JPS6282309A - 三次元測定機 - Google Patents

三次元測定機

Info

Publication number
JPS6282309A
JPS6282309A JP22404985A JP22404985A JPS6282309A JP S6282309 A JPS6282309 A JP S6282309A JP 22404985 A JP22404985 A JP 22404985A JP 22404985 A JP22404985 A JP 22404985A JP S6282309 A JPS6282309 A JP S6282309A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
probe
axis
measured
measuring
measuring machine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP22404985A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Hayashi
孝二 林
Susumu Yoshioka
晋 吉岡
Kenji Ono
憲次 小野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsutoyo Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Mitsutoyo Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsutoyo Manufacturing Co Ltd filed Critical Mitsutoyo Manufacturing Co Ltd
Priority to JP22404985A priority Critical patent/JPS6282309A/ja
Publication of JPS6282309A publication Critical patent/JPS6282309A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)
  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、三次元測定機に係り、特に測定対象物の長さ
や孔径等の他、真円度等も測定可能な三次元測定機に関
する。
〔背景技術とその問題点〕
載物台に載置された測定対象物と測定機本体に支持され
たプローブとを移動機構によって三次元的に相対移動さ
せ、これにより測定対象物の測定面とプローブの測定子
との相対移動量を検出してこの検出移動量をデータ処理
装置で所定処理し、測定対象物の形状或いは寸法等を測
定するようにした三次元測定機が知られており、測定対
象物の長さ寸法や孔径等を高精度かつ高速に測定できる
ことから普及しつつある。三次元測定機の種類には、測
定対象物の測定箇所毎にプローブの測定子を接触等させ
て関与させるために前記移動機構を測定作業者が手作業
で駆動させる手動型と、移動機構にモータ等の駆動源を
設け、これをプログラムに従って制御しながら駆動させ
る自動駆動型とがある。
しかし、手動型、自動駆動型を問わず三次元測定機は、
プローブの測定子と測定対象物とを三次光測機の構造上
定まる直交三輪のX軸、Y軸、Z軸の合成方向へ相対移
動させるものであるため、それぞれの測定箇所毎にその
座標値を求め、例えば孔の内径を測定するときはこの孔
の内周面の三点に測定子を接触等させることにより各点
の座標値を求め、これらの座標値のデータを所定処理す
るようにしている。
このため従来の三次元測定機では、孔や軸の円周方向に
連続した測定データを必要とする真円度、円筒度等の測
定作業は長さ寸法や孔径の測定作業と一連に行うことは
できず、測定対象物を載物台から一旦取り外した後、そ
れぞれの専用測定機械にセットして真円度等を測定しな
ければならない。
従って作業効率が極めて悪(、また測定作業全体を通し
て測定条件を同じにできないため測定精度上の問題があ
