JPS6278976A - 複合映像信号の特殊再生装置 - Google Patents

複合映像信号の特殊再生装置

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JPS6278976A
JPS6278976A JP21948085A JP21948085A JPS6278976A JP S6278976 A JPS6278976 A JP S6278976A JP 21948085 A JP21948085 A JP 21948085A JP 21948085 A JP21948085 A JP 21948085A JP S6278976 A JPS6278976 A JP S6278976A
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Katsuyuki Shiyudo
勝行 首藤
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Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、複合映像信号の特殊再生装置、特に、2対1
の飛越走査が採用されている走査標準に従って水平走査
と垂直走査とが行なわれている記録再生対象の複合映像
信号における奇数フィールドの信号と偶数フィールドの
信号との内で、一方のフィールドの信号が他方のフィー
ルドの信号に対して、相対的に水平走査周期の172の
期間だけ遅延されている如き変形複合映像信号に基づい
て作られた記録再生に適した信号形態の記録信号が記録
されている回転記録媒体を、前記した複合映像信号の1
フィールド期間を回転周期として前記した回転記録媒体
を駆動回転させ、再生素子によって再生された信号に基
づいて得た変形複合映像信号における1フィールドおき
の信号を水平走査周期の172の期間だけ相対的に遅延
させて複合映像信号を得るようになされている再生装置
において。
スローモーション、倍速、逆転再生、等の特殊再生が良
好な状態で行なわれうるようにした複合映像信号の特殊
再生装置に関する。
(従来の技術) 回転記録媒体を、それに記録されるべき複合映像信号の
垂直走査周期に等しい回転周期で回転させて、回転記録
媒体の一回転毎に複合映像信号における順次の1フィー
ルドの期間の信号が記録されるようにした装置において
1回転記録媒体で記録の対象にされている複合映像信号
が、2対1の飛越走査を採用している走査標準に従って
水平走査と垂直走査とが行なわれる場合には1回転記録
媒体上で隣り合う記録跡における水平同期信号の記録位
置が、1水平走査期間(以下の記載において、1水平走
査期間がI Hのように表わされることがある)の17
2だけ、記録跡の延長方向で相対的にずれたものになる
ことは良く知られている事実である。
ところで、前記のように隣接する記録跡における水平同
期信号の記録位置が、記録跡の延長方向に1水平走査期
間の1/2だけずれている場合には。
隣り合う記録跡中の映像信号が実質的にライン相関及び
フィールド相関の殆どない情報内容のものになるから、
再生素子によって再生の対象にされている記録跡からの
再生信号に対して、前記した記録跡に隣接する記録跡か
ら漏話が生じた場合には、再生信号におけるFMキャリ
アの周波数と漏話におけるFにキャリアの周波数とが、
情報内容の変化に応じて接近したり離間したりすること
を繰返して干渉し合い、それにより種々の周波数のビー
ト成分が混入して再生画像の画質を著るしく損なわせる
ことになる。
また、本出願人会社が先に特願昭51−69271号(
特開昭52−152712号公報参照)によって提案し
たように、回転体に取付けられたヘッドが所定方向に相
対運動する記録媒体上を走査して映像信号を記録再生す
る磁気記録再生装置において、記録の対象にされている
映像信号の所定の水平走査周期毎の帰線消去期間に1−
ラッキング参照信号を記録跡の走査方向上でそれぞれ水
平走査周期毎に異なって位置するように記録しておき、
再生時に前記のようにして記録されていたトラッキング
参照信号を用いてヘッドのトラッキングの制御が行なわ
れるようにしたものにおいては、漏話として再生される
トラッキング参照信号が再生の対象にされている記録跡
から再生される複合映像信号における水平走査期間の中
央部に現われることになり、トラッキング参照信号に低
域変換搬送色信号との干渉信号が混入して、トラッキン
グ参照信号の検出が困難になり、自動トラッキング動作
が正確に行なわれないということが問題になる。
前記した問題点は、記録跡中に記録形成される記録跡に
おける相隣る記録跡中の水平同期信号の記録位置が、記
録跡の巾方向に整列しているようにすれば解決できるの
であり、従来、例えば入力の複合映像信号の水平同期信
号の周期を整数分の−に分周して、垂直走査周期に殆ど
等しい周期を有する擬似垂直同期信号を作り、それに回
転記録媒体の駆動用モータを同期回転させて、複合映像
信号の記録を行なうようにすることが提案されたが、こ
のような方法では垂直同期信号の記録位置が順次の記録
跡毎にH/2づつずれて行くので1例えば記録媒体から
の情報信号を特殊再生した信号を再度VTRでダビング
記録する場合、あるいは駒撮り記録を行なう場合に支障
を生じる。
すなわち、例えば特定な一本の記録跡を繰返して再生す
ることによって行なわれる静止画再生の場合を考えると
、この場合には回転記録媒体の一回転期間にわたる記録
跡を走査した再生素子が垂直帰線消去期間内で瞬時にも
との記録跡に戻るという動作を繰返えすのであるが、回
転記録媒体に対する記録の態様が前記のようなようなも
のであると、回転記録媒体の一回転毎に行なねれる瞬時
の記録跡の変更の前後で、再生信号における水平走査の
位相がH/2だけ不連続になり、例えば1/262分周
サーボによる場合は、再生された静止画像の1フィール
ドの期間が標準方式に従う複合映像信号の1フィールド
の期間よりも1/2だけ短くなり、再生された静止画偉
信号をVTRで再度ダビング記録しようとすると、VT
Rのサーボが掛かり戴く記録しにくいという点が問題に
なり、また、駒撮り記録が行なわれる場合を考えると、
記録の対象とされている複合映像信号における垂直同期
信号の位相と、回転記録媒体の回転位相とが時々刻々に
