JPS6049811B2 - 火口 - Google Patents

火口

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JPS6049811B2
JPS6049811B2 JP2754880A JP2754880A JPS6049811B2 JP S6049811 B2 JPS6049811 B2 JP S6049811B2 JP 2754880 A JP2754880 A JP 2754880A JP 2754880 A JP2754880 A JP 2754880A JP S6049811 B2 JPS6049811 B2 JP S6049811B2
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nozzle
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gas
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清二 加川
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は金属の切断、溶接等に用いるガスバーナーの
新規な火口に関するものてあり、ガス経路のバルブを開
いてガスを流すと自動的に点火さ−れ、且つ点火による
爆発の危険のない比較的簡単な構造の新規な火口を提供
しようとするものである。
金属の切断、溶接等に用いられるガスバーナー は一
般に点火手段を内蔵していないので、その点火はガスバ
ーナーからガスを噴出させ、その噴出ガスにライター、
マッチ等の点火手段を用いて点火するという方法で行わ
れている。
従つて、ガスバーナーを使用する場合には例えばライタ
ー等に火をつけると共にバーナーのガス経路のバルブを
開いてガスを噴出させ、次いでそのライター等をガスバ
ーナーの火口の先に持つてゆき点火するという面倒な点
火作業をしなければならない。そし”て、ガスバーナー
を使用しての作業は実際上必すしも足場のよい場所て行
われるとは限らす極めて足場が悪く作業姿勢を崩し易い
場所て行す)れる場合も少なくないので、ガスバーナー
の使用にあたつて面倒な作業を必要とすることは危険て
あり、従つてガスバーナーの点火手段が面倒であること
は大きな問題であつた。また、このように点火手段はガ
ス噴出後の点火のタイミングが遅れるとガスバーナーか
ら噴出されたガスが火口の周辺に充満した状態で点火さ
れて爆発が生じるおそれがある。 本発明はこのような
問題を解決するために為されたもので、ガス経路のバル
ブを開いてガスを流すと自動的に点火され、且つ点火に
よる爆発の危険のない比較的簡単な構造の新規な火口を
提供しようとするもので、先端にガス噴出ノズルが形成
された筒体のガス通路中間部に反ノズル側部における断
面積よりもノズル側部の断面積が大きくされた可動子収
納室が形成され、該可動子収納室内に前記ガス通路を流
れるガスによりノズル側への押圧力を受ける部分を有し
少なくとも一部が磁性体又は永久磁石によつて形成され
た可動子が筒体の軸方向に移動可能に挿設され、可動子
収納室の反ノズル側に前記可動子との間に吸引力を生ぜ
しめる永久磁石又は磁性体が設けられ、可動子がノズル
側に移動せしめられたとき該可動子と直接的に又は間接
的に当接する位置に圧電素子が設けられ、該圧電素子の
一対の電極のうちの一方が筒体と電気的に接続され、筒
体のノズル部附近に上記圧電素子の一対の電極のうちの
他方と電気的に接続された放電用電極が配置されてなる
ことを特徴とする。
以下に本発明を実施例により詳細に説明する。
本発明火口1は先端にノズル2が形成された筒体3と、
該筒体3の内部空間4の中間部に形成された可動子収納
室5に筒体3の軸方向へ移動可能に挿設された可動子6
と、可動子収納室5の反ノズル側に設けられた永久磁石
7と、上記可動子6がノズル側に移動せしめられたとき
該可動子6による衝撃を受ける位置に設けられた圧電素
子8,8と、該圧電素子8,8の電極の一方に電気的に
接続され、ノズル2の附近に配置された放電用電極9と
から成る。筒体3は例えは黄銅等の金属から成る筒本体
10と、その筒本体10の先端部に固定された銅等の金
