JPS62687A - ロ−タリコンプレツサ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の技術分野］ 本発明はロータリコンプレッサに係り、特にコンプレッ
サの停止時において、シリンダの吸込側と圧縮側との圧
力バランスを苧めることのできるロータリコンプレッサ
に関する。

［発明の技術的背景とその問題点］ 一般に、空気調和機等に用いられるコンプレツナではロ
ータリコンブレラ１１が知られているが、このロータリ
コンプレッサは比較的構成部品間の間隙が小さく形成さ
れており、運転を停止してらシリンダの１１縮側（高圧
側）と吸込側（低圧１１１）の圧力がバランスされるま
でに時間がかかる。

したがって、従来のロータリコンブレラ１すにおいては
、これら圧縮側、および吸込側の圧力がバランスされる
前に、すなわち、起動負荷が大きい状態で起動が始まり
、起動不良を起す問題があった。

また、コンプレツリの圧力差によって冷凍すイクルの高
圧側から低圧側に冷媒が流れて圧力バランスしようとす
るためにコンプレッサの起動時における消費電力が大ぎ
くなる問題があった。

［発明の目的］ 本発明は従来のロータリコンプレッサにおける問題点を
有効に解決すべく創案されたものである。

本発明の目的はコンプレッサ停止時におけるシリンダの
吸込側と圧縮側との圧力バランスを早めることを可能に
し、起動時の起動負荷を低減して起動不良を防止すると
ともに、省エネルギ化を達成できるロータリコンプレッ
サを提供することにある。

［発明の概要］ 上記目的を達成するために、本発明はシリンダの圧縮側
から圧縮要素外に冷媒を吐出させる吐出通路を形成する
とともに、その吐出通路とシリンダの冷媒吸込孔とを結
んで吐出通路を通過する高圧冷媒をシリンダの吸込側に
案内する圧力バランス通路を形成し、上記吐出通路にコ
ンプレッサがその駆動を停止したときに上記圧力バラン
ス通路を開放する開開弁を設けて構成し、運転時におい
て圧力バランス通路を開閉弁によって閉成し、停止時に
おいて圧力バランス通路を聞ａ１弁で開放して吐出通路
を通過する高圧冷媒をシリンダの吸込側に案内すること
によりシリンダの吸込側とＨ線側とを同圧にするらので
ある。

［発明の実施例］ 以下本発明の一実施例を添付図面に従って詳述する。

第１図および第２図はロータリコンプレッサの圧縮要素
を示したものである。

図示−４６ように、圧縮要素１はシリンダ２と、このシ
リンダ２の両面を挾む主軸受３および副軸受４と、これ
ら主軸受３、副軸受４にそれぞれ設けられる主軸受カバ
ー５およびｕＩ軸受カバー６とから主に構成されている
。

また、第２図に示すようにシリンダ２を貫通して冷媒を
吸い込む吸込孔７および冷媒を吐出する吐出孔８が設け
られるととら、に、シリンダ２内には偏心して回転する
ローラ９が設けられる。ローラ９にはこれに当接してシ
リンダ２内を吸込ｆｆ１ｌＡと圧縮側Ｂとに仕切るブレ
ード１ｏが設けられる。

またシリンダ２の圧縮側Ｂから吐出される冷媒を圧縮要
素１外に吐出させるための吐出通路Ｃが形成される。

この吐出通路Ｃは第１図および第３図に示すように、シ
リンダ２を貫通ずる第１の貫通孔２ａと、主軸受３およ
び主軸受カバー５を貫通でる第２の貫通孔３ａと、副軸
受４を貫通する第３の貫通孔４ａとから構成されている
。第２の貫通孔３ａおよび第３の１通孔４ａはそれぞれ
同心上に形成されている。

とくに、本発明にあってはこの吐出通路Ｃとシリンダ２
の吸込孔７とを結ぶ圧力バランス通路りが形成される。

この圧力バランス通路【）は吐出通路Ｃを通過する高圧
冷媒を吸込孔７を介してシリンダ２の吸込側Δに案内し
シリンダ２の低圧側なる吸込側Ａと高圧側となる圧縮側
Ｂとを圧力バランスさせるようになっている。

本実施例にあっては第１図に示すように、シリンダ２を
断面］字状にシリンダ２の吸込孔７と第１貫通孔２ａと
を結ぶ圧力バランス通路りが形成されている。

このように形成された圧力バランス通路りにはこれをｌ
ｉｔ　目１するための開閉弁が設けられる。この開閉弁
は第１図及び第４図に示すように、上記吐出通路Ｃを通
過する高圧冷媒によって上下動するフロート１１によっ
て構成されている。

このフロート１１は円筒体状に形成され、王の中央孔部
１１ａは高圧冷媒の吐出通路を形成するとともに、上記
圧力バランス通路りの入口と連通しないように形成され
ｌいる。

このように形成されたフロート１１はコンプレッサの駆
動時においＣは吐出通路Ｃを通過する高圧冷媒によって
押し上げられ、主軸受３に着座しＩｃときに上記Ｌ（−
カバランス通路りを開成するようになっている。またコ
ンプレッサの停止時においてはフロート１１はその自重
によって副軸受４に着座することにより圧力バランス通
路りを開放するようになっている。

