JPS6275773A - 画像圧縮装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の技術分野］ 本発明は画像圧縮装置、特に画像をコード化。

投影化または変換処理を施して情報その保存を行いつつ
見掛けのデータ伍の圧縮を行う画像圧縮装置に関するも
のである。

［発明の技術的背景とその問題点コ デジタル画像を通信回線を通して送受信する場合あるい
は記′臣装置に格納する場合、または通信路おるいは記
憶装置の負荷＠軽減する場合には、より少ない語数で原
画像を表現する方法、所謂画像圧縮を必要とするがこの
画像圧縮方法には可逆圧縮と非可逆圧縮の２種がある。

可逆圧縮は、圧縮した画像をランレングスユーデインク
法またはハフマン符号法等を用いることにより原画像に
完全に復元可能であるのに対し、非可逆圧縮では、可逆
圧縮に比し圧縮率を大きくとれるが、完全に原画像に復
元することができず、しがも、圧、縮率に比例して画質
も劣化するので、人間の目に画質の劣化を感じさせない
程度に圧縮率を制限ブる必要がある。

ところで、画像の精密度が要求される例えば医用画像等
においては、画質の劣化が直接診断能の低下に結びつく
虞があるため、一般に画質の劣化のない可逆圧縮方式が
とられている。そのため圧縮率の大幅な向上、記憶容置
の縮小を期待できないという問題を有していた。

［発明の目的コ 本発明は上記事情に鑑みて成されたもので、診断面が低
下する程には画像品質を劣化することなく圧縮率を高め
ることを可能にした画像圧縮装置を提供することを目的
とする。

［発明の概要］ 上記目的企達成するための本発明の概要は、画像の関心
領域を指定する指定手段と、画像中の関心領域の範囲内
と範囲外とを判別する判別手段と、可逆圧縮と非可逆圧
縮の複数のデータ圧縮手段と、前記判別手段からの出力
に基づいて画像の関心領域内は可逆圧縮手段を選択し、
関心領域外は非可逆圧縮手段を選択する選択手段とを有
してなることにある。

［発明の実施例］ 以下、本発明の原理とその実施例について添付図面を参
照して説明する。

先ず、本発明の原理を第３図、第４図、第５図により説
明する。

例えば医用画像においては、第３図に示すように、一般
的に医師が関心をもつ領域ａである病変部は、画像全体
に分布している場合は少なく、はとんとか局在している
と考えられる。そして、病変部以外の領ｔｕｂは単に病
変部との相対的な位置情報を与える目的で残されている
にすぎない。したがって、第４図に示すように画像を複
数の領域に分割し、病変部である関心領域ａには可逆圧
縮方法を適用し、他の領域すには非可逆圧縮方法を適用
すれば、病変部や疑わしい部位診断能を損うことのない
高い精度の画像が得られ、病変部以外の部分は高い圧縮
率で圧縮することが可能になり、その結果、画像全体の
圧縮率を向上することができる。例えば、第５図は８Ｘ
８Ｘ８ビツトの画像について上記方式を適用したもので
あるが、これにより周辺部が深さ方向に量子化されてい
る状態がよく判る。

次に、第１図、第２図により上記原理を用いた本発明の
詳細な説明する。

第１図は本発明に係る画像圧縮装置を示し、１はｎ　ｘ
ｍＸＪ！ビットの原画像を格納した画像メモリ、２は病
変部等の関心領域ａを指定する指定回路、４はクロック
発生回路３からのパルスにより順次アドレスを発生し、
そのアドレスに対応したデータを画像メモリ１から読み
出す第１のアドレス制御回路、５はアドレス判定回路で
あり、常に第１のアドレス制御回路４の出力を監視し、
そのアドレスが関心領域ａ内の時には、可逆圧縮を行う
第１の圧縮器７に対してデマルチプレクサ６とマルチプ
レクサ９とを切り換え、アドレスが他の領域すの時には
非可逆圧縮を行う第２の圧縮器８に対してデマルチプレ
クサ６とマルチプレクサ９とを切り換える。１０は圧縮
データをアドレスにしたがって記憶装置１１に格納のす
るための第２のアドレス制御回路である。

