JPS6270376A - ジスルフイド化合物及び抗腫瘍剤 - Google Patents

ジスルフイド化合物及び抗腫瘍剤

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JPS6270376A
JPS6270376A JP21044285A JP21044285A JPS6270376A JP S6270376 A JPS6270376 A JP S6270376A JP 21044285 A JP21044285 A JP 21044285A JP 21044285 A JP21044285 A JP 21044285A JP S6270376 A JPS6270376 A JP S6270376A
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JP
Japan
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group
formula
compound
amino
mitomycin
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Application number
JP21044285A
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English (en)
Inventor
Masaji Kasai
政次 河西
Yutaka Saito
裕 斎藤
Kazumichi Kono
河野 一通
Kimikatsu Shirahata
白幡 公勝
Makoto Morimoto
森本 眞
Tadashi Ashizawa
芦沢 忠
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KH Neochem Co Ltd
Original Assignee
Kyowa Hakko Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 一輩】上の利用外野一 本発明は抗菌活性、抗腫瘍活性を有する新規マイトマイ
シン誘導体および抗腫瘍剤に関する。
従来の技術および問題点 マイトマイシン類は抗菌活性、抗腫瘍活性を有する抗生
物質として一般に知られている。代表的なマイトマイシ
ン類としてはマイトマイシンA。
R,C,、t!ルフィロマイシン(以下はメルクインデ
ックス第10版に記載されている。)、マイトマイシン
D、E(以上は特開昭54−122797 )に記載さ
れている。)、マイトマイシンFおよび、■(特開昭5
5−45322に記載されている。)等がある。
これらはストレプトマイセス・ケスピトーサスの菌株を
培養することにより得ることができる。
マイトマイシン類は優れた抗腫瘍活性を有するが、一方
では白血球の減少等の副作用も有することから、活性の
増強あるいは毒性の軽減を目的として多数の誘導体が合
成されてきている。
これらのマイトマイシン誘導体の中で、7位のアミノ基
が修飾されたものとしては7位のアミノ基が修飾された
マイトマイシンCおよびポルフィロマイシンの誘導体が
あり、例えば特開昭56−92288、特開昭57−1
88590 、 J、 Med。
Chem、、  24.975〜98N1981)、 
JlMed、Chem、。
26、16〜20(1983)、 J0Med’、 C
hem、、 26.1453〜1457 (1983)
などにその例が報告されている。また、これらの文献に
は7位のアミノ基が修飾されたマイトマイシン誘導体は
生体#月ごおいても抗腫瘍活性を示すことも記載されて
る。7位のアミン基が修飾されたマイトマイシン誘導体
の中からさらに本発明と関係の深いものを挙げると、7
位の置換基が2−チアゾールアミノ基、2−チェニルメ
チルアミノ基、(4−スルホンアミドフェニル)メチル
アミノ基であるマイトマイシン誘導体く以上は特開昭5
6−92288に記載されている。)、2−メルカプト
エチルアミノ基、2−エチルチオエチルアミノ基、チオ
モルホリノ基、チアゾリジル基、4−メルカプトアニリ
ノ基、2−(4−メチルチアゾリル)アミノ基、2−(
5−メチル−1,3゜4−チアジアゾリル)アミノ基、
4−(2,’1゜3−ベンゾチアジアゾリル)アミン基
