JPS6279044A

JPS6279044A - 超音波探触子

Info

Publication number: JPS6279044A
Application number: JP60218208A
Authority: JP
Inventors: 植野　進一郎; 博福喜多; 屋野　勉
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1985-10-01
Filing date: 1985-10-01
Publication date: 1987-04-11

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は、超音波信号の送受波によって被検体の診断を
行うための超音波診断装置に用いる超音波探触子に関す
るものである。

従来の技術従来、この種の超音波探触子としては、例えば、特開昭
５８−１８５１３９号公報に記載されている構成のもの
が知られている。この従来の超音波探触子を第５図に基
いて説明すると、超音波セル１０１はその先端にメンブ
レン１０２を備えている。超音波セル１０１には筒状の
カバー１０３の一端が連結され、カバー１０３の他端に
ケーシング１０４が連結されている。カバー１０３には
駆動軸１０５が挿通されて軸受（図示省略）により回動
可能に支持されている。

駆動軸１０５の基部はケーシング１０４内において駆動
モータ１０６に連繋され、駆動軸１０５の先端には超音
波セル１０１内において超音波送受波用の超音波振動子
１０７が取付けられている。超音波セル１０１側におい
て駆動軸１０５とカバー１０３との間がシールされ、超
音波セル１０１内に超音波振動子１０７で送受波する超
音波を伝えるための超音波伝搬媒体（例えば水）１０８
が封入されている。なお、Ａは超音波診断を行う被検体
である。

次に上記従来例の動作について説明する。メンブレン１
０２を被検体Ａに接触させ、駆動モータ１０Ｇを、駆動
させ、駆動軸１０５を回動させることにより超音波振動
子１０１を駆動軸１０５の軸心Ｃに対して扇形運動させ
る。この間、超音波振動子１０７より超音波を超音波伝
搬媒体１０８及びメンブレン１０２の介在により被検体
Ａに放射し、被検体Ａ内から反射した反射波をメンブレ
ン１０２及び超音波伝搬媒体１．０８の介在により超音
波振動子＋０１により受波し、超音波診断を行う。

発明が解決しようとする問題点しかしながら上記のような従来の構成では、高い周波数
を用いた高分解能を有する超音波診断装置に用いた場合
、超音波診断の際、臨床上、超音波探触子を被検体Ａに
対して固定したり、僅かに移動させたりする必要があり
、人の手による超音波探触子の固定、微小距離の移動は
難しい。また超音波振動子１０７に収束型のものを用い
、メンブレン１０２を被検体Ａに接触させて診断を行う
方式では、超音波撮動子１０７から放射した超音波の被
検体八人面からの焦点位置（被検体八人面から焦点位置
までの深さ）は一定で変化させることができない問題点
を有していた。更には超音波振動子１０７から放射する
超音波は、超音波セル１０１が不透明の場合には、これ
により、若しくは超音波セル１０１が透明である場合に
も超音波振動子１０７により隠され、被検体Ａのどの部
分を走査しているのか判断することができない問題点を
も有していた。

そこで、本発明は、超音波探触子本体を容易に固定する
ことができ、且つ微小景移動させることができ、また被
検体に対する超音波の焦点位置を容易ｌこ変化させるこ
とができるようにした超音波探触子を提供しようとする
ものである。

問題点を解決するための手段そして上記問題点を解決するための本発明の技術的な手
段は、被検体に対して超音波の送受波を行う超音波探触
子本体と、この超音波探触子本体の先端側を挿入して回
り止め状態に支持する第１の支持部材と、この第１の支
持部材を挿入し、前進位置を規制した状態で相対的に移
動可能に支持し、被検体に当接する第２の支持部材を備
えたものである。

作　　　　用上記技術的手段による作用は次のようになる。

即ち、第２の支持部材を被検体に当接させ、この第２の
支持部材に第１の支持部材を挿入し、この第２の支持部
材に超音波探触子本体の先端側を挿入する。而して超音
波探触子本体により被検体に対して超音波の送受波を行
い、超音波診断を行う。

