JPS626923B2 - - Google Patents
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- JPS626923B2 JPS626923B2 JP7297479A JP7297479A JPS626923B2 JP S626923 B2 JPS626923 B2 JP S626923B2 JP 7297479 A JP7297479 A JP 7297479A JP 7297479 A JP7297479 A JP 7297479A JP S626923 B2 JPS626923 B2 JP S626923B2
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- chuck device
- main body
- chuck
- rotation
- device main
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- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 6
- 239000000463 material Substances 0.000 description 20
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 17
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 8
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 2
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 2
- 241001272720 Medialuna californiensis Species 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 1
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- Gripping On Spindles (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は種々の工作機械において用いられるス
クロール式のチヤツク装置に関する。
クロール式のチヤツク装置に関する。
本願出願人は先に特開昭55―77436号(昭和53
年12月1日出願)において新規な型の切削加工機
を提案した。本願発明は当初斯かる型の切削加工
機用のチヤツク装置として開発されたものであ
り、従つてこれと共に用いるのが有利であるがそ
のような切削加工機用のチヤツク装置に何ら限定
されるものではない。即ち、本願発明に係るスク
ロールチヤツク装置は種々の工作機械に対して適
用し得るものである。
年12月1日出願)において新規な型の切削加工機
を提案した。本願発明は当初斯かる型の切削加工
機用のチヤツク装置として開発されたものであ
り、従つてこれと共に用いるのが有利であるがそ
のような切削加工機用のチヤツク装置に何ら限定
されるものではない。即ち、本願発明に係るスク
ロールチヤツク装置は種々の工作機械に対して適
用し得るものである。
スクロールチヤツク装置は一般にスクロール溝
を有する環状円板上に2個あるいは3個(または
それ以上)のチヤツク爪を取付けてこれら円板と
チヤツク爪との相対回転によりチヤツク爪を半径
方向に動かし、円板の中心孔内を貫通して延びる
パイプ等の被加工素材を外周上から2点あるいは
3点掴持するものである。そして上記円板とチヤ
ツク爪とはチヤツク爪が素材外周を掴持するまで
は相対回転を生じかつ掴持後は一体化(共に回転
あるいは共に固定)し得るように所定の強さのば
ね等により円板あるいはチヤツク爪のいずれかに
制動力をかけるようになつている。即ち、例えば
被加工素材回転式即ち、チヤツク回転式の工作機
械の場合にはチヤツクは例えば機械の回転スピン
ドルに連結されそれにより回転せしめられるが、
チヤツク爪が素材外周を掴持するまでは円板を固
定してチヤツク爪をスクロールにより半径方向に
前進せしめる必要がある。そのために円板の外周
上に制動ばねを設けてこれを円板に押し付け円板
がチヤツク爪と共に回転しないようにしている。
そしてチヤツク爪が素材外周に当接するとチヤツ
ク爪はもはやそれ以上動き得なくなるので円板は
上記制動ばねに抗してチヤツク爪によりこれと一