相違しているために、回転記録媒体における各記録跡の
垂直同期信号の位相がランダムな記録タイミングに従っ
たランダムな状態のものになっているから、再生時に各
記録跡をつなげて再生しようとすると、記録跡の変更時
にランダムな位相で記録されている垂直同期信号の複合
映像信号が再生されるので、再生画像が乱れるという問
題点が生じる。
それで、本出願人会社では上記のような問題点のない複
合映像信号の記録再生装置として、先に。
2対1の飛越走査が採用されている走査標準に従って水
平走査と垂直走査とが行なわれている記録再生対象の複
合映像信号における奇数フィールドの信号と偶数フィー
ルドの信号との内で、一方のフィールドの信号が他方の
フィールドの信号に対して、相対的に水平走査周期の1
72の期間だけ遅延されている如き変形複合映像信号に
基づいて記録再生に適した信号形態の記録信号を作って
、それを前記した複合映像信号の1フィールド期間を回
転周期として回転駆動されるようになされている回転記
録媒体に記録し、また、前記した回転記録媒体から再生
された信号に基づいて得た変形複合映像信号における遅
延されていない方のフィールドの48号を水平走査周期
の1/2の期間だけ相対的に遅延させてもとの複合映像
48号を得るようにした記録再生装置を提案した。
(発明が解決しようとする問題点) ところで、前記した既提案の記録再生装置による記録再
生が、記録時と再生時とに垂直同期信号を含めて1フィ
ールド期間おきにII/2の遅延が行なわれるようにし
て実施された場合に、それがノーマル再生モードで再生
される際には何の支障も生じないが1回転記録媒体にお
ける特定な回転位相の位置における垂直帰線消去期間内
で、再生素子が急速に移送(キックパック、キックフォ
ワード)される場合には、垂直同期信号と後続の映像信
号との位相関係が一定にならないために、再生映像信号
による再生画像が垂直方向に揺れて非常に見苦ぐるしい
ものになるという問題点があった。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、2対1の飛越走査が採用されている走査標準
に従って水平走査と垂直走査とが行なわれている記録再
生対象の複合映像信号における奇数フィールドの信号と
偶数フィールドの信号との内で、一方のフィールドの信
号が他方のフィールドの信号に対して、相対的に水平走
査周期の1/2の期間だけ遅延されている如き変形複合
映像信号に基づいて作られた記録再生に適した信号形態
の記録信号が記録されている回転記録媒体と、前記した
複合映像信号の1フィールド期間を回転周期として前記
した回転記録媒体を駆動回転させる手段と、前記した回
転記録媒体に記録されている信号の再生を行なう再生素
子を急速に移送させる第1の移送手段と、前記の第1の
移送手段を移送させる第2の移送手段と、前記した回転
記録媒体から再生された信号に基づいて得た変形複合映
像信号における1フィールドおきの信号を水平走査周期
の1/2の期間だけ相対的に遅延させて複合映像信号を
得る手段と、前記の再生素子を急速に1記録跡間隔だけ
移送させる際は垂直同期信号を再生する直前で再生素子
の移送が完了するように、また、前記の再生素子を急速
に2記録跡間隔だけ移送させる際は垂直同期信号を再生
した後に再生素子が移送を開始するように、前記した第
1の移送手段を制御する手段とを備えてなる複合映像信
号の特殊再生装置を提供するものである。
(実施例) 以下、添付図面を参照しながら本発明の複合映像信号の
特殊再生装置の具体的な内容について詳細に説明する。
第1図は本発明の複合映像信号の特殊再生装置の一実施
例のブロック図であって、この第1図において1は回転
記録媒体であり、前記の回転記録媒体1は回転記録媒体
の駆動用モータ2の回転軸3に固着されている。前記し
た回転記録媒体1は回転軸3に対して着脱自在に、かつ
、回転軸3に対して確実に固着されるようになされる。
前記した回転記録媒体1と回転@3との間の固着の態様
としては、例えば一方のものには永久磁石片を取付け、
他方のものには強磁性体片を取付けて、結合されるべき
両者が磁気的吸引力によって強固に固着されるようにす
る。
第1図中に示されている回転記録媒体1は、以下の説明
においては円筒型の磁気記録媒体であるとされているが
、本発明の実施に当って使用される回転記録媒体1とし
ては他の記録再生方式に従うものであってもよい。4は
回転記録媒体1の基準の回転位相を示す信号、すなわち
、回転基準倍信号を発生させるために回転記録媒体1に
取付けられた永久磁石片であり、また、5は磁気センサ
であって、前記した永久磁石片4と磁気センサ5とは回
転基準信号の発生器PSGを構成している。
前記した回転基準信号発生器PSGで発生された回転基
準信号Psは、回転記録媒体の駆動用モータ2の回転状
態を制御するモータサーボ回路DSCと、パルス整形回
路PSCとに供給されている。前記のモータサーボ回路
DSCでは、それに供給された前記の回転基準信号Pg
と、端子6に供給されている基準信号とを用いて、回転
記録媒体1が所定の回転周期、すなわち1回転記録媒体
1で記録再生の対象にされている複合映像信号における
垂直走査周期と同一の周期及び所定の回転位相で駆動回
転されるようにする。
7は移送用モータであり、8は移送用モータ7の回転軸
である。前記した移送用モータ7の回転軸8は減速器9
の入力側に結合されており、前記した減速器9の出力軸
はカップリング10を介して送りねじ11に結合されて
いる。前記の送りねじ11は移送体12に螺合されてお
り、また、前記の移送体12には案内棒13も挿通され
ているから、前記した移送用モータ7が駆動回転される
ことによって。
移送体12は図中の矢印Xの方向に移送される。
前記の移送体12にはアクチュエータ14が固着されて
おり、アクチュエータ14には再生素子1Gが先端に取
付けられているカンチレバー15の基端部が取り付けら
れている。前記したアクチュエータ14は、それに供給
される制御信号によって、再生素子16を回転記録媒体
1に記録形成されている記録跡を横切る方向に急速に移
動させるような動作を行なう。
前記したパルス整形回路PSCからの出方信号P3は、
制御信号発生回路C8Cに与えられており、また、再生
素子16で再生された再生信号は前置増幅器PAに供給
