JPS5814889B2 - ゴム堰 - Google Patents

ゴム堰

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JPS5814889B2
JPS5814889B2 JP53111144A JP11114478A JPS5814889B2 JP S5814889 B2 JPS5814889 B2 JP S5814889B2 JP 53111144 A JP53111144 A JP 53111144A JP 11114478 A JP11114478 A JP 11114478A JP S5814889 B2 JPS5814889 B2 JP S5814889B2
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JP
Japan
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rubber
band
shaped hollow
hollow body
weir
Prior art date
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JP53111144A
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English (en)
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JPS5539521A (en
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栗原守
荒牧国紀
三谷俊次
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Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Publication date
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Priority to DE792936515A priority patent/DE2936515C2/de
Priority to FR7922600A priority patent/FR2438714A1/fr
Priority to IT25576/79A priority patent/IT1163711B/it
Priority to GB7931385A priority patent/GB2030624B/en
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は農業用水取入れのための堰、高潮時の防潮堤
、または河口での海水堰止め等に用いられるゴム堰に関
するものである。
農業用水の取入れ、河口での海水堰止め等の水位調整用
の堰として従来より鉄製の自動転倒堰が知られている。
この鉄製自動転倒堰は油圧シリンダー等で作動させるも
ので、保守作業が困難な上、軟弱地盤個所では設置が不
可能であるという欠点がある。
近年、空気等の流体の出入れにより作用し、取付作業、
保守作業が容易なゴム製袋体による水位調整堰、いわゆ
るゴム堰が開発され、実用化されている。
しかし、現用のゴム堰はすべてゴム製シートを現場加工
により折り曲げて袋状に形成しているので、該シートか
ら気密体を現場にて構成する場合、特に取付部における
気密性が問題となり、取付部分に複雑なシール法が採用
されている。
このため、現場施工時の作業能率が悪く、また製品とし
ての気密性も信頼性に乏しい。
さらに、元来平坦なシート状のものを現場加工により折
り曲げて袋状に形成するため,厚肉シートは倒伏時偏平
となりにくく施工が困難で使用することができず、一方
薄肉シートは本質的に摩耗に対して弱く、特に倒伏時の
形状に凹凸が生じやすく、また倒伏自由端がシートの折
り曲げ部分のため該倒伏自由端の外表面に引張応力が惹
起されて岩石等による摩耗の如き外傷を受け易く、寿命
が短いという欠点があった。
この発明は、上記の諸欠点を除去するため、あらかじめ
所望の長さおよび厚肉を有し気密性においても十分信頼
性のあるゴム製の帯状中空体を形成しておき、これをゴ
ム堰に利用するもので、その要旨とするところは流体の
封入により膨満部を画成する剥離部を、帯状体の幅方向
両側縁部を除いた領域で該帯状体の厚み方向中程に長手
方向へ延在させた中空帯状体よりなり、前記両側縁部の
一方のみを河床に取付具にて固定したことを特徴とする
ゴム堰にある。
以下図面にしたがいこの発明のゴム堰を説明する。
第1図において、1は帆布2等で補強されたゴム製の帯
状中空体を示す。
この帯状中空体1は幅方向両側縁部1b,1cと、該縁
部を除いた領域で帯状体の厚み方向中程に長手力向へ延
びる剥離部1aとを有し、該剥離部は空気、水等の流体
を封入することにより第2図に示すような管状となる膨
満部を画成する。
帯状中空体1を形成するには、例えば成形プレスの熱定
盤上に2枚の素材生ゴムシートを重ね合せてのせ、該素
材生ゴムシート間でその中間域長手方向に沿って剥離部
1aを画成する領域に離型材を介在させ、前記素材生ゴ
ムシートの加硫温度でプレス加硫すればよい。
この際、帆布等を素材生ゴムシート中に適当に埋設させ
ておけば、所望の補強層が得られる。
なお、プレス加硫による一体成形のため、かなり厚肉の
帯状中空体を形成することができる。
次に、上述した構造の帯状中空体1の端部の気密方法に
ついて述べる。
先に示した帯状中空体1の製造時において、中空体の端
部を予じめ加硫接着することももちろん可能である。
しかし、ゴム堰としての使用場所が普通河川等の規格化
の不可能なものであるから、第3図に示すように、加硫