体的に回転せしめられる。従つて上述の如き従来
のチヤツク装置においては素材の回転中、即ち加
工作業中にも常に円板、従つてチヤツク爪に制動
ばねの力が作用していることになる。この制動力
はチヤツク爪によつて素材をクランプするためだ
けに必要なもので、加工作業中は全く不要のもの
であるばかりでなくそれどころかむしろ機械の回
転出力に対する抵抗力となるので加工作業中は除
去すべき性質のものである。そのため、常に上述
の制動力が作用する従来装置においては機械の回
転出力を制動力に相当する分だけ増大させる必要
があり不経済である。更にまたこの制動力は素材
の加工信頼性にも悪影響を及ぼす。
を有する環状円板上に2個あるいは3個(または
それ以上)のチヤツク爪を取付けてこれら円板と
チヤツク爪との相対回転によりチヤツク爪を半径
方向に動かし、円板の中心孔内を貫通して延びる
パイプ等の被加工素材を外周上から2点あるいは
3点掴持するものである。そして上記円板とチヤ
ツク爪とはチヤツク爪が素材外周を掴持するまで
は相対回転を生じかつ掴持後は一体化(共に回転
あるいは共に固定)し得るように所定の強さのば
ね等により円板あるいはチヤツク爪のいずれかに
制動力をかけるようになつている。即ち、例えば
被加工素材回転式即ち、チヤツク回転式の工作機
械の場合にはチヤツクは例えば機械の回転スピン
ドルに連結されそれにより回転せしめられるが、
チヤツク爪が素材外周を掴持するまでは円板を固
定してチヤツク爪をスクロールにより半径方向に
前進せしめる必要がある。そのために円板の外周
上に制動ばねを設けてこれを円板に押し付け円板
がチヤツク爪と共に回転しないようにしている。
そしてチヤツク爪が素材外周に当接するとチヤツ
ク爪はもはやそれ以上動き得なくなるので円板は
上記制動ばねに抗してチヤツク爪によりこれと一
体的に回転せしめられる。従つて上述の如き従来
のチヤツク装置においては素材の回転中、即ち加
工作業中にも常に円板、従つてチヤツク爪に制動
ばねの力が作用していることになる。この制動力
はチヤツク爪によつて素材をクランプするためだ
けに必要なもので、加工作業中は全く不要のもの
であるばかりでなくそれどころかむしろ機械の回
転出力に対する抵抗力となるので加工作業中は除
去すべき性質のものである。そのため、常に上述
の制動力が作用する従来装置においては機械の回
転出力を制動力に相当する分だけ増大させる必要
があり不経済である。更にまたこの制動力は素材
の加工信頼性にも悪影響を及ぼす。
本発明の目的はこのような点に鑑み、チヤツク
装置にかかる制動力を必要時以外は解放し得るよ
うにしたスクロールチヤツク装置を提供すること
である。
装置にかかる制動力を必要時以外は解放し得るよ
うにしたスクロールチヤツク装置を提供すること
である。
以下、本発明の好ましい実施例につき添付図面
を参照して説明する。
を参照して説明する。
本発明に係るスクロールチヤツク装置は基本的
には環状の本体1を有し、その内径部にはスクロ
ール溝11を有する環状円板3が相対回転自在に
取付けられる。円板3上にはスクロール溝11に
係合する突起13を有する爪ホルダ5が取付けら
れる。爪ホルダ5は少くとも直径方向に向き合つ
て2個、あるいは好ましくは第1図に示す如く
120゜間隔で3個設けられる。爪ホルダ5を等間
隔で3個以上設けることも勿論可能である。各爪
ホルダ5はチヤツク装置を取付けるべき機械(図
示せず)の例えば環状スリーブの形態をした固定
部17にねじ15により固着されるホルダ支持体
13の案内溝14内に摺動自在に取付けられる。
円板3は固定部17の外周上に嵌合せしめられ
る。各爪ホルダ5の先端にはねじ9によりチヤツ
ク爪7が固着される。パイプ等の被加工素材10
0は固定部17及び支持体13の中心孔を貫通し
て延びる。斯くして、円板3を素材100の軸線
A―Aを中心として回転せしめれば各爪ホルダ
5、従つて各チヤツク爪7はスクロール機構によ
り同時に半径方向に動かされ、素材100の外周
を3点で掴持することができる。
には環状の本体1を有し、その内径部にはスクロ
ール溝11を有する環状円板3が相対回転自在に
取付けられる。円板3上にはスクロール溝11に
係合する突起13を有する爪ホルダ5が取付けら
れる。爪ホルダ5は少くとも直径方向に向き合つ
て2個、あるいは好ましくは第1図に示す如く
120゜間隔で3個設けられる。爪ホルダ5を等間
隔で3個以上設けることも勿論可能である。各爪
ホルダ5はチヤツク装置を取付けるべき機械(図
示せず)の例えば環状スリーブの形態をした固定