されており、前記した前置増幅器PAからの出力信号は
信号処理回路SDC及び帯域濾波器[IPFl、BPF
2.[1PF3などに供給されている。
イ:1号処理回路SDCでは5回転記録探体1に記録さ
れていた信号、すなわち、2対1の飛越走査が採用され
ている走査標準に従って水平走査と垂直走査とが行なわ
れている記録再生対象の複合映像信号における奇数フィ
ールドの信号と偶数フィールドの信号との内で、一方の
フィールドの信号が他方のフィールドの信号に対して、
相対的に水平走査周期の1/2の期間だけ遅延されてい
る如き変形複合映像信号に基づいて作られた記録再生に
適した信号形態の記録信号を復調して前記の変形複合映
像信号を得てから、変形複合映像信号における1フィー
ルドおきの信号を水平走査周期の172の期間だけ相対
的に遅延させて、複合映像信号を再生して、それを線1
7を介して図示されていない後続の回路に供給したり、
複合映像信号から垂直同期信号Pbvを分離して、それ
を前記した制御信号発生回路C3Cに供給したりするな
どの諸動作を行なう。
前記の制御信号発生回路C8Cには、使用者によって操
作部OPに設定された再生モードに応じて操作部OPで
発生された再生モード指定信号5nrf、Ssf、 S
 ff、 S nrr、 S srも供給されている。
前記した再生モード指定信号S nrfは、操作部OP
で設定された再生モードが正方向でのノーマル再生モー
ドの際に操作部OPで発生される信号であり、また、前
記した再生モード指定(ff号Ssfは、操作部OPで
設定された再生モードが正方向でのスローモーション再
生モードの際に操作部OPで発生される信号であり、さ
らに、前記した再生モード指定信号Sffは、操作部O
Pで設定された再生モードが正方向での倍速再生モード
の際に操作部OPで発生される信号であり、さらにまた
、前記した再生モード指定信号S nrrは、操作部O
Pで設定された再生モードが逆転再生でのノーマル再生
モードの際に操作部OPで発生される信号であり、また
、前記した再生モード指定信号Ssrは、操作部OPで
設定された再生モードが逆転再生でのスローモーション
再生モードの際に操作部OPで発生される信号である。
第2図は第1図中のブロックC8Cで示されている制御
信号発生回路C8Cの一例構成の詳細を示している回路
図である。この制御信号発生回路C8Cでは、それに供
給される各種の信号、すなわち操作部OPで設定された
再生モードに応じて操作部OPで発生された再生モード
指定信号S nrf、 S sf、 S ff、 S 
nrr、 S sr、及び1回転基増倍号発生器PSC
で発生された回転基準信号Ps、ならびにfrt号処理
回路SDCにおいて複合映像信号から分離された垂直同
期信号Pbvなどに基づいて、アナログスイッチSVI
〜SW6の切換え用のスイッチング信号81〜S6を発
生し、それをアナログスイッチswi〜SW6に与えて
アナログスイッチSWI〜5Ij6の切換状態の制御を
行なう。
前記した制御信号発生回路C5Cで発生されたスイッチ
ング信号81〜S6による前記したアナログスイッチS
WI〜SW6の切換えの態様は、操作部OPに設定され
た再生モードに応じて定まる2個づつのものがオンの状
態になされるようなものであり。
前記のようにオンの状態になされた2個づつのアナログ
スイッチを通過した信号は、それぞれ所定の整流平滑回
路Det1. Det2によって整流平滑された後に減
算器SOBで減算される。前記の減算器SUBから出力
された信号Stは、アクチュエータ制御回路ACCと移
送用モータ制御回路QCとに供給される。
そして、前記したアクチュエータ制御回路ACCからの
出力信号がアクチュエータ14に供給されると、アクチ
ュエータ14は記録跡を横切る方向に再生素子16を急
速に変位させ、また、移送用モータ制御回路FMCから
の出力信号が移送用モータ7に供給されることにより、
移送用モータ7の回転数が制御される。
第1図示の実施例において情報信号の再生の対象にされ
ている回転記録媒体1は、第3図に示されているように
回転記録媒体1の特定な母線の位置からの順次の一周毎
の記録跡に、それぞれ周波数を異にしている3種類のト
ラッキング参照信号Sfl、 Sf2. Sf3におけ
る一つづつのものが記録再生の対象にされている記録信
号と周波数多重化された状態で記録されているものとな
され、ている場合の例が示されている。以下の記載にお
いてトラッキング参照信号Sflは周波数がfl、トラ
ッキング参照信号Sf2は周波数がf2、トラッキング
参照信号Sf3は周波数がf3であるとされている。
第3図においてt 1. t 2. t 3・・・は回
転記録媒体1に記録形されている順次の記録跡であり、
トラッキング参照信号S fl、 S f2. S f
3の切換えは、図中の矢印Aで示されている線の位置に
おいて行なわれているが、前記した矢印Aの位置は回転
記録媒体1に記録されている複合映像信号における垂直
帰線消去期間中に設定されている。
また、第3図中の矢印Bで示されている位置は。
回転記録媒体1に記録されている複合映像信号における
垂直同期信号Svの前縁の記録位置であるが、回転記録
媒体1に記録されている記録信号は既述のように、2対
1の飛越走査が採用されている走査標準に従って水平走
査と垂直走査とが行なわれている記録再生対象の複合映
像信号における奇数フィールドの信号と偶数フィールド
の信号との内で、一方のフィールドの信号が他方のフィ
ールドの信号に対して、相対的に水平走査周期の1/2
の期間だけ遅延されている如き変形複合映像信号に基づ
いて作られた記録再生に適した信号形態のものであるか
ら、回転記録媒体1における順次の記録跡に記録されて
いる各1フィールド期間の記録信号における垂直同期信
号Svの前縁の記録位置には、隣接する記録跡について
1■/2のずれがある。
第1図中で使用されている回転記録媒体1における記録
跡パターンを示している第3図において、ある記録跡に
ついては矢印Aの位置から一周の期間に周波数f1のト
ラッキング参照信号Sflが記録されており、また、前
記した記録跡の次の記録跡については、矢印Aの位置か
ら一周の期間に周波数f2のトラッキング参照信号Sf
2が記録されており、さらに前記した記録跡の次の記録
