JPS627690Y2 - - Google Patents
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- JPS627690Y2 JPS627690Y2 JP1981028937U JP2893781U JPS627690Y2 JP S627690 Y2 JPS627690 Y2 JP S627690Y2 JP 1981028937 U JP1981028937 U JP 1981028937U JP 2893781 U JP2893781 U JP 2893781U JP S627690 Y2 JPS627690 Y2 JP S627690Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rubber
- weir
- rubber weir
- metal reinforcing
- dam
- Prior art date
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- Expired
Links
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- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 12
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Landscapes
- Barrages (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は農業用水を取入れるための堰、高潮時
の防潮堤または河口下での海水堰止め等に用いる
ゴム堰に関するものである。
の防潮堤または河口下での海水堰止め等に用いる
ゴム堰に関するものである。
近年、農業用水の取入れ、河口での海水堰止め
等の水位調整用の堰として、空気、水等の流体の
出入れにより作用し、取付作業および保守作業の
容易なゴム製袋体による水位調整堰、所謂ゴム堰
が開発され、実用化されている。
等の水位調整用の堰として、空気、水等の流体の
出入れにより作用し、取付作業および保守作業の
容易なゴム製袋体による水位調整堰、所謂ゴム堰
が開発され、実用化されている。
然るに、洪水等による河川の異常増水時には、
流速が10m／secに達することがあり、その結果
ゴム堰の設置場所によつては流木や、３〜5m大
のナイフエツジを有する転石や、鉄筋の突き出た
コンクリートブロツク等の鋭利な流下物等がゴム
堰の堰止め面に衝突して該ゴム堰の外表面に損傷
を生じる場合がある。また、ゴム堰の設置により
水利権の紛争を招いてナイフ等により故意に切り
裂かれたり、子供のいたずらで傷つけられたりす
る。
流速が10m／secに達することがあり、その結果
ゴム堰の設置場所によつては流木や、３〜5m大
のナイフエツジを有する転石や、鉄筋の突き出た
コンクリートブロツク等の鋭利な流下物等がゴム
堰の堰止め面に衝突して該ゴム堰の外表面に損傷
を生じる場合がある。また、ゴム堰の設置により
水利権の紛争を招いてナイフ等により故意に切り
裂かれたり、子供のいたずらで傷つけられたりす
る。
本考案は上述した諸問題を解消し、転石や流下
物等の衝突またはナイフ等での切り裂きによる外
傷に耐えるゴム堰を提供せんとするもので、河川
等を横切つて設置され、流体の給排出により起
立、倒伏するゴム堰において、該ゴム堰の外表面
ゴム部分の少なくとも一部領域に金属製補強部材
を埋設したことを特徴とするゴム堰にある。
物等の衝突またはナイフ等での切り裂きによる外
傷に耐えるゴム堰を提供せんとするもので、河川
等を横切つて設置され、流体の給排出により起
立、倒伏するゴム堰において、該ゴム堰の外表面
ゴム部分の少なくとも一部領域に金属製補強部材
を埋設したことを特徴とするゴム堰にある。
次に本考案を図面につき詳述する。
第１図に本考案に用いる好適なゴム堰本体を示
す。このゴム堰本体は少なくとも一つの剥離部を
厚さ方向適当位置で長手方向に沿つて有する可撓
性のゴム状弾性帯状体よりなる。図示例におい
て、帯状体１は剥離部１ａにより幅方向の一端が
開放されているが、剥離部が幅方向両端で閉じら
れて予じめ中空体として形成されたものも好適に
使用することができる。なお、図中２はゴム堰本
体を補強するための帆布等よりなる補強層であ
る。
す。このゴム堰本体は少なくとも一つの剥離部を
厚さ方向適当位置で長手方向に沿つて有する可撓
性のゴム状弾性帯状体よりなる。図示例におい
て、帯状体１は剥離部１ａにより幅方向の一端が
開放されているが、剥離部が幅方向両端で閉じら
れて予じめ中空体として形成されたものも好適に
使用することができる。なお、図中２はゴム堰本
体を補強するための帆布等よりなる補強層であ
る。
図示例のゴム堰本体は好適例であり、これに限
定されるものではない。例えば、従来より広く用
いられているゴム製シートを現場で袋状になした
ものや、河床部がゴム堰本体とともに流体封入時
の膨満部の一部を構成するようになしたものでも
よい。さらに、ゴム堰本体内で長手方向に補助気
室、中空体、水圧に抗する剛体等の突出部を連続
してまたは適当間隔をおいて延在させ、若しくは
ゴム堰本体内壁に溝または凹凸を形成することに
よりゴム堰内壁面の密着を防止し、封入流体の完
全排出を得るようにしたゴム堰等を使用してもよ
