JPS627066B2 - - Google Patents

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JPS627066B2
JPS627066B2 JP57070623A JP7062382A JPS627066B2 JP S627066 B2 JPS627066 B2 JP S627066B2 JP 57070623 A JP57070623 A JP 57070623A JP 7062382 A JP7062382 A JP 7062382A JP S627066 B2 JPS627066 B2 JP S627066B2
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JP
Japan
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molded
skin
heat
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bulging
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JP57070623A
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English (en)
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JPS58193278A (ja
Inventor
Kyoshi Matsumura
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Publication date
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  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)
  • Packages (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は断熱性成形品、例えば食品等を収容す
るための保温容器又は食器等に関するものであ
る。
この種の保温容器として、本出願人が既に提案
した特公昭48−40901号に係る成形方法によつて
製造可能な成形品(以下、先願製品と称する。)
が優れている。この先願製品は、ポリプロピレン
等の如く耐熱性及び機械的強度の良い合成樹脂か
らなる内皮及び外皮を組合せ、これら両皮間に発
泡スチロール等の断熱材を充填すると共に、両皮
の周縁に形成した環状空所(特に、内皮及び外皮
の各周縁の内側に形成されるリング状空間)に合
成樹脂を圧入して両皮を接着したものである。従
つて、断熱材を充填した二重構造となり、しかも
表面が耐熱性及び強度が良好であるから、保温食
器等として有用である。
本発明は、上記した先願製品及びその成形方法
の優れた技術的思想を生かしつつ、更に改良を加
えたものであつて、耐熱性及び機械的強度の良い
材料(例えばポリプロピレン、ポリカーボネート
等の合成樹脂)で成形された内皮部と外皮部とが
周辺域において互いに結合され、これらの両皮部
間に断熱材が封入されてなる保温容器等の断熱性
成形品において、前記内皮部及び外皮部の各周辺
部分がほぼ平坦な状態で結合され、この接合域に
おける前記内皮部の平坦部分と前記外皮部の平坦
部分との各縁部を包み込んだ状態で、前記平坦部
分の少なくとも一方側へ突出しかつ前記内皮部及
び外皮部とは別個の膨出成形部が全周に亘つて被
着され、この膨出成形部によつて前記内皮部と外
皮部とが結合せしめられていることを特徴とする
ものである。
本発明の断熱性成形品によれば、上述した先願
製品と同様に、断熱性及び強度の良好な内外両皮
部間に断熱材が封入されていることに加えて、先
願製品とは異なつて、両皮部の周辺はほぼ平坦状
態で互いに接合され、この平坦部分の外面を包み
込む如くに被着された別個の前記膨出成形部によ
つて両皮部が全周に亘つて結合せしめられてい
る。従つて、両皮部の周辺部分がほぼ平坦である
ために特にその成形及び加工が行ない易くなると
共に、上記膨出成形部は金型形状の選択によつて
簡単に形成できかつその成形作業も行ない易く、
更にまた膨出成形部の膨出形状を利用して2つの
成形品(例えば容器本体と蓋体)をクリツク式結
合部材で結合することもできる等の種々の有用な
利点が得られる。更に、前記膨出成形部は前記内
皮部及び前記外皮部とは別個に設けてあり、而も
前記平坦部分の少なくとも一方側へ突出している
ので接合部の密着性、更には機械的強度を大きく
することができる。この膨出成形部は後述するよ
うに、互に当接する前記平坦部分を上下から若干
潰した状態で1回の射出成形で成形できるので、
成形作業が容易で、接合の信頼性が高く、成形材
料や水分等が内外皮部間の断熱材側に侵入するこ
とがない。また、前記膨出成形部は全周に亘つて
被着されているので、成形品全体の補強の機能を
も果す。
以下、本発明の実施例を図面について詳細に説
明する。
まず第1図〜第5図について、本実施例による
断熱性成形品、例えば保温容器の構成を説明す
る。
この保温容器は基本的には、同様の断熱構造か
