JPS6272178A - 半導体圧力検出装置およびその製造方法 - Google Patents
半導体圧力検出装置およびその製造方法Info
- Publication number
- JPS6272178A JPS6272178A JP21113685A JP21113685A JPS6272178A JP S6272178 A JPS6272178 A JP S6272178A JP 21113685 A JP21113685 A JP 21113685A JP 21113685 A JP21113685 A JP 21113685A JP S6272178 A JPS6272178 A JP S6272178A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- silicon
- thin film
- pyrex glass
- pedestal
- metallized layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Pressure Sensors (AREA)
- Measuring Fluid Pressure (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野コ
この発明は、例えば自動車用エンジンの電子制御用圧力
計、医療用さらに工業用の圧力測定機器として効果的に
使用される半導体圧力検出装置およびその製造方法に関
する。
計、医療用さらに工業用の圧力測定機器として効果的に
使用される半導体圧力検出装置およびその製造方法に関
する。
[背景技術]
上記のようにして使用される半導体圧力検出装置は、例
えば特開昭55−19864号公報、特開昭55−22
838号公報等に示されるように従来から知られている
。このような圧力検出装置にあっては、シリコンダイヤ
フラムを形成したシリコン素子を有するものであり、こ
のシリコン素子はシリコンと同−若しくは近似した線膨
脹率を有する材質によって構成された、例えばパイレッ
クスガラスの台座に対して取付は設定するようにしてい
る。そして、この台座をハーメチックシールを構成する
基盤に対して接合して圧力検出装置が構成されるもので
ある。
えば特開昭55−19864号公報、特開昭55−22
838号公報等に示されるように従来から知られている
。このような圧力検出装置にあっては、シリコンダイヤ
フラムを形成したシリコン素子を有するものであり、こ
のシリコン素子はシリコンと同−若しくは近似した線膨
脹率を有する材質によって構成された、例えばパイレッ
クスガラスの台座に対して取付は設定するようにしてい
る。そして、この台座をハーメチックシールを構成する
基盤に対して接合して圧力検出装置が構成されるもので
ある。
この場合、上記シリコン素子と台座との接合部分、およ
び台座と基盤との接合部分は、高度のシール性が要求さ
れるものであり、半田、ガラス、樹脂等を使用した接着
手段が用いられている。
び台座と基盤との接合部分は、高度のシール性が要求さ
れるものであり、半田、ガラス、樹脂等を使用した接着
手段が用いられている。
しかしながら、特に高い圧力の検出手段としてこの圧力
検出装置を用いる場合、上記の接合部分はシール性のみ
ならず、大きな機械的強度が要求されるものであり、上
記のような接合手段では充分な機械的な強度を得ること
が困難である。
検出装置を用いる場合、上記の接合部分はシール性のみ
ならず、大きな機械的強度が要求されるものであり、上
記のような接合手段では充分な機械的な強度を得ること
が困難である。
[発明が解決しようとする問題点]
この発明は上記のような点に鑑みなされたもので、シリ
コンダイヤフラムを形成したシリコン素子とその台座と
の接合部、さらに台座と基盤部との接合部等が充分なシ
ール性を持って接合されると共に、この接合部の機械的
な強度も充分なものとして、例えば高圧の検出動作も安
全且つ高精度に実行できるようにする半導体圧力検出装
置を提供しようとするものである。
コンダイヤフラムを形成したシリコン素子とその台座と
の接合部、さらに台座と基盤部との接合部等が充分なシ
ール性を持って接合されると共に、この接合部の機械的
な強度も充分なものとして、例えば高圧の検出動作も安
全且つ高精度に実行できるようにする半導体圧力検出装
置を提供しようとするものである。
またこの発明にあっては、上記のような半導体圧力検出
装置を例えば量産性をもって簡単且つ高精度に製造する
ことができるようにして、検出特性の安定した検出装置
が容易に量産できるようにする半導体検出装置の製造方
法を提供しようとするものである。