属から成るノズル2と、筒本体10及びノズル2の内部
に設けられた高圧酸素供給管11とによつて形成されて
いる。
筒本体10を前後に貫通して形成されている空腔は前向
きのいくつかの段部12,13,14,15を介して前
方になるに従つて順次内径が大きくなるようにされてい
る。
そして、後端面とそれから最初の段部12まての間の空
腔が高圧酸素導入路16とされている。又、筒本体10
の外径は後端部において最も小さくされており、該後端
部に続く後向きの段部17と前記空腔内段部12との間
を連通する複数本の混合ガス導入路18,18・・・・
・・が形成されている。そして、後向きの段部17に連
なりそこから稍前方に至る部分にねじ溝19が形成され
ており、更に該ねじ溝19形成部に連なりかつ稍外径が
大きくされた部分にも別のねじ溝20が形成され、又、
前端部の外周にもねじ溝21が形成されている。ノズル
2はその前端に他のどの部分の内径よりも小径にされた
ガス噴出孔22が形成され、そのガス噴出孔22が形成
された部分の後部内面には後方に行くに従つて拡径する
テーパー面23が形成されている。
又、ノズル2後端面は後拡がりのテーパー面24を介し
て筒本体10の前端面と突き合わせられるまで径が大き
くされ、かつ後端部外周面には小さな環状のフランジ2
5が形成されている。26はノズル2を筒本体10に固
定するナットで、その一端には内側に突出した環状の係
”合縁27が形成されている。
このナット26にその反係合縁側からノズル2を前端部
をナット側に向けて挿入し、係合縁27とフランジ25
とを互いに係合させナット26を筒本体10の先端部に
形成されたねじ溝21に螺合することにより筒本体10
とノズル2とが固定される。筒本体10の高圧酸素導入
路16の前端部には該部から前方へ延び前端部がノズル
2のガス噴出孔22内に位置せしめられる高圧酸素供給
管11が固定されており、該供給管11の周囲にその外
”周面と筒本体10及びノズル2の内面との間に混合ガ
ス通路28が形成される。
高圧酸素供給管11は黄銅等からなる管体29とその前
端部に固定された銅等から成る酸素噴出ノズル30とか
ら成る。管体29の後端部外面には筒本体10の酸素導
入路16内面のねじ溝31に螺合するねじ溝32が設け
られており、また管体29の前端部内面にもねじ溝33
が形成されている。そして、管体29の前端の稍後方に
は後面が軸と直交する方向の平面34とされ、前面が前
方へ行くに従つて径が小さくなるようなテーパー面35
とされたフランジ36が形成されている。又、そのフラ
ンジ36から前の部分が外面を正六角柱状に形成され、
そして、該部分37の六つの角部が筒体3のノズル2の
内面と当接するようにされている。更に、フランジ36
を軸方向に貫通する導線挿通孔38が設けられ、正六角
柱状部37の表面にはその孔38に連続し軸方向に沿つ
て前方へ延びる溝39が形成されている。又、フランジ
36の後面34には一対のねじ穴40,40が中心角で
略1800離間して設けられている。酸素噴出ノズル3
0の前端部には外径がノズル2のガス噴出孔22の径よ
りも小さくされた酸素噴出部41が形成され、また後端
部の外径も稍小径にされ、該後端部外面には管体29の
前端部内面のねじ溝33と螺合するねじ溝42が形成さ
れている。そして、該ねじ溝42と酸素噴出部41との
間には管体29の正六角柱状部37と断面における大き
さが等しい正六角柱状部43が形成されている。又、該
正六角柱状部43の表面には軸方向に延びる溝44が形
成されている。しかして、該酸素噴出ノズル30はその
後端部外面に形成されたねじ溝42が管体29の前端に
形成されたねじ溝33に螺合されることによつて管体2
9に固定される。そして、この固定によつて酸素噴出部
41が筒体3のノズル2のガス噴出孔22内の略中心部
に位置せしめられると共に管体29の正六角柱状部37
の表面に形成された溝39と酸素噴出ノズル30の正六
角柱状部43の表面に形成された溝44とが整合せしめ
られる。筒本体10内面に形成された後方から2番目の
段部13の前方には高圧酸素供給管11に外嵌された可
動子6が軸方向に移動可能に設けられている。
該可動子6は例えば鉄等の磁性体からなる磁石保持体4