この超音波診断を行っている際に、超音波探触子本体と
第１の支持部材を第２の支持部材に対して押えることに
より被検体に対する超音波診断面を簡単に固定すること
ができ、また超音波探触子本体、！：第１の支持部材を
第２の支持部材に対して微小に相対移動させることによ
り被検体に対する超音波診断面の微小移動を行うことが
てきる。また第１の支持部材の支持位置の高さを変える
ことにより被検体内に放射した超音波の焦点位置を容易
に変化さぜることができる。

実施例以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細ｔこ説明す
る。第１図は本発明の一実施例における超音波探触子の
本体と、第１の支持部材と、第２の支持部材の使用状態
を示す断面図、第２図は超音波探触子本体と、第１の支
持部材と、第２の支持部材を分解した状態を示す断面図
、第３図は第１の支持部材の部分平面図、第４図は第２
の支持部材の部分平面図である。第１図及び第２図にお
いで１は超音波探触子本体で、超音波セル２の先端にメ
ンブレン３が備えられ、超音波セル２内に被検体Ａに対
し超音波の送受波を行う超音波振動子４が設けられ、超
音波セル２及びメンブレン３内には超音波振動子４で送
受波する超音波を伝えるための超音波伝搬媒体（例えば
水）５が封入されている。超音波振動子４は上記従来例
と同様に駆動軸を介して駆動モータに連撃され、この駆
動モータの駆動により矢印で示すように扇形運動を行う
ことができる。この超音波探触子本体１の超音波セル２
の中間部両側には前進位置規制用の突起６が設けられ、
これら前進規制用突起６はその下面が超音波セル２より
離隔するに従い上方へ傾斜されている。７は第１の支持
部材で、例えば透明な合成樹脂等よりなり、筒状部８の
下縁外周に摺接部９が一体に設けられている。筒状部８
は第３図より明らかなように超音波セル２の先端側の形
状と同じ、若しくは類似した形状、図示例では略長円形
に形成され、超音波セル２の先端側を挿入して回り止め
状態に支持することができるようになっている。摺接板
９の外形は円形に形成されている。筒状部８の下縁内側
には一対の前進位置規制用の突起１０が対峙して設けら
れている。この突起１０は超音波振動子４から放射する
超音波を妨げない程度の大きさに設定されている。摺接
板９の上面には筒状部８に超音波セル２の先端側を挿入
して回り止め状態に支持した状態で、超音波振動子４か
ら放射される超音波の扇形走査方向（矢印）の超音波診
断面を示す表示１１が備えられている。１２は第２の支
持部材で、第４図より明らかなようにリング状の当接板
１３の上面中央部に筒状部１４が一体に設けられ、筒状
部１４は第１の支持部材７の摺接板９の外形に一致する
ように円筒状に形成されている。この第２の支持部材１
２の筒状部１４の内側に第１の支持部材７の摺接板９が
前進位置規制状態で相対移動可能、即ち回転可能に挿入
され、第２の支持部材１２の当接板１３の内側上面に第
１の支持部材７の摺接板９が支持されるようになってい
る。

次に上記実施例の動作について説明する。第１図に示す
ように第１の支持部材１２の当接板１３を被検体Ａに当
接させ、例えば接着テープ等を用いて固定する。この第
２の支持部材１２の筒状部１４の内側に第１の支持部材
７の摺接板９を挿入し、当接板１３の内側上面に摺接板
９を接触させる。

