JPS6049812B2 - 火口 - Google Patents

火口

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JPS6049812B2
JPS6049812B2 JP4720480A JP4720480A JPS6049812B2 JP S6049812 B2 JPS6049812 B2 JP S6049812B2 JP 4720480 A JP4720480 A JP 4720480A JP 4720480 A JP4720480 A JP 4720480A JP S6049812 B2 JPS6049812 B2 JP S6049812B2
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gas
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tip
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清二 加川
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は金属の切断、溶接等に用いるガスバーナーの
新規な火口に関するものてあり、ガス経路。
のバルブを開いてガスを流すと自動的に点火され、且つ
点火による爆発の危険のない比較的簡単な構造の新規な
火口を提供しようとするものである。 金属の切断、溶
接等に用いられるガスバーナーは一般に点火手段を内蔵
していないので、その点火はガスバーナーからガスを噴
出させ、その噴出ガスにライター、マッチ等の点火手段
を用いて点火するという方法で行われている。
従つて、ガスバーナーを使用する場合には例えばライタ
ー等に火をつけると共にバーナーのガス経路のバルブを
開いてガスを噴出させ、次いでそのライター等をガスバ
ーナーの火口の先に持つてゆき点火すると”いう面倒な
点火作業をしなければならない。そして、ガスバーナー
を使用しての作業は実際上必ずしも足場のよい場所で行
われるとは限らす極めて足場が悪く作業姿勢を崩し易い
場所て行われる場合も少なくないので、ガスバーナーの
使用にあたつて面倒な作業を必要とすることは危険てあ
り、従つてガスバーナーの点火作業が面倒であることは
大きな問題であつた。また、このような点火手段はガス
噴出後の点火のタイミングが遅れるとガスバーナーから
噴出されたガスが火口の周辺に充満した状態で点火され
て爆発が生じるおそれがある。 本発明はこのような問
題を解決するために為されたもので、ガス経路のバルブ
を開いてガスを流すと自動的に点火され、且つ点火によ
る爆発の危険のない比較的簡単な構造の新規な火口を提
供しようとするもので、先端にガス噴出ノズルが形成さ
れた筒体の内部にガス通路のなかに更に別の通路を形成
するためのインナーパイプが設けられ、該インナーパイ
プの筒体に固定された後端部と前記ガス噴出ノズル内に
位置せしめられた先端部とが中間部にて絶縁され、筒体
とインナーバイブとの間に形成されたガス通路の中間部
に反ノズル側部における断面積よりもノズル側部の断面
積が大きくされた可動子収納室か形成され、該可動子収
納室内に前記ガス通路を流れるガスによりノズル側への
押圧力を受ける部分を有し少なくとも一部が磁性体又は
永久磁石によつて形成された可動子が筒体の軸方向に移
動可能に挿設され、可動子収納室の反ノズル側に前記可
動子との間に吸引力を生せしめる永久磁石又は磁性体が
設けられ、可動子がノズル側に移動せしめられたとき該
可動子と直接的に又は間接的に当接する位置に圧電素子
が設けられ、該圧電素子の一対の電極のうちの一方が前
記インナーバイブの後端部を介して筒体に、他方がイン
ナーバイブの先端部にそれぞれ電気的に接続されてなる
ことを特徴とする。
