JPS6276171A - コネクタハウジング - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野Ｊ 本発明は、電線の端子を収容するコネクタハウジングに
係るもので、詳しくは収容した端子の抜は防止を図る係
止構造に関するものである。

「従来の技術」および「発明が解決しようとする問題点
」 従来のコネクタハウジングの端子の係止構造は、コネク
タハウジングの端子収容室内に、収容する端子の軸方向
に伸長する片持梁状の弾性係止片を設け、その弾性係止
片の自由端の係止部と、収容した端子の停止孔または段
差部とを係合させ、端子の後方への抜は防止を図る弾性
係止片構造のものが多く採用されている。

そして、端子を上下二層の端子収容室に挿着収容するコ
ネクタハウジングは、上下の端子の上下方向を揃えて並
行に挿着し、同一方向に伸長する弾性係止片によって、
それぞれの端子を係止するか、或は、上下の端子の上下
方向を相互に逆向きに挿着し、同一方向に伸長する弾性
係止片によって、それぞれの端子を係止する構造に成っ
ている。

しかし、以上の二層構造のコネクタハウジングは、上下
の端子収容室内の弾性係止片が上下方向の重なった位置
に対称に配列され、それぞれの弾性係止片の撓空間が必
要になるため、上下の端子間ピッチが大きくなってコネ
クタハウジングの大形化が避けられず、小形化指向の要
求に沿わない難点がある。その上、上下の端子の上下方
向を相互に逆向きにする前記の後者の構造のものは、挿
入する端子が上下逆方向になるので、その挿入作業が困
難であると共に、端子の挿入自動化を妨げる等の難点が
ある。

本発明は、以上の従来彊点を解消する新規のコネクタハ
ウジングを提供するのが目的である。

「問題点を解決するための手段」 以上の目的を達成する本発明は、「上下二層の端子収容
室に端子を収容するコネクタハウジングにおいて、前記
二層の端子収容室の隔壁部分には、それぞれの自由端が
対向方向に臨んで端子収容室の長手方向に伸長し、かつ
、先端に形成した係止部が、前記二層の端子収容室のい
ずれかに臨む一対の片持梁状の弾性係止片が設けられる
と共に、前記一対の弾性係止片は、それぞれの自由端が
上下方向に重なシ合わないで配列されて、それぞれの弾
性撓代が確保されており、前記一対の弾性係止片の係止
部によって、前記二層の端子収容室内の端子を個別に係
止する係止構造」を設けたコネクタハウジングに成って
いる。

「実施例」および「作用」 以下、実施例を参照して本発明の構成ならびに作用を詳
しく説明する。まず、その一実施例を示す第１図を参照
して、図は雄端子３Ａ３Ｂを上下二層の端子収容室５Ａ
５Ｂに上下方向を揃えて並行に収容挿着する雌形コネク
タハウジング１（以下、単に雄ハウジング１という）を
示している。

図において、上下の端子収容室５Ａ５Ｂの隔壁１２部分
には、雄端子３Ａ３Ｂの挿入口となる端子収容室５ム５
Ｂの後端５′から前方方向に伸長する弾性係止片６Ｂと
、端子収容室５Ａ５Ｂの前端５′から後端５′の方向に
伸長する他の弾性係止片６Ａとが、収容される雄端子３
Ａ３Ｂの軸方向に沿って形成してあシ、その弾性係止片
（５Ａ（５Ｂのそれぞれの自由端７が対向方向に配列さ
れている。

即ち、以上の一対の弾性係止片５Ａ５Ｂのうち、一方の
６Ａは上部端子収容室５Ａ内の雄端子８Ａの係止用であ
って、その自由端７近傍には、雄端子３人の係止孔９に
嵌入して雄端子３Ａの後退を防止する突起状の係止部８
が上向きに形成されている。また他方の６Ｂは、下部端
子収容室５Ｂ内の雄端子３Ｂ用であって、その自由端７
の近傍には雄端子３Ｂの中間膨大部の後端段差部１０に
当接して雄端子８Ｂの後退を防止する突起状の係止部８
が下向きに形成されている。