5とこれに固定される環状の永久磁石46とによつて形
成されている。磁石保持体45は高圧酸素供給管11の
外径よりも稍々大きな内径を有する環状板の内縁に後方
へ突出するスリーブを外縁に後方へ突出する環状部47
をそれぞれ一体に形成し、スリーブの後端面を環状部4
7の後端面よりも後方に位置せしめ、環状板前面に環状
の突起48を一体に形成してなるもので、その環状部4
7の外径が筒本体10内面の後方から2番目と3番目の
段部13,14間における筒本体10の内径よりも稍々
小さくされている。永久磁石46は磁石保持体45のス
リーブに外嵌状に固定される。そのとき該磁石46の後
端面は磁石保持体45の環状部47の後端面と略同一平
面上に位置せしめられる。又、磁石46の外径を磁石保
持体45の環状部47の内径よりも小径にすることによ
つて永久磁石46の外面と環状部47の内面との間に僅
かな間隔の空隙49が形成されるようにし、それによつ
て永久磁石46の磁力の強化が図られている。筒本体1
0内面の後方から2番目の段部13には可動子6を吸引
する環状の永久磁石7か固定されている。
該永久磁石7の内径を高圧酸素供給管11の外径よりも
大きくすることによつて該供給管11と永久磁石7との
間に混合ガス通路となる環状の空隙50が設けられてい
る。永久磁石7に吸引されて可動子6が後方へ移動せし
められるとスリーブの後端部か高圧酸素供給管11と永
久磁石7との間の空隙50内に入り、可動側永久磁石4
6の後面が固定側永久磁石7の前面と当接する。そして
、それによつて可動子6のそれ以上の後方への移動が阻
止され、また、このとき混合ガス通路28が可動子6に
て略気密に閉塞される。可動子6が設けられた部分の前
方には、中央部に前後に貫通する孔が設けられた圧電素
子保持体51が、後述する導電筒内に収納された状態で
高圧酸素供給管11に外嵌され該供給管11のフランジ
36の後面34に固定されている。圧電素子保持体51
は例えばセラミック等の電気絶縁材料からなり、前側半
部51fと後側半部51rとが別体に形成されている。
その前側半部51fの後端面には環状の溝52が形成さ
れ、後側半部51rの前端面には環状の突起53が形成
されており、前側半部51f(7)溝52に後側半部5
1rの突起53を嵌入し、この状態が適宜の手段によつ
て固定されることによつて前側半部51fと後側半部5
1rとが一体化される。圧電素子保持体51には圧電素
子保持孔54と中心角で180度互いに離間する2個の
ねじ挿通孔55,55とがそれぞれ該保持体51を軸方
向に貫通するように形成されている。そして圧電素子保
持孔54及びねじ挿通孔55,55はいずれも保持体5
1の前側半部51f(7)溝52を通る位置に設けられ
ている。又、保持体51の前側半部51fにはこれを軸
方”向に貫通し溝52内に開口する導線連結孔56が設
けられている。57は圧電素子保持体51の前側半部5
1fと後側半部51rとの間に介在せしめられる弧状の
導電板て、その一端部には前方に延びかつ前端面に開口
する孔58のある筒状の導線接続部59が一体に形成さ
れている。
そして、該導電板57を、その導線接続部59が圧電素
子保持体51の前側半部51fの導線連結孔56内に嵌
挿され、また、導線接続部59が設けられた端部と反対
側の端部か圧電素子保持孔54の前側l半部51f後端
面に開口する部分を被うようにして、溝52内に嵌挿し
、その後、保持体51の前側半部51f(7)溝52に
後側半部51rの突起53を嵌入することによつて導電
板57が前側半部51fと後側半部51rとの間に介在
せしめられる。圧電素子保持体51の圧電素子保持孔5
4には2個の円柱状の圧電素子8f,8rが導電板57
を挾むようにした状態で挿着されている。該圧電素子8
f,8rは一端面に陰極が、他端面に陽極が形成されて
いる。60は圧電素子保持孔54の後側半部に挿着され
る圧電素子8rの陰極であり、その先端部61が稍小径
にされ、該先端部61と他の部分との間に段部62が形
成されている。
保持孔54の前側半部に挿着される圧電素子8fは陽極
が後向きに、保持孔54の後側半部に挿着される圧電素
子8rは陽極が前向きにされており、圧電素子8f及び
8rの陽極はそれぞれ導電板57に接続される。63は