以下に本発明火口を図示した実施例に従つて詳細に説明
する。
図面は本発明火口の実施の一例1を示すもので、該火口
1は先端にノズル2が形成された筒体3と、該筒体3の
内部に設けられた高圧酸素供給管4と、該供給管4と筒
体3との間に形成された混合ガス通路5の中間部に設け
られた可動子収納室6に筒体3の軸方向に移動可能に挿
設された可動子7と、可動子収納室6の反ノズル側に設
けられた永久磁石8と、上記可動子7がノズル側に移動
せしめられたとき該可動子7による衝撃力を受ける位置
に設けられた圧電素子9/,9γとからなる。
筒体3は例えは黄銅等の金属から成る筒本体10と、そ
の筒本体10の先端部に固定された銅等の金属から成る
ノズル2とによつて形成されている。
筒本体10を前後に貫通している空腔は前向きのいつか
の段部11,12,13を介して前方になるに従つて順
次内径が大きくなるようにされ、該筒本体10先端部に
内側に突出する環状の突起14が形成されている。
そして、筒本体10の後端面とそれから最初の段部11
までの間の空腔が高圧酸素導入路15とされている。又
、筒本体10はその外径か後端部において最も小さくさ
れており、該後端部に続く後向きの段部16と前記空腔
内段部11との間を連通する複数本の混合ガス導入路1
7,17、 ・・が形成されている。そして、後向き
の段部16に連なりそこから筒本体10の中央部附近に
至る部分にねじ溝18が形成されており、又、前端部の
外周にもねじ溝19が形成されている。ノズル2はその
前端に他のどの部分の内径よりも小径にされたガス噴出
孔20が形成され、該ガス噴出孔20の先端部には内側
に突出する環状の放電用突起21が一体に形成されてい
る。
そして、そのガス噴出孔20が形成された部分の後部内
面には後方に行くに従つて拡径するテーパー面22が形
成されている。又、ノズル2後端面は後拡がりのテーパ
ー面23を介して筒本体10の前端面と突き合わせられ
るまで径が大きくされ、かつ後端部外周面には小さな環
状のフランジ24が形成されている。25はノズル2を
筒本体10に固定するナットで、その一端には内側に突
出した環状の係合縁26が形成されている。
このナット25にその反係合縁側からノズル2を前端部
をナット側に向けて挿入し、係合縁26とフランジ24
とを互いに係合させナット25を筒本体10の先端部に
形成されたねじ溝19に螺合することにより筒本体10
とノズル2とが固定される。筒本体10の高圧酸素導入
路15の前端部には該部から前方へ延び前端部がノズル
2のガス噴出孔20内に位置せしめられる高圧酸素供給
管4が固定されており、該供給管4の周囲にその外周面
と筒本体10及ひノズル2の内面との間に混合ガス通路
5が形成される。高圧酸素供給管4は黄銅゛等からなる
管体27とその前端部に絶縁手段28を介して連結され
た銅等から成る酸素噴出ノズル29とによつて形成され
ている。管体27の後端部外面には筒本体10の高圧酸
素導入路15内面のねじ溝30に螺合するねじ溝31が
設けられており、そのねじ溝31が高圧酸素導入路15
内面のねじ溝30に螺合されることによつて高圧酸素供
給管4が筒本体10に固定される。また、管体27の内
径は前端部において稍大きくされており、その大径にさ
れた前端部内面にねじ溝32が゛形成されている。管体
27の前端部にはフランジ33が形成されている。該フ
ランジ33の後部は横断面における外面形状が正六角形
に形成され、該部分34の6個の角部が筒本体10前端
部に形成された環状突起14内面と当接するようにされ
ており、フランジ33の後部34外面と環状突起14内
面との間に混合ガス通路5の一部を成す間隙35,35
,・・が形成される。フランジ33の正六角形に形成さ
れた部分34から前の部分の外面が前方へ行くに従つて
外径が小さくなるようなテーパー面36とされており、