った。特に、三次元測定機が自動駆動型の場合には、測
定作業者による測定対象物の載物台からの取り外し、載
物台への取り付はセット作業を必要とするため、折角の
自動駆動型三次元測定機の有効性が失われることとなる
〔発明の目的〕
本発明の目的は、測定対象物の真円度、円筒度等をも測
定でき、従って測定項目の豊富化を図り、有用性の拡大
を達成できる三次元測定機を提供するところにある。
〔問題点を解決するための手段および作用〕このため本
発明に係る三次元測定機は、載物台に載置された測定対
象物と測定機本体に支持されたプローブとを移動機構に
よって三次元的に相対移動させ、測定対象物の測定面と
プローブの測定子との相対移動量を検出することにより
、この検出移動量をデータ処理装置で所定処理して測定
対象物の寸法、形状等を測定する三次元測定機において
、前記プローブを前記測定機本体に不動状態で取り付け
るのではなくz軸線を中心に回転可能に装着し、またプ
ローブの前記測定子をこのZ軸線と直交する方向へ変位
可能とし、プローブのZ軸線を中心とする回転角度を角
度検出器で検出するとともに、測定対象物の孔等の丸軸
状部分に当接せしめられてこの丸軸状部分の形状に従っ
てX軸方向と直交する方向へ変位する前記測定子の変位
量を変位検出器で検出し、前記角度検出器とこの変位検
出器との出力信号を所定処理することにより丸軸状部分
の真円度等を測定するようにしたものである。
〔実施例〕
第1図は本実施例に係る三次元測定機の全体図である。
基台1の上部には左右のサイドカバー2の間において載
物台3がY軸方向へ移動自在に設けられ、基台1の左右
側面に固定された支柱4の上部には横桁部材5が取り付
けられ、この横桁部材5にはスライダ6がX軸方向に移
動自在に設けられている。スライダ6と一体化されてる
カバー7の内部にはZ軸構造物8が垂直方向、すなわち
X軸方向に昇降動自在に配置され、またZ軸構造物8の
内部にはZスピンドル9が組み込まれており、Z軸構造
物8の下端から突出したZスピンドル9の先端にプロー
ブ10が装着される。以上の基台1、載物台3、支柱4
、横桁部材5、スライダ6、カバー7等によって測定機
本体が構成され、この測定機本体にプローブ10がZス
ピンドル9、Z軸構造物8を介して取り付けられる。
゛第2図はZ軸構造物8の駆動装置を示すカバー7の断
面図である。横桁部材5を囲むように四角枠状に形成さ
れたスライダ6はエアーヘアリング11によって横桁部
材5に対してX軸方向へ摺動自在となっており、四角柱
状のZ軸構造@IJ8はスライダ6に結合されたブラケ
ット12のエアーベアリング13によりX軸方向である
Z軸構造物8の軸方向に移動可能になっているとともに
、Z軸線を中心に回転できないようになっている。スラ
イダ6にはモータ14が据え付けられ、このモータ14
の駆動軸にはプーリ15、タイミングヘルド16、プー
リ17を介して垂直方向を軸方向とするねじ軸18が連
結され、ねし軸18に螺合せしめられたナンド部材19
にはカバー7に取り付けられたガイドレール20を両側
から挟む回転自在なローラ21が設けられ、モータ14
によりねじ軸18が回転すると、ローラ21でナツト部
材19は回転が阻止されてねし軸18の送り作用により
上下動する。ナツト部材19にはZ軸構造物8側へ延び
る突出部材22が一体に設けられ、この突出部材22は
2軸構造物8の上端に結合された連結部材23で上下か
ら挟まれ、これによりナツト部材19と2軸構造物8と
の連結がなされ、ナツト部材19が上下動するとZ軸構
造物8はX軸方向へ移動する。
以上のモータ14、ねじ軸18、ナツト部材19等によ
りZ軸構造物8をX軸方向へ移動させるための駆動装置
24が構成される。Z軸構造物8にはエアーバランスシ
リンダ25が組み付けられており、このシリンダ25の
内部に摺動自在に配置されたピストン26のピストンロ
ッド27は前記スライダ6に固定されたブラケット28
の上端に連結され、シリンダ25にはピストン26の上
部においてエアーが供給されているため、このエアーの
圧力によりZ軸構造物8はそのM景がバランス支持され
ながら上下動する。
前記基台1に対する載物台3のY軸方向の移動、および