であるマイトマイシン誘導体(以上は特開昭57−18
8590に記載されている。)、7位に−NIICH2
CH2SS[:H2C82NII −で表される基を有
するマイトマイシン誘導体、例えば7−N、7′−N’
−ジチオジエチレンシマイトマイシンC,7−N、7′
−N’−ジチオジエチレンシマイトマイシンD等(特開
昭59−104386 )がある。また本特許により関
係の深いものを挙げると7位の置換基がR35(CH2
)2NH−で表されるマイトマイシン誘導体があり、例
えば、Rがアルキル、置換アルキル基である7−N−プ
ロピルジチオエチルマイトマイシンC,7−N−メトキ
シカルボニルメチルジチオエチルマイトマイシンC,’
7−N−(2−(2−ヒドロキシエチルジチオ)エチル
〕マイトマイシンD等(特願昭59−175493>、
 Rが置換基を有する芳香環からなる、例えば、’1−
N−[2−(4−アセトアミドフェニルジチオ)エチル
コマイトマイシンC(特開昭59−175493)、 
 7−N −(2−、(4−フルオロフェニルジチオ)
エチルコマイトマイシンC(特願昭昭59−11242
8 ’) 、  さらにRがチオール基を含むアミノ酸
の残基または、該アミノ酸の残基を含むペプチドで表さ
れる、例えば’1−N−C2−((L−システィン−8
−イル)チオ〕エチル]マイトマイシンD、7−N−[
2−((グリシノ−L−システィン−8−イル)チオ〕
エチル]マイトマイシンC等(特願昭59−11242
8)がある。
特にR35(CH2)2NHを7位に有するマイトマイ
シン誘導体で特記すべきことは、R−3S−alk2を
有するマイトマイシンCの誘導体く特開昭59−205
382 )であり、記載されているRは上記の特開昭5
9175493と重複する部分を有するものである。ま
た製法上、RS、S  alk2−NF2と7位がアミ
ノ基に容易に置換されうる置換基、例えば、7位にメト
キシ基を有するマイトイシン等と反応させるためのRS
S  alkz−N H2も開示し、さらにR−3S 
 a I k2. NF2の原料となるR−3Hも開示
している。しかしながら、該特開昭59−205382
ではR−3S−alk。
−NF2のalk、は任意な置換基を有し、炭素原子2
から6の直鎮または分岐鎖アルキレン基を表すとしなが
ら、a ] k2として具体的に例示されているものは
ジメチレン鎖(−CH2CH2−)  に限定されてい
る。一般的な記載中に原料としてalk2がへキサメチ
レンである6−〔(シクロプロピル)メチルジチオ〕ヘ
キシルアミンがあげられているが、これを用いて目的化
合物をつくった実例は報告されていない。
より優れた性質を有するマイトマイシン誘導体が求めら
れている。先の特開昭59104386と特願昭60−
76047に明示されたマイトマイシン誘導体の対比か
ら明らかなように、硫黄原子とマイトマイシンの7位の
窒素原子との間に存在するメチレン鎖が生物活性、特に
抗腫瘍活性に大きく影響を及ぼすことを発見し、詳細に
研究を進めより優れた抗腫瘍活性を有する化合物、副作
用の軽減した化合物、さらには製剤上優利な水溶性をも
持ち合わせたマイトマイシン誘導体を得るに至った。
問題点を解決するための手段 本発明の優れた抗菌、抗腫瘍活性を有するマイトマイシ
ン誘導体は以下の式(1)で表される。
(式中、Xは炭素数1から7 (I)γ71キル斌、炭
素数:)から70)/クローどルキル基(該アルキルJ
i(またはンタY]アルキル括は1かt)13個の水酸
18(,1個のアミン基または1個の低級アルカノイル
アミノ基でi7I′換されでいてもよい)、ビルシル基
、式 [t・−〈す4≧−(式中、Ra〜[ぐ・は水素
原子、R617、 低級アルキル基、水酸基、低級アルコキシル基、ニトロ
基、アミノ基、低級アルキルアミノ基、低級rルカノイ
ルアミ7基またはハロゲン原子である。)で表される+
+(、またはチ」−ル基を有するアミノ酸または該アミ
ノ酸゛目格4含むジペプチドもしくはトリペプチドの−
y:4−ル基を除く残基である。I゛記のアミノ酸、ジ
ペプチドお3上びトリペプチドはそのカルボキシル基が
低級アルキルエステル基として、および/またはぞのア
ミノ基が低級アルカノイル基に3Lって保護されていて
もよく、また該カルボキシル基はアルカリ金属塩、アン
モニウト塩または有機アミン付加塩を形成していでもよ
い。nは3から8の整数4表す。R1お31びR2は水