該テーパー面36とノズル2内面の後拡がりのテーパー
面23との間に混合ガス通路5の一部を成し、混合ガス
を上記間隙35,35,・・・・から前方へ導びく間隙
37が形成される。フランジ33にはそれを管体27の
軸方向に貫通する導線挿通孔38が設けられており、又
、フランジ33の後面39には一対のねじ穴40,40
が互いに中心角で180一離間して設けられている。4
1はフランジ33の後面39基端部に形成された環状の
突起である。
絶縁手段28は例えばセラミック等の絶縁材料から成り
、絶縁ニップル42と絶縁リング43とによつて形成さ
れている。絶縁ニップル42は管体27の前端部以外の
部分における内径と略同一の内径を有し、外面にはねじ
溝44が形成されており、該ねじ溝44の後側半部が管
体27の前端部内面に形成されたねじ溝32に螺合され
ることによつて絶縁ニップル42が管体27に固定され
る。そして、絶縁ニップル42のねじ溝44の前側半部
には酸素噴出ノズル29の後端部内面に形成された後述
するねじ溝が螺合される。又、絶縁リング43はノズル
2のテーパー面22,23間部分の内径よりも小さな外
径と絶縁ニップル42の外径よりも稍大きな内径とを有
し、前面にはその内径よりも稍大きな径の円形の凹部4
5が形成されている。46は絶縁リング43の後面から
前方へ延び凹部46内に開口する導線挿通孔で、該孔4
6が管体27の導線挿通孔38と整合されるようにして
絶縁リング43が絶縁ニップル42に外嵌されており、
該絶縁リング43の外面とノズル2内面との間に混合ガ
ス通路5の一部を成す間隙47が形成される。
酸素噴出ノズル29の前端部にはノズル2のガス噴出孔
20の径よりも外径が小さくされた酸素噴出部48が形
成され、該酸素噴出部48から後側の部分の外面には後
方へ行くに従つて拡径するテーパー面49が形成され、
該テーパー面49から稍後方には後向きの段部50が形
成されており、該酸素噴出ノズル29の外径は前端部に
おいて最も小さく、後端部において最も大きくされてい
る。
51は絶縁ニップル42のねじ溝44の前側半部に螺合
するねじ溝で、酸素噴出ノズル29の後端部内面に形成
されている。
該ねじ溝51が絶縁ニップル42の絶縁リング43から
前方へ突出する部分のねじ溝44に螺合されることによ
つて酸素噴出ノズル29が管体27の前端部に電気的に
絶縁された状態で固定される。52は後述する導線を酸
素噴出ノズル29に確実に電気的に接続するための接続
リングで、例えば銅等からなり、絶縁リング43の凹部
45の径よりも稍々小さな外径と絶縁ニップル42の外
径よりも大きな内径とを有する。
そして、該接続リング52は絶縁ニップル42に外嵌さ
れ、少なくともその後部が絶縁リング43の凹部45内
に位置せしめられた状態て前端面が酸素噴出ノズル29
の後端面に当接せしめられる。53は酸素噴出ノズル2
9のテーパー面49が形成された部分から後側の部分に
外嵌されたセヤミツク等の絶縁材料からなる筒状のスペ
ーサーで、正六角柱状に形成されており、その外面の6
個の角部がノズル2の内面に当接せしめられた状態でノ
ズル2のテーパー面22が形成された部分から後側の部
分に内嵌されている。
該スペーサ53の外面とノズル2内面との間に混合ガス
通路5の一部を成す空間54,54,・・・が形成され
る。55はスペーサー53内面に形成された後向きの段
部で、酸素噴出ノズル29外面に形成された段部50と
当接せしめられている。
しかして、酸素噴出ノズル29にスペーサー”53が外
嵌されることによつて該酸素噴出ノズル29先端部の酸
素噴出部48がノズル2のガス噴出孔20の中心部に位
置され、酸素噴出部48の先端外面とガス噴出孔20の
放電用突起21内面との間には間隔の狭い環状の空隙5
6が形成さ・れ、このような空隙56を挾んで放電用突
起21と酸素噴出部48先端とが互いに対向せしめられ
