JP2958902B2 - 三つの新規非ポリグルタマートのデアザアミノプテリンと合成方法 - Google Patents
三つの新規非ポリグルタマートのデアザアミノプテリンと合成方法Info
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Description
【発明の詳細な説明】 発明の背景 発明の分野 本発明は抗がん剤とその合成方法に関する。
発明の目的 本発明は部分的に国家衛生協会、衛生、教育および福
祉部門から賛助が得られた。
祉部門から賛助が得られた。
ガンはヒトの非規則的組織により引き起こされた苦痛
な慢性的疾患であるが、しかしそれがメトトレキセート
のような抗がん剤により治されるのである。
な慢性的疾患であるが、しかしそれがメトトレキセート
のような抗がん剤により治されるのである。
Baugh,KrumdieckおよびNairが“Biochemical and Bio
pysical Research Communications 52:27(1973)”の
論文中に抗がん剤であるメトトレキセートがヒトの組織
中に代謝によりポリ−γ−グルタマートとなったことを
報告した。NairとBaughが“Biochemistry 12:3923(197
3)”の論文中にメトトレキセートの代謝物であるポリ
−γ−グルタミル基誘導体の化学的合成過程、げっし組
織(rodent tissue)中にこの代謝物の形成過程、この
代謝物が豚の腎臓とヒトの血しょうより誘導した酵素
「共役物」に対しての加水分解感受性などを報告した。
メトトレキセートのポリグルタマートの形成が毒性と関
係があるから、ガンの化学療法に影響を与えるのであ
る。
pysical Research Communications 52:27(1973)”の
論文中に抗がん剤であるメトトレキセートがヒトの組織
中に代謝によりポリ−γ−グルタマートとなったことを
報告した。NairとBaughが“Biochemistry 12:3923(197
3)”の論文中にメトトレキセートの代謝物であるポリ
−γ−グルタミル基誘導体の化学的合成過程、げっし組
織(rodent tissue)中にこの代謝物の形成過程、この
代謝物が豚の腎臓とヒトの血しょうより誘導した酵素
「共役物」に対しての加水分解感受性などを報告した。
メトトレキセートのポリグルタマートの形成が毒性と関
係があるから、ガンの化学療法に影響を与えるのであ
る。
これらの化合物の細胞からの流入はメトトレキセート
ほど速くないが、チミジレート合成酵素(thymidylate
synthase)とAICAR転移酵素を更に強く抑制することが
できる。
ほど速くないが、チミジレート合成酵素(thymidylate
synthase)とAICAR転移酵素を更に強く抑制することが
できる。
他の抗葉酸を絶え間なく研究した後メトトレキセート
のようなたくさんの抗葉酸がポリグルタミル基化過程を
経なければならないことが知られた。1988年Nair,Nanav
ati,Gaumont,Kisliukなどが“Jornal of Medical Chemi
stry"の中でメトトレキセートのような10−デアザアミ
ノプテリンとその10−エチル誘導体のポリグルタミル基
化過程(J.Med.Chem.31:181(1988))およびチミジレ
ート合成酵素(thymidylate synthase)の抑制作用につ
いては、親化合物よりこれらのポリグルタミル基誘導体
のほうが強いということを報告した。有効な抗白血病剤
であるN10−プロパーギル−5,8−ジデアザフォリン酸
(N10−propargy1−5,8−dideazafolicacid,CB 3717,PD
DF)が正常な鼠の組織中でポリグルタミル基誘導体とな
った(M.G.Nair,Mehtha and I.G.Nair.Fed.Proc,45:82
1,1986)。Nair,Nanavati,Kisliuk,Gaumont,Hsio,Kalma
nなどが“Journal of Medical Chemistry(29:1754,198
6)”の論文中にPDDFのポリグルタミル基誘導体のチミ
ジレート合成酵素の抑制活性がわりに高いということを
報告した。
のようなたくさんの抗葉酸がポリグルタミル基化過程を
経なければならないことが知られた。1988年Nair,Nanav
ati,Gaumont,Kisliukなどが“Jornal of Medical Chemi
stry"の中でメトトレキセートのような10−デアザアミ
ノプテリンとその10−エチル誘導体のポリグルタミル基
化過程(J.Med.Chem.31:181(1988))およびチミジレ
ート合成酵素(thymidylate synthase)の抑制作用につ
いては、親化合物よりこれらのポリグルタミル基誘導体
のほうが強いということを報告した。有効な抗白血病剤
であるN10−プロパーギル−5,8−ジデアザフォリン酸
(N10−propargy1−5,8−dideazafolicacid,CB 3717,PD
DF)が正常な鼠の組織中でポリグルタミル基誘導体とな
った(M.G.Nair,Mehtha and I.G.Nair.Fed.Proc,45:82
1,1986)。Nair,Nanavati,Kisliuk,Gaumont,Hsio,Kalma
nなどが“Journal of Medical Chemistry(29:1754,198
6)”の論文中にPDDFのポリグルタミル基誘導体のチミ
ジレート合成酵素の抑制活性がわりに高いということを
報告した。
Cheng,Dutschman,Starnes,Fisher,Nanavati,Nairなど
が“Cancer Research(34:598,1985)”の論文中にBDDF
と10−デアザアミノプテリンとのポリグルタミル基誘導
体は非ポリグルタミル基化の親化合物よりヒトのチミジ
レート合成酵素を強く抑制することができるということ
を報告したが、まもなくUeda,Dutschman,Nair,DeGraw,S
irotnak,Chengなどが“Molecular Pharmacology(30:14
9,1986)”の論文中に同じことを報告した。よく用いら
れている抗ガン剤と抗関節炎剤であるメトトレキセート
の抗プリン作用はそのポリグルタミル基誘導体がAICAR
転移酵素を抑制することにまとめることができる(Alle
gra,Drake,Jolivet,Chabner,Proc.Nat.Acad.Sci.USA 8
2,4881,1985)。以上のことから、古典的な抗葉酸、た
とえばメトトレキサート、10−デアザアミノプテリン、
PDDFなどの毒性がポリグルタミル基化より生じたどてあ
り、これらの毒性代謝物が長い間に正常の人体組織、た