前記横桁部材5に対するスライダ6のX軸方向の移動は
2軸構造物8の駆動装置24と同様にモータやねし軸等
によって構成されたそれぞれの駆動装置により行われ、
これらのY軸、Y軸、Y軸についてのそれぞれの駆動装
置は予め設定されたプログラムに従いコンピュータで駆
動制御され、!!載物台に固定セットされた測定対象物
29に対してプローブ10を測定手順に従って三次元的
に相対移動させる。
!!載物台が基台1に対して移動するとプローブ10と
測定対象物29とにY軸方向への相対移動が生じ、また
スライダ6が横桁部材5に対して移動するとプローブ1
0は測定対象物29に対してX軸方向へ移動し、さらに
Z軸構造物8がスライダ6に対して移動するとプローブ
10と測定対象物29とにX軸方向への移動が生ずる。
前記Y軸、Y軸、Y軸についてのそれぞれの駆動装置お
よび載物台3、横桁部材5等によりプローブ10と測定
対象物29とを三次元的に相対移動させる移動機構が構
成され、それぞれの駆動装置はプログラムに基づいてコ
ンピュータで制御されるため本実施例に係る三次元測定
機は自動駆動型になっている。プローブ10の測定対象
物29に対するY軸方向相対移動量は基台1と載物台3
との間に設けられたY軸移動量検出器30 (第5図参
照)により検出され、またプローブ10の測定対象物2
9に対するX軸方向、X軸方向の各相対移動量は横桁部
材5とスライダ6との間に設けられたX軸移動量検出器
31、スライダ6とZ軸構造物8との間に設けられたZ
軸移動i横出器32で検出される。
第1図に示すように載物台3の後端部にはプローブスト
フカ33が設置され、このプローブストフカ33には測
定対象物29の測定面の形状等に合わせて前記Zスピン
ドル9に順次交換されて装着される複数のプローブ10
が収納される。プローブ10には測定子34が測定対象
物29の測定面に接触するとタッチ信号を出力するタッ
チ信号式プローブ35と、測定対象物29に形成された
孔36Aや円柱部36B等の丸軸状部分36の真円度、
円筒度等を測定するための真円度等用プローブ37とが
ある。タッチ信号式プローブ35には測定子34の長さ
が異なるものや、測定子34をプローブ本体の軸線に対
して屈曲回動できてその屈曲姿勢に測定子34を保持で
きるもの等があり、第1図ではZスピンドル9に測定子
34がこの屈曲回動式になっているタッチ信号式プロー
ブ35が取り付けられている。
第4図の通りプローブストッカ33は載物台3の上面に
取り付けられた底部33Aと、底部33Aから立設され
た脚部33Bと、脚部33Bの上端に水平に固定された
頂部33Gとがらなり、側面コ字型になっている。頂部
33Cには前方に開口する平面U字状の溝34が形成さ
れ、この溝34は複数あり、それぞれのプローブ10は
所定の溝34に挿入係合されてブローブス)7カ33の
対応位置付けられた場所に収納される。前記真円度等用
プローブ37はプローブ本体39と、姿勢変更手段40
を構成する姿勢変更機構41と、検出ユニット42とを
備えて構成されている。
プローブ本体39は上端にプルスタッド43を有し、こ
のプルスタッド43の下部にテーバ突部44およびフラ
ンジ部45が一体に設けられている。このプローブ本体
39の構成は前記タッチ信号式プローブ35についても
同じである。プローブ本体39の下部には支持部材46
の両端部の軸受47で回転自在に支持されたねじ軸48
が設けられ、ボールねしであって軸方向を水平方向とす
るこのねじ軸48にはナンド部材49が螺合せしめられ
、ナンド部材49は支持部材46の下面に摺動自在に接
触して回転が阻止されている保持部材50の内部に保持
されており、ねじ軸48が回転すると保持部材50はね
じ軸48の送り作用で水平移動する。これらのねじ軸4
8、ナツト部材49等により前記姿勢変更機構41が構
成される。
保持部材50の下面に前記検出ユニット42が取り付け
られ、この検出ユニット42は変位検出器51と、変位
検出器51から下方へ延びる測定子52とからなる。測
定子52はねし軸48の回転により保持部材50が水平
移動するとプローブ37の径方向へ直線的に強制移動せ