素原子J[たは−CI”120 CON H2である。
YおよびZは水素原子1またはメヂル基である。〕[以
下化合物(I)という。、他の大番号の化合物について
も同様〕。
一般式(1)のXの定義中、炭素数1から70)アルキ
ル基は直鎖状でも分岐状でもよく、メチル、エチル、n
−ブl]ピル、l−プロピル、T1−ブチル、S−ブチ
ノペ t−ブチル等を包含する。炭素数3から7のシク
ロアルキル基はシクロペンチル、シクロアキル等を包含
するこれらのアルキル、シクロアルキル基の置換基とし
ての低級アルカノイルアミノは炭素数1から3のもの、
例えばアセトアミド等を包含する。該置換アルキル、置
換シクロアルキルの例としては2−ヒドロキシエチル、
3−1ニトロキシプロピル ロピル、2−アミノエチル、3−アミノプロピル、4−
了ミノブチル、2−アセト了ミドエチル、4−ヒト[]
キシシクロヘキシル等があげられる。
ピリジルとしては2−ピリジル、4−ピリジル等が例示
される。
低級アルキル基は炭素数1から5の直鎖状または分岐状
のアルキル基、例えばメチノベエチル、1−プロピノベ
nーブチル、n−ペンチル等、低級アルコキシ基は炭素
数1から3のアルコキン基、例えば、メトキン、工l・
キン、l−プロポキシ等、低級アルキルア()基は炭素
数1から3のアルキルアミノ基、例えばメヂルアミノ、
エチルアミン等、低級アルカノイルアミノ基は炭素数1
から3のもの、例えばホル13アミド、アセトアミド、
rlプロピ」〉′アミド等、ハロゲン原子はフッ素、塩
素、臭素等を包含ずろ.、R3からR1の組合せについ
て好適なものは、L?.3からR7の1つまたは2つが
同一・もしくは異なった低級アルキル基、水酸基、低級
アルコキシ基、ニトロ基、アミノ基、低級アルキルアミ
ノ基または低級アルカノイルアミノ基であり、他が水素
原子であるか、R3からR7 0)1. ””’ 5が
ハ■】ゲン原子で+tbが水素原子であR覧7R・ フェニル、3−アミノフェニル、4−アミノフェニル、
3,4−ジアミノフェニル、2−アセトアミドフェニル
、3−アセトアミドフェ!.ノベ4ーアセトアミドフェ
ニル、4−アセトアミド−3−アミンフェニル、3−ア
セトアミド−4−アミノフェニル、4−二トL】フェニ
ル、2−メトキシフェニル、3−メトキシフェニル、4
−メトキシフェニル、4−エトキシフェニル、4−メチ
ルフェニル、4−エチルフェニル、2−クロロフェニル
、4−クロロフェニル、2−フr]モフェニル、4−ブ
ロモフェニル、4−フルオロフェニノヘ2.5ージクロ
ロフェニル、2.6−ジクロ[]フェニル、3。
4−ジクロロフェ!−ル、2, 4. 5 − )リク
V10フェニル、2, l’l, 5. 6−チトラフ
ルオロフエニル、4−ヒトr7キンフエニル、3.4−
ジヒドV1キンフェニル等が挙げられろ。
Xの定義に関して、チ」−ル基を有するアミノ酸または
該アミノ酸の残基を含むジペプチドもしくはトリペプチ
ドはシスティン、ホモシスティン、ペニシラミン、アス
パラキンシステイン、グリシノシスティン、グリシノシ
スティン、フェニルアラニノシステイン、チロジノシス
ティン、グルタチオン等を包含する。これらのアミノ酸
またはアミノ酸残基の立体配置はり,D,DLのいずれ
であってもよい。これらのアミノ酸、ジペプチド、トリ
ペプチドのカルボキシル基は低級アルキルエステル基と
して保護されていてもよく、その低級アルキル基はメチ
ル、エチル基を包含し、またアミノ基の保護のための低
級アルカノイル基は炭素数1から3のアルカノイル基、
例えばホルミル、アセチル等を包含する。また該カルボ
キシル基と塩を形成するアルカリ金属はナトリウム、カ
ワウム等を、有機アミンはトリエチルアミン、ピリジン
等を包含する。
次に化合物N)の製造法について説明する。
化合物(1)中、式(1−1) (式中、n、R+  、R2、YおよびZは前記と同義
である。)で表される化合物は式(IT)(式中、R,
、R2,YおよびZは前記と同義である。)で表される
化合物と (式中、nは前記と同義である。)で表される化合物も
しくはその酸付加塩とを不活性溶媒中〔化合物(■)の
酸付加塩を用いるときは塩基性条件下〕反応させること
により製造することができる。
用いる不活性溶媒としては、クロロホルム、ジクロロメ
タン、メタノール、エタノール、イソプロパノーノペア
セトニトリル等を単独もしくは混合して用いることがで
