JPS62719A - 火口 - Google Patents

火口

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JPS62719A
JPS62719A JP13987685A JP13987685A JPS62719A JP S62719 A JPS62719 A JP S62719A JP 13987685 A JP13987685 A JP 13987685A JP 13987685 A JP13987685 A JP 13987685A JP S62719 A JPS62719 A JP S62719A
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pressure oxygen
pressure
sectional area
high pressure
oxygen
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JP13987685A
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Inventor
Seiji Kagawa
清二 加川
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明火口を以下の項目に従って説明する。
A、産業上の利用分野 B0発明の概要    ゛ C0従来技術[第6図、第7図] D0発明が解決しようとする問題点 E0問題点を解決するための手段 F、実施例C第1図乃至第5図コ a、概観[第1図] b、ピエゾユニット [第2図] C1可動子[第2図、第3図] d、ノズル本体[第1図、第4図、第5図] 00作用 G0発明の効果 (A、産業上の利用分野) 本発明はガス溶接器等に用いられる火口に関する。詳し
くは、自動点火用の圧電素子を内蔵した可動子において
、該可動子の受圧部からの高圧酸素の漏れを減少せしめ
、可動子の灰受圧側の圧力を高くすることなく、可動子
の衝撃動作をスムーズにすることにより、火口先端部に
おいて確実な点火を行うことができるようにしようとす
るものである。
(B、発明の概要) 本発明火口は、高圧酸素の供給圧により衝撃動作される
可動子に、高圧酸素供給源と連通された高圧酸素導入孔
内に嵌合され、鎖孔を閉塞及び開放する受圧用プランジ
ャ部を備え、かつ、該プランジャ部とこれが嵌合される
上記高圧酸素導入孔との間の隙間の断面積をノズル本体
の先端に設けられた高圧酸素噴出口の断面積と同じか又
はそれより大きく設定して、高圧酸素の可動子の灰受圧
側(前方)への漏れを減少せしめ、かつ高圧酸素が可動
子の灰受圧側に漏れたとしても可動子の灰受圧側の圧力
が大気圧以上に高くならないようにし、可動子の高圧酸
素の供給圧による衝撃動作を正常に行なわしめることが
でき、常に安定した自動点火を可能にしたものである。
(C,従来技術)[第6図、第7図] 例えば、アセチレンガスを使用するガス溶接器の火口で
あって、圧電効果を利用して自動点火することができる
ようにした火口は本出願人等により開発され、周知の技
術である(特願昭59−209353号)。
第5図及び第6図はこのような従来の火口を示すもので
ある。
図中aは火口であり、該火口aは、点火用の高電圧を発
生させるピエゾユニット部すと、燃焼ガスと高圧酸素の
夫々の通路が形成されその先端において火炎を噴射する
ノズル本体Cとから成り、前記ピエゾユニット部すとノ
ズル本体Cとはカップリングdにより着脱自在に結合さ
れるようになっている。
上記ピエゾユニット部すは、一端にトーチへラドeが螺
合され、他端に上記カップリングdが螺合されるケーシ
ングfと、該ケーシングfの軸心部にこれを貫通して形
成された円筒孔g内にその軸線方向に移動可能に嵌挿さ
れ圧電素子を内蔵した可動子りと、該可動子りをトーチ
ヘッドe側へ性分するための圧縮ばねiと、上記ケーシ
ングfの他端に装着されケーシングfと上記ノズル本体
Cの内管(後述する)との間の電気的絶縁を為すための
電気絶縁性シール材jと、上記可動子りの後部に固着さ
れたマグネットにと吸着し可動子りを円筒孔gのトーチ
ヘッドe側に位置せしめるための磁性部材tとから構成
され、また、上記ケーシングfには、その円筒孔gの外