とえば腎臓、骨髄及び肝臓の中に蓄積して悪い副作用を
生じ、臨床効果により大きな影響を与えるということが
わかった。
が“Cancer Research(34:598,1985)”の論文中にBDDF
と10−デアザアミノプテリンとのポリグルタミル基誘導
体は非ポリグルタミル基化の親化合物よりヒトのチミジ
レート合成酵素を強く抑制することができるということ
を報告したが、まもなくUeda,Dutschman,Nair,DeGraw,S
irotnak,Chengなどが“Molecular Pharmacology(30:14
9,1986)”の論文中に同じことを報告した。よく用いら
れている抗ガン剤と抗関節炎剤であるメトトレキセート
の抗プリン作用はそのポリグルタミル基誘導体がAICAR
転移酵素を抑制することにまとめることができる(Alle
gra,Drake,Jolivet,Chabner,Proc.Nat.Acad.Sci.USA 8
2,4881,1985)。以上のことから、古典的な抗葉酸、た
とえばメトトレキサート、10−デアザアミノプテリン、
PDDFなどの毒性がポリグルタミル基化より生じたどてあ
り、これらの毒性代謝物が長い間に正常の人体組織、た
とえば腎臓、骨髄及び肝臓の中に蓄積して悪い副作用を
生じ、臨床効果により大きな影響を与えるということが
わかった。
そこで、有効にジヒドロ葉酸レダクターゼを抑制する
ことができる上に体内に複雑なポリグルタミル基誘導体
にはならない古典的な抗葉酸の開発が望まれてきた。こ
の種類の化合物はメトトレキセートのように有効に腫瘍
細胞に到達することができるほかに、また優れた抗ガン
の臨床効果もあり、低い毒性を示すべきだ。三つの腫瘍
実験の結果は化合物1,2および3がみな優れた抗腫瘍
活性を示した(表1)。目標酵素でありジヒドロ葉酸レ
ダクターゼを抑制することについては三つの化合物がメ
トトレキセートと似通っているが(表2)、しかし表3
に見られるようにそれらが細胞中に亜葉酸の転送との競
争能力実験によると化合物1,2のほうがメトトレキセ
ートより有効的にH35−ヘパトーマ細胞(H35−Hepatoma
calls)に転送されるということが明らかとなった。
ことができる上に体内に複雑なポリグルタミル基誘導体
にはならない古典的な抗葉酸の開発が望まれてきた。こ
の種類の化合物はメトトレキセートのように有効に腫瘍
細胞に到達することができるほかに、また優れた抗ガン
の臨床効果もあり、低い毒性を示すべきだ。三つの腫瘍
実験の結果は化合物1,2および3がみな優れた抗腫瘍
活性を示した(表1)。目標酵素でありジヒドロ葉酸レ
ダクターゼを抑制することについては三つの化合物がメ
トトレキセートと似通っているが(表2)、しかし表3
に見られるようにそれらが細胞中に亜葉酸の転送との競
争能力実験によると化合物1,2のほうがメトトレキセ
ートより有効的にH35−ヘパトーマ細胞(H35−Hepatoma
calls)に転送されるということが明らかとなった。
化合物1,2および3はヒトの白血病細胞のフォリル
ポリグルタマート合成酵素(FPGS)を純化するために作
用される物質と抑制剤である。実験の結果はFPGSに作用
される物質が体内にポリグルタミル基化されたというこ
とが示唆された。体内にポリグルタミル基化する相対的
能力を測定することによりこの抗葉酸に作用される物質
が酵素に対する活性を標準物と比較した。表4に見られ
るように化合物1,2および3の作用される物質の相対
的活性を標準物であるアミノプテリンおよび10−デアザ
アミノプテリンと比較したあと、新規化合物1,2およ
び3はヒトのCCRF−CEM白血病細胞のフォリルポリグル
タマート合成酵素に作用される物質ではないということ
が明らかになった。
ポリグルタマート合成酵素(FPGS)を純化するために作
用される物質と抑制剤である。実験の結果はFPGSに作用
される物質が体内にポリグルタミル基化されたというこ
とが示唆された。体内にポリグルタミル基化する相対的
能力を測定することによりこの抗葉酸に作用される物質
が酵素に対する活性を標準物と比較した。表4に見られ
るように化合物1,2および3の作用される物質の相対
的活性を標準物であるアミノプテリンおよび10−デアザ
アミノプテリンと比較したあと、新規化合物1,2およ
び3はヒトのCCRF−CEM白血病細胞のフォリルポリグル
タマート合成酵素に作用される物質ではないということ
が明らかになった。
そこでメトトレキセートと似通って低毒性の新規抗ガ
ン剤としての化合物1,2および3は臨床効果がある以
上リウマチ様関節炎の治療においては同じ程度の免疫能
力を持っている。
ン剤としての化合物1,2および3は臨床効果がある以
上リウマチ様関節炎の治療においては同じ程度の免疫能
力を持っている。
本発明は、白血病、腹水腫瘍、固形腫瘍、リウマチ様
関節炎などの治療過程についても説明したが、その温血
動物の白血球の構造が不規則化、ほかの悪性疾患または
リウマチ様関節炎を治療する場合に投与される化合物
1,2または3またはその薬理学の許容される塩の無毒
的な薬量も報告した。
関節炎などの治療過程についても説明したが、その温血
動物の白血球の構造が不規則化、ほかの悪性疾患または
リウマチ様関節炎を治療する場合に投与される化合物
1,2または3またはその薬理学の許容される塩の無毒
的な薬量も報告した。
4−アミノ−4−デオキシ−10−デアザプテロイル−
γ−メチレングルタミン酸(4−amino−4−deoxy−10
−deazapteroyl−γ−methyleneglutamic acid)(1)
と4−アミノ−4−デオキシ−10−エチル−10−ディア
ザプテロイル−γ−メチレングルタミン酸(4−amino
−4−deoxy−10−ethyl−10−deazapteroyl−γ−meth
yleneglutamic acid)(2)の製造法について以下に説
明する。原料物質4−アミノ−4−デオキシ−10−デア
ザプテロイン酸(4−amino−4−deoxy−10−deazapte
roic acid)(4)または4−アミノ−4−デオキシ−1
0−エチル−10−デアザプロテイン酸(4−amino−4−
deoxy−10−ethyl−10−deazapteroic acid)(5)の
合成はNairの方法(Journal of Organic Chemistry 50:
1879,1985)で行った。そして(4)または(5)をジ
エチル−γ−エチレングルタマート(diethyl−γ−met
hylene glutamate)(6)と結合して、アルカリを加え
加水分解すると化合物(1)または(2)が得られた
(製造法1と製造法2)。同じように4−アミノ−4−
デオキシ−10−デアザプテロイル−3−ハイドロキシグ