成形後の帯状中空体1の端部に押え板3をその両側から
当接し、ボルト4等で固着するのが望ましい。
このようにすれば、河川等の幅に応じた任意の長さの帯
状中空体1が簡単に構成されることになり便利である。
このように気密性のきわめてすぐれた帯状中空体がゴム
堰本体として現場で加工することなく構成されるので、
従来のゴム製シートを用い、現場加工により折り曲げて
袋状体を形成する場合と比較して作業能率が一層良好で
ある。
なお、空気、水等の流体を剥離部1a内に封入するため
、ゴム堰本体に設ける注入口は第4図に示すようなニツ
プル付フランジ5を帯状中空体1の適当位置で剥離部1
aに挿入し、半円形の彎曲部を有する一対の押え板6に
て固着して形成したものでよく、もちろん注入口の場所
が帯状中空体の端部であってもよい。
次に、十分な気密性を有するゴム堰本体としての帯状中
空体を河床等に固定する施工方法について述べる。
第5図〜第8図に帯状中空体を取付ける方法の一実施例
を示す。
図中、7は河床等を示し、ゴム堰本体の設置個所である
第5図に示す例では、一方の側縁部1bの内部にビード
ワイヤあるいはスチールコード8を埋設補強した帯状中
空体1を、長手方向に延びる押え金具9により側縁部1
bのビードワイヤ8を押えるようにして河床7に予じめ
埋設したアンカーボルト10とナット11にてしめつけ
固着する。
この場合、ゴム堰本体(帯状中空体の側縁部)と河床と
の間にシーラント12等を介在させると、ゴム堰本体の
取付部における気密性がより高くなる。
第6図に示す例では、側縁部1bの表面に長手力向に沿
って多条の溝1 b’を設けた帯状中空体1を、この溝
に嵌合する溝を有する押え金具13にて側縁部1bを河
床7に圧着するようにしてアンカーボルト10とナット
11にて締付固定する。
このように溝1b′を設けることは取付部における摩擦
係数を大きくすることを可能とし、水圧に十分耐えうる
強固な圧着が期待できるものである。
第7図に示す例では、特別な押え金具9,13のような
ものを用いることなく直接アンカーボルト10を帯状中
空体1の側縁部1bに貫通させ、ナット11にて固着し
たものである。
また、この例では補強部材としてさらにバネ鋼14が側
縁部1b内に長手方向に沿い埋設されている。
なお、ナット11を保護するため、彎曲した保護金具1
5が座金15′に溶着されている。
第8図に示す例は予じめ河床7に埋設したアンカーボル
ト10にゴム堰本体を固着する例とは異なり、帆布、バ
ネ鋼等で補強された帯状中空体1の側縁部1bにあらか
じめボルト等にて形鋼16を適当間隔をもって取り付け
てなるゴム堰本体を示す。
このゴム堰本体を河床へ固着するにあたっては、まず該
本体を河床に仮止めし、その後形鋼16を適当手段にて
埋設すればよいので、施工性に非常にすぐれたものであ
る。
第5図〜第8図に示す如く、帯状中空体1、特にその側
縁部1bにはビードワイヤ、スチールコード、帆布、バ
ネ鋼等が埋設補強されているが、これら補強層が埋設さ
れても全体として帯状中空体1は可撓性を有するものが
望ましい。
その理由は、河川等の幅に対応する長尺な帯状中空体1
を現場まで運搬するために多くの場合帯状中空体を巻回
する必要があるからである。
以上のようにしてゴム堰本体を、河床7に取りつけるが
、その両端は気密性を損うことなく適当手段にて岸壁等
に固着される。
この発明によれば、従来のシート状体から気密の袋状の
ものを現場加工により折り曲げて形成する場合と全く異
なり、気密性を有し、すぐに堰として役立つコム堰本体
を取り付けるので、ゴム堰本体の気密、すなわち剥離部
1aの気密とは無関係に取り付け作業を進めることがで
き、また帯状中空体の一方側(すなわち側縁部)のみの
固定で十分なため、シート状体の固定に比し作業性が著
しく改善されるのみならず、気密性も信頼性の高いもの
となる。
第9図は帯状中空体よりなるゴム堰本体を河床7に対し
角度θ(このθは、0〜90゜の範囲で、特にこだわる
必要はない)で取付け、剥離部1a内ζこ流体を封入し
て管状に膨満することにより堰を形成した状態を示す。
ここに、水の流れは矢印■の方向である。
なお、剥離部1a内の流体の量を変えることにより、水
位を自由に調節し得るゴム堰が形成される。
剥離部1a内に封入する流体は空気、水等でかまわない
が、特にゴム堰の設置個所には動力源のない場合が多く
、この場合、自動車の排ガスを利用するのが好ましい。
自動車の排ガスは普通0.7kg/ffl程度の圧力で
あるので、ほぼ7mの高さに相当するゴム堰本体に排ガ
スの封入が可能であり、実用上極めて有利である。
この発明のゴム堰を河床等に設置し、水の流れを堰止め
た場合、ゴム堰本体の下流における河床7との接地部付
近(第9図に示すD)において水の流れによりギヤビテ
イション現象が生じ、ゴム堰全体が振動する場合がある
この振動を防止するためには、第10図に示すように一
体成型されている帯状中空体1の上部突起部、すなわち
他方の側縁部1cを断続的に切断し、該切断部下のD部
付近が外界に接して気圧変動を生せしめないようにした
り、また第11図に示すように側縁部1cからゴム等の
シ一ト17を垂らしてD部に気圧変動を生せしめないよ
うにする等の対策を講ずればよい。
後者の場合、ゴムシ一ト17はゴム堰本体の保護層とし
ても作用する。
なお、設置場所によってはかなり高さの高いゴム堰が要
求され、この場合第12図に示すように帯状中空体1を
2つ以上(第12図では2つ)ボルト等の固着手段にて
連結するか、または第13図に示すように幅方向の一方
端が開放している帯状体18を2つ用意し、各開放端を
対向させてこれを自然加硫ゴム等で接着することにより
一層大きな剥離部を形成する。
このようにして、現状の装置によりかなり自由な大きさ
のゴム堰本体を形成することができる。