跡については矢印Aの位置から一周の期間に周波数f3
のトラッキング参照信号Sf3が記録されており、さら
にまた、前記した記録跡の次の記録跡については、矢印
Aの位置から一周の期間に周波数flのトラッキング参
照信号Sflが記録されているというように、順次の記
録跡にはそれぞれ周波数を異にしているトラッキング参
照信号S fl、 S f2. Si2が順次交互に記
録されている。
前記のように3つの異なる周波数のトラッキング参照信
号S fL、 S f2. S f3が、順次の記録跡
に一定の繰返えしパターンで記録されている場合に、ト
ラッキング参照信号S1が記録されている記録跡上を再
生素子16が辿っている場合には、トラッキング参照信
号Sf3とトラッキング参照信号Sf2とがトラッキン
グ制御のために使用され、また。
トラッキング参照信号S2が記録されている記録跡上を
再生素子16が辿っている場合には、トラッキング参照
信号Sflとトラッキング参照信号Sf3とがトラッキ
ング制御のために使用されさらに、トラッキング参照信
号S3が記録されている記録跡上を再生素子16が辿っ
ている場合には、トラッキング参照信号Sf2とトラッ
キング参照信号Sflとがトラッキング制御のために使
用される。
次の第1表は、前記の3つの異るトラッキング参照信号
S fl、 S f2. S f3に基づいて作られた
制御信号を用いて再生素子16をトラッキング制御する
際に、目的とする記録跡に再生素子16を正しく辿らせ
るようにするための制御信号の組合わせと制御信号の極
性とを示しているものである0次表において、制御信号
S flPはトラッキング参照信号Sflを整流平滑し
て得た信号、制御信号5f2pはトラッキング参照信号
Sf2を整流平滑して得た信号、制御信号Sf3ρはト
ラッキング参照信号Sf3を整流平滑して得た信号をそ
れぞれ示している。
(第1表) 既述のようにトラッキング参照信号S fl−S f3
は2回転記録媒体1で再生の対象にされている複合映9
信号に対して周波数多重化されている信号であるから、
それらは前記の帯域濾波器BPFI〜BPF3によって
抽出された後に、そのときに操作部OPに設定されてい
る再生モードに応じて定められている制御信号S fl
p−S f3pの組合すせが得られるように、アナログ
スイッチSv1〜5I116に対して制御信号発生回路
C5Cから供給されたスイッチング信号81〜S6によ
ってアナログスイッチS[−3W6が切換えられること
により、操作部OPに設定された再生モードに応じて定
まる2個づつのものがオンの状態になされて、前記のよ
うにオンの状態になされた2個づつのアナログスイッチ
を通過した信号が、それぞれ所定の整流平滑回路Det
l、 Det2によって整流平滑された後に減算器SO
Bで減算され、前記の減算器SUBから出力された信号
Stが、アクチュエータ制御回路ACCと移送用モータ
制御回路FMCとに供給されて、再生素子16はそのと
きに操作部OPに設定されている再生モードで必要とさ
れているような態様の変位動作を行なうようになされる
のである。
次に、回転記録媒体1に記録されている記録信号が既述
のように、2対1の飛越走査が採用されている走査標準
に従って水平走査と垂直走査とが行なわれている記録再
生対象の複合映像信号における奇数フィールドの信号と
偶数フィールドの信号との内で、一方のフィールドの信
号が他方のフィールドの信号に対して、相対的に水平走
査周期の172の期間だけ遅延されている如き変形複合
映像信号に基づいて作られた記録再生に適した信号形態
のものであって、回転記録媒体1における順次の記録跡
に記録されている各1フィールド期間の記録信号におけ
る垂直同期信号Svの前縁の記録位置が、隣接する記録
跡について)l/2のずれがある場合において、再生素
子16が各再生モードにおいてどのような変位のwB様
で記録跡間を変位しなければならないかについて第3図
を参照しながら説明する。以下の説明においては、再生
素子16が記録跡t3を辿っている状態が初期状態であ
るとしている。
まず、再生モードが正方向でのノーマル再生モードとな
されている場合を考えると、回転記録媒体1の1回転中
に記録跡t3を辿っている再生素子16は、回転記録媒
体1の次の1回転中には記録跡t4を辿り、さらに回転
記録媒体1の次の1回転中には記録跡t5を辿る、とい
うように、順次の記録跡を再生素子16が辿って行くよ
うにされることが必要とされるが、トラッキングHJm
を施こすことにより再生素子1Gを前記のように記録跡
t3→t4→t5→に正確に辿らせることは容易である
。前記した各記録跡毎のトラッキング制御のために必要
とされる制御信号の組合わせは第1表に示されていると
おりである。そして、再生モードが正方向でのノーマル
再生モードの場合においては、再生素子16は記録跡を
横切る方向での変位を行なわないので垂直帰線消去期間
中(回転記録媒体1については第3図中の矢印Aの位置
)において行なわれるトラッキング制御信号の切換えさ
え正確に行なわれるならば、何の支障も生じない。
次に、再生モードが正方向でのスローモーション再生モ
ードの場合には、回転記録媒体1の1回転中に記録跡t
3を辿っている再生素子16は、回転記録媒体1の記録
跡t3を引続きN回(Nはスローモーション比によって
定まる数である)辿った後に、次に記録跡t4に移って
その記録跡t4をN回辿り1次いで、記録跡t5に移っ
て記録跡t5をN回辿る。というように、順次の記録跡
を再生素子16がN回づつ辿って行くようにされること
が必要とされる。すなわち、正方向でのスローモーショ
ン再生モードにおいては、同一の記録跡を繰返し再生す
ることが必要とされる状態における再生素子16は、回
転記録媒体1の1回転毎に1記録跡間隔だけ記録跡の横
方向に変位して、その記録跡の始点の位置に戻される。
というような変、位動作を繰返えすことができるように
、再生素子16に対するトラッキング制御が行なわれる
次に、再生モードが正方向での倍速再生モードとなされ
ている場合を考えると1回転記録媒体1の1回転中に記
録跡t3を辿っている再生素子16は1回転記録媒体1
の次の1回転中には記録跡t5を辿り、さらに回転記録
媒体1の次の1回転中には記録跡t7を辿る、というよ
うに、再生素子16が記録跡を辿って行くようにされる