きる。用いる化合物(TIT)が酸付加塩を形成してい
る場合は中和するために塩基が必要となり、塩基として
はトリエチルアミン、ピリジン等の有機塩基が適当であ
り、塩基の量としては用いる化合物(I)の酸付加塩の
2倍当量以上を反応系に加えるのが好ましい。反応温度
、反応時間は化合物(ITJ)あるいは用いる溶媒によ
って異なるが、通常0℃から30℃の範囲で数時間から
数日でよい。
化合物(I)中、式(I−2) (式中、X′は式(I)における2−ピリジル基を除く
Xと同義であり、n、R,、R2,YおよびZは前記と
同義である。)で表される化合物は化合物N−1)と式
(TV) X’−3H(TV) (式化、X′は前記と同義である。)で表される化合物
とを不活性溶媒中反応させることにより製造することが
できる。
反応に用いられる溶媒はクロロホルム、ジクロロメタン
等のハロゲン化低級アルカン、メタノール、エタノール
、イソプロパツール等の低級アルカノール、アセトニト
リル、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、
水等を包含し、これらは単独もしくは混合して用いられ
る。反応温度、反応時間は化合物(]’V)によって異
なるが、通常0℃から30℃の範囲で、数分から数時間
でよい。
化合物(I−1)および(II)の製造における後処理
は反応生成物の溶解性によって異なるが、生成物が水に
不溶性または離溶性の場合には反応液をそのまま減圧下
で濃縮するか、またはクロロホルムもしくは酢酸エチル
で抽出し、抽出液を濃縮してから精製する。生成物が水
溶性の場合にはそのまま精製工程へ進めるか、または反
応液にクロロホルムあるいは酢酸エチルを加えた後、水
で抽出し、水層を減圧下で濃縮した後に精製工程に進め
る。いずれの場合にも精製はカラムクロマトグラフィー
、薄層クロマトグラフィーあるいは再結晶法等で行われ
る。上記の方法は特開昭59−104386、特開昭5
9−175493および特願昭59(12428に記載
されている。
化合物(I)は一般に優れた抗菌活性、抗腫瘍性を有す
る一方、急性毒性、骨髄毒性が式(1)でn=2の化合
物に比べ大幅に減じている。この効果は化合物N)でn
=4〜8の化合物において特に顕著である。化合物(1
)中、もっとも優れた化合物は、式(I)でXがチオー
ル基を有するアミノ酸または該アミノ酸の残基を含むジ
ペプチドもしくはトリペプチドのチオール基を除く残基
である化合物、好ましくはn=4〜8、特にn=5〜8
の化合物である。すなわち、これらの化合物は化学療法
係数(CI値)において、同系統のn=2の化合物に比
べ優れている一方、骨髄毒性が大巾に減じている。さら
にxり(チオール基を有するアミノ酸または該アミノ酸
の残基を含むジペプチドもしくはトリペプチドのチオー
ル基を除(残基である化合物(I)は水溶性に優れてい
る。
上記から明らかなごとく、本発明はまた化合物(I)を
含有してなる抗腫瘍剤に関する。すなわち化合物(I)
は1回あたり0.06 mg 〜5 mg/ kgの投
与量で生理食塩水、ブドウ糖、ラクトース、マンニット
注射液に溶解して静脈内に投与すればよい。また日本薬
局法に基づいて凍結乾燥してもよい。さらに医薬品的用
途を満たした塩類のようなよく知られた薬学的に許容さ
れている稀釈剤、補助剤および/または担体を含んでい
てもよい。
投り、@は年令やji’T、状により適宜増減できろ。
投!jスケジュールも投1]量に、L−1て変えること
ができろが、例えば門1回、13門聞1.=1回の間歇
投与がイえられる。また同様の投IjMで経[1的に投
与することができろ3.経11投与に際しては適当な賦
形剤と共に、錠剤、粉剤、粒剤として投与できる。
さらに動脈内投写、腹腔内股51、胸腔内股5もii■
鮨である。
実施例 以下の実施例で示される物理化学的データは次の機器類
に3Lっで測定された。
■lり  島津IIN’−G−27(KBr法によって
測定。)N M R1本型TFX−100(100M1
lz)、ブルーカーAM40 [] (4(] OMt
(z)。
MSR立r(8[+(SI  MS法によろ測定)。
L(、P、  杓11本ミク工」融点測定型(熱板15
式)。
”I” 1. CメルクΔ8工5714  (シリカゲ
ルプレート)、。
実施例で示される化合物の構造は第1表および第2表に