すなわち、コンプレッサ停止時にお１プる圧力バランス
通路りは開状態となって低圧側となるシリンダ２の吸込
孔７と高圧側となる吐出通路Ｃとを連通し、これらを圧
力バランスさせるようになっている。

次に以上の構成からなる本発明の作用について述べる。

コンプレッサの駆動時において、第１図および第２図に
示すようにシリンダ２の圧縮側Ｂから吐出される高圧冷
媒は吐出通路Ｃを通って圧縮要素１外に吐出されさる。

この際フロート１１が高圧冷媒の流速によって押し−Ｆ
げられて主軸受３に着座しているために、圧力バランス
通路りは開状態となる。

この状態からコンプレツナがその駆動を停止にすると、
第５図に示すように、これまで、吐出通路Ｃを通過して
いた高圧冷媒の流速が弱まり、フロート１１はその自重
で主軸受３から降下してａ１軸受４に着座覆る。フロー
ト１１が主軸受３から降下することによって、几カバラ
ンス通路Ｄ　ｈ＜ｊｔＴ状態となり、高圧冷媒はこの開
状態となった圧力バランス通路りから吸込孔７を介して
低圧側となるシリンダ２の吸込側Ａに流入することにな
る。

高圧冷媒がシリンダ２の吸込側△に流入することによっ
て、その吸込側Ａと圧縮側Ｂとが圧力バランスされるこ
とになる。

このように本発明はコンブレラ量す停止時において、開
状態となる圧力バランス通路りを形成し、シリンダ２の
低圧側となる吸込側Ａと高圧側となる圧縮９ＭＢとを圧
力バランスさせることで、コンプレッサの起動時におけ
る起動負荷を低減でき、従来例のごとき起動不良を起す
ことがない。

また、差圧弁を形成するフロート１１で、コンプレッサ
駆動時における冷凍・１イクルの高圧側と低圧側とを遮
断することにより、消費電力が少なくなり、省エネルギ
化を達成することができる。

なお、上記実施例ではシリンダ２に断面口字状に圧力バ
ランス通路りを形成したが、その圧力バランス通路りは
主軸受３あるいはシリンダ２に形成した溝によって構成
してもよい。この場合における溝はシリンダ２の吸込孔
７と吐出通路Ｃとを連通させるように形成することにな
る。

たとえば、第６図はシリンダ２に吸込孔７とシリンダ２
に形成される第１の貫通孔２ａとを結ぶ溝１２で圧力バ
ランス通路りを形成したものである。

［発明の効果］ 以上型するに本発明によれば次のごとき浸れた効果を発
揮する。

（１）　　シリンダの吸込′Ｏ１１と圧縮側とを結ぶ圧
力バランス通路を形成するとと６に、コンプレッサがそ
の駆動を停止したときに圧力バランス通路を開放する開
閉弁を設けたので、コンプレッサの停止時におけるシリ
ンダの吸込側と圧縮側とが圧力バランスされ、コンプレ
ッサの起動時の起動負荷を軽減でき、起動不良を起りこ
とを防止できる。

（２）　　差圧弁を形成するフロートで、コンプレッサ
の駆動時における冷凍ナイクルの高圧側と低圧側とを遮
断することにより、消ｇｔ電力が少なくなり、省エネル
ギ化を達成でさ′る。

【図面の簡単な説明】

Ｗｔ１図は本発明に係るロータリコンプレッサの圧縮要
素の要部を示プ断面図、第２図は圧縮要素の要部を示す
平面図、第３図は第１図の■−［１［１１５ｉ１矢視図
、第４図はフロートを示す斜視図、第５図はコンブレツ
ナ停止時にａ３ける高圧冷媒の流れ状態を示す断面図、
第６図は本発明の他の実施例を示す平面図である 図中、１は圧縮要素、２はシリンダ、７は吸込孔、１１
はフロート、△は吸込側、Ｂは圧縮側、Ｃは吐出通路、
Ｄは圧力バランス通路である。 代理人弁即士　則　近　憲　佑　（外１名）第３図　　
　　第４図 第５図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）シリンダの圧縮側から圧縮要素外に冷媒を吐出さ
   せる吐出通路を形成するとともに、該吐出通路と上記シ
   リンダの冷媒吸込孔とを結んで吐出通路を通過する高圧
   冷媒をシリンダの吸込側に案内する圧力バランス通路を
   形成し、上記吐出通路にコンプレッサがその駆動を停止
   したとぎに上記圧力バランス通路を開放する開閉弁を設
   けたことを特徴とするロータリコンプレッサ。
2. （２）上記開閉弁が、上記吐出通路にこれに沿って上下
   動自在に設けられ、吐出通路を通過する高圧冷媒によっ
   て上記圧力バランス通路を閉成し、コンプレッサがその
   駆動を停止したときに自重によって圧力バランス通路を
   開放するフロートによって構成された上記特許請求の範
   囲第１項記載のロータリコンプレツサ。