る。57は酸素噴出ノズル29外面のテーパー面49と
ノズル2内面のテーパー面22との間に形成された間隙
、58は酸素噴出ノズル29の酸素l噴出部48外面と
ノズル2のガス噴出孔20内面との間に形成された間隙
で、該間隙57及び58はいずれも混合ガス通路5の一
部を成し、混合ガスは該間隙57,58を通つて火口1
の外部へ噴出せしめられる。
筒本体10の内面に形成された後方から2番目の段部1
2の前方には鉄等の磁性体からなる可動子7が高圧酸素
供給管4の管体27に外嵌された状態て管体27の軸方
向に移動可能に設けられている。
該可動子7は管体27の外径より稍々大きな内径と筒本
体10内面の後方から2番目と3番目の段部12,13
間における内径よりも稍小さな外径とを有する環状体5
9の内縁に後方へ突出する環状の嵌入突起60を一体に
形成してなるものて、その環状体59の前面には前方へ
突出する環状の衝撃突条が61一体に形成されている。
筒本体10内面の後方から2番目の段部12には可動子
7を吸引する環状の永久磁石8が固定されている。該永
久磁石8の内径を高圧酸素供給管4の管体27の外径よ
りも大きくすることによつて該管体27と永久磁石8と
の間に混合ガス通路5の一部を成す環状の間隙62が設
けられている。しかして、永久磁石8に吸引されて可動
子7が後方へ移動せしめられると可動子7の嵌入突起6
0が管体27と永久磁石8との間の間隙62内に入り、
可動子7の環状体59後面が永久磁石8の前面と当接す
る。従つて、それによつて可動子7のそれ以上後方への
移動が阻止され、また、このとき混合ガス通路5が可動
子7にて略気密に閉塞される。可動子7が設けられた部
分の前方には、中央部に前後に貫通する孔が設けられた
圧電素子保持体63が、後述する導電筒内に収納された
状態で高圧酸素供給管4の管体27に外嵌され該管体2
7のフランジ33の後面39に固定されている。
圧電素子保持体63は例えはセラミック等の電気絶縁材
料からなり、前側半部63fと後側半部63rとが別体
に形成されている。その前側半部63fの後端面には環
状の溝64が形成され、後側半部63rの前端面には環
状の突起65が形成され.ており、前側半部63fの溝
64に後側半部63rの突起65を嵌入し、この状態が
適宜の手段によつて固定化されることによつて前側半部
63fと後側半部63rとが一体化される。66は前側
半部63fの前端部内縁に形成された環状切欠で・ある
圧電素子保持体63には圧電素子保持孔67と、そして
中心角て180度互いに離間する2個のねじ挿通孔68
,68とがそれぞれ該保持体63を軸方向に貫通するよ
うに形成されている。そして圧電素子保持孔67は保持
体63の前側半部63fの溝64を通る位置に設けられ
ている。又、保持体63の前側半部63fにはこれを軸
方向に貫通し溝64内に開口する導線連結孔69が設け
られている。70は圧電素子保持体63の前側半部63
fと後側半部63rとの間に介在せしめられる弧状の導
電板で、その一端部には前方に延びかつ前端面に開口す
る孔71のある筒状の導線接続部72が一体に形成され
ている。
そして、ノ該導電板70を、その導線接続部72か圧電
素子保持体63の前側半部63fの導線連結孔69内に
嵌挿され、また、導線接続部72が設けられた端部と反
対側の端部が圧電素子保持孔67の保持体前側半部63
fに形成された部分即ち保持孔前・側半部67fの後部
開口を被うようにして、溝64内に嵌挿し、その後、保
持体63の前側半部63f(7)溝64に後側半部63
rの突起65を嵌入することによつて導電板70が前側
半部63fと後側半部63rとの間に介在せしめられる
。圧電・素子保持体63の圧電素子保持孔67には2個
の円柱状の圧電素子9f,9rが導電板70を挟むよう
にした状態で挿着されている。即ち、圧電素子9fは圧