部17にねじ15により固着されるホルダ支持体
13の案内溝14内に摺動自在に取付けられる。
円板3は固定部17の外周上に嵌合せしめられ
る。各爪ホルダ5の先端にはねじ9によりチヤツ
ク爪7が固着される。パイプ等の被加工素材10
0は固定部17及び支持体13の中心孔を貫通し
て延びる。斯くして、円板3を素材100の軸線
A―Aを中心として回転せしめれば各爪ホルダ
5、従つて各チヤツク爪7はスクロール機構によ
り同時に半径方向に動かされ、素材100の外周
を3点で掴持することができる。
本体1には半径方向の孔31が例えば直径方向
に対向して2個(1個のみ図示)形成される。孔
31は例えば円筒形の孔でよくその内径側端部は
空所39に連通せしめられる。各空所39は直径
D―Dを対称線とする2つの対称的な室39A,
39Bから構成され、これら各室39A,39B
は第3図に示す如く直径D―Dから遠ざかるに従
つて拡開している。各室39A,39Bの端壁に
は夫々緩衝ばね37A,37Bの一端が固着さ
れ、その他端は自由端となつている。室39A内
には回転伝達子を形成するピン27が収容され
る。また、孔31内には拡大頭部25Aを有する
円筒形のスライダ25が摺動自在に配置される。
スライダ25の下端は図示の如く一種のクラツチ
作用面を形成するテーパを有し、ピン27上に係
止している。ピン27は円板3の外周上に載置さ
れる。スライダ25はピン27の押圧子として作
用し、その拡大頭部25Aはねじ33により本体
1に固着される中空蓋体23の中空部35内に突
出する。この中空部35にはばね29が配置され
スライダ25を常時半径方向に押圧している。従
つてスライダ25は所定値以上の押上げ力を受け
たときのみばね29に抗して半径方向外方に押し
出され得る。
に対向して2個(1個のみ図示)形成される。孔
31は例えば円筒形の孔でよくその内径側端部は
空所39に連通せしめられる。各空所39は直径
D―Dを対称線とする2つの対称的な室39A,
39Bから構成され、これら各室39A,39B
は第3図に示す如く直径D―Dから遠ざかるに従
つて拡開している。各室39A,39Bの端壁に
は夫々緩衝ばね37A,37Bの一端が固着さ
れ、その他端は自由端となつている。室39A内
には回転伝達子を形成するピン27が収容され
る。また、孔31内には拡大頭部25Aを有する
円筒形のスライダ25が摺動自在に配置される。
スライダ25の下端は図示の如く一種のクラツチ
作用面を形成するテーパを有し、ピン27上に係
止している。ピン27は円板3の外周上に載置さ
れる。スライダ25はピン27の押圧子として作
用し、その拡大頭部25Aはねじ33により本体
1に固着される中空蓋体23の中空部35内に突
出する。この中空部35にはばね29が配置され
スライダ25を常時半径方向に押圧している。従
つてスライダ25は所定値以上の押上げ力を受け
たときのみばね29に抗して半径方向外方に押し
出され得る。
本体1は例えば機械本体(図示せず)の回転部
19にねじ21により固定され、回転部19と共
に回転可能である。
19にねじ21により固定され、回転部19と共
に回転可能である。
以上の如く構成したチヤツク装置は次の如く作
動する。
動する。
回転部19を工作機械のモータ(図示せず)に
より回転せしめてチヤツク装置本体1を第3図に
おいて反時計方向(白ぬき矢印方向)に回転せし
めると、その回転はピン27を介して円板3に伝
えられる。即ち、円板3はピン27により本体1
に一体化せしめられているのでチヤツク爪が素材
100の外周に当接するまでは本体1と一体的に
回転する。即ち、回転伝達子は回転伝達位置にあ
り、本体1と円板3とを一体化している。一方、
各爪ホルダ5はねじ15により固定部17に不動
に固着されているので円板3が回転するとスクロ
ール機構により半径方向に前進せしめられる。即
ち、円板3の回転運動はスクロール機構により各
爪ホルダ5の半径方向直線運動に変換される。爪
ホルダ5が前進してそのチヤツク爪7が素材10
0の外周上に当接すると爪ホルダ5はもはやそれ
以上前進し得なくなり、その結果円板3もそれ以
上回転し得なくなる。即ち、円板3には爪ホルダ
5による制動力が作用し回転を停止する。この時
点では素材100は各チヤツク爪7により確実に
掴持されている。
より回転せしめてチヤツク装置本体1を第3図に
おいて反時計方向(白ぬき矢印方向)に回転せし
めると、その回転はピン27を介して円板3に伝
えられる。即ち、円板3はピン27により本体1
に一体化せしめられているのでチヤツク爪が素材
100の外周に当接するまでは本体1と一体的に
