ちこの発明は、表面へ埋設用ループを突出させた所定
幅の強靭なシー１−を走行ラインに沿って間欠移動させ
、前記シー１−の停止時に、シー１へ上へ所定形状にセ
メントモルタル層を設け、該セメントモルタル層内へ前
記ループを埋込むと共に、前記セメントモルタル層上へ
、固練りのコンクリートを所定形状に打設し、該コンク
リートを加振プレス成形する。ついでシートを所定幅だ
け前進させ、前記コンクリートブロックの成形動作を繰
り返して同一シート上へ複数列のコンクリートブロック
を逐次成形することによりシート付コンクリートブロッ
クを製造する方法である。前記方法の実施に使用するシ
ートは、例えば強靭な合成樹脂シートに所定本数のルー
プ４ｉｉｆｆを一組とするループ条を並列設置したもの
で、各コンクリートブロックに対し複数のループ条が埋
設されるようになっている。前記において、シート上に
層着されるセメントモルタル層の厚さは、前記ループ条
を埋設し得る厚さ以上とする。またシートは、例えば−
側を支軸へロール状に巻いており、他側は所定の牽引具
（例えばウィンチ）に連結し、一定幅（例えば一つのコ
ンクリートブロック幅に、左右コンクリートブロックの
間隙幅を加えた幅）宛間欠的に移動させる。

（発明の作用） この発明は、シートと成形すべきコンクリートブロック
との間にセメントモルタル層を介装したので、前記セメ
ントモルタルによりシートと、コンクリ−１へブロック
とを緊密に固着することができる。またコンクリートは
固練り状で供給し、振動と加圧によってブロックを成形
するので、成形直後型抜きを行っても製品ブロックに型
開れを生じるおそれはない。

（実施例） 表面へブロックの下面へ埋設する為のループ１を突出さ
せた所定幅の合成樹脂製のシート２を間欠移動可能に敷
設する。このシート２は例えば−側を回転軸３ヘロール
状に巻き込み、他側を牽引具４で矢示５の方向へ牽引で
きるようになっている。前記シート１の上方に、振動機
７付型枠６が昇降可能に設置されると共に、型枠６上に
は加圧盤８が昇降自在に設けられている。前記において
、シート２が停止したならば、その上部へ型枠６を設置
し、ついで所定温の固練りのセメン１〜モルタルをホッ
パー９から分取しく計量箱１０が第１図中矢示１１のよ
うに移動する）、これをホッパー１２を介し型枠６内へ
投入する。この場合に振動機７を始動してセメントモル
タル層１３をほぼ一定の厚さにすると共に、ループ１を
セメントモルタル層内へ埋設する。次にホッパー１４の
下部に設けた計ａ箱１５を矢示１６のように移動して、
固練りのコンクリートを型枠６内へ投入すると共に、振
動１ｆｉ１７を始動し、かつ加圧盤８を矢示１８のよう
に下降させ、前記コンクリートに加圧と振動を付与して
型枠６内へコンクリートブロック１９を成形させる（第
２図、第３図）。ついで加圧盤８と型枠とを矢示２０の
ように上昇させ、シートを矢示５の方向へ一定幅移動さ
せた後、前記操作を繰り返してコンクリートブロックを
成形する。前記実施例において、セメントモルタルおよ
びコンクリートは共にスランプ０の固練りの為に、振動
加圧成形すれば、直ちに脱型しても形崩れを生じるおそ
れはない。また製品の外壁面は加圧振動によってきわめ
て緻密となっている。

またセメントモルタル層は、ループを確実に埋め込んで
いる為に、シートとの付着はきわめて強固であり、セメ
ントモルタル層とコンクリートとは、両者が軟かい間に
振動加圧成形されるので、両者は緊密に接着される。

（発明の効果） 即ちこの発明によれば、シート上へコンクリートブロッ
クを成形するに当り、先づシートの上へセメントモルタ
ル層を設けて、その上へコンクリートブロックを成形す
るので、シートとコンクリートブロックとは、セメント
モルタル層を介して緊密堅固に固着される効果がある。

またセメントモルタルおよびコンクリートは共に固練り
とし、かつ振動加圧成形するので、成形直後脱型しても
、製品に形崩れを生じるおそれはないなどの効果がある
。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の実施要領を示す説明図、第２図はこ
の発明により製造したシート付コンクリートブロックの
一部平面図、第３図は同じく一部を切断した正面図、第
４図は同じく一部縦断拡大図、第５図は同じく一部拡大
平面図である。 １・・・ループ　　　　　　２・・・シート６・・・型
枠　　　　　　　７・・・振動機８・・・加圧盤 １３・・・セメントモルタル層

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　表面へ埋設用ループを突出させた所定幅の強靭なシ
   ートを走行ラインに沿つて間欠移動させ、前記シートの
   停止時に、シート上へ所定形状にセメントモルタル層を
   設け、該セメントモルタル層内へ前記ループを埋込むと
   共に、前記セメントモルタル層上へ、固練りのコンクリ
   ートを所定形状に打設し、該コンクリートを加振プレス
   成形する。 ついでシートを所定幅だけ前進させ、前記コンクリート
   ブロックの成形動作を繰り返して同一シート上へ複数列
   のコンクリートブロックを逐次成形することを特徴とし
   たシート付コンクリートブロックの製造法 ２　シートは合成樹脂繊維の編成物よりなり、これにル
   ープ繊維の複数本を一組とするループ条をシートの長縁
   と平行に複数条設けた特許請求の範囲第１項記載のシー
   ト付コンクリートブロックの製造法 ３　セメントモルタル層の厚さはループの突出高さ以上
   とした特許請求の範囲第１項記載のシート付コンクリー
   トブロックの製造法 ４　シートの間欠送りは、コンクリートブロックの幅に
   、左右コンクリートブロックの間隔を加えた長さとした
   特許請求の範囲第１項記載のシート付コンクリートブロ
   ックの製造法