そして、以上の弾性係止片（ｉＡ５Ｂは、第１図（ロ）
の様に上下の端子収容室５Ａ５Ｂの隔壁１２に、それぞ
れの基部１３が一本になると共に、それぞれの前半部分
の両側は、隔壁１２とスリッ）１４によって隔離された
弾性片持梁に成っている、そして、弾性係止片６Ａ６Ｂ
の長手方向中心線５　Ａ’と６Ｂ’は上下方向に位置が
僅かにずらされると共に、それぞれの自由端７が上下方
向に重なシ合わない様に配列されており、弾性係止片５
Ａ５Ｂの係止部８が雄端子３Ａ３Ｂの係止孔９まだは段
差部１０と係合するとき、自由端７の部分が４−ｆ１手
側の弾性係止片６Ａまたは６Ｂと干渉することなく、係
止部８の反対方向、即ち弾性係止片（３Ａ（ｉＢのそれ
ぞれの外側方向へ、自在に弾性撓ができる撓空間が確保
されている。

つぎに、第２図は前記実施例の雄ハウジング１と結合す
る雌形コネクタハウジングを示す本発明の他の実施例で
あり、上下二層の端子収容室５Ａ５Ｂには、雌端子４Ａ
４Ｂが上下方向を揃えて並行に挿着されている。そして
、端子収容室５Ａ５Ｂの隔壁１２部分には、前記実施例
と同一構成の一対の弾性係止片６ム６Ｂが、相互の自由
端７を対向方向に臨ませて形成されており、一方の弾性
係止片６Ａは上部端子収容室５Ａ内の雌端子４Ａの係止
孔９に、自己の係止部８を嵌合させて雌端子４Ａの後退
を防止し、他方の弾性係止片６Ｂは下部端子収容室５Ｂ
内の雌端子４Ｂの接触部１５の後端の段差部１０に保合
して雌端子４Ｂの後退を防止する係止構造に成っている
。

以上の構成の本発明のコネクタハウジングは、上下二層
の端子収容室の隔壁部分に、相互の自由端が対向方向に
臨み、かつ相反方向に係止部を有する一対の弾性係止片
６Ａ６Ｂが設けられると共に、弾性係止片６Ａ６Ｂの自
由端７が上下方向に重合することなく配列されて自由端
の弾性撓代が確保されているので、一対の弾性係止片（
５Ａ５Ｂは上下二層の端子収容室５Ａ５Ｂ内のそれぞれ
の端子の係止孔９ｉたは段差部１０等の異なる部位に、
それぞれの係止部８が個別に係合し、上下の端子の挿着
姿勢を係止することができる。

従って、本発明のコネクタハウジングは、自由端７の弾
性撓代を確保する為に、弾性係止片６ＡＧＢ間に上下方
向の位置ずれを設けるにしても、実質的に必要なその位
置ずれ量は極めて小さく、前記の従来構造と対比して、
上下の端子間距離が著しく小さくなり、コネクタハウジ
ングは全体が一段と小形化できる。

そして、上下の端子は上下方向を揃えて挿着することが
できるので、コネクタハウジングへの端子の挿着作業が
簡便化すると共に、その自動挿１庁化が可能になる利点
がある。

「発明の効果」 以上の様に、本発明のコネクタハウジングはコネクタハ
ウジングを一段と小形化して当該分野の小形化ニーズに
応えると共に、コネクタハウジングへの端子の挿着作業
性を向上し、併せて端子の挿着自動化を促進する等の効
果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図二本発明−実施例のコネクタハウジングを示し、
（４）はその正面図、（ハ）はその弾性係止片の配列構
造を示す部分斜視図、０■はその弾性係止片と端子との
保合状態を示す部分断面図、第２Ｎ：本発明の他の実施
例のコネクタハウジングを示す正面図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）上下二層の端子収容室の隔壁部分に、それぞれの
   自由端が対向方向に臨み、かつ、先端の係止部が前記二
   層の端子収容室のいずれかに臨む一対の片持梁状の弾性
   係止片が設けられると共に、前記一対の弾性係止片は、
   自由端部位が上下方向に重合しないで配列され、それぞ
   れの弾性撓代が確保されており、前記係止部によって上
   下二層の端子収容室内の端子を個別に係止する係止構造
   を特徴とするコネクタハウジング。