装置を例えば量産性をもって簡単且つ高精度に製造する
ことができるようにして、検出特性の安定した検出装置
が容易に量産できるようにする半導体検出装置の製造方
法を提供しようとするものである。
E問題点を解決するための手段]
すなわち、この発明に係る半導体圧力検出装置にあって
は、パイレックスガラスによって形成された台座に対し
て、シリコンダイヤフラムを形成したシリコン素子を陽
極接合によって接合して一体化すると共に、この台座に
対してNi−Cr合金薄膜、Ni薄膜、およびAu薄膜
の3層構造のメタライズ層を形成し、このメタライズ層
部分を高融点半田によって基盤に対して接合するように
しているものである。
は、パイレックスガラスによって形成された台座に対し
て、シリコンダイヤフラムを形成したシリコン素子を陽
極接合によって接合して一体化すると共に、この台座に
対してNi−Cr合金薄膜、Ni薄膜、およびAu薄膜
の3層構造のメタライズ層を形成し、このメタライズ層
部分を高融点半田によって基盤に対して接合するように
しているものである。
また、パイレックスガラスに対して圧力検出素子部分を
分離するように複数の切り溝を形成すると共に、その各
切り溝で分割される各単位部分に対してそれぞれシリコ
ンダイヤフラムを形成したシリコン素子を陽極接合によ
って接合するものである。この場合、上記パイレックス
ガラス板の上記シリコン素子の接合される面と反対側の
面には、Ni−Cr合金薄膜、Ni薄膜、およびAu薄
膜の3層構造のメタライズ層を蒸着若しくはスパッタリ
ング等によって形成するもので、このメタライズ層の形
成されたパイレックスガラス板を、上記複数の切り溝そ
れぞれに対応した位置で切断して、複数の検出素子単位
を形成するものであり、この各検出素子単位は、上記メ
タライズ層で高融点半田によって基盤に対して接合する
ようにしているものである。
分離するように複数の切り溝を形成すると共に、その各
切り溝で分割される各単位部分に対してそれぞれシリコ
ンダイヤフラムを形成したシリコン素子を陽極接合によ
って接合するものである。この場合、上記パイレックス
ガラス板の上記シリコン素子の接合される面と反対側の
面には、Ni−Cr合金薄膜、Ni薄膜、およびAu薄
膜の3層構造のメタライズ層を蒸着若しくはスパッタリ
ング等によって形成するもので、このメタライズ層の形
成されたパイレックスガラス板を、上記複数の切り溝そ
れぞれに対応した位置で切断して、複数の検出素子単位
を形成するものであり、この各検出素子単位は、上記メ
タライズ層で高融点半田によって基盤に対して接合する
ようにしているものである。
[作用]
上記のような半導体圧力検出装置にあっては、台座とシ
リコン素子とが陽極接合によって接合されているもので
あり、また台座と基盤とが、台座面に蒸着若しくはスパ
ッタリング等によって形成したメタライズ層を介して、
高融点半田によって接合されるようになっている。した
がって、上記接合部分におけるシール性は充分に良好に
なるものであるばかりか、機械的な強度も充分なものと
することができ、信頼性の高い、特に高圧力の検出動作
を信頼性の高い状態で実施できるようになるものである
。
リコン素子とが陽極接合によって接合されているもので
あり、また台座と基盤とが、台座面に蒸着若しくはスパ
ッタリング等によって形成したメタライズ層を介して、
高融点半田によって接合されるようになっている。した
がって、上記接合部分におけるシール性は充分に良好に
なるものであるばかりか、機械的な強度も充分なものと
することができ、信頼性の高い、特に高圧力の検出動作
を信頼性の高い状態で実施できるようになるものである
。
また、上記シリコン素子および台座とのそれぞれ接合部
を設定する台座部分は、パイレックスガラス板に対して
切り溝を形成することによって複数個一体的に製造され
るものであり、このパイレックスガラス板に対して、複
数のシリコンダイヤフラムを有するシリコン素子を陽極
接合によって接合設定した後、上記溝部分からパイレッ
クスガラス板を分割することによって、複数の圧力検出
素子部分が一括的に製造されるようになる。したがって
、均一な特性の検出素子単体が量産性に富む状態で製造
されるものであり、特に高圧力検出用としての信頼性の
向上に大きな効果を発揮するものである。
を設定する台座部分は、パイレックスガラス板に対して
切り溝を形成することによって複数個一体的に製造され
るものであり、このパイレックスガラス板に対して、複
数のシリコンダイヤフラムを有するシリコン素子を陽極
接合によって接合設定した後、上記溝部分からパイレッ
クスガラス板を分割することによって、複数の圧力検出