ことが必要とされ、再生素子16が前記のような変位動
作を行なうことができるようにトラッキング制御が行な
ねれる。
再生モードが逆転再生でのノーマル再生モードとなされ
た場合には1回転記録媒体1の1回転中に記録跡t3を
辿っている再生素子16は、それが回転記録媒体1の記
録跡t3の終端に達したときに、記録跡t3の終端から
2記録跡間隔だけ記録跡を横切って記録跡t2の始端に
移り、その記録跡t2を終端まで辿り、そこから記録跡
L1の始端に移って、その記録跡t1を辿る、というよ
うな変位の態様で、再生素子16が記録跡を辿って行く
ようにされることが必要とされる。すなわち、逆転再生
のノーマル再生モードにおいては、再生素子16が回転
記録媒体1の1回転毎に2記録跡間隔だけ記録跡の横方
向に変位して、それまでに辿っていた記録跡の1つ前の
記録跡の始端部付近に移ることができるようにトラッキ
ング制御が行なわれる。
次に、再生モードが逆転方向でのスローモーション再生
モードとなされた場合には、回転記録媒体1の1回転中
に記録跡t3を辿っている再生素子16は、回転記録媒
体1の記録跡t3を引続きN回(Nはスローモーション
比によって定まる数である)辿った後に1次に記録跡t
2の始端に移ってその記録跡t2をN回辿り、次いで、
記録跡t1の始端に移って記録跡t1をN回辿る、とい
うよj うに、記録跡を再生素子16がN回づつ辿って
行くようにされることが必要とされる。すなわち、逆転
再生のスローモーション再生モードにおいては、同一の
記録跡を繰返し再生することが必要とされる状態におけ
る再生素子16は1回転記録媒体1の1回転毎に1記録
跡間隔だけ記録跡の横方向に変位して、その記録跡の始
点の位置に戻される。というような変位動作を繰返すと
ともに、前記した同一の記録跡に対するN回づつの再生
動作が終了する度毎に、2記録跡間隔だけ記録跡の横方
向に変位して、それまでに辿っていた記録跡の1つ前の
記録跡の始端部付近に移ることができるようにトラッキ
ング制御が行なわれる。
さて、再生素子16を記録跡の横方向に変位させるのに
用いられるアクチュエータ14によって駆動変位される
再生素子16の記録跡間での移送は瞬時には行なわれな
いから、前記した各再生モードでの再生において、アク
チュエータ14による再生素子16に対する駆動変位の
動作が、従来装置における場合のように回転記録媒体1
におけるトラッキング参照信号の切換え位置、すなわち
、第3図中に示されている矢印Aの位置で行なわれたと
きは、正方向でのスローモーション再生モードでは、再
生素子16が例えば第4図における記録跡t2の終端か
ら記録跡t2の始端部付近に戻るのに、図中の線aのよ
うに記録跡t3を瞬時の間横切って移動し、また、逆転
再生でのノーマル再生モード及び逆転再生でのスローモ
ーション再生などのように、再生素子16が2記録跡間
隔だけ変位される際、例えば再生素子16が第4図にお
ける記録跡t5の終端部から記録跡t4の始端部付近に
移送される場合には、再生素子16は図中の11Abの
ように記録跡t5の終端から記録跡上6及び記録跡t5
を横切って記録跡t4の始端部に達するように移動する
前記のように記録跡間で移送する再生素子16は。
それの移送経路中に記録されていた情報信号を再生する
が、ここで問題になるのは逆転再生でのノーマル再生モ
ード及び逆転再生でのスローモーション再生などのよう
に、再生素子16が2記録跡間隔だけ変位される際には
、第4図中のmbに例示されているように再生素子16
が記録跡t5の終端部から記録跡t4の始端部付近に移
送される途中において、記録跡t5の垂直同期信号を再
生してしまうことである。
すなわち、再生素子16で再生された垂直同期信号は、
再生された変形複合映像信号における1フィールドおき
の信号を水平走査周期の1/2の期間だけ相対的に遅延
させて、良好な再生画像を再生できる複合映像信号を得
ることができるようにするためのタイミング信号に使用
されるものであるが、既述のように隣接する記録跡にお
ける垂直同期信号の記録位置は相対的にHI3だけずれ
ていることから、前記のように再生素子16が情報信号
の読取りのために本来辿るべき記録跡の隣りの記録跡か
ら垂直同期信号を再生した場合には、再生素子16が本
来辿るべき記録跡から再生された変形複合映像信号に対
する遅延と非遅延との操作が逆に行なわれてしまうため
に、再生信号によって得られた再生画像は垂直方向に変
動している状態のものになってしまうのである。
そこで、本発明の複合映像信号の特殊再生装置では、2
対1の飛越走査が採用されている走査標準に従って水平
走査と垂直走査とが行なわれている記録再生対象の複合
映像信号における奇数フィールドの信号と偶数フィール
ドの信号との内で。
一方のフィールドの信号が他方のフィールドの信号に対
して、相対的に水平走査周期の1/2の期間だけ遅延さ
れている如き変形複合映像信号に基づいて作られた記録
再生に適した信号形態の記録信号が記録されている回転
記録媒体と、前記した複合映像信号の1フィールド期間
を回転周期として前記した回転記録媒体を駆動回転させ
る手段と、前記した回転記録媒体に記録されている信号
の再生を行なう再生素子を急速に移送させる第1の移送
手段と、前記の第1の移送手段を移送させる第2の移送
手段と、前記した回転記録媒体から再生された信号に基
づいて得た変形複合映像信号におけるlフィールドおき
の信号を水平走査周期の1/2の期間だけ相対的に遅延
させて複合映像信号を得る手段と、前記の再生素子を急
速に1記録跡間隔だけ移送させる際は垂直同期信号を再
生する直前で再生素子の移送が完了するように、また、
前記の再生素子を急速に2記録跡間隔だけ移送させる際
は垂直同期信号を再生した後に再生素子が移送を開始す
るように、前記した第1の移送手段を制御する手段とを
備えることによって、前記した従来装置において問題に
なったような欠点のない複合映像信号の特殊再生装置を
提供したのである。
第5図は本発明の複合映像信号の特殊再生装置の動作原
理を説明するための図であって、この第5図と既述した
第4図とを対比すれば1本発明の複合映像信号の特殊再
生装置の特徴が容易に理解されるところであろう。
第5図には本発明の複合映像信号の特殊再生装置におい
て、再生素子16が1記録跡間隔だけ変位されるように