ルタミル酸(4−amino−4−deoxy−10−deazapteroyl
−3−hydroxyglutamic acid)(3)は4−アミノ−4
−デオキシ−10−デアザプテロイン酸(4−amino−4
−deoxy−10−deazapteric acid)とジメチル−3−ハ
イドロキシグルタマート(dimethyl−3−hydroxygluta
mate)が結合して、アルカリを加え加水分解することに
より製造し得た(製造法3)。
γ−メチレングルタミン酸(4−amino−4−deoxy−10
−deazapteroyl−γ−methyleneglutamic acid)(1)
と4−アミノ−4−デオキシ−10−エチル−10−ディア
ザプテロイル−γ−メチレングルタミン酸(4−amino
−4−deoxy−10−ethyl−10−deazapteroyl−γ−meth
yleneglutamic acid)(2)の製造法について以下に説
明する。原料物質4−アミノ−4−デオキシ−10−デア
ザプテロイン酸(4−amino−4−deoxy−10−deazapte
roic acid)(4)または4−アミノ−4−デオキシ−1
0−エチル−10−デアザプロテイン酸(4−amino−4−
deoxy−10−ethyl−10−deazapteroic acid)(5)の
合成はNairの方法(Journal of Organic Chemistry 50:
1879,1985)で行った。そして(4)または(5)をジ
エチル−γ−エチレングルタマート(diethyl−γ−met
hylene glutamate)(6)と結合して、アルカリを加え
加水分解すると化合物(1)または(2)が得られた
(製造法1と製造法2)。同じように4−アミノ−4−
デオキシ−10−デアザプテロイル−3−ハイドロキシグ
ルタミル酸(4−amino−4−deoxy−10−deazapteroyl
−3−hydroxyglutamic acid)(3)は4−アミノ−4
−デオキシ−10−デアザプテロイン酸(4−amino−4
−deoxy−10−deazapteric acid)とジメチル−3−ハ
イドロキシグルタマート(dimethyl−3−hydroxygluta
mate)が結合して、アルカリを加え加水分解することに
より製造し得た(製造法3)。
第一工程(製造法1または製造法2) 酸受容体として一番よりのは第三アミンたとえばトリ
エチルアミンまたはN−メチルモルフォリンの存在した
以上適当な溶媒たとえばジメチルフォルムアミド中に4
アミノ−4−デオキシ−10−デアザプテロイン酸(4)
または4−アミノ−4−デオキシ−10−エチル−10−デ
アザプテロイン酸(5)とアルキルクロロフォーメイト
たとえばアイソブチルクロロフォーメイトとが等量に反
応して混合無水物6または7を得た。0〜30℃でこの反
応を行う。ピリヂン、トリブチルアミン、コリヂン、ル
チヂン、またはMgOなどがトリエチルアミンと代わりに
酸受容体とすることができる。また、アルキルクロロフ
ォーメイトとしてほかにメチル、エチル、イソプロピル
基のクロロフォーメイトなどもあり、溶媒としてほかに
ジメチルスルホキシド、ヘキサメチルフォアマイドまた
はジメチルアセトアミドなどもある。
エチルアミンまたはN−メチルモルフォリンの存在した
以上適当な溶媒たとえばジメチルフォルムアミド中に4
アミノ−4−デオキシ−10−デアザプテロイン酸(4)
または4−アミノ−4−デオキシ−10−エチル−10−デ
アザプテロイン酸(5)とアルキルクロロフォーメイト
たとえばアイソブチルクロロフォーメイトとが等量に反
応して混合無水物6または7を得た。0〜30℃でこの反
応を行う。ピリヂン、トリブチルアミン、コリヂン、ル
チヂン、またはMgOなどがトリエチルアミンと代わりに
酸受容体とすることができる。また、アルキルクロロフ
ォーメイトとしてほかにメチル、エチル、イソプロピル
基のクロロフォーメイトなどもあり、溶媒としてほかに
ジメチルスルホキシド、ヘキサメチルフォアマイドまた
はジメチルアセトアミドなどもある。
第2工程 混合無水物6または7を過量のγ−メチレングルタミ
ル酸ジエステルたとえばジエチル−γ−メチレングルタ
ミン酸ジエステルと反応する。ジメチル、ジベンゾル、
またはジ−t−ブチル−γ−メチレングルタミン酸がジ
エチル基誘導体に代わることができる。ジエチル−γ−
メチレングルタマートを塩酸塩と形式で混合無水物6ま
たは7の溶液中に加えた後等量または過量の酸受容体た
とえばトリエチルアミンを加える。交代合成法はジエチ
ル−γ−メチレングルタマート塩酸塩を適当な溶媒たと
えばDMF中に溶解し、等量の酸受容体で中和後、これを
混合無水物の溶液に加えたのである。この溶液を25〜30
℃で18時間撹はんし溶媒を減圧蒸留法で除去し、産物を
過量の0.1N NaOH/アセトナイトリンに加え、18時間撹は
んしたあと、主産物1または2を得た。そして、グルタ
ミル酸誘導体1または2をアルカリに溶解した溶液に酸
を加え、析出する沈澱を濾取し、洗浄し乾燥した。
ル酸ジエステルたとえばジエチル−γ−メチレングルタ
ミン酸ジエステルと反応する。ジメチル、ジベンゾル、
またはジ−t−ブチル−γ−メチレングルタミン酸がジ
エチル基誘導体に代わることができる。ジエチル−γ−
メチレングルタマートを塩酸塩と形式で混合無水物6ま
たは7の溶液中に加えた後等量または過量の酸受容体た
とえばトリエチルアミンを加える。交代合成法はジエチ
ル−γ−メチレングルタマート塩酸塩を適当な溶媒たと
えばDMF中に溶解し、等量の酸受容体で中和後、これを
混合無水物の溶液に加えたのである。この溶液を25〜30
℃で18時間撹はんし溶媒を減圧蒸留法で除去し、産物を
過量の0.1N NaOH/アセトナイトリンに加え、18時間撹は
んしたあと、主産物1または2を得た。そして、グルタ
ミル酸誘導体1または2をアルカリに溶解した溶液に酸
を加え、析出する沈澱を濾取し、洗浄し乾燥した。
化合物3の製造法について以下の説明する(製造法
3)。混合無水物6を過量の3−ハイドロキシグルタミ
ン酸ジエシテルたとえばジメチル−3−ハイドロキシグ
ルタマートジエステルと反応した。ジエチル、ジベンゾ
ル、ジ−t−ブチル−3−ハイドロキシグルタマートが
ジメチル基誘導体に代わることができる。ジメチル−3
−ハイドロキシグルタマートを塩酸塩の形式で混合無水
物の溶液に加えた後、等量または過量の酸受容体たとえ
ばトリエチルアミンを加えた。交代合成法はジメチル−
3−ハイドロキシグルタマート塩酸塩を適当な溶媒たと
えばDMF中に溶解し等量の酸受容体たとえばトリエチル
アミンまたはN−メチルモーフォリンで中和した後、こ
れを混合無水物の溶液に加えたのである。この溶液を25
〜30℃で18〜24時間撹はんし、溶媒を回転減圧蒸留法で