素子部分が一括的に製造されるようになる。したがって
、均一な特性の検出素子単体が量産性に富む状態で製造
されるものであり、特に高圧力検出用としての信頼性の
向上に大きな効果を発揮するものである。
[発明の実施例コ
以下、図面を参照しながらこの発明の一実施例を説明す
る。第1図は半導体圧力検出装置の断面構造を示すもの
で、圧力の検出はシリコンダイヤフラム11の形成され
たシリコン素子12によって行われる。このシリコン素
子12は、シリコン板の一方の面に凹部を形成して肉薄
部を形成することによって構成されるもので、この肉薄
部がシリコンダイヤフラム11となる。そして詳細は示
していないが、このシリコンダイヤフラム11の上面に
拡散歪ゲージが取付は設定され、ダイヤフラム11の歪
に対応して抵抗値が変化し、その抵抗値に対応した電気
的な検出信号が取り出されるようになっている。
る。第1図は半導体圧力検出装置の断面構造を示すもの
で、圧力の検出はシリコンダイヤフラム11の形成され
たシリコン素子12によって行われる。このシリコン素
子12は、シリコン板の一方の面に凹部を形成して肉薄
部を形成することによって構成されるもので、この肉薄
部がシリコンダイヤフラム11となる。そして詳細は示
していないが、このシリコンダイヤフラム11の上面に
拡散歪ゲージが取付は設定され、ダイヤフラム11の歪
に対応して抵抗値が変化し、その抵抗値に対応した電気
的な検出信号が取り出されるようになっている。
このシリコン素子12は、パイレックスガラス(例えば
コーニング#7740)によって構成される台座13の
面上に、陽極接合によって一体的に接合される。この場
合、上記台座13には、上記シリコン素子12のダイヤ
フラム11の面に対応する圧力検出部に開口する状態で
、貫通孔14が形成されるもので、この貫通孔14は検
出圧力の導入部とされる。
コーニング#7740)によって構成される台座13の
面上に、陽極接合によって一体的に接合される。この場
合、上記台座13には、上記シリコン素子12のダイヤ
フラム11の面に対応する圧力検出部に開口する状態で
、貫通孔14が形成されるもので、この貫通孔14は検
出圧力の導入部とされる。
上記台座13のシリコン素子12を接合した面と反対側
の面には、下地としてメタライズ層15が形成されてい
る。このメタライズ層15は、500〜1000人のN
i−Cr合金薄膜、1ooo〜4000人のNi薄膜、
1000〜2000人のAu薄膜のそれぞれ真空蒸着若
しくはスパッタリングによる3層構造でなるものであり
、上記ALI薄膜層が接着面として露出している。
の面には、下地としてメタライズ層15が形成されてい
る。このメタライズ層15は、500〜1000人のN
i−Cr合金薄膜、1ooo〜4000人のNi薄膜、
1000〜2000人のAu薄膜のそれぞれ真空蒸着若
しくはスパッタリングによる3層構造でなるものであり
、上記ALI薄膜層が接着面として露出している。
そしてこの台座13は、例えば4270イ、コバール等
のシリコンに類似した線膨脹率の材質でなるハーメチッ
クシールとなる基盤16に対して、Au−3n系の高融
点半田17によって直接的に接着固定されるようにして
いる。
のシリコンに類似した線膨脹率の材質でなるハーメチッ
クシールとなる基盤16に対して、Au−3n系の高融
点半田17によって直接的に接着固定されるようにして
いる。
上記基盤16に対しては、上記シリコン素子12部分を
取囲む状態のキャップ18が気密状態で取付けられるも
のであり、このキャップ18の内部は圧力測定に際して
圧力基準室19を形成するようになる。
取囲む状態のキャップ18が気密状態で取付けられるも
のであり、このキャップ18の内部は圧力測定に際して
圧力基準室19を形成するようになる。
また、基盤16に対しては、上記貫通孔14に連通ずる
圧力導入孔20が形成されるもので、この導入孔20に
対しては、詳細は図示していないが、測定すべき圧力室
が連通設定されるものである。
圧力導入孔20が形成されるもので、この導入孔20に
対しては、詳細は図示していないが、測定すべき圧力室
が連通設定されるものである。
ここで、絶対圧型検出装置を構成する場合は、キャップ
18に形成した開口を封じてその内部基準室19を例え
ば1(13Torr以下の高真空状態に設定し、また相
対圧力型検出装置を構成する場合は、キャップ18に開
口を形成して大気を導入し、基準室19内を大気圧力状
態に設定するものである。
18に形成した開口を封じてその内部基準室19を例え
ば1(13Torr以下の高真空状態に設定し、また相
対圧力型検出装置を構成する場合は、キャップ18に開
口を形成して大気を導入し、基準室19内を大気圧力状