周部に位置してアセチレンと酸素との混合ガス等からな
る燃焼ガスを流すための燃焼ガス通路mが複数形成され
ている。
また、上記ノズル本体Cは、基端側に上記カップリング
dと係合するフランジ部n′を有する外管nと、該外管
n内に同心状に挿入された内管0と、該内管0の基端側
開口内に着脱可能に嵌合された衝合部材pと、上記内管
Oの基端部を電気絶縁部材qを介して上記外管nに支持
する筒状の支持部材rと、内管0の先端部を外管n内に
同心状に支持するセラミック等からなる電気絶縁性の筒
状支持体Sとから構成され、そして内管0の先端部外周
には多数の燃焼ガス流通用スリットt、t、・・・が形
成されているとともに先端には高圧酸素噴出用ノズル孔
Uが開口されている。また、該ノズル孔Uと対向する外
管nの先端中央には高圧酸素噴出口Vが穿設され、ざら
に、外管nの先端面には上記高圧酸素噴出口Vを中心と
する同一円周上に複数の燃焼ガス噴出口w、w、・・・
が穿設されている。また、内管0の先端面とこれに対向
する外管nの内面間には着火用スパークを発生させるた
めの所定のギャップGを形成するためのセラミック等か
ら成るリング状チップXが介在され、該リング状チップ
Xにより、内管0の先端面と外管nの内面との間の間隙
内が酸素流通路と燃焼ガス流通路とに区画されている。
なお、リング状チップXは内管Oの先端部に固着され、
外管nの内端面とは当接状態になっている。
上記のように構成された従来の火口において、トーチへ
ラドeの燃焼ガス用バルブ(図示せず)を開くと、燃焼
ガスは通路m、m、・・・−外管nと内管0との間の間
隙−内管0のスリットt、t、・・会を通して外管n先
端面の噴出口W、W、Φ弗−から噴出せしめられる。
一方、図示しない酸素用バルブを開くと、高圧酸素は磁
性部材tの孔t′内に導入され、その圧力は磁性部材t
と吸着している可動子りのマグネットにの背面に作用す
る。そして高圧酸素の供給圧力がマグネットにの吸着力
と圧縮ばねiのばね力とを加算したものよりも大きくな
ると、可動子りは円筒孔g内を衝合部材p方向へ向って
急速に前進せしめられ、衝合部材pに激突する。激突し
た可動子りはこれに内蔵された圧電素子のピエゾ効果に
よって高電圧を発生し、この高電圧が外管n先端面の噴
出口w、 w、一番φ内面と内管Oの先端面との間に印
加され、そのギャップ間でアーク放電を生じさせること
となり燃焼ガスに着火される。これと同時に高圧酸素は
内管0を通して外嵌先端面の噴出口Vから噴出され火口
aの先端には、溶接等に必要な火炎が生じることになる
(D、発明が解決しようとする問題点)ところが、上記
のような従来の火口aにあっては、可動子りの高圧酸素
受圧面は平面で、しかも該平面は磁性部材tにおける高
圧酸素導入孔1′の円筒孔g側聞口端面にマグネッ)k
とばねiとの力により圧接されているだけなので、高圧
酸素用バルブを開いたときに可動子すが当該高圧酸素導
入孔t′の円筒孔g側聞口端面から僅かに離間した状態
が発生し、この状態において高圧酸素が円筒孔g内に漏
れ、該円筒孔g内の圧力が高くなり、可動子すの動きが
鈍くなるという問題があった。
即ち、可動子すは高圧酸素用のバルブが開かれると、そ
の受圧面(可動子の後端面)に圧力を受け、該圧力がマ
グネットにとばねiの合力に打ち勝ったときに急速前進
する。この動作は瞬時に行なわれるが、瞬時とは云え多
少の時間はかかる。
そして、この間において、可動子すは一瞬にしてバルブ
全開の最高圧を受けるのではなく、徐々に圧力を受ける
ため、高圧酸素導入孔t′の円筒孔g側聞口端面から僅
かに離間した状態に置かれ、この間隙から高圧酸素が円
筒孔g内に漏れてしまい、円筒孔g内の圧力を高くして
しまう。
ここで、可動子すが高圧酸素導入孔1′の円筒孔g側開
目端面から僅かに離間した状態をより短い時間にするた
めに、高圧酸素用のバルブを一瞬にして全開にすればよ
いのであるが、高圧酸素用バルブはある程度微調整が利
くようにされているため、作業者の一動作で直ちに当該
バルブを全開にすることはできない。
しかして、円筒孔g内に漏れてしまった高圧酸素は円筒
孔g内の圧力を高くしてしまい、その分、可動子すの動
きを鈍くし可動子すが衝合部材pに衝突しても火口a先
端における点火に充分な電圧を発生することができず、
点火を不能にしてしまうことがあるという問題があった