らなる本体1と蓋体2とにより構成され、両者は
蓋体2の両側部4箇所に一体に設けたクリツク式
結合片3で結合せしめられるようになつている。
本体1は、ポリプロピレン等の耐熱性で機械的強
度の良い合成樹脂からなる内皮部4及び外皮部5
を具備し、これら両皮部間には発泡スチロール等
の断熱材6が封入されている。両皮部4及び5
は、内部に断熱材6を封入した状態で、平坦な各
周辺部分7及び8において全周に亘つて互いに接
合されており、かつそれら周辺部分7及び8を包
み込む如くにその外面側に全周に亘つて一体に設
けられた膨出成形部9によつて互いに結合若しく
は接着せしめられている。この膨出成形部9は上
記両皮部と同材質からなつていてよく、後述の射
出成形法で容易に形成できる。他方、蓋体2も本
体1と同様に、耐熱性及び機械的強度に優れた内
皮部14及び外皮部15と、内部に封入された断
熱材16とからなつており、両皮部14及び15
の平坦な各周辺部分17及び18が膨出成形部1
9によつて包み込まれる如くにして互いに結合若
しくは接着せしめられている。そして、本体1に
蓋体2を取付けるには、両者を各膨出成形部9及
び19が上下に重なり合うように配し、蓋体2側
に折曲げヒンジ10を介して一体に設けた結合片
3を第3図の如くに本体1側へ折曲げ、その膨出
成形部9を抱き込むようにクリツク動作的に密
着、結合させればよい。
次に、本実施例による保温容器を第4図〜第7
図に示す製造方法に基いて更に説明する。
容器本体1については、第4図に示すように、
公知の真空成形技術によつて成形した内皮部4と
外皮部5との間に、公知の発泡技術で成形した発
泡スチロール体6を配してこれら三者を重ね合わ
せる。また、蓋体2についても同様に、第5図の
如くに、公知の真空成形技術で成形した内皮部1
4と外皮部15との間に、公知の発泡技術で成形
した発泡スチロール体16を配してこれら三者を
重ね合せる。そして次に、両皮部を周辺域におい
て結合せしめるが、このプロセス自体は容器本体
1と蓋体2とでは基本的に同じであるから、蓋体
2についてのプロセスのみを第6図及び第7図に
示した。
即ち、第6図に示す如き構造の一対の金型11
及び12の間に、発泡スチロール体16を挿入し
た内皮部14及び外皮部15を挾着する。この
際、両皮部の平坦な周辺部分17及び18が両金
型の突設部20及び21によつて上下から押圧さ
れて部分的に押し潰されるようにセツトする。例
えば、周辺部分17及び18の合計の厚みが1mm
程度であれば、これが0.5〜0.7mmの厚みとなるよ
うに押し潰しておく。何故なら、次の射出成形時
に溶融した成形材料が発泡スチロール体16側へ
侵入したり、或いはその熱で周辺部分17及び1
8の接合箇所が変形するのを防ぐと共に、この接
合個所を経由して外部から水分等が内、外皮部間
内へ侵入することを防ぐためである。金型11及
び12を図示の如くに接合したときに重要なこと
は、上記突設部20及び21に隣接して、上記し
た膨出成形部19用の成形空間(キヤビテイ)2
2が形成されることである。この成形空間22は
ゲート23及びスプルー24に連通している。図
中の25は公知の射出機、26は成形品突出し用
のピンである。
第7図は、上記した結合片3を一体成形する部
分の金型断面を示している。上記の膨出成形部用
の成形空間22は製品の全周に亘つて形成される
が、その所定箇所(例えば4箇所)には成形空間
22に通じた結合片3用の成形空間27が形成さ
れている。28は製品突出しピンである。従つ
て、上記のスプルー24からの成形材料はまず成
形空間22に入り、そこを巡りながら成形空間2
7に入るから、成形作業終了時に金型11,12
を外すと、第1図〜第3図に示した如く、結合片
3を一体に有する膨出成形部19が両皮部14及
び15の全周に亘つてその周辺部分を包み込む如
くに形成され、両皮部14及び15が膨出成形部
19を介して融着されて完全に一体化する。
なお、上記の本体1を製造する場合にも、第6
図に示したと同様の金型を用いて成形すればよ
い。
以上に説明したように、本実施例の保温容器
は、耐熱性及び強度のある両皮部間に軽くて断熱
効果の良い発泡耐熱材を封入したものであるか
ら、既述した先願製品と同様に食品等を保存する
のに好適であり、また耐熱材が芯材としても機能
するために上記射出成形時に製品の形状が保持さ
れ、その形状の安定化及び精度の面で有利であ
る。しかも、両皮部は真空成形技術の適用によつ
て低コストに製造可能であるし、その真空成形時
にも充分熱に耐え得る材料(特に100℃以上の熱
に耐える合成樹脂)からなつている。
また、先願製品にはない利点として、上記した
膨出成形部で両皮部を結合しているために、両皮
部の周辺(縁)部分は平坦形状にしておけばよ
く、従つて両皮部は真空成形後に単に打抜き加工
すれば容易に製作できることである。仮に、両皮
部の周辺部分自体を外方へ曲げてその内側に上記
成形空間22を形成する場合には、その曲げ部分
の存在によつて打抜き加工が行ない難くなり、二
次的な加工工程が必要となる。
しかも、上記膨出成形部は両皮部間を全周に亘
つて完全に溶着しているので、外部から両皮部内
へ水が侵入することを効果的に防止できる。これ
に加えて、上記膨出成形部の形状を利用して、第
3図に明示した如くに結合片を係合させて両成形