後述する押え板と相俟つて圧電素子8r及び8fの陰極
をそれぞれ電気的に高圧酸素供給管11に接続するため
の導電筒て、前端が閉塞され、その閉塞板64の中央部
には孔65が設けられている。
該導電筒63はその閉塞板64の孔65に高圧酸素供給
管11を挿通された状態て開口部を後向きにして筒本体
10内に配置される。又、導電筒63の閉塞板64には
導線挿通孔66及び中心角て1800離間して設けられ
た一対のねじ挿通孔67,67が形成されている。この
導電筒63内に圧電素子保持体51が収納される。68
は導電筒63の後部開口に挿入され固定される導電性の
押え板で、その中央部には高圧酸素供給管11が通る孔
69が設けられている。
70は押え板68に設けられた電極挿通孔て、前半部の
径よりも後半部の径の方が小径にされてその前半部と後
半部との間に前向きの段部71が形成されている。
72,72は押え板68に中心角て1800離間して設
けられた2個のさら孔てある。
この押え板68を圧電素子保持体51が収納された導電
筒63の後部開口に挿入し、次いで、さら頭を有するね
じ73,73を押え板68のさら孔72,72、圧電素
子保持体51のねじ挿通孔55,55及ひ導電筒63の
ねじ挿通孔67,67に挿通し、ねじ73,73先端部
を高圧酸素供給管11のフランジ36のねじ穴40,4
0に螺合させることによつて圧電素子保持体51が導電
筒63を介してフランジ36に固定される。この固定に
よつて圧電素子8rの陰極60の小径にされた先端部6
1が押え板68の電極挿通孔70を通して後方へ突出せ
しめられると共にその電極挿通孔70の段部71が圧電
素子8rの陰極60の段部62と当接せしめられ、電極
挿通孔70の段部71にて圧電素子8f,8rが導電筒
63の閉塞部64側へ押圧される。その結果、圧電素子
8fの陰極が導電筒63の閉塞部64に、圧電素子8r
の陰極60が押え板68にそれぞれ接触せしめられる。
又、この圧電素子保持体51の固定によつてその前側半
部51fに設けられた導線連結孔56と、導電筒63の
閉塞板64の導線挿通孔66と、そして、高圧酸素供給
管11のフランジ36の導線挿通孔38とが整合せしめ
られる。そして、圧電素子保持体51をフランジ36に
固定した後、押え板68が挿入された導電筒63の開口
縁を例えばカシメることによつてその開口縁と押え板6
8の周縁とを強固に接合し、導電筒63と押え板68と
が確実に接触するようにする。こうすることによつて圧
電素子8rの陰極60が押え板68を介して導電筒63
に確実に電気的に接続される。又、その導電筒63が高
圧酸素供給管11のフランジ36と圧電素子保持体51
との間に介在せしめられ且つフランジ36の後面34と
接触せしめられているので、圧電素子8rの陰極60は
圧電素子8fの陰極と共に導電筒63を介して高圧酸素
供給管11に電気的に接続される。74は前端部がノズ
ル2内前部に、後端部が圧電素子保持体51の導線連結
孔56内にそれぞれ位置せしめられた導線て、その前端
部には環状の放電用電極9が形成されている。
該放電用電極9は酸素噴出ノズル30の先端部における
外径よりも大きな径を有し、該ノズル30先端部をそれ
と稍々離間して囲むように設けられており、導線74の
前端部を直角に折り曲げ、該折曲部から稍々先端側に寄
つた部分の先をカールすることによつて形成される。該
導線74は放電用電極9が形成された前端部と、導線連
結孔56内に位置せしめられた部分の後端とを除きセラ
ミック等の絶縁材料によつて形成された被覆75にて被
覆されている。尚、該被覆75を更に金属からなる被覆
にて被うようにすることによつて導線74の被覆75”
の耐衝撃性を高めるようにしてもよい。この場合、その
金属からなる被覆と導線74とが電気的に短絡されない
ようにすることが必要である。該導線74は、その後端
部の被覆75から露出した部分が圧電素子保持体51内
に設けられた導電板57の導線接続部59の孔58に嵌
入されており、それによつて導電板57に電気的に接続
され、従つてこの導電板57を介して圧電素子8f,8
rの陽極に電気的に接続される。そして、該導線74は
、導電筒63に形成された導線挿通孔66及び高圧酸素
供給管11の管体29のフランジ36に形成された導線