態に設定するものである。
すなわち、台座13の中央部分に形成した貫通孔14を
介して被M1定圧力が導入されるもので、この導入圧力
と圧力基準室19内の圧力との差の状態に応じてシリコ
ンダイヤフラム11が歪み、その歪み量に対応した信号
が歪ゲージから検出されるようになる。
介して被M1定圧力が導入されるもので、この導入圧力
と圧力基準室19内の圧力との差の状態に応じてシリコ
ンダイヤフラム11が歪み、その歪み量に対応した信号
が歪ゲージから検出されるようになる。
このような構造の圧力検出装置とを構成する場合、通常
は所定の状態に切り出されたシリコン素子12と、所定
の状態に形成された台座13とを1個づつ重ね合せ、例
えば陽極接合によってこの両者を接合するようしている
。したがって、このような状態では非常に作業性の悪い
ものであり、量産の場合の大きな問題点となる。また、
シリコン素子12と台座13との相対位置関係が正確で
ないと、シール性が良好とならないものであり、また圧
力検出特性を安定して設定することができない。
は所定の状態に切り出されたシリコン素子12と、所定
の状態に形成された台座13とを1個づつ重ね合せ、例
えば陽極接合によってこの両者を接合するようしている
。したがって、このような状態では非常に作業性の悪い
ものであり、量産の場合の大きな問題点となる。また、
シリコン素子12と台座13との相対位置関係が正確で
ないと、シール性が良好とならないものであり、また圧
力検出特性を安定して設定することができない。
第2図および第3図は上記のような半導体圧力検出装置
を製造する手段を説明するもので、1枚のシリコンウェ
ハ21の片面に、図では示されていないが多数の拡散歪
ゲージを直列的に配置される状態で形成し、シリコンウ
ェハ21の上記各歪ゲージの形成された部分の反対側の
面の、各歪ゲージそれぞれに対応する位置には、それぞ
れエツチングによって凹部を形成し、このエツチングに
よって形成された肉薄部によって複数の感圧ダイヤフラ
ム11が形成されるようにする。
を製造する手段を説明するもので、1枚のシリコンウェ
ハ21の片面に、図では示されていないが多数の拡散歪
ゲージを直列的に配置される状態で形成し、シリコンウ
ェハ21の上記各歪ゲージの形成された部分の反対側の
面の、各歪ゲージそれぞれに対応する位置には、それぞ
れエツチングによって凹部を形成し、このエツチングに
よって形成された肉薄部によって複数の感圧ダイヤフラ
ム11が形成されるようにする。
また、このシリコンウェハ21と同様の大きさに設定さ
れるパイレックスガラス板22には、上記感圧ダイヤフ
ラム11と同一のピッチ間隔で、複数の貫通孔14を形
成する。また、このパイレックスガラス板22に対して
は、上記貫通孔14それぞれの相゛ 瓦間に位置して複
数の切込み溝23が形成されるもので、この溝23はシ
リコン素子12との接合面と反対側となる面の方向から
、上記貫通孔14に平行な状態で形成される。そして、
この溝23の幅は、例えばダイシングによる切断幅の2
〜3倍の幅に設定され、パイレックスガラス板22の厚
さの315〜415の深さまで切込み形成されるもので
ある。
れるパイレックスガラス板22には、上記感圧ダイヤフ
ラム11と同一のピッチ間隔で、複数の貫通孔14を形
成する。また、このパイレックスガラス板22に対して
は、上記貫通孔14それぞれの相゛ 瓦間に位置して複
数の切込み溝23が形成されるもので、この溝23はシ
リコン素子12との接合面と反対側となる面の方向から
、上記貫通孔14に平行な状態で形成される。そして、
この溝23の幅は、例えばダイシングによる切断幅の2
〜3倍の幅に設定され、パイレックスガラス板22の厚
さの315〜415の深さまで切込み形成されるもので
ある。
そして、さらに上記パイレックスガラス板22の上記溝
14を形成した面には、基盤16との半田接着用のメタ
ライズ層15として、真空蒸着によって下地よりNi〜
Cr合金薄膜、Ni薄膜、Au薄膜を順次3層に形成す
るものである。
14を形成した面には、基盤16との半田接着用のメタ
ライズ層15として、真空蒸着によって下地よりNi〜
Cr合金薄膜、Ni薄膜、Au薄膜を順次3層に形成す
るものである。
そして、上記パイレックスガラス板22に対して、その
貫通孔14の位置とダイヤフラムの位置が一致するよう
にしてシリコンウェハ21を重ね合せ、その両面にそれ
ぞれ電極24および25を設定して、この電極間に電源
26より電圧を印加する。そして、パイレックスガラス
板22とシリコンウェハ21との接合部分を陽極接合す
るものである。この場合、この接合雰囲気は、メタライ
ズ層15を酸化させない雰囲気としているものである。