除去し、産物を過量の0.1N NaOH/アセトナイトリン3:1
に加え、10〜18時間撹はんしたあと、主産物3を得た。
そして、化合物3をアルカリに溶解した溶液に氷酢酸を
加え、析出する沈澱を濾取し洗浄し乾燥した。
3)。混合無水物6を過量の3−ハイドロキシグルタミ
ン酸ジエシテルたとえばジメチル−3−ハイドロキシグ
ルタマートジエステルと反応した。ジエチル、ジベンゾ
ル、ジ−t−ブチル−3−ハイドロキシグルタマートが
ジメチル基誘導体に代わることができる。ジメチル−3
−ハイドロキシグルタマートを塩酸塩の形式で混合無水
物の溶液に加えた後、等量または過量の酸受容体たとえ
ばトリエチルアミンを加えた。交代合成法はジメチル−
3−ハイドロキシグルタマート塩酸塩を適当な溶媒たと
えばDMF中に溶解し等量の酸受容体たとえばトリエチル
アミンまたはN−メチルモーフォリンで中和した後、こ
れを混合無水物の溶液に加えたのである。この溶液を25
〜30℃で18〜24時間撹はんし、溶媒を回転減圧蒸留法で
除去し、産物を過量の0.1N NaOH/アセトナイトリン3:1
に加え、10〜18時間撹はんしたあと、主産物3を得た。
そして、化合物3をアルカリに溶解した溶液に氷酢酸を
加え、析出する沈澱を濾取し洗浄し乾燥した。
γ−メチレングルタミン酸誘導体1と2及び3−ハイ
ドロキシグルタミン酸誘導体3の製造法について以下に
詳しく説明する。
ドロキシグルタミン酸誘導体3の製造法について以下に
詳しく説明する。
実施例1 ジエチル−γ−メチレングルタマート塩酸塩 γ−メチレングルタミン酸は Calbiochem−Behring
製を用いた。丸底フラスコ中で上記γ−メチレングルタ
ミン酸795mg(5mmol)無水エチルアルコール25mlに溶解
した。0℃に氷冷下塩化ザイオニル3mlを撹はんしなが
ら除去に滴下する。それから25℃で18時間撹はんし、4
時間加熱還流し、溶媒を除去したあと、半固状物質を得
た。それを、ジエチルエーテル40mlに溶解し、ジエチル
−γ−メチレングルタマートの白色の結晶を得た。融
点;87〜89℃、質量分光(FAB)m/z;217(MH+)、収率;
1.0g(80%)。
製を用いた。丸底フラスコ中で上記γ−メチレングルタ
ミン酸795mg(5mmol)無水エチルアルコール25mlに溶解
した。0℃に氷冷下塩化ザイオニル3mlを撹はんしなが
ら除去に滴下する。それから25℃で18時間撹はんし、4
時間加熱還流し、溶媒を除去したあと、半固状物質を得
た。それを、ジエチルエーテル40mlに溶解し、ジエチル
−γ−メチレングルタマートの白色の結晶を得た。融
点;87〜89℃、質量分光(FAB)m/z;217(MH+)、収率;
1.0g(80%)。
4−アミノ−4−デオキシ−10−デアザプテロイル−γ
−メニレングルタミン酸(1) 4−アミノ−4−デオキシ−10−デアザプテロイン酸
(Nairの方法に従って得たれた。J.Org.Chem.50:1879,1
985)310mg(1mmol)を乾燥したDMF40mlに溶解し、トリ
エチルアミン0.28ml(2mmol)を添加し、80〜90℃に加
熱し、そして−5℃に氷冷下精製した。イソブチルクロ
ロフォーメイト0.262ml(2mmol)を撹はんしながら、溶
液中に滴下した。15分後、氷浴に退去し、混合無水物6
が完全に形成するまで25℃に30分保持する。混合無水物
の溶液にジエチルーγーメチレングルタマート塩酸塩50
3mg(2mmol)を加え、そしてトリエチルアミン0.28mg
(2mmol)を非常に速く添加し、25〜30℃で18時間撹は
んし、70℃に減圧蒸留し砕氷50gを加え濾別した。その
あと、沈澱を0.1N NaOH 50mlとアセトナイトリン15mlを
含む混合液に加え、18時間撹はんし、透明溶液を得た。
それから1N塩酸でpH7.5とし、回転蒸留、濃縮し、溶液2
0mlぐらいを得、冷却後氷酢酸でpH4.0とした。黄色沈澱
を濾取し、洗浄、乾燥した。産物はHPLC分析により未反
応の4−アミノ−4−デオキシ−10−エチル−10−デア
ザプロテイン酸と目的化合物である4−アミノ−4−デ
オキシ−10−デアザプテロイル−γ−メチレングルタミ
ン酸(1)1:3混合物である。
−メニレングルタミン酸(1) 4−アミノ−4−デオキシ−10−デアザプテロイン酸
(Nairの方法に従って得たれた。J.Org.Chem.50:1879,1
985)310mg(1mmol)を乾燥したDMF40mlに溶解し、トリ
エチルアミン0.28ml(2mmol)を添加し、80〜90℃に加
熱し、そして−5℃に氷冷下精製した。イソブチルクロ
ロフォーメイト0.262ml(2mmol)を撹はんしながら、溶
液中に滴下した。15分後、氷浴に退去し、混合無水物6
が完全に形成するまで25℃に30分保持する。混合無水物
の溶液にジエチルーγーメチレングルタマート塩酸塩50
3mg(2mmol)を加え、そしてトリエチルアミン0.28mg
(2mmol)を非常に速く添加し、25〜30℃で18時間撹は
んし、70℃に減圧蒸留し砕氷50gを加え濾別した。その
あと、沈澱を0.1N NaOH 50mlとアセトナイトリン15mlを
含む混合液に加え、18時間撹はんし、透明溶液を得た。
それから1N塩酸でpH7.5とし、回転蒸留、濃縮し、溶液2
0mlぐらいを得、冷却後氷酢酸でpH4.0とした。黄色沈澱
を濾取し、洗浄、乾燥した。産物はHPLC分析により未反
応の4−アミノ−4−デオキシ−10−エチル−10−デア
ザプロテイン酸と目的化合物である4−アミノ−4−デ
オキシ−10−デアザプテロイル−γ−メチレングルタミ
ン酸(1)1:3混合物である。
粗産物(400mg)を5%水酸化アンモニウム10mlに溶
解し、溶媒を減圧回転蒸留で除去し産物1を得た。この
アンモニウム塩を蒸留水10mlに溶解してそれをC18シリ
カゲル15Gを充填したカラムで展開した。展開溶媒は10
%アセトナイトリン水溶液を用い、第一帯溶液5mlを集
め、氷酢酸で酸化し、析出する黄色沈澱を濾取し、洗
浄、乾燥した。収率:300mg(67%),融点:〉300℃,
この化合物の分析データを下に示す。
解し、溶媒を減圧回転蒸留で除去し産物1を得た。この
アンモニウム塩を蒸留水10mlに溶解してそれをC18シリ
カゲル15Gを充填したカラムで展開した。展開溶媒は10
%アセトナイトリン水溶液を用い、第一帯溶液5mlを集
め、氷酢酸で酸化し、析出する黄色沈澱を濾取し、洗
浄、乾燥した。収率:300mg(67%),融点:〉300℃,
この化合物の分析データを下に示す。
製造法1 4−アミノ−4−デオキシ−10−デアザプテロイル−γ
−メチレングルタミン酸(1)の製造法 実施例2 ジエチル−γ−メチレングルタマート塩酸塩 γ−メチレングルタミン酸はCalbiochem−Behring製