しめられ、この結果測定子52の姿勢が変更される。測
定子52の上端は変位検出器51に揺動自在に連結され
、従って測定子52はZ軸方向に対して傾動可能である
ためZ軸線と直交する方向すなわち水平方向へ変位可能
になっている。変位検出器51は測定子52のこの水平
方向への変位量を検出する差動トランス等によって構成
され、測定子52の変位量に応じた電気アナログ信号を
出力するようになっている。
前記ねじ軸48の一方の端部は軸受47から突出し、こ
の突出端部に第1クラッチ部材53が取り付けられてい
る。真円度等用プローブ37がプローブストッカ33に
載置収納されたとき、この第1クラッチ部材53はプロ
ーブストフカ33の脚部33Bに形成された孔54を貫
通し、プローブストフカ33の後側に突出する。プロー
ブストフカ33にはブラケット55を介してモータ56
が取り付けられ、プローブストッカ33の後側に配置さ
れたモータ56の出力軸には第2クラッチ部材57が設
けられている。第1および第2クラツチ部材53.57
により電磁クラッチ58が構成され、この電磁クラッチ
58が接続されてモータ56が回転すると送りねじ軸4
8が回転する。
このようにモータ56はねじ軸48を回転させて前記姿
勢変更機構41を駆動させる駆動装置を構成し、姿勢変
更機構41とモータ56とにより測定子52の位置をプ
ローブ37の径方向に直線的に移動させる姿勢変更手段
40が構成される。
第3図は前記Z軸構造物8の内部構造を示す。
中空のZ軸構造物8の内部にはモータ59が下向きに配
置され、このモータ59の出力軸に取り付けられた小径
ギヤ60は中間軸61の上端に取り付けられた減速用の
大径ギヤ62に噛合し、中間軸61の下端には前記Zス
ピンドル9が結合一体化され、Zスピンドル9は軸受6
3によりZ軸線を中心に回転自在になっている。Z軸構
造物8の下端から露出したZスピンドル9の先端にはビ
ン64が設けられ、このピン64がプローブ10のフラ
ンジ部45に形成された孔に係合することによりプロー
ブ10はZスピンドル9に円周方向に位置決めされて支
持される。前記モータ59、小径ギヤ60、大径ギヤ6
2、連結軸61等によりZスピンドル9およびプローブ
10を回転させるための回転駆動手段65が構成される
連結軸61にはカービックカップリング66の一方の噛
合部材である第1ギヤ67が取り付けられ、他方の噛合
部材である第2ギヤ68は第1ギヤ67と上下に対向す
る。第2ギヤ6日はシリンダ69の上下動自在なピスト
ン70のピストンロッド71と一体化され、ピストン7
0はばね72で常時下方へ付勢されているため第1およ
び第2ギヤ67.68は噛合する。第2ギヤ68にはZ
軸構造物8に結合されているダイヤフラム73が取り付
けられ、ダイヤフラム73は上下に変位可能であるため
第2ギヤ68は上下動できるが、第2ギヤ68の回転は
ダイヤフラム73で阻止されるようになっている。第1
および第2ギヤ67゜68には円周方向に多数の歯が形
成されているため、第1および第2ギヤ67.68が噛
合するとZスピンドル9、プローブ10の回転が不可能
になってこれらのZスピンドル9、プローブ10の回転
方向角度位置決めがなされるとともに、この角度位置決
めは回転方向の任意な位置で行えるようになっている。
これらの第1および第2ギヤ67.6日、シリンダ69
等によりZ軸構造物8に対するZスピンドル9、プロー
ブ10のZ軸線を中心とする回転方向相対位置を所定角
度位置に固定化するための角度位置決め手段74が構成
される。
連結軸61にはロータリディスク75が取り付けられ、
Z軸構造物8の内面にはこのロークリディスク75とと
もにロータリエンコーダ77を構成する検出器76が取
り付けられ、ロータリエンコーダ77は連結軸61にお
いて前記回転駆動手段65と連結されてこの回転駆動手
段65の駆動によるZスピンドル9、プローブ10の回
転角度を検出する角度検出器78になっている。角度検
出器78はロータリエンコーダ77の、他に例えばパル
スジェネレータでもよい。
Z軸構造物8の内部にはシリンダ79が組み込まれ、こ
のシリンダ79のピストン80のピストンロッド81は
