JPS6279708A - 移植装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、種苗や野菜苗を分離しながら移植する移植
装置に関する。

（従来技術） 従来、特公昭４８−６８４８号公報や特開昭６０−６６
９０９号公報に開示されている通り、回転ケース内に太
陽ギヤーと遊星ギヤーとを設けてこれで伝動される軸に
移植具を装着し、回転ケースの回転によって移植具を作
動して、苗供給台から苗を分割保持して移植する構成の
ものは公知であった。しかし、このものには、回転ケー
ス内の伝動部で発生する軸の回転ガタを一時的にもなく
す構成が設けられていなかった。

（発明が解決しようとする問題点） 従来技術では、移植具が苗供給台から苗を分割するとき
、この移植具には回転ケース内の伝動機構中のガタを殺
す構成が設けられていなかった為に、移植具の苗分割時
の姿勢が一定せず、苗分割量のばらつきが発生する欠点
があった。

（問題点を解決するための手段） この発明は、前記の従来の従来技術のもつ問題点を解決
するために次の技術的手段を講じた。

即ち、この発明は、回転軸（２）に止着された回転ケー
ス（５）の内部に、前記回転軸（２）の軸芯外周にあっ
て機枠（１）側に回転不能に取付けられる太陽ギヤー（
８）を設けると共に、この太陽ギヤー（８）に直接ある
いは間接的に噛合い遊星回転する遊星ギヤー（８）を当
該回転ケース（５）内に設け、この遊星ギヤー（８）と
一体で回転する軸（９）を回転ケース（５）外へ突出さ
せてこの軸（９）に苗移植具（１１）を装着し、この苗
移植具（１１）あるいは苗移植具装着の軸（８）に苗移
植具（１１）が苗供給台（２０）から苗を分割する前工
程で抵抗を附与する抵抗装置（２１）を回転ケース（５
）外側の機枠側に設けたことを特徴とする移植装置の構
成とした。

（発明の作用及び効果） 移植具が回転ケースの回転に伴って、側面視が上下方向
に長い閉ループ状の移植軌跡を描いて、その移植具の移
植爪が苗供給台の苗分割口側から苗を分割して、下部の
土壌面へ移植する。

この場合、移植具の移植爪が苗供給台から苗を分割する
とき、あるいは苗を分割する以前において、ａ枠側に設
けた抵抗体が苗移植具に回転方向の抵抗を与えることに
なり、移植爪が苗を分割するときにその分割時の姿勢が
変動せず、一定の姿勢で苗を分離して取出すことになる
。

したがって、この発明によれば苗分割量が変動したり、
苗を保持する姿勢がばらつかないで、苗分割量が正確に
なり、移植姿勢も前後にばらばらに傾むかずに、正確な
姿勢で移植できる。しかも、この抵抗体は、回転ケース
の外側に装備されているから、抵抗体の取替えが極めて
容易になる。

（実施例） （１）は移植機の機枠で、図例では伝動ケースになって
いる。（２）は回転軸で、スプロケット（３）に原動機
側からの動力が伝えられて伝動回転される。（４）は軸
受メタルで１機枠（１）の側部に着脱可能に設けられ、
前記回転軸（２）の一部を覆う構成になっている。

（５）は回転ケースで、前記回転軸（２）に一体重に回
転するよう取付けられている。

（８）は偏芯する太陽ギヤーで、前記メタル（４）に楔
着されそのピッチ円サークルが前記回転軸（２）に対し
て偏芯しており、前記回転ケース（５）内に内装されて
いる。

（７）はカウンター偏芯ギヤーで、前記回転ケース（５
）に回転自由に軸架され、前記太陽ギヤー（８）に噛合
っている。

（８）は遊星ギヤーで、前記回転ケース（５）内の先端
部側に回転自由に軸架され、この遊星ギヤー（８）も前
記カウンター偏芯ギヤー（７）に噛合うよう偏芯したも
のであり、このギヤー（８）と一体の軸（８）は回転ケ
ース（５）の外方へ大きく突出しており、その大きく突
出する側の先端は角形に形成されている。

（１０）はカムで、その外周面が渦巻状に偏芯していて
、その偏芯部の外周端に段部（１０ａ）を形成している
。

（１１）は移植具で、内部が中空状になっていて、側面
から見ると「型をしており、これの基部側が前記軸（９
）に取付具（１２）を介して止着されている。この取付
具（１２）は前記軸（８）の角軸部に嵌合してコツター
ビン（１３）で固定されている。

前記カム（１０）は筒袖（１０ａ）の先端部に一体的に
形成されていて、この筒袖（１０ａ）は、軸（９）を覆
うようこれに挿通され、その基端側外周面が角形（１０
ｂ）になっていて、この角形（１０ｂ）部が前記回転ケ
ース（５）の角孔（５ａ）部に嵌合していて、この筒袖
（１０ａ）は回転ケース（５）と一体回転されるよう設
けられている。

（１４）は苗移植風で、前記移植具（１１）に取付けら
れ、その先端が、側面視上下に長いループ状の移植軌跡
（イ）を描くように構成されている。

（１５）は苗押出爪で、前記移植具（１１）内に基部側
が挿通されている縦軸（１Ｂ）の下端に一体的に設けら
れ、この縦軸（１６）の上端部に、前記カム（１０）の
外周面に接当して回転されるレバー（１７）が係合され
、カム（ｌＯ）の回転によって苗押出爪（１５）が上下
動されるよう構成されている。　（１Ｂ）はばね、（１
９）はレバー（１７）の支点軸である。