(E、問題点を解決するための手段) 本発明火口は、上記した問題点を解決するために、高圧
酸素の供給圧により衝撃動作される可動子に、高圧酸素
供給源と連通された高圧酸素導入孔内に嵌合され、線孔
を閉塞及び開放する受圧用プランジャ部を備え、かつ、
該プランジャ部とこれが嵌合される上記高圧酸素導入孔
との間の隙間の断面積をノズル本体の先端に設けられた
高圧酸素噴出口の断面積と同じか又はそれより大きく設
定したものである。
従って、本発明火口によれば、可動子の移動直後にあっ
てもこれに備えられた受圧用プランジャ部が高圧酸素導
入孔内に嵌合されているため、プランジャ部と高圧酸素
導入孔との間の隙間から漏れる酸素量を、可動子への供
給圧がマグネットの吸着力と復帰用ばね力に打ち勝って
急速前進される直前まで一定に規制することができ、か
つ、当該嵌合部の間隙から漏れる酸素は、ノズル本体の
先端部の高圧酸素噴出口が当該嵌合部の間隙よりも広い
ため、可動子の灰受圧側圧力を上昇させることはなく、
従って高圧酸素用バルブの操作に左右されることなく安
定かつ確実な点火を可能にすることができるものである
(F、実施例)[第1図乃至第5図コ 以下、本発明火口の詳細を図面に示した実施例に従って
説明する。
(a、概観)[第1図] 図中1は火口であり、該火口1は大別して自動点火用の
高電圧を発生させるためのピエゾユニット部2と、燃焼
ガスと高圧酸素の夫々の通路が形成されその先端におい
て火炎を噴射するためのノズル本体3と、該ノズル本体
3と前記ピエゾユニット部2とを着脱自在に結合するた
めのカップリング4とから構成されている。
(b、ピエゾユニット部)[第2図] ピエゾユニー/ h部2は、基端部内周にトーチヘッド
5のねじ部5aに螺合されるねじ部6aを、先端部外周
に上記カップリング4が螺合されるねじ部6bを有し、
導電性材料から成る筒状のケーシング6を備え、該ケー
シング6の軸心部にはこれを貫通する円筒孔6Cが形成
されているとともに、該円筒孔6Cを中心とする同一円
周上には複数の燃焼ガス通路6d、6d、・・・が軸線
方向に貫設され、そして、上記円筒孔6C内には可動子
7が軸線方向に移動可能に嵌挿されている。
ケーシング6のノズル本体結合側端には、上記各燃焼ガ
ス通路6d、6d、・・Φと連通する複数の燃焼ガス流
通孔8a、8a、・・・を同一円周上に有する導電性の
材料から成る衝合部材8がキャップ状の電気絶縁材9を
介して嵌着されており、そして、衝合部材8の中央部に
は、円筒孔6C内に突出する頭部10が一体に形成され
、該頭部10先端の外周寄りの位置には複数の高圧酸素
流通孔10a、10a、・一番が形成されている。
(c、可動子)[第2図、第3図] 可動子7は、横断面形状が略六角形をした外殻11と該
外殻11の前端に設けられ前記衝合部材8の頭部10と
衝合するための衝合体12と、前記外殻11の後端から
後方へ延びる円柱状のプランジャ部13とから成り、外
殻11の内部には圧電素子が内蔵されいる。
また、プランジャ部13の基部にはリング状の磁性部材
14が外嵌固定され、上記プランジャ部13は、上記円
筒孔6Cのトーチへラド5側聞口端内に嵌着されたスリ
ーブ15内にその高圧酸素導入孔15aを閉塞するよう
嵌合されるものであり、そして、スリーブ15内には、
上記磁性部材14を吸着して高圧酸素導入孔15aをプ
ランジャ部13で閉塞しかつ可動子7をトーチヘッド5
側に保持するためのリング状のマグネット16が固着さ
れている。また、可動子7は、これと上記キャップ状電
気絶縁材9間に介在された圧縮ばね17によってトーチ
ヘッド5側へ付勢されている。
1日は磁性部材14の基部(可動子側の端部)外周に形
成された溝に装着されたシール材で、スリーブ15内面
と磁性部材14の外面との密着性を良くし、その間隙か
らの高圧酸素の漏れを防止するためのものである。
上記可動子7の外殻ll内に内蔵された圧電素子は可動
子7の前方への移動によりその衝合体12が前記衝合部
材8の頭部10に衝突したときにピエゾ効果により、電
位差を生じるものであり、圧電素子の一方の電極は外殻
11に、また、他方の電極は衝合体12に夫々電気的に
導通されており、そして、外殻11と衝合体12との間
は電気的に絶縁されている。
(d、ノズル本体)[第1図、第4図、第5図] ノズル本体3は、基端に前記カップリング4の基部内端
