JPS627199Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS627199Y2 JPS627199Y2 JP9654379U JP9654379U JPS627199Y2 JP S627199 Y2 JPS627199 Y2 JP S627199Y2 JP 9654379 U JP9654379 U JP 9654379U JP 9654379 U JP9654379 U JP 9654379U JP S627199 Y2 JPS627199 Y2 JP S627199Y2
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- JP
- Japan
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- filler
- fabric
- quilting
- web
- raised
- Prior art date
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- Expired
Links
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Landscapes
- Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)
- Nonwoven Fabrics (AREA)
- Sewing Machines And Sewing (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、充填材のズレが少なくバルキー性に
富み、軽く、保温性にすぐれたキルテイングに関
するものである。
富み、軽く、保温性にすぐれたキルテイングに関
するものである。
キルテイングは一般に、表裏２枚の布帛の間に
ウエブ状の充填材をサンドウイツチ状にはさみこ
んだ状態で、充填材が移動しないように刺し縫い
することによつて得られるが、これまでに知られ
ているキルテイングは、布帛と充填材の間にから
みがないために、充填材が動き易く、着用あるい
は使用していると一方に片寄り、見ばえが悪くな
るだけでなく、充填材が移動してうすくなつた部
分は保温性も悪くなるという問題があつた。
ウエブ状の充填材をサンドウイツチ状にはさみこ
んだ状態で、充填材が移動しないように刺し縫い
することによつて得られるが、これまでに知られ
ているキルテイングは、布帛と充填材の間にから
みがないために、充填材が動き易く、着用あるい
は使用していると一方に片寄り、見ばえが悪くな
るだけでなく、充填材が移動してうすくなつた部
分は保温性も悪くなるという問題があつた。
これを防止するために、表裏２枚の布帛のうち
いずれか一方又は両方の布帛の充填材に接する側
にポリウレタン等をコーテイングすることも行な
われているが、コーテイングのためにコストが高
くなり又素材が限定されるという問題があつた。
又、ウエブ状の充填材の移動を防止するために刺
し縫いを多くすることも行われている。しかし、
刺し縫いを多くすると、見映えが悪くなるだけで
なく、刺し縫い部がうすく、かたくなり全体とし
てうすいものしか得られず、又刺し縫い部から充
填材が切れ易いという問題があつた。
いずれか一方又は両方の布帛の充填材に接する側
にポリウレタン等をコーテイングすることも行な
われているが、コーテイングのためにコストが高
くなり又素材が限定されるという問題があつた。
又、ウエブ状の充填材の移動を防止するために刺
し縫いを多くすることも行われている。しかし、
刺し縫いを多くすると、見映えが悪くなるだけで
なく、刺し縫い部がうすく、かたくなり全体とし
てうすいものしか得られず、又刺し縫い部から充
填材が切れ易いという問題があつた。
本考案者はこのような従来のキルテイングの問
題について鋭意検討した結果、ウエツブ状の充填
材の少なくとも一面に接する布帛物が起毛されて
いることにより、刺し縫いを少なくしても充填材
の移動が少なく、従つて嵩高で軽く、保温性にす
ぐれたキルテイングが得られることを見い出した
のである。
題について鋭意検討した結果、ウエツブ状の充填
材の少なくとも一面に接する布帛物が起毛されて
いることにより、刺し縫いを少なくしても充填材
の移動が少なく、従つて嵩高で軽く、保温性にす
ぐれたキルテイングが得られることを見い出した
のである。
本考案のキルテイングにおいて、充填材の移動
を阻止するこのような作用は第１図にモデル的に
示した布帛の起毛端１とウエブ状の充填材の末端
フリーまたはループ状のフイラメント２とが絡ま
りもつれあつて充填材の移動を阻止することによ
り行なわれる。このためには布表面から毛羽が無
数に突出していることが必須である。
を阻止するこのような作用は第１図にモデル的に
示した布帛の起毛端１とウエブ状の充填材の末端
フリーまたはループ状のフイラメント２とが絡ま
りもつれあつて充填材の移動を阻止することによ
り行なわれる。このためには布表面から毛羽が無
数に突出していることが必須である。
又この毛羽端は通常の起毛品の如く起毛したあ
と先端を揃えることは必要なく逆に布の表面から
ランダムな長さで分布している方が、ウエブとか
らまり合い易いので好ましい。
と先端を揃えることは必要なく逆に布の表面から
ランダムな長さで分布している方が、ウエブとか
らまり合い易いので好ましい。
次に起毛された単繊維はトルク、クリンプを有
している方がウエブと絡まり易いので好ましい。
更に起毛された単繊維デニールが、1.1デニール
未満の細いものは、布表面から毛羽端が突出しに
くいために充填材とうまくからまらず、絡まつて
も抜け易いので単繊維デニールが1.1デニール以
上が好ましい。
している方がウエブと絡まり易いので好ましい。
更に起毛された単繊維デニールが、1.1デニール
未満の細いものは、布表面から毛羽端が突出しに
くいために充填材とうまくからまらず、絡まつて
も抜け易いので単繊維デニールが1.1デニール以
上が好ましい。
次に起毛される布帛物は織物、編物のいずれで
もかまわないが、どちらかといえば組織点がルー
ズなためにウエブとからまり易いという理由によ
つて編物の方が好ましい。又本考案のキルテイン