い。
定されるものではない。例えば、従来より広く用
いられているゴム製シートを現場で袋状になした
ものや、河床部がゴム堰本体とともに流体封入時
の膨満部の一部を構成するようになしたものでも
よい。さらに、ゴム堰本体内で長手方向に補助気
室、中空体、水圧に抗する剛体等の突出部を連続
してまたは適当間隔をおいて延在させ、若しくは
ゴム堰本体内壁に溝または凹凸を形成することに
よりゴム堰内壁面の密着を防止し、封入流体の完
全排出を得るようにしたゴム堰等を使用してもよ
い。
本考案によれば、上述したゴム堰本体の外表面
ゴム部分の少なくとも一部領域に金属製補強部材
を埋設する。金属製補強部材としては種々のもの
があるが、特にカールドスチールワイヤ、鋲、チ
エーン、スチールの短線等を用いるのが好まし
い。
ゴム部分の少なくとも一部領域に金属製補強部材
を埋設する。金属製補強部材としては種々のもの
があるが、特にカールドスチールワイヤ、鋲、チ
エーン、スチールの短線等を用いるのが好まし
い。
第１図には金属製補強部材としてカールドスチ
ールワイヤ３が埋設されたゴム堰本体が示されて
いる。このようなゴム堰本体１を形成するには、
例えば成形プレスの熱定盤上に、帯状体４，５と
しての二枚の素材生ゴムシートを重ね合せての
せ、これらの素材生ゴムシート間に、それらの一
側部だけを残して長さ方向全体に離型材を介在さ
せ、そして素材生ゴムシートの加硫温度で一体プ
レス成形する。なおこの際、帆布を素材生ゴムシ
ート中に適当に埋設させておけば、所望の補強層
２を得ることができる。
ールワイヤ３が埋設されたゴム堰本体が示されて
いる。このようなゴム堰本体１を形成するには、
例えば成形プレスの熱定盤上に、帯状体４，５と
しての二枚の素材生ゴムシートを重ね合せての
せ、これらの素材生ゴムシート間に、それらの一
側部だけを残して長さ方向全体に離型材を介在さ
せ、そして素材生ゴムシートの加硫温度で一体プ
レス成形する。なおこの際、帆布を素材生ゴムシ
ート中に適当に埋設させておけば、所望の補強層
２を得ることができる。
このように製造することによりゴム堰本体１を
所望の長さに形成できるので、規格化の不可能な
河川に常にうまく適合させることができる。また
それは一体プレス成形で形成されるので、帯状体
４，５の厚肉を自由に選択できる利点もある。
所望の長さに形成できるので、規格化の不可能な
河川に常にうまく適合させることができる。また
それは一体プレス成形で形成されるので、帯状体
４，５の厚肉を自由に選択できる利点もある。
上述した一体プレス成形時に、カールドスチー
ルワイヤ３を予じめカレンダーでゴムコーテイン
グして該ワイヤが埋設された生ゴムシートを帯状
体４に対応する素材生ゴムシート上に重ね合わせ
ておくだけで、第１図に示すようなゴム堰本体１
が得られる。なお、スチールワイヤのカールの大
きさはゴム堰の膨満形状に追従して補強層の伸び
より大きめの伸びになるよう決めておくのが望ま
しい。
ルワイヤ３を予じめカレンダーでゴムコーテイン
グして該ワイヤが埋設された生ゴムシートを帯状
体４に対応する素材生ゴムシート上に重ね合わせ
ておくだけで、第１図に示すようなゴム堰本体１
が得られる。なお、スチールワイヤのカールの大
きさはゴム堰の膨満形状に追従して補強層の伸び
より大きめの伸びになるよう決めておくのが望ま
しい。
金属製補強部材は、図示例のようにゴム堰本体
１の帯状体４内にほぼその幅方向全体で且つ長手
方向に沿つて埋設されている。この補強部材が埋
設された面を上にしてゴム堰本体１を通常の方法
により河床および河岸に固着すれば、ゴム堰の起
立、倒伏いずれの状態においても転石や流下物等
の衝突時に外傷を発生することがなく、またナイ
フ等での切り裂きにも十分耐える。なお、金属製
補強部材は所要に応じて剥離部１ａを取り囲むよ
う両帯状体４，５内に埋設させることができる。
１の帯状体４内にほぼその幅方向全体で且つ長手
方向に沿つて埋設されている。この補強部材が埋
設された面を上にしてゴム堰本体１を通常の方法
により河床および河岸に固着すれば、ゴム堰の起
立、倒伏いずれの状態においても転石や流下物等
の衝突時に外傷を発生することがなく、またナイ
フ等での切り裂きにも十分耐える。なお、金属製
補強部材は所要に応じて剥離部１ａを取り囲むよ
う両帯状体４，５内に埋設させることができる。
次に、金属製補強部材として鋲、チエーンおよ
びスチール短線を使用する例を第２図〜第４図に
ついて説明する。
びスチール短線を使用する例を第２図〜第４図に
ついて説明する。
第２図は鋲６を使用した例で、この場合鋲とし
てタイヤ用のスパイクを多数ゴム堰本体の堰止め
面に対応する領域に打ち込む。なお、鋲はタング
ステンの如く錆に強く、硬度の高いものを使用す
る。
てタイヤ用のスパイクを多数ゴム堰本体の堰止め
面に対応する領域に打ち込む。なお、鋲はタング
ステンの如く錆に強く、硬度の高いものを使用す
る。
第３図はチエーン７を使用した例で、この場合
チエーンとして高マンガン鋼の如く硬度が高く、
錆に強いものを用い、これをカールドスチールワ
イヤと同様に予じめ素材生ゴムシートに埋設して
おき、次に上述した一体プレス成形によりゴム堰
本体１を形成する。なお、チエーン７を埋設する
際には、ゴム堰の膨満時に補強層２の伸びに追従
するようチエーンのリンク間にすき間をもたせる
ことが望ましい。
チエーンとして高マンガン鋼の如く硬度が高く、