の係合段部4aと係合するフランジ部19aが外方へ向
って突設された導電性材料から成る外管19と、該外管
19内に同心状に挿入され基端側に外方へ向って突設さ
れたフランジ部20aを備えた導電性材料から成る内管
20と、該内管20のフランジ部20aを上記外管19
に支持するとともに、内管20を外管19から電気的に
絶縁する支持部材21と、上記内管20の先端部を外管
19内に同心状に支持するセラミック等の電気絶縁材料
から成る筒状の支持体22とから成る。
内管20の支持体22が外嵌された先端部外周には多数
の燃焼ガス流通用スリット23.23、拳・・が形成さ
れているとともに、軸心部には前後両端に開口する高圧
酸素通路24が貫設され、また、高圧酸素通路24の先
端部25は大径にされて前方を向いた段部25aが形成
されている。
尚、20b、20b、seeは内管20のフランジ部2
0aの軸心より外周側に寄った位置に軸心方向に貫設さ
れた熱焼ガス通路であって、該燃焼ガス通路20b、2
0b、−−−は、その一端が内管20の基端面に開口し
、前記ケーシング6に取着された衝合部材8の燃焼ガス
通路8a、8a、・・・と連通されるようになっており
、また、他端がフランジ20aの前端面に開口されてい
る。
外管19の先端壁19bにはその中心に位置して上記高
圧酸素通路24の先端部25と略同径の中心孔26が穿
設されており、また、該中心孔26を中心とする同一円
周上には複数個の燃焼ガス流通用のガス噴出口27.2
7、・・・が設けられている。また、19cは外管19
の先端部内周面に形成された突部分であって、後述する
ようにアーク放電の放電点となるようにされている。
そして、ノズル本体3は前記カップリング4のピエゾユ
ニット部2への螺合により前記ピエゾユニット部2に取
着され、ノズル本体3の外管19はカップリング4を介
してピエゾユニー/ ト部2のケーシング6と、また、
ノズル本体3の内管20はピエゾユニット部2の衝合部
材8と夫々電気的47通が図られるとともに、ケーシン
グ6の前記燃焼ガス通路6d、6d、・・・と、ノズル
本体3の外管19と内管20との間に形成された間隙2
8と、が連通され、また、衝合部材8の前記高圧酸素流
通孔10a、10a、・・・と内管20の高圧酸素通路
24とが連通されることとなる。
29は外管19先端部の中心孔26と内管20の高圧酸
素通路24との間を連結する筒状チップであって、セラ
ミック等の耐熱性を有する電気絶縁材料から成っている
そして、筒状チップ29は、その長さが、内管20を外
管19に挿着したときの高圧酸素通路24の先端部25
に形成された段部25aと外管19の先端部外面19b
との間の距離に等長くされ、その外径は高圧酸素通路2
4の先端部25及び外管19の中心孔26の内径と、ま
た、その内径は内管20の高圧酸素通路24の内径と略
同−に形成され、さらに、筒状チップ29の先端部よ1
1ネa其嬬宿nに寥。た汎周面りご!子汎すLご而−(
1ルされたフランジ30が一体に形成されており、該フ
ランジ30の厚さは内管20先端面20cと外管19先
端部内面19dとの間の間隙と略等しくなるようにされ
ている。
しかして、筒状チップ29は、その基端部が高圧酸素通
路24の先端部25に、その先端部が外管19の中心孔
26に、夫々凹凸嵌合され、さらに、2ランジ30が内
管20の先端面20cと外管19の先端部内面19dと
の間に嵌着される。
そして、筒状チップ29の内周面は内管20の高圧酸素
通路24と整合され、筒状チップ29の内周面が高圧酸
素通路となるとともに外管19の先端面と同一面上に高
圧酸素噴射口29&を形成することとなる。
また、第3図において、Doはスリーブ15の高圧酸素
導入孔15aの開口内径であり、該高圧酸素導入孔15
aの断面積をSOとし、Dp(Dp<Do)はプランジ
ャ部13の外径であり、該プランジャ部13の断面積を
Spとする。また、Dtは筒状チップ29の高圧酸素噴
出口29aの内径であり、該高圧酸素噴出口29aの断
面積をStとする(第4図参照)。このような各断面積
間には5o−3p<Stなる関係が設定されている。即
ち、5o−Spの差はプランジャ部13の外周と高圧酸
素導入孔15aの内周間に生じる隙間の総断面積であり
、この隙間の総断面積が前記高圧酸素噴出口29aの断
面積Stより小さくなるように5O1Spを設定するこ