なされる場合の再生素子の変位の態様を曲線aで例示し
、また、再生素子16が2記録跡間隔だけ変位されるよ
うになされる場合の再生素子の変位の態様を曲線すで例
示している。
すなわち1本発明の複合映像信号の特殊再生装置におい
て、再生素子16が1記録跡間隔だけ変位されるように
なされる場合の再生素子16の変位の態様は、例えば第
5図中の曲、IXaで示されているように、再生素子1
6は1記録跡間隔分の変位動作によって到達した記録跡
の始端部付近に記録されている垂直同期信号が再生でき
るように、トラッキング参照信号の切換え位置(第5図
中の矢印Aで示されている線の位置)で直ちに変位動作
を開始して1記録跡間隔に相当する急速な変位を行ない
うるようになされるのであり、第5図中の曲線aに示し
である例においては、再生素子16は記録跡t2の終端
部付近から記録跡t2の始端部付近に1記録跡間隔だけ
急速に変位して、記録跡t2の始端部付近に記録されて
いる垂直同期信号を再生できることを示している。
また、本発明の複合映像信号の特殊再生装置において、
再生素子16が2記録跡間隔だけ変位されるようになさ
れる場合の再生素子16の変位の態様は、例えば第5図
中の曲Bbで示されているように、トラッキング参照信
号の切換え位1i1(第5図中の矢印Aで示されている
腺の位置)では、再生素子16に対する記録跡の巾方向
での変位動作が行なわれず、前記したトラッキング参照
信号の切換え位置を過ぎてから、再生素子16が最初に
垂直同期信号を再生した時点で再生素子16に対する変
位動作が開始されて、再生素子16が急速に2記録跡間
隔に相当する急速な変位を行ないうるようになされるの
であり、第5図中の曲線すに示しである例においては、
再生素子16は記録跡t5の終端部から記録跡t6の始
端部付近に進み、記録跡t6に記録されている垂直同期
(1号を再生した時点に、再生素子16に対する2記録
跡間隔だけの急速な変位動作が行なわれて、再生メ(子
16が記録跡t6から記録跡t4まで急速に変位される
状態を示している。
本発明の複合映像信号の特殊再生装置においては、再生
素子16が記録跡を横切る方向に急速に1記録跡間隔だ
け移送される際には、例えば第5図中の曲線aのように
、再生素子16はそれが移送を開始してから再生素子1
6によって垂直同期信号が再生される直前までの間に移
送が完了するようになされ、また、再生素子16が記録
跡を横切る方向に急速に2記録跡間隔だけ移送される際
には、例えば第5図中の曲gbのように、再生素子16
によって垂直同期信号が再生されてから再生素子16に
対する移送が開始されるようになされているから。
再生素子16によって再生された垂直同期信号に基づい
て、再生された変形複合映像信号における各1フィール
ドの信号に施こされるべき信号の遅延。
非遅延の操作が常に正しい状態で行なわれ、したがって
1本発明によれば既述した従来の問題点は良好に解決で
きるのである。
さて、既述もしたように、2対1の飛越走査が採用され
ている走査標準に従って水平走査と垂直走査とが行なわ
れている記録再生対象の複合映像信号における奇数フィ
ールドの信号と偶数フィールドの信号との内で、一方の
フィールドの信号が他方のフィールドの信号に対して、
相対的に水平走査周期の1/2の期間だけ遅延されてい
る如き変形複合映像信号に基づいて作られた記録再生に
適した信号形態の記録信号が記録されている回転記録媒
体においては、それに記録されている変形複合映像信号
における垂直同期信号の前縁の記録位置が、隣接の記録
跡について相対的にH/2だけずれているが、このこと
は回転記録媒体1に記録形成されている順次の記録跡中
に記録されている変形複合映像信号の垂直同期(9号の
前縁の記録位置は、1つ置きの記録跡では同一になって
いるということを意味している。
本発明では上記の点、すなわち、再生素子16を2記録
跡間隔だけ変位させる際に、再生素子16が到達すべき
記録跡に記録されている垂直同期信号の前縁の記録位置
と、再生素子IGが2記録間隔だけの変位動作を開始す
る以前に辿っていた記録跡に引続く記録跡に記録されて
いる垂直同期信号の前縁の記録位置とが記録跡に直交す
る直線上に存在しているという点に着目し、再生素子1
6を記録跡を横切る方向に急速に2記録跡間隔だけ移送
させる際には、第5図中の曲線すのように再生素子16
が2記録間隔だけの変位動作を開始する以前に辿ってい
た記録跡に引続く記録跡に記録されている垂直同期信号
が再生素子16によって再生されてから再生素子16に
対する移送が開始されるようにしているのである。それ
でアクチュエータ14の駆動変位による再生素子16の
移送が瞬時には完了しないために従来の装置で生じてい
た間厘点、すなわち再生素子16が2記録跡間隔だけ移
送する途中で、中間の記録跡中に記録されている垂直同
期信号を再生して、再生画像が上下の方向で振動してい
るものになるという欠点は、本発明の複合映像信号の特
殊再生装置では生じることがないのである。
次に、第1図、第2図、及び第5図ならびに第6図など
を参照して1本発明の複合映像信号の特殊再生装置にお
いて、各再生モード毎に再生素子16にツレぞれ所定の
移送動作を行なわせるようにするための構成配置の具体
的な構成例と動作の概要などについて説明する。
以下に説明されている具体的な構成例は、再生素子16
を記録跡間で急速に移動させる手段としてはアクチュエ
ータ14を用い、また、前記のアクチュエータ14を駆
動する信号としては回転記録媒体1から再生されたトラ
ッキング参照信号Sfl、Sf2、Sl3に基づいて作
られたトラッキング制御信号を用いる場合についてのも
のであるが、本発明の実施に当っては別の構成のものが
採用されてもよいことは勿論である。
また1本明細書中に記載されている実施例では回転記録
媒体1に記録形成されている記録跡パターンが螺旋状で
あるとされているが、回転記録媒体1に記録形成されて
いる記録跡パターンが同心円状のものであってもよい。
既述のように、使用者が操作部OPに希望の再生モード
を設定すると、操作部OPからは操作部OPに設定され
た再生モードと対応した再生モード指定信号S nrf
、 S sf、 S ff、 S nrr、 S sr
が制御信号発生回路C5Cに供給される。第2図は前記
した制御信号発生回路C8Cの具体的な構成例を示した