示す通りである。
化合物1〜5 第1表 化合物(+ −1)の代表例 化合物6〜17 第2表 化合物(1−2)の代表例 実施例1.  7−N−[3−、−(2−ピリジルジチ
オ)プロピル〕マイトマインンC(化合物1)マイトマ
イシン△]、n18gとトリエチルアミン1.63m1
をIFimlのメタノールに溶解し、粗3− (2−ピ
リジルジチオ)プロピルアミン・2塩酸塩(参考例−川
を参照> 797mgのメタノール10m1溶液を滴下
[7氷冷下攪拌17た。2.5時間後にマイトマイシン
Aを52mg加え、冷室内に一夜放置した。反応液を飽
和重曹水に注入し、酢酸エチルで抽出(100ml X
 3)  L、抽出液を水、飽和食塩水で洗浄し、無水
芒硝で乾燥(7た。乾燥剤を/l″j別後、溶媒を減圧
留去した。残渣を少Mのクロロポルノ、に溶解し、シリ
ノJゲルカラムクI]マドグラフィー(150g、クロ
ロホルl、;メタノール−96:4)にかけ、ンリカゲ
ル薄層りロマトクラフィー(クロロホルl、:メタノー
ルー9:1)でRfO,35を示す青色画分を集y〕だ
。溶媒を減圧留去し、n−ヘキサンークロロホルムより
粉末化することにより、濃青紫色粉末として524mg
 (34,7%)の化合物lを得た。
実施例2〜5 実施例1と同様な操作により化合物2〜5が合成された
。化合物1〜5の原料、収率、IJ、P、およびMSを
第3表に、I l、!およびNMRデータを第4表にそ
れぞれ示した。
実施例6. 7−N−[3−C(4−アセトアミドフェ
ニル)ジチオ〕プロピル]マイトマイシンC(化合物6
) 149mgの化合物1を3mlのメタノールに溶解し、
水冷攪拌下、4−アセトアミドチオフェノール48mg
を加え20分間攪拌した。溶媒を減圧留去後、残渣を少
量のクロロホルムに溶解し、シリカゲルカラムクロマト
グラフィー(40g、クロロホルム:メタノール−93
+7)にかけ、シリカゲル薄層クロマトグラフィー(ク
ロロホルム:メタノール−9:1)でRf 0.46の
青色画分を集めた。溶媒を減圧留去後、η〜ヘキサンー
クロロホルムより粉末化することにより、a緑青色の粉
末として150mg(99%)の化合物6を得た。
実施例7. 7−N−[3−[:(2−アセトアミドエ
チル)ジチオ〕プロピル]マイトマイシンD(化合物9
) 10、3 mgの化合物2を1mlのメタノールに溶解
し、4.2μQのトリエチルアミンを加えた。室温攪拌
下、2−アセチルチオエチルアミン・塩酸塩3.1mg
を加え1時間攪拌した。反応液を酢酸エチルで稀釈し、
重曹水で洗浄した。酢酸エチル層を水洗後、無水芒硝で
乾燥した。乾燥剤を沖別後、溶媒を減圧留去し、残渣を
少量のクロロホルムに溶解し、シリカゲル薄層クロマト
グラフィー(クロロホルム:メタノール−9:1)にか
け、Rf 0.23の青緑色画分をかきとり、同一の溶
媒で溶出した。溶出液を減圧乾固し、η−ヘキサンーク
ロロホルムより粉末化することにより、濃緑色粉末とし
て7.Omg(66%)の化合物9を得た。
実施例8.  ’1−N−〔4=(2,3−ジヒドロキ
シプロピルジチオ)ブチルシマイトマイシンC(化合物
13) 91mgの化合物3と36μQの3−メルカプト−1,
2−プロパンジオールを用い、実施例6と同様の操作の
後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(25g、ク
ロロホルム:メタノール=9 : 1)にかけ、シリカ
ゲル薄層クロマトグラフィー(同一溶媒)でRf O,
26を示す青色画分を集めた。
溶媒を減圧濃縮後、n−ヘキサン−クロロホルム−アセ
トンより粉末化することにより、濃青色の粉末として7
9n+g(87%)の化合物13を得た。
実施例9. 7−N−[5−((グリシノ−L−システ
ィン−8−イル)チオ〕ペンチル]マイトマイシンC(
化合物15) 301mgの化合物4を5mlのメタノールに溶解し、
水浴中で攪拌し、95mgのし一システイニルグリシン
を加え15分間攪拌した。40m1の水を加え、501
Tl]の三菱ダイヤイオンHP2Dを担体とするカラム
に吸着させた。カラムを水洗後、水−メタノール(16
)で溶出する青色画分を集め、減圧下に濃縮し、濃縮液
を凍結乾燥することにより濃青紫色粉末きして208m
g(64%)の化合物15を得た。
実施例1f)〜16 実施例6〜9のいずれかと同様の操作により化合物7.