（２０）は苗供給台で１機体（１）側に固着された側面
視がＬ字状をした苗受止枠（２０ａ）と、この苗受止枠
（２０ａ）上にあって苗を載置して左右往復動をする重
台（２０ｂ）とからなり、この市受止枠（２０ａ）に前
記移植具（１１）の苗移植風（１４）が通過する苗分割
口を設けている。

（２１）は抵抗装置で、前記軸（９）の一端部に固着さ
れた爪（２１ａ）と、機体（１）の側面に突設した軸（
２２）に回動自在で、ばね（２１ｂ）で受けられている
抵抗体（２１ｃ）とからなり、回転ケース（５）の回転
で軸（９）が回転して、移植具（１１）の苗移植風（１
４）が苗供給台（２０）の苗分割口から苗を分割すると
き、その分割前あるいは分割中に、丁度風（２１ａ）が
抵抗体（２１ｃ）に衝突するよう設けられている。

上側の作用を説明すると、苗供給台（２０）の苗台（２
０ｂ）に苗を収容して、この苗台（２０ｂ）を動力によ
って左右に往復動させ、苗受止枠（２０ａ）の苗分割口
へ直を送り出す。

一方、動力伝達によって回転軸（２）を回転して回転ケ
ース（５）を回転する。すると、偏芯太陽ギヤー（６）
のまわりにカウンター偏芯ギヤー（７）が遊星回転し、
更にこれに噛合う遊星ギヤー（８）が太陽ギヤー（８）
に対して遊星回転されることになる。

このとき、回転ケース（５）の回転とこの遊星ギヤー（
８）の回転とは同一回転を受ける構成になっているが、
偏芯ギヤーによる伝導のために、その回転角度があると
きは速く、あるときは遅くなる。

このため、遊星ギヤー（８）と一体の軸（８）に取付け
られた移植具（１１）は回転ケース（５）に対して首振
り運動をし、この移植具（１１）に止着された苗分割爪
（１４）の下端が回転ケース（５）の回転に伴って移植
軌跡（イ）を描く、また、カム（１０）は回転ケース（
５）と一体重に回転されるから、移植具（１１）に取付
けられたレバー（１７）が、ばね（１８）とカム（１０
）との作用で揺動し、縦軸（１Ｂ）を上下動させる。

即ち、苗植付具（！りが下位から上位に向う工程におい
て苗押出風（１５）が上方へ引上げられて停止し、その
まま停止の状態で苗分割爪（１４）と苗押出風（１５）
とが苗供給台（２０）の苗分割口を通過し、土壌中へ介
入する。このとき段部（１０ａ）にレバー（１７）の基
部端面が至り、レバー（１７）がフリーとなって、ばね
（１８）で下動され苗押出風（１５）が急速に下降する
。

このような運動により、苗移植風（１４）と苗押出風（
１５）とが共働で苗分割口から苗を取出し、下部土壌面
へ移植する。

この移植作動中において、苗移植具（１１）が苗分割口
へ介入する前段で、軸（９）に取付けられて回転ケース
（５）の側部で回転する爪（２１ａ）が抵抗体（２１ｃ
）に衝突する。すると、回転ケース（５）内のギヤー噛
合いによって生じるバックラッシの関係によるガタがこ
こで吸収されて苗移植具（１１）は回楽 転方向とは逆向きに押ソ叫れて、この状態で苗分割口へ
介入して苗を分割係合保持し、下動する。

したがって、苗分割量及び苗分割姿勢が一定になり正確
に苗分割・保持姿勢が保たれ、そのまま下方へ移動して
移植されることになる。

尚、上記実施例の他に、抵抗装置（２１）を第５図と第
６図とで示した構成としてもよいこと勿論であり、これ
を、説明すると苗移植風（１４）及び苗押出風（１５）
が苗分割口へ介入するとき苗受止枠（２０ａ）に取付け
た左右一対の弾性体（ゴム）からなる抵抗体（２１ｄ）
に衝突してから介入するよう構成してもよい、この場合
は、更に構造が簡略化することになる。

【図面の簡単な説明】

図は、この発明の一実施例を示し、第１図は平断面図、
第２図は一部断面した側面図、第３図は要部の側断面図
、第４図は要部の断面図、第５図は別個の側面図、第６
図はその平面図である。 図中記号、（１）は機枠、（２）は回転軸、（５）は回
転ケース、（８）は太陽ギヤー、（８）は遊星ギヤー、
（９）は軸、（１１）は苗移植具、（２０）は苗供給台
、（２１）は抵抗装置を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 回転軸（２）に止着された回転ケース（５）の内部に、
   前記回転軸（２）の軸芯外周にあって機枠（１）側に回
   転不能に取付けられる太陽ギヤー（６）を設けると共に
   、この太陽ギヤー（６）に直接あるいは間接的に噛合い
   遊星回転する遊星ギヤー（８）を当該回転ケース（５）
   内に設け、この遊星ギヤー（８）と一体で回転する軸（
   ９）を回転ケース（５）外へ突出させてこの軸（９）に
   苗移植具（１１）を装着し、この苗移植具（１１）ある
   いは苗移植具装着の軸（９）に苗移植具（１１）が苗供
   給台（２０）から苗を分割する前工程で抵抗を附与する
   抵抗装置（２１）を回転ケース（５）外側の機枠側に設
   けたことを特徴とする移植装置。