JPS6277942A - インクジエツト記録装置の作動方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明はインクジェット記録装置の作動方法に関し、特
に、記録ヘッドのインク吐出口を閉鎖するキャップの動
作およびキャリジの動作を制御する方法に関する。

〔従来技術〕

インクジェット記録装置は、記録ヘッドへインクを供給
し、該記録ヘッドの前面に誇けた筒数のインク吐出口を
データ信号に基づいて駆動し、記録媒体（用紙など）へ
向かう飛翔的インク滴を形成しながら記録するよう構成
されている。

この種のインクジェット記録装置においては、インク吐
出口部分でのインク乾燥、ごみ付着あるいはインク漏れ
を防止する目的で、記録しない間インク吐出口をキャッ
プで自動的閉鎖するキャッピング手段が設けられること
がある。

また、インク吐出の安定化を図るべく記録動作に先立っ
てインクを吐出させるインク回復手段を、前記キャッピ
ング手段と一体的に設けることも行われている。

前記キャッピング手段およびインク回復手段は通常キャ
リジのホーム位置に配置される。

この種の自動キャッピング機構を備えたインクジェット
記録装置は、通常印字指令がないとキャリジをホーム位
置へ移動させキャップでインク吐出口を閉鎖するよう動
作する。

また、用紙等の記録媒体がないとキャリジをホーム位置
に固定しておくように動作する。

しかし、このような従来の作動方法にあっては、印字指
令がないとキャリジが固定され記録ヘッドにキャップが
密接されているので、記録ヘッドの交換、キャリジの動
作確認あるいは記録ヘッドと記録媒体との当り具合のチ
ェックなどの調整作業に不便であるという問題があった
。

すなわち、これらの調整作業は、電源オフ時にギヤを手
で回転させてキャップを開放させるか、あるいは一旦記
録動作を開始させて途中で電源オフにするなど、繁雑な
手順を経ないかぎりキャリジを自由な状態にすることが
できなかった。

〔目的〕

本発明の目的は、このような従来技術の問題を解決でき
、キャリジや記録ヘッド等の調整作業を容易に行いうる
インクジェット記録装置の作動方法を提供することであ
る。

〔概要〕

本発明は、特定のキー操作により、キャップを開放しか
つ記録媒体の有無に関係な（キャリジを所定の位置へ移
動させる動作を設けることにより、上記目的を達成する
ものである。

〔実施例〕

以下図面を参照して本発明を具体的に説明する。

第１図は本発明方法を実施するのに好適なインクジェッ
ト記録装置の要部構成を示す。

第１図において、プラテン１にパンクアップされた用紙
またはプラスチックシートなどの記録媒体２の前方にガ
イドシャフト３が設置され、該ガイドシャフトに沿って
矢印Ａ方向に移動するキャリジ４上に記録ヘッド５が搭
載されている。

記録ヘッド５の前面（第１図中の上辺）にはドントを形
成する複数のインク吐出口が設けられており、各インク
吐出口をデータ信号に基づいて駆動することにより記録
媒体２に記録される。

なお、単色印字用では通常１個の記録ヘッドが搭載され
るが、カラー印字用や濃淡印字用など複数のインクを組
合わせて記録する場合はインクの種類に応じて複数の記
録ヘッドが搭載される。

記録媒体２は紙送りローラ（図示の例ではローラ状のプ
ラテン１が紙送りローラを兼ねている）■により矢印Ｂ
方向に紙送りされる。

キャリジ４のホーム位置ＨＰにはキャッピング手段を兼
ねたインク回復手段６が設けられている。

このインク回復手段（キャッピング手段）６は、記録ヘ
ッド５の前面に対し矢印Ｃ方向に前進後退駆動され前進
時（図示の状態）にインク吐出口を閉鎖するキャップ７
と該キャップ内部に吸引チューブ８を介して接続゛され
た吸引ポンプ（負圧源）９とを備えている。