下方へ延びて中空の連結軸61の内部に挿入される。ピ
ストンロッド81の下端は中空のZスピンドル9の内部
に挿入されている駆動棒82の上端とボール83を介し
て接続され、駆動棒82はばね84で常時上方へ付勢さ
れている。このためピストンロッド81と駆動棒82は
軸方向へ一体に移動するが、駆動棒82はピストンロッ
ド81に対して自由回転できるようになっている。駆動
棒82の下端にはZスピンドル9の内部中央部に形成さ
れた小径孔85に上下摺動自在に配置されたボールホル
ダ86が設けられ、このボールホルダ86には窓孔87
に嵌入されて複数のボール8日が径方向に移動自在に配
置されている。Zスピンドル9の内部には小径孔85と
連続する大径孔89が形成され、さらに大径孔89と連
続してZスピンドル9の下面に開口するテーバ孔90が
形成されている。
シリンダ79にエアーを供給してピストンロフト81、
駆動棒82をばね84に抗して押し下げ、ボールホルダ
86をボール88と大径孔89とが一致する位置まで下
降せしめ、この状態でプローブ10の前記プルスタッド
43をボールホルダ86の内部に挿入させると、ボール
88は外径方向へ押し拡げられてボールホルダ86の内
部へのプルスタッド43の挿入が可能となり、次いでシ
リンダ79からエアーを排出してばね84の付勢力で駆
動棒82、ピストンロッド81を上昇させると、ボール
88は大径孔89から小径孔85に移行するため内径方
向へ移動せしめられ、この結果プルスタッド43の小径
軸部にボール88が係合してボールホルダ86とともに
プローブ10が引き上げられ、プローブ10はテーバ孔
90へのテーバ突部44の嵌入によって位置決めされつ
つZスピンドル9に装着される。シリンダ79に再びエ
アーを供給してボールホルダ86を押し下げることによ
りボール88と大径孔89とを一致せしめると、プルス
タッド43のテーバ作用とプローブ10の重量とにより
ボール8日は外径方向へ移動せしめられるため、プロー
ブ10はZスピンドル9から離脱する。
以上のシリンダ79、ピストンロッド81、駆動棒82
、ボールホルダ86等によりプローブ1をZスピンドル
9に取り付け、取り外すためのプローブ着脱機構91が
構成される。
次に作用について述べる。
測定作業は第1図で示すように孔36A、円柱部36B
等のように内径または外径の真円度、円筒度等の測定が
必要な測定対象物29について行われる。最初の測定作
業が第1図に示すようにプローブ本体に対して測定子3
4の姿勢が屈曲しているタッチ信号式プローブ35を用
いて行われるものである場合には、測定子34の向きを
測定対象物9の測定面の傾き方向等に合致したものにす
る。すなわち、第3図で示された角度位置決め手段74
のシリンダ69にエアーを供給し、ばね72に抗して第
2ギヤ6日を上昇させることにより第1ギヤ67との噛
合を解除させ、Zスピンドル9を自由回転可能状態とし
た後、回転駆動手段65のモータ59を回転させること
により小径ギヤ60、大径ギヤ62、連結軸61を介し
てZスピンドル9およびタッチ信号式プローブ35をZ
軸線を中心に回動させる。タッチ信号式プローブ35の
測定子34の向きが所定の向きになったときモータ59
の回転を停止させ、次いでシリンダ69からエアーを排
出してばね72のばね力で第2ギヤ68を第1ギヤ67
に噛合させ、これにより角度位置決め手段74の作用に
よりZスピンドル9およびタッチ信号式プローブ35を
その回転角度位置で位置決め、固定状態とし、測定子3
4の向きを一定とする。モータ59の回転量は前記移動
機構を駆動制御するコンピュータで制御される。
次いでX軸、Y軸、Y軸のそれぞれについての前記駆動
装置がプログラムに基づきコンピュータで制御されなが
ら駆動され、タッチ信号式プローブ35と測定対象物2
9とは三次元的に相対移動する。この相対移動はプログ
ラムによる測定手順に従って各測定ステップ毎に行われ
、必要な場合にはこの測定ステップ毎に測定子34の向
きが前述と同じ方法で変更される。
タッチ信号式プローブ35と測定対象物29とのX軸、
Y軸、Y軸についての相対移動量は第5図の検出器30
,31.32で検出され、これらの検出器30.31.