錆に強いものを用い、これをカールドスチールワ
イヤと同様に予じめ素材生ゴムシートに埋設して
おき、次に上述した一体プレス成形によりゴム堰
本体１を形成する。なお、チエーン７を埋設する
際には、ゴム堰の膨満時に補強層２の伸びに追従
するようチエーンのリンク間にすき間をもたせる
ことが望ましい。
第４図はスチール短線８を使用した例で、この
場合帯状体４又は５用の素材生ゴムシートを形成
するために生ゴムをバンバリーミキサーで混練す
る際に、約1.5mm径×10mm長のスチール短線を混
入すればよい。
場合帯状体４又は５用の素材生ゴムシートを形成
するために生ゴムをバンバリーミキサーで混練す
る際に、約1.5mm径×10mm長のスチール短線を混
入すればよい。
図示例のカールドスチールワイヤ、鋲等の金属
製補強部材はいずれもゴムと接着していることが
望ましい。
製補強部材はいずれもゴムと接着していることが
望ましい。
本考案のゴム堰によれば、ゴム堰の外表面ゴム
部分の少なくとも一部領域に金属製補強部材が埋
設されているので、洪水時に巨大な流木、転石、
流下物等が衝突しても堰止め面に外傷を生じ難
く、耐久性が著しく向上し、またナイフ等での切
り裂きにも十分耐えることができる。さらに、図
示例のようにベルト状一体プレス成形にてゴム堰
本体を形成すれば、金属製補強部材が埋設されて
いても倒伏形状が常に偏平となるので、河川等の
流れをさまたげず、耐摩耗性および耐久性が一層
向上する。
部分の少なくとも一部領域に金属製補強部材が埋
設されているので、洪水時に巨大な流木、転石、
流下物等が衝突しても堰止め面に外傷を生じ難
く、耐久性が著しく向上し、またナイフ等での切
り裂きにも十分耐えることができる。さらに、図
示例のようにベルト状一体プレス成形にてゴム堰
本体を形成すれば、金属製補強部材が埋設されて
いても倒伏形状が常に偏平となるので、河川等の
流れをさまたげず、耐摩耗性および耐久性が一層
向上する。
第１図は本考案のゴム堰の一例を示す斜視図、
第２図〜第４図は本考案のゴム堰の他の例を示す
線図的部分断面図である。 １……ゴム堰本体、１ａ……剥離部、２……補
強層、３……カールドスチールワイヤ（金属製補
強部材）、４，５……帯状体、６……鋲、７……
チエーン、８……スチール短線。
第２図〜第４図は本考案のゴム堰の他の例を示す
線図的部分断面図である。 １……ゴム堰本体、１ａ……剥離部、２……補
強層、３……カールドスチールワイヤ（金属製補
強部材）、４，５……帯状体、６……鋲、７……
チエーン、８……スチール短線。
Claims (1)
- 河川等を横切つて設置され、流体の給排出によ
り起立、倒伏するゴム堰において、該ゴム堰の外
表面ゴム部分の少なくとも一部領域に金属製補強
部材を埋設したことを特徴とするゴム堰。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1981028937U JPS627690Y2 (ja) | 1981-03-04 | 1981-03-04 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1981028937U JPS627690Y2 (ja) | 1981-03-04 | 1981-03-04 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS57142022U JPS57142022U (ja) | 1982-09-06 |
| JPS627690Y2 true JPS627690Y2 (ja) | 1987-02-23 |
Family
ID=29826561
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1981028937U Expired JPS627690Y2 (ja) | 1981-03-04 | 1981-03-04 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS627690Y2 (ja) |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5114752U (ja) * | 1974-07-19 | 1976-02-03 | ||
| JPS5138030U (ja) * | 1974-09-12 | 1976-03-22 | ||
| JPS5214353U (ja) * | 1976-06-18 | 1977-02-01 |
-
1981
- 1981-03-04 JP JP1981028937U patent/JPS627690Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5114752U (ja) * | 1974-07-19 | 1976-02-03 | ||
| JPS5138030U (ja) * | 1974-09-12 | 1976-03-22 | ||
| JPS5214353U (ja) * | 1976-06-18 | 1977-02-01 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS57142022U (ja) | 1982-09-06 |
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