グに使用される素材は起毛布帛、ウエブ状の充填
物とも特に限定されず、ポリエステル、ポリアミ
ド、ポリプロピレン、ポリアクリルニトリルなど
の合成繊維、プロミツクス、アセテートなどの半
合成繊維、レーヨンなどの再生繊維、綿、羊毛な
どの天然繊維が必要に応じて混合、混紡、交編織
して用いられる。又当然のことであるがキルテイ
ングを構成する充填材とは接しない反対方向の布
帛の表面の素材、形態は任意のものが使用されう
る。このような表裏異なる布帛は、両面編あるい
は二重織によつて容易に得られる。そして、ウエ
ブ状の充填材の少なくとも一面に接する面とは、
第２図に示すキルテイングの場合には、表布３、
裏布４の裏面を指すが、第３図に示すキルテイン
グのように、別布５を介在させた場合には、別布
５がウエブ状の充填材６と接する面を指す。
もかまわないが、どちらかといえば組織点がルー
ズなためにウエブとからまり易いという理由によ
つて編物の方が好ましい。又本考案のキルテイン
グに使用される素材は起毛布帛、ウエブ状の充填
物とも特に限定されず、ポリエステル、ポリアミ
ド、ポリプロピレン、ポリアクリルニトリルなど
の合成繊維、プロミツクス、アセテートなどの半
合成繊維、レーヨンなどの再生繊維、綿、羊毛な
どの天然繊維が必要に応じて混合、混紡、交編織
して用いられる。又当然のことであるがキルテイ
ングを構成する充填材とは接しない反対方向の布
帛の表面の素材、形態は任意のものが使用されう
る。このような表裏異なる布帛は、両面編あるい
は二重織によつて容易に得られる。そして、ウエ
ブ状の充填材の少なくとも一面に接する面とは、
第２図に示すキルテイングの場合には、表布３、
裏布４の裏面を指すが、第３図に示すキルテイン
グのように、別布５を介在させた場合には、別布
５がウエブ状の充填材６と接する面を指す。
この場合は、別布５のウエブ状の充填材に接す
る面を起毛するのは勿論であるが、両面に起毛を
施しても何ら差し支えない。そして、従来の如く
刺し縫い７が行なわれるが、この時の刺し縫いの
頻度は、従来の刺し縫い量の2/3を施すだけで充
填材の移動は充分防止できる。
る面を起毛するのは勿論であるが、両面に起毛を
施しても何ら差し支えない。そして、従来の如く
刺し縫い７が行なわれるが、この時の刺し縫いの
頻度は、従来の刺し縫い量の2/3を施すだけで充
填材の移動は充分防止できる。
このように本考案のキルテイングはウエブ状の
充填材に接する部分の布帛表面を起毛しているの
で充填材の末端フイラメントと絡まり、もつれ合
つて充填材の移動を妨げるので、従来の刺し縫い
量の2/3を施しただけでも充填材は移動しない。
このため、刺し縫いの模様頻度を任意に選べるの
でふつくらとした嵩高で軽いキルテイングが得ら
れる。それに加えて起毛布帛特有のバルキー効果
と通気性が低い効果によつて、保温性にもすぐれ
ているという大きな効果も奏されるのであり、防
寒用衣服、家庭用ガウン、寝具、インテリア用品
など広範囲に用られる。
充填材に接する部分の布帛表面を起毛しているの
で充填材の末端フイラメントと絡まり、もつれ合
つて充填材の移動を妨げるので、従来の刺し縫い
量の2/3を施しただけでも充填材は移動しない。
このため、刺し縫いの模様頻度を任意に選べるの
でふつくらとした嵩高で軽いキルテイングが得ら
れる。それに加えて起毛布帛特有のバルキー効果
と通気性が低い効果によつて、保温性にもすぐれ
ているという大きな効果も奏されるのであり、防
寒用衣服、家庭用ガウン、寝具、インテリア用品
など広範囲に用られる。
第１図は本考案のキルテイングのウエブ状の充
填材と起毛糸の絡みを示すモデル図、第２図は本
考案の一実施例であるキルテイングの縦断面図、
第３図は本考案キルテイングの他の実施例を示す
縦断面図である。 １……起毛端（毛羽）、２……ウエブのルー
プ、３……表布、４……裏布、５……別布、６…
…充填材、７……刺し縫い。
填材と起毛糸の絡みを示すモデル図、第２図は本
考案の一実施例であるキルテイングの縦断面図、
第３図は本考案キルテイングの他の実施例を示す
縦断面図である。 １……起毛端（毛羽）、２……ウエブのルー
プ、３……表布、４……裏布、５……別布、６…
…充填材、７……刺し縫い。
Claims (1)
- ウエブ状の充填材の上面および下面に、１枚ま
たは２枚の布帛物をそれぞれ配して適宜一体に刺
し縫いされているキルテイングにおいて、該ウエ
ブ状の充填材の少なくとも一面に接する布帛が起
毛されていることを特徴とするキルテイング。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9654379U JPS627199Y2 (ja) | 1979-07-12 | 1979-07-12 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9654379U JPS627199Y2 (ja) | 1979-07-12 | 1979-07-12 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5614000U JPS5614000U (ja) | 1981-02-05 |
| JPS627199Y2 true JPS627199Y2 (ja) | 1987-02-19 |
Family
ID=29329362
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9654379U Expired JPS627199Y2 (ja) | 1979-07-12 | 1979-07-12 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS627199Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-07-12 JP JP9654379U patent/JPS627199Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5614000U (ja) | 1981-02-05 |
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