次に上記画像圧縮装置の動作を説明する。

先ず、関心領域指定回路２により病変部等の関心領域ａ
が指定されてその指定信号がアドレス判定回路５に入力
されると、クロック発生回路３がらのパルスにより第１
のアドレス制御回路４から順次アドレスが発生し、この
アドレスに対応したデータが画像メモリ１から読み出さ
れてアドレス判定回路５に入力する。この際、アドレス
判定回路５の動作により画像メモリ１からのデータが関
心領域ａのものか他の領域すのものかを判定し、もし、
そのデータが関心領Ｖｉａのものである場合には、デマ
ルチプレクサ６を通して第１の圧縮器７により可逆圧縮
され、ここで圧縮されたデータが第２のアドレス制御回
路１０からのアドレスにしたがい、マルチプレクサ９を
通して記憶装置１１に格納される。また、そのデータが
領域すのものである場合はデマルチプレクサ６を通して
第２の圧縮器８により非可逆圧縮され、ここで圧縮され
たデータが第２のアドレス制御回路１０からのアドレス
にしたがい、マルチプレクサ９を通して記憶装＠１１に
格納される。尚、第１の圧縮器７と第２の圧縮器８とが
切り換えられるごとに、アドレス判定器５からのフラグ
がマルチプレクサ９を通して記憶装置１１に書き込まれ
、それ以降に書き込まれるデータがどの圧縮器７，８に
よるものであるかを明確に判定し得るように構成されて
いる。

第２図は画像伸長装置を示し、１３はクロツク発生回路
１２からのパルスにより順次発生するアドレスにしたが
い記憶装置１１からの圧縮データを読み出す第１のアド
レス制御回路、１４はフラグ判定回路でおり、記憶装置
１１からの圧縮データがフラグか否かを判定し、もしフ
ラグであればデマルチプレクサ１５とマルチプレクサ１
８とを第１の伸長器１６または第２の伸長器１７に切り
換え、フラグでなければ、あらかじめフラグにより決定
された経路にしたがい可逆伸長を行う第１の伸長器１６
または非可逆伸長を行う第２の伸長器１７によって復元
される。１つは伸長データをアドレスにしたがって画像
メモリ２０に占き込むための第３のアドレス制御回路で
おる。

次に上記画像伸長装置の動作を説明すると、クロック発
生回路１２からのパルスにより第１のアドレス制御回路
１３から順次アドレスが発生し、このアドレス指定によ
り圧縮データが記憶装置１１から読み出される。この読
み出されたデータはフラグ判定回路１４によりフラグか
否かを判定され、もしフラグでおればデマルチプレクサ
１５とマルチプレクサ１Ｂとを切り換え、フラグでなけ
ればあらかじめフラグにより決定された経路にしたがい
、領域ａのデータは第１の伸長器１６により可逆伸長さ
れ、領域すのデータは第２の伸長器１７により非可逆伸
長される。そして、この伸長されたデータは第３のアド
レスυ制御回路１９からのアドレスにしたがいマルチプ
レク（す１８を通って画像メモリ２０に書き込まれる。

そのため、関心領域ａの全体に占める面積化をＡとし、
可逆圧縮の圧縮率をＣ１、非可逆圧縮の圧縮率をＣ２と
すると、平均圧縮率Ｃｍは、Ｃｍ＝△／Ｃ１＋　（１−
Ａ）　／Ｃ２により求められる。従って、Ａ＝０．３．
Ｃ１＝２．５．Ｃ２＝１０とすると、 Ｃｍ　＝０．３／２．５＋０．７／１０＝０．１２＋０
．０７＝０．１９ となり、Ａ＝０．２５．Ｃ１＝２．５．Ｃ２＝１６とす
ると、 Ｃｍ　＝０．２５／２．５＋０．７５／１６＝０．１＋
０．０４７＝０．１４７ となって、２割から３割の部分に有用な診断情報を残し
つつ高い圧縮率を得ることができる。

尚、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本
発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例
えば第１の圧縮器は可逆圧縮が可能な方式を、また、第
２の圧縮器は非可逆圧縮が可能な方式を適宜選定するこ
とができる。また、非可逆圧縮の領域を、可逆圧縮領域
を囲むようにして同心円状に複数の分割し、それぞれの
圧縮率を辺縁部に行くに従って上げることにより、画質
の突然の変化を避けることもできる。

［発明の効果］ 本発明は、画像データの圧縮に際して、病変部等の関心
領域は可逆方式、それ以外の領域は非可逆方式をそれぞ
れ選択して圧縮するように構成したため、関心領域にあ
ける画質を高品質に保ったまま、データ全体の圧縮率を
高めることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の画像圧縮装置を示すブロック図、第２
図は伸長装置のブロック図、第３図は医用画像の病変部
とそれ以外の部分の分布を示す説明図、第４図は１つの
画像を複数の領域に分Ｖ］することを示す原理図、第５
図は非可逆圧縮方式を用いて詔長の打ら切りを行った場
合の復元画像のイメージを示す原理図である。 ２・・・関心領域指定回路、 ５・・・アドレス判定回路、 ７．８・・・圧縮器。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 画像の関心領域を指定する指定手段と、画像中の関心領
   域の範囲内と範囲外とを判別する判別手段と、可逆圧縮
   と非可逆圧縮の複数のデータ圧縮手段と、前記判別手段
   からの出力に基づいて画像の関心領域内は可逆圧縮手段
   を選択し、関心領域外は非可逆圧縮手段を選択する選択
   手段とを有してなることを特徴とする画像圧縮装置。