貫通孔14の位置とダイヤフラムの位置が一致するよう
にしてシリコンウェハ21を重ね合せ、その両面にそれ
ぞれ電極24および25を設定して、この電極間に電源
26より電圧を印加する。そして、パイレックスガラス
板22とシリコンウェハ21との接合部分を陽極接合す
るものである。この場合、この接合雰囲気は、メタライ
ズ層15を酸化させない雰囲気としているものである。
このようにして、台座となるパイレックスガラス板22
に対してシリコンウェハ21が封止接合された状態で、
上記複数の溝23それぞれに対応する切断線に沿って、
ペースト状にダイシングカットする。このカットによっ
て、複数の圧力検出素子単体が切り出されるものである
。
に対してシリコンウェハ21が封止接合された状態で、
上記複数の溝23それぞれに対応する切断線に沿って、
ペースト状にダイシングカットする。このカットによっ
て、複数の圧力検出素子単体が切り出されるものである
。
ここで、所定の大きさに切断されたシリコン素子および
台座を用意し、この両者を1個づつ重ね合せて接合する
ようにして圧力検出素子単体を構成するようにしたので
は、非常に作業性が悪いものである。
台座を用意し、この両者を1個づつ重ね合せて接合する
ようにして圧力検出素子単体を構成するようにしたので
は、非常に作業性が悪いものである。
これに対して、上記のような圧力検出素子単体の製造過
程にあっては、パイレックスガラス板22に対して予め
溝23を形成し、またメタライズ層15を形成するよう
にしてこれを接合用電極として使用するようにしている
。したがって、このガラス板22とシリコンウェハ21
との接合歩留りを効果的に向上させるようにすることが
できるものであり、またシリコンウェハ2工の反り、さ
らにガラス板22の反り等に起因する歪の発生を効果的
に低減できるものである。
程にあっては、パイレックスガラス板22に対して予め
溝23を形成し、またメタライズ層15を形成するよう
にしてこれを接合用電極として使用するようにしている
。したがって、このガラス板22とシリコンウェハ21
との接合歩留りを効果的に向上させるようにすることが
できるものであり、またシリコンウェハ2工の反り、さ
らにガラス板22の反り等に起因する歪の発生を効果的
に低減できるものである。
第4図および第5図は前記半導体圧力検出装置の製造手
段の他の例を説明するもので、第2図で説明した場合と
同様にパイレックスガラス板22に対して複数の貫通孔
14を等間隔で形成する。そして、このパイレックスガ
ラス板22の一方の面に前記したと同様のメタライズ層
15を形成するものであり、またこのメタライズ層15
と反対側の面がら、上記貫通孔14の相互間に位置し、
またこの貫通孔14に平行な状態で複数の切り溝27を
形成する。
段の他の例を説明するもので、第2図で説明した場合と
同様にパイレックスガラス板22に対して複数の貫通孔
14を等間隔で形成する。そして、このパイレックスガ
ラス板22の一方の面に前記したと同様のメタライズ層
15を形成するものであり、またこのメタライズ層15
と反対側の面がら、上記貫通孔14の相互間に位置し、
またこの貫通孔14に平行な状態で複数の切り溝27を
形成する。
すなわち、上記複数の切り溝27に挟まれる状態でそれ
ぞれ貫通孔14を中央部に有するような台座が形成され
るようになるものであり、この台座部にそれぞれ対応し
て、上記貫通孔14にそれぞれ感圧ダイヤフラムが対向
設定されるようにして、複数のシリコン素子11をそれ
ぞれ重ね合せて設定する。そして、この複数のシリコン
素子11とパイレックスガラス22との重合体の両面に
それぞれ電極24および25を設定し、電源2Bによっ
て直流電圧を印加することによって、上記ガラス板22
の台座部分とシリコン素子11とのそれぞれ重なり合い
部分を陽極接合する。そして、上記切り溝27部分それ
ぞれに対応して切断し、複数の圧力検出素子単体を形成
するものである。
ぞれ貫通孔14を中央部に有するような台座が形成され
るようになるものであり、この台座部にそれぞれ対応し
て、上記貫通孔14にそれぞれ感圧ダイヤフラムが対向
設定されるようにして、複数のシリコン素子11をそれ
ぞれ重ね合せて設定する。そして、この複数のシリコン
素子11とパイレックスガラス22との重合体の両面に
それぞれ電極24および25を設定し、電源2Bによっ
て直流電圧を印加することによって、上記ガラス板22
の台座部分とシリコン素子11とのそれぞれ重なり合い
部分を陽極接合する。そして、上記切り溝27部分それ
ぞれに対応して切断し、複数の圧力検出素子単体を形成
するものである。
第6図は上記のようにして製造された圧力検出素子単体