とにより、プランジャ部13と高圧酸素導入孔15a間
の隙間から円筒孔6C内に流入する酸素の量より高圧酸
素噴出口29aから大気に流出する量を多くし、これに
よって自動点火時、高圧酸素がたとえ可動子7の灰受圧
側である円筒孔6C内に漏れても円筒孔7C内の圧力を
高くされないようになっている。
(e、作用) 次に上記のように構成された火口1の作用について説明
する。
第1図に示す如く可動子7に設けられた磁性部材14が
マグネット16に吸着され、そしてプランジャ部13が
スリーブ15の高圧酸素導入孔15aを閉塞するように
位置された状態において、まず、トーチヘッド5に設け
られている図示しない燃焼ガス供給弁を開くと、燃焼ガ
スはケーシング6のガス通路6d、6d、−−・、衝合
部材8のガス流通孔8a、8a、・・・及び内管20の
フランジ部20aに形成した燃焼ガス通路20bを通し
て外管19と内管20との間の燃焼ガス流路28内に流
入し、さらに内管20のスリット23.23、・11Φ
と支持体22内面との間を通り、スパークギャップG、
外管19の燃焼ガス噴出口27.27、番・拳を通して
外部に噴出される。
また、上記状態において、トーチへラド5に設けられて
いる図示しない高圧酸素供給弁を開くと、該高・圧酸素
の圧力がスリーブ15の高圧酸素導入孔L5aを通して
プランジャ部13の後端面に作用する。
このとき、シール材18はスリーブ15と磁性部材14
間の隙間を塞いでいるため、円筒孔6Cへの酸素の漏れ
はほとんどない、そしてプランジャ部13に作用する高
圧酸素の圧力が上昇し、シール材18がスリーブ15よ
り僅かでも離れると、酸素はスリーブ15とプランジャ
部13との隙間を通して円筒孔6C内に流入するが、こ
の流入量よりも高圧酸素噴出口29aから流出する量が
多くなるように高圧酸素噴出口29aの断面積Stが設
定されているため、円筒孔6C内の圧力が上昇すること
はない。そして、プランジャ部13がスリーブ15から
完全に抜は出た状態においては既に、可動子7にこれを
急速前進させるに十分な圧力が作用しているため、可動
子7は急速前進せしめられることになる。即ち、高圧酸
素による圧力がマグネッ)16と磁性部材14との間の
吸着力と圧縮ばね17のばね力とを足した力より大きく
なると、プランジャ部13を含む可動子7は円筒孔6c
内を第1図の矢印X方向に急速前進して衝合体12が衝
合゛部材8の頭部10に激突する。すると、可動子7に
内蔵された圧電素子は激突時の衝撃によるピエゾ効果に
よって高電圧を発生し、一方の電気は圧電素子の−の電
極から可動子7の衝合体12−衝合部材8の頭部10−
衝合部材8−内管20に流れ、また、他方の電気は圧電
素子の他の電極から可動子7の外殻11−ケーシング6
−外管19に流れ、外管L9の先端部内面19dと内管
10cの先端面20b間に印加され、内管20の先端部
外周縁19bと外管19の突部分19c間にアーク放電
が生じ、燃焼ガスに点火される。これにより外管19の
先端部のガス噴出口27.27・・番を通して予熱炎を
形成することになる。
これと同時に高圧酸素は、スリーブ15の導入孔15a
、円筒孔6c、衝合部材8の頭部10の高圧酸素流通孔
10a、10a、・争Φ及び内管20の高圧酸素通路2
4内を通して、筒状チップ29の高圧酸素噴出口29a
から大気に噴出される。そして酸素と燃焼ガスとの混合
体を噴出燃焼することで金属等を溶接又は溶断する火炎
を生じることになる。
ここで、ケーシング6の円筒孔6C内に可動子7が嵌挿
されているが、可動子7の外殻11の横断面形状が六角
形であるため、外殻11の外面と円筒孔6Cの内周面と
の間に間隙が生じており、該間隙を高圧酸素が流れるよ
うになっている。
また、高圧酸素の供給を停止すれば、可動子7はばね1
7のばね力により後退端に復帰され、その磁性部材14
がマグネット16に吸着されることにより高圧酸素の通
路を遮断する。このとき、燃焼ガス供給弁を閉じない限
り、ノズル本体3の先端には予熱炎が形成されている。
尚、上記実施例においては、圧電素子を可動子に内蔵し
たものを示したが、これに限らず、圧電素子を衝合部材
に内蔵し、衝合部材の外周面と軸心部とに電位差を生ず
るようにしても良い。
(G、発明の効果) 以上に記載したところから明らかなように、本発明火口
は、高圧酸素通路内に設けられた可動子の高圧酸素の供