電素子保持孔の前側半部67fに、圧電素子9rは圧電
素子保持孔の後側半部67rにそれぞれ挿着されている
。圧電素子9f,9rは一端面に陰極が、他端面に陽極
が形成されている。73は圧電素子保持孔の後側半部6
3rに挿着される圧電素子9rの陰極てあり、その先端
部74が稍小径にされ、該先端部74と他の部分との間
に段部75が形成されている。
保持孔の前側半部67fに挿着される圧電素子9fは陽
極が後向きに、保持孔の後側半部67rに挿着される圧
電素子9rは陽極が前向きにされており、圧電素子9f
及び9rの陽極はそれぞれ導電板70に接続される。7
6は圧電素子9rの陰極73を電気的に高圧酸素供給管
4の管体27に接続するための導電筒で、後端がそこに
一体に形成された閉塞板77にて閉塞されている。
そして、その閉塞板77の中央部には管体27が通る孔
78が設けられており、導電筒76はその閉塞板77の
孔78に高圧酸素供給管4の管体27を挿通された状態
で開口部を前向きにして筒本体10内に配置される。又
、導電筒76の閉塞板77には電極挿通孔79及び中心
角で180塞離間して設けられた一対のさら孔80,8
0が形成されている。電極挿通孔79は前半部の径より
も後半部の径の方が小径にされてその前半部と後半部と
の間に前向きの段部81が形成されている。そして、こ
の導電筒76内に圧電素子保持体63が収納される。そ
して、さら頭を有するねじ82,82を閉塞板77のさ
ら孔80,80、圧電素子保持体63のねじ挿通孔68
,68に挿通し、ねじ82,82の先端を高圧酸素供給
管4の管体27に形成されたフランジ33後面39のね
じ穴40,40に螺合させることによつて圧電素子保持
体63が管体27のフランジ33後面39に固定される
。尚、このとき、圧電素子保持体63の前側半部63f
の前端部内縁に形成された環状切欠66に管体27のフ
ランジ33の後面39基端部に形成された環状の突起4
1が嵌合され、そらによつて、圧電素子保持体63の中
心と管体27の中心との間にずれが生じないようにされ
ている。この固定によつて、導電筒76の前端面が管体
27のフランジ33後面39に当接せしめられ、又、圧
電素子9rの陰極73の小径にされた先端部74が閉塞
板77の電極挿通孔79を通して後方へ突出せしめられ
ると共にその電極挿通孔79の段部81が圧電素子9r
の陰極73の段部75と当接せしめられ、電極挿通孔7
9の段部81にて圧電素子9f,9rが高圧酸素供給管
4の管体27のフランジ33後面39側へ挿圧される。
その結果、圧電素子9fの陰極は直接に、圧電素子9r
の陰極73は導電筒76を介してそれぞれ管体27に電
気的に接続される。尚、ねじ82,82を導電体で形成
すれは閉塞板77及びねじ82,82を介して圧電素子
9rの陰極73と管体27との間を電気的に接続するこ
とができる。しかして、圧電素子9f及ひ9rの陰極は
高圧酸素供給管4の管体27及ひ筒本体10を介してノ
ズル2に電気的に接続される。又、この圧電素子保持体
63の固定によつてその前側半部63fに設けられた導
線連結孔69と管体27のフランジ33に設けられた導
線挿通孔38とが整合せしめられる。83は前端部が絶
縁手段28の一部を成す絶縁リング43の凹部45内に
、後端部が圧電素子保持体63の導線連結孔69内にそ
れぞれ位置せしめられた導線てある。
該導線83は絶縁リング43の凹部45内に位置せしめ
られた前端部と、導線連結孔69内に位置せしめられた
後端とを除き、セラミック等の絶縁材料によつて形成さ
れた被覆84にて被覆されている。導線83後端部の被
覆84から露出した部分は圧電素子保持体63内に設け
られた導電板70の導線接続部72の孔71に嵌入され
ており、それによつて導線83は導電板70に電気的に
接続され、更に、この導電板70を介して圧電素子9f