品を一体化することもできるという使用上の利点
もある。
また、上記膨出成形部は、上記内、外皮部の平
坦部分から両側へ突出させてあるので、両皮部の
接合部の密着性、強度を強くし、併せて成形品全
体の補強効果も充分となる。
更にまた、上記膨出成形部自体は金型形状を選
択すれば簡単に形成でき、その成形作業も容易で
ある。
以上、本発明を例示したが、上述した例は本発
明の技術的思想に基いて更に変形が可能である。
例えば、成形品を構成する各部分の材質、形状
等を種々変更してよい。また、上述の膨出成形部
の形状、サイズ等も製品に応じて変化させてよ
く、例えば第6図の成形空間22を実質的に両金
型の一方側にのみ形成し、両皮部を結合はしてい
るが実質的にその一方側にのみ存在した膨出成形
部とすることもできる。上述した結合片3を省略
し、この代りに例えば両膨出成形部9及び19に
凹部及びこれに嵌入する突部を設け、これらを凹
凸嵌合させて両製品を結合させてもよい。また、
上述した製造方法も公知の他の方法を採用するこ
とが可能である。なお、本発明は、上述した保温
容器に限らず、お吸物等のお椀その他の断熱性の
要求される各種製品に適用可能である。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すものであつて、第
1図は保温容器の一部切欠き斜視図、第2図は同
切欠き部分の拡大断面図、第3図は第1図の−
線拡大断面図、第4図は同保温容器の本体を構
成する各部材を分離して示す斜視図、第5図は同
保温容器の蓋体を構成する各部材を分離して示す
斜視図、第6図は同蓋体の周辺(縁)部分を溶着
する射出成形時の金型を含む断面図、第7図は同
蓋体の周辺(縁)部分に結合片を一体成形する箇
所での第6図と同様の断面図、である。 なお、図面に示された符号において、1……容
器本体、2……蓋体、3……結合片、4,14…
…内皮部、5,15……外皮部、6,16……断
熱材、7,8,17,18……平坦な周辺部分、
9,19……膨出成形部、11,12……金型、
20,21……突設部、22,27……成形空
間、23……ゲート、24……スプルー、25…
…射出機、である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 耐熱性及び機械的強度の良い材料で成形され
    た内皮部と外皮部とが周辺域において互いに結合
    され、これらの両皮部間に断熱材が封入されてな
    る断熱性成形品において、前記内皮部及び外皮部
    の各周辺部分がほぼ平坦な状態で接合され、この
    接合域における前記内皮部の平坦部分と前記外皮
    部の平坦部分との各縁部を包み込んだ状態で、前
    記平坦部分の少なくとも一方側へ突出しかつ前記
    内皮部及び外皮部とは別個の膨出成形部が全周に
    亘つて被着され、この膨出成形部によつて前記内
    皮部と外皮部とが結合せしめられていることを特
    徴とする断熱性成形品。
JP57070623A 1982-04-27 1982-04-27 断熱性成形品 Granted JPS58193278A (ja)

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JP57070623A JPS58193278A (ja) 1982-04-27 1982-04-27 断熱性成形品

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JP57070623A JPS58193278A (ja) 1982-04-27 1982-04-27 断熱性成形品

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JPS58193278A JPS58193278A (ja) 1983-11-10
JPS627066B2 true JPS627066B2 (ja) 1987-02-14

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ID=13436925

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JP57070623A Granted JPS58193278A (ja) 1982-04-27 1982-04-27 断熱性成形品

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4278074B2 (ja) * 1999-07-02 2009-06-10 株式会社ジェイエスピー 合成樹脂複合成形体
JP4874861B2 (ja) * 2007-04-26 2012-02-15 株式会社東芝 レーダ情報表示装置
JP6379637B2 (ja) * 2014-04-30 2018-08-29 株式会社ニデック 眼内レンズ挿入器具収容用のケース及び眼内レンズ挿入システム

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JPS58193278A (ja) 1983-11-10

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