挿通孔38を挿通させ、管体29及び酸素噴出ノズル3
0の正六角柱状部37及び43に形成された溝39及び
44を通され、更に次に述べる電極保持体の外周面に形
成された溝に挿通されている。76はセラミック等の絶
縁性材料から成る筒状の電極保持体で、酸素噴出ノズル
30の先端部における外径よりも大きな内径と、そして
筒体3のノズル2の内径よりも稍々小さな外径とを有し
、後面の内縁側には後拡がりのテーパー面77が設けら
れている。
78は該電極保持体76の外周面に軸方向に沿つて形成
された溝、79は電極保持体76の前面の内縁に形成さ
れた環状の電磁保持切欠、80は溝79の前端と電極保
持切欠80との間を結ふように電極保持体77の前面に
形成された溝である。
該電極保持体76はその中央の孔81に高圧酸素供給管
11の酸素噴出ノズル30の先端部を通された状態でノ
ズル2のテーパー面23が形成された部分の後側に圧入
によつて内嵌されている。そして、該電極保持体76と
酸素噴出ノズル30との間に混合ガスが通過するに充分
な間隙82ができるようにされている。電極保持体76
の外周面に形成された溝78を通された導線74の被覆
75前端は該溝78の前端の稍々後方寄りに位置し、又
、導線74はその被覆75前端と放電用電極9との間の
部分か電極保持体76前面の溝80内を通され、そして
放電用電極9が電磁保持切欠79内に位置される。83
はセラミック等の絶縁性材料から成る筒状のスペーサて
、外周面がノズル2内面のテーパー面23と一致するよ
うなテーパー面とされ酸素噴出ノズル30の前端部にお
ける外径よりも大きな内径を有する。
該スペーサ83はその孔84に酸素噴出ノズル30の先
端部を通された状態でノズル2に内嵌され、電極保持体
76とノズル2の前端部内面との間に挾まれていること
によつてその位置が固定されている。又、該スペーサ8
3と酸素噴出ノズル30との間に混合ガスが通過するに
充分な間隙85ができるようにされている。尚、筒本体
10内面に固定された永久磁石7の前端部と圧電素子保
持体51の後側に設けられた押え板68とによつて区画
される部分が可動子収納室5とされ、可動子6は該収納
室5内において筒本体10の軸方向に沿つて移動するこ
とがてきる。そして、押え板68と筒本体10内面の後
方から3番目の段部14との間隙が、可動子6を形成す
る環状板の突起48先端と永久磁石46の後端との間の
長さよりも充分に大きくされている。従つて、可動子6
が最も前方に位置したときに筒本体10内面の後方から
2番目と3番目の段部13,14間と高圧酸素供給管1
1との間が開放され、その間に混合ガスが通過するに充
分な間隙86ができる。本発明火口1は図示しないトー
チの火口取付孔内に設けられたねじ溝に筒本体10の後
端外面のねじ溝19を螺合させ、ねじ溝20に予め螺合
しておいた図示しないナットを例えば石綿等から成る耐
熱性バッキングを介してトーチ前端面へ締付けることに
よつて取り付けられる。
そして、その取り付けによつて、高圧酸素導入路16と
トーチ内の高圧酸素導出部とが連通されるとともに混合
ガス導入路18,18,・・・・・とトーチ内の混合ガ
ス導出部とが連通される。しかして、この火口1はガス
バーナーの弁が閉じられ、混合ガス通路28へ混合ガス
が供給されていない状態では可動子6が永久磁石7によ
つて吸引されその可動子6によつて混合ガス通路28が
略気密に閉塞されてい”る。そして、ガスバーナーの弁
が開かれ、混合ガスが火口1の混合ガス導入路18,1
8,18,・・・・から混合ガス通路28内へ導入され
ると、高圧酸素供給管11と固定側永久磁石7との間の
間隙50を通して可動子6のスリーブ後端面に混合・ガ
スによる圧力が加わる。そして、その圧力か可動子6と
固定側永久磁石7との間に作用する吸引力を凌駕すると
可動子6はその混合ガスの圧力によつて前方へ移動され
可動子6が形成する環状板の前面の突起48が圧電素子
保持体51に保持さノれた圧電素子8rの陰極60に激
突せしめられる。すると、筒本体10内面の後方から2
番目と3番目の段部13,14間と高圧酸素供給管11
との間に間隙86ができ、混合ガスがその間隙86を通
過し、更に混合ガス通路28を前方へ進み、酸素噴出ノ