,9rの陽極に電気的に接続される。そして、導線83
は高圧酸素供給管4の管体27のフランジ33に形成さ
れた導線挿通孔38と、絶縁手段28の一部を成す絶縁
リング43に形成された導線挿通孔46とに挿通されて
いる。該導線83の導線挿通孔46前部開口端から前方
へ突出した部分85は被覆84が除去され、そして該部
分85は絶縁リング43の凹部45前面に沿うように被
覆84前端に接する箇所で直角に折り曲げられ、該折曲
部85が高圧酸素供給管4の酸素噴出ノズル29により
接続リング52と絶縁リング43との間で押圧挾持され
ており、従つて、導線83はその折曲部85にて接続リ
ング52を介して酸素噴出ノズル29と電気的に接続さ
れる。依つて、酸素噴出ノズル29は接続リング52、
導線83及び導電板70を介して圧電素子9f,9rの
陽極に電気的に接続されている。尚、筒本体10内面に
固定された永久磁石8の前端部と圧電素子保持体63の
後側に位置した導電筒76の閉塞板77とによつて区画
される部分が可動子収納室6とされ、可動子7は該収納
室6”内において筒本体10の軸方向に沿つて移動する
ことがてきる。
そして、閉塞板77と筒本体10内面の後方から3番目
の段部13との間隔が、可動子7を形成する環状体59
の衝撃突条61先端と環状体59後面との間の長さより
も充分に大きくされている。従つて、可動子7が最も前
方に位置したときに筒本体10内面の後方から3番目の
段部13と可動子7を形成する環状体59の後端との間
に間隙86が形成され、筒本体10内面の後方から2番
目と3番目の段部12,13間と高ζ圧酸素供給管4の
管体27との間が前方へ開放される。上記した火口1は
図示しないトーチの火口取付孔内に設けられたねじ溝に
筒本体10の後端外面のねじ溝18の後端部を螺合させ
、該ねじ溝18の前端部に予め螺合しておいた図示しな
いナットを例えば石綿等から成る耐熱性バッキングを介
してトーチ前端面へ締付けることによつて取り付けられ
る。
そして、その取り付けによつて、高圧酸素導入路15と
トーチ内の高圧酸素導出部とが連通されるとともに混合
ガス導入部17,17,・・・・とトーチ内の混合ガス
導出部とが導通される。しかして、この火口1はガスバ
ーナーの弁が閉じられ、混合ガス通路5へ混合ガスが供
給されていない状態では可動子7が永久磁石8によつて
吸引されその可動子7によつて混合ガス通路5が略気密
に閉塞されている。そして、ガスバーナーの弁が開かれ
、混合ガスが火口1の混合ガス導入路17,17,17
,・・・・・から混合ガスス通路5内へ導入されると、
高圧酸素供給管4の管体27と永久磁石8との間に間隙
62を通して可動子7の嵌入突起60端面に混合ガスに
よる圧力が加わる。そして、その圧力が可動子7と永久
磁石8との間に作用する吸引力を凌駕すると可動子7は
その混合ガスの圧力によつて前方へ移動され可動子7を
形成する環状体59の前面の衝撃突条61が圧電素子保
持体63に保持された圧電素子9rの陰極73に激突せ
しめられる。すると、筒本体10内面の後方から2番目
と3番目の段部12,13間と高圧酸素供給管4の管体
27との間に間隙87ができ、混合ガスがその間隙87
を通過し、更に混合ガス通路5を前方へ進み、ノズル2
のガス噴出孔20内面と酸素噴出部48との間の間隙5
8から火口1外部へ噴出される。又それと殆んど同時に
圧電素子9rに激突した可動子7から受けた.衝撃によ
り圧電素子9f,9rに高電圧が生じる。従つて、その
圧電素子9f,9rの陽極に電気的に接続された酸素噴
出ノズル29と同じく陰極に電気的に接続されたノズル
2の先端部に形成された放電用突起21との間で放電が
起き、そし.て、その放電によりノズル2のガス噴出孔
20内面と酸素噴出ノズル29の酸素噴出部48外面と
の間の間隙58を通過する混合ガスに点火がなされる。
その後、可動子7は順次供給される混合ガスの圧力を受