8.10〜12.14.16が合成された。化合物6〜
16の原料および試薬量、外観、収率、M、 P。
およびMSデータを第5表に、TRおよびNMRデータ
を第6表に示した。
実施例17 本発明に含まれる化合物(Hの中からいくつかの化合物
4例にと−3て第7表に抗r<+ 71ζII−を最少
生育用11.a度(μg/m] ) テ示ず3、最小t
1育阻11・濃度は寒天稀釈法によりp 117.0で
測定した11表中、細菌に対して用いられている記号は
次の意■tを示す。
丁3S バチルス・ズブチリス+0707゜PV  プ
ロテウス・ブルガリスATCC6897゜第7表 抗菌
活性(最小生育FfbtJt度、μg/m1)実施例1
8゜ 勺刀コーマ180固型腫瘍に対ずろ抗腫瘍2.I;性お
よび毒性、。
本発明に含まねる化合物(1)の中からいくつかの化合
物を例にとり、→Jル二】−7180固型腫瘍に対する
抗腫瘍活性(RO6゜)と急性毒性([,1]5o)お
よび末梢白血球に対する影響(WBC4000)を第8
表に示す。
WBC4[]0(1は末梢白血球G4 [1007mm
”に減少させる薬物の投与量を表す。
表中のCIは化学療法係数(Cbemotherapy
 Index)でありCI = 1.丁)so / E
 Dsoで求められろ。、二の定義から明らかなように
CI値は腫瘍に対する選択毒性を反映するものであり、
CI値が大きいほど抗腫瘍剤としてはすぐれているし、
また臨床上では薬物の投与量の許容範囲が広くなるとい
うことにもなり、抗腫瘍剤の評価においては最も重要な
指標の一つである。
また第8表には参照化合物(既に公開あるいは出願され
ているメチレン鎖が2個、すなわちn=2に相当する以
下の3化合物)の抗腫瘍活性等のデータもあわせ示す。
これらの化合物は第2表の表示に従うと次のごとく表さ
れる。
化合物   X       n   R,R2Y  
 2A  [”113[llN11  <、6>−2a
   If   Me  IIト3  11flc11
 、CII([111)[:It、 −2a    I
I    〜に、   It(〕11[IJ:[’1t
LNflfl[I[1lClh    2    a 
   If    M[!   Ifa  :  fl
ll。[]f:flNll。
化合物Δ、[(は特開昭5 !] −175493に、
化合物Cは特願昭59−112428にそれぞれ具体的
に開示されている。
第8表 抗腫瘍活性および毒性 化合物8.15.16は化合物Cとnが異なるだけで、
丁1はそれぞれ3.5.6である。化合物7,13は化
合物Bと11が異なるだけで、nはそれぞれ3゜4であ
る。化合物12は化合物Aとnが異なるだけでnは4で
ある。
第8表から化合物8.15.16の群では対照化合物に
比べCI値、WBC4nooとも犬[IJに増大しでい
ることが分る。また化合物7,13の群でも対照化合物
に比べ、WBC<oooが大巾に増大し、化合物13で
はCI値も増大し、化合物12は化合物Δに比べWBC
4QOOが増大している。
実験は以下の方法により行われた。
(1)サルコーマ180固型腫瘍に対する効果5 X 
106個のザルコーマ180細胞をddyマウスの腹腔
内に移植し、7目目の腹水から細胞を採取し、滅菌生理
食塩水で1回洗浄後、滅菌生理食塩水で5 X 107
個/mlの細胞浮遊液を作製した。このO,]、mlを
体重2o±2gのddy雄性マウスの右腋窩部皮下に移
植した。
薬剤は、生理食塩水、またはツイーン8o含有生理食塩
水に溶解し、腫瘍移植後24時間目に1群5匹のマウス
尾静脈より0.1〜0.2mlを投与した。薬剤の抗腫
瘍活性の測定は、移植後7日目に腫瘍の長径(a)  
と短径(b)を測定し、腫瘍体積に相当するaxb2/
2の値を求めた。
対照群(C)に対する薬物投与群(T)の体積比(T/
C)によって抗腫瘍効果をあられした。
(2)  ED50の求め方 サルコーマ180固型腫瘍体積を非投与対照群の腫瘍体