ズル30先端部の外面と電極保持体76及びスペーサ8
3の内面との間の間隙82,85を経てノズル2のガス
噴出孔22から噴出される。又それと同時に圧電素子8
rに激突した可動子6から受けた衝撃により圧電素子8
f,8rに高電圧が生じる。従つて、その圧電素子8f
,8rの陽極に電気的に接続された放電用電極9と同じ
く陰極に電気的に接続された高圧酸素供給管11の酸素
噴出ノズル30先端部との間で放電が起き、そして、そ
の放電により酸素噴出ノズル30先端部の外面と電極保
持体76及びスペーサ83の内面との間の間隙82,8
5を通過する混合ガスに点火がなされる。その後、可動
子6は順次供給される混合ガスの圧力を受けて可動子収
納室5内に最前方に位置せしめられた状態を保つ。また
、ガスバーナーのバルブが閉じられたときは可動子6を
最前方へ押圧する混合ガスの圧力がなくなるのて永久磁
石7によつて吸引されてその磁石7と当接する位置てあ
る最後方に戻る。このような本発明によれば、火口内に
はガスが供給されると自動的に点火する点火手段が内蔵
されているので、点火のために面倒な作業を要しない。
また、ガスが供給されると直ちに自動的に点火されるの
で、点火のタイミングの遅れによつて火口の周辺に充満
した状態で点火されて爆発が生じるおそれはない。また
、筒体3内には後方に位置してガス通路28を略閉塞す
るか、少なくとも狭める可動子6があるので、ガスバー
ナーの使用中にフラッシュバックが生じた場合にはその
フラッシュバックが可動子6によつて塞き止められる。
従つて極めて安全にガスバーナーを使用することができ
る。そして、圧電素子8,8の一方の電極を筒体3に電
気的に接続し、その筒体3と圧電素子8,8の他方の電
極に電気的に接続された放電用電極9との間て放電が生
じるようにしてあ一るので、放電用電極9の数が1個で
すむ。従つて、構造を徒らに複雑にすることなく点火手
段を火口に内蔵させることができる。第6図は本発明火
口における固定側永久磁石及び可動子の変形例を示すも
のである。
この変形例は、固定側永久磁石7″を磁性体からなる磁
石収納体87に収納した状態で筒本体10内面に固定し
、又、可動子6″として内縁に後方へ突出するスリーブ
88が一体に形成された環状板89を用いてなるもので
ある。
磁石収納体87は、高圧酸素供給管11の外径よりも大
きな内径と筒本体10内面の後方から2番目と3番目の
段部13,14間における筒本体10の内径よりも稍々
小さな外径とを有する環状体の内縁に前方へ突出するス
リーブ90を外縁に同じく前方へ突出する環状部91を
それぞれ一体に形成してなるもので、筒本体10内面の
後方から2番目の段部13に固定されている。該磁石収
納体87のスリノーブ90には環状の永久磁石7″が外
嵌状に固定されている。そして、該磁石7″の外径を磁
石収納体87の環状部91の内径よりも小径にすること
によつて永久磁石7″の外面と環状部91内面との間に
僅かな間隔の空隙92が形成されている・ようにし、そ
れによつて永久磁石7″の磁力が著しく強化されるよう
にしている。可動子6″として用いられる環状板89は
高圧酸素供給管11の外径よりも稍々大きな内径と筒本
体10内面の後方から2番目と3番目の段部13,14
間におけ゛る筒本体10の内径よりも稍々小さな外径と
を有し、内縁には後方に突出し磁石収納体87の内径よ
りも稍々小さな外径を有するスリーブ88が一体に形成
され、又、前面に環状の突起93が一体に形成されてい
る。可動子6″は筒本体10の軸方向に沿つて移動可能
にそのスリーブ88が高圧酸素供給管11に外嵌されて
いる。そして、可動子6″が永久磁石7″に吸引されて
後方へ移動せしめられると、そのスリーブ88が高圧酸
素供給管11と磁石収納体87との間の間隙94内に入
り、環状板89の後面が磁石収納体87及び永久磁石7
″の後端面と当接する。本変形例においては、固定側永
久磁石7″を磁石収納体87内に収納し、更に磁石7″
の外周面と収納体87の環状部91内周面との間に僅か
な間隔の空隙92に設けるようにして固定側永久磁石7
″の磁力が著しく強化されるようにしているので、可動
子6″に永久磁石を用いなくとも、固定側永久磁石7″
と可動子6″との間に、混合ガスの供給停止時に可動子