この第１の支持部材７の筒状部８の内側に超音波セル２
の先端側を挿入し、回り止め状態に支持する。これによ
り超音波診断面を表示１１に一致させ、容易に外部より
認識することができる。このとき超音波セル２に設けた
前進位置規制用の突起６と筒状部８Φ上端の保合、若し
くは超音波セル２の先端と前進位置規制用の突起１０の
係合、若しくはこれらの両方で位置決めする。メンブレ
ン３と被検体Ａの間に形成される空間１５は予め超音波
伝搬媒体（例えば水）１６で満たし、超音波振動子４か
ら被検体Ａへ放射する超音波の減衰、反射の影響を少な
くする。而して超音波探触子本体等１を軽く手で押さえ
て固定し、上記のように超音波振動子４を矢印方向に扇
形運動させ、この間、超音波振動子４から放射した超音
波は超音波伝搬媒体５、メンブレン３、超音波伝搬媒体
１６を介して被検体Ａ中に放射され、被検体Ａ内で反射
された超音波は超音波伝搬媒体１６、メンブレン３、超
音波伝搬媒体５を介して超音波振動子４で受波され、超
音波診断を行うことができる。このとき、上記のように
超音波診断面は表示１１により判断可能である。この超
音波診断に際し、第１の支持部材７とこの第１の支持部
材７に回り止め状態に支持されている超音波探触子本体
ｌを第２の支持部材】２に対し微小量回転移動させるこ
とができ、任意の位置に容易に超音波探触子本体１を回
転移動させることができる。また超音波振動子４が同一
の焦点距離を持つ収差型のものである場合、当接板１３
の厚さａの異なる第２の支持部材１２に交換することに
より超音波振動子４面と・被検体Ａ面間の距離を変更す
ることができ、これにより被検体Ａ内での超音波の焦点
を結ぶ位置を変更することができる。

なお、上記実施例では、第１の支持部材７の摺接板９の
外形を円形とし、超音波診断面がある点を中心に回転移
動可能である場合について説明したが、第１の支持部材
７の摺接板９の外形を長方形等とし、第２の支持部材１
２の筒状部１４を摺接板９より長い長方形等とし、超音
波診断面をある面に対して平行移動させるようにしても
よい。また当接板１３の厚さの異なる第２の支持部材１
２を交換使用することにより焦点位置を可変とするよう
に説明したが、第２の支持部材１２を交換することなく
、第２の支持部材１２の当接板１３と第１の支持部材７
の摺接板９との間に高さ調整用のスペーサを挿入するよ
うにしてもよい。更に超音波セル２が円筒状等で形成さ
れ、その形状から超音波振動子４の扇形運動方向が判断
不可能な場合には、超音波セル２に超音波振動子４の扇
形運動方向に対応して例えば突起部を設けることにより
超音波セル２の形状を変更し、超音波セル２の形状から
超音波振動子１の扇形運動方向、即ち超音波診断面を判
断可能なものとすることにより、超音波セル２を第１の
支持部材７に挿入した際、超音波診断面と表示１１とを
一致させることができる。

発明の効果以上のように本発明によれば、超音波探触子本体の先端
側を第１の支持部材に挿入して回り止め状態に支持し、
この第１の支持部材を第２の支持部材に挿入し、前進位
置を規制した状態で相対移動可能に支持するようにして
いる。従って被検体に対して超音波探触子本体を容易に
固定することができ、且つ微小量移動させることができ
、また被検体に対する超音波の焦点位置を容易に変化さ
せることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第４図は本発明の一実施例における超音波探
触子を示し、第１図は使用状態の断面図、第２図は分解
した状態の断面図、第３図は第１の支持部材の部分平面
図、第４図は第２の支持部材の部分平面図、第５図は従
来の超音波探触子の断面図である。１・・・超音波探触子本体、２・・・超音波セル、３・
・・メンブレン、４・・・超音波振動子、５・・・超音
波伝搬媒体、７・・・第１の支持部材、１２・・・第２
の支持部材、１６・・・超音波伝搬媒体。代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　はか１名第　
１　図第２図第３図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）被検体に対して超音波の送受波を行う超音波探触
子本体と、この超音波探触子本体の先端側を挿入して回
り止め状態に支持する第１の支持部材と、この第１の支
持部材を挿入し、前進位置を規制した状態で相対的に移
動可能に支持し、被検体に当接する第２の支持部材を備
えたことを特徴とする超音波探触子。
（２）第１の支持部材が超音波探触子本体の被検体に対
する超音波走査方向を示す表示を備えている特許請求の
範囲第１項記載の超音波探触子。