JPS62818Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS62818Y2 JPS62818Y2 JP1982056652U JP5665282U JPS62818Y2 JP S62818 Y2 JPS62818 Y2 JP S62818Y2 JP 1982056652 U JP1982056652 U JP 1982056652U JP 5665282 U JP5665282 U JP 5665282U JP S62818 Y2 JPS62818 Y2 JP S62818Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cutting edge
- rounded
- tooth
- center
- tip
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Gear Processing (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は加工された歯車の根元における応力集
中を少なくする形状を持たせるための加工工具に
関するものである。
中を少なくする形状を持たせるための加工工具に
関するものである。
従来、ホブカツタの歯先角部の丸味は、両角部
の丸味がつながらないものが一般的であつた。特
殊な例として、両角部の丸味が中央部でつなが
り、先端部全体が単一の丸形状を形作る場合もあ
る。この歯先角部の丸味が制約されるため、歯切
加工される歯車の歯元の丸味が制約され、その結
果、応力集中が大きくなり、歯車の強さを充分に
大きくすることができない。そのため、耐久性を
確保するなどの必要上から歯幅を大きくし、部品
の重量を増加させる結果となる。
の丸味がつながらないものが一般的であつた。特
殊な例として、両角部の丸味が中央部でつなが
り、先端部全体が単一の丸形状を形作る場合もあ
る。この歯先角部の丸味が制約されるため、歯切
加工される歯車の歯元の丸味が制約され、その結
果、応力集中が大きくなり、歯車の強さを充分に
大きくすることができない。そのため、耐久性を
確保するなどの必要上から歯幅を大きくし、部品
の重量を増加させる結果となる。
本考案は歯切加工用ホブカツタについての上記
欠点を改善するためのもので、歯先角部の丸味の
少なくとも一方が、切刃直線部1と丸味部2との
接点10で、直線部1に対して垂直に立つた線4
上に位置しかつ歯中心線5を越えた部分に中心を
持つ丸味形状であることを特徴とするホブカツタ
を提供するものである。
欠点を改善するためのもので、歯先角部の丸味の
少なくとも一方が、切刃直線部1と丸味部2との
接点10で、直線部1に対して垂直に立つた線4
上に位置しかつ歯中心線5を越えた部分に中心を
持つ丸味形状であることを特徴とするホブカツタ
を提供するものである。
以下、本考案の一実施例につき図により説明す
る。
る。
第1図に示すように、インボリユート歯車切削
用ホブカツタの切刃断面図において、歯形形状を
作り出す切刃直線部1,1′になめらかに接続す
る先端角部の丸味形状部2,2′は曲率半径4が
切刃直線部1と切刃中心線5とを結ぶ最短距離d
よりも長く、その中心点(曲率中心)6は切刃中
心線5に対し丸味形状部2と反対側に位置する。
通常、中心点6,6′は丸味2,2′と切刃直線部
1,1′との接点10,10′に立てられた垂線上
に設けられる。切刃先端3は先端角部の丸味形状
部2および2′をなめらかに接続した曲線部で、
必要に応じ直線形状3′にすることもできる。
用ホブカツタの切刃断面図において、歯形形状を
作り出す切刃直線部1,1′になめらかに接続す
る先端角部の丸味形状部2,2′は曲率半径4が
切刃直線部1と切刃中心線5とを結ぶ最短距離d
よりも長く、その中心点(曲率中心)6は切刃中
心線5に対し丸味形状部2と反対側に位置する。
通常、中心点6,6′は丸味2,2′と切刃直線部
1,1′との接点10,10′に立てられた垂線上
に設けられる。切刃先端3は先端角部の丸味形状
部2および2′をなめらかに接続した曲線部で、
必要に応じ直線形状3′にすることもできる。
この図の中の破線で示された部分7は従来のホ
ブカツタの刃先形状であり、その丸味の中心点8
は切刃中心線5に対し切刃直線部1と同じ側に位
置し、先端角部の丸味形状9も切刃中心線5に対
して切刃直線部1および中心点8と同じ側に形成
する。この図は切刃中心線5に対して左右対称な
ホブカツタを示しているが、本考案の他の例とし
ては第2図に示すように、非対称形で、一方の丸
味のみが大きい場合にも適用できる。また第3図
に示すように、仕上加工の削りしろを考慮して作
られたこぶ付ホブに対しても、切刃直線部1にこ
ぶ高さhを設けることにより上記同様に適用でき
る。
ブカツタの刃先形状であり、その丸味の中心点8
は切刃中心線5に対し切刃直線部1と同じ側に位
置し、先端角部の丸味形状9も切刃中心線5に対
して切刃直線部1および中心点8と同じ側に形成
する。この図は切刃中心線5に対して左右対称な
ホブカツタを示しているが、本考案の他の例とし
ては第2図に示すように、非対称形で、一方の丸
味のみが大きい場合にも適用できる。また第3図
に示すように、仕上加工の削りしろを考慮して作
られたこぶ付ホブに対しても、切刃直線部1にこ
ぶ高さhを設けることにより上記同様に適用でき
る。
以上のように構成された本考案のホブカツタに
より切削された歯車は、歯元の曲率半径が大きく
なり、歯元の応力集中係数が小さくなる。歯切さ
れる歯形の歯元限界点は(第1図の変曲点10,