ものである。既述のように制御信号発生回路C8Cには
回転基準信号発生器PSCで発生された回転基準信号P
s及び信号処理回路SDCにおいて複合映像信号から分
前された垂直同期信号Pbvも供給されている。
第2図において図の左′端の方にPs、Pbv・・・5
nrr。
Ssrなどの符号で示されている部分は前記した各信号
の入力端子であり、また図の右端の方にS3゜S5.S
l、S6.S2.S4などの符号で示されている部分は
、制御信号発生回路C5Cの出力端子であって、これら
の各出力端子81〜86からはアナログスイッチSt/
1−5W6を開閉制御するスイッチング信号81〜56
が出力される。
第2図において、MMI〜MM5は単安定マルチバイブ
レータ、ORI〜OR4はオア回路、A1〜A8はアン
ド回路、 Divは1/2分周器、UDCは3進のアン
プダウンカウンタであり、第2図中においてアンド回路
A6−A8における入力側に付されている丸印はインバ
ータである。
第6図は、前記した第2図に示されている制御信号発生
回路CSCに入力される回転基準信号Psと垂直同期信
号Pbvとに基づいて作られる各種の信号のタイミング
関係を示すための図であり、第6図の(a)〜(k)に
それぞれ示されている各信号は、第2図中で第6図中に
示されている符号と同符号で示されている矢印の位置で
それぞれ得られる信号である。
第2@に示されている制御信号発生回路C5Cにおいて
、第2図示の回路中で発生されるpsl+Pg2tPb
vl、Pbvl’ 、Pv、Pc’ などの各信号は、
第2図示の回路中で使用されている各種のゲート回路に
ゲート信号として供給されており、各種のゲート回路は
操作部OPで発生されて第2図示の制御信号発生回路C
8Cに供給されている再生モード指定信号と。
前記したゲート信号とにより、操作部OPに設定された
再生モードに従って必要とされるクロックパルスと、ア
ップダウン指示信号とを3進のアップダウンカウンタU
DCに供給する。
3進のアップダウンカウンタUDCではQ1出力として
下位の桁の信号を出力し、また02出力として上位の桁
の信号を出力する。3進のアップダウンカウンタUDC
からの出力信号は、アンド回路へ6〜八8により条件付
けが行なわれ、アンド回路A6〜A8から出力端子81
〜86には操作部OPで設定された再生モードに応じて
必要とされるスイッチング信号81−36が出力される
第2図に示されている制御信号発生回路C3Cの動作及
び発生されるスイッチング信号81〜56のタイミング
等は、第2図に示されている回vr構成及び第6図に示
されているゲート信号のタイミングなどをみれば容易に
理解されるところであるから、それの詳細な説明は省略
する。
第2表は、操作部OPで設定された再生モードに応じて
制御信号発生回路C8Cから出力されるスイッチング信
号81〜86の発生のタイミングA、B。
C(前記した制御信号発生回路C3Cから出力されるス
イッチング信号81〜86の発生のタイミングA、B、
Cは、第5図及び第6図中に示されているA、B、Cの
時間位置と対応しているものである)と、再生素子16
を記録跡に正しく追跡させる状態にさせるのに必要な制
御信号の組合わせX。
Y、Z [X、Y、Zは、トラッキング信号Sflの記
録されている記録跡を再生素子16が正しく追跡してい
る状態の制御信号の組合わせ(第1表の第1欄に記載さ
れているように、制御18号−5f3pと+ S f2
Pとの組合わせ)をXとして表わし、また、再生素子1
6がトラッキング信号Sf2の記録されている記録跡を
正しく追跡している状態の制御信号の紹合わせ(第1表
の第2欄に記載されているように制御信号−8flpと
+S f3Pとの組合わせ)をYとして表わし、さらに
、再生素子16がトラッキング信号Sf3の記録されて
いる記録跡を正しく追跡している状態の制御信号の組合
わせ(第1表の第3植に記載されているように、制御信
号−3f2pと+ S flPとの組合わせ)をZで表
わしたものである]との関係を示している表であり1表
中におけるABC→ABC→・・・において、Aは既述
のようにトラッキング参照信号の切換え位置であり、C
とAとの間の期間は矢印→で示している。また、第2表
中では、正方向でのノーマル再生モードを正Nのように
略記し、また、正方向での1/2スロー再生モードを正
1/2のように略記し、さらに正方向での倍速再生モー
ドを正倍のように略記し、さらにまた、逆転再生でのノ
ーマル再生モードを逆Nのように略記し、また、逆転再
生での172スロー再生モードを逆1/2のように略記
している。
(第2表) (効果) 以上、詳細に説明したところから明らかなように、本発
明の複合映像信号の特殊再生装置は、2対1の飛越走査
が採用されている走査標準に従って水平走査と垂直走査
とが行なわれている記録再生対象の複合映像信号におけ
る奇数フィールドの信号と偶数フィールドの信号との内
で、一方のフィールドの信号が他方のフィールドの信号
に対して、相対的に水平走査同期の172の期間だけ遅
延されている如き変形複合映像信号に基づいて作られた
記録再生に適した信号形態の記a信号が記録されている
回転記録媒体と、前記した複合映像信号の1フィールド
期間を回転周期として前記した回転記録媒体を駆動回転
させる手段と、前記した同転記録媒体に記録されている
信号の再生を行なう再生素子を急速に移送させる第1の
移送手段と。
前記の第1の移送手段を移送させる第2の移送手段と、
前記した回転記録媒体から再生された信号に基づいて得
た変形複合映像信号における1フィールドおきの信号を
水平走査周期の172の期間だけ相対的に遅延させて複
合映像信号を得る手段と、前記の再生素子を急速に1記
録跡間隔だけ移送させる際は垂直同期信号を再生する直
前で再生素子の移送が完了するように、また、前記の再
生素子を急速に2記録跡間隔だけ移送させる際は垂直同
期信号を再生した後に再生素子が移送を開始するように
、前記した第1の移送手段を制御する手段とを備えてな
るものであるから、本発明の複合映像信号の特殊再生装
置では、再生素子16が記録跡を横切る方向に急速に1
記録跡間隔だけ移送される際には、例えば第5図中の曲
leaのように、再生素子16はそれが移送を開始して
から再生素子16によって垂直同期信号が再生される直