前記キャリジ４は、キャリジモータ１０にベルト等の伝
動手段１）を介して連結され、該キャリジモータを作動
させることにより矢印六方向に往復駆りＪされる。

一方、前記キャップ７は、キャップモータ１２にギヤ１
３を介して連結され、該キャップモータを作動させるこ
とにより矢印Ｃ方向に前進後退駆動される。

前記キャリジモータ１０および前記キャップモータ１２
は電源スィッチ（パワースイッチ）１４および特定のキ
ー１５に電気的に手カ持されている。

然して、以上の記録装置は、記録しないとき記録ヘッド
５のインク吐出口を自動的にキャップ７で閉鎖するよう
動作するが、特定のキ７１５を操作（オン）した時は、
キャンプモータ１２を作動させてキャンプ７を後退（開
放）させ次いでキャリジモータ１０を所定量だけ作動さ
せてキャリジ４を所定の位置（例えば第１図中鎖線で示
す位置）へ移動させるよう動作する。

前記特定のキー１５をオンにしたときのキャリジ４の移
動は、記録媒体２の有無に関係なく実行される。

第２図は以上の記録装置の制御系のブロック図である。

第２図において、記録装置のＣＰＵ　（制御回路）１６
は、第１のドライバ１７を介してキャリジモータ１０、
紙送りモータ１８、キャップモータ１２およびインク回
復モータ１９等を制御駆動し、キャリジ４上の第２のド
ライバ２０を介して記録ヘッド５を制御駆動する。

ＣＰＵｌ６、第１のドライバ１７および第２のドライバ
２０は電源スィッチ１４をオンすることにより電源２１
に接続される。

さらに、電源１４をオンにするとともに特定のキー１５
をオンにすると、ＣＰＵ　１６はドライバ１７を介して
キャンプモータ１２およびキャリジモータ１０を別の制
御プログラムで制御駆動し、前述のように、キャップ７
を開放した後キャリジ４を記録媒体２の有無に関係なく
所定の位置（ヘッド交換時の調整作業を行うに適した位
置）へ移動させるよう動作する。また複数の特定のキー
を設けることにより複数の所定の位置決めも出来る。

なお、以上の制御系の制御プログラムはＲＯＭに格納さ
れている。

第３図は本発明方法を実施する際の動作手順を例示する
フローチャートである。

第３図において、ステップ１００でキー１５を操作（オ
ン）するとともに電源をオンにすると、ステップ１０１
へ進みキャンプ７が開いているか否かを判別し、キャッ
プ７が閉じていると、ステップ１０２でキャップモータ
１２を駆動してキャップ７を開いた後ステップ１０３へ
進みキャリジ４が所定の設定位置にあるか否かを判別す
る。

ステップ１０１でキャップ開と判別されたときは直接ス
テ、プ１０３へ進む。

ステップ１０３で設定位置にないと判別されると、ステ
ップ１０４へ進みキャリジモータ１０を駆動してキャリ
ジを設定位置へ移動させた後ステップ１０５の待機状態
へ進む。

ステップ１０３で設定位置にあると判別されると、直接
ステップ１０５の待機状態へ進む。

この待機状態では、キャリジ４および記録ヘッド５を容
易に保守点検することができる。すなわち、キャップ７
が開放されているので、記録へソド５の交換、キャリジ
４の動作を手動または自動でチェックする点検、記録ヘ
ッド５と記録媒体２との当り具合をチェックする点検、
さらには所望部分の分解や点検を容易に行うことができ
る。

〔効果〕

以上の説明から明らかなごとく、本発明によれば、自動
キャンプ機構を備えたインクジェット記録装置において
、記録ヘッドやキャリジ等の保守点検を容易に行うこと
ができる作動方法が提供される。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明方法を実施するのに好適なインクジェッ
ト記録装置の要部の模式的平面図、第２図は第１図の記
録装置の制御系を示すブロック図、第３図は本発明方法
を実施する際の手順を例示するフローチャートである。 ４−−−−−キャリジ、５−　・記録ヘッド、７・−−
−−−−キャップ、１０−−一・−キャリジモータ、１
２−一一一一キャップモータ、１４−−−一電源スイソ
チ、１５−・−特定のキー。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）非記録時に記録ヘッドのインク吐出口を自動的に
   キャップで閉鎖するよう構成したインクジェット記録装
   置において、特定のキー操作により、キャップを開放し
   かつ記録媒体の有無に関係なくキャリジを所定の位置へ
   移動させることを特徴とするインクジェット記録装置の
   作動方法。