32からの出力は検出回路92.93.94において波
形整形、分割等されて相対移動量に応じた数のパルスが
発生し、このパルス数はカウンタ95,96.97で計
数され、計数値信号はデータ処理装置98に入力される
タッチ信号式プローブ35は各測定ステップ毎に測定子
34が測定対象物29の測定面に接触するとタッチ信号
を出力し、このタッチ信号がデータ処理装置98に入力
すると、タッチ信号発生時におけるカウンタ95.96
.97からの計数値信号に基づき演算機能を有するデー
タ処理装置98が測定対象物29の形状、長さ寸法或い
は孔径等を各測定ステップ毎に演算し、これにより測定
された結果は表示装置99にデジタル表示され、また記
録装置100に記録される。タッチ信号式プローブ35
がカウンタ95,96.97に接続されている場合には
、タッチ信号が出力されるとカウンタ95.96.97
はそのときのパルス数をホールドし、このホールドされ
た信号値に基づきデータ処理装置98が測定対象物29
の形状等を演算する。
次の測定作業が前記丸軸状部分36の真円度等の測定の
場合には、以上の測定作業を行っている間に前記プロー
ブスト7カ33に収納されて用意されている真円度等用
プローブ37についての準備作業を行っておく。具体的
に説明すると、第4図で示された電磁クラッチ58を接
続し、姿勢変更手段40を構成するモータ56を回転さ
せてねじ軸48を回転させ、測定子52の位置をプロー
ブ37の径方向に直線的に強制移動させることにより、
このプローブ37がZスピンドル9に装着されたときに
おけるZスピンドル9の中心軸と測定子52との距離を
真円度等を測定すべき丸軸状部分36の半径に対応した
ものとする。この後、電磁クラッチ58の接続を切る。
モータ56の回転量は前記コンピュータにより制御され
る。
このように本実施例では真円度等の測定作業のための真
円度等用プローブ37についての準備作業は、前の測定
作業が行われている間に実施されるため測定作業時間の
短縮を図ることができる。
また、プローブ37の測定子52の位置は姿勢変更手段
40によりプローブ本体39に対して径方向に移動自在
になっているため、任意な径寸法を有する丸軸状部分3
6に対して共通性を有するようになり、真円度等の測定
に必要なプローブの故を削減できる。特に、姿勢変更手
段40は姿勢変更機構41と、この機構41を駆動させ
る駆動装置としてのモータ5Gとからなり、モータ56
はプローブストッカ33に取り付けられてプローブ37
には設けられていないため、その分プローブ37の重量
を軽減できるとともに、姿勢変更機構41を大型化して
測定子52の移動量を大きなものにできる。
タッチ信号式プローブ35による測定作業終了後、第1
図の載物台3をY軸方向へ移動させてZ軸構造物8の真
下にプローブストッカ33を位置せしめ、次いでスライ
ダ6をX軸方向へ移動させ、第2図で示したY軸の駆動
装置24でZ軸構造物8を下降させ、さらに第3図で示
したシリンダ79にエアーを供給してボールホルダ86
を下降させることによりプローブ着脱機構91によりタ
ッチ信号式プローブ35をZスピンドル9からプローブ
ストフカ33の予め対応位置付けられた箇所に移し換え
、収納する。この後Z軸構造物8を上昇させ、さらにス
ライダ6をX軸方向へ移動させてZ軸構造物8を真円度
等用プローブ37の真上に位置せしめ、Z軸構造物8を
再び下降させてプローブ着脱機構91によりこのプロー
ブ37をZ軸スピンドル9に取り付ける。
次いで前記Y軸、Y軸、Y軸についてのそれぞれの駆動
装置の駆動により真円度等用プローブ37を測定対象物
29の丸軸状部分36に近づけ、さらに測定子52をこ
の丸軸状部分36の測定面にその径方向から当接させる
。第3図で示した角度位置決め手段74のシリンダ69
にエアーを供給することにより第1ギヤ67と第2ギヤ
68との噛合を解除させ、次いで回転駆動手段65のモ
ータ59を回転させることによりZスピンドル9、プロ
ーブ37をZ軸線を中心に回転させる。この結果、測定
子52は丸軸状部分36の測定面を一周しながら測定面
形状に応じて丸軸状部分36の径方向へ変位するため、
プローブ37の前記変位検出器51からは測定子52の
変位量に応した連続アナログ信号が出力し、この信号は
第5図の前記データ処理装置98に入力される。以上の
作業中、Zスピンドル9と一体に回転する前記連結軸6
1にはロークリエンコーダ77による角度検出器78が
設けられているため、この角度検出器78によって丸軸
状部分36の測定面と測定子52との回転方向の位置関
係が常に検出され、この検出信号はデータ処理装置9日
に入力される。
変位検出器51からの出力信号と角度検出!′i78か
らの出力信号はデータ処理装置9日で演算処理されて丸
軸状部分36の真円度が求められ、この測定結果は表示
装置99にデジタル表示され、また記憶装置100に記
録される。なお、この真円度測定時にはプローブ37の
回転中心であるZスピンドル9の軸心と丸軸状部分36