を用いた。丸底フラスコ中で上記γ−メチレングルタミ
ン酸795mg(5mmol)無水エチルアルコール25mlに溶解し
た。0℃に氷冷下塩化サイオニン3mlを撹はんしなが
ら、徐々に滴下する。それから、25℃で18時間撹はん
し、4時間加熱還流し、溶媒を除去したあと、半固状物
質を得た。それを、ジエチルエーテル40mlに溶解しジエ
チル−γ−メチレングルタマートの白色の結晶を得た。
融点:87〜89℃、質量分光(FAB)m/z;216(MH+)、収
率:1.0g(80%)。
−メチレングルタミン酸(1)の製造法 実施例2 ジエチル−γ−メチレングルタマート塩酸塩 γ−メチレングルタミン酸はCalbiochem−Behring製
を用いた。丸底フラスコ中で上記γ−メチレングルタミ
ン酸795mg(5mmol)無水エチルアルコール25mlに溶解し
た。0℃に氷冷下塩化サイオニン3mlを撹はんしなが
ら、徐々に滴下する。それから、25℃で18時間撹はん
し、4時間加熱還流し、溶媒を除去したあと、半固状物
質を得た。それを、ジエチルエーテル40mlに溶解しジエ
チル−γ−メチレングルタマートの白色の結晶を得た。
融点:87〜89℃、質量分光(FAB)m/z;216(MH+)、収
率:1.0g(80%)。
4−アミノ−4−デオキシ−10−エチル−10−デアザプ
ロテイル−γ−メチレングルタミン酸(2) 4−アミノ−4−デオキシ−10−エチル−10−デアザ
プロテイン酸(Nairの方法に従って得られた。J.Org.Ch
em.50:1879,1985)337mg(1mmol)を乾燥したDMF 40ml
に溶解し、N−メチルモーフォリン0.226ml(2mmol)を
添加し、80〜90℃に加熱し、−5℃に氷冷下精製した。
イソブチルクロロフォーメイト0.262ml(2mmol)を撹は
んしながら、溶液中に滴下した。15分後、氷浴を退去
し、混合無水物7を完全に形成するまで25℃に30分保持
する。混合無水物溶液にジエチル−r−メチレングルタ
マート塩酸塩503mg(2mmol)を加え、そしてN−メチル
モーフォリン0.226ml(2mmol)を非常に速く添加し、25
〜30℃で18時間撹はんし、70℃に減圧蒸留し、砕氷50g
を加え、濾別した。そのあと沈澱を0.1N NaOH 50mlとア
イソナイトリン15mlを含む混合液に加え、18時間撹はん
し、透明溶液を得た。それから1N塩酸でpH7.5とし、回
転蒸留濃縮し、溶液20mlぐらい得て、冷却後、氷酢酸で
pH4.0とする。黄色沈澱を濾取し、洗浄、乾燥した。産
物はHPLC分析により未反応の4−アミノ−4−デオキシ
−10−エチル−10−デアザプテロイン酸と目的化合物で
ある4−アミノ−4−デオキシ−10−エチル−10−デア
ザプロテイル−γ−メチレングルタミン酸(2)1:3の
混合物である。
ロテイル−γ−メチレングルタミン酸(2) 4−アミノ−4−デオキシ−10−エチル−10−デアザ
プロテイン酸(Nairの方法に従って得られた。J.Org.Ch
em.50:1879,1985)337mg(1mmol)を乾燥したDMF 40ml
に溶解し、N−メチルモーフォリン0.226ml(2mmol)を
添加し、80〜90℃に加熱し、−5℃に氷冷下精製した。
イソブチルクロロフォーメイト0.262ml(2mmol)を撹は
んしながら、溶液中に滴下した。15分後、氷浴を退去
し、混合無水物7を完全に形成するまで25℃に30分保持
する。混合無水物溶液にジエチル−r−メチレングルタ
マート塩酸塩503mg(2mmol)を加え、そしてN−メチル
モーフォリン0.226ml(2mmol)を非常に速く添加し、25
〜30℃で18時間撹はんし、70℃に減圧蒸留し、砕氷50g
を加え、濾別した。そのあと沈澱を0.1N NaOH 50mlとア
イソナイトリン15mlを含む混合液に加え、18時間撹はん
し、透明溶液を得た。それから1N塩酸でpH7.5とし、回
転蒸留濃縮し、溶液20mlぐらい得て、冷却後、氷酢酸で
pH4.0とする。黄色沈澱を濾取し、洗浄、乾燥した。産
物はHPLC分析により未反応の4−アミノ−4−デオキシ
−10−エチル−10−デアザプテロイン酸と目的化合物で
ある4−アミノ−4−デオキシ−10−エチル−10−デア
ザプロテイル−γ−メチレングルタミン酸(2)1:3の
混合物である。
粗産物(420mg)を5%水酸化アンモニウム10mlに溶
解し、溶媒を減圧回転蒸留で除去し、産物2を得た。こ
のアンモニウム塩を蒸留水10mlに溶解して、それをC18
シリカゲル15gを充填したカラムで展開した。展開溶液
は10%アセトナイトリン水溶液を用い、第1帯溶液5ml
を集め、氷酢酸で酸化し、析出する黄色沈澱を濾取し、
洗浄、乾燥した。収率:350mg(〜69%),融点:〉300
℃,この化合物の分析データを下に示す。
解し、溶媒を減圧回転蒸留で除去し、産物2を得た。こ
のアンモニウム塩を蒸留水10mlに溶解して、それをC18
シリカゲル15gを充填したカラムで展開した。展開溶液
は10%アセトナイトリン水溶液を用い、第1帯溶液5ml
を集め、氷酢酸で酸化し、析出する黄色沈澱を濾取し、
洗浄、乾燥した。収率:350mg(〜69%),融点:〉300
℃,この化合物の分析データを下に示す。
製造法2 4−アミノ−4−デオキシ−10−エチル−10−デアザプ
テロイル−γ−メチレングルタミン酸(2)の製造法 実施例3 ジメチル−3−ハイドロキシグルタマート塩酸塩3−ハ
イドロキシグルタミン酸は、Vidal−Crosの“Journal O
f Organic Chemistry 50:3163(1985)”の論文中の方
法に従って得られた。丸底フラスコ中で微粉状態の3−
ハイドロキシグルタミン酸8.0g(〜50mmol)を乾燥した
メタノール250mlに溶解した。0℃の氷冷下塩化サイオ
ニル(25ml)を撹はんしながら、徐々に滴下する。それ
から、氷浴を退去し、25℃で18時間撹はんし、4時間加
熱還流し、ベンゼン200mlを加え、溶媒を減圧で全部除
去した。反応残留物をアセトン100mlに溶解し、徐々に
ジエチルエーテルを添加し、最初に微粉状態の結晶を得
た。析出する結晶を濾取し、エチルアルコール50ml及び
アセトン15mlで順次洗浄し、無水P2O5を入れた乾燥機の
中で乾燥した。収率:58%,融点:137〜138℃,NMR(TF
A)δ4.75(br,d,IH,αH),3.79,3.65(s,s,3H,3H,car
bomethoxy)質量分光:計算値C7H13NO4,(MH-)192,実
験値192。
テロイル−γ−メチレングルタミン酸(2)の製造法 実施例3 ジメチル−3−ハイドロキシグルタマート塩酸塩3−ハ
イドロキシグルタミン酸は、Vidal−Crosの“Journal O
f Organic Chemistry 50:3163(1985)”の論文中の方