を使用して構成される半導体圧力検出装置の構成を示す
もので、第1図と同一構成部分は同一符号を付して、そ
の説明は省略する。
を使用して構成される半導体圧力検出装置の構成を示す
もので、第1図と同一構成部分は同一符号を付して、そ
の説明は省略する。
[発明の効果]
以上のようにこの発明に係る半導体圧力検出装置にあっ
ては、シリコンダイヤフラムを有するシリコン素子とこ
れを支える台座との接合部分が充分なシール性を確保で
きる状態で構成できるものであり、またメタライズ層に
よって上記台座と基盤との間の接合状態もシール性のみ
ならず機械的強度も充分な状態で接合設定されるもので
ある。
ては、シリコンダイヤフラムを有するシリコン素子とこ
れを支える台座との接合部分が充分なシール性を確保で
きる状態で構成できるものであり、またメタライズ層に
よって上記台座と基盤との間の接合状態もシール性のみ
ならず機械的強度も充分な状態で接合設定されるもので
ある。
したがって、充分な高圧の検出動作も信頼性をもって実
行されるようになる。
行されるようになる。
また、このような圧力検出装置を製造するに際しても、
特に台座とシリコン素子との接合部分が、歪み等を発生
することなく量産性に富む状態とすることができるもの
であり、圧力検出特性の安定して設定される圧力検出装
置が容易且つ確実に量産できるようになるものである。
特に台座とシリコン素子との接合部分が、歪み等を発生
することなく量産性に富む状態とすることができるもの
であり、圧力検出特性の安定して設定される圧力検出装
置が容易且つ確実に量産できるようになるものである。
第1図はこの発明の一実施例に係る半導体圧力検出装置
を説明する断面構成図、第2図は上記検出装置を製造す
る過程を説明する図、第3図は第2図の一部を取出し拡
大して示す図、第4図は圧力検出装置の製造方法の他の
例を説明する図、第5図は第4図の一部を取出し拡大し
て示す図、第6図は上記製造方法によって製造される半
導体圧力検出装置を示す図である。 11・・・シリコンダイヤフラム、12・・・シリコン
素子、13・・・台座、14・・・貫通孔、15・・・
メタライズ層、1B・・・基盤、17・・・高融点半田
、21・・・シリコンウェハ、22・・・パイレックス
ガラス、23.27・・・溝、24.25・・・電極。 出願人代理人 弁理士 鈴 江 武 彦第2図 第3図
を説明する断面構成図、第2図は上記検出装置を製造す
る過程を説明する図、第3図は第2図の一部を取出し拡
大して示す図、第4図は圧力検出装置の製造方法の他の
例を説明する図、第5図は第4図の一部を取出し拡大し
て示す図、第6図は上記製造方法によって製造される半
導体圧力検出装置を示す図である。 11・・・シリコンダイヤフラム、12・・・シリコン
素子、13・・・台座、14・・・貫通孔、15・・・
メタライズ層、1B・・・基盤、17・・・高融点半田
、21・・・シリコンウェハ、22・・・パイレックス
ガラス、23.27・・・溝、24.25・・・電極。 出願人代理人 弁理士 鈴 江 武 彦第2図 第3図
Claims (3)
- (1)圧力を検知するシリコンダイヤフラムを形成した
シリコン素子と、 検出する圧力を導入する貫通孔を備え、この貫通孔が上
記シリコンダイヤフラムの圧力検知面に開口するように
して、上記シリコン素子に陽極接合によって結合された
パイレックスガラスからなる台座と、 この台座の上記シリコン素子と反対側の面に形成された
Ni−Cr合金薄膜、Ni薄膜、およびAu薄膜の3層
構造でなるメタライズ層と、このメタライズ層を介して
高融点半田によって上記台座を取付け支持する、シリコ
ンと類似した線膨脹率を有する材質によって構成された
基盤とを具備し、 上記基盤部を介して上記台座の貫通孔に、測定すべき圧
力が導入され、上記シリコンダイヤフラムに作用させら
れるようにしたことを特徴とする半導体圧力検出装置。 - (2)シリコン基材に対して複数のシリコンダイヤフラ
ムを直線状に配列して形成する手段と、パイレックスガ
ラス板に対して、上記シリコンダイヤフラムと等しい間
隔で複数の貫通孔を形成する手段と、 上記貫通孔の相互間にそれぞれ上記貫通孔と平行な状態
で上記パイレックスガラスに対して複数の溝を形成する
手段と、 上記パレックスガラスの上記溝を有する面にNi−Cr
合金薄膜、Ni薄膜、およびAu薄膜の3層構造でなる
メタライズ層を形成する手段と、上記パイレックスガラ
ス板の上記複数の溝が形成された面と反対側の面に、上
記シリコン素子基材を陽極接合で相互に一体に接合する
手段と、上記パイレックスガラス板の上記複数の溝それ
ぞれに対応して、このガラス板と共に上記シリコン素子