の中心とを正確に一敗させることが好ましいが、不一致
であっても、データ処理装置98の演算によって補正で
きる。
丸軸状部分36の複数箇所の真円度、円筒度を測定する
場合には以上の回転駆動手段65によるZスピンドル9
、プローブ37の回転と、前記Y軸の駆動装置24によ
るZ軸構造物8の垂直移動とを実施すればよく、円筒度
の演算のためにデータ処理装置90に入力させるZ軸構
造物8の垂直移動量は前記Z軸移動量検出器32によっ
て得′られる。なお、回転駆動手段65によりプローブ
37を回転させることにより丸軸状部分36の円周方向
に表面粗さ測定することも可能である。
以上の真円度等の測定作業終了後、プローブストッカ3
3に収納されている他のプローブ10により測定作業を
行う場合には、前述と同じ手順でプローブの交換を行う
プローブ交換作業、および回転駆動手段65等による真
円度等の測定作業はコンピュータの制御により自動的に
行われる。
以上で明らかなように、真円度、円筒度等の測定のため
に真円度等用プローブ37をZ軸線を中心に回転させる
ことはタッチ信号式プローブ35の測定子34を所定の
向きにするためにZ軸構造物8の内部に組み込まれてい
る回転駆動手段65を利用して行え、同一手段の兼用化
によって真円度等の測定作業を行える。Z軸構造物8の
内部にはZスピンドル9、プローブ35の回転方向位置
決めのための角度位置決め手段74が設けられているが
、この角度位置決め手段74は解除可能であるため真円
度、円筒度等の測定作業の場合には解除すればよく、タ
ッチ信号式プローブ35による測定作業の場合にのみ使
用される。
以上の実施例の三次元測定機ではY軸とY軸が水平方向
でY軸が垂直方向であったが、Y軸とY軸のいずれか一
方が垂直方向で他方とZ軸とが水平方向であってもよい
。また、以上の実施例は自動駆動型三次元測定の場合で
あったが、プローブと測定対象物との三次元相対移動を
測定作業者が行わせる手動式三次元測定機にも本発明は
適用できる。しかし自動駆動型測定機に本発明を適用す
れば、測定対象物の形状、寸法等の測定とともに丸軸状
部分の真円度、円筒度等の測定を人手作業を介在させる
ことなく自動的に行わせることができるようになり、ま
た前記実施例のように複数のプローブを測定対象物の測
定面に応じて用意しこれらを交換するタイプの三次元測
定機においては、プローブ交FIA作業を含めた全ての
作業を連続した自動作業とすることができる。さらに自
動駆動型三次元測定機においては、前記姿勢変更手段、
回転駆動手段、角度位置決め手段、プローブ着脱機構等
の真円度、円筒度等の測定のために必要な装置を自動駆
動型三次元測定機に予め設けられているコンピュータを
利用して駆動制御できるようになる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、測定対象物の形状、寸法等の他に真円
度等をも測定きるようになり、このため測定項目が多く
なり、三次元測定機の活用範囲が拡大され、有用性が高
まる。
【図面の簡単な説明】
第1図は三次元測定機の全体斜視図、第2回はZ軸構造
物の周辺の断面図、第3図はZ軸構造物の内部構造を示
す断面図、第4図はプローブストッカに収納された真円
度等用プローブの構造を示す一部断面側面図、第5図は
三次元測定機の電気的構成を示すブロック図である。 3・・・載物台、8・・・Z軸構造物、9・・・Zスピ
ンドル、10・・・プローブ、29・・・測定対象物、
34゜52・・・測定子、35・・・タッチ信号式プロ
ーブ、36・・・丸軸状部分、37・・・真円度等用プ
ローブ、40・・・姿勢変更手段、51・・・変位検出
器、65・・・回転駆動手段、74・・・角度位置決め
手段、78・・・角度検出器、91・・・プローブ着脱
機構、98・・・データ処理装置。 第1図 第5図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)載物台に載置された測定対象物と測定機本体に支
    持されたプローブとを移動機構によって三次元的に相対
    移動させ、前記測定対象物の測定面と前記プローブの測
    定子との相対移動量を検出し、この検出移動量をデータ
    処理装置で所定処理して前記測定対象物の寸法等を測定
    する三次元測定機において、前記プローブを前記測定機
    本体にZ軸線を中心に回転可能に装着するとともに、そ
    の回転角度を検出する角度検出器を設け、前記測定子を
    前記プローブに前記Z軸線と直交する方向へ変位可能に
    支持させるとともに、この測定子の変位量を検出する変
    位検出器を設け、前記測定対象物の丸軸状部分にその径
    方向から前記測定子を当接させて前記プローブを回転さ
    せたときの前記角度検出器と前記変位検出器との出力信
    号を所定処理してこの丸軸状部分の真円度等を測定する
    ように構成したことを特徴とする三次元測定機。