法に従って得られた。丸底フラスコ中で微粉状態の3−
ハイドロキシグルタミン酸8.0g(〜50mmol)を乾燥した
メタノール250mlに溶解した。0℃の氷冷下塩化サイオ
ニル(25ml)を撹はんしながら、徐々に滴下する。それ
から、氷浴を退去し、25℃で18時間撹はんし、4時間加
熱還流し、ベンゼン200mlを加え、溶媒を減圧で全部除
去した。反応残留物をアセトン100mlに溶解し、徐々に
ジエチルエーテルを添加し、最初に微粉状態の結晶を得
た。析出する結晶を濾取し、エチルアルコール50ml及び
アセトン15mlで順次洗浄し、無水P2O5を入れた乾燥機の
中で乾燥した。収率:58%,融点:137〜138℃,NMR(TF
A)δ4.75(br,d,IH,αH),3.79,3.65(s,s,3H,3H,car
bomethoxy)質量分光:計算値C7H13NO4,(MH-)192,実
験値192。
4−アミノ−4−デオキシ−10−デアザプテロイル−3
−ハイドロキシグルタミン酸(4−Amino−4−deoxy−
10−deazapteroyl−3−hydroxyglutamic acid)(3) 正確な4−アミノ−4−デオキシ−10−デアザプロテ
イン酸1mmol(310mg)を乾燥したDMF100mlに溶解し、80
℃に加熱し、精製したトリエチルアミン0.28ml(2mmo
l)を添加し、そして0℃に冷却した。そのあと、イソ
ブチルクロロフォーメイト0.262ml(2mmol)を溶液中に
加え、0−5℃で90分撹はんした。それから、混合無水
物(6)を含む反応物を氷浴から除去し、25℃で30分撹
はんした。ジメチル−3−ハイドロキシグルタマート塩
酸塩(456mg,2mmol)をDMF15mlに溶解し、精製したトリ
エチルアミン0.28ml(2mmol)を前の溶液に加えた。そ
して、この混合溶液を混合無水物溶液中に加え25℃で18
時間撹はんし、55℃に真空蒸発させ溶媒を除去した。残
留物をNaHCO3(5%,10ml)とエーテル10ml溶液に加
え、1時間撹はんし、濾別し、水で洗浄した。ジメチル
エステル沈澱物を0.1N NaOH 80mlに溶解し、アセトナイ
トリン25mlを加え透明溶液を得、25℃で18時間撹はんし
た。真空蒸発でアセトナイトリンを除去し、1N塩酸でpH
7.5−8とした。産物は、イオン交換クロマトグラフィ
ーでDEAEセルロール/塩化物である線状NaCl(階調度
0−0,5M)を用いて純化した。それから氷酢酸で溶液pH
3.5とし、沈澱を得た。溶液を冷却し、濾別し、水で洗
浄し、乾燥した。収率:56%。
−ハイドロキシグルタミン酸(4−Amino−4−deoxy−
10−deazapteroyl−3−hydroxyglutamic acid)(3) 正確な4−アミノ−4−デオキシ−10−デアザプロテ
イン酸1mmol(310mg)を乾燥したDMF100mlに溶解し、80
℃に加熱し、精製したトリエチルアミン0.28ml(2mmo
l)を添加し、そして0℃に冷却した。そのあと、イソ
ブチルクロロフォーメイト0.262ml(2mmol)を溶液中に
加え、0−5℃で90分撹はんした。それから、混合無水
物(6)を含む反応物を氷浴から除去し、25℃で30分撹
はんした。ジメチル−3−ハイドロキシグルタマート塩
酸塩(456mg,2mmol)をDMF15mlに溶解し、精製したトリ
エチルアミン0.28ml(2mmol)を前の溶液に加えた。そ
して、この混合溶液を混合無水物溶液中に加え25℃で18
時間撹はんし、55℃に真空蒸発させ溶媒を除去した。残
留物をNaHCO3(5%,10ml)とエーテル10ml溶液に加
え、1時間撹はんし、濾別し、水で洗浄した。ジメチル
エステル沈澱物を0.1N NaOH 80mlに溶解し、アセトナイ
トリン25mlを加え透明溶液を得、25℃で18時間撹はんし
た。真空蒸発でアセトナイトリンを除去し、1N塩酸でpH
7.5−8とした。産物は、イオン交換クロマトグラフィ
ーでDEAEセルロール/塩化物である線状NaCl(階調度
0−0,5M)を用いて純化した。それから氷酢酸で溶液pH
3.5とし、沈澱を得た。溶液を冷却し、濾別し、水で洗
浄し、乾燥した。収率:56%。
4−アミノ−4−デオキシ−10−デアザプテロイル−
3−ハイドロキシグルタミン酸(3)の分析結果を下に
示す。
3−ハイドロキシグルタミン酸(3)の分析結果を下に
示す。
製造法3 4−アミノ−4−デオキシ−10−デアザプテロイル−3
−ハイドロキシグルタミン酸(3)の製造法 グルタマート化合物1,2または3の酸の形式で使っ
ても良いが、一つ、またいくつかのアミノ基を含むプテ
リディン環である塩の形式で使ってもよい。ほかの塩は
塩酸、臭化水素酸、サルフォン酸、硝酸、燐酸および有
機カーボン酸たとえばマレイン酸、クエン酸、サリチル
酸、メタンサルフォン酸などで合成してよい。
−ハイドロキシグルタミン酸(3)の製造法 グルタマート化合物1,2または3の酸の形式で使っ
ても良いが、一つ、またいくつかのアミノ基を含むプテ
リディン環である塩の形式で使ってもよい。ほかの塩は
塩酸、臭化水素酸、サルフォン酸、硝酸、燐酸および有
機カーボン酸たとえばマレイン酸、クエン酸、サリチル
酸、メタンサルフォン酸などで合成してよい。
グルタマート化合物1,2または3またはそれらの塩
は温血動物に経口または非経口(腹腔内、静脈内、脊椎
腔内、皮下、筋肉内)的に投与し得る。薬物1,2また
は3を白血病、腹水腫瘍、固形腫瘍、またはリウマチ様
関節炎の治療に用いる場合、0.1mg−500mg/kgに投与す
ればよい。一度に500mg/kgぐらい大用量の場合リューコ
ボリン[6(RS)5−フォーミルテトラヒドロ葉酸]と
一緒に使って毒性を下げた方がよい。
は温血動物に経口または非経口(腹腔内、静脈内、脊椎
腔内、皮下、筋肉内)的に投与し得る。薬物1,2また
は3を白血病、腹水腫瘍、固形腫瘍、またはリウマチ様
関節炎の治療に用いる場合、0.1mg−500mg/kgに投与す
ればよい。一度に500mg/kgぐらい大用量の場合リューコ
ボリン[6(RS)5−フォーミルテトラヒドロ葉酸]と
一緒に使って毒性を下げた方がよい。
グルタマート化合物1,2または3は複雑な形式およ
び単位薬量の形式で治療を簡単にした。無菌・無毒な担
体は1,2または3の中に加えてよい。これらの担体は
液状、固状、半固状で載色剤、媒質または賦形剤として
よいが、担体としてゼラチン、メチルセルロース、パラ
ハイドロキシ安息香酸塩、タルク、ステアリン酸マグネ
シウム、テオブロマー油、アラビゴム、乳糖、右旋糖、
マンニット、ソルビトール油、ミネラル油などがある。
グルタマート化合物1,2または3と担体または希釈剤
は単位薬量に紙またはほかの入れ物たとえばカプセル、
カチェト、膠化体またはサチェトの中に入れておく。そ