けて可動子収納室6内の最前方に位・置せしめられた状
態を保つ。また、ガスバーナーのバルブが閉じられたと
きは可動子7を最前方へ押圧する混合ガスの圧力がなく
なるので永久磁石8によつて吸引されてその磁石8と当
接する位置である最後方に戻る。このような本発明によ
れば、火口内にはガスが供給されると自動的に点火する
点火手段が内蔵されているので、点火のために面倒な作
業を要しない。また、ガスが供給されると直ちに自動的
に点火されるので、点火のタイミングの遅れによつて火
口の周辺に混合ガスが充満した状態で点火され・て爆発
が生じるというおそれはない。また、筒体内には後方に
位置してガス通路を略閉塞するか、少なくとも狭める可
動子があるので、ガスバーナーの使用中にフラッシュバ
ックが生じた場合にはそのフラッシュバックが可動子に
よつて塞き止められる。従つて極めて安全にガスバーナ
ーを使用することができる。そして、筒体の内部のイン
ナーバイブを中間部にて絶縁し、圧電素子の一対の電極
のうちの一方の電極をインナーバイブの絶縁された部分
から後側の部分を介して筒体に、他方の電極をインナー
バイブの先端部にそれぞれ電気的に接続することによつ
て筒体とインナーバイブ先端部との間で放電が生じるよ
うにしたので、筒体とインナーバイブ先端部とをそのま
ま一対の放電用電極として使用することができる。従つ
て、放電を生せしめるための特別の放電用電極を必要と
せず、構造を徒らに複雑にすることなく点火手段を火口
に内蔵させることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明火口の実施の一例を示すもので第1図は全
体を示す縦断側面図、第2図はインナーバイブとそれに
移動可能に保持されないしは固定される要素とを分解し
て示す斜視図、第3図は圧電素子とそれに関連した要素
とを分解して示す斜視図、第4図はインナーバイブの後
端部と先端部とを絶縁する手段及ひそれに関連した要素
を分解して示す斜視図、第5図は可動子が圧電素子に激
突せしめられた状態を第1図のV−V線に沿つて切断し
て示す断面図てある。 符号の説明1・・・火口、2・・・ガス噴出ノズル、3
・・・筒体、4・・・インナーバイブ、5・・・ガス通
路、6・・・可動子収納室、7・・・可動子、8・・・
永久磁石又は磁性体、9・・・圧電素子。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 先端にガス噴出ノズルが形成された筒体の内部にガ
    ス通路のなかに更に別の通路を形成するためにインナー
    パイプが設けられ、該インナーパイプの筒体に固定され
    た後端部と前記ガス噴出ノズル内に位置せしめられた先
    端部とが中間部にて絶縁され、筒体とインナーパイプと
    の間に形成されたガス通路の中間部に反ノズル側部にお
    ける断面積よりもノズル側部の断面積が大きくされた可
    動子収納室が形成され、該可動子収納室内に前記ガス通
    路を流れるガスによりレズル側への押圧力を受ける部分
    を有し少なくとも一部が磁性体又は永久磁石によつて形
    成された可動子が筒体の軸方向に移動可能に挿設され、
    可動子収納室の反ノズル側に前記可動子との間に吸引力
    を生ぜしめる永久磁石又は磁性体が設けられ、可動子が
    ノズル側に移動せしめられたとき該可動子と直接的に又
    は間接的に当接する位置に圧電素子が設けられ、該圧電
    素子の一対の電極のうちの一方が前記インナーパイプの
    後端部を介して筒体に、他方がインナーパイプの先端部
    にそれぞれ電気的に接続されてなることを特徴とする火
    口。
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