積の50%に低下させる投与量をEDsoとした。縦軸
に通常目盛でT/C1横軸に対数目盛で投41を表した
グラフに、各投与量におけるT/Cをプロットし、投与
量とT/Cの関係を最小二乗法により直線としてもとめ
た。得られた直線の回帰式より、T/Cが0.5を示す
投与量を計算した。
(3)急性毒性 LDsoはddyマウスに薬剤を1回腹腔内に投与し、
1群5匹のマウスの投与後14日間の生死を観察し、各
投与群の死亡率より、ベーレンス・ケルバー法に従いL
Dsoを算出した。
(4)末梢白血球数に対する影響 5×106個のサルコーマ180細胞を1群5匹の体重
20±2gのddy雄性マウスの右腋窩皮下部に移植し
、24時間後に薬剤を腹腔内に投与した。薬物投与後4
日目に担癌マウスの眼窩静脈数より血液を0.02m1
採取し、9.98m1のセルキットセブン液に分散させ
た。サポニン液を1滴加え赤血球を溶解させた後、ミク
ロセルカウンターで白血球数を測定した。縦軸に通常目
盛で末梢白血球数を、横軸に対数目盛で投与量を示した
グラフに各投与量における白血球数をプロットし、投与
量と末梢白血球数の関係をもとめ、末梢白血球数400
0/mm3 (正常マウスにおける末梢白血球数のほぼ
1/2の数)を与える投与量をWBC,。。。とじた。
参考例1.3−(2−ピリジルジチオ)プロピルアミン
・2塩酸塩の合成 3.3′−ジチオジプロピルアミン・2塩酸塩10、1
 gを4 Qmlの水に溶解した後、30%過酸化水素
水12.Qmlを加え、室温にて3日間放置した。溶媒
を減圧下で除去し、水・エタノールより結晶化すること
により、3−アミノプロピル−3′−アミノプロパンチ
オールスルホナート・2塩酸塩2.50 gを得た。以
下の反応に用いる時は、上記反応液をそのまま凍結乾燥
して得られる粗3−アミノプロピルー37−アミツプロ
パンチオールスルホナート・2塩酸塩でよい。粗3−ア
ミノプロピルー3′−アミノプロパンチオールスルホナ
ート・2塩酸塩3.25 gを16.8mlの水と9.
5mlのエタノールに溶解し、濃塩酸1.14m1を加
えた。1.27gの2−メルカプトピリジンを加え室温
にて3日間攪拌した。エタノールを減圧留去し、50m
1の水を加え水溶液をクロロホルム抽出(50mlx3
)した。水溶液に水冷下、水酸化カリウム3.2gを加
え、クロロホルム抽出(50mlX3)L、直ちに集め
たクロロホルム層を濃塩酸で逆抽出(30mlx3)し
、塩酸溶液を減圧下濃縮乾固し、少量の水を加え、凍結
乾燥することにより淡黄色の粗3−(2−ピリジルジチ
オ)プロピルアミン・2塩酸塩1.67 gを得た。
4−(2−ピリジルジチオ)ブチルアミン・2塩酸塩、
5−(2−ピリジルジチオ)ペンチルアミン・2塩酸塩
および6−(2−ピリジルジチオ)ヘキシルアミン・2
塩酸塩はそれぞれ4,4′−ジチオジブチルアミン・2
塩酸塩、5.5′−ジチオジペンチルアミン・2塩酸塩
および6,6′−ジチオジブチルアミン・2塩酸塩を原
料として上記と同様の操作により得ることができた。
発明の効果 化合物(1)は優れた抗菌活性および抗腫瘍活性を有し
、抗腫瘍剤として利用され得る。
特許出願人(102)協和醗酵工業株式会社手続補正書 昭和60年 71月 /、?日 1、事件の表示 昭和60年特許願第210442号 2、発明の名称 ジスルフィド化合物及び抗腫瘍剤 3、補正をする者 事件との関係  特許出願人 郵便番号 100 住 所  東京都千代田区大手町−丁目6番1号名 称
 (102)協和醗酵工業株式会社(1)特許請求の範
囲を別紙のとおり訂正する。
(2)16頁第1表の下の「化合物6〜17シ〜iンX
(3) ] !l ’tL第4表中で化合物4の項のN
 M Rの鎖中、12.fi 8 (2tl、 m) 
G r7.68 (2H。
[n)1に訂1F:する3、 (4)  23 ’Fjf! 5表中最後(’) Jl
’+ (’ 記!l! (IG’j El カ化合物5