10′に対応する位置となり)、インボリユート部
を同一とすると歯元が深くなる。従つて歯タケが
高くなつて歯がたわみやすくなり、荷重が各部の
誤差の影響で歯幅方向に不均一に加えられても歯
元ではより均一化される効果もある。
より切削された歯車は、歯元の曲率半径が大きく
なり、歯元の応力集中係数が小さくなる。歯切さ
れる歯形の歯元限界点は(第1図の変曲点10,
10′に対応する位置となり)、インボリユート部
を同一とすると歯元が深くなる。従つて歯タケが
高くなつて歯がたわみやすくなり、荷重が各部の
誤差の影響で歯幅方向に不均一に加えられても歯
元ではより均一化される効果もある。
このように本考案のホフカツタでは、歯切され
る歯車の歯元強度が高められ、従来品に比較し、
歯幅を小さくすることができるようになり、歯車
を軽量化することができるようになる。歯切され
る歯車が薄くなり軽量化されることにより、歯車
の加工時には材料、加工時間が減少し、使用時に
は慣性力が小さくなり始動時の駆動力が小さくな
る等、省資源、省エネルギに寄与する。
る歯車の歯元強度が高められ、従来品に比較し、
歯幅を小さくすることができるようになり、歯車
を軽量化することができるようになる。歯切され
る歯車が薄くなり軽量化されることにより、歯車
の加工時には材料、加工時間が減少し、使用時に
は慣性力が小さくなり始動時の駆動力が小さくな
る等、省資源、省エネルギに寄与する。
第1図は本考案のホブカツタの断面図、第2図
は本考案による非対称形ホブカツタの断面図、第
3図は本考案のこぶ付ホブカツタの断面図。 1,1′……切刃直線部、2,2′……先端角部
の丸味形状部、3……切刃先端、3′……直線形
状の切刃先端、4,4′……先端角部の丸味の曲
率半径、5……切刃中心線、6……4の中心点、
6′……4の中心点、10……丸味2と切刃直線
部1との接点、10′……丸味2′と切刃直線部
1′との接点、d……切刃直線部と切刃中心線と
を結ぶ最短距離。
は本考案による非対称形ホブカツタの断面図、第
3図は本考案のこぶ付ホブカツタの断面図。 1,1′……切刃直線部、2,2′……先端角部
の丸味形状部、3……切刃先端、3′……直線形
状の切刃先端、4,4′……先端角部の丸味の曲
率半径、5……切刃中心線、6……4の中心点、
6′……4の中心点、10……丸味2と切刃直線
部1との接点、10′……丸味2′と切刃直線部
1′との接点、d……切刃直線部と切刃中心線と
を結ぶ最短距離。
Claims (1)
- 歯切加工用ホブにおいて、歯先角部の丸味の少
なくとも一方が、切刃直線部1と丸味部2との接
点10で、直線部1に対して垂直に立つた線4上
に位置しかつ歯中心線5を越えた部分に中心を持
つ丸味形状であることを特徴とするホブカツタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5665282U JPS58157529U (ja) | 1982-04-19 | 1982-04-19 | ホブカツタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5665282U JPS58157529U (ja) | 1982-04-19 | 1982-04-19 | ホブカツタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58157529U JPS58157529U (ja) | 1983-10-20 |
JPS62818Y2 true JPS62818Y2 (ja) | 1987-01-09 |
Family
ID=30067167
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5665282U Granted JPS58157529U (ja) | 1982-04-19 | 1982-04-19 | ホブカツタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58157529U (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4555959B2 (ja) * | 2003-09-12 | 2010-10-06 | 国立大学法人東北大学 | 高強度浸炭歯車およびその製造方法 |
JP5261154B2 (ja) * | 2008-11-28 | 2013-08-14 | トヨタ自動車株式会社 | ホブカッタ |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5134597A (en) * | 1974-07-16 | 1976-03-24 | Asahi Chemical Ind | Hosuihoho oyobi hosuisochi |
-
1982
- 1982-04-19 JP JP5665282U patent/JPS58157529U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5134597A (en) * | 1974-07-16 | 1976-03-24 | Asahi Chemical Ind | Hosuihoho oyobi hosuisochi |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58157529U (ja) | 1983-10-20 |
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