6″が固定側永久磁石7″に確実に吸引されるために必
要な吸引力を、作用させることがてきる。
依つて、本発明火口に用いる永久磁石の数を1個減らす
ことができ、それによつて火口の軽量化を図ることがで
き、又、火口の価格を低減することができる。尚、本発
明火口においては、可動子6を混合ガスの供給停止時に
確実に可動子収納室5の最後方へ戻すことができる限り
、上記変形例とは逆に可動子6に永久磁石を用い、可動
子6を後方へ吸引するための手段として固定側永久磁石
に代えて単なる磁性体を用いるようにすることもできる
第7図は本発明火口における可動子を後方へ戻すのに補
助手段を用いた変形例を示すものである。この変形例は
、可動子収納室5に前部にコイルスプリンク95を高圧
酸素供給管11に外嵌状に設け、該コイルスプリング9
5を、混合ガスの供給停止時に可動子6を後方へ戻すた
めの補助手段としてなるものである。
このような変形例によれば、混合ガスの供給を停止する
と、混合ガスによつて圧電素子保持体51の後側の押え
板68の方へ押圧されていた可動子6がスプリング95
の弾発力によつて後方へ押し戻され、更に永久磁石7に
よつて可動子6を後方側へ確実に移動させることがてき
る。従つて、可動子収納室5内における可動子6の移動
距離を長くすることができ、それによつて可動子6の圧
電素子8に対する激突力を大きくすることが可能となる
。依つて圧電素子8に発生する電圧を高くすることがで
き確実に点火することができる。尚、この場合、スプリ
ング95はガスの供給が停止されたときに可動子6が永
久磁石7によつて吸引されて確実に後方へ移動できる位
置まで可動子6を押圧することがてきればよい。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は本発明火口の実施の一例を示すもの
で、第1図は全体を示す縦断側面図、第2図は高圧酸素
供給管とその管体に固定されないしは移動可能に保持さ
れる要素とを分解して示す斜視図、第3図は圧電素子と
それに関連した要素とを分解して示す斜視図、第4図は
可動子が圧電素子に激突せしめられた状態を第1図の■
−■線に沿つて切断して示す断面図、第5図は第1図の
V−■線に沿つて切断して示す断面図、第5図は第1図
に■−■線に沿う断面図、第6図は本発明火口の変形例
を示す要部縦断面図、第7図は本発明火口の更に別の変
形例を示す要部断面図てある。 符号の説明1・・・・・・火口、2・・・・・・ガス噴
出ノズル、3・・・・・・筒体、4・・・・・・ガス通
路、5・・・・・・可動子収納室、6,6″・・・・・
・可動子、7,7″・・・・・永久磁石又は磁性体、8
f,8r・・・・・・圧電素子、9・・・放電用電極、
95・・・・・・弾性体。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 先端にガス噴出ノズルが形成された筒体のガス通路
    中間部に反ノズル側部における断面積よりもノズル側部
    の断面積が大きくされた可動子収納室が形成され、該可
    動子収納室内に前記ガス通路を流れるガスによりノズル
    側への押圧力を受ける部分を有し少なくとも一部が磁性
    体又は永久磁石によつて形成された可動子が筒体の軸方
    向に移動可能に挿設され、可動子収納室の反ノズル側に
    前記可動子との間に吸引力を生ぜしめる永久磁石又は磁
    性体が設けられ、可動子がノズル側に移動せしめられた
    とき該可動子と直接的に又は間接的に当接する位置に圧
    電素子が設けられ、該圧電素子の一対の電極のうちの一
    方が筒体と電気的に接続され、筒体のノズル部附近に上
    記圧電素子の一対の電極のうちの他方と電気的に接続さ
    れた放電用電極か配置されてなることを特徴そする火口
    。 2 可動子がノズル側へ移動せしめられると該可動子を
    反ノズル側方向へ押圧する力を蓄える弾性体が筒体の内
    部に設けられて成ることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の火口。
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