してカチェト剤、座薬、カプセル剤、平板剤などとして
投与される。
び単位薬量の形式で治療を簡単にした。無菌・無毒な担
体は1,2または3の中に加えてよい。これらの担体は
液状、固状、半固状で載色剤、媒質または賦形剤として
よいが、担体としてゼラチン、メチルセルロース、パラ
ハイドロキシ安息香酸塩、タルク、ステアリン酸マグネ
シウム、テオブロマー油、アラビゴム、乳糖、右旋糖、
マンニット、ソルビトール油、ミネラル油などがある。
グルタマート化合物1,2または3と担体または希釈剤
は単位薬量に紙またはほかの入れ物たとえばカプセル、
カチェト、膠化体またはサチェトの中に入れておく。そ
してカチェト剤、座薬、カプセル剤、平板剤などとして
投与される。
マンカ細胞の成長の分析実験はThorndike,Gaumont,Ki
sliuk,Sirotnak,Murthy,Nairなどの“Cancer Research
49,158(1989)”の論文中の方法に従って行った。H35
−ヘパトム細胞の成長に対しての抑制作用の測定はPati
l,Jones,Nair,Garivan,Meley,Kisliuk,Gaumont,Duch,Fe
roneなどの“Tournal of Medicinal Chemistry 32:1284
(1989)”の論文中の方法に従って行ったのである。CC
RF−CEMヒト白血病細胞に対しての抑制作用の測定はMcG
uire,Graber,Licato,Vincenz,Coward,Nimec,Gelivanな
どの方法に従って行ったのである。(Cancer Research
49:4517,1989)。
sliuk,Sirotnak,Murthy,Nairなどの“Cancer Research
49,158(1989)”の論文中の方法に従って行った。H35
−ヘパトム細胞の成長に対しての抑制作用の測定はPati
l,Jones,Nair,Garivan,Meley,Kisliuk,Gaumont,Duch,Fe
roneなどの“Tournal of Medicinal Chemistry 32:1284
(1989)”の論文中の方法に従って行ったのである。CC
RF−CEMヒト白血病細胞に対しての抑制作用の測定はMcG
uire,Graber,Licato,Vincenz,Coward,Nimec,Gelivanな
どの方法に従って行ったのである。(Cancer Research
49:4517,1989)。
* γ−メチレングルタマートのd−エナンサイオマー
の含量が照合検査された。重複実験のデータは一致し
た。
の含量が照合検査された。重複実験のデータは一致し
た。
純粋なジヒドロ葉酸レグクターゼがリンフォブラスト
イド(lymphoblastoid)から得られた。酵素実験はPast
ore,Plante,Kisliukなどの方法に従って行った(Method
s in Enzymology 34:281,1974)。
イド(lymphoblastoid)から得られた。酵素実験はPast
ore,Plante,Kisliukなどの方法に従って行った(Method
s in Enzymology 34:281,1974)。
転送実験はPatil,Jones,Nair,Galivan,Maley,Kisliu
k,Gaumount,Duch,Feroneなどの方法に従って行った(Jo
urnal of Medical Chemistry 32:1284,(1989))。亜
葉酸(2μM,15分摂取)。
k,Gaumount,Duch,Feroneなどの方法に従って行った(Jo
urnal of Medical Chemistry 32:1284,(1989))。亜
葉酸(2μM,15分摂取)。
分析実験がMcGuire,Graber,Licato,Vincenz,Coward,N
imec,Galivanなどの“Cancer Research 49,4517(198
9)”の論文中の方法に従って行ったのである。
imec,Galivanなどの“Cancer Research 49,4517(198
9)”の論文中の方法に従って行ったのである。
本発明の詳しい過程は製造法1,2,3の中で説明する。
全文中同じ番号の化合物が同じ化合物である。
全文中同じ番号の化合物が同じ化合物である。
応用上の長所 メトトレキセート(Methotrexate,MTX)はヒトのガン
の治療によく用いられている薬物の一つである。近年、
メトトレキセートに類似する10−エチル−10−デアザア
ミノプテリン(10−ethyl−10−deazaaminopterin,10−
EDAM)が高い抗腫瘍活性を示した。MTXと10−EDAMが代
謝によりポリ−γ−グルタミル基誘導体(poly−γ−gl
utamyl derivatives)となった。この二つの抗葉酸(an
ti−folates)MTXと10−EDAMの目標酵素(target enzym
e)がジヒドロ葉酸レダクターゼ(dihydrofolate reduc
tase)である。哺乳類動物の細胞に転送される速度につ
いては10−EDAMのほうがMTXより速い。MTXと10−EDAMの
ポリグルタミル基誘導対はジヒドロ葉酸レダクターゼを
抑制することができるばかりでなく、他の葉酸類レダク
ターゼを抑制することもできる。それで、抗葉酸のポリ
グルタミル基化は細胞中毒することが知られ、これらの
毒性代謝物が長い間に正常な繁殖組織たとえば肝臓・腎
臓・腸の上皮および骨髄中に蓄積して悪い副作用が生じ
るのは言うまでもない。
の治療によく用いられている薬物の一つである。近年、
メトトレキセートに類似する10−エチル−10−デアザア
ミノプテリン(10−ethyl−10−deazaaminopterin,10−
EDAM)が高い抗腫瘍活性を示した。MTXと10−EDAMが代
謝によりポリ−γ−グルタミル基誘導体(poly−γ−gl
utamyl derivatives)となった。この二つの抗葉酸(an
ti−folates)MTXと10−EDAMの目標酵素(target enzym
e)がジヒドロ葉酸レダクターゼ(dihydrofolate reduc
tase)である。哺乳類動物の細胞に転送される速度につ
いては10−EDAMのほうがMTXより速い。MTXと10−EDAMの
ポリグルタミル基誘導対はジヒドロ葉酸レダクターゼを
抑制することができるばかりでなく、他の葉酸類レダク
ターゼを抑制することもできる。それで、抗葉酸のポリ
グルタミル基化は細胞中毒することが知られ、これらの
毒性代謝物が長い間に正常な繁殖組織たとえば肝臓・腎
臓・腸の上皮および骨髄中に蓄積して悪い副作用が生じ
るのは言うまでもない。
いかなるメトトレキセートと同じ生物化学物質たとえ
ばジヒドロ葉酸レダクターゼを抑制する性質と腫瘍細胞