て11成物が化合物17である個所の物性値等)を削除
する。。
(5)27自1行の1×−(をr−X ’−1に訂正す
る。
特許請求の範囲 (1)式 〔式中、Xは炭素数1から7のアルキル基、炭素数3か
ら7のシクロアルキル基(該アルキル基またはシクロア
ルキル基は1がら3個の水酸基、1個のアミノ基または
1個の低級アルカノイルア壮υ(で置換されていてもよ
い)、ピル4  R3 :>、−−−\ ’; z1′74・” R=−″>O,、ニー ば中゛
2・へパ・1寸61(7 は水素原子・、低級アルキル基、水酸基、低級アルコキ
シ基、ニトロ基、アミノ基、低級アルキルアミノ基、低
級アルカノイルアミノ基またはハロゲン原子である。)
で表される基、またはチオール基を有するアミノ酸また
は該アミノ酸の残基を含むペプチドもしくはトリペプチ
ドのJオ二ソ1溝を除く残基である。[”記のアミノ酸
、ジペプチドおよびトリペプチドはそのカルボキシル基
が低級アルキルエステル基として、および/またはその
アミン基が低級アルカノイル基によって保護されていで
もよく、また該カルボキシル基はアルカリ金属塩、アン
モニウム塩または有機アミン付加塩を形成していでもよ
い。
nは3から8の整数を表ず。R1および1り、は水素原
子または一自+2ocONII、である。YおよびZは
水素原子またはメチル基である。〕で表されるマイトマ
イシン誘導体。
(2)式 ルアミノ基、低級アルカノイルアλノ基または剤。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、Xは炭素数1から7のアルキル基、炭素数3か
    ら7のシクロアルキル基(該アルキル基またはシクロア
    ルキル基は1から3個の水酸基、1個のアミノ基または
    1個の低級アルカノイルアミノ基で置換されていてもよ
    い)、ピルジル基、式▲数式、化学式、表等があります
    ▼(式中、R_3〜R_7は水素原子、低級アルキル基
    、水酸基、低級アルコキシ基、ニトロ基、アミノ基、低
    級アルキルアミノ基、低級アルカノイルアミノ基または
    ハロゲン原子である。)で表される基、またはチオール
    基を有する酸または該アミノ酸の残基を含むペプチドも
    しくはトリペプチドのチオール酸を基を除く残基である
    。上記のアミノ酸、ジペプチドおよびトリペプチドはそ
    のカルボキシル基が低級アルキルエステル基として、お
    よび/またはそのアミノ基が低級アルカノイル基によっ
    て保護されていてもよく、また該カルボキシル基はアル
    カリ金属塩、アンモニウム塩または有機アミン付加塩を
    形成していてもよい。nは3から8の整数を表す。R_
    1およびR_2は水素原子または−CH_2OCONH
    _2である。YおよびZは水素原子またはメチル基であ
    る。〕で表されるマイトマイシン誘導体〔以下、化合物
    ( I )という〕。
  2. (2)化合物( I )を含有してなる抗腫瘍剤。
JP21044285A 1985-02-22 1985-09-24 ジスルフイド化合物及び抗腫瘍剤 Pending JPS6270376A (ja)

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PCT/JP1986/000085 WO1986004898A1 (en) 1985-02-22 1986-02-21 Disulfide compounds and antineoplastic agents
EP19860901502 EP0214303A4 (en) 1985-02-22 1986-02-21 DISULFID COMPOUNDS AND ANTINEOPLASTIC AGENTS.

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