前までの間に移送が完了するようになされ、また、再生
素子16が記録跡を横切る方向に急速に2記録跡間隔だ
け移送される際には1例えば第5図中の曲線すのように
、再生素子16によって垂直同期信号が再生されてから
再生素子16に対する移送が開始されるようになされて
いるから、再生素子16によって再生された垂直同期信
号に基づいて、再生された変形複合映像信号における各
1フィールドの信号に施こされるべき信号の遅延、非遅
延の操作が常に正しい状態で行なわれ、したがって、本
発明によれば既述した従来の問題点は良好に解決できる
のである。
すなわち、既述したように、2対1の飛越走査が採用さ
れている走査標準に従って水平走査と垂直走査とが行な
われている記録再生対象の複合映像信号における奇数フ
ィールドの信号と偶数フィールドの信号との内で、一方
のフィールドの信号が他方のフィールドの信号に対して
、相対的に水平走査周期の172の期間だけ遅延されて
いる如き変形複合映像信号に基づいて作られた記録再生
に適した信号形態の記録信号が記録されている回転記録
媒体において、それに記録されている変形複合映像信号
における垂直同期信号の前縁の記録位置が、隣接の記録
跡について相対的にH/2だけずれているが、このこと
は回転記録媒体1に記録形成されている順次の記録跡中
に記録されている変形複合映像信号の垂直同期43号の
前縁の記録位置は、1つ置きの記録跡では同一になって
いるということを意味しているから、本発明では上記の
点。
すなわち、再生素子16を2記録跡間隔だけ変位させる
際に、再生素子16が到達すべき記録跡に記録されてい
る垂直同期信号の前縁の記録位置と、再生素子16が2
記録間隔だけの変位動作を開始する以前に辿っていた記
録跡に引続く記録跡に記録されている垂直同期信号の前
縁の記録位置とが記録跡に直交する直線上に存在してい
るという点に着目し、再生素子16を記録跡を横切る方
向に急速に2記録跡間隔だけ移送させる際には、第5図
中の曲abのように再生素子16が2記録間隔だけの変
位動作を開始する以前に辿っていた記録跡に引続く記録
跡に記録されている垂直同期信号が再生素子16によっ
て再生されてから再生素子16に対する移送が開始され
るようにして、アクチュエータ14の駆a変位による再
生素子16の移送が瞬時には完了しないために従来の装
置で生じていた問題点、すなわち再生素子16が2記録
跡間隔だけ移送する途中で、中間の記録跡中番ご記録さ
れている垂直同期信号を再生して、再生?i!ii像が
上下の方向で振動しているものになるという欠点が、本
発明の複合映像信号の特殊再生装置では生じることがな
いようにしたのであり、この本発明の複合映aff1号
の特殊再生装置においては、既述した従来装置における
問題点が良好に解決できるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の複合映像信号の特殊再生装置の一実施
例の概略構成を示すブロック図、第2図は制御信号発生
回路の一例構成を示す回路図、第3図乃至第5図は動作
説明用の記録跡パターンの平面図、第6図は動作説明用
の波形図をそれぞれ示している。 1・・・回転記録媒体、2・・・回転記録媒体の駆動用
モータ、7・・・移送用モータ、 11・・・送りねじ
、12・・・移送体、13・・・案内棒、14・・・ア
クチュエータ、16・・・再生素子、op・・・操作部
、C5C・・・制御信号発生回路、 SDC・・・信号
処回路、 PSG・・・回転基準信号発生器、 OSC
・・・モータサーボ回路、PSC・・・パルス整形回路
、PA・・・前置増幅器、BPFI〜BPF3・・・帯
域濾波器。 511〜5w6・・・アナログスイッチ、Detl、D
et2・・・整流キ滑回路、 ACC・・・アクチュエ
ータ制御回路、FMC・・・移送用モータ制御回路、 
MMI−MM5・・・単安定マルチバイブレータ、OR
1〜OR5・・・オア回路、Al−A3・・・アンド回
路、UDC−・・3進のアップダウンカウンタ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 2対1の飛越走査が採用されている走査標準に従って水
    平走査と垂直走査とが行なわれている記録再生対象の複
    合映像信号における奇数フィールドの信号と偶数フィー
    ルドの信号との内で、一方のフィールドの信号が他方の
    フィールドの信号に対して、相対的に水平走査周期の1
    /2の期間だけ遅延されている如き変形複合映像信号に
    基づいて作られた記録再生に適した信号形態の記録信号
    が記録されている回転記録媒体と、前記した複合映像信
    号の1フィールド期間を回転周期として前記した回転記
    録媒体を駆動回転させる手段と、前記した回転記録媒体
    に記録されている信号の再生を行なう再生素子を急速に
    移送させる第1の移送手段と、前記の第1の移送手段を
    移送させる第2の移送手段と、前記した回転記録媒体か
    ら再生された信号に基づいて得た変形複合映像信号にお
    ける1フィールドおきの信号を水平走査周期の1/2の
    期間だけ相対的に遅延させて複合映像信号を得る手段と
    、前記の再生素子を急速に1記録跡間隔だけ移送させる
    際は垂直同期信号を再生する直前で再生素子の移送が完
    了するように、また、前記の再生素子を急速に2記録跡
    間隔だけ移送させる際は垂直同期信号を再生した後に再
    生素子が移送を開始するように、前記した第1の移送手
    段を制御する手段とを備えてなる複合映像信号の特殊再
    生装置
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009048390A (ja) * 2007-08-20 2009-03-05 Eye Medical System:Kk 店員呼出システム

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JP2009048390A (ja) * 2007-08-20 2009-03-05 Eye Medical System:Kk 店員呼出システム

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