に到達する性質がありポリグルタミル基化できない古典
的な抗葉酸は、顕著な低毒性をもつべきだ。化合物1,
2および3はメトトレキセートと同じようにジヒドロ葉
酸レダクターゼを抑制することができる。抗葉酸1と2
の腫瘍細胞に到達する効率はメトトレキセートの3−5
倍であるが、白血病細胞の生成を抑制する効率はその2
倍である。いずれの新規抗葉酸(1,2あるいは3)は
フォリルポリ−グルタメート合成酵素(folylpolygluta
mate synthetase,FPGS)に作用される物質ではない。し
たがって代謝によりポリ−γ−グルタマートになること
はできないのである。想像と一致して、化合物1,2あ
るいは3は比較的に毒性が低い新規非ポリグルタマート
の抗葉酸である。それをガンの治療に用いてメトトレキ
セートと同じあるいは更に優れている免疫抑制活性が現
れた。ヒトにおける経口または非経口的薬量は一日0.1
−500mg/kgである。
ばジヒドロ葉酸レダクターゼを抑制する性質と腫瘍細胞
に到達する性質がありポリグルタミル基化できない古典
的な抗葉酸は、顕著な低毒性をもつべきだ。化合物1,
2および3はメトトレキセートと同じようにジヒドロ葉
酸レダクターゼを抑制することができる。抗葉酸1と2
の腫瘍細胞に到達する効率はメトトレキセートの3−5
倍であるが、白血病細胞の生成を抑制する効率はその2
倍である。いずれの新規抗葉酸(1,2あるいは3)は
フォリルポリ−グルタメート合成酵素(folylpolygluta
mate synthetase,FPGS)に作用される物質ではない。し
たがって代謝によりポリ−γ−グルタマートになること
はできないのである。想像と一致して、化合物1,2あ
るいは3は比較的に毒性が低い新規非ポリグルタマート
の抗葉酸である。それをガンの治療に用いてメトトレキ
セートと同じあるいは更に優れている免疫抑制活性が現
れた。ヒトにおける経口または非経口的薬量は一日0.1
−500mg/kgである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−51482(JP,A) 特開 昭62−81385(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C07D 475/00 - 475/14 A61K 31/505 CA(STN) REGISTRY(STN)
Claims (15)
- 【請求項1】下記の式を有する4−アミノ−4−デオキ
シ−10−デアザプテロイル−γ−メチレングルタミン
酸。 - 【請求項2】下記の式を有する4−アミノ−4−デオキ
シ−10−エチル−10−デアザプテロイル−γ−メチレン
グルタミン酸。 - 【請求項3】下記の式を有する4−アミノ−4−デオキ
シ−10−デアザプテロイル−3−ハイドロキシグルタミ
ン酸。 - 【請求項4】白血病、腹水腫瘍または固形腫瘍を改善す
るのに治療学的に有効な1単位薬量当り0.1乃至500mgの
範囲の量の4−アミノ−4−デオキシ−10−デアザプテ
ロイル−γ−メチレングルタミン酸の薬理学的に許容さ
れる無毒的な担体またはその希釈剤と共に含むことから
なる白血病、腹水腫瘍または固形腫瘍を処置するための
単位薬量形態の薬物組成物。 - 【請求項5】白血病、腹水腫瘍または固形腫瘍を改善す
るのに治療学的に有効な1単位薬量当り0.1乃至500mgの
範囲の量の4−アミノ−4−デオキシ−10−エチル−10
−デアザプテロイル−γ−メチレングルタミン酸を薬理
学的に許容される無毒的な担体または希釈剤と共に含む
ことからなる白血病、腹水腫瘍または固形腫瘍を処置す
るための単位薬量形態の薬物組成物。 - 【請求項6】白血病、腹水腫瘍または固形腫瘍を改善す
るのに治療学的に有効な1単位薬量当り0.1乃至500mgの
範囲の量の4−アミノ−4−デオキシ−10−デアザプテ
ロイル−3−ハイドロキシグルタミン酸を薬理学的に許
容される無毒的な担体またはその希釈剤と共に含むこと
からなる白血病、腹水腫瘍または固形腫瘍を処置するた
めの単位薬量形態の薬物組成物。 - 【請求項7】リウマチ様関節炎を改善するため治療学的
量の4−アミノ−4−デオキシ−10−デアザプテロイル
−γ−メチレングルタミン酸を含むリウマチ様関節炎治
療剤。 - 【請求項8】リウマチ様関節炎を改善するため治療学的
量の4−アミノ−4−デオキシ−10−エチル−10−デア
ザプテロイル−γ−メチレングルタミン酸を含むリウマ
チ様関節炎治療剤。 - 【請求項9】リウマチ様関節炎を改善するための治療学
的量の4−アミノ−4−デオキシ−10−デアザプテロイ
ル−3−ハイドロキシグルタミン酸を含むリウマチ様関
節炎治療剤。 - 【請求項10】既知の4−アミノ−4−デオキシ−10−
デアザプテロイン酸をアルキルクロロフォーメイトとの
反応により混合無水物へ転化させ、該生成混合無水物を
γ−メチレングルタミン酸ジエステルと反応させ、次い
でアルカリ加水分解し、酸性化することによりなる請求
項1の4−アミノ−4−デオキシ−10−デアザプテロイ
ル−γ−メチレングルタミン酸の調製方法。 - 【請求項11】既知の4−アミノ−4−デオキシ−10−
エチル−10−デアザプテロイン酸をアルキルクロロフォ
ーメイトとの反応により混合無水物へ転化させ、該生成
混合無水物をγ−メチレングルタミン酸ジエステルと反
応させ、次いでアルカリ加水分解し、酸性化することに
よりなる請求項2の4−アミノ−4−デオキシ−10−エ
チル−10−デアザプテロイル−γ−メチレングルタミン
酸の調製方法。 - 【請求項12】既知の4−アミノ−4−デオキシ−10−
デアザプテロイン酸をアルキルクロロフォーメイトとの
反応により混合無水物へ転化させ、該生成混合無水物を
3−ハイドロキシグルタミン酸ジエステルと反応させ、
次いでアルカリ加水分解し、酸性化することによりなる
請求項3の4−アミノ−4−デオキシ−10−デアザプテ
ロイル3−ハイドロキシグルタミン酸の調製方法。 - 【請求項13】白血病、腹水腫瘍または固形腫瘍を改善
するための治療学的量であって相対的に無毒な薬量の4
−アミノ−4−デオキシ−10−デアザプテロイル−γ−
メチレングルタミン酸を含む抗がん剤。 - 【請求項14】白血病、腹水腫瘍または固形腫瘍を改善
するための治療学的量であって相対的に無毒な薬量の4
−アミノ−4−デオキシ−10−エチル−10−デアザプテ
ロイル−γ−メチレングルタミン酸を含む抗がん剤。 - 【請求項15】白血病、腹水腫瘍または固形腫瘍を改善
するための治療学的量であって相対的に無毒な薬量の4
−アミノ−4−デオキシ−10−デアザプテロイル−3−
ハイドロキシグルタミン酸を含む抗がん剤。
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