回転する。即ち、回転伝達子は回転伝達位置にあ
り、本体1と円板3とを一体化している。一方、
各爪ホルダ5はねじ15により固定部17に不動
に固着されているので円板3が回転するとスクロ
ール機構により半径方向に前進せしめられる。即
ち、円板3の回転運動はスクロール機構により各
爪ホルダ5の半径方向直線運動に変換される。爪
ホルダ5が前進してそのチヤツク爪7が素材10
0の外周上に当接すると爪ホルダ5はもはやそれ
以上前進し得なくなり、その結果円板3もそれ以
上回転し得なくなる。即ち、円板3には爪ホルダ
5による制動力が作用し回転を停止する。この時
点では素材100は各チヤツク爪7により確実に
掴持されている。
円板3が回転を停止した後も本体1が回転をし
続けるとピン27は円板3により制動力を受け円
板3の外周上を転動する。その結果ピン27はば
ね29に抗してスライダ25を押し上げ室39A
から室39Bに移動する。即ち、ピン27は2
7′で示す無効位置にくる。その結果ピン27′は
もはや本体1にその回転を制動する抵抗力を及ぼ
すことは実質上なくなる。斯くして、チヤツク爪
7が一旦素材100をクランプした後は本体1に
かかるピン27による制動力は解除され、従つて
機械本体の回転出力が減少せしめられることもな
い。
続けるとピン27は円板3により制動力を受け円
板3の外周上を転動する。その結果ピン27はば
ね29に抗してスライダ25を押し上げ室39A
から室39Bに移動する。即ち、ピン27は2
7′で示す無効位置にくる。その結果ピン27′は
もはや本体1にその回転を制動する抵抗力を及ぼ
すことは実質上なくなる。斯くして、チヤツク爪
7が一旦素材100をクランプした後は本体1に
かかるピン27による制動力は解除され、従つて
機械本体の回転出力が減少せしめられることもな
い。
上述の如きピン27とくさび形底面を有するス
ライダ25とによる一方向回転伝達機構は少くと
も1ケ所設ければよいが好ましくは図示の実施例
の如く直径方向に対向して2ケ所設けられる。あ
るいはまた、3ケあるいはそれ以上の一方向回転
伝達機構を円周方向に等角度間隔に配設すること
も可能である。
ライダ25とによる一方向回転伝達機構は少くと
も1ケ所設ければよいが好ましくは図示の実施例
の如く直径方向に対向して2ケ所設けられる。あ
るいはまた、3ケあるいはそれ以上の一方向回転
伝達機構を円周方向に等角度間隔に配設すること
も可能である。
以上の実施例は素材100が静止して工具(図
示せず)が回転する型の工作機械について適用し
た場合を示すが、その反対に素材100が回転し
て工具が静止する型の工作機械についても本発明
を適用し得ることは勿論である。即ち、図示の実
施例の場合には工具(図示せず)は例えば第2図
においてチヤツク装置の右側に配置され回転部1
9に適当な動力伝達機構を介して連結されあるい
は機械のモータ回転軸に直接的に連結され素材1
00の周囲を回転して所定の加工(例えば切断、
ねじ切り、溝切り等)を施すようになつている。
これとは別に本発明を素材回転型の工作機械に適
用する場合には、固定部19を機械の回転軸に連
結して回転部となし、一方、回転部19を機械の
固定部に連結して固定部として構成すればよい。
この場合には回転部17を時計方向に回転するこ
とにより爪ホルダ5は時計方向に回転せしめられ
る。このとき円板3はピン27により制動力を受
けるので回転せず、従つて爪ホルダ5はチヤツク
爪7が素材100の外周上に当接するまで半径方
向に前進し素材100をクランプする。チヤツク
爪7が素材100の外周に当接すると爪ホルダ5
はもはやそれ以上前進し得なくなり、その結果円
板3は爪ホルダ5と一体的に時計方向に回転し始
める。円板3が時計方向に回転するとピン27は
ばね29に抗してスライダ25を押し上げ破線位
置27′にくる。その結果ピン27′は円板3に対
して制動力ないしは抵抗力を及ぼさなくなる。
示せず)が回転する型の工作機械について適用し
た場合を示すが、その反対に素材100が回転し
て工具が静止する型の工作機械についても本発明
を適用し得ることは勿論である。即ち、図示の実
施例の場合には工具(図示せず)は例えば第2図
においてチヤツク装置の右側に配置され回転部1
9に適当な動力伝達機構を介して連結されあるい
は機械のモータ回転軸に直接的に連結され素材1
00の周囲を回転して所定の加工(例えば切断、
ねじ切り、溝切り等)を施すようになつている。
これとは別に本発明を素材回転型の工作機械に適
用する場合には、固定部19を機械の回転軸に連
