JPS627012Y2 - - Google Patents

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JPS627012Y2
JPS627012Y2 JP1982040903U JP4090382U JPS627012Y2 JP S627012 Y2 JPS627012 Y2 JP S627012Y2 JP 1982040903 U JP1982040903 U JP 1982040903U JP 4090382 U JP4090382 U JP 4090382U JP S627012 Y2 JPS627012 Y2 JP S627012Y2
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JP
Japan
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pinion
differential
pinion shaft
shaft
differential case
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JP1982040903U
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JPS58144141U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はデフ・ケース一体型4ピニオン差動装
置に関するものである。
自動車、フオークリフト等の差動装置に関し、
エンジン出力の向上等に伴なう伝達トルクの増大
に対処する手段として差動歯車中のいわゆるデ
フ・ピニオンを、従来の2ピニオンから4ピニオ
ンにしたデフ・ケース分割型の差動装置が知られ
ている。
上記デフ・ケース分割型の差動装置は、例えば
第1図に示す如く、デフ・ケース1が左ケース1
と右ケース1rの2体から成り左右分割面1b
を合わせてボルト2で締め付けた構造になつてい
る。
このような分割構造にしたのは、組立の容易性
を狙つたもので、本構造により、デフ・ケース1
からの入力を4個所から受けられるように十字型
の一体型ピニオン・シヤフト3を用いたことに伴
なう当該ピニオン・シヤフト3のデフ・ケースに
対する組込み作業の困難性が解消されている。す
なわち、ピニオン・シヤフト3の各軸端部はデ
フ・ケース1に挿入された如き状態で支持される
一方、デフ・ケース1については該支持部を通る
分割ラインで分割される構造とすることにより当
該ピニオン・シヤフト3の組立の作業性を向上し
ているのである。
ちなみに符号4は任意のデフ・ピニオンを示
し、ピニオンシヤフト3の他の3つの軸端部にも
各々デフ・ピニオン4と同一のデフ・ピニオンが
装着されている。なお符号5l,5rはサイド・
ギヤを示し、各々ドライブ・シヤフト6l,6r
に取り付けられている。又、符号10はリングギ
ヤを示す。
上記デフ・ケース分割型の差動装置は、元来4
ピニオン用として設計、製作されたものであるか
ら機能面においては何ら問題はないのは当然であ
るが、当該差動装置の製造に際しては新たな設計
及び製造設備を備えなければならないことも又、
当然の事である。
ところで、差動装置としては従来、上記例の他
に第2図に符号7で示す如き一体型の2ピニオ
ン・デフ・ケースとして知られる非分割型のデ
フ・ケースと、このデフ・ケース7に各先端部を
挿入状態で支持される支持構造の2ピニオン用ピ
ニオン・シヤフト8を有する構成の差動装置も知
られている。
ちなみに、符号91,92は各々デフ・ピニオ
ン、符号5L,5Rは各々サイドギヤ、符号6
L,6Rは各々ドライブ・シヤフト、符号9はリ
ングギヤ(図示されず)の取付面、符号11はピ
ニオン・シヤフト8を取付固定するためのピンを
打ち込むために設けられた座をそれぞれ示す。
このような2ピニオン用一体型デフ・ケース7
を用いた差動装置は、従来多用されているもので
あり、これに比べると前記4ピニオン用分割型デ
フ・ケースを用いた差動装置はやや特殊ニーズに
応ずるものであり、製造数量としては少量であ
る。
従つて、2ピニオン用一体型デフ・ケースを用
いた差動装置に対し、できるだけ簡易な改造を施
して実質的には4ピニオン式の差動装置に準ずる
機能を得ることができれば、既存のデフ・ケース
を流用できるので前述した如き分割型4ピニオン
式の差動装置を製造する必要はなく、新たに設計
したり製造設備を新設する等の費用を節約できる
筈である。
本考案は以上の事情に着目してなされたもので
あり、従来の一体型2ピニオン・デフ・ケースを