給圧による移動によって衝撃力を受けるようにされた自
動点火用の圧電素子を有するとともに、高圧酸素通路の
外側に燃焼ガス通路を備えたピエゾユニット部と、外管
と該外管内にそれと電気的に絶縁された状態で挿着され
た内管とから成るノズル本体とを備え、上記可動子は、
高圧酸素供給源に連通ずる高圧酸素導入孔に挿脱可能に
嵌合された円柱状の受圧用プランジャ部を備え、該プラ
ンジャ部の断面積と上記高圧酸素導入孔の断面積との面
積差を上記ノズル本体の先端に設けた高圧酸素噴出口の
断面積と同じか又はそれより大きく設定したことを特徴
とする。
従って、本発明火口によれば、高圧酸素の供給圧で衝撃
動作される時に可動子の灰受圧側圧力が上昇することが
なく、可動子の動作を確実にすることができ、安定した
自動点火を可能にすることができる。
なお、上記実施例において、高圧酸素導入孔を円柱状に
したものについて説明したが、これに限らず、高圧酸素
導入孔を多角柱状に形成しても良く、この場合、プラン
ジャ部を当該高圧酸素導入孔の形状に対応した多角柱状
に形成すれば良い。
また、上記実施例において、高圧酸素導入孔をスリーブ
に形成し、該スリーブをピエゾユニy )部に配置した
ものについて説明したが、これに限らず、高圧酸素導入
孔を、ピエゾユニット部を構成するケーシングに直接穿
設して形成するようにしても良い、また、シール材18
を設ければ、高圧酸素の漏れがなくなって可動子7の動
作をより確実とすることができるが、これを省略しても
実用上問題がない。
また、上記した実施例で示したように、可動子7が激突
する衝合部材8をピエゾユニy )部2に組込まれた一
体構造にすれば、ピエゾユニット部2を取り外してノズ
ル本体3を直接トーチヘッド5にカップリング4で結合
するとき、衝合部材8の取り付け、取り外し作業が不要
となり、かつその保管も不要になって、両者の結合、分
離作業が簡便になる。
即ち、従来の自動着火可能な火口にあっては、第5図の
ように、衝合部材Pがノズル本体Cに取着されているた
め、ピエゾユニー/ ト部すを取り外し、ノズル本体C
を直接トーチヘッドeに結合しようとするとき、当該衝
合部材pをノズル本体Cから取り外す必要があり、また
、ノズル本体Cから取り外した衝合部材pとピエゾユニ
ット部すとが別体であるため、それらの保管も面倒であ
った。
そこで、上記本実施例のように衝合部材8をピエゾユニ
ット部2に組み込んだ構造にすることにより、自動着火
用の火口にも、また、そうでない火口にも容易に変更す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は本発明火口の実施の一例を示すもの
で、第1図は縦断面図、$2図はピエゾユニット部の拡
大断面図、第3図はスリーブとプランジャ部との嵌合状
態を示す概略図、第4図はノズル本体の先端部分の拡大
断面図、第5図は火口先端部の正面図、第6図及び第7
図は従来の火口を示すもので、第6図は縦断面図、第7
図はノズル本体の先端部分の拡大断面図である。 符号の説明 1・・・火口、  2Φ・・ピエゾユニット部、3Φ・
・ノズル本体、 6C−φ争高圧酸素通路(円筒孔)、 6d・O・燃焼ガス通路、 7・・・可動子、  13・・・プランジャ部、15a
・・会高圧酸素導入孔、 19・・・外管、 20−・・内管、 29a・・・高圧酸素噴出口

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 高圧酸素通路内に設けられた可動子の高圧酸素の供給圧
    による移動によって衝撃力を受けるようにされた自動点
    火用の圧電素子を有するとともに、高圧酸素通路の外側
    に燃焼ガス通路を備えたピエゾユニット部と、 外管と該外管内にそれと電気的に絶縁された状態で挿着
    された内管とから成るノズル本体とを備え、 上記可動子は、高圧酸素供給源に連通する高圧酸素導入
    孔に挿脱可能に嵌合された円柱状の受圧用プランジャ部
    を備え、 該プランジャ部の断面積と上記高圧酸素導入孔の断面積
    との面積差を上記ノズル本体の先端に設けた高圧酸素噴
    出口の断面積と同じか又はそれより大きく設定した ことを特徴とする火口
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