結して回転部となし、一方、回転部19を機械の
固定部に連結して固定部として構成すればよい。
この場合には回転部17を時計方向に回転するこ
とにより爪ホルダ5は時計方向に回転せしめられ
る。このとき円板3はピン27により制動力を受
けるので回転せず、従つて爪ホルダ5はチヤツク
爪7が素材100の外周上に当接するまで半径方
向に前進し素材100をクランプする。チヤツク
爪7が素材100の外周に当接すると爪ホルダ5
はもはやそれ以上前進し得なくなり、その結果円
板3は爪ホルダ5と一体的に時計方向に回転し始
める。円板3が時計方向に回転するとピン27は
ばね29に抗してスライダ25を押し上げ破線位
置27′にくる。その結果ピン27′は円板3に対
して制動力ないしは抵抗力を及ぼさなくなる。
第4図は第1〜3図に示す実施例とは別の実施
例を示すもので、蓋体23に調整ねじ50を取付
けてある。即ち調整ねじ50によりばね29の初
期荷重を調整し、それによりピン27の解放トル
クの大きさを調整するものである。このため調整
ねじ50の頭部50Aには好ましくは第5図に示
す如く目盛を付し、容易に所定の設定トルク値が
得られるようにする。
例を示すもので、蓋体23に調整ねじ50を取付
けてある。即ち調整ねじ50によりばね29の初
期荷重を調整し、それによりピン27の解放トル
クの大きさを調整するものである。このため調整
ねじ50の頭部50Aには好ましくは第5図に示
す如く目盛を付し、容易に所定の設定トルク値が
得られるようにする。
第6,7図は更に別の2つの実施例を示すもの
で、これらの実施例においてはピン27とスライ
ダ25と間にクラツチ作用面を形成する爪体60
あるいは70等の中間部材が設けられ、ピン27
によりスライダ25を直接押し上げる代りにこれ
ら中間部材60,70を押し上げるようにしてい
る。即ち、第6図においては、スライダ25の下
端に半円よりも僅かに大きな円弧を有する断面弧
状の凹溝61が形成され、この凹溝61内に対応
形状の爪体60が回転自在に嵌入される。爪体6
0にはピン27に係合する弧状切欠62が形成さ
れる。爪体60は凹溝61が半月より大きな円弧
を有するために凹溝61から抜け落ちることはな
い。第7図においては、爪体70は軸ピン71に
よりスライダ25に回転自在に取付けられてい
る。第6,7図に示す実施例の場合も第1〜3図
に示す実施例の場合と全く同様に作動するという
ことは理解されよう。
で、これらの実施例においてはピン27とスライ
ダ25と間にクラツチ作用面を形成する爪体60
あるいは70等の中間部材が設けられ、ピン27
によりスライダ25を直接押し上げる代りにこれ
ら中間部材60,70を押し上げるようにしてい
る。即ち、第6図においては、スライダ25の下
端に半円よりも僅かに大きな円弧を有する断面弧
状の凹溝61が形成され、この凹溝61内に対応
形状の爪体60が回転自在に嵌入される。爪体6
0にはピン27に係合する弧状切欠62が形成さ
れる。爪体60は凹溝61が半月より大きな円弧
を有するために凹溝61から抜け落ちることはな
い。第7図においては、爪体70は軸ピン71に
よりスライダ25に回転自在に取付けられてい
る。第6,7図に示す実施例の場合も第1〜3図
に示す実施例の場合と全く同様に作動するという
ことは理解されよう。
尚、以上に記載した各種実施例においてばね2
9の代りにその他の適当な弾撥部材、例えばゴム
体あるいはスポンジ体等を用いることも可能であ
る。
9の代りにその他の適当な弾撥部材、例えばゴム
体あるいはスポンジ体等を用いることも可能であ
る。
以上に記載した如く本発明によればチヤツク爪
が一旦素材をクランプした後は機械の回転出力に
は実質上如何なる抵抗力ないしは制動力も及ぼさ
ないようにしたチヤツク装置が提供され、冒頭に
述べた如き欠点を解消することができる。。
が一旦素材をクランプした後は機械の回転出力に
は実質上如何なる抵抗力ないしは制動力も及ぼさ
ないようにしたチヤツク装置が提供され、冒頭に
述べた如き欠点を解消することができる。。
第1図は本発明に係るスクロールチヤツク装置
の正面図、第2図は第1図の装置の縦断面図、第
3図は一方向クラツチ機構の部分を破断しかつ爪
ホルダを取除いて示す第1図と同様の図、第4図
は本発明の第2実施例を示す要部図、第5図は第
4図の調整ねじの頭部を示す平面図、第6図は第
3図の変形を示す部分図、第7図は第6図の更に
別の変形を示す部分図。 1……本体、3……円板、5……爪ホルダ、7
……チヤツク爪、11……スクロール溝、25…
