JPS6283065A - 塗布装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （八）産業上の利用分野 本発明は塗布装置に関し、特に円筒形状体の外表面に均
一な厚さの塗布層を連続的に効率よく形成するに適した
塗布装置に関するものである。

（８）従来技術及びその問題点 円筒形状体のような被塗布基材の円外周面上に塗布材を
被覆する方法として、スプレー法、浸漬法、リング状液
体容器を用いる垂直型塗布法、カーテン塗布法、ブレー
ド塗布法、ロール塗布法、■ウストルジョン法等の種々
の方法が知られている。このうちリング塗布法について
は、特開昭５３−２２５４４、同町５６−１０１１４９
、同町５８−１１０６４、同町５８−１８０２６１など
に示されている。リング塗イ［法は、円筒形状体の外径
より僅かに小さい内径の弾性リングと液体容器外筒とを
一体となし、このリングの中に円筒形状体を貫通させて
円筒形状体の外表面とで形成された塗布室に塗布液を供
給し、円筒形状体あるいはリングのいずれか又は両方を
移動させることによって、円筒形状体の外表面に塗布す
るものである。このリング塗布法は、塗布層の表面平滑
性に優れ、また、塗布液との接触時間が短かいため、多
層塗布にも適している利点がある。しかし、これらのリ
ング塗布法は塗布室内の塗布液を円筒形状体の外周面に
塗布中又は停止している間、常に静止した状態にあるた
め、多数の円筒形状体を連続的に長時間塗布する場合、
塗布液表面と外気との接触により塗布液表面又は円筒形
状体の外周面と塗布液との接触点に乾燥皮膜物を生じ易
く、常に均一な塗布層を形成することは困難であった。

リング塗布法で円筒形状体の外周面に垂直方向に塗布す
る場合、一般的には、塗布液を塗布した後、乾燥終了す
るまでに液ダレによる塗布ムラを生じ易く、この影響を
防止するために、比較的蒸発速度の早い溶剤系を溶媒と
して使用する。

しかるに、これらの塗布装置では、リング内部に満され
た塗布液表面は静置された状態にあり、外気との接触に
より乾燥皮膜物を発生し易く、長時間連続塗布において
は、塗布ムラが発生し易いという欠点がある。

（Ｃ）発明の目的 本発明の目的は、上記のような欠点を解決し、長時間連
続塗布において、常に均一な塗布面を得ることのできる
塗布装置を提供することにある。

（Ｄ）発明の構成 本発明の目的は、円筒形状体の外周面に塗布層を形成す
るリング塗布装置において、リング内部の塗イ［室に満
たした塗布液を連続的又は間欠的に微動撹拌する手段を
設けたリング塗布装置により達成された。

以下に本発明に用いられるリング装置を図面により説明
する。

第１図は本発明の塗布装置を用いて円筒形状体の外周面
に塗イ■している状態を示す断面図でおる。

又、第２図は攪拌羽を固定した蓋とモーターとのギＶ一
連結を示す図である。図中（１）は円筒形状体の被塗布
材であり、（２）はリング本体である。

リング本体（２）の内部の塗布層（８）には塗布液（４
）と、ゴム等の弾性材料からなるリング状パツキン（３
）が設けられている。このパツキン（３）は被塗布材（
１）と同心円で、かつ、これよりもやや小さな径をもつ
ものである。（５）は攪拌羽であり、（６）は攪拌羽を
固定した蓋である。更に蓋（６）はモーター（７）とギ
ヤ一連結により回転する様になっている。攪拌羽（５）
は、第２図に示す様に、複数個を使用することができ、
かつ、形状についてはスクリュウ型、Ｔ字型、Ｌ字型等
があるがこれらに限定されない。

更に、Ｍ（６）と攪拌羽（５）とを一体型とせず、それ
ぞれ独立して設けることも出来る。

攪拌羽（５）の取りつけ位置は、液面の乱れによる塗布
ムラを防止するために、円筒形状体（１）への塗布近傍
から出来るだけさけた位置とすることか好ましい。

モーター（７）の回転速度は可変調整ができる様になっ
ており、円筒形状体（１）の外周面に塗布している間は
攪拌を停止させるか、又は、液面の乱れによって局部的
な塗布ムラを生じない程度の微動撹拌させることが好ま
しい。塗布していない間は攪拌力をやや強くしてやるこ
とができる。本発明の攪拌羽を設けたリング装置の使用
に際しては、液面の乱れによって局部的な塗布ムラを生
じない様な回転速度、攪拌羽の取り付は位置、隈拌羽の
形状、取り付は個数等の条件を選定するのが好ましい。

攪拌羽（５）及び蕎（６）の材質は、金属、プラスチッ
ク等任意であるが耐溶剤性を有することが必要である。

上記のリング装置を使って塗布する場合の昇降手段とし
ては、特願昭５９−１０１３７０のような公知のものか
使用できる。

（Ｅ）実施例 第１図のリング塗布装置において、先ず攪拌羽（５）及
び若（６）を取り除いた状態で、直径１１６履のアルミ
ニウム管（長さ３３　ｃｍ　＞の外周面上へ下記処方の
分散液を連続的に３０本塗布し、自然乾燥させた。連続
塗布するための昇降手段として特願昭５９−１０１３７
０に記載の装置を用いて、塗イ「速度１０ｍｍ／ｓｅｃ
の一定速度で塗布した。

この結果、塗布開始後約１０本口より塗布液表面と円筒
形状体の外周面との接触点に発生した乾燥皮膜物により
、縦筋ムラが発生しはじめた。

一方、本発明の攪拌羽（５）及び蓋（６）を取り付けた
装置を用い、連続微動攪拌（回転速度２０ｒｌ）ｍ）し
ながら、同様に３０本のアルミニウム管を連続塗布した
。撹拌羽はＬ字型で同心円上に４本取り付けた。この結
果、最終塗布３０本本目おいても塗布ムラの発生はなく
、乾燥後に電位を測定したところ円周方向及び長さ方向
において、２％以内の電位のフレがあるだけであり、多
数の円周形状体について同じ品質が再現性よく確保でき
る本発明によれば、円筒形状体の全長にわたって極めて
均斉な塗布層を多数の連続的塗布において形成すること
ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明における塗布装置の一興体例を用いて塗
布している状態を示す主要部の断面図、第２図は攪拌装
置の一興体例を示す斜視図である。 （１）・・・・・・円筒形状体 （２）・・・・・・リング本体 （３）・・・・・・ゴムパツキン （４）・・・・・・塗布液 （５）・・・・・・攪拌羽 （６）・・・・・・蓋 （７）・・・・・・モーター （８）・・・・・・塗布室 第１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 円筒形状体の外表面に塗布層を形成するリング塗布装置
   において、リング内部の塗布室に満たした塗布液を攪拌
   する手段を設けたリング塗布装置。