基材を複数に切断する手段とを具備し、この切断手段に
よって形成された複数の圧力検出素子部分を上記メタラ
イズ層で、シリコンと類似した線膨脹率の基盤に対して
それぞれ高融点半田で取付け接合するようにしたことを
特徴とする半導体圧力検出装置の製造方法。 - (3)パイレックスガラス板に対して等間隔で複数の貫
通孔を形成する手段と、 上記パイレックスガラス板の上記貫通孔の相互間で、上
記貫通孔にそれぞれ平行な状態でその一方の面から複数
の切り溝を形成する手段と、上記パイレックスガラスの
上記切り溝の開口されない面にNi−Cr合金薄膜、N
i薄膜、およびAu薄膜の3層構造でなるメタライズ層
を形成する手段と、 上記パイレックスガラスの上記切り溝の開口部の相互間
に、それぞれシリコンダイヤフラムを形成した複数のシ
リコン素子を、このシリコン素子のダイヤフラム部が上
記貫通孔それぞれに対向する状態で陽極接合する手段と
、 上記複数の切り溝それぞれに対応して上記パイレックス
ガラスを切断する手段とを具備し、この切断されたシリ
コン素子それぞれと一体にされたパイレックスガラスの
単体を、それぞれシリコンと類似した線膨脹率の基盤に
対して上記メタライズ層と高融点半田によって接合する
ようにしたことを特徴とする半導体圧力検出装置の製造
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21113685A JPS6272178A (ja) | 1985-09-26 | 1985-09-26 | 半導体圧力検出装置およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21113685A JPS6272178A (ja) | 1985-09-26 | 1985-09-26 | 半導体圧力検出装置およびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6272178A true JPS6272178A (ja) | 1987-04-02 |
Family
ID=16600981
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21113685A Pending JPS6272178A (ja) | 1985-09-26 | 1985-09-26 | 半導体圧力検出装置およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6272178A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01173847A (ja) * | 1987-12-28 | 1989-07-10 | Fujikura Ltd | 半導体圧力センサの製造方法 |
JPH0243635U (ja) * | 1988-09-19 | 1990-03-26 | ||
JPH02272339A (ja) * | 1989-04-14 | 1990-11-07 | Omron Corp | 半導体圧力センサ |
US5141148A (en) * | 1990-07-20 | 1992-08-25 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Method of anodic bonding a semiconductor wafer to an insulator |
JPH06125096A (ja) * | 1992-10-09 | 1994-05-06 | Mitsubishi Electric Corp | 半導体圧力センサ |
US6021673A (en) * | 1998-02-06 | 2000-02-08 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Semiconductor pressure detecting device |
US6127713A (en) * | 1998-02-17 | 2000-10-03 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Semiconductor pressure detecting device |
-
1985
- 1985-09-26 JP JP21113685A patent/JPS6272178A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01173847A (ja) * | 1987-12-28 | 1989-07-10 | Fujikura Ltd | 半導体圧力センサの製造方法 |