JP22404985A 1985-10-08 1985-10-08 三次元測定機 Pending JPS6282309A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22404985A JPS6282309A (ja) 1985-10-08 1985-10-08 三次元測定機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22404985A JPS6282309A (ja) 1985-10-08 1985-10-08 三次元測定機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS6282309A true JPS6282309A (ja) 1987-04-15

Family

ID=16807789

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22404985A Pending JPS6282309A (ja) 1985-10-08 1985-10-08 三次元測定機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6282309A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0474903A (ja) * 1990-07-16 1992-03-10 Mitsutoyo Corp 自動測定装置
JP2013088341A (ja) * 2011-10-20 2013-05-13 Toshiba Mach Co Ltd 測定装置、測定方法、タッチプローブおよびキャリブレーションゲージ
CN109000536A (zh) * 2018-05-25 2018-12-14 许丽强 一种市政建筑瓷砖铺设质量的相对高度检测设备
KR102563158B1 (ko) * 2022-09-06 2023-08-03 이성진 3차원 금속 측정장치를 포함하는 금속소재 가공방법

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0474903A (ja) * 1990-07-16 1992-03-10 Mitsutoyo Corp 自動測定装置
JP2013088341A (ja) * 2011-10-20 2013-05-13 Toshiba Mach Co Ltd 測定装置、測定方法、タッチプローブおよびキャリブレーションゲージ
CN109000536A (zh) * 2018-05-25 2018-12-14 许丽强 一种市政建筑瓷砖铺设质量的相对高度检测设备
CN109000536B (zh) * 2018-05-25 2020-07-14 江苏润居建设科技发展有限公司 一种市政建筑瓷砖铺设质量的相对高度检测设备
KR102563158B1 (ko) * 2022-09-06 2023-08-03 이성진 3차원 금속 측정장치를 포함하는 금속소재 가공방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5461797A (en) Object measuring system
CN103857493B (zh) 机床及用于测量工件的方法
GB2203837A (en) Apparatus and method for spatial coordinate measurement
JPH05248801A (ja) 割出し機構
JP2006231509A (ja) プログラム制御の工作機械を測定する方法
JP2831610B2 (ja) 測定装置
JPS6282309A (ja) 三次元測定機
JP2002005653A (ja) ねじ寸法測定方法及び装置
CN112432626A (zh) 一种椭圆度检测装置及检测方法
JP2004090199A (ja) 加工機の回転工具接触検知装置、その回転工具接触検知装置を使用した加工機の回転工具補正装置、加工機のnc装置、加工機の回転工具接触検知装置を使用した加工機の回転工具位置補正方法
JPH0478929B2 (ja)
JP3995333B2 (ja) ねじ軸の測定方法およびその測定装置
JPS6282310A (ja) 三次元測定機
JP3654744B2 (ja) 真円度測定機
JP5151545B2 (ja) 同時多軸制御評価方法
JPH05296703A (ja) 内歯歯車の歯形測定装置
JPH0480601A (ja) 石英治具の測定装置
JPH10103905A (ja) 測定方法
JPH0333205B2 (ja)
JPH0339609B2 (ja)
JPH0635121Y2 (ja) 多点高さ測定装置
JPS61213623A (ja) 三次元測定機
JPH0463665A (ja) 斜め穴加工装置の傾斜角度測定方法
JPH0421802B2 (ja)
JPS60224012A (ja) 三次元測定機のz軸構造