左右分割タイプに改変することなく、2ピニオン
用のデフ・ケースのままで、分割型4ピニオン式
の差動装置に準ずる動力伝達強度をもたせること
のできるデフ・ケース一体型4ピニオン差動装置
を提供することを目的とする。以下、本考案を詳
細に説明する。
本考案は、一体型2ピニオン・デフ・ケースと
して知られる非分割型のデフ・ケースと、このデ
フ・ケースに各先端部を挿入状態で支持される支
持構造の2ピニオン用ピニオン・シヤフトを有す
る差動装置において、 上記2ピニオン用ピニオン・シヤフトに代えて
簡易型4ピニオン・シヤフトを設け、該簡易型4
ピニオン・シヤフトは上記2ピニオン用ピニオ
ン・シヤフトをデフ・ケースに支持させたのと同
様の支持構造を有する主ピニオン・補助ピニオ
ン・シヤフトから成り、全体が十字形をしている
と共に、上記主ピニオンシヤフトと上記補助ピニ
オンシヤフトとは、そのうちの一方が軸部中央に
軸線方向と直交する穴を有し、他方がこの穴に挿
通され上記一方に分割自在に直交して組み合わせ
られて構成され、上記補助ピニオンシヤフトには
同補助ピニオンシヤフトに装着されたデフピニオ
ンより外端側で同デフピニオンの軸方向への移動
を禁止するよう抜け止め手段が装着され、上記補
助ピニオンシヤフト両端部はケースに対しては簡
易的な支持手段が施されているか又は非支持状態
に設定されていることを特徴とする。
第3図に符号12で示したのは本考案の実施に
際して使用される簡易型4ピニオン・シヤフトの
一例である。この簡易型4ピニオン・シヤフト1
2は、その両端部が前記2ピニオン用ピニオン・
シヤフト8での支持構造と同一に製作されている
主ピニオンシヤフト12Aを有し、その各両端部
は2ピニオン・デフ・ケースに挿入状態に支持さ
れ得るとともに、デフ・ピニオンを各々装着でき
る様に構成されている。但し、第3図では詳細な
形状は省略してある。主ピニオン・シヤフト12
Aは中央部分にその軸線方向と直交する方向に穴
が形成され、この穴に補助ピニオンシヤフト12
Bが移動自在に挿入される。そして、この主ピニ
オンシヤフト12Aの両端部には、組立状態にお
いてデフ・ピニオンが各々装着され、さらに座金
状のピニオン・シートを介して抜け止め手段たる
スナツプリングで抜け止めされている。但し、第
3図では先端部の形状は省略して示してある。
簡易型ピニオン・シヤフト12を分割自在の構
造としたのは、デフ・ケース7への組み込みを可
能にするためである。なお、補助ピニオン・シヤ
フト12Bは主ピニオン・シヤフト12Aをデ
フ・ケース7にあけられたシヤフト支持穴に取付
ける際デフ・ピニオン91,92と一緒に組み込
まれる。
一体型2ピニオン・デフ・ケース7に上記簡易
型ピニオン・シヤフト12を組合せたデフ・ケー
ス一体型4ピニオン差動装置の例を第4図,第5
図に示す。
上記各図に示された本考案の実施例は前記第2
図の従来例の場合と共通の構成部分を具備してい
るからその部分には共通の符号を付して説明す
る。
第4図中、符号93は新設のデフ・ピニオンを
示し、サイド・ギヤ5L,5Rに共通に噛み合う
ようにして補助ピニオン・シヤフト12Bに軸支
され、ピニオン・シート14を介してスナツプリ
ング15で抜け止めされている。すなわち、スナ
ツプリング15は、デフ・ピニオンの軸方向への
移動を禁止する抜け止め手段の一例を示し、補助
ピニオン・シヤフト上であつて同デフ・ピニオン
よりも外端側に設けられている。補助ピニオン・
シヤフト12Bの他端部も同様に構成されてい
る。本例では主ピニオン・シヤフト12Aの両端
部はデフ・ケース7に支持されているが補助ピニ
オン・シヤフト12Bの両端部はデフ・ケース7
に対して非支持状態である。これは、従来用いら
れているデフ・ケース7になるべく手を加えない
で簡易型ピニオン・シヤフト12を組込むための
配慮である。
第5図中、符号16は主ピニオン・シヤフト1
2Aをデフ・ケース7に固定する手段としてのピ
ン若しくはコツタを示す。
なお、補助ピニオン・シヤフト12Bの両端部
は上記第4図に則して説明した如く、非支持状態
とすれば改造に係る手数を省くことができるの
で、本考案の目的を十分に達成することができる
が、若干の手数はかかるものの、デフ・ケース7
からの入力をより確実にピニオン・シヤフトに伝
えるためには第6図に符号18で示す如き架橋部
材を追加し、これをボルト締め付けることにより
補助ピニオン・シヤフト12Bの軸端面とデフ・
ケース7とを簡易的に一体結合するのが有効であ
る。
なお、第6図は、図面の繁雑化を避けるために
差動装置を構成する一切の歯車は省略して示して
ある。
以上説明した如く、本考案では、4ピニオン化