この発明のゴム堰によれば、シート状体を現場にて折り
曲げて気密の袋状lこ加工するものでなく工場製造時に
板状の気密品本体を作るものであるので、事前にその気
密性を十分チェックすることができ、従ってゴム堰の最
も重要な要求特性のひとつである気密性に関して完全な
ものを提供し得るはかlこ、形状においても平坦なシー
ト状体を折り曲げて形成した袋状体に比較し倒伏自由端
が折り曲げ部でないので該自由端に応力が集中すること
もなく、また元来偏平な板状体であるので倒伏時に凹凸
を形成することがなく局部摩耗等を生じる心配がない。
また、ゴム堰本体は帯状一体成型で形成されているので
、相当肉厚なものも製造することができ、その結果転石
等の異物による外傷に強く、露出時でも亀裂を発生する
ことがなく耐久性能が高くなるとともに、倒伏が短時間
で平滑になり、転石等の流下物が留まることもなく水の
流れを防げない利点もある。
その上、ゴム堰本体にあらかじめ取付加工をほどこした
ものを使用し、これを河床に一点埋設すれば、取付作業
がきわめて容易になり、施工能率が一層向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明のゴム堰の帯状中空体を示す斜視図、
第2図は帯状中空体の剥離部に流体を封入して膨満させ
た状態を示す斜視図、第3図は帯状中紐体の端部を示す
斜視図、第4図は流体の注入口を形成する部品を示す斜
視図、第5図〜第8図はそれぞれこの発明のゴム堰を河
床へ取り付けた状態を示す断面図、第9図〜第11図は
それぞれゴム堰の設置状態を示す説明図、第12図およ
び第13図はそれぞれこの発明のゴム堰の他の実施例を
示す斜視図である。 1・・・・・・帯状中空体、1a・・・・・・剥離部、
lb,1c・・・・・・側縁部、2・・・・・・補強層
、3・・・・・・押え板、4・・・・・・ボルト、5・
・・・・・ニツプル付フランジ、6・・・・・・押え板
、7・・・・・・河床、8・・・・・・ビードワイヤ、
9・・・・・・押え金具、10・・・・・・アンカーボ
ルト、11・・・・・・ナット、12・・・・・・シー
ラント、13・・・・・・押え金具、14・・・・・・
バネ鋼、15・・・・・・保護金具、16・・・・・・
形鋼、17・・・・・・シート、18・・・・・・帯状
体。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 流体の封入により膨満部を画成する剥離部を、帯状
    体の幅方向両側縁部を除いた領域で該帯状体の厚み方向
    中程に長手方向へ延在させた中空帯状体より成り、前記
    両側縁部の一方のみを河床に取付具にて固定したことを
    特徴とするゴム堰。
JP53111144A 1978-09-09 1978-09-09 ゴム堰 Expired JPS5814889B2 (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP53111144A JPS5814889B2 (ja) 1978-09-09 1978-09-09 ゴム堰
AU50641/79A AU523045B2 (en) 1978-09-09 1979-09-06 Collabsible rubber dam
NLAANVRAGE7906713,A NL190529C (nl) 1978-09-09 1979-09-07 Opvulbare in buitenwaartse richting welfbare dam.
DE792936515A DE2936515C2 (de) 1978-09-09 1979-09-10 Aufwoelbbares wehr
FR7922600A FR2438714A1 (fr) 1978-09-09 1979-09-10 Barrage aplatissable en caoutchouc
IT25576/79A IT1163711B (it) 1978-09-09 1979-09-10 Diga in gomma sgonfiabile
GB7931385A GB2030624B (en) 1978-09-09 1979-09-10 Collapsible rubber dam

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JP53111144A JPS5814889B2 (ja) 1978-09-09 1978-09-09 ゴム堰

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JP8808080A Division JPS5634814A (en) 1980-06-28 1980-06-28 Constructing method of rubber dam

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JPS5539521A JPS5539521A (en) 1980-03-19
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61116817U (ja) * 1985-08-10 1986-07-23
JP2688896B2 (ja) * 1987-02-03 1997-12-10 株式会社ブリヂストン 損傷防護可撓性膜堰
KR101422143B1 (ko) * 2013-07-05 2014-08-13 (주)대도엔텍 고무댐

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52141235U (ja) * 1976-04-21 1977-10-26

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