…スライダ、27……ピン、29,37A,37
B……ばね、100……被加工素材。
の正面図、第2図は第1図の装置の縦断面図、第
3図は一方向クラツチ機構の部分を破断しかつ爪
ホルダを取除いて示す第1図と同様の図、第4図
は本発明の第2実施例を示す要部図、第5図は第
4図の調整ねじの頭部を示す平面図、第6図は第
3図の変形を示す部分図、第7図は第6図の更に
別の変形を示す部分図。 1……本体、3……円板、5……爪ホルダ、7
……チヤツク爪、11……スクロール溝、25…
…スライダ、27……ピン、29,37A,37
B……ばね、100……被加工素材。
Claims (1)
- 1 環状のチヤツク装置本体内径部にスクロール
状の溝を有する環状円板を相対回転自在に嵌合す
ると共にチヤツク爪を保持した爪ホルダを上記環
状円板のスクロール溝に係合せしめて環状円板と
爪ホルダとの相対回動により爪ホルダを半径方向
に移動せしめ得るようにしたスクロールチヤツク
装置において、上記チヤツク装置本体内径部に形
成した空所内にチヤツク装置本体あるいは環状円
板のいずれか一方の回転を他方に伝達する回転伝
達子を収容すると共に該回転伝達子を上記環状円
板に押し付ける押圧子をチヤツク装置本体内に半
径方向に可動に取り付け、上記回転伝達子を環状
円板に押し付ける方向に常時弾撥的に付勢する弾
撥部材を上記押圧子に係止せしめ、上記回転伝達
子は上記空所内において押圧子を介してチヤツク
装置本体と環状円板を一体化せしめる回転伝達位
置と、チヤツク装置本体と環状円板との間の回転
伝達を遮断する無効位置とのいずれかの位置を占
め、上記押圧子にはチヤツク装置本体あるいは環
状円板に所定値以上の制動力が作用したときに上
記弾撥部材に抗して回転伝達子を回転伝達位置か
ら無効位置に移動せしめるクラツチ作用面が形成
されることを特徴とするスクロールチヤツク装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7297479A JPS55164404A (en) | 1979-06-12 | 1979-06-12 | Scroll chuck device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7297479A JPS55164404A (en) | 1979-06-12 | 1979-06-12 | Scroll chuck device |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55164404A JPS55164404A (en) | 1980-12-22 |
JPS626923B2 true JPS626923B2 (ja) | 1987-02-14 |
Family
ID=13504863
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7297479A Granted JPS55164404A (en) | 1979-06-12 | 1979-06-12 | Scroll chuck device |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS55164404A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0623630U (ja) * | 1991-12-10 | 1994-03-29 | 株式会社ユニシアジェックス | キャップ体用加締め装置 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109807357A (zh) * | 2018-12-24 | 2019-05-28 | 西安航天动力机械有限公司 | 一种阴极辊车削减振工装 |
-
1979
- 1979-06-12 JP JP7297479A patent/JPS55164404A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0623630U (ja) * | 1991-12-10 | 1994-03-29 | 株式会社ユニシアジェックス | キャップ体用加締め装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55164404A (en) | 1980-12-22 |
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