JPH0243635U (ja) * | 1988-09-19 | 1990-03-26 | ||
JPH02272339A (ja) * | 1989-04-14 | 1990-11-07 | Omron Corp | 半導体圧力センサ |
US5141148A (en) * | 1990-07-20 | 1992-08-25 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Method of anodic bonding a semiconductor wafer to an insulator |
JPH06125096A (ja) * | 1992-10-09 | 1994-05-06 | Mitsubishi Electric Corp | 半導体圧力センサ |
US6021673A (en) * | 1998-02-06 | 2000-02-08 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Semiconductor pressure detecting device |
US6127713A (en) * | 1998-02-17 | 2000-10-03 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Semiconductor pressure detecting device |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0672239B1 (en) | Pedestal mount capacitive pressure sensor | |
US7057247B2 (en) | Combined absolute differential transducer | |
EP0024946B1 (en) | Method of manufacturing variable capacitance transducers | |
CA2116382C (en) | Micromechanical accelerometer and method for the production thereof | |
US6948374B2 (en) | Capacitive pressure sensor and its manufacturing method | |
US4386453A (en) | Method for manufacturing variable capacitance pressure transducers | |
JPS5817421B2 (ja) | 半導体圧力センサ | |
US5264075A (en) | Fabrication methods for silicon/glass capacitive absolute pressure sensors | |
US5448444A (en) | Capacitive pressure sensor having a reduced area dielectric spacer | |
JPH049727A (ja) | 容量型圧力センサ | |
JPS6272178A (ja) | 半導体圧力検出装置およびその製造方法 | |
JPH06160420A (ja) | 半導体加速度センサ及びその製造方法 | |
JPH085494A (ja) | 真空センサ | |
JPS594868B2 (ja) | 半導体装置 | |
JPS63175482A (ja) | 圧力センサ | |
JP2007057455A (ja) | 圧力センサ及び圧力センサの製造方法 | |
US5375034A (en) | Silicon capacitive pressure sensor having a glass dielectric deposited using ion milling | |
JP3375533B2 (ja) | 半導体圧力変換器 | |
JPS5940252B2 (ja) | 半導体圧力センサ− | |
JP4095280B2 (ja) | 加速度センサ素子 | |
JPH0758347A (ja) | 半導体圧力センサおよびその製造方法 | |
JPH06213746A (ja) | 半導体圧力センサ | |
JPH0821774A (ja) | 半導体圧力センサ及びその製造方法 | |
JPH11241968A (ja) | 静電容量型圧力センサ及びその製造方法 | |
JP3136549B2 (ja) | 静電容量式圧力センサ |