に際しデフ・ケースは従来通り、左右分割型では
なく一体型のものをそのまま使用でき、主ピニオ
ン・シヤフト12Aと補助ピニオンシヤフト12
Bとの結合が確実で剛体に近い状態であれば、
各々のピニオン・シヤフトのデフケース7に対す
る固定方式の違いによる剛性の違いに相応の分だ
け、各々のピニオンシヤフトに組み付けられたデ
フ・ピニオンに荷重は分担して加えられる。従つ
て追加した補助ピニオン・シヤフト12Bに組み
付けられたデフピニオンの分だけ強度が増大し、
前記第1図に示した如き4ピニオン方式に準ずる
強度上の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来技術としてのデフ・ケース分割型
の差動装置の断面図、第2図は従来技術として
の、一体型の2ピニオン・デフ・ケースを用いた
差動装置の斜視図、第3図は本考案に係る簡易型
ピニオン・シヤフトの要部の斜視図、第4図は本
考案に係る差動装置について主ピニオン・シヤフ
トの軸方向よりみた断面図、第5図は本考案に係
る差動装置について補助ピニオン・シヤフトの軸
方向よりみた断面図、第6図は本考案の変形実施
例を説明した斜視図である。 7……デフ・ケース、12……簡易型ピニオ
ン・シヤフト、12A……主ピニオン・シヤフ
ト、12B……補助ピニオン・シヤフト、14…
…ピニオン・シート、15……スナツプリング、
18……架橋部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 非分割型のデフ・ケースと、デフ・ケースに各
    先端部を挿入状態で支持される支持構造の2ピニ
    オン用ピニオン・シヤフトを有する差動装置にお
    いて、 上記2ピニオン用ピニオン・シヤフトに代えて
    簡易型4ピニオン・シヤフトを設け、該簡易型4
    ピニオン・シヤフトは上記2ピニオン用ピニオ
    ン・シヤフトをデフ・ケースに支持させたのと同
    様の支持構造を有する主ピニオン・シヤフトと、
    補助ピニオン・シヤフトから成り、全体が十字形
    をしていると共に、上記主ピニオンシヤフトと上
    記補助ピニオンシヤフトとは、そのうちの一方が
    軸部中央に軸線方向と直交する穴を有し、他方が
    この穴に挿通され上記一方に分割自在に直交して
    組み合わせられて構成され、上記補助ピニオンシ
    ヤフトには同補助ピニオンシヤフトに装着された
    デフピニオンより外端側で同デフピニオンの軸方
    向への移動を禁止するよう抜け止め手段が装着さ
    れ、上記補助ピニオンシヤフト両端部はデフ・ケ
    ースに対しては簡易的な支持手段が施されている
    か又は非支持状態に設定されていることを特徴と
    するデフ・ケース一体型4ピニオン差動装置。
JP4090382U 1982-03-23 1982-03-23 デフ・ケ−ス一体型4ピニオン差動装置 Granted JPS58144141U (ja)

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JP4090382U JPS58144141U (ja) 1982-03-23 1982-03-23 デフ・ケ−ス一体型4ピニオン差動装置

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JP4090382U JPS58144141U (ja) 1982-03-23 1982-03-23 デフ・ケ−ス一体型4ピニオン差動装置

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JPS58144141U JPS58144141U (ja) 1983-09-28
JPS627012Y2 true JPS627012Y2 (ja) 1987-02-18

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ID=30052104

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JP4090382U Granted JPS58144141U (ja) 1982-03-23 1982-03-23 デフ・ケ−ス一体型4ピニオン差動装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5131981U (ja) * 1974-08-27 1976-03-09

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